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闘争の系統 〜ネタバレノート〜
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***東京・汐入公園***
東京都荒川区にある汐入公園のジョギングコースは、
隅田川沿いを走る開放感のあるコースである。
ある晴天の日の早朝、軍用バギーに乗り
定時のパトロールに出ていたレッドマフラー隊の
剣持隊長と村中隊員は、すれ違う形で
ランニングウェアを来て走ってきた若い女性――沢木朱音と遭遇した。
朱音は光平たちの通う海防大付属高の英語教師である。
朱音「あら剣持さん、おはようございます」
剣持「これは沢木先生、ジョギングですか?」
朱音「ええ、毎日の日課です。
ところで何か事件なんですか?」
村中「いえ、ただの定時パトロールですよ」
朱音「そうですか。よかったぁ〜。
そういえばこの頃怪人や怪獣絡みの事件も
少なくなりましたね。これもブレイバーズの皆さんの
おかげですね。市民の一人として感謝します」
村中「いやぁ〜どういたしまして」
剣持「では、我々はこれで」
朱音「ご苦労様です」
朱音と別れる剣持たち。
村中「沢木先生、事件の起こる現場でよく見かけますが、
いったい何者なんでしょう…?」
村中隊員は朱音に対する不審を口にする。
確かに沢木朱音はなぜか妙に事件現場で
ブレイバーズ関係者と顔を合わせることが多かった。
ただの野次馬だとも思えない。
剣持「ブレイバーズのヒーローたちが、
その超人的な力に物を言わせて、いずれは
日本を支配しようとしている――そんな余計な
心配をしている御仁が、政府のお偉いさんの中に
いるらしいな…」
村中「でも今の剣総理は我々の味方では?」
剣持「確かに剣総理も、そしてその後ろ盾の江田島平八翁も
信頼できる人物だ。だがだからと言って、日本政府が
全て一枚岩とは限らんさ」
村中「…とすると、もしや聖天子様お側近くにお仕えの
天童菊之丞補佐官ですか?」
剣持「村中隊員、声が大きいぞ」
剣持はそれだけ言うと、後は何事もなかったかのように
さらりと受け流した。
***天童菊之丞邸***
東京エリアの政治経済を裏から牛耳る天童家の当主、
天童菊之丞の邸内にある茶室である。
茶室の中では菊之丞自らが茶碗に抹茶と湯を入れ、
それを茶筅(ちゃせん)で撹拌し、口につけて飲み干す。
入り口のすぐ外では、腰元姿の朱音がじっと控えている。
沢木朱音の正体は、天童道場出身のくノ一なのだ。
菊之丞「きれる。きれるのうブレイバーズ。
しかしきれすぎる…!」
朱音「御前…」
天童菊之丞も、日頃のブレイバーズの活躍には一目置いているものの、
やがてその矛先が日本国家そのものにも向けられるのではと疑念を抱いていた。
少数精鋭で地球の平和を守れる者は、また少数で
地球を逆に滅ぼすことも出来るはず――という理屈である。
菊之丞「いずれブレイバーズが日本国家の体制そのものを
揺るがそうとの野心を抱けば一大事じゃ。今後もくれぐれも
ブレイバーズから目を離すな!」
朱音「ハハッ」
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