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キラ・ヤマトvsリナ=インバース避難所(纏め)

1名無しさんDESTINY:2006/06/20(火) 23:17:45
リナ「この人と戦えって?ま、ちょっとくらいなら付き合ってあげるわ。
   あ、報酬として、金貨50枚、プラス、今日の晩御飯よろしくね!」
キラ「この人・・・・・・借りるほどの胸もない・・・」

キラ「カガリは今泣いているんだ!」
リナ「泣きたいのはあたしの方じゃぁぁぁぁぁっ!!」

人物
リナ、ナーガ>省略
シン>運命のパイロット(魔術の知識が必要?)、議長の護衛、まとも?
議長>ラクスに命狙われる。まとも?
キラ>電波その1、今のトコ町を1つ壊滅、さすがスパコディだ何とも(ry
ラクス>電波その2、リナに議長暗殺を依頼、さすが女帝だ何とm(ry
凸>電波その3、ナーガに撃墜された、生きてるか?

設定
1.リナ宇宙に出せないっつか結界のせいで出れないがストフリなのでドラグーン使った方がおもしろい
2.風の結界使って浮かせることがあの世界は出来る
3.デストロイとカオスが大気圏内オールレンジ攻撃してる
4.プルキュベとサイコマークツーが以下略
5.「形状からそう考えるのが自然」と言う推測だけで、オールレンジ攻撃を大気圏内で使えないっていう
  ソースを(あるのかもしれないけど)俺は見たことが無い
3〜5の理由で俺はファンネルは大気圏内でも使える派なのと1と2の理由から使わせた

キラ・ヤマトvsリナ=インバース
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1142545612/
キラ VS リナ 壊滅した盗賊団二つ目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1150553716/

79タコハチロウ:2009/01/13(火) 08:44:45
「そうだ、忘れる所だった! 依頼だよ、依頼! プラント最高評議会の、ギルバート=デュランダル議長からの、正式なものなんだ」
「ちょぉぉぉっと、ナーガっ!」
シンの台詞を聞いて、あたしは思わず激怒した。
「な、何よ?」
ほんのちょっぴし弱腰のナーガ。これはこれで貴重かもしんない…ってそうじゃなくて。
「口論でうやむやに出来るはずだったのに、あんたのせいで思い出しちゃったじゃない、こいつ!」
「アンタ……どんだけ嫌なんだよ……」
かなり深いため息と共に、あたしの言い分に呆れるシン。
「強いて言うなら……姉ちゃんに逆らうよりマシかな……」
思わずあたしは、遠い目になる。
「……何だよ、その基準」
「そんな事はあんたには関係ないでしょ。っていうか、聞かないで、おねがいぷりーづ……」
更に呆れるシン、姉ちゃんへの恐怖で震えるあたし。ちなみにナーガは、仲間外れにされっぱなしのせいで、食堂の隅っこで蹲って、へのへのもへぢ、と床に書いている。拗ねるなよ……

80タコハチロウ:2009/01/13(火) 08:47:17
「まぁ、そこまで言うなら聞かないけどさ。
どうしよう……前金って言われて持って来た金額三千枚……」
シンは1人ごちる。ちなみに『どうしよう』などと言っている部分は小声だが、いかんせんあたしの耳は常人の3倍くらいは性能がいい。逃してあげな〜いってね(はぁと)
ナーガには聞こえてなかったのか、まだ隅っこでいじけている。よしよし、いい子だからそこで大人しくしててよね。
「けどまぁ、あんたの屁理屈じゃあ、あたしは話を聞かなきゃいけないみたいだし。なんとなく放っておけないし、聞いてもいいわよ?」
「何だ? 急に態度なんか変えて……」
「そうよリナ。さっきまであんなに嫌がってたじゃない」
あたしは自然に接したつもりだったが、シンがいぶかしむもんで、ナーガが復活してしまった。謀ったな……って、謀られてないけど。
「解ったわよ、リナ=インバース! 貴女、ひょっとして……」
ぎぎくぅっ。ナーガの奴、気付いたか!?
「シンの目が赤いもんだから、シンパシーを感じてるのね! お〜っほっほっほ、未熟、未熟千万ね!」
未熟なのはあんたのおつむの方だっ! と言いたいのをぐっと我慢。ここでマトモに突っ込んでは、あたしの計画が台無しである。
「えっと……」
今度は、シンが遠慮気味に呟く。
「どっから突っ込んだらいいんだ? これ……」
「無視よ、無視。見ちゃいけません」
困惑した顔で、彼女をまたも指さしながら聞く彼に、妙なノリで返すあたし。

8100ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 08:51:09
「なぁ、アンタ、リナ=インバースだろ?」
あたしが>>78の後、食後のお茶を楽しんでいたテーブルの向いの席にその不躾な
態度の男が腰を下ろしてそういった。
「ディム=ウィン」
「おわわわわわわっ!!」
宿の食堂の中ということを考えて思いっきりセーブしたあたしの呪文でその男は
必要以上のリアクションとともにふっとんだ。
「いきなり何すんだよ!こっちは仕事の話持ってきたんだぜ。」
「あっそう。じゃ、とりあえず手打ちの証にここの支払いはアンタ持ちってこと
で、おばちゃーん。デザート代わりにジャンボフルーツパフェ1つ追加ねー!」
「・・・。なあ、アンタ。噂には聞いていたけどおっそろしい食欲だな。」
「いったいどんな噂よ。」
「食堂でリナ=インバースにあったら神に祈れ。さもなくば財布をテーブルに
おいて出口を目指せ。」
「なかなかいい覚悟じゃない。じゃさらにチョコレートパフェもう一個追加ー。」
「で、こんなとこで何油売ってんだ。噂どおりのアンタならCBとかいうやつら
にヤマ返しているとこだと思うんだが?」
「!」
「先に名乗っとくぜ。俺はパトリック=コーラサワー。アンタと昨日事を構えた
盗賊団『パトリック』の2000回なスペシャル様だ。」
すぱこーん
あたしはそのバカの頭をスリッパでどついた。
「痛ってぇ!」
「どこの世界に堅気の世界のまともな宿屋の食堂で『俺は盗賊団だ』なんて気取って
名乗るバカがいるのよ!それにそれが本当だとしたらアンタには人権はない。ついで
に乙女のお茶の時間を邪魔した以上生存権も認めない。」
というやり取りを交わしつつ、あたしはその男を観察した。
思い出した。
確か、昨日のみかん箱の襲撃の際、他の盗賊団のメンバーが呆然としていた中で、
1人だけ「戻って来〜い。」だの「ギッタギタにしてやる。」だの大怪我しながら
ほえまくっていた長髪で挑発的な青年だ。現に今も依頼する立場にありながら態度
はかなり挑発的って、あれだけの大怪我から既に復帰している。
こいつが足を引っ張りそうな予感はティーカップに山盛りであるものの、これだけ
の回復力はナーガ並みかも・・・。この回復力の理由を知ればCBとかいうヤツラ
をとっ捕まえてしばき倒すのに使えるかもしれない。
「それにあんたねえ。もし本当にあんたが2000だかスペシャルなパトリック盗
賊団のメンバーだったとしたら今頃ベットで療養中でしょ。」
「今言ったとおり、俺は2000回でスペシャル様なんだよ。」

82上のネタの続きですが:2009/01/13(火) 09:05:37
どこかにNGワードがあるらしく、書き込めません。
なので、申し訳ありませんが
http://mimizun.com/search/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com/log/2ch/shar/mamono.2ch.net/shar/kako/1217/12176/1217634212.dat
から見てください。

83タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:06:22
「一応解ったけど、そのノリはやめてくれ、何か嫌だから。で、依頼だけど……」
言いかけて、シンは急に押し黙る。そして、目線だけで辺りを見回す。
どうやら、彼も気付いたらしい。妙に耳をそばだてている“異様な存在”に。
「リナ、ナーガ……時間も惜しいし、軍の拠点まで行こう。話は道すがら、って事でいいか?」
声は潜めず、努めて自然に言うシン。ははぁ、成る程、ね。
「解ったわ」
「そ、そーいう事なら仕方ないわねぇ。この白蛇のナーガ様も協力してあげようじゃない! おーほほほほほほっ」
自然に返事をするあたしに対し、妙に不自然なナーガ。こ、こいつは〜っ……!
「黙れとか言いつつ風魔咆裂弾……と見せかけてエルボー・アターック!」
「どひぃぃぃぃぃっ!」
フェイントが功を奏したか、ナーガはキッチリ気絶する。
「ついでに眠り(スリーピング)をかけて……」
「アンタ、旅の連れに何してんだよ!?」
シンが何故か、あたしの“的確な対処”に対して非難の声をあげる。しかし……これではまだまだ甘い。
「ダメ押しで氷結弾っと!」
「……嫌いなのか? ナーガの事」
あたしの更なる追撃に、遠慮がちに聞いてくるシン。
ふ、とあたしは不敵に笑って言った。
「大丈夫、このくらいはカルいじゃれあいだから」
「俺……人選誤ったかな……」

情けない涙を垂れ流すシンが流石に哀れになって、突っ込むのをやめた事は……言わなくてもいい事だろう、多分。

8400ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:07:18
「で、これからどうするつもり?」
宿の食堂のメニューを二通り制覇しながらあたしはグラハムさんとコーラに問いかけた。

変態2人の邂逅の結果。
健全な精神を持つあたしはその証拠として、再びGN(極小ナーガ)粒子で失神。
グラハムさんはみかん箱相手にそこそこ互角に渡りあったようだが結局、無茶をしすぎたらしく
血を吐いて撤退した。
ちなみにコーラは呪文の誤爆から復活し、みかん箱へむかって「かかってこいごるぁ!」と息巻
いていたがしっかり無視されていた。
そのことで呪文の誤爆のことは忘れているようだ。そのままにしておこう。

「ここは一旦本拠地に戻って立て直そう。こう見えても私の自警団のサポートは手厚いのだよ」
「それはいいけど、アンタらあたしへの依頼料はどうすんの?」
「俺はパトリック団の最終兵器を出すけど、あんたはどうすんだ?」
「言ったはずだよ。こう見えても私の自警団のサポートは手厚いのだよ、とね。グラハムスペシ
ャルを含めてウチの自警団の開発した技術に興味はないかね?」

