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【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

141241:2011/06/12(日) 00:36:45 ID:WXaFaWU.0
「? どうしたの?」
「…にわかには信じがたい話だけど…いえ、私たちのような存在がいるのに、それは野暮な話ね」
そう言うと、一呼吸おいてほむらは話を始める。
「キュゥべえ…あいつらの正式名は『インキュベーター』と呼ばれる地球外生命体よ」
「宇宙人、なの?」
士子の言葉に、ほむらは頷く。
「そう…感情を持たず、記憶を共有し、統一の意思の元に動く、人とは全く違った種族よ。
 あいつらには生命の概念すらない。
 私は何度もキュゥべえを殺しているけど、そのたびに記憶を継承した別の個体が出てくる。
 やつらにとって肉体は、ただの交換のきく外付けハードウェアにすぎないわ」
「戦闘力では止められない…いやな相手ね」
「やつらの目的は『エネルギーの回収』。
 やつらは感情をエネルギーとして変換する技術を開発したのだけど、やつらには感情はない。
 そのため、この地球にいる人類を利用することにした。
 そして最も効率がいい方法として、私たち位の少女の、希望から絶望に変化する時の感情を取り出すことにした。それが…ソウルジェムに組み込まれた魔女化のシステムよ」
「つまり…『魔法少女の魔女化』が目的なわけ?」
「その通りよ。
 元々、契約を迫られる子は魔法少女としての素質のある…逆にいえば魔女になったときの回収できるエネルギーの多い子なの。
 魔法少女になった後、魔女との戦闘を強いるあいつの行いは壮大な自作自演というわけよ」
「魔法少女が戦えば魔女化が進む…魔女になってエネルギーを回収したら、他の魔法少女に倒させてその子の魔女化を促進、さらに魔女によって将来的にエネルギー材料となる人類の数が減らないように魔法少女をけしかけて魔女の数を調節してる…。
 良くできた循環のシステムね。 ほんと、吐き気がするわ」
キュゥべえの企みの全貌に、吐き捨てるように士子が言い放つ。
「そして…ここからが私の役目なのだけど…」
そう言って、ほむらは写真を一枚取り出した。
そこには同じ年ごろの少女が一人写っている。


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