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闘争の系統 〜ネタバレノート〜

475凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2015/09/08(火) 20:22:51
≪オリジナル異世界編 設定案その2≫

メルヴィオン聖王国の王は先代の王から王家に伝わる王剣を授かった上で、
王都ネクナールの神殿で戴冠式を執り行って即位するのが伝統。
ラウール・エル・アディラスは男子としては王族のただ一人の生き残りで、
父王アディラス16世から落城の際に王剣を授かった身ではあるが、
ネクナールでの戴冠式を経なければ正式に王としては認められず、
サラジア軍に占領されたネクナールを奪回するまでは
「国王アディラス17世」ではなく「ラウール王子」の身分に留まらなければならない。
一方、ネクナールを占領しているサラジア軍としても、
国の支配者が持つとされる王剣をラウールが持っている状態では
メルヴィオンの正統な支配者としての人心はラウールの方へ向いてしまい、
メルヴィオン人を完全に屈服させるためにはラウールを討って王剣を奪う必要がある。

ロサレダ大陸の北部は野戦に適した平原が多いが、
南部には熱帯のジャングルが鬱蒼と広がっており、
サラジア軍の近代兵器を用いても一挙に制圧するのはやや困難。
ジャングルに立て籠もってゲリラ戦に徹すれば
ベトナム戦争でアメリカ軍が苦戦したように
例え戦力差が大きくてもある程度の抗戦はできる。
ラウール王子はこの南部に逃亡してまずは守りを固め、
異世界組などを配下に加えて力をつけながら徐々に反攻を開始し北へと攻め上る。

メルヴィオン聖王国は元々はロサレダ大陸の北西部にある小国が
300年前の戦乱を制して大陸を統一したもので、
征服者として大陸全土にメルヴィオン文化(地球の中世ヨーロッパに酷似)を広めたが、
かつて別の国だった地域には元々の民族の文化の名残りが今もなお見られる。
特に都から遠く離れた大陸の南端や東端には独特の異民族文化がまだ色濃く残っており、
中には蛮族として知られる未開の部族社会や、
ロサレダ以外の大陸にルーツを持つ外来の民族も存在している。
メルヴィオンの歴代王は公正で寛容な異民族統治を一貫して行なってきたため
各民族はよく恭順しており、独立運動などの民族紛争の火種はほとんどなかったが、
サラジアとの戦争でメルヴィオンの支配体制が大きく揺らいでからは
独自の思惑を持って動き出す民族集団もないわけではない。




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