こうして、グラハムさんの自警団の開発した技術に心奪われたあたしはグラハムさんの自警団「
ユニオン」自警団の本部へコーラと共に足を運んだ。
ちなみにコーラが自警団の本部に来ても無事だった理由はパトリック盗賊団自体がユニオン自警団
の開発した武器を実際に戦闘に使用して実戦カスタムを請け負っていた経緯があり、ある程度知っ
た顔がいたことと、CB(ここではソレシタラブーイングと呼ばれているらしい)にやられた仲間
意識かららしい。

8500ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:07:45
「やあ始めまして。ユニオン自警団開発部のビリー=カタギリです。」
「彼はみかん農園を経営していてね。その傍ら色々な魔道関連の工夫をしてくれている。例えばこ
のグラハムスペシャルもほら」
グラハムさんは手にはめていた白い手袋を外してこっちへほおってくれた。
「こっ、これはっ。」
ただのスカした勘違いのオッさんかと思っていたら、この手袋裾が長く手首を過ぎたアタリにアミ
ュレットが付いている。
「そう。そのアミュレットに蓄えた魔力を使って呪文の威力を受け流しているのさ。正しくは繊維
の織り方にもワザがあって、銀糸を一定の方向へ向けて織り込むことと、やや手を締め付て手の甲
の形を整えることで魔力を受け流しているんだよ。レーザーレーサーという織り方なんだが、これ
にアミュレットに蓄えた魔力とグラハムの体術を加えて初めてできることから、買い手がつかなく
てね。」
「買い手って・・・。」
「ああ、ウチの自警団の資金源はこういった技術の開発と実用化の上で使えそうなものを国軍に売
って稼いでいてね。多少腕っこきの兵士でもグラハムのレベルの体術ができなければそれで終わり
だから。」
おひおひ・・・。それって・・・。
「とりあえずそれ位で本題に入らないか?私は我慢弱いのだよ。」
「う〜ん。でもこのレーザーレーサーって逆にアミュレットに魔力を蓄えずにデム=ウィンを蓄え
ておいて開放してやればコケおどしくらいにはなりそうな・・・。」
「それはいい!早速、研究して痴漢撃退グッズとして売り出そう!」
なんかこの人も勘違いしている?
というかここの自警団も変人しかいないのか?

8600ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:08:12
「ちっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!」
あたしは頭を抱えて座り込んだ。
「どうしたんだい?」
「どうしたというのかね?リナ君」
「所詮、スペシャルでも2000回でもない奴なんてそんなもんだろうが、一体どうした?」
あたしはコーラの頭をスリッパでどついた後、ビリーさんへ向き直った。
「いや今話しているのはどうやってあのみかん箱を引きずりだして口ん中に手ぇつっこんで奥歯ガタガタ
言わしてやるかよね。それが痴漢撃退グッズ開発してどうすんのよ!」
「すまないね。リナ君。グラハムスペシャルを開発したことでお金が滅茶苦茶かかってね。売れそうなグ
ッズ開発が我が自警団の急務ということもあるのだよ。」
うーん。あたしも商売人の娘である。そうと聞いては怒ってばかりもいられない。
「判ったわよ。その代わりグッズのパテントはあたしのもんだからね。それとこのグラハムスペシャルの
アミュレットを改良すれば近距離で結構な戦力になると思うんだけどどうかしら?」

つまり、こうである。
自警団のメンバー+コーラにグラハムスペシャルを装備させ、デム=ウィンでみかん箱に次々ぶつけて陽
動し、その隙にグラハムさんが近接戦闘に持ち込む。
で、あたしがみかん箱の背後に回り攻撃呪文でしとめるという作戦である。
それを提案する間、ちゃっかり痴漢撃退レーザーレーサーのパテントを取得していた訳だが、それはそれ
これはこれである。

87タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:08:47
あの後、ついでにナーガに食事代を付けたあたしたち。今向かっているのは、軍の拠点……ではない。
 野良猫や野良犬の類いが屯してそうな、湿度がやや高めの路地裏。シンがわざわざこんな道を選んだのは、近道の為……ではない。
「さて……そろそろ出て来てもらおうか?」
 急に立ち止まって、シンはあたし――の遥か後方に向かって声を張り上げた。
「誰だか知らないけど、バレてるんだから観念しなさい」
 そう。シンは、ここで“異様な存在”とドンパチやらかすつもりらしい。軍人の癖に血の気の多い奴……
 ちなみに、あたしまで声を上げたのは、まぁ……正直言って盛り上がりの問題である。
「よく解りましたね……」
 そう言って出て来たのは、シンと色違いの――ほとんどが緑で占められた軍服を来た、明るめの茶髪をオールバック気味にした顔のいいお兄さんだった。はて、彼もザフトの軍人だろうか?
「アンタ……見ない顔だな」
「えぇ、そうでしょうね。僕はクライン派ですから。
 あぁ、申し遅れました。僕はマーチン=ダコスタといいます」
 いぶかしむシンに向かって、ご丁寧に自己紹介してくれる。
 クライン派――この界隈では、この名前を知らない人は少ない。噂によれば、かのラクス=クラインを党首として、色々やらかしているらしい。
 ……はっきし言って、あんまし深い知り合いになりたくない人種である。
「こりゃ、どうもご丁寧に。で、そのタコスダさんが、あたしたちに何の用?」
「リナ、違う違う。タコヅダさんだって」
「えー? ダゴツタさんじゃあなかった?」
「違いますっ!」
 あたしとシンがあれこれ推測していると、当の本人が声を張り上げる。

88タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:10:11
「あ、あぁ、失礼しました……タコツボさん」
「酷くなってますよね!?」
 あっれー、おかしいな……。あたしはちゃんと言ったつもりだったのに、何か怒ってるよ、この人……
「だから違うって、リナ。イカスミさんだって」
「元の形がないでしょうがっ! ダ・コ・ス・タですっ!」
 ニヤニヤしながらあたしの間違いに重ねてボケるシン。どうやらワザとやってるらしいが、タコスヤさんは気付いてないらしく、真っ赤になって怒鳴る。
「えぇい、埒が明かない! 例の計画書、返して欲しくば早々にあらゆる武器武装を放棄せよと、ラクス様からのご通達ですっ! 忘れないで下さいよ!? あと僕はダコスタですっ!」
 一方的に怒鳴り付けて、タコスミさんは去っていった。

8900ネタ:2009/01/13(火) 09:11:16
私達はそれぞれが、独立して目的の場所に移動する事になった。街中でまた暴れられるとやっかいだからだ。
そして森の中にすこし開けた場所まで移動した。ビリーさんも相手をよく観察したいとの事で茂みに隠れている。
そして姿は見えないが自警団の他の人達も気配は感じるので隠れているのだろう。
そしてグラハムとコーラ二人が対峙している処から離れて、私は木の上で待機している。
グラハム「では、そろそろ始めようか。パトリック・コーラサワー、君の存在は私にとって耐えがたいものだからな。」
コーラ「は、スペシャルで2000回の俺様に楯ついたらどうなるか教えてやるよ。」
と口喧嘩を始めたら、空から例のみかん箱が緑の粒子を出しながら向かってきた。
刹那「グラハム・エーカー及び、パトリック・コーラサワーを発見、目標を駆逐する。」
盾についたでっかい剣を構えて二人に襲いかかってきた。

コーラ「は、返り討ちにしてやるよ。お前達出番だぜ。」
刹那の初撃をかわしながらコーラが叫ぶ、それに呼応して自警団の皆さんがざっと姿を現して、一斉に
ディム・ウィン(魔風)を打ち出す。それをまともにくらい、たたらを踏む刹那。
刹那「うわぁぁあ」と不意打ちを打たれた刹那は例の謎の粒子をだしながら上空に浮きあがった。
が、そのタイミングに合わせたグラハムが刹那に一撃を入れる。
グラハム「抱きしめたいなぁガンダム!」
胴体に一撃を入れらた刹那は地面に叩きつけれる。
そして私は唱えていた呪文を解き放つ。
リナ「フリーズ・アロー(氷の矢)」
体の大部分が氷漬けになった刹那を捕獲すべく集まる自警団達。
その時、上空に新しいみかん箱じゃなくリンゴ箱が現れた。それは緑じゃなく赤の粒子をだしている。
ネーナ「はーい、刹っちゃん生きてる。助けに来てあげたよ。」
と同時にそのリンゴ箱から雷が降ってきた。これはアーク・ブラス(地霊砲雷陣)?体が痺れて動けない
私達を無視してみかん箱を背負い赤い粒子をばら撒きながら去っていた。そして私は見た、その粒子は
極小の私だったのを…その後の意識を失い、次に意識を取り戻した時は自警団の病室だった。

90タコハチロウ(小話):2009/01/13(火) 09:12:37
シン「忘れられてる……ここは元々、俺を目立たせる為にスレイヤーズ風に種デスをやってみようって所なのに……」
リナ「忘れてる訳じゃなくて、やっぱしあんたの後輩の方が、ネタ的にフレッシュだからじゃない?」
シン「あんたって人はっ!」
リナ「けど、不安な事があるのよ…」
シン「へ?」
リナ「どのキャラがどうやって絡んでくるの?」
シン「俺に聞くな……」

91小話:2009/01/13(火) 09:13:12
開幕4
黒づくめの黒マント、腰に筒をぶら下げた格好で登場
キラ「どうもキラです。イメージチェンジをしてみました。」
ナーガ「でMSも使わずにどうやって、あのリナと渡りあうつもり?」
キラ「うん、問題ないよこのサイが作ってくれたサイ・ブレードがあるから。」
腰の筒を外して構えるとそこから光の刀身が現れる。
ナーガ「という訳で、リナ首を洗って待ってなさい、このケインと私で仕留めて
    あげるわ、ほーほっほっほっ」
キラ「ケインじゃなくてキラだよ、ナーガさん。」
ナーガ「分かったわじゃ、行くわよカナード。」
キラを引っ張って何処かへ走っていくナーガ
閉幕

9200ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:14:12
ちゅどどどどどどど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!
あたしの八つ当たりドラグスレイブがビクトリア盗賊団のアジトを消し去った。
そう、あの忌まわしき戦いの後、目が覚めるとそこはユニオン自警団の病室のベッドの上だった。
ベッドから起き上がり、あの極小のあたし自身の粒子について思い出してながら、身の回りを調べると・・・。
「裏切り者」「チビ」「貧乳」「ソレシナクトモブーイング」等などの張り紙が護符のようにベッドに貼り付けら
れていた。
「ぬわんじゃぃごりゃぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!」
その声を聞いたのかグラハムさんとカタギリさんが部屋に入ってきた。
「やあ、リナ君。お目覚めかな?」
「すまんがあの粒子を見たもの達の間に君がCBのスパイだという話があってね。私達でも止められない状態なの
だよ。すまんがしばらく地下に潜ってはくれないかな?無論食費以外の費用はこっちで見る。」

ということで、あたしは濡れ衣を晴らす目的もあり地下に潜りつつCBを追い詰め、ついでに趣味と実益を兼ねた
盗賊イヂメを再開したのだった。
ここでお宝漁りをしている最中にナーガが出てきてくれるとそれなりに助かるのだが、そういう時に限って奴は出てこない。
逆にこの状況でCBに出て来られても困るのだが・・・。
ぴくっ!
あたしの盗賊レーダーに盗賊の気配が引っかかった。
「そこっ!火炎球。」
ちゅどーん。
ん?コーラサワーじゃね。 あ、そーいえばコイツ元々盗賊だった。
「てっめえぇぇっ!いきなり何しやがる!」
「いや〜。スマンスマン。つい盗賊だと思ってね。きゃよわい乙女のピンチを救ったと思って諦めて。(作り笑顔)」
「諦められるかぁぁぁぁぁっ!折角ビリーんとこから資金と情報持ってきてやったのに。」

コーラサワーを宥めすかし食堂に入って腹ごしらえしつつ話を聞くことにした。

「おばちゃーん、焼肉ランチセットご飯大盛りでね。」


次回予告
今回はみかん箱もりんご箱も出てこなかった。
次回はどうなるか?

