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【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

28241:2011/03/17(木) 22:55:54 ID:prBlGY.A0
無限の宇宙のような空間に一人の少女が浮いていた。
ここは次元の狭間、そこに白い帽子の少女が浮かんでいる。
「久しぶりね」
そんな少女の後ろから、カメラを首に掛けた少女…キュアディケイドこと門矢士子が現れた。
白い帽子の少女はちらりと士子を見ると、興味なさげに視線を外す。
「無視することはないと思うけど?」
「…私とあなたたちプリキュアは、そんな楽しい会話を交わすような仲のいい間柄だったかしら?」
「まぁ、あんたはプリキュアが嫌いみたいだけど…その癖、今度プリキュアになった子のことは気に掛けたりしてたわね。
 ほら、あのあんたと同じ魂の…」
そう士子が言おうとした瞬間、士子が首を引っ込める。
一瞬前まで士子の首があった空間を、高速回転する白い帽子が通り過ぎていった。
白い帽子は少女の手に戻り、それを再び被る少女。
「…それ以上軽口を叩くと、次はその首が飛ぶわよ」
「はいはい、分かったわよ」
そう言って士子は白い帽子の少女に並んだ。
「そうそう…魂と言えばキュアディケイド、あなたもおかしなことをしてたわね」
「おかしなことって?」
「キュアベリーに、他の世界の魂を同じくする者の末路を見せたでしょ?
 あれは一体何のつもり?」
「ああ、あれね…」
その言葉に士子は苦笑しながら答える。
「まぁ…なんていうのかな、納得できなかったってだけ。
 だから魂を同じくする美希なら、あの子のことを肯定してあげれるんじゃないかと思ったのよ。
 そうすればせめて…魂くらいは救えたかなって思ってね」
「ふん…相変わらず、プリキュアは甘ったるい考えをしてるのね」
士子の言葉に、白い帽子の少女はつまらなそうに言った。
「でも、どうもそんな甘ったるい考えをしてるのは私だけじゃないみたいでさ…」
そう言って士子は懐から一通の手紙を取り出した。
「…何それ?」
「手紙。 というか…檄文? 見てみる?」
そう言って士子から手紙を受け取り、中身を確認した白い帽子の少女が顔をしかめる。
「光の巨人達に、オールライダーにレジェンド戦隊、他にもこんなに…そうそうたるメンバーね。宇宙を100回くらい破壊するつもり?」
「で、このメンバーに私たちも加わろうと思って、みんなに声をかけようと思ってね」
「このメンバーにプリキュアオールスターズをプラス…どんな相手か知らないけど、ご愁傷様」
やれやれといった感じで白い帽子の少女が肩をすくめた。
「まぁ、喰い物にされてきた乙女たちの怒りを思い知れってことよ。 で、あんたはどう?」
「そうね…いいわ、面白そう」
「そうこなくっちゃ」
士子と白い帽子の少女は、にやりと笑うと、手を取り合い次元のオーロラへと消えていった。

この後、どこかの世界で大きな戦いが巻き起こるが、それはまた別のお話。


〜END〜


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