したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

闘争の系統 〜ネタバレノート〜

1ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/06/21(土) 16:38:22
こちらは、闘争の系統に在籍するSS執筆者さんたちが、
温めてあるネタがあるけれど、シナリオ進行上の順番の問題や、
今現在まだテレビで番組が放送中などで、ルール上まだ本編に
投稿できないなど、披露したいけれどできない構想をここで
明かしちゃおうというスレッドです。

ここはタイトル通り、ネタバレ上等なスレッドです。
物語の核心に関わる事実に触れられる場合もありますので、
ネタバレが嫌いな方は、閲覧にはくれぐれもご注意を!

■設定資料集(まとめサイト)
ttp://www.geocities.jp/oa002843/index.html

198ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/18(土) 14:20:15
≪聖天子暗殺!宇都宮釣天井≫

***T県と栃木県の県境付近***

ここは北関東エリアにおけるT県と栃木県の間の
県境付近である。険しい山々と深い山林に囲まれ、
言うまでもないことながら周囲に人家などは全くない。
プロの登山家ですら滅多に立ち入らないこの地域を
ひたすら突き進む二人の青年の姿があった。

五郎「お〜い弦の字、ちょっと待ってくれよ〜!
 いい加減そろそろ休もうぜ!」
弦太郎「大の男が女みたいな情けない声出すんじゃねえやい!」
五郎「だってよぉ! もう三日も山ん中を
 飲まず食わずで歩きづめなんだぜ」

国家警備機構の密使、静弦太郎と霧島五郎。
南会津から出発し、関門海峡のビルドベースを目指しながら
只今隠密の旅の真っ最中であり、ちょうど北関東エリアの奥地に
入った頃合いであった。

弦太郎「てめえ元々登山家だったんだろ。
 こんな程度でへたばるとは情けねえやつだな」
五郎「登山の専門家だから言ってるの!
 だいたいここをどこだと思ってるわけ!
 T県だよT県! 昔住んでた人間は完全に駆逐されて、
 今や幻獣やガストレアが我が物顔で跳梁跋扈する巣窟じゃねえか!
 ここを通る途中でどんだけ気持ちの悪い化け物の群れに
 追いかけまわされたと――」
弦太郎「うるせえ! こっちの方が近道なんだよ!
 ぐだぐだ文句を言ってると置いてくぞ!」

公共の交通機関を利用せず、徒歩で移動していた弦太郎と五郎は、
実はガストレアや幻獣の完全な占領下にある"T県"の山中に
足を踏み入れていたのだった。

弦太郎「そういえばあれから不知火の連中も
 すっかり鳴りを潜めちまったみたいだが…」
五郎「何事もないに越したことなし。平和が一番よ」
弦太郎「それならとっとと次の目的地に到達しないとな」

その時、弦太郎と五郎の二人は、
いつの間にか容易ならぬ殺気を放つ集団に
囲まれていることに気付いた。

五郎「…おや、お客さんですかい?」
弦太郎「どうやらそうみたいだな。ちょうどいい。
 相手をしてやらあっ!」

腰のアイアンベルトに手をかける弦太郎。
大きな猛獣らしき影が数体、一斉に暗闇の中から
弦太郎と五郎めがけて襲いかかる!?

199ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/18(土) 14:20:53
***東京・首相官邸***

聖天子暗殺の陰謀を事前察知した聖居と首相官邸の両サイドは、
剣桃太郎首相と天童菊之丞補佐官の他に、
土橋内閣安全保障室長や冴島内閣危機管理監も同席して
その対応を協議していた。

土橋「なんとか聖天子様にご翻意していただくわけには
 参りませんか?」
菊之丞「無理だな…。これまで何度もご説得申しあげたが、
 ガストレアや幻獣に侵された国土回復のために
 危険な最前線で戦う自衛隊や民警の兵士たちを
 御自ら慰問なさりたいというのは、聖天子様の以前からの
 強いご希望でな。そのご意向は固い…!」
桃太郎「やはり現地での警護に万全を期すしかないか…」
菊之丞「………」

菊之丞は桃太郎の顔を何やら意味ありげにじっと見つめている。

桃太郎「菊之丞殿…?」
菊之丞「剣総理、先程からなにゆえあの男の名を口に出そうとなさらん?」
桃太郎「あの男とは?」
菊之丞「おとぼけ召さるな。里見蓮太郎のことだ。
 正直不本意ではあるが、あの男の他に聖天子様の警護に適任の者はおらん」

天童菊之丞は、天童家から出奔した里見蓮太郎と天童木更が
幾度も聖天子や剣桃太郎に重用されることを快く思ってはいなかったが、
現実、聖天子の身に危険が迫っている今となっては、
つまらぬ私情を優先させるような菊之丞ではなかった。

桃太郎「里見蓮太郎は今、藍原延珠と共に北陸エリアのN県における
 ガストレア繁殖地域の制圧任務に赴いている。そのことは菊之丞殿が
 一番よくご存じのはず」
菊之丞「………」

実は里見蓮太郎を聖天子の近くから遠ざけるために、
天童民間警備会社に仕事を依頼する形で、蓮太郎を危険な
北陸戦線に追いやるよう裏から手をまわしたのは、菊之丞本人だった。
だがそれは、今回の暗殺計画が露見する前のことである。

桃太郎「今から呼び戻すのでは時間がかかりましょう」
菊之丞「この菊之丞、一生の不覚であった」
桃太郎「これに懲りましたなら菊之丞殿、今後ご貴殿らしからぬ
 下手な小細工は差し控えられることです」
菊之丞「う〜む……」
土橋「しかし総理、どちらにしろ聖天子様のお側近くで
 警護につく人間はどうしても必要です」
冴島「その点につきましては総理、それに天童閣下、
 代わりに聖天子様の護衛にうってつけの人材がおります」
桃太郎「…それはもしや"あの二人"のことか?」
冴島「今ならそろそろ北関東の辺りに
 差し掛かっているはず…」

200ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/18(土) 14:21:34
***T県と栃木県の県境付近 第105山岳師団野営地***

弦太郎「………」
五郎「………」

静弦太郎と霧島五郎はロープで縛られて地面に座らされていた。
それを取り囲んでいるのは、どこぞの高校の制服に身を包んだ少年少女たちだが、
全員、銃や大剣で武装している。

グリンガム「ガルルルッッ!!」
ジジ「グゥゥゥッ!!」

その他にも虎ともライオンともつかぬ猛獣が数匹、
囚われの弦太郎と五郎をじっと睨みつけている。

五郎「や、やめてよ! 俺…美味しくないぜ…。
 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
弦太郎「コイツらは雷電だな…」
五郎「…らいでん?? なんだいそりゃ?」
弦太郎「俺も現物を見るのは初めてだが、
 対幻獣戦用に遺伝子操作で生み出された
 生物兵器の動物兵だと聞いたことがある…」

武装した少年少女の一団の中から、
黒髪を後ろで三つ編に束ねたキツい目つきの少女が
弦太郎と五郎に尋問する。

美姫「あなたたちはいったい何者なの?」
弦太郎「だからさっきから言ってるじゃねえか。
 俺たちは国家警備機構の隊員だ」
紫苑「それなら身分証は?」
弦太郎「あいにくとそんな堅苦しいもんは
 普段から持ち歩いちゃいねえなあ…。なあ相棒!」
五郎「そうそう!」
美姫「怪しい…」
弦太郎「そういうお前らこそいったい何者だ?
 そんな物騒な得物をぶら下げてるんだ。
 まさかただの高校生ってわけじゃねえだろ」
紫苑「僕らは第105山岳師団・第7芝村中隊の者だ。
 自分は隊長代理の竜造寺紫苑」
美姫「アタシは金城美姫」
火焔「結城火焔だ」
源「……源健司」

これまで広島を主な任地としていた第7芝村中隊だが、
北関東戦線への増援としてこの地まで赴任してきていたのだった。

弦太郎「お前ら学徒兵か?」
源「…だったらどうした?」
弦太郎「まだお母ちゃまから乳離れもしていない
 お子ちゃまだってことだよ!」
源「…んだとゴラッ!?」
五郎「おい弦太郎! あんまりこの坊主…じゃなくて
 この方たちを怒らせるな! 今の俺たちの置かれてる
 状況わかってるの!?」
美姫「源も簡単に挑発にならない!」
源「うるせえっ! 面白れえっ。
 相手になってやろうじゃねえか!」

源健司は静弦太郎の縄をほどき、周囲が見守る中
互いに素手で取っ組み合いを始めた。激しい殴り合いの末に
ぶっ倒れる双方…。

弦太郎「ガキのくせになかなかいいパンチだ…。
 へへっ…気に入ったぜ…」
源「おめえもな…オッサン…」
弦太郎「オッサンだぁ…? バカヤロウ…。
 俺はまだ23だ……」

拳と拳で培われた漢の友情に、
事態を見守っていた周囲はすっかり呆れている。

美姫「男ってどうしてみんなああなのかしらね…」
五郎「同感…」

そこへ、連絡を受けた陸上自衛隊の尾上せいあ一佐に案内されて、
国家警備機構の藤森典子がやってきた。

典子「不審者を発見・拘束したと聞いて来てみれば案の定だわ!
 静君、霧島君、やっぱりまだこんなところで油を売ってたのね!」
弦太郎「テンコ!? お前いったいなんでこんなところに!?」
五郎「これぞ地獄に仏だ! 観音様だ! 典子様だ!
 おいっ、早くこのロープを解いてくれよ〜!」

果たして静弦太郎&霧島五郎のコンビを
今後どのような事態が待ち受けているのだろうか?
つづく…。

201ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/10/19(日) 10:31:47
荒廃した未来編<<<アイアンギアーVSドラゴノザウルス>>>

グエン卿から脱出したアイアンギアー一行は、かつて大西洋と呼ばれた
海を渡ってガリア大陸を目指していた。しかし碌に補給もしていないまま
海へと逃亡したので、そろそろ食糧が尽きようとしていた。

ジョセフ「な〜んで、俺が釣りをしなきゃあいけないんだろ・・・ハァ」
アナ「そんな事を言ってはいけません。まだまだ航海は続くのです。
   だからこそ食糧は確保しなければいけないのです!」
家康「はは、アナ姫殿は実に聡明だ。JOJOもアナ姫には敵わないと見える」
ジョセフ「うるせ〜」

ため息をつき、文句を垂れながら釣りをするジョセフにアナ姫は子供ながら
注意し、一緒に釣りをしていた家康は笑いながら、側の様子を見る。
他にも、ジロンやロランはウォーカーギャリアやホワイトドールに乗り、
地引網の要領で、魚を採っていたりしていた。

ジョセフ「ん?何だ〜」
???「きゅ〜」
アナ姫「まぁ、可愛い」

ジョセフが釣り上げたのはタコやイカの様な見た事が無い生き物だった。
アナ姫はその生物を見て、可愛いと喜ぶ。だが、そこへアイアンギアーに
突如大きな揺れが起きる。

ジロン「な、何だ!?」
チル「ジロン、あれを見るだわさ!」

大きな揺れと共に海から現れたのは、巨大な竜のような頭に
触手がついた生物だった。この生物こそ、現代において古代生物が
人間の流した石油の影響で復活し、巨大化してこの未来世界では
順応して生き残っていたドラゴノザウルスだった。

オボロ「何なんだ、あの巨大な生物は!?」
家康「物の怪か!?」

今まで山奥や戦国時代に住んでいたオボロや家康はドラゴノザウルス
の姿に驚く。アイアンギアーを襲うドラゴノザウルスに、WMやMSに
オーバーマンを出撃させて応戦するが、なお攻撃は収まらない。

ジョセフ「(奴は何で、ああもやられながらこの船を襲うんだ?)」
???「きゅ〜」
ジョセフ「・・・(まさか!)」
アナ姫「JOJO、もしやこの子は!」

ジョセフとアナ姫が気づいたのは、彼が釣り上げたのは生物は
ドラゴノザウルスの子供だった。ジョセフとアナ姫はドラゴノザウルスに
子供のドラゴノザウルスが無事で、返す事を伝える。子供が帰ってきた
事に落ち着きを取り戻し、ドラゴノザウルスの親子は海へと帰っていた。

エルチ「何とか、帰ってくれたけど補給がしたいわね。どうしたらいいかしら...」
ゲイン「おい、向こうから何かが近づいてくるぞ!」

物資の補給を考えるエルチ達に巨大な船―ガルガンチュア船団が
近づいてくるのであった。

202ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/19(日) 10:44:59
≪シグフェル特訓編≫

ラミアクィーンイーバ・スネイザとタランチュラロードイーバ・ガーミッドに
手痛い敗北を喫したシグフェル。光平は己の非力を痛感し、特訓を受けることを
志願するが、特訓方法については玄海老師と江田島平八が協議することとなった。

江田島「驚邏大四凶殺…短期間で実力を上げるにはこれしかあるまい」
玄海「文字通り命がけとなるな…」

一方、シグフェル特訓の情報を知った天童菊之丞サイドは…

菊之丞「そのシグフェルなる者、男塾名物と知られた驚邏大四凶殺に
 挑むとあっては、もはや命運尽きたであろうが、もし万一その試練を
 生きて乗り越えたとすれば、剣桃太郎…そして江田島平八にとって
 強力な手駒となろう」
朱音「光平君は…いえ、シグフェルは決してそのようなつもりでは!」
菊之丞「仮に今はそうでなくても、いずれは我ら天童一門にとり
 仇なす存在となる。朱音よ、近こう寄れ…」

菊之丞は沢木朱音の耳元で何事かつぶやく…。

朱音「――御前!?」

シグフェルへの変身を禁じられ、空手着姿に着替え、鉄球に足枷で繋がれた光平は、
富士山麓宝獄院(ほうごくいん)を起点に無数の白骨死体が眠る暗魎洞(あんりょうどう)を抜け、
富士山の山頂を目指す。途中では多くのブレイバーズ先輩ヒーローたちが妨害者となって立ちはだかる!

途中の道で爆弾が爆発し、深手の傷を負う光平。

光平「うわあああっっ!!!」

鬼ヒゲ「あんなところに爆弾など仕掛けていなかったはずだ!?」
江田島「おそらく天童の仕業であろう…」
鬼ヒゲ「いかがいたしますか?」
江田島「捨て置け。この程度のアクシデントを乗り切れぬようでは、
 驚邏大四凶殺を修めることはできぬ!」

一方その頃、この機に一気にシグフェルの息の根を止めようとする
スネイザとガーミッドは、沢渡優香を誘拐して人質に取る。

1号「よく聞け光平君、優香ちゃんがスネイザとガーミッドにさらわれた」
光平「なんだって!!」
2号「助けたければ、今日の夕刻までに指定の場所に
 お前一人で来いと脅迫状が届けられた!」
V3「だが、たとえいかなる事情があろうとも、
 この驚邏大四凶殺を途中で離脱することなど許されない!」
ライダーマン「今のお前が助けに行ったところで返り討ちに遭い、
 結局優香ちゃんを助けられないことは目に見えているからだ!」
X「優香ちゃんを助けたければ、まずは俺たちを倒してから行くことだ!」
アマゾン「早くしないと時間がないぞ!」

光平「ちくしょおおおお!!!!!!!!」

ストロンガー「そうだ…それでいい光平。ゆくぞ!
 ストロンガー電キック〜!!」

そして艱難辛苦を乗り越え、ついに光平は富士山山頂へと辿り着き、
驚邏大四凶殺をクリアした。

玄海「見事だ! ついに心・技・体の心得を会得したな」
江田島「この江田島平八、久々に熱いものを見せてわらったわ!」
光平「ありがとうございます!」
江田島「さ、ゆっくりしている時間はなかろう!
 すぐに貴様の恋人を助けに行ってやるがよい」
富樫「俺がヘリで指定の場所まで送ろう!」

パワーアップしたシグフェルは、スネイザとガーミッドに再挑戦。
彼らを圧倒する。

シグフェル「優香は返してもらうぞ!」
スネイザ「…バ、馬鹿な!?」
ガーミッド「不完全体の分際で、いったいどこにそんな力が…!」

203ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/19(日) 10:45:34
その様子の一部始終を見ていた者がいた。
シグフェル=牧村光平の命を付け狙う、
牙冥甲ザジロードこと彩堂寺戒である。
なんと戒は単身江田島平八邸へと乗り込んだ。

富樫「出直してきてもらおう。塾長は約束のない者と
 お会いにはならん」
江田島「構わぬ富樫よ。日頃ブレイバーズはおろか
 Gショッカーをも手こずらせているというザジロード。
 折あらば一度会ってみたいと思っておったところだ」
戒「牧村が挑んだという驚邏大四凶殺。俺にも挑戦させてもらおう」
江田島「ぬはははは!! よかろう!!」

江田島平八は、戒の望みをあっさりと承諾。

富樫「塾長、よろしいので?」
江田島「構わん構わん。たとえ誰であろうと来る者は拒まず。
 逃げる者は地獄の果てまで追って行く。それが男塾の流儀よ!」

空手着に着替え、ザジロードへの変身はもちろん禁止。
足に鉄球の足枷を嵌めるという光平と全く同じ条件で、
戒は驚邏大四凶殺に挑む!

戒「天童の女狐、そこで見ているのはわかっているぞ! 出てこい!」

岩陰から様子を窺っていた、くノ一装束姿の沢木朱音が出てくる。

朱音「………」
戒「お前の飼い主にも伝えろ。いずれ以前の礼にご挨拶に伺うとな」

そこへ上空からバーベリィとストローブが現れ、空襲を仕掛けてきた。

朱音「あれはネロスの機甲軍団!?」
戒「俺が呼んだんだよ。裏切り者を始末する絶好の機会だとな…」
朱音「あなた正気なの!?」
戒「牧村と全く同じ条件でクリアしても意味はないだろ?
 奴より厳しい条件で試練を乗り越えてこそ、俺はシグフェルを超えられる!」
朱音「……(彩堂寺戒、恐ろしい子…)」

朱音は戒のシグフェル打倒に燃える恐るべき執念に戦慄するのであった。

204凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2014/10/21(火) 18:48:03
≪聖獣と聖剣≫

新潟県の妙高山、鹿児島県の池田湖、そして静岡県の富士の樹海。
この三つには、日本の歴史の原初から聖地とされてきた特別な場所がある。
かつて古代王朝に退治されて封印され、
その霊を慰めるため神として祀られるようになった三匹の怪獣――
婆羅護吽(バラゴン)、最珠羅(モスラ)、魏怒羅(ギドラ)の護国三聖獣が、
そこには眠っているのである。
大和朝廷の昔から、聖室は代々この三聖獣の供養を欠かさず行ない続けてきた。

だが、日本先住民の不知火一族からすれば、
三聖獣は元々、大和朝廷に征服された自分達の民族の神であった。
不知火一族は富士の樹海から魏怒羅を復活させ、街を襲わせる。
やむなくメカゴジラで迎え撃つ自衛隊だが、
聖獣の神秘の力の前には最先端科学を結集して造られたメカゴジラも敵わない。

聖天子「魏怒羅の霊を鎮めるには、あれを使うしかありません」
桃太郎「まさか聖天子様、聖室に伝わる三つの光の一つを…!?」

魏怒羅を倒せるのは、かつてヤマトタケルがヤマタノオロチ退治に使ったという
古代から聖室に受け継がれてきた聖剣・蛇韓鋤剣(オロチカラサビノツルギ)しかない。
聖居の剣璽の間から蛇韓鋤剣を取り出す聖天子。
聖天子から剣を託された静弦太郎は、巨大な魏怒羅に単身挑む。

205ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/22(水) 12:11:17
≪聖天子暗殺!宇都宮釣天井≫

***大阪エリア・斉武宗玄邸***

斉武宗玄の秘書・三枝(今シナリオ限りのオリジナルキャラ)と石津麟一郎が、
斉武の私兵たちに指図している。

石津「作戦はすべて今述べたとおりだ。行け!」
私兵A「ハッ!」

そこへ斉武宗玄が何食わぬ顔でやって来る。

斉武「三枝、貴様最近わしに隠れて何かコソコソと
 動いているそうだな?」
三枝「閣下、これはあくまで私どもの一存にて動いていること。
 閣下には一切関わりないことでございます」
斉武「フフフッ…そうか。ではわしは何も知らぬままでよいのだな?」
三枝「はい。さようでございます」

斉武宗玄は満足そうなニヤニヤ笑いを浮かべて出て行った。

石津「………(斉武宗玄、所詮はあの竜崎と同じ、
 己の欲得ずくでしか動かぬ低俗な輩か…!)」

石津麟一郎――かつてバイオフィードバック戦士による
国家転覆を企んだ自衛隊内部のクーデター組織『G機関』の首領だった男…。
国防省副長官・竜崎率いる上部組織R機関と結託して、
日本を真の国防国家へと変革せんとしていたが、
その野望は石津、竜崎共々、少女コマンドーこと五条いづみによって阻止され潰えた。
黄泉がえりにより地獄からこの世に舞い戻った石津は、
再び己の掲げる理想と野望の実現に向けて動き出したのである。

石津「これが宇都宮城御休息所の見取り図だ」
三枝「改修工事を請け負った建設業者は我々の息のかかった企業だ。
 すでに釣天井の仕掛けの準備は整った」
石津「首尾よく聖天子と天童菊之丞を葬った後は、
 残る難敵は剣桃太郎と江田島平八だが、
 聖天子暗殺の混乱に乗じて要所各所に配した我々の同志が
 一気に東京を制圧。その勢いで剣と江田島も抹殺する」
三枝「三日後の聖天子の宇都宮城お成りが待ち遠しい…」

しかしこの三枝、実は宇虫人タイタニアンに身体を乗っ取られていたのだ!
タイタニアンは背後から斉武や石津を散々利用した揚句、
密かに手を組んだ独立幻野党と日本を分割占領する腹積もりだ。

タイタニアン1号「斉武も石津も馬鹿な男よ! 我々に利用され、
 用が済めば切り捨てられる駒とも知らずにな…」
幻の月光「我らに先を越された不知火の連中の悔しがる顔が
 目に浮かぶようだ。フハハハ!!」

だが、この様子の一部始終は石津麟一郎も監視していた。

石津「狸どもがっ…」

石津はタイタニアンと独立幻野党の企みに気付かないふりをして、
逆に彼らを利用してやろうとの魂胆だ。


***T県と栃木県の県境付近 第105山岳師団野営地***

典子「ちょっと二人とも、どこ行くの!」
弦太郎「どこへ?って決まってんだろ!
 俺たちの任務は関門海峡のビルドベースに
 向かう事のはずだ。これから西に向かうのさ!」
典子「あなたたちには聖天子様を護衛する特別任務の
 命令が下りています。これは剣総理直々の特命よ」
弦太郎「あのな、そりゃあ今の総理は今までのバカ総理に
 比べればちっとはマシなお人らしいけどな、やんごとなき
 お姫様のボディーガードなんて、俺たちのガラじゃないの!」
五郎「せめて聖天子様が今よりあと2〜3歳くらい年上だったら、
 俺の好みにピッタリなんだけどな…」
弦太郎「バカヤロ。お前が聖天子様の婿君ってタイプか?
 せめててめえの面を鏡で見てから物を言いやがれ」
五郎「ひでえの…」
典子「静君、霧島君、世が世なら今の発言は不敬罪よ!」
弦太郎「知るかあっそんなこと!」

果たして静弦太郎と霧島五郎のコンビは、
聖天子暗殺計画を阻止できるのであろうか!

206ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/22(水) 13:41:46
弦太郎「タイタニアンや幻兵団が絡んでいるとなりゃあ、
 話は別だ。必ず奴らの悪企みを暴いてやるぜ!」

最初は聖天子護衛の任務に消極的だった静弦太郎だが、
背後にタイタニアンや独立幻野党の影を察知するや否や、
俄然やる気を出し捜査を開始。

五郎「アイアンショック!!」

三枝に乗り移っていたタイタニアンが変身した宇虫怪獣や、
独立幻野党の繰り出す鋼鉄の同志を迎え撃つアイアンキング。
北関東に増援に来ていた第7芝村中隊や青森第4中隊も加勢する。
弦太郎たちの活躍によって、聖天子暗殺の陰謀も見事未然に防がれた。

典子「ちょっと二人ともどこ行くの!?
 恐れ多くも聖天子様が直々にお褒めの言葉を
 くださるっていうのに!」
弦太郎「そういう堅苦しいのはゴメンだ。
 お偉いさん達にはお前からヨロシク言っといてくれや」
五郎「次は静岡あたりでも目指しますか♪」
弦太郎「おっ、いいねえ五郎さん。富士の景色を肴に
 温泉にでも浸かりながら軽く一杯♪」

弦太郎一行は西日本を目指す道中で、
編み笠を深くかぶった一人の托鉢僧とすれ違う…。

托鉢僧?「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空…」
典子「ご苦労様です」

典子は財布から幾らかの小銭を托鉢僧にお布施する。

五郎「信心深いねえ、テンコちゃんは」
弦太郎「しかし石津麟一郎…。不知火太郎や幻の月光とは
 また違った手強い奴だった。奴とはまたどこかで会いそうな気がするぜ…!」
典子「案外、近くで私たちを監視してるのかも…」
五郎「おいおい、お二人とも、脅かしっこはナシにしましょうや!」

だが典子の勘通り、たった今すれ違った托鉢僧こそ、
逃走した石津麟一郎の変装だったのである!

石津「俺は決して諦めん。今回の企ては失敗したが、
 静弦太郎、それに霧島五郎ことアイアンキング。
 その顔と名前、確かに覚えておくぞ…!」

207ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/24(金) 09:02:01
ギャグ編≪健全ロボ ダイミダラー編≫

美容室プリンス――それはペンギン帝国に対抗するために結成された
国際的秘密組織である民間兵器開発ヘアサロンである!
その長官・又吉一雄は予算折衝のため内閣府を訪れていたが…

又吉「カ…カットだと!?」

政府から又吉に告げられたのは、
来年度からの補助金を全面カットするという
国からの"縁切り"通告であった。

土橋「国家財政も厳しい中、なんとかご承知置き願えないかと、はあ…」
又吉「国に金がないだと! ふざけるなあ〜!
 散々消費税を増税しておきながら、国庫に金がない
 などとは言わさんぞ!!」
土橋「そうは言われましてもなあ…」

土橋室長にのらりくらりと追及をかわされた又吉は、
結局激怒して基地に帰って来た。
実は美容室プリンスのブレイバーズ加盟申請も
何度も提出しては全て尽く却下されていた。

又吉「ペンギン帝国との和解が成った今となっては、
 我ら美容室プリンスは今や日本国にとって無用の長物というわけか!」
そり子「まあ、私たちが加わると他のブレイバーズ所属の
 未成年者ヒーロー&ヒロインたちに悪影響が出ると
 思ったんじゃないですか?」
もり子「ここに一番危険な人間がいるし…」
孝一「なんでだ! なんで俺たちはブレイバーズに入れねえんだ!
 あそこには美少女達が腐るほどいっぱいいるんだろ!
 もっとエッチなことがしてえええっ!!」
恭子「……(だから加盟申請が却下されるんじゃない!)」

ダイミダラー2型のパイロット・真玉橋孝一は、
美少女ヒロインたちの乳を揉めないことに
強い無念の想いを滲ませる。

又吉「きっとあの文部科学大臣が剣桃太郎に
 あることないこと吹き込んだに違いないのだ」
恭子「どうされるんですか? 長官…」
又吉「…諸君、この私と共に政府転覆に決起し、
 この腐った日本の国体変革に同意する者はいるか?」
恭子「エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!」
孝一「その言葉を待っていたぜ! 師匠!」

又吉はとんでもないことを言い出した。

又吉「国会議事堂と首相官邸を武力占拠した上で、
 聖天子に勅令を強要し、憲法改正を強行して
 日本全国に美容室プリンスの名で号令するのだ!」
恭子「……(大変。早くなんとかしないと)」

恭子は苦渋の決断で、又吉の企てを公安当局に密告した。

治安要員「又吉一雄、真玉橋孝一、両名を内乱予備の疑いで
 身柄を拘束する!」
又吉「な、なにーっ!?」
孝一「恭子、てめー、俺たちを売りやがったな!」
恭子「許して、孝一君。これがあなたたちのためなのよ…」

又吉と孝一はPU(プリンセス・ユニオン)に設置された
特別法廷へと移送され裁かれることとなったが、
身柄移送中のPU戦艦エトワール・ド・ラ・セーヌの中で
なんと孝一が拘置施設から脱獄!?
エトワール・ド・ラ・セーヌ乗員のヒロインたちが
次々と孝一のセクハラ行為の毒牙にかかっていくという
ホラー&ドタバタ劇が展開される。

208ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/10/24(金) 11:19:24
<<<北海道孤立計画(仮)>>>

***青森県***

現在、青森県では幻獣や擬態獣が多発。青森と北海道を結ぶ
ツインブリッジを守る青森第4中隊だけでは対処できないという
事で、ダンナーベースから猿渡ゴオと妻である杏奈、長らく
ティターンズの監視を受けていた剛三兄弟のボルテスチームが
現地と共同戦線を行っていた。

擬態獣13号「ギギギ...」
ヴィーヴル「キシャー」
真央「・・・擬態獣13号4体、ヴィーヴル3体出現。3時の方向に移動」
咲良「第1小隊は作戦ポイントまで、敵を誘導をお願い!」
亜美@『了解。第1小隊、誘導を開始します!』

第4中隊の隊長である石田咲良の指示で、横山亜美率いる第1小隊が
出現した擬態獣と幻獣を人型戦車である栄光号や光輝号で追い詰める。

遥「・・・擬態獣、幻獣作戦ポイントに到着」
咲良「ゴーダンナー、ゴーオクサー、ボルテスⅤお願いします」
ゴオ「応、行くぞ杏奈!」
杏奈「OK。ゴオちん!」
健一「ボルテスチーム、行くぞ!」

