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【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

179241:2011/06/12(日) 00:57:54 ID:WXaFaWU.0
魔女の淀んだ気配が少しだけ弱まり、その中にゆまの清浄な魔力を感じたのだ。
それは浄化が成功していることを意味する。
だが何故、一度目の時には何もなく、二度目の時には浄化が成功したのか?
少し考えて、士子はその答えに行き着いた。
「成程…浄化という考え方はいいんだ。
 問題なのは浄化の方法が『プリキュア』の、別の世界の力であることね」
プログラムはOSが違えば正しく動かない。
他のOSで動かすには、そのOSで動かすように『変換』する必要がある。
それと同じだ。
二度目のピンクフォルテウェイブは、ほむらが士子に接触していたため、ピンクフォルテウェイブにほむらの魔力が付加された状態だったのだ。
だからこそ、効果があったのである。
「私の技を、魔力で付加してもらって何度も叩きこめば…!」
「…でも今の一撃、私は結構な魔力を消費したわ。
 それであの程度の浄化では、元に戻すまでにどれだけの魔力を消費することになるのか…」
勢いづく士子に、ほむらは淡々と状況を分析する。
今、浄化ができたのは僅かな分だけだ。それを元に戻すまで続けるとなると相当な魔力を消費する。
魔法少女にとって、魔力は命と同義語だ。
一人を救うために、一人が魔力切れで魔女化してしまっては本末転倒な話である。
それを聞いていた杏子はゆっくりと、静かに言った。
「…あたしがやる。 いや、やらせてくれ」
「杏子…」
士子をまっすぐに見つめる杏子は、フッと笑った。
「なぁ、士子。
 あたしら魔法少女も、お前らプリキュアみたいになれるかな?
 マンガみたいな、最後に愛と勇気が勝つ…そんな子供じみた、誰もが夢見る最高の結末を作れるかな?」
その言葉に、士子は力強く答えた。
「当り前じゃない。
 私だってできた。 あなたたち魔法少女に出来ない道理はないわ!」
その答えに、杏子は頷く。
「だったら、今ここがあたしの、『魔法少女 佐倉杏子』の新しい出発点だ!
 あたしの力で、ゆまを助け出す!!
 士子!!」
「ええ! 杏子、私の手を握って!!」


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