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【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

150241:2011/06/12(日) 00:42:08 ID:WXaFaWU.0
士子は自己紹介を済ませると、超弩級魔女『ワルプルギスの夜』の撃退と、そのための協力を仰ぎに来たことを話した。
「…確かに『ワルプルギスの夜』の噂は聞いてるよ。
 結界に隠れず、現実世界で暴れまわる最悪クラスの魔女だろ。
 同時に魔法少女一人二人じゃどうしようもないほどの化け物だってことも聞いてる」
「なら話が早いわ。 近々、見滝原にやってくる『ワルプルギスの夜』を倒すために私と仲間はあなたと同盟を結びたいのよ」
「うーん…容易には頷けないね」
士子の言葉をポッキーをポリポリとかじりながら聞いていた杏子は、ゆっくりと言う。
「まず第一に、あたしは仲良しこよしが好きじゃない。そんなの他の、巴マミみたいな甘い連中とやってくれ。
 第二に、『ワルプルギスの夜』が来るっていう話が本当か疑わしい。あれは神出鬼没だって話を聞いたぞ。
 そして第三に、見滝原は巴マミのテリトリー…そこでの魔女退治は巴マミへの宣戦布告と同じだ。
 いつかはあの町もぶんどってやるつもりだけど、危険を冒してまで今動く必要はない。
 それをやるほどのメリットがあたしのどこにある?」
「なるほど…噂通り慎重ね」
「そうじゃないとこの世界、生き残っていけないからな」
「でも、もっともな意見ではあるわね。いいわ、一つずつ答えてくわ」
士子がかじっていたポッキーをひょいっと、口に放り込むと説明を始めた。
「まず第一、巴マミが私たちに友好的かどうかが疑わしい。その上、戦力は少しでも多い方が助かる。 特に『ワルプルギスの夜』みたいな化け物相手ならね。
 次に第二の質問、これは私の仲間の能力でわかったとしか言えないわね。
 そして最後の質問、あなたのメリットだけど…とりあえずそのグリーフシードはあげるわ。
 それと…こちらの知る情報をあなたに渡す」
「情報?」
杏子の疑問の声に士子は頷くと続ける。
「あなたはベテランの魔法少女…だったら、なんとなく気付いてるんじゃないの?
 自分たち『魔法少女』という存在がどこかおかしいって」
「…確かに。 キュゥべえの野郎は胡散臭くて信用できない」
「辛辣ね」
「…最近、個人的にちょっとあってな」
苦虫でも噛み潰したように、杏子が言う。
「とにかく、あいつの言ったことだけを鵜呑みにはできないってのは賛成だ」
「私と仲間は、魔法少女について隠された秘密をいくつも知っている」
「…その情報を提供する代わりに、あたしに協力しろっていうのか?」
「そうよ。 どう、仲間に会って話だけでも聞いてみない?
 あなたにとって損な話ではないはずよ」
「…わかった。会ってやろうじゃないか、そのお前の仲間ってやつに」


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