作戦ポイントまで追い詰められた擬態獣と幻獣の前にゴオと杏奈の
乗るゴーオクサーとゴーオクサー。ボルテスチームの乗るボルテスⅤ
が現れ、戦闘態勢に入る。

健一「ガトリングミサイル!!」
ゴオ「ダンナーパンチ!」
杏奈「エンジェルバレット!」

3機のスーパーロボットは擬態獣や幻獣を攻撃する。第1小隊の
メンバーも支援攻撃をして、幻獣を仕留めていき、今回の戦闘は
終了した。

杏奈「お疲れ、ゴオちん!」
ゴオ「・・・は、恥ずかしいから人前でゴオちんは止めろ(///)」
愛梨沙「うわぁ〜、ラブラブだね。あれ」
尚也「・・・(僕も、真央とあれぐらい仲良くなりたいなあ)」

戦闘が終わり、お互いを労いイチャつくゴオと杏奈に、第1小隊の
渡部愛梨沙はそのイチャぶりに呆れ、通信士である鈴木真央の
ボーイフレンドである佐藤尚也は彼女とゴオと杏奈のような関係に
なりたいと思うのであった。
学校に戻ると、そこにカウボーイハットを被った人物が待ち構えていた。

咲良「あなたは、ゴレンジャーの一人である新命明さん」
健一「何故、こちらに?」
新命「戦闘ご苦労だった。だが、これからまた出撃しなければいけない
    かもしれない」

九州へと栄転した大岩大太同様、東北支部に栄転となったアオレンジャー
こと新命明は、任務上青森第4中隊と作戦を行う事があり、指揮を執る事も
あった。新命の口から、新たな任務が告げられる。

咲良「北海道孤立作戦?」
ゴオ「一体、それはどういう事ですか?」
新命「今、北海道支部に所属しているペギーからの情報なんだが、
    どうやらGショッカーは、北海道と本州の繋がりを絶ち
    北海道まるごと自分達の支配下に置くらしい」
健一「そんな事が...」
新命「悪の組織ってやつの中には、九州や四国をまるごと要塞化
    しようなんて輩もいるからな。情報だと、北海道と青森を
   繋いでいるツインブリッジを破壊しようとしているらしい。
   今、ペギーが追っているが何があるか分からない。我々も
   ツインブリッジに向かうぞ」

新命からGショッカーが北海道を孤立させて、自分達の支配下に
しようとしている作戦が伝えられる。Gショッカーの信じられないような
作戦に新命の下、青森第4中隊、ゴオと杏奈、ボルテスチームは
ツインブリッジへと向かうのであった。

209ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/10/24(金) 12:39:07
***北海道***

一方ツインブリッジの向こうに側である北海道では、モモレンジャーこと
ペギー松山が作戦の指揮を執るGショッカーを追って、戦闘が行われていた。

モモレンジャー「待ちなさい、Gショッカー!」
ゼロ1「ふん、この北海道は我々ブラックマグマ、引いては
  Gショッカーの拠点となるのだ!邪魔はさせん」
デスギラー将軍「その通り、その為に我々デスダークも基地を建設すべく
  協力するのだ!」

作戦を行うのは、機械帝国ブラックマグマと暗黒科学帝国デスダークだった。
ブラックマグマは北海道の地下に流れるマグマを目的とし、暗黒科学帝国
デスダークも基地を建設すべく協力していた。ブラックマグマのゼロガールズと
デスダークのデスギラー将軍はツインブリッジを破壊すべく機械生命体や
合成怪獣そして戦闘員であるマシンマンやマダラマンを呼び出して
モモレンジャーを阻む。

ゴーグルレッド「モモレンジャー、俺達も協力する!」
モモレンジャー「貴方達は、ゴーグルⅤ!何故、ここに?」

苦戦するモモレンジャーの救援に駆け付けたのは、大戦隊ゴーグルⅤ
実は、ゴーグルⅤの所属する未来科学研究所は北海道にある
NISAR(日本国際航空宇宙技術公団)へ技術提供を行っており、
その関係でゴーグルⅤも北海道に来ていたのであった。
モモレンジャーとゴーグルⅤによって、機械生命体と合成怪獣は
必殺技を受けて倒されるが、一方は巨大化し、一方はリフレッシュシャワー
光線を受けて、巨大コングを呼び出して乗り込み、ブリッジを破壊しようとする。

ゴウ「ツインブリッジを破壊させてたまるか。ゲッターチェンジ!」

そこへ現れたのはビッグネイザーから出撃した一文字ゴウ、橘翔、
大道凱のゲッターチームだった。3人はゲットマシンを合体させて
ゲッターロボゴウとなる。ゴーグルⅤもゴーグルシーザーが駆けつけ
レッド、ブルー、イエローは3機のマシンを合体させてゴーグルロボとなり
戦闘が始まった。

***青森県***

一方、新命は北海道側で戦闘が始まったという報せを受けた。だが、同時に
こちら側にも危機が及んでいた。

メイスン「北海道へは行かせんぞ!」
新命「何者だ!」
サイゴーン「我々は新帝国ギア。ドクターマンの命によりこの橋は
  我々が破壊する」

実はこの作戦にはブラックマグマやデスダークだけでなく、新帝国ギアも
参加していた。新命はアオレンジャーとなり、メイスンやサイゴーンと
戦うが、ブリッジを破壊するべくメカジャイガンが出撃。第4中隊や
ゴーダンナー、ボルテスⅤはそちらと戦闘を行う。

アオレンジャー「くっ」
メイスン「さぁ、死ね!アオレンジャー」

メイスンのミサイルがアオレンジャーを襲おうとしたその時。
誰かがアオレンジャーの前に立ち、ミサイルを切り落とす。

レッドワン「久しぶりだな。メイスン、サイゴーン!」
メイスン「貴様は、レッドワン!?」

レッドワンこと郷史朗は、元スペースシャトルのパイロットである為、
NISARに宇宙飛行士の教官として呼ばれたので、そこへ向かう途中だった。
アオレンジャーとレッドワンとの戦闘で、メイスン達は撤退。出撃した
メカジャイガンもスーパーロボット達の活躍で全て倒され、北海道側も
巨大生命体とコングはゲッターロボゴウとゴーグルロボに倒されるのであった。

後日、青森第4中隊は聖天子護衛の任務の為、北関東へと向かう辞令が下る。
幻獣の事が気がかりになるが、そこはゴオやボルテスチームに任せて、
青森第4中隊は北関東へと向かうのであった。

210ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/10/28(火) 20:10:14
≪シンケンジャーお見合い編≫

丈瑠「ですから、その件はお断りします!」
薫「いったい何が不満なのだ!?」

志葉家十九代目当主である志葉丈瑠と、先代の当主であり
若くして今は隠居の身である丈瑠の義母・薫が、
先ほどからずっと言い争いをしている。
何かアルバムのような物を薫が丈瑠に押し付け、
それを丈瑠が薫に突っ返すという…さっきからその繰り返しである。

薫「今度のお相手は四井財閥のご令嬢だ。
 これ以上の良縁は他にはまたとないぞ」
丈瑠「ですから、私は妻帯などするつもりはないのです。
 いずれ母上がしかるべき御方と結ばれ、御世継ぎの男子が
 生まれた暁には、志葉家当主の座は謹んで母上のお血筋に
 返上するつもりです」
薫「それが要らぬ遠慮というものだ!
 丈瑠、そなたは確かに養子ではあるが、
 今は私の認めた歴とした志葉家十九代目の当主。
 そのように卑屈になる必要がどこにある?」
丈瑠「別に卑屈になどなってはおりません!」

実はさっきから薫が丈瑠に押し付けながら、
それを丈瑠が薫に突っ返すのを繰り返している代物は、
薫が丈瑠にと持って来たお見合い写真である。
これまでも薫は選りすぐりの縁談を丈瑠の元に持ち込んではいるのだが、
その都度、丈瑠はその見合い話を悉く断り続けているのだった。

薫「強情な奴め。今日のところはこれで帰るが、
 この次来る時こそは首を洗って待っておれ!」
丈瑠「何度来られても同じことです」

実は山林や株券など、現在志葉家が所有している財産の名義も
未だ薫のままである。薫は再三に渡り名義を丈瑠に書き換えるよう
言い渡してはいるのだが、本家の丈瑠側の反応は鈍い。
丈瑠に仕える家老・日下部彦馬の言を借りれば「相続税対策」とのことだが、
元は影武者であり、養子として本家に入った身である丈瑠が、
本来の正当な当主である薫に遠慮してのことであるのは明白だった。

一計を案じた薫は、B.A.B.E.L.管理官・蕾見不二子に相談した。
志葉家も蕾見家も、両家共に旧華族の家柄である。

不二子「うふふ♪…そーゆーことなら
 まさにうってつけの人物を知ってるわ。任せて」

不二子は薫に、お見合いセッティングマニアの槍手女史を紹介する。
そして丈瑠を上手く誤魔化して、まんまとお見合い会場まで連れてくることに成功した。

丈瑠「…謀られた!?」
彦馬「殿、もはやこの上は潔く御覚悟を!」
丈瑠「ジイ、お前までグルか!」

見合いのお相手は、カークウッド共栄圏を拠点とする
人類史上最大の大企業と噂される獅子堂財団の三女・秋葉である。

槍手「本日はお日柄も良く、この度は志葉家御当主・丈瑠様と
 獅子堂家ご令妹・秋葉様のお見合いが相ととのいまして、
 まことにおめでたく心よりお祝い申し上げます」
薫「では、あとはお若い人同士で…」
風音「そうですね…」
丈瑠「…は、母上!?」
秋葉「…お姉ちゃん!?」

丈瑠と秋葉は二人きりにされてしまった。

丈瑠「歩こうか…」
秋葉「…は、はい」

緊張が解けず二人はぎこちないまま
そこら辺を一緒に散歩を始める。
それを監視しているのは、黒服&サングラス姿に身を固めた池波流ノ介たちや、
これまた同じ格好で二人の後を尾行する神凪いつきたち。

さらにはブレイバーベースの司令部にもいつの間にか
「志葉丈瑠&hearts;獅子堂秋葉お見合い監視大作戦本部」なるものが面白半分で設置され、
ブレイバーズを総動員してのお見合い作戦が展開される。

211ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/08(土) 17:25:08
≪闘争の系統 仮ED案その一 ややバッドエンディングパターン??≫

見事ラスボスを倒し、ブレイバーズが決戦の地から
地球へと帰還する日が迫っていた。

―天童菊之丞邸。
菊之丞と、天童忍びの元締め・影の十三(じゅうざ)が
話している。

十三「御前、此度のことで、天童はどのように始末をつける
 おつもりで?」
菊之丞「ブレイバーズを一人残らず斬れ」
十三「えっ!? ブレイバーズは地球と宇宙を救った英雄なのでは?」
菊之丞「だからこそ油断もあろうというものじゃ。まさか平和を取り戻した
 功労者の自分たちが、凱旋した途端に殺されるとは奴らも夢にも思うまい。
 この世に戦乱の火種がなくなった今、もはやブレイバーズなど無用の長物。
 此度こそは討ちもらすでないぞ」

そこへ、千坂朱音が駆け込んでくる。

朱音「御前、ブレイバーズはこの宇宙を守った恩人です。そのブレイバーズの
 みんなの命を奪うなど、人の道に反します!」
菊之丞「だまれ朱音、勝手にわしのもとを去り、ブレイバーズの
 もとへ走ったお前が今さら何を言うか。天童の隆盛のためには、
 人の道に反したこともせねばなるまい…」
朱音「――!! 御前、死んでもらいます!」

朱音は短剣を抜き、菊之丞に襲い掛かった、そのとき…。
一瞬早く、十三の剣が朱音をとらえていた。火薬玉で
なんとかその場を脱する朱音…。

◇  ◇  ◇

桃太郎「停めろ!」

公用車で官邸から公邸へと戻る途中の剣桃太郎の前に現れたのは、
血まみれの姿となった朱音だった。
朱音の体が、桃太郎の腕の中で体温を失っていく…。

桃太郎「朱音、しっかりしろ。誰にやられた?」
朱音「影、の…十三…。剣総理…、菊之丞様は今度こそ、
 ブレイバーズ全員を討ち取るために、手段を選ばず攻めてきます。
 ヒーローたちの周囲にいる皆さんすら巻き込むことなど、
 なんとも思っていないはずです…」
桃太郎「もういい、喋るな!」
朱音「剣総理…以前から…貴方の事は…お慕い、申しておりました……」
桃太郎「………」
朱音「私…、幸せ…。剣さんの、腕の、中…で、死ぬことが、
 でき、る、から…」

天童のくの一・千坂朱音の最期だった。桃太郎はそのなきがらを
強く抱きしめた。

桃太郎「天童菊之丞はどうあっても、ブレイバーズの皆を殺そうというのか…」

212ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/08(土) 17:25:40
ブレイバーズのヒーローたちを守るため、
剣桃太郎は天童菊之丞との最後の対決に向かう!

富樫「桃…」
桃太郎「富樫、ついて来るなよ。ここから先は、
 俺と天童菊之丞との私闘だ」

対決の場は百人を超える天童忍びに埋められ、
そこだけ彼らの装束の黒に染められたようだった。

十三「剣総理、お命頂戴いたす」
桃太郎「影の十三か。貴様だけは許さん!」

十三の放った剣を真剣白刃取りで奪い、脳天から
斬り下げる桃太郎。

十三「ぐわああっっ!!!」

十三は血しぶきをあげて倒れた。
緊張の度合いを増す忍びたち。

菊之丞「全宇宙を危機から救うことができる者は、
 また日本などいとも簡単に滅ぼすこともできる。そのような
 危険な者ども、この天童菊之丞、見過ごすわけには参らん…」
桃太郎「菊之丞殿ほどの御仁であればすでにお解りのはず。
 ブレイバーズの皆に、そのような邪な野心などはないのだ」
菊之丞「政(まつりごと)には裏がござる。
 清濁併せ飲まねば、天下を統べることは叶いません」
桃太郎「そのような時代は、もう終わったのではありませんかな」
菊之丞「是非にとあれば、この菊之丞を斬って通られい!」

果たして両者の対決の行方は…!?

◇  ◇  ◇

無事に地球に帰還したブレイバーズを待っていたのは、
剣桃太郎が内閣総理大臣を辞任したとのニュースだった。

本郷猛「剣総理は辞任と引き換えに俺たちを守ろうとしてくれたのか…」
破嵐万丈「いかにもあの方らしい、潔い退き際だ…」

聖天子「剣総理、よくぞこれまで長い間、
 日本と世界の人々のために尽くしてくれました。
 心より礼を申します」

直ちに後継総裁の選出に入る民自党上層部。
旧剣政権派と天童派が次期首相の座を巡って水面下の
抗争を開始する中、漁夫の利を得る形で新首相となったのは
これまた意外な人物=なんと女子中学生だった。

折原のえる、日本国内閣総理大臣就任!

213ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/11/10(月) 10:23:24
<<<海賊戦隊VS銀河の守護者>>>

宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、『海賊』の汚名を誇りとする
宇宙海賊にして、35番目のスーパー戦隊、その名は海賊戦隊ゴーカイジャー。
一方、個性も各々の目的もバラバラだが、とある事が切欠で
銀河の守護者となったアウトローなチーム。ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー。
今、2つのチームが激突する。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢

ゴーカイガレオンで宇宙を旅する海賊戦隊ゴーカイジャーはある『お宝』を
求めて、とある星へとやって来た。だが、同じように『お宝』を狙う物達がいた。

マーベラス「おい、その宝は俺達が見つけたものだぞ!」
スターロード「悪いな、この宝は俺達、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーが
 頂いていくぜ!」
マーベラス「待ちやがれ、ゴーカイチェンジ!」

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのリーダーであるスターロードは
マーベラス達が見つけたお宝を先に横取りして逃走。マーベラスは
ゴーカイレッドへゴーカイチェンジして、仲間達と共に後を追う。

キィン

ゴーカイブルー「ここで『宇宙一危険な女』と出くわすとわな...!」
ガモーラ「その剣の技は・・・ザンギャック帝国のか!」

剣の使い手であるジョー・ギブケンが変身したゴーカイブルーは
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの一員で『宇宙一危険な女』と
噂される女暗殺者ガモーラと剣を合せる。

ドラックス「うぉぉぉぉぉ!!」
ゴーカイイエロー「あんたみたいな、筋肉ダルマに負けるもんですか。バ〜カ!」

ルカ・ミルフィの変身したゴーカイイエローはガーディアン一の怪力を
誇るドラックスを素早い動きで翻弄する。

ゴーカイグリーン「ア、アライグマが喋った〜(汗!?」
ロケット「誰が、アライグマ星人だ、コラァ〜(怒!!」

ハカセことドン・ドッコイヤーはゴーカイグリーンに変身したが、
ガーディアンの一匹(?)であるロケット・ラクーンを見て
喋るアライグマを言ってしまい、キレられてしまう。

グルート「私はグルート」
ゴーカイピンク「まぁ、綺麗なお花をありがとうございます」

ガーディアンの一員である植物型異星人のグルートはアイム・ド・ファミーユが
変身したゴーカイピンクに、自身の能力で咲かせた花を送り、喜ばれた。

ロナン「その宝は、我がクリー帝国がザンギャックと同盟を結ぶ為に頂く!
 フィン・ファン・フーム!」
フィン・ファン・フーム「グワォォォォォ!」

だが、そこにクリー帝国の告発者ロナンが現れて争っているゴーカイジャーと
ガーディアンから宝を奪い、その宝を手土産にザンギャック帝国と同盟を
結ぼうとしている事を話す。

スターロード「ロナンは、俺達の敵だ」
マーベラス「ザンギャックが絡んでいるなら、黙っているわけにはいかねぇな。
 それに目の前のお宝を諦めるなんて考えは、海賊にはねえぜ!」
凱「おおおお、ゴーカイジャーとガーディアンズ。オブ・ザ・ギャラクシーが
 一緒に戦うなんて、まさにドリームチームの誕生だぁぁぁ!」

今、ゴーカイジャーとガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーがロナンに
戦いを挑むのであった。

※『ディスクウォーズ:アベンジャーズ』の放送終了後にシナリオを投下
 したいと考えているが、内容が若干変更となる可能性アリ。

214ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/17(月) 22:08:16
≪天童の陰謀≫

――天童菊之丞の陰謀により、
 神聖エルダント帝国とトランプ共和国が次元を超えて開戦の危機に!
 今や両国の運命は、日本国総理・剣桃太郎の手に委ねられた。――

◇  ◇  ◇

日本の聖天子が側近の天童菊之丞を伴い、女帝ペトラルカと会見すべく、
神聖エルダント帝国を密かに訪問することになった。

内閣総理大臣・剣桃太郎は、里見蓮太郎を首相官邸に呼び出し、
聖天子護衛の名目で訪問団に同行し、加納慎一という人物の
人柄を見極めてほしいと依頼する。

「総合エンターテイメント商社アミュテック社」の総支配人として、
文化力に乏しい神聖エルダント帝国に日本のサブカルチャー=オタク文化を
広めるために日々活動していると同時に、かつての日本政府による
対エルダント文化侵略のよからぬ企てを叩き潰した慎一に、
剣桃太郎は興味を覚えていたのだった。

優子「総理は、いずれ神聖エルダント帝国の存在を
 諸外国にも公表なさるおつもりなのでしょう?」
桃太郎「今すぐではないが、いつまでも隠し通しておける
 ものではないからな…」

最近、首相官邸の医務官として出入りするようになった木場優子。
その正体は、木葉流忍術の14世継承者・木場優児が女装した姿である。
元首相・板垣重政が、現総理である剣桃太郎の役に立つよう派遣したのである。

土橋「しかし総理、エルダントの文化侵略計画は、
 もう奥崎旧政権の時代に立ち消えになったはずでは?」
桃太郎「天童菊之丞の中では、まだ終わってはいないらしい…」

◇  ◇  ◇

慎一が宿にしている洋館を訪れる、里見蓮太郎と藍原延朱の二人。
一目延朱を見た途端、慎一は「幼女キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!」と狂喜して
延朱に抱きつこうとするが、延朱はそれにグーパンチでお返したのは言うまでもない…。

次に、アミュテック社がオタク文化を広める為に設立した学校を訪れた蓮太郎と延朱。
そこで講義中に次々と飛び出す恥ずかしいオタク用語の数々に、蓮太郎は仰天。
しかし、最初は慎一に悪印象を抱いていた延朱も、アニメ『天誅ガールズ』の話題で
すっかり意気投合。そして蓮太郎も徐々にではあるが、慎一を認め始める。

215ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/17(月) 22:09:09
聖天子とペトラルカの会談も恙無く無事に終了し、聖天子は日本に戻った。

だが、事件はその後に起こった!

ペトラルカが何者かに銃撃されたのだ。
現場に残されたライフル銃は、不知火一族が使用する物だった。
さらには旧トランプ王国の紋章までもが、証拠として現場に残されており、
今はジョー岡田ことジョナサン・クロンダイクが大統領として
平和に治めるトランプ共和国に疑いがかかる。

実は不知火太郎率いる過激派の復活が確認された後、
争いとは無関係に平和に暮らしている不知火の人々を匿うため、
剣桃太郎政権はジョー岡田に掛け合い、
一部の不知火族の人々をトランプ共和国に避難させていたのだ。

不吉な予感を覚えた桃太郎は、直通ラインで相田マナに指令を出し、
ドキドキ!プリキュアチームをトランプ共和国に派遣する。
しかし時すでに遅く、不知火の人々が静かに暮らしていた村は
天童忍軍の襲撃を受け、火まで放たれた上に、
女、子供、老人に至るまで皆殺しにされた後だった…。

キュアハート「…惨い。惨すぎるっ!」
キュアダイヤモンド「キュアハート! こっちにまだ生きている人が!!」

ゆき子「ううっ………」

惨状を目の前にして怒りに震えるプリキュアたちだったが、
唯一の生存者・高村ゆき子を救助して戻る。
高村ゆき子は、かつて「不知火十番目の影」として静弦太郎と霧島五郎の元に
スパイとして送り込まれたくノ一だったが、やがて弦太郎と五郎の人柄に触れて
改心し、二人を庇って命を落とした。その後黄泉がえり現象により
再びこの世に生を受けていたのだった。

◇  ◇  ◇

何者かの手によって不知火の村が焼き払われたことで、
「トランプ共和国側が口封じに証拠を隠滅した」という噂が
神聖エルダント帝国側に広まり、一方のトランプ共和国側でも
身に覚えのない理不尽な言いがかりに反発が強まる。
いよいよ両国の衝突は時間の問題となった。

事態を憂慮した剣桃太郎は、土橋内閣安全保障室長を伴い、
ついに自ら神聖エルダント帝国に乗り込む!

その間、留守になる首相官邸では、
桃太郎に声が酷似しているペンギン帝王と、
土橋に顔が瓜二つの立花藤兵衛が
それぞれ影武者を務めることに…。

ペンギン帝王「ふ〜む、日本の総理の椅子も
 なかなか座り心地がよいものだな」
藤兵衛「ε=( ̄。 ̄;A フゥ…疲れたぁ……」

ペンギン帝王は総理の椅子に座ってご満悦だが、
藤兵衛は次から次へと押し寄せる各省官僚や
マスコミ番記者への対応に追われ、へとへとに
疲れ果ててその場に座り込んでしまう。

優子「お二人とも、お疲れ様です。
 それではまもなく私もエルダントに向かうことに
 なりますので、後はよろしくお願いしますね」
藤兵衛「エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!
 …ちょ、ちょっと待ってくれんか!
 あんた、わしらだけを置いていく気かね!
 わしには安全保障だの難しい事は
 サッパリわからん!!」
優子「大丈夫ですよ。野崎副総理や冴島危機管理監が
 ちゃんとフォローしてくださいますから…(^^)ニコ」

216ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/17(月) 22:09:47
神聖エルダント帝国に入った剣桃太郎は、
中世ヨーロッパ的な剣と魔法のファンタジー世界には不似合いな、
編み傘に僧形の集団とすれ違いざまに襲撃を受ける。
僧形の刺客たちは、桃太郎を円形に取り囲み、
仕込み杖の刀を抜いて、じわじわと迫りながら攻撃してくる!

桃太郎「…天童流車掛り!?
 やはり裏にいたのは天童か…!」

刺客の攻撃をかわした桃太郎は橋の上から川に飛び込む。
その真下にはちょうど、木場優児が用意した小舟がスタンバイしていた。

優児「総理、ご無事で…!」
桃太郎「木場君か、助かったぞ」

その様子を、川岸の影から千坂朱音が伺っていた…。

◇  ◇  ◇

東京の天童菊之丞邸では、菊之丞が茶室で朱音から、
剣桃太郎襲撃失敗の報告を受けていた。

菊之丞「あれほど表に出るなと申しつけておいたに…。
 馬鹿めがっ!」
朱音「申し訳ございません」
菊之丞「剣桃太郎のことじゃ。もしこの一件に天童が関わっていると知れば、
 命を賭してでも立ち向かって来よう…」
朱音「………」
菊之丞「どうやら、わしが顔を出さんと収まらぬようだな」

◇  ◇  ◇

加納慎一の洋館では、剣桃太郎、土橋竜三、木場優児、
加納慎一、ミュセル・フォアラン、古賀沼美埜里、
相田マナ、菱川六花、四葉ありす、剣崎真琴、円亜久里、
里見蓮太郎、天童木更、藍原延朱、ティナ・スプラウトの
15人が一堂に会して集まり、対策を協議。

土橋「それでは、一連の事件の黒幕は!?」
桃太郎「…そうだ。全ては影を動かす
 天童菊之丞殿の仕掛けた事にちがいない」
慎一「なぜ…なぜですか!?
 たくさんの人を殺しておいて、
 その上に二つの国の人たちを
 戦争に巻き込もうなんて…。
 天童はどうしてそこまでしなきゃ
 ならないんですか!?」
桃太郎「日本の力と威光を、
 エルダントとトランプの両国に
 示すためだ」
マナ「そんなっ…たったそんなことのために!?」
桃太郎「権力とはそういうものだ。
 人が人の上に立ち、権力をふるうためには、
 まず相手を震え上がらせることが必要だ」
六花「許せないっ…!」
木更「それが天童のやり方よ!」

217ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/17(月) 22:10:41
土橋「となれば総理、天童もこの件の秘密を守るために、
 総力を挙げて来るでしょう」
桃太郎「おそらくな…」
真琴「急いでブレイバーズに連絡して、
 応援を頼みましょう!」
ありす「それはいけませんわ…!」

ブレイバーベースに連絡を取ろうとする剣崎真琴を
四葉ありすが引き留める。

真琴「どうしてっ…!?」
桃太郎「今、迂闊にエルダントとトランプ両国の紛争に
 ブレイバーズが介入すれば、それこそ"ブレイバーズは
 政治的野心を抱いている"という天童菊之丞の主張に、
 格好の口実を与えることになるからだ」
真琴「そんな……」
土橋「総理、危険です! 今回はブレイバーズの救援も望めませんし、
 この上は一刻も早く東京に立ち返った上で、聖天子様に
 事の次第をお打ち明けになるのが賢明では?」
優児「俺もそう思います」
桃太郎「そうしたいのはやまやまだがな。
 この件が聖天子様のお耳に入れば、
 きっと断じて天童を許すまい…。
 聖居を仕切る天童一門を今、処断すれば、
 それはそのまま聖天子様にも傷がつく事になる」
ミュセル「………」
桃太郎「それだけではない。不知火の民を匿ってくれた
 トランプのジョナサン・クロンダイク大統領も
 苦しい立場へと追い込まれるだろう。
 ここでトランプ共和国を政情不安に陥れては、
 それこそ天童の思う壺だ」
慎一「くそっ、八方塞がりかっ…!」
蓮太郎「…じゃあどうするんだ総理!
 このまま指をくわえて見てろっていうのか!?」
桃太郎「明日、クロンダイク大統領に会ってみよう…」

◇  ◇  ◇

トランプ共和国へ赴いた剣桃太郎は、ジョー岡田と会見。

桃太郎「…この戦(いくさ)、剣桃太郎が一人で引き受ける!」 
ジョー「貴方が…たったお一人で!?」
桃太郎「ただ、一人の戦には限度がある。
 今日一日、一日だけこの戦、私に預けてもらいたい。
 エルダントから宣戦布告の使者が到着するのは3日後。
 よかれ悪しかれ、それまでには決着はついていよう」
ジョー「わかりました、剣総理。全て貴方にお任せ致します」

◇  ◇  ◇

その足で、剣桃太郎は神聖エルダント帝国・帝都マリノスに立ち戻り、
皇帝の居城であるエルダント城へと乗り込む。

門番A「何奴だ!」

美埜里「え〜い、控えなさい無礼者! こちらにおわすは
 日本国内閣総理大臣、剣桃太郎閣下です!」

門番A「エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!」
門番B「ハハーッ!!m(_ _)m」

桃太郎「ペトラルカ・アン・エルダント三世陛下に御意を得たい。
 ――罷り通る!!」

一方、慎一とミュセルは裏門から城内に忍び込み、
ペトラルカの説得に尽力する。

ペトラルカ「日本の総理が…?」
慎一「お願いだペトラルカ!
 剣総理に会って話を聞いてくれ!」

218ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/17(月) 22:11:20
衛兵A「お待ちを!」
衛兵B「しばらくお待ちを!」

衛兵たちの制止を無視して、皇帝謁見の間へと突き進む剣桃太郎。
その前に立ちふさがったのは、天童菊之丞であった。

桃太郎「菊之丞殿」
菊之丞「お引き取りくだされ剣総理。
 この城には其処許の手を煩わすような問題は
 何もござらん」
桃太郎「この度の天童一連の影の動き、
 ようやく納得がいきました」
菊之丞「なんのことやらさっぱりわからぬな」
桃太郎「ホトトギスは、己の蓄えた餌を
 後日のために蓄えておくとか。菊之丞殿が
 今度の一件で、神聖エルダント帝国の皇帝狙撃の罪を
 トランプ共和国に着せた本当の狙いは、
 エルダントとトランプ両国を互いに潰し合わせた上で
 疲弊させ、その上で両国の泣き所を掴んでいれば、
 その値打ちは計り知れない。今後エルダントとトランプの
 両国を顎で使える菊之丞殿にとって、恐れるものは
 何もなくなる。それこそが、菊之丞殿の真の目的だった
 のではありませんかな?」
菊之丞「………」

廊下の壁の向こう側では、密かにペトラルカが両者の話を立ち聞きしていた。

ペトラルカ「おのれ菊之丞め! それが狙いだったのか…!」

菊之丞「…証拠はござるかな?
 エルダントとトランプの間に戦争を起こすためには、
 皇帝暗殺未遂の罪に名を借りて全てをトランプ共和国の
 罪とする。もしそれが事実とすれば、天童は万死に
 値しましょう。だが、ござるかな、その証拠が?」
桃太郎「いや…。しかし菊之丞殿、それならば私が
 ペトラルカ陛下に謁見しても一向に構わぬはず。
 それをどうでも私を止めようとするからには、
 それなりの訳があるはずだ」
菊之丞「さて、そのような訳を説明しなければ
 ならない理由はござらん。それがしが動くのは常に
 日本国のため天下御政道のため。ペトラルカ陛下に
 会わせぬのもまさにそのため。剣総理の預かり知らぬ
 ところにござる」
桃太郎「それでも押して通ると言えば…!?」
菊之丞「………」
桃太郎「………」

両者とも持っていた刀の柄に手をかけ、
今にも抜いて衝突寸前、一触即発というところで
ペトラルカが摂政ガリウスとザハール宰相を引き連れ、
間一髪で両者の間に仲裁に入る。

ペトラルカ「両者ともやめい! 妾はこの度の事件の真相を
 城の外に公表し、臣民に信を問うつもりじゃ。
 それによってトランプ共和国の側がなんと思うか
 わからぬが、少なくとも我が国の方から戦を仕掛ける
 ことはない。約束する!」
ガリウス「剣総理、この場はそれで矛を収めていただきたい」
桃太郎「………」
ザハール「剣総理殿!」
桃太郎「わかりました。この場は引き揚げましょう」

菊之丞「………」

こうして剣桃太郎はエルダント城から引き揚げていったが、
その際に天童菊之丞が、遠くの物陰に潜んでいた配下に
目線で合図をしていた事に、ペトラルカたちは誰も気づいていなかった…。

219ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/17(月) 22:12:00
その日の夜遅く、人が寝静まった頃を見計らい、
天童忍軍が、剣桃太郎たちの泊まる加納慎一の館を急襲した。
だが――!!

