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【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

136241:2011/06/12(日) 00:33:43 ID:WXaFaWU.0
謎の少女、門矢士子の介入…この事態は、今までの時のループの中にはないことだ。
真実を知り、しかも非常に友好的であり協力を申し出ている。これは願ってもないことだ。
もしかしたら、今度こそ未来を変えられるのでは…そんな希望がわき上がるが、それでも今までいくつもの希望が簡単に砕け散っていくのを目の当たりにしているほむらには、簡単にそれに飛びつく気にはなれない。
なれない…のだが、士子の言葉には、嘘は全くない。それが分かってしまうのだ。
それなら協力関係になるというのは非常に魅力的なのである。
だからこそ、ほむらはどうすべきなのか、どうすれば士子が、そして自分が納得できるかを考える。
そして…ほむらは口を開いた。
「…願いを言いなさい」
「?」
「私は…今まで数え切れないほど、この時のループを繰り返してわかった。
 誰も未来を信じない。誰も未来を受け止められない…。
 だから…誰にも頼らない。
 私はそう決めているの。
 でも、あなたの提案は正直魅力的…だから、契約をしましょう。
 私は同盟者としてあなたの協力を得る。 その変わり、私はあなたの要求に答える。
 等価の取引よ」
「そんなのしなくてもいいのに」
「…私が納得できないのよ。
 それに…私たち『魔法少女』は誘惑の裏にある真実で、呪いを背負った存在よ。
 たとえ善意だろうと、裏に何かあるかもしれないと疑わなければ生きていられない。
 お互いのすべきことのために利用し合う同盟…それが一番都合がいい。
 だからこそ、等価の取引にする」
「貸し借りなし、ってことね。
 それじゃ…こうしましょう」
そして士子はほむらへの要求を言った。
「『あんたと仲間全員が救われるハッピーエンドにすること』…私が協力する条件はこれでどう?」
その言葉に、ほむらは絶句した。
そしてしばらくの後、首を振りながらゆっくりと言う。
「…それは無理。
 まどかを助けるために、他の全員を諦めても…まどか一人も今まで私は救えてない。
 それを全員? それは不可能よ」
「私というジョーカーがあっても不可能?」
「呆れた…自分を切り札扱いとはね」
ほむらの言葉に、士子は笑う。
「あら、こう見えて運命を切り開くジョーカーの役目は、何度もやってきたのよ」
「…言うわね。 着いてきなさい」
そう言ってほむらと士子は立ち上がった。


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