9300ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:14:39
「で、それだけ?」
「それだけって、それ結構凄いことだろうが!」

何でもビリーさんの師匠のエイフマン博士という人がグラハムスペシャルの大量生産に道をつけてくれたそうだ。
そのうえ、他の自警団からも腕っこきの応援が来るらしい。

「でもそれだけじゃあんなのどうにでもできないわよ。第一あれが2機しかいないなんて保障誰がすんのよ。」
「うっ!そこは2000回でスペシャルに」

ちゅどーん

「何!?」
「あ、みかん箱じゃね?ギッタギタにしてやんぞごらぁぁぁぁぁ」
とここまでだけなら格好良く食堂を飛び出そうとしたコーラサワーは食堂のおばちゃんに食い逃げと間違われてお玉で
どつかれて失神した。こんなの放っといてみかん箱みかん箱って、何ぃぃぃぃぃぃっつ!
あたしは自分の目を疑った。
ナーガ菌を振りまくエクシアとかいうみかん箱と互角に事を構えているのは、なんとクリスマスツリー色に塗られた、
別のみかん箱だった!


次回予告
ついに!狡猾で残忍といわれながら常に小迂闊で残念な位置に甘んじてきた伝説の男が登場か?
グゥレイトゥ!!に待て

94タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:15:24
 今度こそザフト軍の本拠地へと向かう道……だと思う。なかなか綺麗に整備された道を、シンの後ろ姿を追いながら、あたしは先程の事を聞いてみることにした。
「ねぇ、シン。タコワサさんが言ってた“計画書”って何の事?」
 シンはあたしをチラリと振り返り、また前を向くと後頭部をボリボリとかきながら、
「いや……実は依頼ってのはそれなんだよ。俺もまだ詳しくは聞いてないんだけど、どうやらそれが関係してるらしいんだ」
「何よ、それ……」
 思わずあたしは呆れる。するとシンはふてくされて、
「仕方ないだろ。議長が『任務の前に、腕の立つ魔道士をスカウトして来てくれ』って言うもんだから。そこまでしなきゃならない程の緊急事態か、あるいは……」
「信用されてないのかもね」
 あたしの言葉に、シンはちょっぴし肩を落とす。
「それを言うなよ……」
 どうやら心当たりがあるらしい。うーみゅ……なかなかに難儀な兄ちゃんである。
「そんな事より……そろそろ着くけど、色々と処理があるから、しばらく入口で待っててくれないか?」
「処理?」
 あたしは思わず、気を取り直したらしいシンの発言で、気になった部分をおうむ返しする。

95タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:16:09
「ああ。いきなり一般人を中に入れる訳にもいかないから、パスみたいなのを貰わなきゃならないんだ。ちょっと時間がかかると思う」
 随分あっさりと彼は言い放つ。まさかとは思っていたが、やっぱり、か……
 実は、あたしが最初に依頼を蹴ろうとして理由はそこにある。別に急ぐ旅をしている訳ではないが、そういうちょっとした事に時間を割かれるのは好きではない。それに……
 軍人の食うメシは、せいぜいが、牢屋行きになった盗賊さんのご飯に多少の色を付けた程度の、味よりも栄養や保存期間を重視した物と聞く。まぁ、それは偏見かもしれないが……。あたしは、はっきし言ってそんなメシ、食べたいとは思わない。
 許可を貰えるなら、外で食べたいが……ダメと言われたら、やっぱしそこは我慢しなきゃならない。許可を貰えたとしても、食費を依頼料から引かれる可能性はかなり高い。そうなると、手取り金が目減りするのは当然である。
 くそぅ、ストレス溜まるなぁ……
「……リナ、どうした?」
 返事をしないあたしをいぶかしんでか、シンは足を止め、振り返る。
「あ、ああ、何でもない」
 自分でも解る程に、不自然な言い繕いではある。
「そうか? ならいいんだけど……。アンタ、流石に待ってられるよな?」
「あんたねぇ……あたしは四、五歳のガキじゃないのよ」
 これまた随分と失礼な言い方をしてくれる彼。あたしは、微妙にケーレンし始めたこめかみを押さえつつ、反論する。と……
 あろうことか、あたしの頭から足先を目線で追って、
「四、五歳とまでは言わないけど、どう見ても最高で十二歳だよな」

 あたしは思わず、シンを風魔咆裂弾(ボム・ディ・ウィン)で吹っ飛ばしていた。

96タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:17:46
よく考えたらそろそろ着くっていってたのに後の展開おかしい!
修正不可能につき脳内変換お願いします……orz

9700ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:18:30
で、気がついたことだがクリスマスツリーみかん箱には極少サイズの魔道士を振りまくというはた迷惑なオーブは付いていない。
少なくとも遠めに見る限りは。
剣と盾を一緒くたにしたような武装のエクシアみかん箱は接近戦が中心なのに対し、クリスマスツリーみかん箱は2つの筒みたいな
モンから攻撃魔法バカバカ打ち出して、たまに筒をくっつけてドラグスレイブ級の攻撃を行っている所謂アウトレンジ形の装
備のようだ。
しかし、命中率を上げたいのか接近戦に近い距離に近づいて攻撃している。
で、仮に命中しても盾で受けられている、というか盾に貼り付けられた極少ナーガ粒子で中和されているようだ。
おい・・・。これって単に迂闊で残念な攻撃とフィジカルまかせの無茶といわないか?
一見激しいもののちょっと引いてみるとものすごくアホらしい泥仕合に見えるが、この戦いにも終わりが来た。
「ディアッカー!ソイツをよこせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
今度は水色のみかん箱が両手に刀身部分が光になった剣持って突っ込んできたが如何せん興奮しまくりのようで
剣筋が荒い。
エクシアみかん箱それをしっかり避けてはいたものの「お前たちも・・・、ガンダム・・・、なのか・・・?」
という不思議ちゃん度満杯なセリフを残して撤退した。

次回予告
ついにディアッカ&イザークの登場か?
作者にすっかりイジリ飽きられた感のあるコーラサワーの立場はいかに?
種脚本の隠し味忘れ去られキャラとなるのは、コーラかグラハムか、それとも粒子じゃない本物のナーガなのか?
平和を願う者はナーガの登板機会の無いことを祈りつつ待て

9800ネタ(38氏による続き):2009/01/13(火) 09:20:25
「よう、イザーク遅かったな。」
気楽に緑箱が水箱に話しかけていた。
「無駄口を叩いてる暇か、一気にあいつを仕留めるぞ。」
「何故、ガンダム同士で戦わないといけない、お前達はガンダムじゃないのか?」
みかん箱が色箱に話しかけるがそれを無視して水箱が再び両手の刀身で切りかかった
慌てて、一刀を楯で流し、もう一刀が来る前に大きく後退する。そのタイミングで緑箱が
構えた筒から放たれた光の放流が迫る。刹那は間一髪、楯で受けるが体勢を崩しながら
地面に叩きつけれる。何とか半身を起したが、目の前に水箱が地面に降り立ち、ゆっくりと
みかん箱に迫る。
「降参すれば命まではとらん。」
水箱がそう言いながら近づき、緑箱が上空で筒を構えている。
「俺は、こんな処で立ち止まっていられない。」
みかん箱が気合いと共に緑の粒子が刀身をまとい、それを振り上げる。そこから、爆風が
生じ水箱が地面を転がり転げ、緑箱も空中でもろに風圧を食らったみたいで揉み切り
状態になりながら地面に墜落してる。
威力としては強化版のボム・ディ・ウィン(風魔砲裂弾)だろうか、幸いその剣筋とは離れた
場所にいた私は影響はなかった。だかこれはチャンス、口早に呪文を唱え、みかん箱に
向かって術を解き放った
「フリーズ・ブリット(氷結弾)」
だがそれはみかん箱にあたる前に上空からの攻撃で地面が砕け散った破片に当たり
みかん箱まで効果が届かなかった。慌てて上空をみると、細い筒を構え、緑の粒子を
まき散らしながらこちらを見ている、新たなみかん箱の出現であった。
「よう、刹那生きてるか?手こずってるようだから手を貸すぜ。」
「ロック…オン…」
最初のみかん箱がそう呟くのを何処か上の空で聞き流しつつ新たな脅威に対峙する私であった。

次回予告
新たに出現したみかん箱(02)にどうするリナ? 吹っ飛ばされた二人組はこの状況でどう動く?
戦闘を書くのって色々大変だよねって思いつつ。次回も暴れちゃうぞ

99タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:21:06
 シンは近くの建物に激突したが、幸いにも、軽く伸びただけで済んだ。面倒だが、こいつを回復させない事には、軍の本拠地がどこなのか解ったもんじゃない。
 あたしが、真水を作り出す呪文――浄結水(アクア・クリエイト)を唱え始めた、ちょうどその時。
「シン……遅いと思ったら、そんな所で何をしているのだね?」
 道の脇からあたし――正確には、既に顔が水浸しになったシン――に話しかけてくる声。その声の発信源を辿ってみると……
 屋根なしの妙なデザインの赤い馬車を引く、妙に赤茶けた毛並みの馬に乗る男が一人。
 どうでもいいけど……直接馬に乗るなら、最初っから馬だけにすればよかったんじゃあなかろうか。
 癖のある、黒い長髪をそのままにした、ワカメか昆布のような髪型。シンと同じくらい……もしくはそれ以上の、病的とも思える程の色白な肌。そして特筆すべきは、その服装である。
 薄紫、黒、赤の絶妙なコントラストで色分けされた上着。その中に着ているのは、シンの服を若干簡素化したようなデザインだが、金色のフチが入っている物。全体的に、神殿の高位にある神官や、魔道士協会のお偉いさんのようにも見えるが……まさか。
「う、うーん……」

100タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:23:57
 顔にかかった真水を、犬猫のようなやり方で吹き飛ばしつつ、シンが上体を起こす。そして……男を見た瞬間、冷や汗を垂らす。
「ぎ、議長……!? 何でわざわざ、こんな所まで!」
 シンが目をひんむいて驚く。
 そう、あたしたちの目の前にいる男こそが、妙に悪人臭い名前の、ギルバート=デュランダル議長その人だと言うのだ。正直に言っちゃうと、すこぶる怪しい事極まりないのだが……。シンがここまで驚いているんだし、本物だろう、多分。
 いや、これで偽者だったら困るけど……
「君の帰りが遅いので、迎えに来たのだよ。とりあえず、ここではなんだし、乗りたまえ。
 そこのお嬢さんもどうぞ」
 あたしとシンは、議長さんのお言葉に甘える事にした。

 予告:ギルバートさんの馬車に乗って、ザフト軍の本拠地に着いたあたし。そこで、様々な意味で衝撃的な出会いを果たすハメになる。
 ちょっと待って……貴女の名前、もう一度聞かせてくれる?
 次回、スレイヤーズぱろでぃ第一話、Access! あの名を冠する少女。見てくんないと、暴れちゃうぞ?

10100ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:25:13
戦場に一瞬の静寂が流れた後、不意にロックンと呼ばれたみかん箱(02)のドテッパラに
穴が開いて墜落した。
ちょっとまてみかん箱、緑箱、水箱、そしてこの美少女魔道士のあたし、それぞれがみかん
箱(02)の登場に固まっていたのだが・・・。
「イィィィィヤッフゥゥゥゥッゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッツ!やっぱ不意さえつけば誰もス
ペシャルで2000回な俺に敵うわきゃねーんだよ!」
あ、そういえばコイツいたんだっけ?
どんな手使ったのか知らんがあんまり胸張って言うようなことじゃない気がするが・・・、
ここはオリンピックのリレーで有力チームがこぞってバトン落としたくらいのチャーンス!
あたし、コーラサワー、緑箱、水箱の視線がみかん箱(02)を抱えて撤退しようとするエ
クシアに迫る。
と、イキナリさらに今度は紺色鎧を着込んだのみかん箱があらわれた。
「ロックオンを落とすとは・・・、その罪万死に値する。ナドレっ!!」
紺色のみかん箱が鎧を外すとオレンジのハイレグ水着に落ち武者のような長髪が風になびき
、そしてあたし達は体の自由を失った。

くそう。新たな呪縛系の呪文なのか?
天を仰ぐあたし達をよそに、3個のみかん箱は撤退していった。


次回予告
コーラサワーの活躍は新たなフラグとして定着するのか?
スレ立て趣旨のとおりシンとキラの登場はあるのか?
デスノートに名前を書かれたくなければキラさんのモブ画登場をwktkして待て

10200ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:26:19
「で、皆ざらっと自己紹介から始めたほうがいいわよね?」
宿の食堂のメニューに手をつけつつあたしは皆に問いかけた。ここの食卓についているのは4人。
あたしとコーラサワーのほかには水箱から出てきたおかっぱ頭と緑箱から出てきた金髪の茶肌。
「まずはあたしから、名前はリナ=インバース、見ての通り魔道士よ。」
「スペシャルで2000回なパトリック=コーラサワー様だ。」
「ふん・・・。民間人が。俺はイザークジュール。」 と髪まで水色のおかっぱ
「グゥレイトゥ!!ディアッカ=エルスマンだ。バスターのパイロットをやっている。」
・・・なんか、コーラサワーが2人に増えた感じがする。こういうときはもう片方のおかっぱに
話を振るべきなんだろうが、鼻っ柱が非常に強そう。こういう奴は情報を洗いざらい吸い上げた
ら火炎球ぶつけて水箱をいただいてしまおう。それまでは我慢我慢。
「で、あんたたちはあのみかん箱とはどういう関係?」
「そういうお前たちはどうなんだ?」
くぅ〜っつ!こういう奴は今すぐにでもぶん殴りたい。
いや、CBをどつきまわすためには我慢我慢。
「じゃ、手短に話すわね。」
あたしはこちら側の事情を手短に説明した。
「ふん。そういうことか。」
「いーじゃねーか。イザーク。手を組むのも悪くはないだろう。とりあえず俺達の方ももう少し
説明しないとな。とりあえず俺達はザフト村から来たんだ。あの機体はガンダムっていって、俺
の乗っているのはバスターっていうんだ。」
「ザフト村ぁ!?ってそれじゃあんたらコーディネーターなの?」
「ふん。そう驚くことでもあるまい。」
いちいち気に障る奴だな。コイツは・・・。
「まあそういうことさ。俺達が珍しい?怖い?大丈夫だよ。ちゃーんとおまえのメシはとってあっから。」
「その前にココデナンパって何だ?」
言わずもがなの約一名を除いて椅子からズッコケて落っこちる一同。
「あーのね!コーディネーターっていったら・・・。まあ、確かにあんたが知っているわけないか。」┐┌
端的に読者の皆さんにも説明しておこう。
50年ほど前にコピーホムンクルスだけを作るのに飽きた1人の魔道士がたまたまコピーの製法を
いじくりまわしていた際に通常の人間の胎児に人工的に才能を上乗せする技術を開発したのだが、
結局、どこの才能が伸びるのかは制御できないことから技術自体が消えてしまい、今はどのような
方法をとったのかわかっていない。
この技術で産まれた子供達は結局普通の社会の中にも入りきれずバンダイ帝国のハズレにあるシー
ド地方のザフト村に住み着いたといわれているが、村人達があまり村から出てこないことで秘境扱
いされているもののそこの技術は非常に高いと言われている。

「で、コーディネーターがなぜあいつらと事を構えていたのよ?」
「あのみかん箱にオーブが付いていたのをみたか?実はあれはザフト村で開発された魔道強化のア
イテムで、オーブの中に護符を入れる代わりに魔道士の細胞を入れて、その魔道士の魔力とほぼ同
質の魔力を保っているのさ。」
「何ですって〜!」

103タコハチロウ:2009/01/13(火) 09:29:32
「君は何故、わたしたちに協力する気になったのだね?」
 ギルバートさんのオープン馬車(仮)に乗り、ザフト軍の本拠地へと向かう道すがら。その本人が、唐突に聞いてきた。
「いや、何故って言われても……魅力的な依頼料に釣られて、としか言えないんですけど」
「そうか……流石はリナ=インバース、といったところかな。噂に聞いた通りだ」
「噂……?」
 ギルバートさんに聞き返したのは、あたしではなくシンだった。
「君も聞いた事があるはずだ。
 報酬と人情は裏切らないが、人権は無視しがちの女魔道士。立てば爆薬、座れば核ミサイル発射ボタン、歩く姿は強請たかりもお手の物。ドラゴンをも瞬く間に倒す……通称ドラまた。
 後は、そうだね……関わったなら神を呪え、とも言われているらしいね。全くの余談だが、一応、世界一危険な壁の美少女とも」
 ギルバートさんのあまりの言いように、流石に頭にきたが……ここで暴れたら依頼がパァになりかねないので、我慢。一応、美少女って言われたし。しかし何か引っかかるなぁ……
「あの、ギルバートさん。その“世界一危険な壁の美少女”って何ですか?」
「何、胸部が壁のようだというだけの事だよ」
「あんたって人はぁぁぁぁぁぁっ!」
 あたしは思わずギルバートさんに向かってスリッパを振りかぶった、しかし!
「落ち着けリナ! あとそれは俺の台詞だっ!」
 シンがあたしを押さえてくる! こいつ……邪魔っ!
「離してよ、シン! あたしはこの人に一発お見舞いしてやんないと気が済まないのよっ!」
「だったら、尚更ダメに決まってるだろ! 意地の悪いジャーナリストとかに見つかったら、ある事ない事書かれて、勝手にスキャンダルにされるかもしれないんだぞ! それでもいいのかよ、アンタは!?」
「バレなきゃいいのよっ!」
「まるっきり悪役の台詞だぞ、それ!?」
「うるさいわね! あんたは自分の体の事で馬鹿にされた事ないから、そんな事が言えるのよっ!」
「……俺が、ツンデレヒロインだったら……」
 背景に暗雲のようなものを背負って、シンはボソリと呟く。
「……へ?」
「公式が病気……シン=オカマ……性別だけは守るって言ったのに……」
 思わずあたしは間抜けな声を上げたが、それに気付かずに、シンは呟き続ける。
「気持ちのいい声援……私はラクス……ラクスがいい……」
「あわわわわわ、ゴメン、ゴメンね!? もういいから、解ったから! いや、解んないけどっ! でも聞かないから、あたしが悪かったからっ!」
 目に涙を溜め始めたシンに、あたしは慌てて平謝りする。どーやらこいつ、とんでもないトラウマを抱えているらしい。
「ん……俺は一体……」
 ほっ……どうやらあたしが、彼のトラウマに言葉の火炎球(ファイアー・ボール)を投げ込んでしまった事は、忘れているらしい。
「大丈夫よ。ちょっと、その……悪い夢を見て、うなされてただけだから」
「ん……そっか……」
「あー……君たち……」
 シンが弱々しく笑ったのを見計らったように、原因を作った末端であるギルバートさんが、ちょっぴし申し訳なさそうに声を上げる。
「……小芝居は済んだかね?」
『小芝居って言うなっ!』
 あたしとシンは、計らずも声を揃えた。

