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【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

152241:2011/06/12(日) 00:43:17 ID:WXaFaWU.0
実を言えば、ほむらは『魔法少女としては最弱』である。
普通の魔法少女ならば、変身をしただけで常人をはるかに超えるパワーと身体能力を持つ。
だが、ほむらにはそれが無い。常人よりは間違いなく強いが、魔法少女としては最低ランクの強化しかできない。
武器も魔法では作り出せず、自衛隊やアメリカ軍基地から盗んできた軍用兵器に魔力を付加して強化し使用している。
そんな彼女が、最強クラスのベテラン魔法少女でいる理由はひとえに時間操作という特殊能力のおかげだ。
強力すぎる時間操作能力、そして長い戦闘経験からの判断力が彼女を最強の一角へと押し上げている。
本来肉体強化などに使うリソースの全てを、特殊能力に振り分けた極特化型魔法少女…それがほむらだった。
だが…前述したように彼女の魔法少女としての戦闘能力は、時間操作に依存している。
その時間操作の意味をなさないものには、とことん相性が悪い。
例えば人間が時間を止められたとして、素手でコンクリートの壁を破壊できるだろうか?
どんなに時間を止めても鎖で縛られた人間が、鎖を引きちぎることができるだろうか?
答えは否である。
そう、時間停止はあくまで時間停止でしかない。
どんなに停止した時間の中で攻撃を叩き込めても、攻撃が効かないなら意味はないし、拘束されれば振りほどけない。
以上の理由により、現在ほむらは最大の危機に立たされていた。
「…しくじった。 まさかこんな強力な魔女がこのタイミングで出てくるなんて…。
 RPGを持ってくるべきだったわ」
まどかの監視だけのつもりだったため、強力な対戦車ロケット砲などの装備を置いてきたことを今さらながらにほむらは悔やんだ。
だが悔やんでも仕方ない。今はこの状況から何とか脱出しなければならない。
足をとられたほむらに、魔女から数え切れない鎖が放たれる。
今度の鎖は先がナイフのように尖った矢じりのようなものだ。
あんなものをまともに受けるわけにはいかないが、足をとられていては避けようもない。
「ちぃ!?」
ほむらは舌打ちすると、盾からショットガンを取り出し迫りくる鎖に散弾を連射する。
「駄目! 落としきれない!?」
空中で叩き落とされる鎖だが、数が多すぎて対処しきれない。
ほむらは咄嗟に、左腕を抱えるようにして庇う。
魔法少女は、魂の結晶であるソウルジェムが砕けない限り不死身だ。時間をかけ魔力で回復させれば欠損した身体も修復することができる。
ほむらのソウルジェムは左手の甲に装着されている。それを守るため、ほむらは左手を抱え込み衝撃に備えた。
だが、そこに声が響く。


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