蓮太郎「随分と遅かったな」
木更「待ちくたびれたわよ」

背後に蓮太郎、延朱、木更、ティナ、
左方にキュアハート、キュアダイヤモンド、キュアロゼッタ、キュアソード、キュアエース、
右方に美埜里、ミュセル、木場優児、
そして正面に剣桃太郎が、壁を乗り越えて侵入してきた
天童忍軍の刺客たちを四方から完全に取り囲んだ!

桃太郎「天童忍軍、あくまでこの俺の命を消そうと企むかっ!」

果たして剣桃太郎たちは、天童菊之丞の野望を粉砕し、
神聖エルダント帝国とトランプ共和国を戦火の危機から
救う事ができるのであろうか!?

220ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/22(土) 12:44:14
≪フラメンコガールズ×銀河卵編≫

まり「イライライライライラッ…!!!!!!!!」

その日、今人気絶頂の3人組アイドルグループ、ミネラル★ミラクル★ミューズ――
――通称:ミネミラのセンター及び作詞・作曲を担当してる真野まりはイラついていた。
いや、正確に言うと数ヶ月前からすでにこの状態がずっと続いている。

テレビを付ければニュースの時間はセーラー戦士の活躍に関する報道ばかり。
毎朝の時間に新聞を広げれば、一面はプリキュアが事件を解決したという記事ばかりである。

まり「――どうしてよっ!! どうしてフラメンコガールズには
 全くお呼びがかからないわけ!?」
瑞希「お呼びって、どっからのことや?」
まり「ブレイバーズに決まってるでしょ!
 世間はセーラームーンやプリキュアばっかり
 チヤホヤしてるけど、どうしてここに優秀な人材が
 埋もれてることに気付かないのかしらね!!」
萌「仕方ありませんよ。だって私たち、
 ただ魔法少女のコスプレをしているだけですもん」
まり「――なぬっ!!」
萌「…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」

つい言ってはならない事を口走ってしまい、
まりに睨まれた萌は小刻みに震え怯える。

瑞希「萌、地雷踏んだらアカン。
 まりも現実を考えーや。恰好だけで
 何の超能力も持ってないアタシらに
 ブレイバーズからお呼びがかかるわけ
 ないやないか」
まり「それはそーだけど!(-ε-)ブーブー」

そんな時、萌は何かに気づいたように深く考え込む。

萌「………」
瑞希「どないしたん、萌?」
萌「私今思ったんですけど、セーラー戦士さんたちや
 プリキュアさんたちにあって、私たちにないものが
 あると思うんです」
まり「なにそれ…?」
萌「ズバリ、パートナーの妖精さんです」
まり「――それだっ!!」

221ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/22(土) 12:44:53
萌の言葉に飛びついたまりは、当てがある訳でもないのに
早速3人で街へと繰り出し、魔法の妖精狩り…じゃなくて妖精探しへと出かける。

瑞希「魔法の妖精がそんな都合よく
 街中を出歩いとるワケないやないか…」
まり「いいから探して!」
瑞希「はいはい…(汗」

そんな時にまり達と偶然出会ってしまったのが、銀河卵である…。
諸君は『地球戦隊ファイブマン』第5話「みなしご銀河卵」のエピソードを
覚えておられるだろうか?
まだ見ぬ親を探して遠い宇宙を放浪していた銀河卵は、
地球へと立ち寄った際にファイブマンに協力し、
銀河闘士コンドルギンによる赤ん坊誘拐作戦を阻止した後、
また親探しの旅を再開すべく、再び宇宙へと旅立っていたのだった。

その銀河卵が、微かな親の気配を感じ取り、
数年ぶりに地球へとやって来たのだったが…。

銀河卵「………」
まり「………」
銀河卵「………」
まり「………」
銀河卵「………」
まり「………」

まり「――捕獲ッ!!」
銀河卵「ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ!?」

哀れ銀河卵は、まりに魔法の妖精と勘違いされ
彼女のマンションの部屋の檻の中に監禁されてしまった。

銀河卵「ゴルァ!! 何晒すんじゃボケーッ!
 出せーっ!! 出さんか〜い!!」
萌「まりさん、可哀想です!
 出してあげてください!」

萌は銀河卵に同情し、まりに檻から出してあげてほしいと懇願する。
"関西弁を話す"という共通点から、瑞希も銀河卵に親近感を抱き、萌に同調。
萌は銀河卵に「タマちゃん」と命名する。

◇  ◇  ◇

銀河卵の本当の母親は、銀帝軍ゾーンに所属するエイリアンの一人、
ドクターサイシャルの助手である看護師のフリンダーであった。

フリンダーは一度は他のゾーンのメンバー共々
決戦時にバルガイヤーと一緒に爆死していたのだが、
黄泉がえり現象による銀帝軍ゾーンの復活に伴い、
自身が復活した今も引き続きゾーンの一員として働いていた。
そんな彼女が、なんと次なるイーバのターゲットと狙われることになる。

ゾーンの仲間から「自分の身くらい自分で守れ!」と冷たく突き放され、
途方に暮れるフリンダー。フリンダーが母親だとわかった銀河卵は、
イーバの魔の手から懸命に母親を守ろうとする。まり達フラメンコガールズもそれに加勢。
しかし何の超能力も持っていないフラメンコガールズがイーバに敵う訳もない。
それでも尚、フラメンコガールズは傷つきながらもフリンダーと銀河卵を守ろうとする!

銀河卵「…なんでや。なんでアカの他人のワイらに
 そこまでしてくれるのや!?」
Fルビー「…赤の他人? 何言っとんのや。
 もうアタシらは立派な相棒やで!」
Fサファイア「タマちゃんにもそのお母さんにも
 指一本触れさせません!」
Fダイヤ「真の変身ヒロインはね、決して
 パートナーの妖精を見捨てたりはしないものよっ…!!」

その時、フラメンコガールズの勇気と友情に反応して奇跡が起こり、
ついに銀河卵が孵化。その影響でパワーを受け取ったフラメンコガールズに
本当の変身ヒロインとしての超能力が備わることに!

222ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/11/28(金) 10:44:38
連絡用スレッド>630に加筆。

怪盗キッドの予告状が送られた藍羽邸に、不審な一団がやって来る。

中森「何者だ、貴様達は!?」
車錠「はっはっは、私はアメリホン国のワシンキョウ市で探偵をしている車錠。
 人は私の事を二代目シャーロック・ホームズと呼ぶ。偶々、この国に
 来ていたのだが、事件と聞きましてなぁ。何、私が加われば鬼に金棒ですぞ!」
中森「はぁ〜?」
男爵「(嘘つけ、自称の癖に)」

屋敷に現れたのは、二代目シャーロックホームズを自称する迷探偵の
車錠と助手の鎧武士、秘書の南波テル、飼い犬の男爵である。偶々、
日本へ旅行しに来た時、怪盗キッドの事件を聞きつけて、藍羽邸へと
乗り込んできたのであった。男爵は自称する錠を馬鹿にするが、犬で
ある為、誰もその事を知らない。

その後、怪盗キッドだけで無く、ショッカーの怪人も出現。変身したアルマ
やWが戦うのだが、そのピンチに駆けつけたヒーローが現れた。

アルマ「・・・あ、あんたは?」
ポリマー「破裏拳ポリマー参上!加勢するぞ、フォォォアタァァァァ!!」
W(翔太郎)「誰だか、知らないがありがてぇ!」

実は武士が変身したヒーロー、破裏拳ポリマーも加わり、その独特な
拳法でショッカー怪人と戦うのであった。

223ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/29(土) 13:03:10
≪ルパン三世 クレオパトラの涙≫

現在のアルジェリア北東部周辺に当たる地域を統治していた、
古代ヌミディア王国の王マシニッサが妃に贈ったされる宝石の首飾り。
その首飾りは、その後ローマの手に渡り、ユリウス・カエサルから
プトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラに贈られ、
いつしか「クレオパトラの涙」と呼ばれるようになった。
第二次大戦後にアルジェリアの石油王アルシャード一族に所有権が移り、
現在はアルジェリア政府によって国宝に指定され、国外への持ち出しが
禁止されるに至っている。

クレオパトラの美貌の秘密を知りたがっている峰不二子にせがまれた
ルパン三世の次なるターゲットは、この「クレオパトラの涙」である。

実は「クレオパトラの涙」は、まだ幼い頃のフィリナが
尊敬する今は亡き伯母エメリア(牧村光平の母)からプレゼントされた
大事な物であり、それ以来、首都アルジェにあるアルシャード家の本宅にて
厳重に保管されていた物だった。知らせを聞いたフィリナは急遽フランスから
アルジェリアに帰国し、ルパンが予告状で指定した日に屋敷にて舞踏会を開催。
自ら「クレオパトラの涙」を身につけ、警備に当たる銭形警部以下
ICPOの面々と共にルパン一味を待ち受ける。

侵入したルパンはまんまと「クレオパトラの涙」を奪取に成功。
フィリナは逃げるルパンに銃口を向けて追い詰めるが…。

フィリナ「止まりなさい! さもないと撃つわよ!」
ルパン「…どうした、撃たないのか?」
フィリナ「………」
ルパン「無理はよしな。お嬢ちゃんに人は殺せねえよ」
フィリナ「くっ…!」

屋敷の窓から飛び降り逃走するルパン三世。

銭形「ルパ〜ン! 逮捕だァ〜!!」
ルパン「ハハハッ!! またなぁ、とっつぁ〜ん!!」

しかし、逃走するルパン一味を別の角度から襲撃する謎の一団があった。
アルジェに潜入していたサラジア・シークレッド・サービスの工作員たちである。

次元「ルパン、新手だ!」
ルパン「なにっ!?」

秘書N「お目にかかれて光栄よ、ルパン三世」
秘書R「せっかく知り合えたのに残念なのだけれど、貴方には死んでいただくわ」

せっかく苦労して盗んだ「クレオパトラの涙」を
サラジアの工作員に横取りされてしまうルパン一味…。
「地中海の鮫」と恐れられる死の商人マルセスは、
サラジアのアフマド・アルハザード副大統領と手を結び、
以前から「クレオパトラの涙」を狙っていた。
その宝石に隠されるクレオパトラ美貌の秘密には、
マルセスとアルハザードが欲する別の何かの
手がかりが記されているらしい。

フィリナ「バカにしてるわ…!」

ルパンにバカにされたと思って怒ったフィリナは、
家宝にして伯母の形見でもある「クレオパトラの涙」を奪還すべく、
自らもルパン一味追跡に単身乗り出す決意を固める。

舞台はアルジェリアからエジプト、
そしてサラジアの科学都市テクノグラードへと移し、
ルパン三世一味の大活劇が描かれる。

フィリナ「ルパン、貴方のような人がブレイバーズに加わってくれたら
 とても心強いでしょうに…」
ルパン「おいおい、よしてくれ。俺様はあくまでド・ロ・ボ・ウ!
 正義の味方だなんて評判が広まっちゃあ、仕事がやりにくくていけねえや」

224ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/11/29(土) 13:25:45
≪シグフェルが「天凰輝シグフェル」と呼ばれるようになった理由≫

シグフェル=牧村光平が正式にブレイバーズの仲間になってから
しばらくしての事…。

Gショッカー地球遠征軍に合流している
ザンギャック皇太子ワルズ・ギルは、賞金稼ぎキアイドーを放ち、
シグフェル抹殺に向かわせる。

キアイドー「期待して来てみれば、貴様の強さはこの程度か。
 つまらん。あの赤い海賊はもっと俺を楽しませてくれたぞ…!」
シグフェル「くっ…!」
キアイドー「これでは俺の退屈はちっとも治らん。
 貴様など殺す価値もない」

キアイドーに惨敗した光平は初めて死の恐怖を経験し、挫折を味わう。

一也「かつてゴーカイレッド=キャプテン・マーベラスも
 キアイドーにこの上ない敗北感を味わらされたが、彼はその後
 見事に克服して見せた。だからお前にもできるはずだ!」

沖一也は光平を赤心寺に連れて行き、そこで玄海老師に引き合わせる。
玄海老師からある修練を課された光平は、見事それをクリアし、
キアイドーに再挑戦して勝利を収める。

試練を克服した光平を祝福し、玄海老師は自ら筆を振るって
一筆を光平に贈る。

光平「天凰輝(テンオウキ)…?」
玄海「天に輝く鳳凰の騎士という意味じゃ」
一也「まさに今の光平に相応しい言葉だ」
玄海「これからは天凰輝シグフェルと名乗るがよい!」
光平「天凰輝…シグフェル!」

225ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/12/02(火) 10:19:56
<<日本一のZ/その名はズバット>>

風の吹く町―風都。そこへ黒いカウボーイスタイルの服装に白いギターを
背負った男―早川健が訪れた所から、今回の物語が始まる。

早川「(五郎、世間じゃあ死んだ人間が生き返って来るなんて事が起きている。
 2月2日のあの日、ダッカーの総統Dに殺されたお前も生き返ったのか?)」

早川が風都に来たのは、ダッカーの組織が来ているという情報を聞きつけた
からである。今は亡き親友、飛鳥五郎の事を思いながら早川は風都に入るのであった。


***鳴海探偵事務所***

事務所で寛いでいた翔太郎達に、照井と警視庁第8課から来た東条進吾警部が
訪れる。話によると風都でミュージアムとダッカーの間でガイアメモリの取引
が行われるらしく合同捜査をする事となり、翔太郎達にも協力を要請しに来たのだ。

翔太郎達が取引現場を探している間、早川はフランク白銀が経営する喫茶店で
コーヒーを飲んでいた。

早川「マスター、このコーヒーは実に美味いな」
フランク白銀「ありがとうございます。では、お礼に...」

フランク白銀はコーヒーを褒めてくれた早川にお礼として、軽いマジックを
披露する。

早川「流石は、名うてのマジシャンだったフランク白銀。引退した今でも
 その腕は健在だな」
フランク白銀「はは、マジシャンだったのは昔の話ですよ」
早川「だが、日本じゃあ2番目だ」
リリィ白銀「ちょっと、あなた失礼よ!それを言うなら、日本一のマジシャンは
 誰なのよ!」

フランク白銀の孫であるリリィ白銀は、マジシャンとして尊敬している祖父が
日本一ではないと侮辱されたので、早川に日本一のマジシャンは誰かと問いただす。
すると、早川は気障な舌打ちをして、深く被った帽子の鍔を人差し指で押し上げて
親指で「俺さ」と指を指す。そしてマジックの腕前を披露し、2人はその腕前に驚く
のであっのであった。

一方、ミュージアムとダッカーの取引現場を見つけた翔太郎達は様子を伺って
いたがうっかりバレてしまいドーパントとダッカーの戦闘員の交戦状態となり、
翔太郎とフィリップはWへ、照井はアクセルに変身して戦うがピンチに。
そこへ颯爽と現れたのは、早川が変身した快傑ズバットだった。

W(翔太郎)「だ、誰だよアンタは!?」
ズバット「スバッと参上!ズバッと解決!快傑ズッバァァァァト!!!!」

そして、W、アクセル、ズバットは共に戦うのであった。

226ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/12/02(火) 11:12:33
<<赤い彗星、青い鷹>>

地球圏で活動するブライト・ノア率いるロンド・ベル隊の旗艦ラー・カイラムは
ギガノス軍を探すドラグナー隊を加えて、Gショッカーやロゴス、ギガノスの
新機動要塞を追っていた。そしてケーン達は別に新機動要塞を追っていたマイヨの
部隊からギガノスの戦艦を発見したと連絡が入り、ラー・カイラムはマイヨ達の下
へ急行する。

マイヨの入る宙域に辿り着くと、マイヨの部隊はギガノスのメタルアーマー(MA)
と交戦していた。アムロ達MS部隊やケーン達ドラクナー隊は出撃し、マイヨ達に
合流する。

マイヨ「ケーン・ワカバ、それにアムロ大尉。来てくれた事に感謝する」
ケーン「へへ、お安い御用ですよ。あの戦艦が、ギガノスの戦艦だな!?」
アムロ「状況を説明してくれ」

マイヨの説明によると、あの戦艦にはギルトール元帥を裏切ってギガノスを
乗っ取ったドルチェノフが乗っているらしく、新機動要塞の情報を得ようと
するが、交戦状態となったらしい。

マイヨ「ドルチェノフ、機動要塞の情報を話してもらうぞ!」
ドルチェノフ「ふん、誰が貴様なんぞに話すか!」

ロンド・ベル隊が合流したので劣勢に立たされるドルチェノフだが、そこへ
MSの部隊がドルチェノフに加勢したので、その隙に逃げられてしまう。
何とか残った部隊を掃討した一行は、マイヨ達と合流し補給をするべく
ジオン共和国に立ち寄る。入港したラー・カイラムを出迎えたのは
現在ジオン共和国の大統領を務めるシャア・アズナブルだった。

シャア「久しいな、アムロ」
アムロ「シャア...」

シャアも地球圏で暗躍するGショッカーやロゴス等の勢力を独自に追っていた。
掴んだ情報によると、今Gショッカーの一員となったガルマの下にギガノス軍
や反地球連邦政府が戦力として集まっているらしい。

ブライト「なるほど。先程ドルチェノフに加勢したMS部隊は、ガルマ・ザビの
 手の者か」

先程のMS部隊が何なのか、シャアの説明を聞いてブライト達は納得する。
だが、そこに不穏な影―イーバがアムロ達の前に現れようとするのであった。

227ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/12/03(水) 20:26:38
≪シグフェル、自動車教習所に通う≫

サンダーフェニックス(仮名)――ブレイバーズの科学陣が総力を挙げ、
持てる技術の粋を集めて、天凰輝シグフェルのために開発したスーパーバイクだ。
シグフェルと同じく紅蓮のカラーリングが施されている。
だが、完成していざ試験走行という段階になって、
思わぬ盲点が発覚してしまう!

光平「あのー、俺…二輪の免許持ってないんですけど……」

      _人人人人人人人人人人人人人人_
        >    な なんだってー!!    <
        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
        _,,.-‐-..,,_       _,,..--v--..,_
    /     `''.v'ν Σ´        `、_,.-'""`´""ヽ
    i'   / ̄""''--i 7   | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ          ヽ
.     !ヘ /‐- 、u.   |'     |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、   |
    |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!     iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
.   ,`| u       ..ゝ!     ‖  .j     (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\   (二> /      !  _`-っ  / |  7   ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' /        \ '' /〃.ヽ `''⊃  , 'v>、
 !、\  \. , ̄        γ/| ̄ 〃   \二-‐' //`

***海防大学付属高校・職員室***

朱音「二輪の免許が取りたいですって??」
光平「いやあ、急に必要になってしまって…(汗」
朱音「へえ…意外ね。成績優秀な光平君が
 バイクに興味があるなんて…。…あ、いや、
 誤解しないでね。別にバイクを乗り回す
 生徒が不良だとか、そんなことは思ってないから」
光平「はあ…」
朱音「わかったわ。届け出の方は私から受理しておくから。
 頑張っていってらっしゃい」
光平「よろしくお願いします」

こうして学校から正式に許可をもらった牧村光平は、
二輪免許取得を目指して、立花レーシングクラブに通うことになったのだが…。


***立花レーシングクラブ・初心者用練習コース***

ヴォーン、ヴォヴォーン、ヴォヴォーン……

マリ「あ〜ん、ダメよ…ダメダメ。
 それじゃあ"私は下手っぴライダーです"って
 誇示しているようなものよ♪」
ユリ「シフトアップの際、クラッチを切ると同時に
 アクセルを2回煽るからそういう音になっちゃうのよ!」
光平「は、はあ……(汗」

ライダーガールズの美人のお姉さま方に
つきっきりで手取り足取り教えられ、
光平はすっかり困惑気味である。
しかも間の悪い事に、心配して様子を見に来た
沢渡優香にバッチリ現場を見られてしまう。

優香「光平くん、とても楽しそうね…(^^)#」
光平「ゆ、優香…!?(汗」

こちらを見る優香の表情は、完全に引きつっていた…。

マリ「あら優香ちゃん、せっかくだから
 貴女も一緒にバイクのお勉強しない?」
優香「いーえ! 私は今日はこれで帰ります!#」
光平「優香、ちょっと待って――」
ミチ「逃がさないわよ!!」
光平「ヒィー((;゚Д゚)ガクガクブルブル」

光平はライダーガールズたちに袖をひっぱられ
引きずり戻されてしまうww。

優香「……(若づくりの年増がっ!!)#」
マリ「……(小娘がっ!!)#」

女の火花が散る!!

優香「プンッ! 知らないっ!#」
光平「優香あああっっ!!!(涙」

こうして涙目の光平を一人置き去りにして、
優香は嫉妬したまま帰ってしまった。
牧村光平の女難の日々は続く…。

マリ「あら、隼人さん、滝さん♪」
一文字「おいおいお前ら…」
滝「純情な少年一人を相手によってたかって
 からかうのもそのぐらいにしておけよ…」

228ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/12/04(木) 16:32:36
≪スティング・オークレー、アウル・ニーダ救済案≫

黄泉がえりで復活したセイラン親子がロゴスの後押しを受けて
クーデターを決行! カガリを幽閉してオーブ全土を制圧する。

ユウナ「会いたかったよ〜♪ マイ・スイート・ハニー・カガリん&hearts;」
カガリ「ユウナッ…!」

フラガやステラその他の面々は、間一髪で脱出して、
救援に駆け付けたザフトのミネルバ隊と合流。
オーブに進駐したティターンズ部隊のMSの中に、
なんと生体部品として利用されているスティングとアウルの姿が!?

ステラ「お願いシン! スティングとアウルを助けて!」
シン「ステラ…」

果たしてシン・アスカはステラの願いに応えて、
スティングとアウルの二人を救いだす事ができるのか!?

229ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/12/06(土) 20:13:40
≪プリキュア&スーパーヒロインオールスターズ≫

シスタージルとダークプリキュアが組織した精鋭、
闇のアマゾネス軍団の猛攻を受け、セーラー戦士が、
キューティーハニーが、愛天使が、怪盗ジャンヌが、
魔法騎士(マジックナイト)が、シンフォギア装者が次々と倒されていく。
だがその時、彼女たちのピンチに颯爽と現れたのが…!?

シスタージル「な、なんだ貴様らは!?」
キュアブラック「我ら、プリキュアオールスターズ!!」

総勢37人のプリキュア軍団が出現。その圧倒的力で
闇のアマゾネス軍団を蹴散らし、セーラームーンたちの危機を救う。

セーラームーン「あなたもしかして、四葉ありすちゃん!?」
セーラーマーキュリー「あなたもプリキュアだったのね!?」
キュアロゼッタ「ふふっ、お久しぶりです。セーラー戦士のみなさん」

ヘドリアン「如何にプリキュアオールスターズであろうと、
 この私の敵ではない! ベ〜ダ〜ヨウマジュツマンダラ〜ァッ!!」

ヘドリアン女王の妖魔術で、チームをシャッフルされ
それぞれ異空間へと閉じ込められた美少女戦士たちの運命やいかに!?

230ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/12/17(水) 16:52:37
≪シグフェル×仮面ライダースーパー1邂逅編≫

反逆者ゾルベゲール博士がネロス帝国に匿われたとの情報が入り、
早速メガール将軍が抗議及びゾルベゲールの身柄引き渡しを求めて
ゴーストバンクに乗り込むが、案の定ネロス帝国側からは
「知らぬ存ぜぬ」で押し通されてしまう。

親衛隊「それでおめおめと帰って来たのか!」
メガール「くっ…! こうなれば、ネロス帝国よりも先に
 シグフェルの正体を暴き、奴等の鼻を明かしてくれるまでよ!!」

メガール将軍は、ドグマ超A級怪人ギョストマにシグフェル捜索を命じる。
一方その頃、海防大付属高の空手部道場では…。

光平「よろしくお願いしますっ!」

明るい声で礼をして、拳を構える牧村光平。
普段はテニス部である光平だが、空手の心得もあることから、
時折助っ人部員的な立場で空手部の練習にも参加していた。
光平を相手にして次々と仰向けに倒れこむ他の部員たち。

部長「なんでお前ほどの猛者が空手部に入らないんだ?
 本当に勿体ない! なあ牧村、今からでも遅くはないから、
 テニス部から空手部に正式に移籍しないか? 頼む!!」
牧村「ハハハ…(汗」

空手部部長からの誘いを光平は笑って誤魔化す。
そして光平は部長から、部のコーチを引き受けてもらっているという
赤心少林拳・沖一也を紹介される。

一也「美しい、完璧にスキのない構えだ…」

拳を握り締め正面に構えた光平の姿に、沖一也は思わず目を見張る。
しかしそこに、拳竜会最高師範・大石秀人が道場破りに現れた。
大石は言わずと知れたギョストマの仮の姿である。
ギョストマの任務は、都内の武術道場や学校の空手部・柔道部を
片っ端から荒らしまわり、シグフェルと思われる強者を見つけだすことだったのだ。
次々と大石の前に倒されていく、海防大付属高校空手部の部員たち。

光平「こいつ!!」
一也「待て光平君! 君の勝てる相手ではない!」

一也の制止も聞かずに大石に挑む光平だったが、
返り討ちに遭い、ボコボコにされてしまう。
大石に敗北し、悔しさに涙を呑んだ光平は、
一也に赤心寺へと連れて行かれ、特訓を開始。
その後、大石に再戦を挑む!

ギョストマの正体を現す大石秀人。
シグフェルとスーパー1はお互いの正体を知らぬまま、
なりゆきで共闘してギョストマを倒す。

戦いの中で見たシグフェルの戦法の構えが、
光平のそれと似ている事に沖一也は気がつく。

一也「まさか、な……」
ハルミ「一也さん、どうしたの?」
一也「いや、なんでもない」

まだこの時点では沖一也は半信半疑の段階だったが、
玄海老師だけは「シグフェル=牧村光平」であると
ハッキリと見抜いていた。しかし何か考えあってのことか、
あえて老師は今のところは何も言わずに
胸の内に秘めておくのであった。

231ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2014/12/21(日) 18:00:48
≪絶剣、蛇の道を往く≫

15年の短い生涯を終えた紺野木綿季ことユウキは、
生前に両親と双子の姉・藍子との家族愛や、
スリーピング・ナイツの面々やアスナとの友情と努力、
そして自ら被験者となって医療用メディキュボイドの研究発展に
大きく寄与したなどの様々な点が高く評価され、
無事に閻魔大王から天国行きの裁定を受ける。

しかし界王神からのテレパシーで、
ユウキに対して直々にスカウトの声がかかり、
閻魔庁から界王星まで続くとてつもなく長い、
およそ100万kmはある蛇の姿を模した道、
通称「蛇の道」の踏破にチャレンジすることになる。

ユウキ「こ、これを歩いて行くの〜!?」
ジョルジュ早乙女「蛇の道のすぐ下は地獄との境目になっているいます。
 下が地獄になっているので、一度下に落ちると二度と上に戻ることは
 できません。気を付けてください」
コエンマ「引き返すなら今のうちだぞ?」
ユウキ「ううん、ボクやるよ! もっと強くなりたいからね♪」

ここ一億年の間で、界王星まで辿りついた人物は、
閻魔大王、孫悟空、ヤムチャ、餃子、天津飯、ピッコロの計6人のみである。
果たしてユウキはこのミッションを無事にクリアすることはできるのか!?

232ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2014/12/30(火) 11:38:44
<<外宇宙編 銀河烈風隊、イーバに遭遇ス>>

黄泉還りにより前大戦で戦死した局長ドン・コンドールことディーゴ・近藤を
はじめ、多くの隊員が生き返り、銀河烈風隊に復帰した。
彼らは現在、エドン国にて治安維持部隊として活躍している。

ディーゴ「こうして見ると、平和だな」
シュテッケン「だが、この宇宙にはGショッカーなんて悪党共が蔓延っている。
  それに最近じゃあ、宇宙連合の方でもきな臭い噂を聞いているぜ」
ディーゴ「なぁ〜に、俺達にかかれば敵う敵はないさ!」
シュテッケン「(だがな、ディーゴ。俺はもうお前さんの死んだ姿なんて
 見たくねえんだ・・・)」

パトロールを行うディーゴとシュテッケン。宇宙ではあらゆる勢力が動きを
見せており、ディーゴは彼らから平和を守ろうと決意する一方、シュテッケン
はディーゴをまた死なせはしないと固く決意するのであった。
そこに、銀河烈風隊隊員が何者かに殺されたと報せが入る。

シュテッケン「一体・・・誰が殺したぁぁ!」
ディーゴ「落ち着け、取り乱すなんてお前らしくもない!そんなんじゃ
 “諸刃のシュテッケン”の名が泣くぜ!!」
シュテッケン「―!?すまねえ、俺とした事が取り乱しちまった」

仲間の死にシュテッケンは激昂するが、ディーゴによって冷静さを
取り戻した。

士郎「待って下さい・・・近くに何かいます!」

前大戦で目が見えなくなった士郎は視覚を失ったかわりに、他の
感覚が鋭くなっており、ここにいる人間以外の気配を察知した。

ケットシーイーバ「フシュゥゥゥ!」
佐馬之介「何だ!?猫の化け物か!」

現れたのは巨大な猫の様なケットシーイーバだった。殺されたのは
黄泉還りによる生き返った隊員だったのだ。ケットシーイーバは
ディーゴに狙いを定める。遭遇した烈風隊はイーバと戦えるのか!

233ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/02(金) 13:00:40
≪聖天子暗殺!? 宇都宮釣天井-4 予定稿≫

***那須塩原鎮台・自衛隊駐屯地***

ここは栃木県とT県の県境近く、対幻獣・ガストレアの最前線にある防衛の本拠地である。
自衛隊及び学徒兵部隊が整列し、閲兵を受け、のち分列行進してその威容を示す。
行進する部隊より敬礼を受けた聖天子は、用意された原稿のスピーチを読み終えると、
壇上より降りて隊員たちの前に近づこうと歩み寄る。

侍従「お待ちください聖天子様、どちらへ!?」
聖天子「隊員たちと直接言葉を交わします」
侍従「それはなりません。一兵卒の軽輩などに
 軽々しく御身をお近づけになられましては…」
聖天子「留め立て無用です」
侍従「ハハッ…」

聖天子は整列する青森第四中隊の前に立った。

聖天子「貴官の姓名と階級は?」
咲良「ハッ! 青森第108警護師団第4中隊々長、
 石田咲良千翼長であります! この度は
 聖天子様の行幸を賜り光栄です」
聖天子「青森第四中隊の活躍は私の耳にも
 届いています。今後も皆さんの善戦を祈ります」
亜美「ありがとうございます!」

続いて聖天子は、第105山岳師団の前に立った。

源「聖天子様、俺はこんな口のきき方しか
 できねえけどよ、それでも直に話しかけても
 構わないのか?」
聖天子「構いません」
源「安心しな。北関東に巣食う幻獣とガストレアは、
 全部俺たちがまとめて駆逐してやるよ!」
聖天子「期待します」

隊員たちとの対談を終えた聖天子に
県知事が恐れながらと話しかける。

知事「恐れながら聖天子様に申し上げます。
 わが県選出の城之内議員より、新たな造営した
 宇都宮城御休息所にて、聖天子様の日頃のご労苦を
 お慰みしたいと申し出ております」
聖天子「…御休息所? そのようなものの
 建設は必要ないと事前に通達していたはずです!」
知事「お言葉にはございますが、造営費用は全て
 地元有志の篤志家が全額負担し、国費公費には
 一切手をつけてはおりません」
聖天子「………」
知事「もしここで聖天子様のお成りのないまま
 御休息所を取り壊すこととなりますと、かえって
 費用がかさみます」
聖天子「わかりました。参りましょう…」

234ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/02(金) 13:01:10
***二荒山神社***

宇都宮市馬場町にある二荒山神社。
その歴史は古く、起源は約1,600年前。宇都宮の始祖・豊城入彦命をまつっている。
この神社が下野「一の宮」と呼ばれていたことから、宇都宮の地名がついた、との説もある。
社宝は鉄の狛犬と兜で、どちらも国の重要美術品に認定されている。

静弦太郎と霧島五郎の二人は、ここの参道で朱音と待ち合わせていた。

五郎「おそいなあ、朱音ちゃん…」
弦太郎「五郎、てめえ俺に隠れて餃子食ったな?」
五郎「あれっ、バレた…?」
弦太郎「バカッ、お前の口がニンニク臭いんだよ!」

そこへようやく朱音が姿を現した。

朱音「弦太郎さん、五郎さん、遅れてごめんなさい!」
弦太郎「遅かったじゃねえか! 今までどこ行ってたんだ!?」
五郎「どうしたのその顔は? 体中どこもかしこも痣だらけじゃない!?」
朱音「…ああ、これは、ちょっと転んじゃって…(汗。
 それよりもこれが宇都宮城の御休息所の図面です!」

朱音は、懐から取り出した折り畳まれた大きな紙を広げる。
それを目にした弦太郎は愕然とした。

弦太郎「やはりな…。思ったとおりだぜ!」
五郎「おい弦の字、どういうことなんだ。
 俺にも説明してくれよ」
弦太郎「図面のここのところをよく見ろ。
 休息の間に釣天井の仕掛けがしてある。
 間違いねえ!」
五郎「釣天井!?」
弦太郎「奴ら、これで聖天子様を
 ぺしゃんこに押しつぶそうって魂胆だ!」
五郎「どうするんだ弦太郎!?」
弦太郎「もう時間がねえ! 急ぐぜ五郎!!」


***宇都宮城・城門前***

宇都宮城へと急行した静弦太郎と霧島五郎は、
城門前で藤森典子と合流した。

典子「静君、霧島君、血相変えてどうしたの!?」
弦太郎「んなこたぁどうでもいい!!
 それよりも聖天子様はどうした!?」
典子「もうお城の中に入られたわよ」
弦太郎「しまった!!」

235ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/02(金) 13:03:43
***宇都宮城・御休息所***

宇都宮城に到着し、御休息の間へと入る聖天子。
しかし廊下を進む間に、随員の護衛隊から巧妙に
切り離されていることには誰も気づいてはいなかった。

せいあ「護衛隊はどうしました?」
係官「あちらの別室にて御休息を…」
せいあ「別室で…? いえ、一緒の方がよろしいでしょう。
 すぐに呼んで来てください」

聖天子に随行していた尾上せいあ一佐が、
すぐに護衛隊も側近くまで呼び寄せるよう要請するが、
突然、御休息の間の全ての襖が厳重に締め切られる。

せいあ「これは何事です!?」
係官「恐れながら聖天子様をお慰めせんがため、
 城之内議員が拙き能をご覧に入れようとの趣向にございます」
せいあ「………」

城之内輝貞といえば、民自党県連の会長でもあり、
これまでに数度も重要閣僚の座を経験してきた大物代議士である。
やがて能の面をつけ、衣装に身を包んだ城之内が現れ、
薙刀を片手に振り回しながら豪快に能を舞い始めた。
まるで今にも聖天子を薙刀で切り刻まんとする勢いである。

せいあ「おやめなさい! 城之内議員、無礼でありましょう!」
能面の男「………」
聖天子「城之内議員、金剛流ですか?
 なかなか上達されましたね。さあ、もうよいのです。
 あの戸を開けてくれませんか?」
能面の男「いや、開けるわけにはいかん。
 そのまま永劫の闇の中においで願う!」
聖天子「なんと…!」

能面の男は面を取り衣装を脱ぎ棄てる。
現れたのは頭にターバンを巻き、僧兵風ともアラビア風ともつかない
衣装を身にまとった男だった。同時に周囲の係官の男たちも
服を脱ぎ捨て同様の姿へと早変わりする。

聖天子「何者です?」
幻の月光「我が名は幻の月光! 騒いだとてもはや袋の鼠!
 聖天子殿、我ら独立幻野党革命の同志一同、お命頂戴仕る!」
聖天子「なにゆえに?」
幻の月光「その胸に聞けい!」
せいあ「貴様、本物の城之内議員はどうした!?」
幻の月光「今頃、議員事務所の奥で冷たい骸になっておるわ!」

その瞬間、聖天子たちのいる区画の四方に敷居の壁が降りて来て、
聖天子たちは完全に閉じ込められた。そして天井がじわじわと落下してくる。

侍従「これはいったい!?…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
せいあ「聖天子様、御身に危険が迫っております!」
聖天子「うろたえてはなりません!」

236ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/02(金) 13:04:27
外では、幻の月光たちが釣天井が床までしっかり落下する瞬間を
待ち侘びていた。釣天井落下のからくりが作動する音が静まるのを
確認し、落下した釣天井を上げて四方の戸を全て解放する。

幻の月光「これで聖天子もお陀仏か。哀れな者よ。
 フハハハハ!!!」

企ての成功を確信して高笑いを上げる幻の月光。
しかし、部屋の中には聖天子の死体どころか、
人っ子一人の姿すらなかったのである。

幻の月光「…こ、これはどうしたことだ!?」
幻の葉月「月光、これを見ろ!」

幻の葉月が、片隅の床にいつの間にか
人一人が通れそうな大きさの穴が開けられていた。
予想外の事態に驚く幻の月光。

幻の月光「いつの間にこんな穴が!?」
???「ハハハハハ!!!」

誰かの高笑いが周囲一面に響いた。
たじろぐ独立幻野党の群れをあざ笑うかのように颯爽と現れた、
カウボーイハットにウエスタンスタイルのあの男――
――国家警備機構の密使、我らが静弦太郎だ!

幻の月光「おのれ静弦太郎!!」
弦太郎「久しぶりだなあ、幻の月光!
 聖天子様もお供の随員たちも全員無事だ!」
幻の月光「うぬぬ〜!!」
弦太郎「今一度てめえら独立幻野党こと幻兵団を
 まとめて地獄に送り返してやるぜ!!」
幻の月光「え〜い、かかれーっ!!」

幻の月光の号令で、独立幻野党の団員たちが一斉に襲い掛かるが、
弦太郎はアイアンベルトで片っ端から薙ぎ払っていく。

幻の葉月「鋼鉄の同志、カプリゴンよ!
 現れ出でるのだあ〜!!」

幻の葉月はドクロ型コントローラーを空高く掲げ、
怪獣ロボットを呼び出す。

カプリゴン「ギャオオ〜ッ!!」

弦太郎の指示で待機していた五郎は、
怪獣ロボットの出現を確認する。

五郎「現れやがったな!
 ――アイアンショック!!」

変身ポーズと掛け声を取った霧島五郎は、
水をエネルギー源とする身長45メートルの戦闘用サイボーグ、
アイアンキングへと変身するのだ!



○聖天子→駐屯地で自衛隊員や学徒兵部隊を観閲後、宇都宮城で釣天井の罠に嵌る。
○尾上せいあ→聖天子に随行し、共に宇都宮城で釣天井の罠に嵌る。
○石田咲良→観閲式で、聖天子と直に言葉を交わす。
○横山亜美→観閲式で、聖天子と直に言葉を交わす。
○源健司→観閲式で、聖天子と直に言葉を交わす。
○静弦太郎→間一髪で聖天子を釣天井の罠から救い、独立幻野党一味と交戦。
○霧島五郎/アイアンキング→アイアンキングに変身し、現れた怪獣ロボット・カプリゴンと交戦。
○藤森典子→宇都宮城の城門前で、静弦太郎たちと再度合流。
●幻の月光→聖天子暗殺に失敗し、静弦太郎と交戦。
●幻の葉月→怪獣ロボット・カプリゴンを起動させる。
●カプリゴン→幻の葉月に呼び出され、宇都宮市街で暴れまわる。

△千坂朱音→宇都宮城御休息所の図面を、静弦太郎たちに届ける。


【今回の新規登場】
●カプリゴン(アイアンキング)
幻の葉月に操られる、つぶらな目をした造形をしたロボット怪獣。
ひたすら走り続け、目の前にある障害物を踏みつける。
鼻から槍のような針を出し、角にはミサイルを積んでいる。

237凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2015/01/02(金) 23:04:15
≪印波神像の秘密≫

関東屈指の弱小暴力団・美樹原組。
その組長の娘である美樹原蓮がある日、爆弾テロに狙われた。
間一髪、相良宗介に助けられて事なきを得たが、
犯人はどうやらサラジア共和国の特殊工作員らしい。
中東の諜報機関がなぜ日本の弱小ヤクザを? と宗介は訝る。

折しも美樹原組では、ライバルだった龍神会の壊滅に伴い、
新たにシマに収めた大江戸市で開催される、
大江戸神社の夏祭りのテキ屋の準備で大忙し。
だが大江戸神社には、奉納されている印波神像を引き渡さなければ
夏祭り会場を爆破するという脅迫状が届いていた。
サラジアの狙いはその神像を手に入れる事であり、
蓮を襲ったのは祭りを取り仕切る美樹原組への脅しであったらしい。

柴田「ふざけんじゃねえ!
 龍神会をぶっ潰した美樹原組の力、思い知らせてやろうじゃねえか!」
かなめ(あ〜あ、完全に調子に乗っちゃってるわ)
宗介(勝因があくまで装備の優秀さであって、
 自分達の実力ではないのを忘れているな)

祭りを無事開催してみせると息巻く美樹原組だが、
ミスリルさえ恐れる中東最強級のスパイ組織を相手に、
日本最弱級のヤクザではどうにも心もとない。
宗介は仕方なく美樹原組に付き合い、夏祭りをガードする事にする。

一方、夏祭りが爆破予告を受けたと聞いて大江戸市でも大騒ぎ。
花丘イサミらしんせん組は事件を解決しようと動き出し、
まずは問題の印波神像とは何なのかを調べるため、
大江戸神社に取材を試みる。

神主「この印波神像はその名の通り、
 江戸時代の初めにインパラヘン王国から伝来したものじゃ」
ソウシ「インパラヘン王国って言うと、
 レアメタルの輸出で栄えている国ですね」
神主「うむ。学者に詳しく調べてもらったところ、
 この像はそのレアメタルでできているらしい。
 信心深いインパラヘン王バトゥラ1世は、
 自国で採れるレアメタルを彫刻してご神像を作らせ、
 それを友好の証として日本へ贈ったという」
イサミ「じゃあ、テロリストはそのレアメタルを…?」
ソウシ「可能性としてはなくもないけど、
 随分面倒な話じゃないかな。ただレアメタルが欲しいだけなら、
 直接インパラヘン王国を狙えばいいわけだし」
トシ「やっぱり、この像でないといけない理由があるのか…」
ソウシ「この神像を作らせたバトゥラ1世という王様について、
 詳しく調べてみる必要があるかもね」

神像が作られた歴史的背景について追跡調査する事にしたしんせん組。
一方、神像がレアメタル製だとイサミ達から聞かされた宗介は、
レアメタルの詳細についてミスリルの上層部に問い合わせる。

テッサ「その神像がレアメタルでできているとなると、
 事は厄介かも知れませんね」
宗介「と、言いますと…?」
マデューカス「インパラヘンで採れるレアメタルには、
 人の思念波を記録する力がある。
 その神像にも、過去の時代の人間の思念波――つまり、
 何らかの記憶が留められている可能性が高いのだ。
 サラジアの狙いは神像そのものよりも、
 そこに隠された古の秘密にあると見ていい」
テッサ「それが万一、アルハザードやサラジアを大きく利する情報であった場合、
 今後の世界情勢にも大きな影響を与えかねません。
 微妙な均衡の上に成り立っている中東のパワーバランスが、
 復活したロストテクノロジーの投入によって一気に崩れる事態もあり得ます」
宗介「了解しました。
 全力を挙げて神像を守り、情報がサラジアへ渡るのを阻止します」

アルハザードが狙う神像に隠された秘密とは…!?
宗介としんせん組は果たして神像を守れるのであろうか?

238ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/04(日) 22:18:43
ギャグ編≪スーパーヒーロー格付けチェック≫

スーパーヒーロー格付けチェックとは、四葉テレビが制作する
正義の味方の一喜一憂する様子(=他人の不幸ww)を楽しむ、お正月特別番組である!

最初は全員「一流ヒーロー」として丁重におもてなしされるが、
不正解を重ねていくとどんどんランクが下がり、
司会者からの扱いがぞんざいになっていく。
そして最終的には「映す価値なし」としてテレビから消されてしまうという、
ヒーローとしてはとても惨めな末路が待っているのだ!

主な出題内容は、

・昭和ライダーの父・立花藤兵衛の特訓と、そこら辺の流行ってないジムのトレーナーによる特訓。
・ノーベル賞級天才科学者が制作した巨大ロボットと、そこら辺の経営難の町工場が開発したおんぼろロボット。
・伝説の勇者専用の剣の切れ味と、そこら辺の武器屋で売ってる安物の「どうのつるぎ」の切れ味。

などの難問をクリアしていかなければならない!
出場者のうち、GACKTポジションや疫病神ポジション等々その他に
どの版権キャラを置き換えるか、ご意見募集中。

ちなみにアタシの意見は、GACKTポジションは破嵐万丈でお願いします。

239ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/05(月) 21:25:45
≪サンライズ・アーマードヒーロー大集合(仮)≫

その日、舞原このはは火浦直気と真由の兄妹を連れて
生田山にハイキングに訪れていた。
本当はダー・ユンが火浦兄妹と一緒に行く予定だったのだが、
ブレイバーベースでディオドスシステム開発に関わる大事な急用が入ったため、
このはが代わって保護者の役目を引き受けたのである。

真由「このはお姉ちゃん、なんかとっても楽しそうだね」
直気「もうじき桃矢兄ちゃんが帰ってくるのが嬉しいんだろ?」
このは「ふふっ…ええ、そうね♪」

実は先日にCIAのエドワード高崎から連絡があり、
仮面ライダーディケイド=門矢士たちの協力もあって、
エターナリアでの戦いにも一段落がついた神城桃矢たちが、
久しぶりに明日、地球に戻ってくるのだという。
やっと桃矢と再会できるとあって、このはは上機嫌なのである。

直気「このは姉ちゃん、ちょっと遊んでくるね」
このは「あんまり遠くまで行っちゃダメよ!」

しかし火浦兄妹の戻りが遅いと、心配になり探しに行ったこのはは
山の林の奥に洞窟を発見。中にいた火浦兄妹を発見したが…。

直気「こ、このは姉ちゃん…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
真由「怖いよぉぉ…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
このは「――!!」

プラノドン「ァア――!!」

なんとこの洞窟はGショッカーの秘密基地だったのだ。
このはたちはショッカーの怪鳥人プラノドンに捕えられてしまう!

プラノドン「ではこれから手術を開始します」
死神博士「よし、開始しろ」
プラノドン「やれっ!」

ショッカーは、このはたちの耳の中に受信機のカプセルを注入した。

プラノドン「死神博士、これでこの三人は私の発信する電波によって
 自由に操縦できます。ァア――!!」

このはたちは、その後何事もなかったかのように解放されたのだが…。

一馬「随分と帰りが遅かったじゃねえか」
ユン「このは、今日は急に代わってもらってすまなかった」

このは「そう……」
直気「……」
真由「……」

金桃寺に帰って来たこのはたち三人は、一馬和尚らの問いかけにも、
まるで人が変わったかのように虚ろな瞳で無表情だ。

一馬「…??」
ユン「…??」

一馬和尚とユンは、このはたちの様子に不審を抱く。

240ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/05(月) 21:26:21
プラノドン「これから面白い事が始まるぞ!」

その日の深夜、金桃寺の境内へと侵入したプラノドンは、
就寝中のこのはを襲った。

このは「あ、あなたは…!?」
プラノドン「ァア―!! ァア―!! 来るのだ。早く来い!」

プラノドンは命令電波を発して、パジャマ姿のこのはを苦しめる。

このは「い、いや……いやあ!」
プラノドン「俺の命令に背くと、どうなるかわかったろ!?」
このは「お願い…やめて。気が狂いそう…!」
プラノドン「お前は今から俺の言うとおり行動しろ!
 わかったか!!」

翌日、ついに神城桃矢たちが金桃寺に帰って来た。
金剛煌が復活した事は直接会うまで伏せておき、
サプライズでこのはたちを驚かせようとしていた桃矢たちだったが…。

桃矢「どうしちまったんだこのは!
 煌が生き返ったんだぞ! 嬉しくねえのかよ!」
煌「このはちゃん!?」
このは「………」

一馬和尚やユンから事情を聞いた桃矢と煌は、このはに対して
昨日の生田山でのハイキングで起こった事を問い詰めようとするが、
なんとこのはは拳銃を取り出し、その銃口を桃矢と煌に向ける!

桃矢「何をするんだ、このは!?」
煌「やめて、このはちゃん!!」

間一髪でグレイファスが背後からこのはを気絶させて事なきを得たが、
その後藍羽財団とブレイバーズの調査でとんでもない事が判明した。

ルリ「とんでもない事がわかりました」

このはたちがハイキングにでかけていた同日に、
生田山を訪れていた大勢の登山客などの人間が、
このはたちと同様の症状で病院に担ぎ込まれていたのだ。
被害者の中には、サムライトルーパーたちの協力者であるナスティ柳生と山野純、
ライディーンイーグルこと鷲崎飛翔のガールフレンド・宮坂瑠璃と妹の鷲崎つばさ、
たまたまその日に生田山に石を拾いに行った藍羽学園高等部の鉱石部メンバー
伊藤若菜と山口揚羽と赤崎七海の三人までも含まれていたのだった!

Gショッカーは、新たな人類洗脳奴隷化プランを打ち立てているらしい。
さらにその計画には超魔のルーシュ・デモンも協力しているらしい。
怪鳥人プラノドンを倒さない限り、患者から安全に受信機カプセルを取り出す事は不可能だ。

ルーシュ「ANGELにザ・ハーツ! やはり貴様たちが
 ライディーンだったのか!」

ライディーンイーグル「神無聖月がルーシュ!?」
桃矢「許さねえ!! このはたちをあんな目に遭わせやがって!!」
Sアルマ・リベレイター「部長たちを元に戻してもらうぞ!!」
烈火のリョウ「行くぞみんな!! プラノドンを倒して
 被害に遭った人たちを助けるんだ!!」

彼らの前に立ちふさがるのは、銀河テレビが神無聖月率いるSKネットワークTVの
傘下に入った事により、今は超魔ルーシュの配下となったセーラーアニマメイツだ!

セーラーアルーミナムセイレーン「聖月会長…いえ、ルーシュ様、
 この場はわたくし達にお任せを!」
セーラーレッドクロウ「女だと思って甘く見てると痛い目に遭うわよ!」
セーラーティンにゃんこ「ウフフフッ…かかってらっしゃい坊やたち!」

果たして、サンライズ・アーマードヒーロー軍団は、
ショッカーの怪鳥人プラノドンに服従カプセルを埋め込まれた人々を
無事に救い出す事は出来るのであろうか!?

241ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/01/06(火) 10:45:26
>>236加筆。

出現したカプリゴンは走り出し、周囲の障害物を次々と破壊していく。
騒ぎを聞きつけ、自衛隊から戦車やAS、レイバーが出撃するものの
カプリゴンの鼻先から針が飛び出してきたので、歯が立たない。
待機していた第4中隊や第7芝村中隊の面々も何事かと騒ぎ出す。

愛梨沙「何々!?」
源「幻獣か!?ガストレアか!?」
竹内「あれ、ウルトラマンか?」
岩崎「いや、良く見たら顔が違うぞ」

霧島五郎が変身したアイアンキングを見て、ウルトラマンかと
勘違いする者もいた。

咲良「皆、出撃の準備をして!」
紫苑「あの怪獣は聖天子様の御命を狙うテロ組織のロボット兵器だ!」
一同「―!」

咲良や紫苑からの指示を聞いて、第4中隊と第7芝村中隊は栄光号や
光輝号、雷電の出撃準備を行う。

カプリゴン「ガァォォォォォ!!」
アイアンキング「―!」

一方、アイアンキングはこちらへと向かって走って来るカプリゴンを
止めようと走り出して体当たり。体当たりを受けて動きを止められた
カプリゴンは狙いをアイアンキングに定めて、マラソンでもするかのように
追いかけっこを始める。

咲良「ロボット怪獣の割に機敏に動くわね・・・」
彩華「中隊長、国家警備機構によれば怪獣と戦っているアイアンキングは
 1分間しか活動できないようです」
咲良「1分〜!時間が余り無いわね・・・第4中隊は怪獣に攻撃を行い
 アイアンキングの支援をお願い!」

指揮車に乗り込んだ咲良は彩華から、アイアンキングの事を
聞かされると、その活動時間の短さに呆れつつも、隊員達に
支援攻撃を行うように指示する。

英吏「第7中隊の皆さんは、宇都宮城へと向かって下さい。国家警備機構の
 静弦太郎隊員が今回の事件を起こしたテロ組織、独立幻野党と戦っています」
源「あのオッサンが・・・!」
紫苑「第7芝村中隊、出撃!」

第7芝村中隊の隊長である芝村英吏の指示を受けて、隊員達は独立幻野党と
戦っている弦太郎の下へと向かった。

242ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/01/06(火) 11:35:38
一方、独立幻野党の党員と戦う静弦太郎はアイアンベルトを
駆使して、党員を次々と倒していく。

党員A「死ねぇぇ!静弦太郎!!」
弦太郎「―!」

だが党員の1人が、背後から弦太郎を襲うとした・・・その時!

グリンガム「ガォォォォォン!」
党員A「ぐわぁぁ!」
源「大丈夫か、オッサンは!?」
弦太郎「オッサンじゃねえ!・・・だが、助かったぜ」

党員に襲われそうになった弦太郎だったが、源とグリンガムが
駆けつけ、グリンガムの体から生えている腕で党員の1人が
ねじ伏せられる。弦太郎は源に悪態をつきながらも、助けられた事に
礼を言った。そして他の隊員達も駆けつけた。

紫苑「相手はテロリストとはいえ、生身の人間だ。傷つけないように
 捕えるんだ!」
火焔「面倒くさいなぁ・・・もう!てりゃ!!」
コガ「ガウ!」

紫苑の指示で党員は傷つけないように言われ、火焔は青竜刀を
振り回し、パートナーの雷電であるコガと共に蹴散らしていく。

美姫「そこまでよ!」
クイーン「ぐぅぅぅ!」
エステル「・・・」
バルト「アォォォン!!」

美姫や隊員の1人である紅・エステル・ヴァラは銃で威嚇し、それぞれの
パートナーであるクイーン、バルトの2体の雷電は長い腕でねじ伏せていった。

葉月「・・・さぁ、アイアンキングを始末せよ!カプリゴン!!」
弦太郎「アイアンキングをやらせねぇよ!」

幻の葉月はコントローラーでカプリゴンにアイアンキングを始末するように
指示をだす。そこへ弦太郎が現れ、幻の葉月を止めようとする。

葉月「死ねぇ!静弦太郎!!」
弦太郎「くっ!」

ズギュン

葉月「ぐわぁ!」
倖「・・・」

銃を構えて弦太郎を殺そうとする幻の葉月だったが、第7芝村中隊の
一員である牧村倖が双子の妹である輝春と共にパートナーであるブラック
に乗り、長距離狙撃銃で幻の葉月の銃を撃って弦太郎を助けた。

葉月「くそっ、覚えていろ!」
弦太郎「待て・・・くそ、逃げられちまった!ありがとうな。助かったぜ!!」
倖「・・・(ニコ」
輝春「・・・(ニコ」

幻の葉月は捨て台詞を吐いて、その場から姿を消す。弦太郎は自分を
助けた牧村兄妹に礼の言葉を言うと、2人は笑顔で応えた。
一方、アイアンキング活動限界時間が近づいており、コントロールを失った
カプリゴンのミサイルを受けて倒れてしまう。さらに、カプリゴンは鼻先から
針を発射して、自分に攻撃してくる第4中隊に向かって攻撃した。

弦太郎「させるか!おい、源。オレをその雷電に乗せてくれ」
源「グリンガムに・・・?何故だ!」
弦太郎「いいから、早く乗せろ!」
源「・・・分かったよ」

弦太郎と源を乗せたグリンガムは大きく跳躍する。弦太郎はアイアン
ベルトを使って、針をひとまとめにすると、かつて倒したように
カプリゴンの腹に向かって返した。

カプリゴン「ギャァァァァオオオン!!」

針はカプリゴンの腹を突き破り、カプリゴンは断末魔と
共に大爆発を起こして敗れるのであった。

243ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/01/06(火) 12:32:41
◯静弦太郎→独立幻野党の一味と交戦し、危機になるものの
   第7芝村中隊に助けられる。最後はカプリゴンを倒す。
○霧島五郎/アイアンキング→カプリゴンと交戦し、カプリゴンのミサイルに倒れる。
○石田咲良→青森第4中隊にアイアンキングの支援を行うように指示を出す。
○村田彩華→咲良にアイアンキングの活動時間を教える。
○竹内優斗、岩崎仲俊→アイアンキングをウルトラマンと勘違いする。
○源健司、グリンガム→静弦太郎を助け、カプリゴンを倒すのに協力する。
○竜造寺紫苑→第7芝村中隊を指揮し、独立幻野党一味を捕えるように指示をする。
○芝村英吏→第7芝村中隊の隊員に静玄太郎の下へと向かうように指示する。
○結城火焔、コガ→独立幻野党一味を蹴散らす。
○金城美姫→独立幻野党一味に銃を威嚇する。
○紅・エステル・ヴァラ→独立幻野党一味に銃を威嚇する。
○クイーン→独立幻野党一味をねじ伏せる。
○バルト→独立幻野党一味をねじ伏せる。
○牧村倖→双子の妹、輝春と共に出撃。長距離狙撃銃で幻の葉月の
   銃を撃ち、静弦太郎を助ける。
○牧村輝春→双子の兄、倖と共に出撃。弦太郎からのお礼に兄と共に
   笑顔で応える。
○バルト→パートナーである牧村兄妹を乗せて出撃。
●幻の葉月→静弦太郎や第7芝村中隊と交戦し、撤退する。
●カプリゴン→アイアンキングや青森第4中隊と交戦し、静弦太郎によって倒される。

【今回の新登場】
○芝村英吏(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 第105師団第7芝村中隊隊長。指揮官としての腕の高さは脅威だが、
 人間的感情は皆無に等しく、目的達成の為なら部下の犠牲も厭わぬ
 冷血漢。しかし、自分の部隊が侮辱される事は許さない一面を持つ。

○紅・エステル・ヴァラ(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 美人だが、心を閉ざし、喋らない少女。戦災孤児であり、死を恐れず
 勇猛果敢に戦うが、どこか死に急いでいる戦い方をする。相棒の雷電は
 バルト。紅は「ホアン」と読む。

○牧原倖(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 輝春の双子の兄。読書が趣味という落ち着いた性格だが、戦闘時には
 長距離狙撃銃を用いて戦う戦闘班を務める。金が掛からない進学として
 軍に入隊し、犬が好きという事で竜騎兵となった。パートナーの雷電は
 兄妹共通でブラック。

○牧原輝春(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 倖の双子の妹。クールな性格で、自称「女と恋愛がキライ」男性とも一線を越えて
 付き合う事はないが、実はブラコン。

○クイーン(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 金城美姫のパートナーの雷電。

○コガ(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 結城火焔のパートナーの雷電。狐タイプ。

○バルト(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 紅・エステル・ヴァラのパートナーの雷電。狼タイプ。竜騎兵の中では
 最も勇敢で忠実。

○ブラック(ガンパレードオーケストラ 緑の章)
 牧原兄妹共通のパートナーの雷電。甘えん坊な性格で身長も高く
 筋肉もついているが、闘争本能に欠けている為に戦闘に向いていない。

244ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/12(月) 00:56:40
≪反逆者、魔法騎士(マジックナイト)!?≫

『獣戦士ガルキーバ』の世界エターナリアを救い、
今度は『魔法騎士レイアース』の世界セフィーロへと
やってディケイド一行。
門矢士の今回の服装は、東京タワーの警備員である。

セフィーロではエメロード姫亡き後の新国王に即位したフェリオ王子によって、
軍備増強令が出され、国民は重い高額の税に苦しめられていた。
導師クレフや創師プレセア(実はその妹シェラ)も、新王フェリオの不興を買って
閉門蟄居に追い込まれ失脚同然の状態となり、代わってあの魔界同盟のゲマが
セフィーロの新宰相の座に収まっていた。フェリオは増強した軍備を用いて
隣国のオートザム、チゼータ、ファーレンの三国に攻め込む魂胆らしい。
即位当初は姉の意思を継いで善政を敷き、国民からも慕われていたフェリオが
なぜ突如として豹変したのか!?