104タコハチロウ(小話):2009/01/13(火) 09:34:08
リナ「ってわけで小話タイム!」
シン「こらぁ、ちょっと待て! 何でいきなり小話なんだよ!?
 予定ではあの後……アイツが出てくるのに」
リナ「タコハチロウは気まぐれっていうか……
 ぶっちゃけちゃうと、ナーガ退場にズレが出て、議長さんの登場が早まったから、例のその子をどうやって出すか悩んでるみたい」
シン「そういう時こそ、6さんとか123の人がいるってのに。これだから初心者職人は。
で、小話ってなんだよ?」
リナ「別スレでタコハチロウが見た情報なんだけど……GVSGの次回作、出るらしいじゃない? で、その仮名が……」
つガンダムVSガンダム NEXT
シン「……このスレの住人が見たら、狙ってるとしか思えないな」
リナ「そうよねぇ。しかしタコハチロウの奴、小話ならあとがき風にすればよかったのに。ヤマもオチもないじゃない」
シン「終わってもないのに、あとがき風にするな。
 ヤマとオチの件は……努力次第だろ、多分」
リナ「努力嫌〜い、根性はもっと嫌〜い。
 けど、タコハチロウは努力と根性で乗り切ってもらわないと。血ヘド吐いてもね」
シン「こわ……」(がくぶる)

10500ネタ(38氏による続き):2009/01/13(火) 09:35:18
食堂にて議長の言っていた事を私は吟味する事にした。
簡単にいうとザフト村が所持してるMSが全部で
デゥティニー、レジェンド、プロヴィデンス、インパルス、デュエル、バスター、ブリッツ
オーブ村で開発・所持しているMSは
フリーダム、アカツキ、ストライク、ジャスティス
そして強奪されて独自に改良されたがCBが主有している
エクシア、デュナメス、キュリオス、ヴァーチェ、スローネ1から3号機までって事らしい。

で議長から依頼されたのは、破壊したら一体に付き金貨20枚、捕獲出来たら
30枚って美味しい報酬なんだが相手があれだし。
自警団からの依頼も加えると結構な額になる事はなるのだが、
CBって世界をひとつにする為に、まずこの周辺で争いに武力介入してるらしい。
そんな怪しい団体なんてほっといて、この地方から移動すればいいのだが、
もしCBがこのまま暴れ続けて、特にあの赤い粒子だすのが世界に散って、
それが有名になり、話の内容がゼフィーリア辺りまで流れてきたら確実にねえちゃんが
やってくる。
そしたら確実に私は生きていない、私の身の安全と平和の為にどんな手を使ってでも
あいつらを捕まえて二度とこんな馬鹿げた真似をさせないと私は心に硬く誓ったのだった。

だが、実際にどうするかが問題だった。粒子だすあれが術者と同じ呪文が使えるなら、
私もナーガも結構やばめな呪文を結構持っている。下手するとドラグ・スレイブ(竜破斬)
なんてものが飛び交うことになる。議長に聞いてもそこら辺は分からないらしい。

そして店の外で高笑いが聞こえたような気がしたが、気のせいだろう。

次回に続く
駄目だ、話を展開する事が出来なかったよ6氏すまん。

10600ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:36:38
翌朝、あたしとコーラはザフト村の砦の一つ「ミネルバ」へ向かった。
下手にコーラに逆ギレされるとコトなので、質問以外でに口を利かないよう
に釘を刺してある。
そこでは先日あたしがインバーススクリュークラッシュを食らわせ失神させ
た目つきの悪い漆黒の髪に深紅の瞳をした少年と案内をしてくれた落ち着い
た感じの白金の髪に淡い水色の瞳の少年の2名がいた。
「議長の話じゃアンタらに手を貸してやれってことだけど、どんだけのもん
なのよ?」
「あら、昨日の一発で死んだと思ったら生きてたの?」
「一体アンタは何なんだぁぁぁぁぁぁっつ!?人の名前をっっっつ!」
「よせ、シン。」
「判ってるよ。レイ。」
「リナ=インバースにパトリック=コーラサワー、司令の許へご案内させてい
ただきます。」

砦の奥の部屋に通された私達はそれぞれに白と黒と赤の制服に身を包んだ3名
と面会した。
「はじめまして。リナ=インバースさんにパトリック=コーラサワーさんね
。ここの砦、ミネルバの司令、タリア=グラデスです。」
と中年のやや厳しい目つきだが品のいい白服の女性。
「同じく副司令のアーサー=トラインです。」
と黒服の若干頼りなげな青年。
「ミネルバ付特務隊フェイス、アスラン=ザラです。」
と落ち着いた表情でシンやレイより少し年上の少年。だがさすがに司令に近い
位置で仕事していることでストレスが溜まっているのだろうか?少し額が広が
っている。
「リナ=インバースです。色々なお噂はお聞きのことかとは思いますが協力さ
せてください。」
「スペシャルで2000回なパトリック=コーラサワーだ。」

コーラの言動にタリアさんはやや顔を顰めた様子だったが、不問に付して本題
に入ってくれた。
「さて本題に入りましょう。状況を説明すると、現在CBはどこで争いを起こ
してもそれを見つけて入り込んでくるわ。最近はオーブともきな臭くなってい
るので、こんなのさっさと何とかしてしまわないとね。」
おいおい、それって・・・。
「あのー、オーブともって、何かあるんですか?」
「そう。知らないのね。オイシイとこだけちらつかせて依頼するなんて、全くどこの狸かしらね。」
「状況についてだが、おそらくウチのMSと一緒に出る可能性もあるだろうし、ここはアスランから
説明してくれないか。」
「はい。では簡単に説明しますが・・・。」
説明がくどかったので簡潔に話を纏めると
・オーブ村とザフト村はそこそこの関係にあり人の交流もあったものの、周囲の村々からコー
ディネーターとの交流にいちゃもんを付けられ村長(代表、というらしい)が村をまとめきれ
ず何かあれば戦争になってもおかしくない状態。
・アスランは個人的にオーブの元首と知り合いだが、その関係も活かせる状態にない。
・CBはほとんど全ての争いごとに首を突っ込んでくるようで、MSの性能もそこそこ高い。

ということらしい。
ちなみにMSについては
・少なくともザフトのMSはザナッファーの改定版のようなものだが、基本的に魔力ではなく
精神力で操る鎧のようなもので攻撃や特殊能力の部分について魔力で制御するらしい。
・CBのMSについてはザフトが開発した魔道士の細胞を埋め込んだオーブ(名前は付いてい
ないのでGN炉=極少ナーガ炉いうことで相手を納得させた)を力の源として使う技術が使わ
れており、そこまではザフトの技術は追いついていない。
・ただしCB以外でも一部のMSについては自然の精霊からパワーを吸収し、ほぼ無限の力を
鎧に供給(NJC=ナチュラルパワー・ジョイン・コントローラーというらしい)できるMS
は開発されている。

107小話:2009/01/13(火) 09:37:13
シン「スレのノリが変わっている・・・・・・。ここは元々、俺を目立たせる為にスレイヤーズ風に種デスをやってみようって
  コトで立ったスレなのに・・・・・・。」
L様「ノリが変わろうとどうしようと、あんたはそういう「運命」の下に産まれているのよ。」
シン「あんたって人はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
逆ギレして殴りかかるシンをボコボコにするL様
その後何やら鉄サビ臭い風が吹いて・・・幕

108タコハチロウ:第一話 Access! あの名を冠する少女:2009/01/13(火) 09:39:33
「さぁ、着いたよ。降りたまえ」
 ギルバートさんに促されて、あたしとシンは、ほぼ同時にオープン馬車(仮)から降りる。
「シン、わたしはナイチンゲール号を厩に、馬車を倉庫に戻してくる。そうだな……ついでにパスも発行してこよう。その間、彼女に外の施設を見せてやってくれたまえ」
「わかりました」
 ナイチンゲール号、ってのは、あの赤茶けた馬の名前なんだろう。そのセンスは果たしていかがなものかとも思うのだが……
 シンもシンだ。わざわざ敬礼するなら『了解』って言えばいいものを……別にいいけど。
 妙に優雅に去っていくギルバートさんを見送って、シンは軽くため息をつくと、
「じゃあ、行こうか、リナ」
 ガリガリとまた後頭部をかきながら、あたしの方を振り返る。そして……
 あ、目が点になった。こいつ、役者としても才能があるんじゃなかろうか?……百面相的な意味で。
「あら、シン。ガールフレンド?」
 後方から知らない女性の声が聞こえたので、思わずあたしも振り返る。
 年の頃なら、あたしやシンとそう変わらないだろう。髪の毛の一部だけが妙なはね方をしている、ワイン色のショート・ヘア。なかなかに愛らしい青色の瞳。シンと似たような赤い軍服の上着だけを着込み、折り目がスタイリッシュなピンクのミニスカートを履いている。
 しかし……黒っぽい色の靴下が、スカートの丈ギリギリまで届く長さなのが妙に気になる。あれを履くのなら、素直にズボンでも履いていればいいものを。胸もあるし、生意気な。
「バカ、そんなんじゃない。ほら、議長に頼まれて連れて来たんだよ」
 本気で迷惑そうな声で、シンは否定する。ま、いいけどね……
「紹介するよ。こいつはリナ。
 リナ、そっちはルナっていうんだ」
 ……え? 今、シンから何か妙な事を聞いたような気がするのだが。
「えと……ゴメンねシン。聞き取れなかったから、もう一回言ってくれる? この子の名前」
 あたしが恐る恐る聞き返すと、シンは盛大なため息をつき、
「だから、ルナだって。ま、これはあだ名で、本名はルナマリア=ホークなんだけど。……って、リナ?」
「ぃぃぃぃいいいいいいやぁぁぁぁぁぁああああああああああっ!」

 あたしは壁をタックルで壊し、鍵穴みたいな形のピラミッドもどきを建設し、その中に閉じ籠った。

109102の続き入れ忘れたので:2009/01/13(火) 09:42:40
白金の髪の少年の案内でアタシはとりあえずザフト村の議長に面会した。
そこで起こったこととは・・・。

内容を順序だてて説明するにはもう少し時間が欲しい・・・。
少なくともアタシの記憶の中にはアタマの上にワカメをのっけた端正といえば端正な中年と面会したが
面会が終わるときにはワカメの位置が微妙にずれていたことしか覚えていなひ・・・。

11000(クロス)ネタ:2009/01/13(火) 09:45:06
「でね、リナさん。貴女には此方の護衛と一緒にオーブ村に向かってほしいの。」
「オーブ村へ、なんでまた? CBとかはほっといていいの?」
「その事で、向こうの自警団と連携が取れればいいだけど、多分無理でしょうね。
だけど此方から出向いて少なくてもザフトは関係って事を分からせないとね。
それで部外者でありながら、CBと関係あるリナさんとコーラサワーさんに行って
もらいたいのよ。」

