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アライさんは神様が守ってくれるのだ
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◆FekC0ahJ0A (ワッチョイ 28a9-5bbd)
:2019/11/16(土) 16:23:43 ID:epKwX9VM00
やっぱり言われた通りだった。私が最後に思ったのはそんなことだった。そして曇った空と銃声で私の意識は消えた。
私「う…うぅん…」
頭を撃たれたはずなのに頭痛も無く、何時もの朝の目覚めのようなすがすがしい気持ちで私は目を開けた。すると自分を覗き込んでいるアネモネと目が合った。
アネモネ「おはようございますシスターユキザサ。」
ユキザサ「あー。やっぱり言われた通りだった」
アネモネ「お土産は役に立ちませんでした。ええやはり軍事情報などがお好みでしたか?」
私は起き上がるとアネモネに渡された鏡を見た。前より少し幼くなった自分の顔。そして一回り小さくなった身体。ただ今の私の胸は大きめだ。
リリィ「おっはよおおおおおユッキー!いやぁ頭しっかりまもってくれてたおかげでなんとかなったよおおおお。ちょっと時間経ってたから抜けてるところとかあるかもしれないけどそこはゆるしてね!」
アネモネ「私としても、ええ、貴方は面白い人でしたので。そう、丁度欲しかったシスターの人材に適任でした。導きですね」
ユキザサは頭を振ると「自分の重量をしっかり支えていた」ベッドから降りると立ち上がった。前より視点が低い。前の私はどうだったかは朧げだが、死ぬ運命が決定したアライさん達がせめてできるだけ速く、そして痛みが少なく死ぬことが出来るように。その気持ちだけは変わっていないはずだ。
リリィ「シスターユキザサ。起動点検をします。状態を確認してください。」
何時もと違って事務的な口調のリリィの質問に私は自分の状態を確認する。なるほどニューフレンズは確かに便利だ。自分の得手不得手が良くわかる。
ユキザサ「はい、シスターユリ。全て問題ありません。」
リリィ「シスターとしての貴方の責務は?」
ユキザサ「フレンズの苦しみを長引かせずに処理…助けることです」
リリィ「おっけー。大丈夫そうだねー。いやー巨乳ロリモデルなんてあったんだねぇー。リリィ知らなかったよ。」
アネモネ「ふふふ、私達の身長や骨格には限界があります。ですのでユキのような、ええ、パワータイプはどうしても胸が大きくなってしまいまして。ええ・・・私も・・・付けたい」
ユキ「そういえばリリィはユリって名前だったんだ。」
リリィ「そうだよー。でもユリってだっさいじゃない?だからリリィはリリィって名前にしたの。こっちのが可愛いしユッキーもユキザサじゃなくてユキでいいよん」
ユキは真面目な顔でアネモネに尋ねた。
ユキ「アネモネ。私はどこまで頭をいじられたの?昔の私の信条はわかってる。でも今の私はフレンズを殺すことになんの葛藤もない。」
アネモネは首を傾げた。
アネモネ「いえ…ユキさんは一切いじってませんが…。リリィは本人の希望ですので、はい、性格を明るくしましたが。単純にニューフレンズとしての本能が人としての倫理とうまくかみ合ったのでは?」
リリィ「フレンズを救いたい気持ちが、人間とニューフレンズでやることが変わっただけじゃなぁい?リリィバカだから理論的にはわからないけど、そんなもんだったよ」
アネモネ「とりあえず、ええ私はちょっと中央に申請にいかないといけないので。ユキはリリィとオトギと広報関係をお願いします。」
リリィ「はーい。じゃあユッキーいこっか。いやぁーやっぱりシスターはポンコツぞろいに限るねぇ!オトギはコミュ障だけど仲よくしてね!」
ユキ「はぁ・・・まぁこうなったら頑張る。」
人間の私は最期の時に頭を守った。だからシスターの私は諦めて第二の人生を送ることにした。とりあえずニューフレンズになって分かったのは、私達はフレンズと人間を滅ぼす理由がないってことだ。これだけわかればもういいや。
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