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ワルシャワ蜂起

12JIN:2010/03/06(土) 13:16:40 HOST:softbank126112104038.biz.bbtec.net

 この映画、ひいては現実の蜂起その物の自己矛盾というか、最大撞着といえるのが、実は「ソ連軍に見殺しにされた」という批難部分。

 特にワイダ監督の影響を受けた、押井監督が後に『うる星やつら』でもパロディ引用していた、「河口での鉄格子」の場面。


 当時の製作事情では「対岸のソ連軍」を描けなかったというのが、「蜂起を見殺しにした」ことへの暗示だというのが、今回の放送の前に行われたワイダ自身の解説ですが、元々この蜂起自体が「軍事的にはドイツだが政治的にはソ連」に対する物として意図された物だとすれば、それこそソ連が救援しなければならない義理も義務もない。

 ワイダ自身も「愛国心に燃えたポーランド人が戦後支配を目論むスターリンにとって邪魔だったからだ」と語ってますが、それは同時に戦略的な意味での「見殺し」の正当性も表しているというのが皮肉。

 
 たとえ犠牲を出して救出したとしても、感謝も協力もしないというのなら、誰がそんな苦労をするもんか。

 アメリカやイギリスも事実上それを黙認しているとなれば尚更だと。


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