実はこのフェリオは真っ赤な偽物。本物のフェリオはどこかに幽閉され、
代わって魔界同盟のボストロールが偽のフェリオに化けて成り済ましているらしい。

ゲマ「フフフッ…この"ラーの鏡"が我々の手元にある限り、
 偽物の正体が見破られる心配はありません」

セフィーロを乗っ取った魔界同盟の目的、
それはズバリ、悪の女王デボネアの復活である!
セフィーロの危機に再び召喚される、
獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の三人の魔法騎士(マジックナイト)。
しかし彼女たちは偽フェリオの罠にはまり、反逆者の濡れ衣を着せられて
追われる身となってしまった。

果たして仮面ライダーディケイドは、魔法騎士(マジックナイト)たちと協力して、
異世界セフィーロを危機から救う事はできるのか!?

245ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/18(日) 00:03:30
※これはあくまでネタだけです。本投稿の予定はございません。

≪土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ
時を刻む美女 江戸川乱歩の「青銅の魔人」≫

夜の銀座に現れた青銅色の怪人。顔は金属でできた気味の悪い仮面で、
その三日月型の口からはギリギリと歯車の音が聞こえてくる。

時計店から沢山の時計を盗んで追いかけられると、四つん這いになって走り、
角を曲がったかと思うと消えてしまう。この怪人はすぐに世間の話題をさらい、
「青銅の魔人」と呼ばれた。

青銅の魔人は時計を集めているらしく、狙われたのは旋風寺財閥が所有する「皇帝の夜光時計」。
届けられる予告状。それは恐るべき殺人の予告状でもあった。
衆人環視の中で「皇帝の夜光時計」を盗んだ青銅の魔人は、
追い詰められて煙突に登るが、煙突の上から落ちてきたのは機械がぎっしり入った金属でできた胴体。
青銅の魔人とは機械人間で、煙突から落ちて死んでしまったのか?

旋風寺舞人の妻・サリーは煙突騒ぎの間に何者かに誘拐されて、
気が付くと青銅の魔人の隠れ家に監禁されていた。
そこには元国鉄総裁の孫娘・小海はるかも同じく監禁されていた。
同僚のはるかを助け出すべく、東京中央鉄道公安室第四警戒班に所属する
高山直人、桜井あおい、岩泉翔の三人は、名探偵・明智小五郎に協力を申し出る。
一方、家宝「皇帝の夜光時計」を盗まれ、愛妻までさらわれた旋風寺家では、
さらに当主の舞人までもが行方不明となってしまう。
やがて起こる不可解な連続殺人。国鉄と私鉄との間の熾烈な競争にまつわる愛と欲望の渦。

明智小五郎はさらわれた人々を助け出し、事件を解決できるのか、そして青銅の魔人の正体は…!?

裕次郎「この事件の真犯人はお前じゃな!?」
真犯人「貴様ッ、本物の旋風寺裕次郎ではないな!
 いったいお前は誰なんだ!?」
裕次郎「フッフッフッフッ…!」

舞人の祖父である旋風寺コンツェルン現会長・裕次郎が
いつものBGMと共にベリベリッと変装のマスクを剥がすと、
中から現れた素顔はまさしく、
名優・天知茂演じる名探偵の中の名探偵・明智小五郎だ!!

246ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/18(日) 13:57:49
※これはあくまでネタだけです。本投稿の予定はございません。

≪土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ
ツインテールの美女 江戸川乱歩の「大金塊」≫

私、天知茂。探偵の中の名探偵、明智小五郎。

陽月学園を経営する神堂家の先祖が隠したという小判の山。その隠し場所は暗号となって神堂家に伝わっていた。
「ししがえぼしをかぶるときからすのあたまのうさぎは三十ねずみは六十いわとのおくをさぐるべし」
おそらく「獅子が烏帽子をかぶる時、烏の頭の兎は三十、鼠は六十、岩戸の奥をさぐるべし」との意味だとはわかるが、
それだけではどこを探せばいいかまるでわからない。
明智探偵は兎や鼠(子)は方角で三十や六十は距離と推測し、日本中の獅子や烏帽子、烏の名前のついた山や岩を調べ、
ついに三重県の無人島に3つの名前のついた岩があることを知る。
明智と小林少年は観束総二、津辺愛香、神堂慧理那、そしてトゥアールらとともに無人島に渡るが
そこには恐るべき連続殺人の罠が待ち受けていた…!

アラクネギルディ「…以上が、全ての事件の真相なのです」
テイルレッド「アラクネギルディは俺たちが倒したはずだ!」
テイルブルー「いったいあなたは誰!? 誰なのよ!!」
アラクネギルディ(天知茂ボイス)「ツインテイルズの諸君にも、まだ、おわかりになりませんか?」
テイルイエロー「まさかその声は!?」
アラクネギルディ(天知茂ボイス)「フッフッフッフッ…」

またいつものBGMと共に、
アラクネギルディが顔の変装用マスクをベリベリッと剥ぎ取り、
着ていたマントと装甲を一瞬のうちに脱ぎ捨てると、
白スーツをピシッと着こなした名探偵・明智小五郎が現れた。

ダークグラスパー「おのれ明智、生きておったのか!!」

247ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/01/19(月) 11:44:57
※内容に変更有り。

<<巨神兵、覚醒>>

荒廃した未来世界を旅するアイアンギアー一行。その旅の中で、彼らは
未来世界を支配しようとする男、ムスカの野望を知り戦っていた。
だが、ムスカは『火の七日間』を引き起こした巨神兵の卵を見つけ、
今アイアンギアー一行の前で孵化しようとしていた。

ムスカ「はははは、見給え!これこそが、『火の七日間』で文明を
 滅ぼした巨神兵の誕生だ!」
巨神兵「うぉーーーーー!!」

卵から孵った巨神兵は大きな雄叫びを上げる。

ジロン「で・・・デカイ!」
オボロ「何て、禍々しい姿をしているんだ・・・!」
ソシエ「恐い・・・」
ロラン「気をしっかり持って下さい、ソシエお嬢様!」
ゲイナー「まるで、オーバーデビルみたいだ・・・」
ディアナ「巨神兵をこのままにしてはいけません!皆さん、攻撃を
  巨神兵に集中して下さい!」

巨神兵の姿に戦々恐々となるアイアンギアーの一行。ディアナは
巨神兵を止めるべく、攻撃命令を下す。ウォーカーギャリアや
ザブングルといったWM、∀ガンダムを始めとするMS、キングゲイナー
等のオーバーマンは一斉斉射を行う。

家康「やったか・・・!」
ジョセフ「いや、待て!まさか・・・」

煙が晴れると、そこには傷一つない巨神兵が立っていた。

ガウリ「何て奴だ!?」
ムスカ「はっはっはっは!さぁ、私の邪魔をして来た君達とはそろそろ
 お別れと行こう・・・攻撃せよ、巨神兵!」
巨神兵「・・・・」
ゲイン「不味い!皆、逃げろ!!」

巨神兵の口にエネルギーが充填されていく。その危険さに気付いた
ゲインは皆に逃げるように促す。しかし、巨神兵の口から光が放たれた。

一同「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

光が収まると、彼らはその場に居らず焼野原となった大地が残るのみだった。

248ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/21(水) 16:04:03
≪必殺偽物作戦!≫

ミスリルのメリッサ・マオ曹長が何者かに拉致された。
犯人はサラジア・シークレット・サービスである。
サラジア・シークレット・サービスは、元ダークノイドの
怪奇傭兵オー・ル・ボワールを雇い、偽物のメリッサに化けさせる。
オー・ル・ボワールは、自分のDNAを変化させて他人に変身する
ことができるのだ。

◇  ◇  ◇

【ここで解説】オー・ル・ボワールは『獣戦士ガルキーバ』の第17話で登場。
声の出演は、ヒロインの舞原このは役と同じく根谷美智子氏の一人二役。
劇中ではこのはに化けて、神城桃矢を欺こうとした。
つまり『フルメタル・パニック!』でも根谷氏が演じたキャラである
メリッサ・マオに化けさせるという声優ネタです。

◇  ◇  ◇

さらにサラジアは、宇宙刑務所から元宇宙刑事エステバン=セイギを脱獄させて
味方に引き入れる。彼と顔が瓜二つであるブルーバスター=岩崎リュウジに
成り済まさせるためだ。ミスリルへの報復と同時に、
自国の石油ビジネスのために日頃からエネトロンのような
新エネルギーの存在を疎ましく思っていたサラジア政府は、
エネルギー管理局にも撹乱工作を行うつもりなのだ。

リュウジに変装したセイギとメリッサに化けたル・ボワールは、
何食わぬ顔でメリダ島に堂々と乗り込むが、そこで二人が
不幸にして出くわしてしまったのが、同じくメリダ島に何かの用で来ていた
マリネラ国王パタリロ・ド・マリネール八世だったからさあ大変!
早々に彼らの正体を見破ったパタリロは、偽物の正体を暴いて
ミスリルとエネルギー管理局に恩を売りつけようと二人に付きまとい始める。
やがて自力で脱出して来たメリッサや、特命戦隊、バンコランらMI6をも巻き込んで、
いよいよ事態は思わぬ方向へ…!?

果たしてセイギとオー・ル・ボワールは
パタリロのおちょくりの魔の手から逃れる事はできるのか!?

249ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:45:09
≪シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼≫

***ブレイバーベース・柔剣道場***

ブリット「始め!!」

合図を聞いて、お互いが静かに立ち上がる。

ゼンガー「どうした? 来ないのか?」
シグフェル「……っ!」

じりじりとゼンガーがにじり寄ってくる。
シグフェルは迫力に押されて思わず後ずさりする。

ある用件があってブレイバーベースを訪れていた
ゼンガー・ゾンボルト少佐に剣の稽古を
つけてもらうことになった牧村光平。ゼンガーは光平に
シグフェルに変身してかかって来いという。
最初は「大丈夫か?」と思って慢心していたシグフェルだったが、
すぐにゼンガーの物凄い威圧感に圧倒される。

ゼンガー「チェストオオオッ!!!」

スパァァァァァァン!!!!

ゼンガーの凄まじく綺麗で力強い一本が
シグフェルの面を叩いていた。シグフェルは前のめりに崩れ落ちる。

ゼンガー「まだまだだな。しかし筋はいい。
 これからも日々の鍛錬を欠かさない事だ」
光平「ありがとうございました」

事もあろうに変身した状態で生身の人間相手に負けた事で
ショックを受けた光平だったが、すっかりゼンガーの強さに心服する。

ちょうどそこに、月影一族の里に伝わる伝承に、
シグフェルやイーバの由来にも関わるらしい
謎の言い伝えが残っているとの情報が入る。
シグフェルの身体の秘密を突き止めたい光平は、
ブリットの操縦するグルンガスト弐式に同乗する形で
月影一族の里まで送ってもらうことに。

光平「ブルックリンさん、よろしくお願いします」
ブリット「俺の事はブリットでいいよ」

250ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:45:51
***杉谷悪之坊の陣屋***

シグフェル=牧村光平が月影一族の里に向かった。
この情報を入手したGショッカー・ブラックサタンの
謎の紳士タイタンは、杉谷悪之坊の忍者屋敷を訪れ、
協力を要請する。

悪之坊配下「貴様何者だ?」
タイタン「待て、早まるな。俺は杉谷悪之坊殿に
 所用があって来たのだ」
悪之坊配下「なに、お頭に? 参られい」

タイタンは悪之坊のところまで案内される。

悪之坊「客人、よう見えられた。楽になされい」
タイタン「さすがは甲州忍者にその人ありといわれた
 杉谷悪之坊殿。実はな…」

タイタンは悪之坊に話を持ちかける。


***月影の里・錦織仁兵衛の家***

錦織佳代は17歳。月影一族のくノ一として修行中の身である少女だ。
若い時は凄腕の忍びとして名を馳せながら、今は山に生えている
各種薬草に通じた薬師として余生を送っている祖父・仁兵衛と
二人きりで穏やかに暮らしている。

佳代「おじいちゃん、薬草採って来たよ」
仁兵衛「おお、ご苦労だったな」

佳代が帰って来た時、仁兵衛は薬草を調合している
作業の最中だった。

佳代「それ、リシュウ先生の?」
仁兵衛「あれから半年、そろそろこの前ゼンガーに託した
 腰痛の薬も切れて来る頃合いだからな」
佳代「もしかすると今日あたり来るかもしれないね♪」
仁兵衛「ふふふっ…ゼンガーが来るのがそんなに楽しみか?」
佳代「そりゃあもちろんさ。あたいの剣のお師匠様だもん。
 厳しかったなあ、あの人の稽古。でもそのおかげで、
 もうおじいちゃんと技比べをしても負けないよ!」
仁兵衛「こいつが…!(^^)ニコ」

仁兵衛一家とゼンガー・ゾンボルトとは、
以前から家族ぐるみのつきあいである。
リシュウ・トウゴウが愛用している腰痛の薬も
仁兵衛が調合しており、それを半年おきに
ゼンガーが代わりに受け取りにやってくるのが
習慣になっていた。

仁兵衛「なあ佳代、忍びの修行もいいが、
 闇の中で命がけで殺し合いをするより、
 忍びの業なんぞ忘れて、並みの男のところへ
 嫁に行った方がいいんじゃないか?
 それが女の幸せというものだ」
佳代「お生憎さま! あたいはまだ嫁になんか
 いかないよ!」

251ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:46:30
だが佳代の留守中に、杉谷悪之坊の一味によって
家の中に踏み込まれた仁兵衛は殺されてしまう。
帰って来て祖父の変わり果てた姿を見た佳代は愕然とする。

佳代「おじいちゃん!!…おじいちゃん!! そんな…!
 いったい誰がこんなことを!?」
悪之坊「お前の祖父を殺したのはゼンガー・ゾンボルトよ」
佳代「ゼンガーさんが!? そんな…嘘だ!」
悪之坊「嘘ではない。ゼンガーはDC戦争でコロニー統合軍側に加担した件を
 赦免してもらう代わりに、今や連邦の犬に成り下がったのだ」
佳代「………」
悪之坊「世間ではブレイバーズの事を"正義の味方"だの
 "世直し大明神"だなどと持ち上げておるが、その実態は、
 地球連邦の支配体制を揺るがしそうな芽を事前に摘んでまわる
 秘密警察組織にすぎん」

そして何も知らずに仁兵衛の家を訪れたゼンガーは、
いきなり佳代に襲われる。

ゼンガー「何をする!?」
佳代「おじいちゃんの仇! 死ね!!」
ゼンガー「俺が仁兵衛の敵だと!?
 いったいなんのことだ!!」
佳代「とぼけるなぁー!!」

ひとまずゼンガーは、辛くもその場を脱出する。
一方光平は、ブリットと共に月影の里に近づいていたが、
山中で何者かに襲われている女性を発見。
襲っている一味を追い払って、女性を救出するが…。

光平「もう大丈夫だ。安心して」
佳代「フフフッ…」
光平「な、何をするんだ!?」

実はこの女性は佳代の変装であり、
襲われているように見えたのは全て悪之坊一味の自作自演。
あっという間に光平は口に猿轡を噛まされ、林の中へと引きずり込まれ、
ブリットから引き離されてしまう。光平の声を声帯模写した佳代に
巧みに誘導されたブリットは罠にはまり、崖下へと転落する。

佳代(光平の声)「ブリットォッ! こっちだぁ!
 早く助けにきてくれぇぇ!!」
光平「……んんっ!!(違うッ! 俺はそっちじゃない!! )」

ブリット「うわああああッッ!!!」

252ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:47:09
口に猿轡をされ両手両足を縛られた光平は、
悪之坊の忍者屋敷に運び込まれてしまった。

悪之坊「よういたした。下がってよい」
佳代「悪之坊、コイツを捕まえれば
 仇を討たせてくれるっていう約束だよ!」
悪之坊「案ずるな。この小僧を助け出すために
 ゼンガーたちは必ずこの屋敷に乗り込んでくる
 であろう。その時に仇は討たせてやる」
佳代「………」

佳代は部屋から出て行った。
縛られている光平は縄を解こうと懸命にもがく。

悪之坊「無駄だ。そのロープの中には特殊な針金が
 編み込まれてある。もがけばもがくほど引き締まって
 苦しくなるだけだぞ」
光平「……んんっ!!」

佳代と入れ違いで、謎の紳士タイタンが
ブラックサタン戦闘員たちを引き連れて入って来た。

悪之坊「タイタン殿、この小僧に間違いないか?」
タイタン「確かに」

タイタンは床に寝転がされている光平を抱き起こして
その顔をニヤニヤと見つめる。

タイタン「フフフッ…シグフェル、とうとう我ら
 Gショッカーの手に落ちたな」
光平「………ッ!!」

光平はタイタンを気丈に精一杯睨み返す。

タイタン「ハハハ…悔しいか? だがこれまでだ。
 いずれ基地でお前の身体を解剖してじっくりと調べ上げ、
 それが済めばGショッカーの強力な兵士として洗脳してくれる。
 覚悟を決めるんだな。…では、この小僧は我々が。
 運び出せ!!」
戦闘員「ミューッ‼」

タイタンに命令された戦闘員たちが、捕らわれた光平を
担いで運び出そうとするが、それを止めたのは悪之坊だった。

悪之坊「待て! そうはいかん」
タイタン「な、なにっ!?」
悪之坊「我ら忍びはタダでは技は売らん。
 その小僧が欲しくば代価を払ってもらおうか?」
タイタン「それならば、シグフェル捕獲成功の暁には、
 貴殿を世紀王候補に取り立てるとの約束のはず!」
悪之坊「だがそれはまだ口約束にすぎん」
タイタン「悪之坊殿、貴殿は表裏六柱の至高邪神様の
 お言葉が信じられんというのか!!」
悪之坊「我ら忍びは己以外は何者も信じぬ習わしでな」
タイタン「ではどうすればよいのだ!?」
悪之坊「この小僧はわしが直接無幻城まで連れて行き、
 至高邪神様より直にお言葉を賜る。それまでは
 この小僧をおぬしに渡す訳にはいかん」
タイタン「うぐぐッ、おのれ……!!」

253ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:47:44
屋敷の牢に監禁された光平に、佳代が食事を運んでくる。
佳代は光平の猿轡を外す。

佳代「飯だよ。食べな…」
光平「ありがとう…」
佳代「ゼンガーをおびき出すまでの辛抱だ。
 無事に奴を仕留めたらお前は帰してやるよ」
光平「なんでゼンガー少佐を?」
佳代「アイツはおじいちゃんの仇だからさ!」

光平は佳代から事情を聞き出す。

光平「きっと何かの間違いだ!
 ゼンガー少佐はそんな人じゃない!」
佳代「うるさいね! 余計な口出しをするんじゃないよ!」

怒った佳代は再び光平の口に猿轡を嵌めて
牢屋から出て行ってしまう。

佳代「どうしてだろう。アイツの顔を見てると、
 なぜか胸がドキドキする…!」

一人になった佳代は家に戻る。そこで屋根裏に隠れていた
ゼンガーとレーツェルに捕まり、屋根裏に連れ込まれる。

佳代「おのれゼンガー!!」
ゼンガー「落ちつけ! 仁兵衛を殺ったのは俺ではない!!」
佳代「嘘をつけ!!」
レーツェル「嘘ではない!! ゼンガーはお前の祖父を
 殺してなどいない!!」
佳代「うるさい! 地球連邦のスパイの言う事なんか
 信じるもんか!」
レーツェル「それも違うな。我々は連邦のスパイなどではない!
 いったい誰にそんな事を吹き込まれた!?」
ゼンガー「さっきお前を手助けしていたのは甲州忍者だったな。
 杉谷悪之坊にそう言われたのか?」
佳代「………」
ゼンガー「やはりな…。佳代、これだけは信じてくれ!
 長年親戚以上の付き合いをしていた仁兵衛をどうして俺が!」

ゼンガーは懸命に説得を試みるが、佳代は頑なに
なかなか応じようとしない。

ゼンガー「佳代、お前がどうしても俺を仇だと
 思うなら仕方がない。そのくないで俺の心臓を突け!」
佳代「………」
ゼンガー「どうした、やらないのか?」
佳代「アタシは人の情けは受けない!
 やるなら忍びらしく正々堂々尋常な勝負をするよ!」
ゼンガー「そうか……」
佳代「せっかくだから教えてやるよ。アンタたちの仲間の
 光平って坊やは今、悪之坊の屋敷にいるよ」
レーツェル「なにっ!?」
佳代「アンタたちはアイツを助けるために悪之坊の屋敷に
 乗り込むんだろう。勝負はその時まで預けておくよ!」

それだけ言うと、佳代は家から飛び出して行った。

レーツェル「あの少年が悪之坊の手に…。
 ゼンガー、これはマズイなことになったな」
ゼンガー「ああ。ブリットの奴がついていながら、
 アイツいったいどうしたというんだ!!」

254ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:48:21
ゼンガーとレーツェルはブレイバーベースに連絡を取り応援を要請する。
杉谷悪之坊が関わっているということで、磁雷矢と姫忍・恵美破、山地学の
山地三兄弟が援軍に駆けつける。崖下に転落していたブリットも、独自に
ブラックサタンの動きを追っていた仮面ライダーストロンガーに助け出されていた。
捕らわれた光平救出のため、ゼンガーたちは悪之坊の屋敷近くに集結した。

レーツェル「見たところ何の備えもないようだが?」
磁雷矢「それが奴らの手です。下手に乗り込んだら
 どんな罠が待ち構えているかわかりません」
恵美破「ここはしばらく様子を見ましょう」
ブリット「しかしこうしている間にも、
 光平の身に万一の事があったら…」
磁雷矢「いや、焦りは禁物だ。
 忍びとは耐え忍ぶこと。根競べに負けたら
 命はなくなるぞ!」
ゼンガー「ブリット、"餅は餅屋"と言うぞ。
 ここは磁雷矢たちの意見に従おう」
ブリット「はい!」

やがてゼンガーたちは隙を見て悪之坊の屋敷内に突入する。
そのどさくさに紛れてタイタンたちは密かに光平を連れ出して
ずらかろうと画策するが…。

佳代「待ちな! そいつは事が済んだら解放してやる
 約束だった筈だよ!」
タイタン「解放だと? バカを言え。この小僧は大事な獲物。
 このままGショッカーの基地まで連れて行くのだ!」
佳代「なんだって!?」
タイタン「そこをどけ! さもないと貴様も仁兵衛と
 同様地獄に送ってやるぞ!!」
佳代「それじゃあおじいちゃんを殺したのは…!?」
タイタン「ハハハッ…今頃気づきおったか!
 犯人は悪之坊よ。お前を使ってゼンガー・ゾンボルトを
 殺させるためにな!」
佳代「おのれ〜!!」

佳代はタイタンに立ち向かうが、百目タイタンに変身した
タイタンに生身の少女が敵うはずもない。しかし窮地に陥った
佳代を救ったのは仮面ライダーストロンガーだった。

ストロンガー「腹黒い貴様の事だ。折を見てこんなことを
 するんじゃないかと見張っていたら案の定だったな!」
百目タイタン「おのれストロンガー!!」
ストロンガー「光平、大丈夫か!?」
光平「ストロンガー!」

ストロンガーは光平を縄の戒めから解放する。

百目タイタン「喰らえッ!!」
佳代「――ッ!?」
光平「危ないッ!!」

百目タイタンが放った銃弾から佳代を庇った光平は、
左肩に被弾して流血する。

光平「うわあッ!!」
佳代「アンタ……アタシのために!?」
光平「…大した怪我じゃない」

255ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:49:06
追い詰められる杉谷悪之坊。

ゼンガー「逃げられはせんぞ!」
磁雷矢「悪之坊、もはやこれまでだ!
 潔く佳代さんに討たれてやれ!」
悪之坊「おのれ〜〜!!」

ゼンガーと幾度か斬り結んだ後、
磁雷矢によって組み伏せられる悪之坊。

磁雷矢「今だ佳代さん!」
ゼンガー「仁兵衛の仇を討て!」
佳代「…はい! 杉谷悪之坊、おじいちゃんの仇! 覚悟ォッ!!」
悪之坊「うぎゃああああ!!! む、無念…!!」

こうしてブレイバーズの協力で、佳代は見事祖父の仇を討ち果たし、
杉谷悪之坊の一味は全滅したのだった。

恵美破「闘破、よかったの?
 悪之坊は闘破の実の両親の仇でも
 あったんでしょ」
磁雷矢「ああ、別に構わないさ。
 俺はすでに一度、悪之坊をこの手で
 倒しているからな」


***月影一族頭領の館***

頭領「佳代よ、よく考えても見よ。ゼンガー・ゾンボルトほどの者が、
 そう易々と自分が犯人であるという証拠を迂闊に残していくであろうか?
 この程度の子供だましの姦計に嵌められるとは、その方も忍びとしては
 まだまだ未熟じゃ!」
佳代「はい……」

事件が解決した後、佳代は一族の頭からお説教を受けていた。

佳代「ゼンガーさん、光平さん、この度は本当にごめんなさい…。
 騙されていたとはいえ悪の一味に加担したんだ。アタシを警察に
 突き出すなり、煮るなり焼くなり好きにしておくれ」
ゼンガー「そのような事をしても仁兵衛は喜ぶまい…」
佳代「でも、それじゃアタシの忍びとしてのけじめがつかないよ」
光平「いいじゃないか、そんなこと。悪いのは全部杉谷悪之坊と
 Gショッカーなんだ」
佳代「アンタにはあんなにひどいことをしたのに、
 アタシが憎くないのかい?」
光平「"罪を憎んで人を憎まず"。これは俺の父さんが
 昔よく俺に言っていたことなんだ。それから
 俺の事を呼ぶ時は、さんづけなんかせずに"光平"でいいよ」
佳代「………(///)」

この瞬間、錦織佳代は牧村光平に完全にデレたのであった。

佳代「…じゃ、じゃあさ、あたいのことも佳代って呼んでよ」
光平「…?? それじゃあ、佳代…ちゃん」
佳代「ムッ…!!(怒」

256ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:49:50
これで全て一件落着かと思われていたのだが、
数日経ったある日…。

***海防大学付属高校***

朱音「今日は転校生を紹介します」
佳代「三重県の高校から転校して来ました錦織佳代です!
 どうか皆さんよろしくお願いします♪」
光平「――佳代ちゃん!?」

いきなり転校生として自分たちのクラスに現れた佳代に、
光平はびっくり仰天する。

佳代「えへへっ…来ちゃった。よろしくね光平♪」
光平「えっ? あ、ああ…」
優香「ねえ光平くん、誰なのあの娘?」
慎哉「随分と光平に馴れ馴れしいよな…」
光平「な、なんて説明したらいいのか…(汗」

昼の休憩時間、一緒にお弁当を食べようと光平のいる
校舎の屋上へとやって来た沢渡優香は、同じくお弁当を
持って来た佳代と鉢合わせる。

優香「ちょっと待ってよ! アナタいったい光平くんの何なの!」
佳代「そーゆーアンタこそ光平の何なのさ!」
光平「ちょっと二人とも、喧嘩しないで…(汗」
優香「ねえ光平くん、食べるのは私の手作りのお弁当よね?」
佳代「いいや、もちろんアタシの手作りのお弁当だよな?」
光平「いや…その…(汗」
優香「どっちなの!!」
佳代「ハッキリして!!」

こうして光平は思いがけぬ修羅場に巻き込まれ、ほとほと困り果てるのであった。
…が、その一方で転入生・錦織佳代と、クラス担任・千坂朱音は
お互いが忍びの世界の人間であると見抜いていた。
怪しいと思った佳代は、放課後に学校から退勤して帰宅の途に就く
朱音を密かに尾行するが、途中で見失ってしまう。