なるほど、もしオーブ村周辺で暴れても、それはCBのせいでうちじゃありませんって
釘をさしておくわけか。で部外者だけどそれを証明するザフト側の人間も付いてくると。
なんか、話がややこしくなってるような。

「分かったわ、で誰を護衛に連れて行けばいいの?そこのアスランだっけ?それを
連れて行くの?」
「いえ、アスランを向こうに行かせるわけには行かないよ。シンそうねあなたが道案内
してあげなさい、いいわね?」
タリア指令官はシンを見てからそう言い放った。
「なんで俺がこんな得体の知れない人間を連れてオーブなんて行かないと行けないです。」
「シン!命令を聞けないの?」
「いえ、分かりましたシン・アスカ。いまよりリナ・インバース、その他一名を護衛しオーブに向かいます。」
「宜しい、ではリナさん宜しくお願いしますね。上手く行けばCB対策に全力を上げれますからよろしく
頼みましたよ。」

そしてそこで私はあの人物と出会うことになる。

11100ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:46:24
「なんじゃぁぁぁぁぁごらぁ!」
「うっさぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
スパココココココ〜ン
あたしは懐から取り出したスリッパでいつもの通りコーラサワーのどたまを引っ叩いた。
「いってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「あんたら、いつもながらどつき漫才しかできんのか?」

ここはザフト村とオーブ村の間の街道、というか、ただの岩と砂にまみれた準砂漠の一角。
ザフト村とオーブ村の間には森と湖と砂漠が交互に続く1週間ほどに旅程である。そんなところにこの自他共に認める
超絶美少女魔道士のあたしと、根暗MSパイロットやムダにテンションの高い2000回だかスペシャルだかな奴を一
緒に旅させるほうが間違っている!
>>110のあと、議長からの親書を託されたあたし達はオーブ村へ向かっているのだが、護衛という名の道案内、実は単な
るグレた少年のシンがオーブ出身なのに道案内を間違えてくれたおかげで1週間経ってもまだ3日目の旅程しか消化し
ていない。
しかも昼間の砂漠は言うまでもなく結構暑い。
ここであたしがアクア=クリエイトで出した水をシンとコーラが横取りにくるもんだから、そのたびにあたしは懐のス
リッパをフル稼働させる事態となっている。

「とりあえず、そこの砂漠のハズレの岩山越えたらオアシスがありますから、少し休んでいきましょうか。」
20世紀の日本でドライブ中のにーちゃんが助手席のねーちゃんをラブホに連れ込む時のようなセリフを吐きながらシ
ンが彼にしては珍しい配慮であたしたちは岩山の影で一息入れ・・・、ようとしたらそこには!

11200ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:47:43
なぜか天幕を張って焚き火後の脇で胡坐をかいて座っている髪の長い女性がいた。
「あのー、すいません。俺達ここの岩陰で休憩入れたいんですけどここ座ってもいいっすか?」
おひ・・・。あたしに対する態度と思いっきり違ってるぞシン。
「いい女じゃねーか・・・。」
ちょ、コーラ、おま。

「ええ。どうぞどうぞ。丁度酒の相手が欲しかったとこなのよ。座って座って。」
よくみると瞳の大きな落ち着いた雰囲気のおねーちゃ・・・、いや瞳の大きな落ち着いた雰囲気のオバサンとおねーちゃんの間くらいの
年齢の女性だろうか。感じとしてタリアさんに近いものがあるがこういうのがいいなんて、コーラはひょっとして老け専だったのか?
まあそれならばここまでのこの美少女魔道士のあたしに対する所行は許してるにやぶさかではないが・・・。
「あ、あのー、こんなところにアナタの様なきれーなおねいさんもどきが1人で酒飲んでいるのって・・・。」
「きれーなおねーさん?もう、うれしいこと言ってくれるじゃないの。じゃあ正直に言っちゃうけどあたしは流しの戦術予報士で今は
この周辺の地形や天候を調べるのにここに滞在しているの。昼間っから飲んでるのは、まあ、これがあたしの唯一の道楽みたいなもん
だから。」
「おひ・・・。」
「なあに?」
「流しの戦術予報士って、それただ単にお払い箱になった参謀じゃないんですか?それにそこの焚き火の脇にもう1人分の座った痕があ
るのはどうしてなの?」
「ああ、それね。つい2時間ほど前までは酒の相手がいたのよ。あたしよりちょっとだけ年少で異様にテンションの高い露出ある黒い服
装の女の子だったけどね。なんでもソレシタラブーイングとかいうみかん箱が自分の商標権侵害しているんで念入りにヤキ入れて来るな
んて話をしていたけど。」
・・・。
ナーガなのか。
ちょっとアタマ痛くなってきたんで次回に続く。

11300ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:48:23
「で、きれーなおねーさんな流しの戦術予報士さんのことはどうお呼びすればよろしいですか?」
あたしは職場からの帰宅途中、実家前200m地点でヤンキーに輪姦されて、人生やけっぱちになったOLのようなトーンで聞いた。
「あ、自己紹介がまだだったわね。私は九条・・・、いやスメラギと呼んでちょうだい。リナ=インバースさん。」
!!
このねーちゃん、要注意人物か?
「あ、なぜ自分の名前を知っているのか?って疑心暗鬼になっているわね。その格好からおおよその推測はつくわよ。あなたは自分が
思っているよりは遥かに有名人なのよ。」
「それってどんな?言っておきますけどドラ股とか立てば爆薬座れば核兵器発射ボタンとか言うのは無しですよ。」
「う〜ん。そうねぇ。それがダメなら世界平和の敵とか持田真樹並みのツルペタ自称美少女とかガッツ石松に取り付かれた岸和田のカ
オルちゃんとか、え〜っとそれから・・・。」

既に突っ込むことを選択肢から外したあたしは自分の顔がベタ処理された状態で目が光ったのを自覚しつつ、呪文の詠唱に入っていた。

「黄昏よりも暗き者・・・。」

「わ〜っ!リナさんちょっとストップ!ほらコーラさんも止めて!」
シンが止めに入ったため、あたしのドラグスレイブは未発動に終わり、結局シンのアタマにおっきなタンコブができただけで話は終わ
った。
「はあ〜よかった。ところで流石戦術予報士さんですよね。色々なことをご存知で。」
揉み手はヤメロ。揉み手は。
「うふ。そんなにおねーさんを誉めないでよ。ぼうや。」
「・・・ぼうやって、俺のことはどういう風にご存知ですか?」
「アンタ誰?」
「流石薄っぺらい知識は戦術予報士のお家芸だな!って、あんたって人はぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

11400(トリップネタ):2009/01/13(火) 09:52:47
「俺達は…戦い続けていたんだ…。
ガンダムと共に…」

西暦2307年…世界から戦争を根絶する為、世界に存在するMSより先を行く技術で作られたMS『ガンダム』を使い、世界中で起こるあらゆる戦いと戦い続けるソレスタル・ビーイング。
だが、施設武装組織が所有していた4機のガンダムと一隻の輸送艦は、ある日を境に『喪失』する事となる。
それはMSや船が『破壊』された訳でもなく、『隠れた』訳でもなく、文字通り『消滅』したのだ……。

――ユニオン(太陽エネルギーと自由国家連合軍 (Union of Solar Energy and Free Nations))――

「どう思う、カタギリ?」
「おだやかじゃないねぇ……。
元々、彼らは例の粒子で姿を隠せたけど、これはまさしく『消失』してる。
まるでコンピュータのデータがウイルスで消去されたみたいだ」
「…これではまるで神隠しだな」
「それも世界で初めて目撃された神隠しさ。
僕としても興味深い現象だけど、解析にはまだまだ時間が掛かりそうだよ」
「何が起こった?ガンダム」

――人革連(人類革新連盟)――

「新たな武力介入直前の消滅……新手の戦術なのか、それとも…」
「少佐、これは我々の考えが及ばない何がか起きたのでしょうか?」
「……たしかに、22世紀になっても、解明できてないオカルトは数多く残されている。
人革連が存在する以前から、大国、小国問わずにそれらを解明しようとし、
それを利用しようとした歴史もまた存在する。
人類革新連盟はそういった知識や技術が豊富な国家だ」
「(……私が超兵として存在出来たのも、その歴史の恩恵か…)」
「だが、今日まで蓄積してきた先人達の知恵で、今回の事件を解明出来るかどうか…。
蓄えてきた歴史の中には、未解決のまま闇へと消えた事実もまた存在するのだからな」

――AUE(新ヨーロッパ共同体(Advanced European Union))――
「このまま、彼らが二度と現われなくなったとしても、
あのような現象が今度は我々の部隊に起こらないという保証はない。
我々は速やかにこの現象を解明する義務がある」
「大佐!私、パトリック=コーラサワーは、
たとえブラックホールに落とされようとも、大佐の為なら戻って来れる自信があります!」
「馬鹿者!貴様のように運がいい奴は貴様だけだ!!」

世界が目撃した『ソレスタル・ビーイング』の『消失』…。
しかし、世界は必ず相対する現象がある。
消えたモノは、かならずどこかに現われる。
ただ…そこがソレスタル・ビーイング…。
いや、世界中の誰もが知らない世界であった…。
誰も知らない未知の世界…。
それは……。

機動戦士ガンダム00 ―消えたソレスタル・ビーイング―

11500(トリップネタ):2009/01/13(火) 09:53:25
『ぐるぉああああああああっ!』

しかし、それは幻想の一面にしかない。
どこの世界も理不尽な出来事が起きる。
世界が文明発展していく中で、人類がその進化に追いつけなくなった時、
大きな心の歪み。世界の歪みが現れ、混沌と不透明な事件が起こり始める。
この世界はある意味わかりやすい分、まだ世界と人とは同じように歩んでるのかもしれない。
たとえば、今日は大量発生が発生している。
レッサーデーモンという魔族…。
世界と共に滅ぶ為に活動する精神生命体の怪物(モンスター)。
その中で一番下っ端で動物に無理やり憑依する事しか存在できない亜魔族。
それでもドラゴンに匹敵する頑丈な体を持ち、牙や鉤爪の他に強大な魔力で、
炎で構成される矢…『炎の矢(フレア・アロー)』を放てる力がある。
そんなのが大量に出現すれば、誰でも危ないとすぐに理解出来る。
よって、町の住人はねずみすら凌駕する逃げ足っぷりを発揮していた。

