したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

148241:2011/06/12(日) 00:40:58 ID:WXaFaWU.0
「はぁ!!」
正面からの槍を紙一重でかわし、足払いをする士子。
「へっ! 甘いっての!!」
その攻撃を読んでいた杏子は、後ろに大きく飛んでよける。
だが、
「甘いのはどっちかしら?」
にやりと笑った士子は、素早くカードをスラッシュした。

キュアライドゥ レモネード!
アタックライドゥ プリズムチェーン!

「!? 姿が変わった!? うわっ!?」
驚く杏子の足へとプリズムチェーンが絡みつく。
そのまま、プリズムチェーンを振り回し杏子を投げつけるが、杏子は槍を伸ばし地面に突き立て、棒高跳びの要領で空中で体勢を整えると着地した。
「姿と攻撃方法が変わるなんて変わった特殊能力だな」
「面白いでしょ」
「さしずめ、契約時の願いは『他の誰かに成りたい』ってところか?」
「さて、ね…」
杏子の言葉に、士子はあいまいに返した。
時間のやり直しを願って魔法少女になったほむらが時間操作能力を手に入れたように、魔法少女たちの特殊能力は契約時の願いの内容によって決まる。
士子の変身を特殊能力だと考えた杏子は、その願いの内容をそう推測したのだ。
「よければもっと楽しませてあげるけど?」
「うんにゃ、それには及ばないよ」
軽口を叩き合いながらも、士子は杏子の力に舌を巻く。
(ほむらが一番頼りになるって推すだけあって、この子強いわ。 純粋な近接格闘能力ならブラック並みのセンスしてるわね)
それは味方となれば頼もしいが、敵として立ちふさがるなら厄介なことこの上ない。
士子はふぅ、とため息をつくと、腹をくくることにした。
「いいわ…本気で一撃いきましょうか」
そう言って、士子はカードをスラッシュした。

ファイナルアタックライドゥ デデデディケイドゥ!

カード認識音と共に、士子に光が集まり始める。
「へぇ、切り札かい?」
「まどろっこしいのはあまり好かないのよ。 これで終わりにしましょう!」
「いいねぇ、じゃぁ、これで終わりにしてやるよ!」
言葉と共に、杏子の魔力が渦巻き、手にした槍が巨大化した。
まるで巨大な蛇のように鎌首をもたげる多節槍の上に、杏子が降り立つ。
「プリキュア・ディメンジョン・ブレイカー!!」
「いっけぇぇぇぇぇ!!」
杏子の操る巨大槍が、赤い魔力を纏いながら一直線に飛んでくる。
その姿は放たれた赤い矢の様だ。
そして、士子の放つ光線と、杏子の操る赤い槍は空中でぶつかり合い、辺りを閃光が包んだ…。


〜〜〜〜〜〜


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板