佳代「アイツ…どこ行った!?」

街路樹の上から佳代のうろたえている様子を
じっと観察している朱音。

朱音「……(フフッ、その歳で私を尾行しようだなんて
 10年は早いわよ。お嬢さん)」

257ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 12:50:31
佳代の尾行を撒いた朱音は、状況報告のため、
公園のベンチで上司である天童忍軍の組頭と落ち合う。
ちなみに組頭は、どこにでもいる隠居風の老人を装っている。

組頭「それで、その後のブレイバーズの動きは?」
朱音「特に変わった事はございません。ただ…」
組頭「ただ、何だ?」
朱音「今日、学校の方に月影一族のくノ一の娘が
 転校してまいりました」
組頭「なに、月影のくノ一が?」
朱音「どうもブレイバーズの動きとは特に関わりは
 ないと見受けられますが…」
組頭「月影一族はスーパー戦隊の一つであるバトルフィーバー隊とも
 関わりが深い。その娘からも片時たりとも目を離すな」
朱音「心得ました」

組頭はベンチから立ち上がる。

組頭「朱音、つけられたな…」
朱音「お頭…?」

去り際にそれだけ言い残して、組頭はその場から立ち去る。
驚いた朱音が振り返ると、なんとそこには
尾行を撒いたはずだった佳代がいたのだった。

佳代「………」
朱音「……(こいつ、いつの間に!?)」
佳代「随分と探しまわったよ。
 舐めないでもらえるかい!」
朱音「こんなところで何をしているの錦織さん。
 もう空も暗くなってきたから早く家に帰りなさい」
佳代「天童の忍びがブレイバーズを見張っているって
 噂を聞いた事があるけど、それって先生のこと?」
朱音「…天童?? いったいなんのことかしら」
佳代「とぼけるんならそれでもいいよ。
 でも、もし光平たちに手出しをしたら、
 その時はアタシが容赦しないからね!」
朱音「言っている意味がよくわからないけど、
 まあ、気をつけておくわ。フフッ…」
佳代「………」

こうしてまた牧村光平の周辺は、水面下も含めて
一段と騒がしくなりそうな気配である…。

258ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 15:21:27
その後、錦織佳代は江田島平八邸に呼び出された。
江田島のところに月影一族の頭領から紹介状の手紙が届いたのだという。

江田島「月影の長老からの手紙によるとな、そちらにはねっかえりの
 じゃじゃ馬が行ったと思うので、どうかご面倒をおかけするが
 よろしくお願いしたい――とある」
佳代「……お頭ったら、余計なことをっ!」
富樫「実は塾長も天童との対抗上、忍び働きをする人手を欲して
 おられてな。どうだ、塾長のもとで隠密として働くつもりはないか?」
江田島「海防大付属と言えば天下に聞こえし名門校よ。
 その歳で学費を稼ぐのは大変であろう。報酬なら弾むぞ」
佳代「…Σ(゚д゚;) ハッ!? もしかして、このアタシの若くて美しい肉体が
 目当てで、力尽くで手篭めにしようと!?」
富樫「ハァ…??」

今の佳代の言葉を聞いて、江田島も富樫も大笑いする。

江田島「ガハハハハ!!」
佳代「何がおかしいのさ!?」
富樫「生憎だったなお嬢ちゃん。塾長の夜のお相手なら
 あと50年くらい経ったら改めて来てくれ」
佳代「……(50年!? そんなに年月が経ったらアタシは
 もうお婆さんになってるじゃないか! 日本の首領(ドン)だか
 何だか知らないけど、どーゆー趣味してんだこのジジイ??)」
江田島「…で、話を受け入れる気になったか?
 貴様にとっても決して悪い話ではあるまいと思うが」
佳代「いいよ。確かに都会生活の中でお金は必要だしね。
 その話乗った!」
江田島「よし、決まった!」

こうして錦織佳代は江田島平八と雇用関係を結び、
江田島のことを「江田島の御前」と呼んで、忍びとして仕える事に。

259ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/01/26(月) 18:31:30
≪大博士リー・ケフレン、超サイヤ人と対決!≫

闘争の系統の物語も、かなり終盤に差し掛かった段階。
改造実験帝国メスの大博士リー・ケフレンは、己の威信をかけて、
ついに復活した伝説の超サイヤ人・孫悟空と対決することになる。

ケフレン「みんな…みんな改造してやる!
 生命改造こそが私の喜び。特に全宇宙で
 最強の戦闘能力を誇る超サイヤ人・孫悟空!
 貴様をこの手で改造することこそが、
 この私の最上の喜びなのだ!!」
悟空「なにっ!?」

ケフレンの奏でる遺伝子シンセサイザーの音色が
悟空を苦しめる。

悟空「うわあああっ!!!!!!」
ケフレン「フハハハハ!! 苦しめ…もっと苦しめ!!」

パン「おじいちゃん! そんな楽器の音色になんか負けないで!!」

宇宙最強クラスの戦闘力の持ち主と、宇宙最高クラスの頭脳の持ち主。
果たして、この勝負の行方は!?

260ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/01/27(火) 11:28:14
<<ラピュタ王の帰還>>

***月・冬の宮殿***

高度な産業文明が崩壊したこの時代。月には地球から移住してきた者達を
先祖に持つムーンレイスが住んでいた。ムーンレイスは月の女王ディアナ・ソレル
によって統治されているが、現在はディアナと入れ替わった地球人の女性
キエル・ハイムが治めていた。だが、ムーンレイスの首都ゲンガナムは
シャドウミラーの助力で復活を遂げたギンガナム艦隊とある男によって占有されていた。

キエル「・・・・・ハリー大尉」
???「ご機嫌は如何かな?ディアナ女王・・・いや、キエル嬢」
キエル「ムスカ大佐・・・」

冬の宮殿の一室に軟禁されているキエルは、ギンガナムによって
捕えられた親衛隊長であるハリー・オード大尉の事を内心心配していた。
そこにやってきたのは、ギンガナムと共に首都を現在、占有している軍人
ムスカ大佐だった。

かつて空中に強大な軍事力を保有していたラピュタ王国の王族の末裔である
ムスカは目を失明し、崩れゆくラピュタ島と運命を共にしたが、気が付くと
元の状態に戻っており、シャドウミラーとの接触によって、再びラピュタ王国の
復興と世界支配の野望を果たすべく、シャドウミラーの助力を得たのであった。
そして月を占有した理由は、ムーンレイスの持つ高度な科学力を手に入れる事と
冬の宮殿にある黒歴史のデータから、ある情報を得る為だった。

キエル「ムスカ大佐、あなたは何を望むのですか?」
ムスカ「ラピュタ島無き今、地上にかつてのラピュタ王国の栄華を取り戻す事。
 今はそれが私の望みだ。・・・この宮殿は実にすばらしい。美しく・・・そして
 黒歴史という過去の遺産を知る事が出来るのですからな」

不敵な笑みを浮かべながら、キエルに自身の望みを語るムスカ。
そこに大きな警報が宮殿に鳴り響く。

ムスカ「何事だ!?」
ムスカの部下A「はっ!月面に巨大な生物が出現したとの情報が・・・
 この報せにギム・ギンガナム殿が出撃いたしました」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

月面には時空クレバスを通って、巨大怪獣が出現し暴れ回っていた。

ギンガナム「怪獣など、このターンXの敵ではないわぁぁぁぁ!!!」

ターンXに乗り、駆けつけたギム・ギンガナムは怒涛の攻撃と必殺の
シャイニングフィンガーによって、怪獣を倒した。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ムスカの部下A「出現した怪獣はギム・ギンガナム殿が倒しました」
ムスカ「流石はギンガナム殿とターンXだ。実に頼もしい」
ムスカの部下B「ムスカ大佐、黒歴史のデータから、目的の情報を入手しました!」
ムスカ「よくやった!―ふふふ、見つけたぞ・・・“巨神兵”」

黒歴史のデータの中でも、特に厳重にプロテクトが掛けられているデータがあった。
だがムスカはシャドウミラーやムーンレイスの人間を使って、データのプロテクトの
解除と解析を行い、目的の情報・巨神兵が眠っているとされる場所を見つけ出すのであった。

261ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/03(火) 11:49:04
<<開幕 あの世一武闘会>>

界王星で修行するユウキやタツミ。そしてタツミの仲間である元ナイトレイドの
メンバー達。ある日、界王からあの世で一番の強さを決める「あの世一武闘会」
の開催を知らされ、出場する事を決めた。

「あの世一武闘会」の会場でユウキ達は様々な出会いをしていく・・・・。

シェーレ「・・・此処は何処なんでしょう?」
音也「・・・御嬢さん。お一人でしたら俺のヴァイオリンを聞いていきませんか?」
シェーレ「はぁ・・・・」
ニコル「ちょっと、女性に何をしているんですか、音也さん(汗」

ナイトレイドの一員だが、普段はぼんやりとしている眼鏡の女性シェーレは
天才的なヴァイオリンの腕を持つ紅音也にナンパされ、ピアノ好きなMSの
パイロット、ニコル・アマルフィと出会う。

プラート「あんた、良い体をしているなぁ。名前は?」
ジョナサン「僕はジョナサン・ジョースター。皆からはJOJOって呼ばれている」

タツミの兄貴分であるプラートは吸血鬼DIOと死闘を演じた19世紀の英国人
ジョナサン・ジョースターと試合し、友情を築く。

ネジ「八卦六十四掌!!」
タツミ「(すげぇ!剣で攻撃しているのに、掌で全部受け流している!)」

タツミは第4次忍界大戦で戦死した木の葉の里の忍、日向ネジと対戦。
ネジの八卦六十四掌がタツミの剣技を受け流していく。

果たして、あの世一武闘会の優勝は誰の手に!

262ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/04(水) 15:18:40
※思いついたので、ネタとして投稿。

<<天凰輝シグフェル×銀河英雄伝説>>

海防大付属高校に通う光平は親友の慎哉、ガールフレンドの優香と
共に授業で使った資料を返しに歴史資料室にやってくる。

光平「リー先生、資料を返しに来ました!」
リー「ああ、ありがとう。そこに置いておいてくれ」
優香「・・・・相変わらず、部屋を散らかしてますね(呆」
リー「はは、申し訳ない・・・・」

歴史資料室で光平達を迎えたのは、海防大付属高校で歴史の授業を
担当しているリー・ウェンという中国系の教師である。あまりパッとしない
顔立ちで地味な風体をしているが、授業は分かりやすく生徒から慕われている。
また良く部屋を散らかしている事でも有名であり、光平達は部屋の片づけを
哲だった後、紅茶をご馳走になった。

光平「う〜〜〜、疲れたぁ〜」
優香「すっかり、遅くなっちゃったわね」
慎哉「・・・・・・」
光平「どうしたんだよ?歴史資料室の方なんか見て」

出てきた歴史資料室の方を見つめる慎哉に、光平は疑問に思い尋ねた。

慎哉「いや・・・リー先生って、ヤン・ウェンリー元帥に似ているなぁと思ってっさ」
光平「ヤン・ウェンリー元帥?」
優香「その人って、昔、銀河帝国と戦争していた自由惑星同盟の凄腕の元帥よね?」

ヤン・ウェンリー元帥―かつて銀河帝国と長きにわたって争い続けた自由惑星同盟の
軍人で、その戦術・戦略から「魔術師ヤン(ミラクル・ヤン)」の異名で知られるが、銀河
帝国ローエングラム王朝初代皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムとの和平を
結ぼうとした矢先に、それを快く思わない連中(地球教)の手によって、若くしてこの世を
去った偉人である。

慎哉「・・・かの元帥も、元々は歴史研究家になりたがっていたって聞くし、
 もしかしたら、黄泉がえりで生き返って高校教師になったんじゃないかと
 思うんだけど・・・・・・」

263ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/04(水) 15:20:55
慎哉はそんなヤン・ウェンリーとリー・ウェンが似ていると言うのだが・・・・。

光平&優香「「まっさかぁ〜〜」」
光平「何で、宇宙で大活躍した偉大な軍人が、地球の日本の高校教師を
 しているんだよ?」
優香「私も、映画で銀河帝国と自由惑星同盟の戦争を見た事があるけど
 イメージが全然違うわ・・・」

銀河帝国と自由惑星同盟の戦いが終了してから17年の歳月が流れた現在。
両国の戦いは伝奇小説や映画にもなったが、かなり美化されており、フィクションの
ヤン・ウェンリーとリー・ウェンが同一人物だとは2人には思えなかった。さらに
付け加えるなら、高度な情報社会になったとはいえ、遠い銀河の出来事を一介の
地球人の高校生が知るわけが無い。

慎哉「・・・そ、そうだよね。そんな偉い人が高校教師になるわけないっか。アハハ」
光平「そうそう」ウンウン
ローゼン「おい、お前等!とっくに下校時間は過ぎてるぞ。油を売ってないで
 すぐに下校しろ!!」
光平「おっと、体育のローゼン先生だ!今すぐ帰ります!」
優香「先生、さようなら!」
慎哉「失礼します!(・・・・そういえば、ローゼン先生もシェーンコップっていう
 ヤン元帥と共に戦った軍人に似ているけど・・・まさかね)」

同一人物かもしれないと推測した慎哉も、光平達に諭され考えを改める。
そこへ学校の体育教師であるローゼン・ワルコップに下校時間の注意を
受けて、3人はすぐに下校するのだが、最後に慎哉はふと、ローゼンが
ヤン・ウェンリーの部下だった軍人ワルター・フォン・シェーンコップに
似ている事に気が付くが、すぐに自分の考えを否定した。

ローゼン「ふぅー・・・・そろそろ出てきたらどうです?ヤン提督」
リー?「おいおい、此処では私は歴史教師のリー・ウェンだよ。シェーンコップ」
ローゼン?「それならば、私は体育教師のローゼン・ワルコップですよ。リー先生」
リー?「うう・・・」ポリポリ

実はこの2人、先程光平達が話していた正真正銘自由惑星同盟の軍人ヤン・ウェンリーと
その部下ワルター・フォン・シェーンコップ本人である。例によって黄泉還りで生き返った
2人だが自分達が死んでから17年は経過しており、今更過去の人間である自分達が
戻っても迷惑になると考え、銀河の辺境である地球に赴き、名を変えて
静かに暮らしていたのであった。

シェーンコップ「あの生徒・・・・朝倉慎哉は実に良い勘をしている。噂では
 ハッカーとしても能力が高く、軍に欲しい逸材ですなあ」
ヤン「我々は、もう軍とは関係ないよ。さて、我々も帰るとしよう。そうだ!
 近くに良い食堂を見つけたんだ。『日々平穏』っていう店なんだけどね。
 頼めばあらゆる料理を作ってくれるんだ」
シェーンコップ「・・・良いでしょう。お供しますよ」

だが、これからの戦い。再び魔術師の戦略が必要となる日が来る事を
彼らは知らない。―――銀河にまた、1ページ

264ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/05(木) 18:57:30
ここで皆様に一つご提案がございます。
原典において一度死亡しながら、闘争の系統本作において
黄泉がえり現象で生き返っているキャラクターについてですが、
いちいち「黄泉がえった人間」「黄泉がえりで復活した人間」と呼称するのも
なにかと長ったらしいので、該当人物を指す短い専門用語を考えたいと思います。

今後「黄泉がえり現象で復活したキャラクター」については、
「復活」の英訳「Resurrection(リザレクション)」をもじって、
「再生者(リザレクター)」と劇中において呼称させたいと
思うのですが、いかがでしょうか?

>>833-834 凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.
>やはり小説作品が主体だからか、
>台詞だけでなく地の文にも力が入っていて、
>なかなか読みごたえのある作品であった。
皇帝ラインハルトがこの世を去ってから17年経過した現在の
銀河帝国の様子を『モーレツ宇宙海賊』や『革命機ヴァルヴレイヴ』の
設定も織り込んで読み手に説明する必要性もあり、
台詞の間の文章が長々とした文面になりましたが、
それで重厚感を出せていれば幸いです。

>初物づくしで戦闘シーンはなかなか苦慮したのだが、
>何とかお目に適うものとなっていれば幸いだ。
>次はスーパー1とどのように邂逅していくか、
>楽しみにさせていただこう。
新技「フレイムアーム」は、シグフェルが愛剣となるフレアセイバーを
再入手するまでの間、活躍の頻度は多くなりそうです。

>過去にはユグドラシル・コーポレーションとの折衝を担当していたが、
>実は不治の病を患っており、出資の見返りにその特効薬の開発を
>医療系企業のユグドラシルに進めさせていたとか。
>普段は冷静沈着だが、抑えていた病気の症状が出て苦しむ事があり、
>その時だけは余裕を失って取り乱すなどいかがだろうか。
戦極凌馬なら特効薬の秘密を握っていそう。
そうなるとある意味で「赤い服の男」はプロフェッサー凌馬に
弱みを握られている事にもなりますね。

265ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/05(木) 18:58:02
失礼、誤爆しました。

266ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/05(木) 20:08:38
あくまでネタだけです。本投稿の予定はございません。

≪沈黙のラ・セーヌ≫

PU旗艦エトワール・ド・ラ・セーヌ号がハイジャックされた!
ハイジャック犯一味の正体は、世界各地で暗躍し、
世を混乱の渦に巻き込もうと企むテロリスト集団、
「兇鬼の掟(きょうきのおきて)」だ!

ラクス・クライン、リリーナ・ドーリアン以下大勢の乗員が人質となり、
兇鬼の掟の緻密且つ完璧な計画を前にして、ブレイバーズは手も足も出ない。
しかし、兇鬼の掟には一つだけ予想外の大きな誤算が待ち構えていた。

エトワール・ド・ラ・セーヌ号の乗員の中に、
たまたまこの日だけ専属料理人として乗り込んでいた、
別名「世界最強のコック」と恐れられる"あの男"がいたことに!

元・米海軍特殊部隊「SEAL」の対テロ部隊の指揮官
ケイシー・ライバック(演:スティーブン・セガール)だ!!

たった一人だけ危うく難を逃れたクインホークこと楯ユリカは、
ライバックと合流し二人だけで兇鬼の掟に対する反撃を開始する!
この艦にあのケイシー・ライバックが乗っていた事が分かり、
兇鬼の掟の幹部たちは戦慄する!(笑。
ライバックの圧倒的な戦闘力を前にして次々と
哀れ虫けらの様に潰されていくテロル闘人たち…。
そしてついに、『バトルホーク』のテレビシリーズでは
最後まで正体を見せる事がなかった、兇鬼の掟の首領・黄金大帝が姿を現し、
直々にライバックと一対一で対決することに!

全然ハラハラしないナイフでの格闘。
まず、ライバックが黄金大帝の胸を軽く突き、軽く切る。
その後、アヤシイ“セガール拳の舞”を披露。
そして黄金大帝の手首も軽く切り、お互いちょっともつれたその刹那、
ライバックは黄金大帝のナイフを口でくわえ、黄金大帝の脳天めがけてナイフをズブリ。
残酷!小さいお子様には見せないようにしましょう。
いくら悪党やからって何もそこまでせんでも…(汗。

ライバック「キッチンでは負けた事はないんだ!」

国際テロ組織・兇鬼の掟はここに壊滅したのだった。

[完]

267ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/08(日) 15:32:59
これはあくまでネタだけです。本投稿の予定はありません(たぶん…)。

≪闘争の系統×ザ・ハングマン≫

「ハングマン」とは、法で裁けぬ悪党を葬る闇の処刑人たちのことである!
しかし決して悪人を殺す事はしない。犯した罪を公に暴いて晒し者にした上で、
社会的に抹殺するのである。

彼らのアジトである西新宿の高層ビルのオフィスの一室に、
以下の5名のメンバーが集められた。

城ヶ崎課長(機甲警察メタルジャック)呼名…ブラック
龍造寺 淳平(エルフを狩るモノたち)呼名…ヌンチャク
篠田 善太郎(超者ライディーン)呼名…バニー
芹沢 英里加(勇者指令ダグオン)呼名…ジャッキー
舞原 一馬(獣戦士ガルキーバ)呼名…オショウ

理事長「これでみんな揃いましたね。法律というものは元来弱い者を守るために
 あるものです。ところが、その法律を逆手にとって、悠然と悪事を働く
 悪党どもがいます」
篠田「悪い奴はみんな殺しちゃいましょ」
理事長「殺しは厳禁します。許せぬ悪党は、その正体を暴露して、
 社会的に死に至らしめるのです」
英里加「社会的に、死って…?」
理事長「その悪事を公開する事は、死刑台に送る事です。
 それが死刑執行人・ハングマンのやり方です」
一馬「うむ、俺好みのやり方だ」
淳平「最初に死刑台に送るのはどんな野郎ですか?」
城ヶ崎「どうしても吊るしたい奴がいる…!」
理事長「よいですか皆さん、高給を払う以上、私の命令は絶対です。
 誰を殺るか、指令は私が出します」

CLAMP学園理事長――ハングマンに指令を出す組織の元締である。
元国家機関の中心人物とも想像されるが、正体不明。呼名…ゴッド。

268ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/08(日) 17:25:19
≪フィリナとメルカッツの関係≫

地球連邦の資源エネルギー政策にも大きな影響力と発言権を持つ、
アルジェの石油王一族アルシャード家の令嬢フィリナ・クラウディア・アルシャードは
幾つもの会社経営者や博士号などの地位を有しているが、その中でも主に普段使用している肩書きが、
「CEC社」の代表取締役・最高経営責任者(CEO)である。

正式名称「クラウディア エレクトロニクス社 Claudia Electronics Corporation(略称:CEC)」は、
フランス・パリの本社を中心として世界15ヶ国に支社を置き、石油産業のみならず、
太陽光、風力、エネトロンなどの新世代エネルギーや医療分野にも力を注ぐ、
アルシャード一族保有の巨大企業の一つである。

ある日フィリナは、本社の自分のオフィスに副社長のカール・メッツを呼び寄せた。

メッツ「社長、お呼びでしょうか?」
フィリナ「よく来てくださいました副社長。さあ、そこにおかけになって」

メッツ副社長は中背で骨太の体格で、眠そうな両目を除いては
特に外見上にこれといった特徴はない年齢60代の老人だが、
その豊富な知識と経験で、副社長就任からずっとフィリナを補佐してきた人物だ。
会社に来る以前は、ドイツのミュンヘン工科大学で経営学を専攻する教授だった――
――はずなのだが…??

フィリナ「なぜか大学に問い合わせても、貴方の事は誰もご存知ないみたいですね?」
メッツ「………」

実は以前からメッツ副社長の素性に不審を抱いていたフィリナは、
密かにメッツの過去を入念に洗い、彼の持つドイツ国籍すらも
捏造された物であるところまで掴んだのだった。
フィリナに証拠を突きつけられ追及されたメッツは、
逆上して開き直るかと思いきや、あっさり観念したように
口元を軽くほころばせた。

メッツ「これは参りましたな。降参です。
 私の身元は巧妙かつ緻密に偽造していたつもりだったのですがね…」
フィリナ「それではお認めになるんですね?」
メッツ「それで、どうなさいます? 私を解雇しますか?」
フィリナ「その前に事情を聞かせてください。
 どうしてこんな事を?」

どうしてもメッツがよからぬ事を企む悪人だとは思えないフィリナは
釈明するように促すが、彼はそれを拒否する。

メッツ「申し訳ありませんが、詳しい事はお話しできません」
フィリナ「どうしてです?」
メッツ「余計な事を知れば、貴女の身にも危険が及ぶかも
 しれないからです」

これは「これ以上余計な詮索をすると、お前に危害を加えるぞ」と
脅しているのではなく、「貴女を今現在自分の抱えている面倒に
巻き込みたくないのだ」という彼なりの配慮なのだとフィリナは理解した。

フィリナ「誰かの命令か指示を受けて動いているの?」
メッツ「ええ、一応はそんなところですな」

このメッツからの答えを聞いて納得したフィリナは、
今回は不問に付す事にする。副社長を解任されて会社から追い出され、
下手をすると警察に身分詐称で突き出されるのではと
覚悟を決めていたメッツは意外な展開に驚く。

メッツ「よろしいのですか!?」
フィリナ「ええ。これまでのところ我が社の利益に反するような
 行為は認められていませんし、どうかこれからも副社長として
 職務に励んでください」
メッツ「ありがとう、マドモアゼル・フィリナ」

メッツ副社長はフィリナに向けて深々と一礼して退室した。
結局のところ、メッツの本当の正体については本人が口を噤んだままなため
解らないが、きっと何か大きな敵と戦っている複雑な事情が
あるのだろうとフィリナは察するのであった。

実はこのカール・メッツの正体こそ、地球から遠く離れた銀河系の彼方で
当時の自由惑星同盟軍の名将ヤン・ウェンリー提督の片腕であった、
ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ上級大将その人であり、
黄泉がえり現象により再生者(リザレクター)として復活した彼ら仲間たちは、
顔の一部を整形し、指紋も消し、生前の過去の名前も捨てて、
再び胎動を開始した地球教を監視する戦いを水面下で開始していたことなど、
当のフィリナは知る由もなかった…。

269ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/08(日) 21:05:28
≪大鉄人17、ついに復活!≫

FBI特命捜査官・滝和也が極秘情報を持ってアメリカから日本に帰国した。
なんとシグフェルの正体は、日本の重工業企業「東亜工廠」が戦前に開発した
秘密兵器「鳥人兵」(←オリジナル設定)ではないかというのだ!

すでに当時の関係者は全員亡くなっており、終戦直後に資料もほとんど
破棄されたため、現在の東亜工廠本社に手掛かりは残されてはいなかった。
本郷猛と一文字隼人のダブルライダー、滝和也、そしてレッドマフラー剣持隊は、
早速「鳥人兵」が眠るとされる小笠原諸島近海の海底遺跡へと乗り込む。

一方その情報は、Gショッカーの改造実験帝国メスの移動要塞ラボーに君臨する
悪魔の大博士リー・ケフレンとその一派にも届いていた。
ネオ生命体ドラスの改造強化のためにシグフェルを捕獲せんとする
ケフレンが送り込んだ巨大獣戦士にブレイバーズは大苦戦。

そこに、我らが正義の巨大スーパーロボット・大鉄人ワンセブンと、
そのパートナー・南三郎少年が、レッドマフラー隊の危機を救うべくついに登場。
ワンセブンVS巨大獣戦士の激戦が開始される!

270ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/09(月) 17:42:08
≪まだイラスト未作成状態の新オリキャラ案≫

○ラファエル
(イメージキャラクターボイス:緑川光)
エターナリア伝説の戦士アイレシオの魂に目覚めた舞原このはのパートナーとなる
亀族のアニマノイド戦士。機甲神獣形態はガメラとダイムゲンを足して2で割ったのに近い姿となる。
知的・物静かで温厚な性格。趣味は読書。一人称は「僕」。

○エージェントSSS1
(イメージキャラクターアクター:未定)
「SSS(スリーエス)」のコードネームナンバーを持つ第一号の男にして、
サラジアシークレットサービスの長官。

○皇女ニクラシス・ギル
(イメージキャラクターボイス:未定)
宇宙帝国ザンギャックの皇帝アクドス・ギルの長女にしてワルズ・ギルの妹。
表向きは父や兄に従順な態度を装うが、その本性は恐るべき野心家であり、
漁夫の利を得るために、兄ワルズと従兄弟バッカスの後継者争いを煽って共倒れに導き、
あわよくば父帝をも倒して次期皇帝、さらにはGショッカー次期創世王の座すらも
虎視眈々と狙っている。

271ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/10(火) 11:40:55
※映画『ミュータントニンジャタートルズ』公開記念。

戸隠流の忍者ジライヤの宿敵、妖忍一族の頭領鬼忍毒斎はアメリカの
ニューヨークで暗躍する忍者集団フッド団の首領シュレッダーと手を組み、
日本の東京で暴れ回る。

シュレッダー「噂のジライヤとかいう忍者の実力は、こんな物か!」
ジライヤ「シュレッダー・・・・何て、強さなんだ!」

ジライヤこと山地闘破は半蔵学院の飛鳥達やブレイバーズに協力する
事になった航空都市艦“武蔵”の面々と共にシュレッダー率いるフッド団や
妖忍一族と戦うが、シュレッダーの強さに窮地に立たされてしまう。
しかし、そこに黒い4つの影が現れ、シュレッダーからジライヤを助けた。

飛鳥「か、亀!?」
ジライヤ「君達は・・・?」
レオナルド「俺達はミュータントニンジャタートルズ。シュレッダーを追って
 この日本へ来た!」
点蔵「そちらも忍者なのでござるか?」
シュレッダー「この亀共、どこまでも邪魔しおって!!」

ジライヤを助けたのは、ニューヨークでフッド団と戦うレオナルド、ラファエロ
ミケランジェロ、ドナテロという4匹の亀の忍者達。タートルズの登場に
フッド団と妖忍一族は撤退する。

哲山「お久しぶりです、スプリンター殿」
スプリンター「哲山殿こそ、お変わりなく」

タートルズの師匠であり、育ての父であるスプリンターと山地哲山は
古くからの友人同士だった。シュレッダーと鬼忍毒斎を倒すべく、
ジライヤはタートルズと共闘する事になる。

闘破「さっきは助けてくれてありがとう。俺の名は山地闘破だ」
レオナルド「俺の名はレオナルド。こちらこそ、よろしく頼む」

闘破とレオナルドはお互いの自己紹介をする。

ミケランジェロ「うわぁ、皆かわいいね!僕はミケランジェロ。マイキーって呼んでね!」
喜美「あら、私の可愛さが分かるなんて良い亀ちゃんね」
葛城「テンション高いなぁ、お前」
斑鳩「私は少し、苦手かもしれません」

お調子者でムードメーカーなミケランジェロは喜美や葛城達を見て
声を掛ける。

ラファエロ「うるせぇぞ!マイキー!!」
学「こっちの赤い鉢巻の亀のにーちゃんは随分短気だなぁ」
点蔵「あまり怒り過ぎるのは、体に毒でござる。お茶でも飲んで
 落ち着くでござるよ」
ラファエロ「・・・・なかなか美味ぇな、このお茶」

ミケランジェロの騒がしさに怒鳴るラファエロを見て、点蔵は心を
落ち着かせる為のお茶を差し出す。

ドナテロ「・・・・これが異世界の技術か。じっくり調べてみたいなぁ」
宗茂「私はあなた方と手合せしたいと思います」

この世界とは異なる技術を使う武蔵の武装を調べてみたいと思う
ドナテロに立花・宗茂はタートルズと戦ってみたいと言う。

そんな中、再び暴れ回るフット団と妖忍一族にジライヤ達とタートルズが
挑むのであった。

272凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2015/02/11(水) 00:25:45
≪まだイラスト未作成状態の新オリキャラ案≫

○仁科紗那
 岩手県の山奥にある岩屋村で暮らしていた蝦夷の末裔。
 雪のように色白でたおやかな、どこかミステリアスな雰囲気の漂う少女で、
 村人からは「雪ん子」と渾名され、気味悪がられていじめられている。
 岩屋村周辺に出没する怪獣ウーは紗那の亡き母親の魂が怪獣化したものと言われ、
 紗那が危険に陥った時には必ずウーが現れる。

 ウィスパードであり、岩屋村を支配していた独立幻野党に
 そのブラックテクノロジーを利用され、AS「ダンタリオン」の建造に協力させられる。
 岩屋村の人々は誰もウィスパードの事を知らないので、
 幼い頃から思念波を受信して意味不明な言葉を口走る紗那を狐憑きだと思って怖れてきた。

 実はアフマド・アルハザードこと仁科宗禎の血縁者で、
 宗禎の大姪(弟の孫娘)にあたる。
 仁科家の人間は過去の隠滅を図るアルハザードによって全て殺されており、
 父は出稼ぎ先の東京での交通事故死、母は雪山での遭難死を偽装し
 サラジア・シークレット・サービスの工作員に暗殺された。
 紗那も幼い頃に母親と一緒に雪山に放り出され、共に死ぬはずだったが、
 運良く岩屋村の村人に助けられて生き延び、
 アルハザードの知らないところで今日まで存命してきた。
 しかしその存在をついにアルハザードに知られ、命を狙われる事になる。

 父・牧村光一郎が行方を追っていた仁科宗禎について調べるため、
 岩屋村を訪れていた牧村光平と出会い、ピンチを助けられる。
 だがシグフェルの奮闘も空しく、最後は死んでしまった…かと思われたが、
 無事に生きており、事件後、ロングだった髪を短く切ってイメージチェンジし、
 名も清水紗織と改め海防大学付属高校へ転入、光平のクラスメイトとなる。

273ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/12(木) 11:57:13
<<イラスト未作成状態の新オリキャラ案及び版権キャラ案>>

○岡島信人(イメージキャラクターボイス.岡本信彦)
 海防大付属高校・情報処理科コースの高校1年生。クラブはテニス部に所属しており、
 光平や慎哉の後輩。オカルトや都市伝説に興味があり、オカルトサイトを運営している。
 このサイトによって、直接の面識は無いが、日向冬樹や佐天涙子、清十字怪奇探偵団の
 清継と連絡を取り合っている。最近の興味はシグフェルの活躍。 

○山守正太=マグネシックス
 根倉山で1人で暮らしていた野生児。人間離れした運動神経を持っていたので
 敵味方から「バイオの血を受け継いだ者か?」と思われていたが、バイオロボに
 「資格なし」と意気消沈していた所、ファラに騙されてバイオマンと戦う「マグネ戦士」
 にされてしまう。その後、コントロールから逃れ、共にギアに立ち向かった。
 レジェンド大戦で変身能力を失ったバイオマンの代わりに戦うべく、未来科学研究所の
 協力で再びマグネ戦士に変身するようになる。バイオマンが力を取り戻した後は
 バイオマン6人目の戦士・マグネシックスを名乗るようになる。

○フブキ=吹雪鬼(イメージアクター:未定)
 本名:不破冬海(ふわふゆみ)。かつて猛士関東支部に所属し、引退した吹雪鬼の
 弟子である高校3年生であり、先代のコードネームを襲名。女性みたいな名前と
 容姿をしているが列記とした男性。威吹鬼同様風の属性を持ち、音撃管・烈氷
 (れつひょう)を武器にし、音撃射・大亜紋弩(ダイアモンド)が必殺技である。

●喝采の“マオ”(イメージキャラクターボイス:草尾毅)
 「読心」のギアスを持つ青年。C.C.に対して歪んだ愛情を持っており、ルルーシュと敵対。
 死亡した後、黄泉がえりで再生者となり、ギアスの世界から地球へと転移。
 BF団のエージェントとなり、「喝采」の二つ名で呼ばれるようになる。
 シグフェル=光平の調査をしていた所、声や面影がルルーシュに似ている事から
 気に食わない相手として見ている。

274ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/15(日) 15:55:08
注意:ほぼオリキャラオンリーのシナリオになります。
閲覧にはご注意ください。尚、「清水紗織」は今後
名前が変更される可能性があります。

≪海防大学付属高校での学園風景≫


***海防大学付属高校・校舎屋上***

優香「光平くん、これ家庭科の時間で私が作った
 ミルフィーユよ。食べてみて!」
佳代「いいや、アタシの作ったこのモンブランの方が
 美味しいよ!」
光平「………(汗」

またいつもの昼休みの時間がやって来た。
沢渡優香と錦織佳代の二人は、今度は家庭科の授業で
それぞれ作ったご自慢のスイーツを持ち寄って、一人静かに
弁当を食べていた牧村光平を挟んで、今日も火花を散らしている。

優香「あ〜ら錦織さん、そのモンブランケーキ、
 クリームの分量が多すぎるんじゃなくて!?」
佳代「そーゆー沢渡さんこそ、パイ生地の切れ目が雑なんじゃないの?
 さっきからポロポロ破片がこぼれてるよ!」
優香「なによっ!!」
佳代「なにさっ!!」
光平「頼むから二人とも仲良くしてくれよ…(汗」

光平がほとほと困り果てていたところへもう一人、
今度は物静かな雰囲気のショートヘアの女子生徒がやって来た。
この少女の名前は清水紗織。佳代から少し遅れた時期に
ここ海防大付属高に転入してきた少女だ。

優香「清水さん…?」
紗織「お願い、沢渡さん、錦織さん、喧嘩しないで…。
 みんなで仲良く食べましょう…」
佳代「うっ…!」
優香「まあ、清水さんがそう言うなら…」

紗織の哀願するような視線に負けた優香と佳代は一時休戦。
同じく自作のロールケーキを持って来た紗織も交えて、
四人で仲良く昼食の時間を過ごすことに…。

佳代「正直、清水さんのあの涙うるうるの瞳で訴えかけられると、
 こっちも戦意喪失しちゃうんだよね…」
優香「同感…」

275ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/15(日) 15:55:44
こうして優香と佳代の"女の争い"も、紗織が間に立ってくれたおかげで収まり
よかったかと思いきや、一難去ってまた一難。光平にはまた別の難問が立ちはだかっていた(笑。

男子生徒A「どうして牧村ばっかり女の子にモテるんだ!!」
男子生徒B「俺たちも鬼じゃない。沢渡さんとの仲だけは認めてやろう。
 実際お似合いのカップルだからな。悔しいがそれは認める」
男子生徒C「しかぁーし! 沢渡さんと並ぶ学校三大女神、
 錦織佳代さんと清水紗織さんまで一人で独占するなど
 断じて許さん!!」

海防大学付属高校・三大女神――
――同校在籍の男子生徒達が勝手につけている、
沢渡優香、錦織佳代、清水紗織の三人の総称だ。

元々優香は、生徒会副会長として頼りになるまとめ役で、
後輩の女子生徒達から「優しくて頼れるお姉さま」として慕われている。
同時に陸上部のエースでもあり、容姿端麗、学業も優秀。
校内での人気は相当高い。

一方の佳代と紗織は、まだ転入してきたばかりなのだが、
こちらもあっという間に生徒間での知名度&好感度は急上昇。

佳代は、忍びの者として育てられた事もあり、スポーツは万能。
実際体育の授業でも、見ていた体育教師や一般生徒が
度肝を抜くような荒技を披露して見せた。
山里育ちで鍛え上げられた肉体が見事に美と調和している、
スポーティー&ビューティー美少女と受け止められているようだ。

紗織は、よく休憩時間や放課後などで図書館を利用して
本を読んでいる様子が他の生徒たちに度々目撃されており、
その光景が「神秘的でミステリアス」な雰囲気であるとして
男子生徒(特にオタク層)のハートを図らずも射止めてしまったらしい。

男子生徒A「我が新聞部が入手した情報によると、まもなく
 錦織さんと清水さんはクラブ活動をどこにするか選択するはずだ」
男子生徒B「では錦織さんは我々バレー部がいただくとしよう」
男子生徒C「何を言うか! 錦織さんは卓球部に入るという
 神託がすでに下っているのだ! 否やは言わせん!」
男子生徒D「それじゃあ、清水さんは僕たちアニメーション同好会が
 遠慮なく頂きますね。ウヒヒヒヒ…」
男子生徒E「ふざけるな! 清水さんをそんな危ないキモオタの巣窟に
 送り込むなど言語道断! 彼女は我らミステリー研究会が――」
男子生徒A「皆の者静まれぇーっ!! ここで今我々が仲間割れしてどうする!?
 まずは二人のヒロインを牧村の毒牙から守り抜くのが先決であるぞ!!」
男子生徒B〜E「「―承知ッッ!!」」

276ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/15(日) 15:56:15
教室では、光平が何かに疲れたように
前のめりでぐったりと机によっかかって
脱力したように座っている。

光平「………」
慎哉「どうした?光平」
光平「なんか最近さ、みんなの俺を見る視線に
 "冷たい"というか"悪意"というかさ、何か悪寒みたいな
 怖い物を感じるんだよ…(汗」
慎哉「ああ、なるほどね…」

最近の光平は、すっかり他の男子生徒達大勢の
羨望と嫉妬の的になってしまっているようだ。
現に今でも何人かの男子生徒が嫉妬の炎を剥き出しにして
廊下からじっと教室の光平の方を見張っている。

光平は別に積極的に佳代や紗織を口説こうと、
下心で彼女たちに優しい言葉をかけたのではないというのは
慎哉にもよく解ってはいたのだが、だとしてもそれで二人の女の子が
恋心を抱いてしまい、しかも当の本人は鈍感で、女の子たちの好意に
全く気が付いていないというのだから、それはそれで罪作りだ。
こればかりは「自業自得」だとして、親友の慎哉もこの件に限っては
光平を突き放しているのだった。

優香「そういえば錦織さんと清水さんは、部活どこにするか決めたの?」
紗織「私はまだ決めてない…」
佳代「アタシはパス! 最近勧誘に寄って来る男どもがウザくってさ…」
慎哉「でも錦織ってスポーツ得意そうじゃんか。なんか勿体ないよな」
佳代「アタシは放課後は学費を稼ぐために働かなきゃいけないしね。
 クラブ活動は当面無理…」
優香「錦織さんも大変なんだね…」
佳代「まあね…」

普段は光平を巡り犬猿の仲である優香と佳代の二人なのだが、
優香は素直に苦学生の生活を送っている佳代を気遣う。

光平「紗那さん……じゃなかった、今は清水紗織さんだよね。
 清水さんはどんな部活がいいの?」
紗織「私、運動とか苦手だから…文化系がいい」
光平「じゃあ後で俺が清水さんを文化部の部室棟まで案内するよ」
紗織「うん、ありがとう…」

光平は優香のことは「優香」と名前で呼び捨て、
佳代のことは「佳代ちゃん」と名前に"ちゃん付け"で呼んでいるのに、
自分の名前を呼ぶ時は三人の中で一番よそよそしい「苗字+さん付け」なんだ――
――とちょっぴり残念がる紗織であった。

277ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/15(日) 15:56:55
佳代「えーっ! 学校で部活をしてもいいの!?」
富樫「何をそんなに驚いている?」

錦織佳代は、昼は海防大学付属高校に通う女子生徒。そして夜は、
日本の首領(ドン)と恐れられる男塾塾長・江田島平八に隠密として仕える、
月影一族出身のくノ一(女忍者)であるという、もう一つの顔を持つ。
佳代が稼いでいるという学費や生活費は、専ら江田島からの
指令任務をこなしての報酬で賄われているのだ。
江田島の秘書・富樫源次は、その江田島からの指令を佳代に伝える、
云わば佳代の夜の稼業において直接の上司に当たる人物だ。

佳代「放課後に呑気にクラブ活動なんかにうつつを抜かしてたら、
 隠密としての任務に支障が出るんじゃないのかい?」
富樫「隠密の任務もそうしょっちゅうあるもんじゃない。
 人生に一度きりの高校生活だ。遠慮せずに楽しめ!」

江田島平八が運営し、現内閣総理大臣・剣桃太郎以下
錚々たる面々を輩出した私塾・男塾について、
「学園ライフをエンジョイする」「青春を謳歌する」などという
言葉とは無縁である超スパルタ教育が行われているという噂は、
当然佳代も耳にはしていた。男塾の校舎敷地は女人禁制であるため、
江田島に仕える佳代自身も中に踏み入った事はないが、
いかに学校が違うとはいえ、そのような教育方針を示している
江田島が自分にクラブ活動を許してくれるとは、佳代には
俄かには信じられなかったのである。

佳代「もしかしてアタシを女の子だと思って甘く見てるの?」
富樫「…ん? せっかくの塾長からのご好意だ。訝しがらずに
 素直に受け取れ。牧村光平をモノにするチャンスだろ!」
佳代「なっ…!!(///)」

佳代は富樫の一言に、顔を真っ赤にして沈黙してしまう。
それを見た富樫は豪快に笑い飛ばす。

富樫「ワハハハハ!!!」

◇   ◇   ◇

数日後、錦織佳代が入部を選択したのは水泳部だった。

雄大「残念だなあ。佳代先輩なら絶対に光平先輩目当てで
 テニス部に来ると思ってたのに!」
慎哉「お前何言ってるんだ?」
雄大「だって、慎哉先輩は佳代先輩のスコート姿を
 見たくなかったんスか!?」
慎哉「お前なあ…(汗」

岡島雄大は、光平たちより一年下のテニス部の後輩である。
学校の授業では、慎哉と同じく情報処理技術科コースを選択しており、
慎哉には劣るものの彼も相当なITスキルを有している。
噂ではネット上で人気オカルトサイトを運営しているという噂も…。
雄大は光平や慎哉から非常に可愛がられており、
また雄大の方も光平や慎哉にとても懐いている。

慎哉「でも錦織がテニス部に来なかったのは、
 俺も正直意外だったなあ…」

278ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/15(日) 15:57:28
水泳部の練習場として使用されているプール…。
泳ぎ終えた競泳水着姿の佳代がプールから上がると、
フェンス越しにこちらの様子をじっと伺っている
陸上ウェア姿の優香の姿を見つけた。

佳代「何の用?」
優香「ちょっと様子見に来た…」
佳代「ふ〜ん…。そんなところじゃ話もできない。
 中に入ってきなよ」

プール建物の中に入って来た優香は、佳代と本題に入って
話し始める。

優香「意外だった…」
佳代「何が?」
優香「てっきり光平くん目当てにテニス部に入部する
 もんだと思ってたのに…」
佳代「沢渡さんは陸上部なんだろ。アタシは泥棒猫みたいな
 真似だけはしたくないんだ。やるなら正々堂々、
 アンタと五分五分の対等な条件で勝負しないと…」
優香「理由はそれだけ…?」
佳代「本当は女子水泳部の先輩が熱心に誘ってくれたことも
 あるんだけどさ」
優香「ちょっとアナタの事見直した」
佳代「…??」

優香の言葉に佳代はキョトンとした表情をする。

優香「…ねえ、光平くんがシグフェルになった理由は
 知ってるんでしょ?」
佳代「それも聞いてる。沢渡さんを庇って異形の姿に変身できる
 身体に変えられてしまったって事も…」
優香「………」
佳代「それでも光平は沢渡さんに愚痴や恨み言一つだって
 言おうとしない。それどころか今も懸命にアンタを守ろうとしてる。
 正直見てて羨ましいよ…」
優香「錦織さん…」
佳代「だからこそ、アンタには絶対負けたくない!!」
優香「あーっ! 言っときますけど、光平くんは絶対に
 アナタなんかには渡しませんからね!! ベーッだっ!!」
佳代「勝負は最後まで分かんないよ! ベベベのベーッ!!」
優香「フフフッ!!!」
佳代「キャハハ!!!」

互いに舌を出してふざけ合う優香と佳代。
この二人、今すぐに"仲良しこよし"とまではいかないまでも、
徐々に打ち解けて来ているようである。

279ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/15(日) 15:58:00
文化部棟のすぐ隣に建つ「歴史民俗資料館」。
日本国内のみならず、世界各国の衣食住・農耕・漁業・生産などの
生活に密着した民俗資料を展示し、人類の歩んで来た歴史を
知ることができる。
考古資料、社寺関係資料、古文書なども一緒に多数展示されており、
ここには置かれていない古代の遺物等も、全てコンピューターで
データベース化されていて、いつでも閲覧が可能な施設だ。

紗織「………」

昨日、文化部の各部活の案内で光平にここに連れて来てもらった紗織は、
今日の放課後も一人でこの場所に再び来ていた。
幼い頃に蝦夷の部族の伝承などを聞かされて育った紗織には、
資料館の中の展示物にとても魅かれるものがあったようだ。

雄大「あれっ、清水先輩?」
紗織「あなた確か…一年の岡島君?」

紗織が中を見学していたところへ、たまたまちょうど
眼鏡をかけた男子生徒が、大きな段ボール箱の荷物を抱えてやって来た。

雄大「はい。光平先輩や慎哉先輩の一年後輩の岡島雄大ッす!」
紗織「ここで何をしているの?」
雄大「部活に使う荷物の後片づけです」
紗織「…えっ? あなた確かテニス部だったんじゃ…」
雄大「掛け持ちで民俗研究会にも所属してるんッスよ」

聞けば岡島雄大は、自身のオカルト好きの趣味が講じて、
世界各地の神話・伝説や妖怪・魔物に関する伝承についても
詳しく調べられる民俗研究会にも籍を置いているのだという。

雄大「もっとも部員は僕一人で、顧問の先生もあんな調子だから
 大した発表実績もないんです。学校から部活とも認めてもらえず
 同好会扱いで、しかも長い間休部状態なんスけどね…(汗」

雄大から説明を受けた紗織は、何か意を決したように話を切り出す。

紗織「ねえ…その民族研究会って、今もまだ部員を募集してるの?」
雄大「……え? エ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!!!!」

<シナリオ終わり>

280ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/15(日) 17:00:05
<<トッキュウジャー最終回記念ネタ・スーパー戦隊シリーズに登場した少年少女を成長させてみた>>

※子供だったが大人に成長してシャドーラインと戦ったトッキュウジャーに因んで、過去のシリーズで
子供だったキャラクターを中学生〜高校生ぐらいまで成長させてみたネタである。なお設定に矛盾が
生じる部分があるが、あくまでネタという事で気にしないでほしい。

○天堂凱=オレンジファルコン、天堂綾=ピンクスパロウ(鳥人戦隊ジェットマン)
鳥人戦隊ジェットマンとして戦った竜と香の子供である兄妹。凱は17歳の高校2年生で兄。
綾は15歳の中学3年生で妹。両親のバードニックウェーブを受け継いでおり、超人的な
身体能力を有している。凱は父である竜や母である香のじいやから剣道を学び、自身も
剣道部に所属。名前の元となったブラックコンドル=結城凱の事を両親から聞いていて
尊敬しているが、納豆嫌いの彼に対して、こちらは納豆が好物。
綾はかつて魂だけの状態となったラディゲ伯爵に憑りつかれていた影響かは不明だが、
ラディゲ伯爵の気配を感じ取る事が出来る。またA.N.E.G.E.Lのファン。
クロスチェンジャーで凱は隼の戦士オレンジファルコン、綾は雀の戦士ピンクスパロウに変身する。

【解説】出展:凱は『鳥人戦隊ジェットマン』の総集編から。綾は漫画『鳥人戦隊ジェットマン時を駆けて』からである。
 漫画版の方は公式の続編ではなく総集編と設定が矛盾しており、凱と綾が兄妹という設定は無いがイイトコ取りで
 兄妹という設定に据えた。

○吼新星コウ=キバレンジャー(五星戦隊ダイレンジャー)
 ダイレンジャー6番目の戦士であり、シリーズ初の小学生戦士。ゴーマ族の幹部シャダム中佐と
 人間の母の間で生まれた子供であり、10歳までに母に会わなければゴーマ族になってしまうという
 宿命を背負っていた。阿古丸とは双子の兄弟。白虎真剣でキバレンジャーに変身。正体を隠す為
 白虎真剣が代わりに喋っていた。あれから数年が経ち、17歳の高校2年生に成長。所属は野球部。
 凱とクラスメイトで友人。時々、亮の「赤龍軒」でバイトをしている。

◯天馬市太郎=ブラックレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
 自動車会社ペガサスの社長の息子。17歳の高校2年生。カーレンジャーである
 5人の社員やシグナルマンと仲が良く、カーレンジャーの正体を知る数少ない地球人。
 高校進学時、アルカディア学園高等部に進学しようとしたが受験に失敗。凱やコウの
 いる学校に進学した。イエローレーサー=志乃原菜摘からメカニック技術を教わっているが、基本雑用を
 させられている。その他に「キッチンがいなも」でバイトをしている。
 地球の城南大学に留学しに来たラジエッタ(20代)の魔法でブラックレーサーに変身出来るようになる。

◯青山勇太(星獣戦隊ギンガマン)
 宇宙海賊バルバンと戦った星獣戦隊ギンガマンに協力した小学生。現在は16歳で
 高校1年生。所属は父の影響からか美術部。自分もいつか絵本作家になりたいと
 夢に持つ。コウ達の後輩にあたる。

◯伯亜舞(爆竜戦隊アバレンジャー)
 アバレッド=伯亜凌駕の姪。15歳の中学3年生。アメリカで子役として活躍していたので
 英語が堪能で今も変わらず優しい性格をしている。日本でも女優として活動しており、
 芸能界で活動しているプリキュアと交流がある。なお、ヤツデンワニの打診で「恐竜や」の
 イメージキャラクターも務めた。

◯ミコト=黎明の使徒リジェ(爆竜戦隊アバレンジャー)
 アスカとマホロの娘で邪命因子に影響で黎明の使徒リジェとなっていたが
 デズモゾーリャが消滅した事で赤ん坊に戻った。あれから年月を経て、
 使徒だった頃にまで成長。爆竜とも心を通わせている。

◯天知望(天装戦隊ゴセイジャー)
 ゴセイジャーに協力した少年。現在、14歳の中学2年生。
 所属はサッカー部。伯亜舞のいる中学と同じ中学に通っている。

・・・・・途中で力が尽いてしまった。以上、お見苦しいネタでした。

281凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2015/02/18(水) 21:40:05
≪シグフェルVSバルゴグ≫

謎のヒーロー・シグフェルの正体は牧村光平であった。
Gショッカーが掴んだこの情報は、
直ちにサラジア共和国のアフマド・アルハザード副大統領の下へも打電された。

アルハザード「牧村光平…。
 まさか…いや、名前からして間違いない…。
 うむ…やはりそうだ…!」

ネロス帝国から送られてきたシグフェルの資料を持つアルハザードの手は、
わなわなと震えているのであった。

秘書N「牧村光平、17歳。
 東京の海防大学付属高校に在籍している学生です」
秘書R「彼の両親は幼い頃にサラジアで死亡しており、
 現在は東京都内の朝倉家という民間人の家庭に身を寄せているようです」
アルハザード「その両親が問題なのだ!
 エゴスのホウタイ怪人が調べ上げたというこの資料によれば、
 奴の父親はあの牧村光一郎ではないか」
秘書N「10年ほど前、中近東方面で活動していた日本の外交官ですね」
秘書R「ご存じなのですか? 副大統領」
アルハザード「うむ。奴はちょっとした有名人でな…。
 もう20年近く前の事だが、光一郎は赴任先のアルジェで
 石油王アルシャード一族の娘と恋に落ち、
 そのまま駆け落ちしてしまったそうだ。
 お前達はまだ子供だったので知らんだろうが、
 アルシャードは激怒して日本への石油の輸出を止めるとまで言い出し、
 それはもう大騒ぎになったものよ」
秘書R「そのような事が…」
アルハザード「結局、何とか事は穏便に収まったが、
 日本の外務省を揺るがす一大スキャンダルだったゆえ、
 政府はこの件を一切シークレット扱いにしておる。
 噂によれば、駆け落ちした二人の間には息子が生まれたとの事だが、
 どこでどうしているのか、知る者は今まで誰もいなかった…」
秘書N「その息子こそが、この牧村光平…」

しばらく押し黙っていたアルハザードは、
顔に噴き出す冷や汗をハンカチで拭うと、呟くように言った。

アルハザード「…殺さねばならん」
秘書N「はっ…?」
アルハザード「牧村光一郎の息子は抹殺せねばならん。
 万が一にも奴が父親からあの秘密を聞かされていれば…。
 この私にとって一大事となる」
秘書R「…?」
アルハザード「もたもたしている暇はない。
 一刻も早く牧村光平をこの世から葬り去るのだ!」
秘書N・R「…! かしこまりました!」

282凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2015/02/18(水) 21:42:26
こうしてシグフェルの命を狙うようになったアルハザードだが、
シグフェルはやはり手強く、暗殺のため日本へ送り込んだエージェントSSS8、SSS7は揃って戦死。
そうこうしている間に色々あって、シグフェルはブレイバーズ加盟を果たす。
業を煮やしたアルハザードは、遂に自ら極秘来日し、
日本に乗り込んでシグフェル抹殺作戦の陣頭指揮を執る事になった。


***東京郊外・某霊園***

光平「父さん…、母さん…」

今日は、光平の父・光一郎と母・エメリアの命日である。
二人が眠る郊外の霊園を訪れた光平は、
両親の墓前で手を合わせ、静かに祈りを捧げる。

だが、そんな光平の足元を這い回る一匹のトカゲがいた。
トカゲは光一郎の墓石の上に登ったので、
光平はそれを取り除けようと手を伸ばした。
 
トカゲ「ククク…。両親がいなくて寂しいか牧村光平。
 ならばお前もすぐに二人に会いに行けばよい…!」
光平「…!」

そのトカゲは人語を喋ったかと思うと、
金色の三角頭巾で顔を覆った人間の姿に変貌した!

紅トカゲ「異形忍・紅トカゲ、推参!
 牧村光平…いやシグフェル。貴様の命と剣を頂きに来た!」
光平「何だって!?」

巨大な異世界の刀、骨縛刀【カゲヌイ】を手にした紅トカゲは、
戸惑う光平に問答無用で斬りかかった。

紅トカゲ「どうした? 早くシグフェルになって
 貴様の愛剣フレアセイバーを見せてみろ!」
光平「くっ…! 翔着(シグ・トランス)!」

シグフェルに変身した光平はフレアセイバーを構え、
紅トカゲの骨縛刀と激しく斬り結ぶ。

紅トカゲ「ほう…。やはりいい剣だ。
 そのような名剣こそ、我がコレクションに相応しい」

シグフェルの剣筋を見切った紅トカゲは、
骨縛刀の一撃をシグフェルの右肩に叩き込んだ。

シグフェル「ぐわぁっ!?」

骨縛刀の刀身には麻痺毒が仕込んである。
傷口から毒が体内へと染み込み、シグフェルの動きを鈍らせていく。

シグフェル「くそっ、体が痺れる…!」
紅トカゲ「このような卑怯な戦法、
 武士道に反する邪道なのは心得ているが…。
 許せ。私はどうしても貴様のフレアセイバーが欲しいのだ!」

麻痺毒の効果でどんどん動きの切れを失っていくシグフェルを、
紅トカゲは鋭い斬撃で追い詰めていった。

シグフェル「うわぁーっ!」

とうとう崖まで追い込まれ、必殺の一撃を食らって
崖下へ転落してしまうシグフェル。

283凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2015/02/18(水) 21:45:34
沢渡優香は霊園に来ていた。
今日が光平の両親の命日なのは知っている。
光平は必ずここで墓参りをし、昔を思い出して悲しくなるだろう。
それを慰め、励ましてあげるつもりだった。
しかし行き違いになってしまったのか、
牧村夫妻の墓前に光平の姿はない。

優香「光平くん、もう帰っちゃったのかしら…」

その時、優香は後ろから誰かに肩を叩かれたかと思うと、
振り返った途端に口を塞がれ、取り押さえられてしまった。

バルゴグ「フフフ…。牧村光平の級友の小娘か。
 さあ泣き叫べ。助けてとシグフェルを呼ぶんだ」
優香「そんな事、絶対にしないわ!」
バルゴグ「なかなか気丈なお嬢さんだ。
 だが、素直に言う事を聞いた方が身のためという場合もあるのだよ。
 シグフェルを呼びたくなければ、
 呼びたくなるようにしてやろう」

捕らえて杭に縛り付けた優香を、
魔道師バルゴグは痛めつけようとする。

紅トカゲ「バルゴグ殿…。
 このようなやり方は、いくら何でも非道に過ぎる。
 その女の子を放してやってくれ」
バルゴグ「目的のためなら手段は選ばん。
 貴様は私が雇っているのだ。
 シグフェルの剣が欲しければ、私の言う事に黙って従え!」
紅トカゲ「ううむ…!
 これは手を組む相手を間違えたか…」
バルゴグ「さあ、シグフェルを呼ぶんだ。
 さもないと痛い目を見るぞ!」

シグフェル「俺ならここにいるぜ!」

彼らの背後に颯爽と現れたシグフェルは、
バルゴグと戦闘に突入する。

バルゴグ「イオナズン!」
シグフェル「バジェト・レイ!」

バルゴグの爆発魔法とシグフェルの炎弾が激突する!