ただし、レッサーデーモンが本来、自然に大量発生する種ではないという一般人には不鮮明な点があったが、この二人はその理由を知っていた。

「ちょっといいか、リナ?」
「何?ガウリイ」
「レッサーデーモンの大量発生事件って終わったんじゃなかったのか?」
「大元の事件が終わったわよ」
「じゃあ、なんでこんなところに大量に出て来るんだ?」

脳を極限にまで使わない金髪の戦士の言葉に、栗色の髪を持つ魔道士の解答は簡単だった。

「発生元を断っても、一度発生したデーモンは発生しっぱなしになるからよ」
「おお!なるほど!」

こんな調子で二人は迎え撃つ準備を始める。
すでにこの手の大量発生に対して何度も対応してるので、
まだいたのかという以外の感想はない。
ひたすらに面倒だけど大掃除しなきゃなという感想も持ち合わせてもいたが。

11600(トリップネタ):2009/01/13(火) 09:53:47
「今までよりは多くはないようだし、ちゃっちゃちゃと片付けて町長さんからでも、
がっぼりと謝礼をもらうわよ!
そうしたら、ごーかな宿屋にごーかなごはんも食べられるし!」
「……いや、たぶんお金はもらえても、その後は野宿になるんじゃないのか?」

事実、実際に野宿になったケースがあった。
それでも…。

「宿とか食堂とか壊さなきゃいいのよ!
後、壊されないように守ったりとか!
ひたすらに面倒だけど!」

それでも彼女は絶望などしない。
それでも彼女は前向きだ。
それでも彼女は戦いを始める。

「それもそっか」

だから、彼女の相棒は可能性を否定で消す事はしない。
失敗など、失敗してから後悔すれば良いと知ってるから。
やるからこそ、成功も引き寄せられるのだと知ってるから。
記憶力で覚えてる訳ではない。信頼で覚えてるのだ。
そして、彼女は魔術を唱え始める。
彼は剣を抜いて構え始める。

「いくわよ!ガウリイ!」
「おう!」

そして、この戦いの先に新たな戦いの扉が文字通り開く事となる……。

スレイヤーズ −今日もかわらぬ日常、そして……−

11700(トリップネタ):2009/01/13(火) 09:54:06
−機動戦士スレイヤーズ00−
      神と魔が存在する世界の中心でガンダムを叫んだ天使達

今、剣と魔法の世界にガンダムという名の神が舞い降りる――

11800ネタ:2009/01/13(火) 09:55:03
そしてついにやってきたオーブへ、そして早速軒下からいい匂いが漂っている店に入ろうとするのを
「ちょっと、あんたは何やってるだよ!自警団との話し合いが先じゃないのかよ。」
「はぁ、これから向こうの偉いさんがたと話し合いにいくでしょうが?体調が万全でも無い状態で
納得のいく話し合いが出来ると思う?」
「それは……あんたが飯を食べたいだけじゃないのかよ?」
どうにかしてでも自警団にいかせたいシンの横から、
「甘いわね、昼時に美味しそうな食べ物の匂いが漂っているのにそれを無視して先を行くなんて
愚考としか言いようが無いわね。」
私は聞き覚えがある、その声の主を無視して店に入ろうと足を進めると
「そこ、私の話を無視して店に入ろうとしない!ってなんだリナじゃないの偶然ね、こんな所で会う
なんて。」
これ見よがしに胸を揺らし、此方に指をさす、白蛇のナーガを無視して
「そうねシン、先に自警団で話を終わらせに行きましょうか。」
「えっと、あんたの知り合いを無視していいのか?」
「なら、シンあなたがナーガの相手しておいてくれる?その間に話をつけてくるから。」
「ちょっとリナ、それあんまりじゃない?久々にあったんだからランチぐらい奢ってもばちは当たらない
でしょう?」
私のマントをぎゅっと掴みながらいうナーガ
「それとも、私に言えない儲け話をしに行くつもりね。それならランチは後回しにして上げても
いいわよ。」
「だ〜いいわよもう、シン先に食事にするからねいいわね?」
私の剣幕に引きながら頷くシン。仕方が無いのでナーガと共に店に入ると、
「よぅ、遅かったら2人って3人か。まぁここに席が空いてるぜ。」
「あら〜、この間一緒に飲んでたお姉さんじゃない。一緒に飲みましょうよ。」
この飲んだくれ戦術予報士と一緒に放置して行ったコーラが一緒になって声をかけてきた。
何で先についてるのかが非常に納得がいかないのだが。
「なんであんた達がここで食事しているのよ?」
「あら、そんな事は簡単よ。二人の進行方向は分かっているんだし。どう道順で行くのも
予想出来る。なら私達はそれより早くつくルートを使えば先に着くってことよ。
後はそうねぇ、食事出来る所と行ったらここしか無いのよね。」
「そうそう、それに俺様を置いていこうなんて2000回早いんだよ。」
ただの飲んだくれじゃなかったのか。それよりナーガがここにいる理由を聞こうとナーガを
見るともう、呑んでやがる。
「ちょっとナーガ、どうして貴女がここにいるのよ?」
「愚問ね、それは目的は分かっていても場所が分からないから気が付いたらここにいたって
事かしらね。そんな事も分からないなんてまだまだ未熟ねリナ。」
勝ち誇っていう事かそれは。
そうこう言う間にやってきた海産物がわりかし有名なオーブ料理に舌鼓をうつのであった。

119小話(前後関係あり):2009/01/13(火) 09:56:06
181 :6:2008/10/07(火) 00:37:33 ID:???
>>180
やられた・・・。
ナーガが出てきた上にコーラとスメラギまでくっついて来たとなると・・・。

この3人にリナがドラスレ撃ちまくっているのに、何故か誰も死なずに無限に
向かってくるって言う絵ズラ想像したよ〜(泣)。


182 :通常の名無しさんの3倍:2008/10/08(水) 01:51:51 ID:???
>>181
それ何てバイオハザード擬き…?ザクグフゲルググ


183 :6:2008/10/08(水) 22:10:29 ID:???
シン「>>182見て何となくストーリー湧いてきた〜♪。(カタカタカタカタ・・・)
  リナは泣きながらドラグスレイブを連射したのだが、コーラもナーガもスメラギも
  何事も無かったかのように・・・(スリッパで叩かれ)って、ぶぇしっつ!」
リナ「アンタねぇ!そもそもここのスレ自体が主人公のクセに放送スタート当時は引き
  ニートだった前主人公に全てを奪われて、気絶している間に戦争終わっていたなん
  ていう、ガンダム史上最もネタに彩られた意味無し主人公の補習授業みたいなモン
  なのよ!それを勝手に自分でネタ書いてどうすんの!?」
シン「アンタって人はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

すいません。
>>182のレスで何故か湧いてきました。
>>180の続きはもう少し時間をおいて・・・。

120名無しさんDESTINY:2009/01/13(火) 09:57:53
185 :6:2008/10/09(木) 00:25:55 ID:???
別の角度からネタ投下
このスレのキャラの実写版なら・・・
リナ:10年前の榎本加奈子
コーラ:元日ハム新庄
某戦術予報士:浅田美代子
ナーガ:和田アキ子
レイ:映画デスノートのLの人
ルナ(マリア):真鍋かおり
議長:渡辺謙
痔:爆笑問題のボケの人
遺作:泉谷しげる
刹那:ガチンコ!梅宮
録音:中井貴一
メガネ:ガクト
ネーナ:こりん星人
ガウリイ:GTOの人
ハム:上川隆也
カタギリ:キムタク
大佐:財前直美
ソーマ:リハウスの人
少佐:松山千春
タリア:藤原紀香

あと誰かいたっけ?
とシンを徹底的に空気扱いしとく


186 :1:2008/10/09(木) 21:50:11 ID:???
>>6
とりあえず、泉谷しげる=遺作はミスだな、髪型的な意味でww凸まで空気なのにはワロタwwww
さてと、編集編集…orz


187 :6:2008/10/10(金) 00:31:58 ID:???
>>1
>泉谷しげる=遺作はミス
<う〜ん。他にテンション高そうな人がいなかったんで・・・。
じゃ、遺作含めていくつか訂正。
遺作=適当に浦和サポ
カタギリ=つぶやきシロー
ソーマ=夏帆
某戦術予報士=永作博美
アーサー=伊藤淳司
凸=空気でいいや、凸だし。ってのはだめかな?
じゃ、ズラット=ピット



188 :1:2008/10/10(金) 22:42:09 ID:???
>>6
成る程な。
夏帆から携帯デカを連想したのは、俺だけで十分だw

12100ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:58:34
?その1「だあからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!馬刺しにはニンニクと決まっているだろう!」
?その2「いくら君が元首とはいえ、刺身猪口の醤油にニンニク等この馬刺しに対する冒涜だろう。ここは
   しょうが!これは譲れない!」

隣室の客が騒がしい。
って、元首?
この村の元首カガリ=ユラ=アスハがお忍びでメシ喰いに来てるのか?
そうとなれば話ははやい。
とっとと隣室言って話を通して戻るのみ。
と思いきやシンおまい・・・。
「馬刺し!?馬刺しだとう?さすが食い物に意地汚いのはアスハのお家芸だな!」
血相変えて隣室目指したシンはドアの前固めていた黒服さんにボッコボコにされていた。
「おいおい、どうしたというのだ?」
やや低い若い女の声がして、多少ぼさぼさ頭だが、やや好戦的そうな少女が現れて黒服から事情を聞いて
いる。
「おまえ!シンじゃないか?なぜこんなところに?」
「あの〜。あたしらの連れがご迷惑をおかけして申し訳ありません。で、あなたはシンをご存知で?」
「前の戦争のときに何度か顔を合わしている。しかし、なぜシンがここに?」
あたしは簡単に事情を説明し、ついでにおまけが数名くっついていることも説明した。
「そういうことか。ならば食事をしながら話をしよう。部屋の仕切りを外してくれ。」
カガリの部屋では、側近なんだろう、日本語でいうところの「悪趣味」を固体化させたような派手な上着
を着たガタイのいい男とやはりぼさぼさの髪をしたおとなしそうな少年が食事をしているところだった・
・・。
「う〜ん。そうか。そういうことならどうぞどうぞ。それでもやっぱり馬刺しには生姜。これこそが正統
な馬刺しの薬味だよ。君達もそう思うだろう・・・。なんと可憐な!」
ガタイのいい男は私達を好意的な笑顔で部屋へ招き入れていたが、最後に入ってくるナーガを見るなりと
んでもないセリフを吐きたれた。

ナーガとこのおっちゃんを除く全員が部屋の隅まで吹っ飛んだ。
しかし、護衛の筈の黒服さんまで同じリアクションとは・・・。
いろんな意味で規格外だぞ。オーブって。

12200ネタ(6氏による続き):2009/01/13(火) 09:59:06
なんとか全員が席に戻り、表面上なごやかな、その実、場の雰囲気が料理の味を引き下げもったりとしてコクの無い殺伐とした
食事会が始まった。
「で、そういうことは何か。我々はプラントがCBに絡んでいる可能性を懸念していたがその可能性は排除していいのだな?」
とりあえず国家元首としての威厳を保ちつつカガリ。
本来ならここでシンが逆ギレしてツッコミをいれるところだろうが、そこはさっきの下品な上着を着た男=虎の異名をもつバル
トフェルドさんがナーガに繰り返すも恐ろしい発言をした際に「どこまで恥知らずなんだ。アンタは!」と逆ギレしてカウンタ
ーの左ストレートならぬ左マシンガンを喰らって気絶している。

123タコハチロウ:第一話 Access! あの名を冠する少女:2009/01/13(火) 09:59:59
『いやぁぁぁぁぁっ! 許して姉ちゃぁぁぁぁぁぁんっ!』
「リナ……いないから出て来いって」
 ピラミッド擬きの外から、シンの呆れた声が聞こえる。いない……?
「……本当にいない?」
「いないって。だから、そのカメみたいに首だけ出すの、やめないか? つか、アンタの体の構造、どうなってんだよ」
 そこはそれ、どうか放っておいて欲しいもんである。
「あの、えっと……何かゴメンね、私のせいで」
 さっきの女の子……ルナ=マリア=ホークとかいっただろうか? 彼女が、しゃがんであたしの顔を覗きこんでくる。あたしは慌てて、ピラミッド擬きから全身を出して、
「き、気にしないで、発作みたいなもんだから。心配してくれてありがとね、マリアさん」
「あの……たまに言われるから慣れたけど、一応『ルナマリア』で一つの名前だから」
 …………
 あたしと彼女との間に、ちょっぴし冷たい沈黙が降りた。が、頑張れあたし! この空気をなんとか元に戻すのよっ!
「や、やぁね〜。ちょっとしたジョークよっ」
「嘘をつくな、嘘を」
 あぁ、シンのアホ!折角あたしが、慣れないフォローをしたというのに、またぶり返す!
 もうお手上げか、と思われた、その時。
「ルナ、シン。さっきから何をしている?」
 唐突に聞こえて来たのはギルバートさんの声ではなく。
 先端に癖のついた、肩まである金色の長髪。聰明な青い瞳、これまたシンと――もしくはギルバートさんと同じくらい色白の、病的な少年が姿を現した。
 ちなみに彼が着ているのは――シンと同じ、大半が赤い軍服だった。

予告:まったく、次から次へと人が沸いて出て、数うちゃいいってもんじゃない……って、そりゃ旅のパーティーの事か。で、あんたの名前は?……どーやらあたしは相当疲れているらしい。そんな名前、伝説くらいにしか出て来ないもの!
 次回、スレイヤーズぱろでぃ第二話。Black joke! 気にするな、なんて無理! 見てくんないと、暴れちゃうぞ?

124タコハチロウ:第二話 Black joke! 気にするな、なんて無理!:2009/01/13(火) 10:03:59
 あたしが『また誰か出てきたよ……』といったニュアンスありありの目で見ていたのに気付いてか、その少年はこちらに顔を向け、口を開いた。
「君は……どこから来たんだ? ここは一応、関係者以外は立ち入り禁止なんだが」
「今は一応、関係者でーす。ギルバートさんからの依頼を承った、リナ=インバースでーす(はぁと)」
 …………
 沈黙。
くっそー……この男、あたしの魅力が通じないとは。この、滑った感満載の空気は痛すぎるっ!
「……そうか。
 ところで、リナ=インバースというと……ドラまたで有名な、あのリナ=インバースか?」
ぴぴくぅっ。
こ、こひつわ……スルーしたばかりか、いくらあたしが“それ”を気にしてる事を知らないからといって、ンな事を確認するか……!?
い、いかんいかん。ここで切れたら負けである。完全包囲的な意味で。
冷静に、れーせーに。いくらあたしとて、本物の軍人さん(場合によっては不特定多数)を相手に、不毛なケンカはしたくない。
「……ものすごく不本意ですけど、そー呼ばれる事もありますねー」
「何でぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
それでもやっぱし抑えきれなかった怒りを言葉に乗せた瞬間、シンが急に叫んだ。
「ちょ、何よ!? 人のそばで叫ばないでっ!」
「ご、ごめん。る……なまりあ」
……どーでもいいけど、謝りながらあたしに気を遣うあたり、わかってるんだかそうでないんだか。
「で、どうした」
少年――そう言えばまだ名前を聞いていない――が、シンに尋ねる。
「だって“ドラゴンをも瞬く間に倒す”なんて二つ名、滅多に貰えるようなもんじゃないだろ? それだけ強いって事を、大勢が認めてるんだから。歴史上の偉人ですら、例えでも“ドラゴンを倒せる”なんて言われないし……あ、サインくれよ、サインっ!」
『なんでそーなる』
あたしとルナマリアさん、そして少年が奇遇にもハモった。
しかし、シンは小首を傾げ、
「だって、議長もそう言ってたじゃないか」
あー、そう言えばそうでした……うん。
それはそうとして、そんな綺麗な眼差しを向けられると、真実を告げづらい。むしろ黙っておこうかな、うん。
あたしは別の意味で痛くなったこめかみを気にしつつ、シンが渡してきた手帳(なんだかよくわからない筆記具付き。軍の支給品なんだろうな、これ)に、サインしてから、少年に聞く。
「そう言えばあたし、まだ貴方の名前を聞いてないわ」
「俺か? レイ=マグナスだが」

人間、怒りは限界を超えたら爆発するもんで。
戯言を抜かしたモヤシ兄ちゃんは、あたしの飛び蹴りで吹っ飛んだ。

125タコハチロウ:第二話 Black joke! 気にするな、なんて無理!:2009/01/13(火) 10:05:23
「冗談だ、と言おうとしたのに」
なかなかにお茶目な兄ちゃんは、飛び蹴りがクリティカルヒットした鳩尾あたりを軽く押さえ、割とへーぜんそうに言った。おそらく本人はぶうたれたつもりなんだろうが、いかんせん真顔なのでちょっぴし怖い。
平気そうなのは多分、生真面目な軍人さんよろしく(いや、軍人なんだけど)、服の下にアーマーを着込んでいたりするからだろう。
「真顔でンな冗談こくからいけないのよ。で、本名は?」
「レイは本当だ。レイ=ザ=バレル」
あたしに問い質され、やはり真顔で言う彼。まぁ、流石に今度は冗談ではなかろう。
 ……もしそうだったら暴れる所だが。
「紛らわしいから、バレル君ね。はい、決定」
「そんな理不尽な…」
シンの突っ込みを、ここはあえてスルー。あたしは、話題を無理矢理変えた。
「それはそうとして……ギルバートさん、遅いわね……」
「呼んだかね?」
『うわぁぁぁっ!?』
び、ビックリした……急に人の後ろから、声をかけないで欲しいもんである。バレル君は位置関係から見ていたらしく、敬礼している。後でスリッパだな、こりゃ。
「そう驚かなくてもいいじゃないか。後、レイ。そう長々と敬礼しないで、楽にしたまえ」
……シャレのつもりだろうか。しかし、なんとなく突っ込めない。突っ込んだら負けのような気がする。
あたしがうんざりして、ため息をついたのとほぼ同時に、シンが口を開く。
「議長、遅かったですけど、何かあったんすか?」
「いや、書類がかさばってしまってね。整理していただけの事だよ。
 さて、リナ君。依頼の件、詳しくは中で話すが……君に、とある計画書を、ある人物から奪い返してもらいたいのだよ。そこのシン、ルナマリア、レイと組んでやってもらいたい」
やっぱりというか、なんというか、巡る因果は糸車である……
――ん? 何か今、また妙な事を言われたような。
短い沈黙の後、あたしはおそるおそる、その言葉をおうむ返しした。
「この三人と……組む?」
「ああ。いいチームだとは思わないかね?」

ギルバートさんのその言葉に、スリッパをかまさず石化したあたしを、どうかみなさん褒めて欲しいもんである……

予告:意外と早く(それでも二時間ほどかかったが)気を取り直したあたしは、とりあえず軍施設内の食堂での作戦会議を提案した。特にまずい話題でもないのか、あたしの提案はすんなり通る。
しかし、ギルバートさんから、とんでもない事を聞かされるはめに! あげく、敵さんらしき人物とつるんでアレがやってくるし、もーどうにでもなれっ!
次回、スレイヤーズぱろでぃ第三話。Crying! 誰かも胃腸も鳴くコロニー。見てくんないと、暴れちゃうぞ?

126タコハチロウ:2009/01/13(火) 10:10:01
と、ここで私のつたない挿絵擬きを。
第二話の一幕で、シンたちにはあらいずみ風にアレンジしたザフト服を着てもらいました。
ttp://plus.imepita.jp/diary/acuzo/1436215e207e6f76d7b018c2c2be0ab696a9a0
見づらかったので各アップを。
一番ら…ゲフンゲフン、うまくいったリナ。
ttp://plus.imepita.jp/diary/acuzo/143664d26e8e62a378103d9bd089750f357b83
サイン貰って上機嫌のシン。
ttp://plus.imepita.jp/diary/acuzo/143665ad76f4b65f2335dd51ad1158aee6dbce
呆れるルナマリア。アホ毛にこだわってみたwww
ttp://plus.imepita.jp/diary/acuzo/143666994cbec17f30ab9372e9c3d46bd8360f
ガウリイにも見える、バレル君ことレイ。
ttp://plus.imepita.jp/diary/acuzo/143667d797b799adcbb1cc2bf347a7cc8792a0

127ゆり♪:2009/10/23(金) 17:23:15
潮吹きはコツさえ掴めば簡単♪
↓    ↓    ↓
http://shio-splash.com/aab/?sk4

ユリはコツ掴みました。

128名無しさんDESTINY:2011/03/04(金) 17:28:05
3Dカメラで撮ったおっぱいエロすぎw
すれ違いおっぱい@ともも
http://oppai.upper.jp


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