紅トカゲ「ううむ…!」

二人の戦いを逡巡しながら見ていた紅トカゲは、
意を決してこの隙に優香の縄を解いた。

バルゴグ「裏切ったな、紅トカゲ!」
紅トカゲ「この私にも忍びの誇りがある!」

紅トカゲはシグフェルに加勢。
フレアセイバーと骨縛刀の同時攻撃がバルゴグを切り裂いた。

バルゴグ「おのれ…!
 牧村の息子よ、命はいずれ必ずもらうぞ!」

形勢不利と見たバルゴグはローブを翻し撤退した。

シグフェル「牧村の息子…。
 あの怪人、ひょっとして俺の父さんの事を知ってるのか…?」

 ◇   ◇   ◇

紅トカゲ「この度は、本当にすまなかった。
 あのような悪魔と手を組むとは、
 絶世の名剣欲しさに、私としたことが我を忘れてしまっていたようだ」
シグフェル「いいって事ですよ。
 また機会があったら一緒に戦いましょう」

和解したシグフェルと紅トカゲはがっちりと握手する。

紅トカゲ「…詫びの印に、一つだけ教えよう。
 君のご両親の死の真相を知りたければ、
 仁科宗禎という男の足跡を追いたまえ。
 そうすれば真実が見えてくるだろう」
光平「仁科宗禎…?」
紅トカゲ「私が言えるのはそれだけだ。
 幸運を祈っているぞ、シグフェル」

紅トカゲは去って行く。
光平の両親の死には何か秘密があるのか?
仁科宗禎とは一体誰か?
シグフェルを巡る新たなシナリオが、今動き出そうとしていた――。

284ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/19(木) 19:39:41
>>281追加

***サラジア首都・上空***

アルハザード副大統領と秘書たちのやり取りを、
密かに遠隔透視の術で覗き見ていた者たちがいた。

サラジア副大統領官邸の遥か上空に浮遊している二人の人影――
――人々から"イーバ"と呼ばれる堕神の使徒たちを操って暗躍している
東条寺理乃とケビン・オルバである。

理乃「これはまた…意外な展開ね」
ケビン「どうする。我々もアルハザードに手を貸すか?」
理乃「何も慌てる事はないわ。アークシセイザー様から
 私たちにはまだ表に出るなと厳命されているし、
 まずは高みの見物としゃれこもうじゃないの…」
ケビン「首尾よくバルゴグがシグフェルを仕留めれば
 それでよし。砂漠の魔導師のお手並み拝見か。
 それもまた面白い」

やがて二人の姿は、発生した時空クレパスの中へと消えて行った…。

285ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/19(木) 20:38:46
≪オリキャラ案≫
※今後の出番はそれほど多くはなく、実質「一話限り」に近いので、
あえてイラストは用意しません。

○牧村靖臣(まきむら・やすおみ)
(イメージキャラクターボイス:田中信夫)
牧村光平の父方の祖父。光一郎の父親。
沖縄県美那城村(架空の地名)にてサトウキビ畑を経営している農家。
ちなみに先祖は、江戸時代に琉球王国に移住してきた薩摩藩士だった。
農業の傍ら、小さな琉球古武術の道場を開いており、近所の子供たちに
空手を教えている。幼い頃の光平もここで武道を習った。
光平は「じいちゃん」と呼んでいる。

○牧村トヨ(まきむら・とよ)
(イメージキャラクターボイス:有馬瑞香)
牧村光平の母方の祖母。光一郎の母親。
夫の農作業を傍らから支えながら毎日を生活している。
光平を目に入れても痛くないほどに可愛がっており、
優香や慎哉の事も実の孫と同様に優しく接している。
光平は「ばあちゃん」と呼んでいる。

○ナセル・サイード・アルシャード
(イメージキャラクターボイス:飯塚昭三or菅生隆之)
光平とフィリナの母方の祖父。エメリアの父親。
アルジェリアの石油王アルシャード家の家長にして総帥。
一族の絶対的権力者。この老人の一声によって、
国際石油市場の動向が瞬く間に一変する。
今でも光一郎の事は全く認めていないが、
亡き愛娘エメリアの忘れ形見である孫の光平を
後継者にしようと思い始めており、
やがて光平がシグフェルとなりブレイバーズに加わった事を知って、
光平をブレイバーズから引き離そうと画策し始める。
まだ光平との面識はない。

286ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/19(木) 20:55:22
≪訂正≫
○牧村トヨ(まきむら・とよ)
(イメージキャラクターボイス:有馬瑞香)
牧村光平の父方の祖母。光一郎の母親。

287ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/21(土) 15:17:35
≪光平、沖縄の実家に帰る≫

***沖縄県中頭郡美那城村(※1)***

沖縄本島にある美那城村(みなぐすくそん)は、
那覇市の北東約25kmに位置し、太平洋に面している。
一面がサトウキビ畑と青く美しい海に囲まれた小さな村だ。

たまたま土日と祝日が続いた連休を利用して、
牧村光平は沢渡優香と朝倉慎哉を一緒に伴って、
父方の実家のあるこの地に里帰りしていた。

光平「じいちゃん、ばあちゃん、ただいま!」
靖臣「おお光平、よく来たな。待っとったぞ」
トヨ「優香ちゃんと慎哉君も、早く家の中にお入りなさい」
優香「おばあちゃん、ご無沙汰してます」
慎哉「お世話になります」

牧村靖臣は、牧村光平の父方の祖父。すなわち光平の父・光一郎の父親である。
この村で代々サトウキビ畑を営んでいる農家だ。
ちなみに先祖は、江戸時代に琉球王国に移住してきた薩摩藩士だったらしい。
農業の傍ら、小さな琉球古武術の道場を開いており、近所の子供たちに
空手を教えている。幼い頃の光平もここで武道を習った。

その妻トヨは、当然ながら光平の祖母。光一郎の母親だ。
夫の農作業を傍らから支えながら毎日を生活している。
孫の光平を目に入れても痛くないほどに可愛がっており、
また優香や慎哉の事も光平同様実の孫のように思っている。


***同村内・某寺***

光平「父さん…、母さん…」

今日は、光平の父・光一郎と母・エメリアの命日である。
光平がこうして実家に里帰りしたのは、命日での両親の墓参りが目的だった。
二人が眠る寺に、慎哉、優香と3人で一緒に訪れた光平は、
両親の墓前で手を合わせ、静かに祈りを捧げる。

慎哉「早いもんだな…。おじさんとおばさんが亡くなって
 もう7年になるのか」
光平「………」

慎哉も小さい頃に光平の両親との面識はあった。

実はこの墓には、父・光一郎の御骨は納められているのだが、
母・エメリアの物はない。両親の死後、エメリアの亡骸は
すぐに母方の実家であるアルシャード一族が素早く
引き取ってしまったからだ。

優香「光平くんのお母さん、なんだかかわいそう…。
 実家の都合で、亡くなってから愛する旦那様と引き離されて
 しまうだなんて…」
光平「……さて、もう行こうか」
優香「光平くん…」

(※1)「沖縄県中頭郡」までは実在するが、「美那城村」は闘争の系統オリジナルの架空の地域。

288ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/21(土) 15:18:18
***牧村家隣の道場***

牧村家のすぐ隣の小さな古い道場では、
光平の祖父・靖臣が近所の子供たちに空手を教えていた。

近所の男の子A「あっ、光平兄ちゃんだ!」
近所の男の子B「光平兄ちゃんおかえりなさ〜い!」
光平「みんな、元気にしてたか? おや、この前よりだいぶ背が伸びたな。
 コラコラッ、やめろよクスぐったいったら…!」

光平は、実はこの道場に通う子供たちには慕われていて、
ちょっとした人気者だったりする。

靖臣「どうだ光平、久々に手合わせでもするか?」
光平「うん、頼むよ、じいちゃん」

道着に着替えた光平は、子供たちが見守る中
祖父と手合わせをする。

その後、光平と慎哉は靖臣の農作業を手伝い、
優香はトヨと一緒に夕飯の調理に取り掛かる。

その日の農作業を終えて、シャワーを浴びて着替えた光平と慎哉は、
夕飯が出来上がるまでの間、二人で海沿いを散歩する。
光平が紅トカゲに襲われたのはこの時だった!

紅トカゲ「ククク…。両親がいなくて寂しいか牧村光平。
 ならばお前もすぐに二人に会いに行けばよい…!」
光平「…!」

シグフェルに変身した光平は、慎哉を安全な場所まで下がらせると、
紅トカゲに応戦。麻酔毒のために苦戦し、崖まで追い込まれ、
必殺の一撃を食らって崖下へ転落してしまうシグフェル。

慎哉「――光平ッッ!!」

289ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/21(土) 15:18:49
シグフェルが海に転落したのを目撃した慎哉は、
大急ぎで牧村家に戻りこの事を伝える。
靖臣、トヨ、慎哉、優香の4人で周辺を捜索するが、
この時に一人でいた優香がバルゴグに拉致されてしまう。

バルゴグ「フフフ…。牧村光平の級友の小娘か。
 さあ泣き叫べ。助けてとシグフェルを呼ぶんだ」
優香「そんな事、絶対にするもんですか!」

なんとか海中から陸地に這い上がった光平は、
びしょ濡れの姿になりながらも慎哉と合流。
今度は優香と連絡が取れなくなり
行方不明になったと告げられる。

紅トカゲ「バルゴグ殿…。
 このようなやり方は、いくら何でも非道に過ぎる。
 その女の子は放してやってくれ」
バルゴグ「目的のためなら手段は選ばん。
 貴様は私が雇っているのだ。
 シグフェルの剣が欲しければ、私の言う事に黙って従え!」
紅トカゲ「ううむ…!
 これは手を組む相手を間違えたか…」
バルゴグ「さあ、シグフェルを呼ぶんだ。
 さもないと痛い目を見るぞ!」

シグフェル「俺ならここにいるぜ!」

間一髪で優香の危機に間に合い、
彼らの背後に颯爽と現れたシグフェルは、
バルゴグと戦闘に突入するのであった。

290ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/25(水) 21:27:28
≪パルジャ王国の危機≫

かつて暗黒科学帝国デスダークの襲撃で被害を受けたパルジャ王国も、
大戦隊ゴーグルファイブの活躍によって、今は亡き王女アリーナと
日本人男性・和也との間に生まれた、王家の血をひく少女・由美が
母国へと渡り、その後数年経過して若き女王として即位した事で
順調に復興の道を辿っていた。(※1)

しかしある日、江田島平八への密書を携えて密かに来日した
パルジャ国の侍女と従者の二人が謎の刺客集団に襲われる。
侍女は手傷を負ったところを、偶然通りかかった
侍戦隊シンケンジャーに助けられる。

そして侍女とはぐれた従者は命を落とし、彼が懐に忍ばせていた密書は
天童配下の千坂朱音の手に渡った。

***志葉邸***

侍女「おかげで助かりました」
丈瑠「ところで、貴女を襲った賊に何か心当たりは?」
侍女「ございません…」
茉子「では、パルジャ王国に何か揉め事でも?」
侍女「ど、どうしてそれを!?」
茉子「貴女の帯に結び付けられていた守り袋のアクセサリ、
 これはパルジャ王国の特産品よ」
彦馬「それに貴女は一介の海外旅行者の身なりを装ってはおられるが、
 実は歴としたご身分の貴族の娘御とお見受けした。
 よろしければお話しくださいませぬか?」
侍女「お助けいただいたお礼は幾重にも申し上げますが、
 何卒…何もお尋ねにならずにお許しを!」

侍女は丈瑠たちの素性を警戒して、何も喋ろうとしない。だが…

流ノ介「ご安心ください。我らはブレイバーズに連なる
 スーパー戦隊の一つ、侍戦隊シンケンジャーです!」
侍女「えっ!」

ブレイバーズの名前を聞いた侍女は安堵したのか、
事情を話し始めた。

侍女「これはご無礼を申し仕上げました。
 私はパルジャ王家に仕える家老ラムダス(※2)の娘にございます。
 日本の江田島平八先生のお力にすがるべく、
 父の書状を持参したものでございます」
彦馬「江田島翁に書状を?」
侍女「はい、その書状は万が一の事を考え、
 供の者に預けておりましたが…」
丈瑠「シーッ!! 待てッ」

291ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/25(水) 21:28:14
丈瑠「誰だッ!?」

侵入者の気配を感じ取った丈瑠たちは、座敷前方の庭へと出る。
そこには尼僧姿に扮した千坂朱音が立っていた。

ことは「朱音先生!?」
千明「何しにきやがった!」
朱音「江田島平八先生宛ての書状を持参したわ」
彦馬「なんと、江田島翁宛ての!?」
侍女「その書状は…!」
朱音「千住宿近くの荒川縁で、パルジャ人の男が
 所持していたもの」
丈瑠「その男はどうした?」
朱音「得体の知れぬ忍びともアヤカシとも知れぬ
 一味の手にかかって…」
侍女「死んだのですか…!?」

共に来日した従者が死んだ事を知り、侍女は嘆き悲しむ。
丈瑠は朱音から書状を受け取った。

朱音「では、私はこれで…」
彦馬「待たれい朱音殿! この書面の中に目を通されたな!?」
朱音「これは…礼を言ってくださるのかと思いきや、
 咎め立てとは恐れ入ったわ」
丈瑠「………」
朱音「パルジャ王国女王急病につき、今月に予定されていた
 訪日と首脳会談の延期について、言い訳と取り成しを願う
 文面がくどくどと書かれているわ。天童には関わりのない事…」

千坂朱音はそれだけ言い残して、志葉邸から立ち去って行った。

源太「待ちやがれ!」
丈瑠「よせ源太! 追わなくていい」

侍女の詳しい話によれば、パルジャ国の由美女王は急な病に倒れたらしい。
しかも大臣の推挙により、あの石津麟一郎が軍事顧問として
パルジャ王国政府の要職に潜り込んでいるという。
現在のパルジャ王国は日本政府の仲介の下、国の復興に必要なエネトロン発電所の開発に
地球連邦政府の許可を得るための大事な時期を控えていた。
数年前にN国という国が無断で国内にエネトロン発電所を設置した結果、
西側諸国から軍事転用を疑われ、安保理から経済制裁を受けている。

千明「しかしデジタル全盛のこのご時世に
 わざわざ手書きの手紙かよ…」
丈瑠「おそらく傍受されるのを恐れたんだろう」
茉子「なるほど。手書きの手紙なら、メールや国際電話と違って
 盗聴されたりする心配もないもんね」


***駐日パルジャ王国大使館***

刺客「大使閣下…」
大使「抜かったな?」

パルジャの駐日大使は、本国にいる大臣や石津一味と通じていた。
本国の大臣は、女王急病を契機として石津と手を結び、
国の乗っ取りを画策している様子…。

大使「…となると、ラムダスの書状は江田島平八翁の手に入り、
 次第によっては日本の諜報機関やブレイバーズが動くかもしれん。
 急ぎ本国に戻れ!」
刺客「ハハッ」

292ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/25(水) 21:28:50
***聖居・御所***

その日、聖居へと出仕した聖天子付き補佐官・天童菊之丞は、
たまたまちょうど聖天子と談笑していた江田島平八と顔を合わせる。

菊之丞「江田島殿…」
聖天子「まあ菊之丞さん、よいところに来ました。
 江田島のじいの話はいつ聴いても面白いものです」
江田島「ちょうど今お話も終わったところよ。
 それでは聖天子様、ワシはこれにて…」
菊之丞「玄関までお見送りいたしましょう」
江田島「うむ、済まぬな」

江田島平八と天童菊之丞――日本の最高実力者二人が並んで聖居の廊下を歩く。
菊之丞は昨夜起こった出来事について、しっかり千坂朱音から報告を受けて承知していた。

菊之丞「江田島殿、早速ながらパルジャ王国女王の
 訪日延期の件につき、この機にご意向を承りたいと存ずる」
江田島「ほう、パルジャ国女王の訪日が延期とな。
 それはまた何故に?」
菊之丞「これは異なことを。すでに江田島殿の
 お耳にお入りになっておられるはず」
江田島「いや、急な病と聞いただけだ。
 他に何か仔細でもあるのか?」
菊之丞「なかなかおとぼけもお上手…。
 江田島殿、パルジャ女王の病の様子次第では、
 しかるべき制裁も考慮いたさねばなりませぬぞ」
江田島「しかるべき制裁を…? まるで鵜の目鷹の目、
 諸外国の弱みを嗅ぎまわっているようだのう」
菊之丞「全ては日本の国益のため」
江田島「そのためには、N国と同様に
 疑惑だけで経済制裁に追い込むのか?」
菊之丞「パルジャ国は女王の指導の下、急速な経済発展を遂げ、
 また反日国との外交ルートの繋がりも深く、このまま余計な力を
 つけさせれば、いつ日本国に弓を引くやも知れず」
江田島「菊之丞よ、パルジャ国の経済が豊かになれば、
 パルジャの国民の暮らしも上向くはずだ。それは周辺地域の
 安定にもつながる。たとえ治める国は違えど、国政に携わる者として
 素直に喜んではやれぬのか!?」
菊之丞「江田島殿のお考えは甘うございます。
 転ばぬ先の杖、それこそがそれがしの信条…」
江田島「では、パルジャの女王の病の次第によっては……」
菊之丞「地球連邦安保理の準常任理事国として、パルジャに対し
 軍事面も含めた思い切った制裁の動議を。いずれ江田島殿にも
 ご報告できる時が参りましたら、改めてお目にかかりたいと存ずる」

こうして江田島の見送りを早々に終えた菊之丞は、また聖居の中へと戻って行った。
パルジャ王国の内紛に付け込んで、日本を外交的優位に立たせ、
ゆくゆくはパルジャを日本に従属させる――これこそが天童菊之丞の
思い描く魂胆である。

秘書の富樫源次が運転する車へと乗り込んだ江田島は、
そっと車外に向けて声をかける。

江田島「志葉の若当主よ、聞いていたな?」
シンケンレッド「ハッ、ここに控えております」

聖居・御所の車寄せ玄関の柱の影には、
志葉丈瑠=シンケンレッドが控えていた。

江田島「あい済まぬが、急ぎパルジャ国へと出向いてもらうぞ」
シンケンレッド「承知仕りました。首尾をお待ちください」

こうして江田島平八からの密命を帯びた侍戦隊シンケンジャーは、
忍者戦隊カクレンジャーや忍風戦隊ハリケンジャーと共に
きな臭い陰謀渦巻くパルジャ王国へと向かう事に…。
「和風スーパー戦隊」「天童忍軍」「石津&大臣とその黒幕一味(※3)」
による三つ巴の大乱戦が始まる!

(※1)『大戦隊ゴーグルファイブ』第33話「シーザー大爆破?!」参照。
(※2)『大戦隊ゴーグルファイブ』第33話「シーザー大爆破?!」に登場した
 パルジャ国の召使の名前。その後、家老にまで出世したという独自設定。
(※3)石津と大臣の背後にいるのは、妖怪帝国かサラジアのどちらかにする予定。

293ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/26(木) 12:30:14
<<希望の名を持つ海賊(仮)>>

北辰に連れ去られた小バーム代表であるエリカの行方とクリュス基地を
襲った宇宙連合の探索をするべく一矢やルリ、J9チーム達は火星に
おいて情報収集と補給を行うべく、とある都市船にやってきた。

マリン「あまり都市船という場所に来た事が無かったが、かなり治安が悪いなぁ」
京四郎「立て続けによる戦争で、経済は疲弊・・・・自治政府に働きをかけてはいるんだが
 どうにも其処の代表は正直に言って、無能の部類だからなぁ。軍備にばかり金を掛けて
 市民の懐は貧しいままで、治安が悪くなる一方だ・・・・哀しい事だがな」

都市船に訪れたマリンに京四郎は火星の経済状況を話す。手分けして情報収集を行う
彼らはある人だかりを目にする。

海賊A「金は払ったんだから、文句は無えだろう!?」」
???「おいおい、どう見ても代金が足りねえよ。少しぐらいならまけてもいいが、
 あからさまに代金を踏み倒すのは、よく無いぜ」
海賊B「てめぇ、言わせておけば・・・・!」
???「待ちなぁ!」

どうやら、都市船に来た海賊が露店商から買った商品を少ない代金で
踏み倒そうとして、揉めているらしい。見かねた一矢は海賊に立ち向かおう
とすると、集まっていた野次馬から逆立った髪に眼帯、そして大きな碇を持った
長身の男が乱入してきた。

???「おうおうおう、この“西海の鬼”長宗我部元親様の前で
 狼藉は許さねえぜ!」
海賊A「何をぅ?」
海賊B「野郎ども、やっちまえ!」

長宗我部元親と名乗る人物に海賊達は手下を率いて、暴れ始めるが
元親は碇を振り回して蹴散らしていく。

お町「あの元親って人、随分強いわね」
キッド「―?海賊共がどんどん集まって来たぞ!」
一矢「俺達も加勢するぞ!」

海賊の手下を蹴散らしていく元親の元に、海賊の手下がどんどん
集まってきたので、一矢達も加勢した。

海賊A「待て、こいつがどうなっても知らんぞ!」

分が悪いと感じた海賊は、露天商の首にナイフを突きつけて
人質にとった。人質を心配して、攻撃を止めてしまう一矢達だが
元親はあんまり深刻にはならずに余裕の表情をしていた。

元親「グラム、いつまでおとなしくしている!いい加減蹴散らせ!」
海賊A「何!?」
グラム「・・・悪い、元親。迷惑掛けた!」

グラムと呼ばれた露天商の青年はそのフットワークで、海賊の1人に
ストレートパンチを顔面に喰らわせて、倒してしまう。

海賊B「な・・・・」

仲間が1人倒れた事に仲間の海賊は狼狽えていると、背後にチャイナ
ドレスと長いマフラーをした女性が現れ、気絶させられてしまう。

元親「助かったぜ、思春」
思春「・・・・全く、騒ぎなんか起こして。グラム、元親、船に戻るぞ。
 ベス達が待っている」
グラム「ああ、そうだな。あんた達も助けてくれてありがとうな」

思春と呼ばれる女性はグラムや元親と仲間らしく、船に戻るように言う。
そしてグラムは共に戦ってくれた一矢達にもお礼を言う。

海賊A「くっ・・・このままで済むと思うなよ!おい、やれ!」

グラムに殴られた海賊は気がついて、立ち上がると船で待機している
手下に連絡をする。すると、都市船が大きく揺れ動いた。自棄になった
海賊が手下に命令して、都市船を攻撃するように命令を出したのである。

294ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/02/26(木) 13:18:29
海賊の攻撃を止めようと、ナデシコに戻った一矢達はダイモスを
始めとする各々のロボットを出撃させる。海賊は戦艦から、ズゴッグや
ハイゴッグといった水中に特化したMSを出撃させた。

リョーコ「おいおい、何で火星の海賊が水中用MSに乗っているんだよ!」
ルリ「おそらく、闇ルートで仕入れたのでしょう」

火星の海を舞台にエステバリスやダイモス達スーパーロボット軍団は
戦うが、バルディオス以外は水中戦に適応していないので、動きが
鈍り、苦戦を強いられていた。

ハリー「艦長、この戦域に所属不明の戦艦が現れました!」
ルリ「あれは・・・・」

海賊と戦っているナデシコの前に現れたのは、古い戦艦だった。
その戦艦は海賊のいる戦艦を攻撃する。

ベス「貴方達は地球連邦軍ですね。こちらからも援護します」

戦艦の操縦をする女性、ベステモーナ(ベス)はナデシコに自分達も
加勢すると通信を送る。すると、戦艦から1体のロボットが出撃する。

キッド「MSか?」
アイザック「いや、あれはRB(ラウンドバックラー)という水中戦に特化した
 機動兵器だ。今はあまり使われていないが・・・・・」

アイザックはRBをMSと思ったキッドにRBの事を説明する。一方、そのRB
には先程の青年、グラム・リバーが搭乗していた。

グラム「さっきの人達は、連邦軍だったのか・・・・ま、助けてもらった礼だ。
 行くぜ、希望号!」

グラムはそのRB―希望号の名を呼んで、海賊に立ち向かうのであった。

295ティアラロイド ◆EeTIARA9jE:2015/02/28(土) 22:18:03
ギャグ編≪RYO-Ⅱパンデミック騒動≫

ある日、亀有公園前派出所の両津勘吉巡査長が何者かに拉致された!
犯人は世界征服を狙う悪の組織BCG(ブラック・チューシャ・グンダン)である。
BCG総統ドクターモオは、両津の眉毛から遺伝子サンプルを採取し、
最強の屈強な肉体を持つバイオ兵士を造ろうと画策するが、
その遺伝子サンプルが実験途中の予想外の事故により突然変異を起こし、
感染症ウィルス「RYO-Ⅱ」へと変質して、秘密基地の施設外に漏れてしまった。

「RYO-Ⅱ」はあっという間に関東中に広まり、
感染した市民の眉毛が両津のようにつながって暴走してしまう。
マユゾンと呼ばれた人々は、一斉に市民を襲ってその者をマユゾンにして増やしていく。
マユゾンの大軍に追われて絶体絶命の危機を迎えるも、学園都市に抗体をもった少女がいた。

その名は、佐 天 涙 子!

以前、重福省帆の事件でサインペンで眉毛を書き込まれた佐天は、
そのサインペンのインクの成分に、実は「RYO-Ⅱ」の免疫体質を持つ成分が含まれていて、
その成分が佐天の体内にしみ込んで偶然にも抗体を造り出していたのだ!

同じく抗体を持つ婚后光子らと合流した佐天は、
果たしてマユゾンに占領され地獄と化した
東京と学園都市を救う事が出来るのか!?

296ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/03/04(水) 15:12:15
<<強い奴が俺を待っている(仮)>>

Gショッカーに協力する香港のメディア王ヤンは自らの目的である優れた気を持つ
武術家を集める為、S.I.N社のセスやSKGBの責任者だったコワルスキー長官、
MAXの幹部であるミスターロビンソンと結託して、格闘大会を開催する。

様々な理由で大会に参加する武術家達。ある者は奪われた大切な人を
取り戻す為・・・・。

ジャッキー・ブライアント「サラは俺が取り戻す!」
ケン・マスターズ「待っていろ、イライザ!」

ある者は格闘大会を開催したヤン達を捕える為・・・・。

朔田流星「ICPOから、この大会を調査するように任務を受けました朔田流星です」
春麗「あなたが星心大輪拳の流星君ね。必ず大会の秘密を暴くわよ!」

ある者は大会乗っ取りを企てていたり・・・・。

三島平八「ふん、こんな大会なぞ儂が乗っ取ってくれるわぁ〜〜!!」

ある者は強さを求めて・・・・。

松坂直人「俺以外に強い奴はいないと思っていたが、面白くなりそうだ!」
ペドロ・マクガイア―「ペドロ・マグガイヤーです。よろしくお願いします!押す!!」

そして、繰り広げられる様々な激闘・・・・。

刃「へへ、一度本気で仕合をしてみたかったんだ!」
丈瑠「来い、刃!」

川神百代「川神流・致死蛍!」
西澤桃華「そんな技で、私が倒せると思うなよ、小娘!!」

アドン「貴様が『裏ムエタイ界の死神』の弟子か・・・・。ならば貴様を倒して
  俺がムエタイ最強を証明する!!」
白浜兼一「この人、強い!だけど、僕にも引く事は出来ないんだ!!」

そして大会の行方は・・・・・。

リュウ「しょぉぉぉうりゅぅぅぅうけぇぇぇぇん!!」
ドモン「石破!てんきょぉぉぉうけぇぇぇん!!」

最強は誰だ!?

297ユガミ博士 ◆UMgG0HhEo2:2015/03/05(木) 11:29:33
>>296 ×西澤桃華→◯西澤桜華

<<タランチュラロードイーバ・ビギニング>>

時は牧村光平がシグフェルに覚醒するずっと前の頃。

***アメリカ合衆国・ニューヨーク***

警官A「本部、逃走中の容疑者ケビン・オルバを発見。至急応援を寄越したし!」
ケビン「ふん!」ズギュン
警官B「ぐわぁ!」
警官A「このぉ!」チャキ!
ケビン「・・・・・」サクッ!

ニューヨーク市警に追われ、警官を銃やナイフで殺害するこの男性の名は
ケビン・オルバ。ニューヨークいや全米において何十という人間を殺してきた
殺人鬼(サイコキラー)である。今まで捕まらずにいた彼だが、運悪く警察官
に見つかったので、今必死に逃げていた。

ケビン「はぁ・・・はぁ・・・はぁ、こんな所で捕まってたまるかよ!」

キィィィィン

ケビン「くっ・・・頭がいてぇ・・・・何なんだよ!この頭痛は!」

ケビンは数日前から酷い頭痛に悩まされており、何日も碌に寝ていなかった。
頭を抱えていると警官やパトカーがケビンの周囲に集まっていく。

ケビン「俺に・・・・近づくなぁぁぁぁ!!」

ケビンは銃で集まってくる警官に向かって発砲しようとしたその時。
白い何かがケビンの銃を持っている手に当たり、壁に張り付いてしまう。
そこに現れたのは、赤と青のカラーリングに蜘蛛の巣の様なスーツを
着たヒーロー、“親愛なる隣人”スパイダーマンだった。スパイダーマンは
腕のウェブシューターから糸を出し、ケビンが銃を撃てないようにしたのであった。

スパイダーマン「はいはい、銃を撃つのはそこまでだよ!」
ケビン「てめぇ!!」
スパイダーマン「おっと、その口も閉じてね!それじゃ、後は警察の皆さん、
 お願いしまーす!」

スパイダーマンはケビンの口や体全体を糸で身動きが出来ないようにすると、
後のことは警官に任せて、また糸でビルからビルへと渡ってその場を去った。

***アルカトラズ刑務所***

ケビン「う・・・うぅ〜、頭が・・・・」

スパイダーマンによって警官に捕まったケビンは裁判によって、
死刑宣告がなされ、死刑囚としてアルカトラズ刑務所に収監された。
収監された後も頭痛に悩まされるケビンだが、日増しに頭痛は酷く
なっていた。それと同時に悪夢にも悩まされる彼は蜘蛛の様な物が
夢に出るようになった。

そして死刑執行の当日。電気椅子に掛けられるケビンは椅子に座らされる。

ケビン「(くっそぉ、あの蜘蛛野郎のせいで・・・俺は・・・・俺は!!)」

???『ふふふふ』

死刑執行が刻一刻と迫る中、ケビンの脳裏に神殿に鎮座する少女の
映像が見えた。

ケビン「―!?今のは・・・・そうか、そうだよ・・・・・思い出した!」

その映像に何かを思い出したと同時にケビンの死刑は執行され、
彼はこの世からいなくなった。その後、シグフェルの前に
タランチュラロードイーバ・ガーミッドが現れたのはそれからである。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板