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「あなたは昔から男の子だよ?」√栞子

361名無しさん@転載は禁止:2021/04/18(日) 02:10:10 ID:t68OU5D2
日曜深夜にこっそり更新か、月曜日の昼頃。

362名無しさん@転載は禁止:2021/04/19(月) 16:59:54 ID:vdXbsOzs
侑「じゃあ僕は……」

★★★

かすみ「完璧にデートだよね……」

しずく「間違いなく。しかも会話を聞いてたら、今回が初めてってわけでもなさそうですし……」

璃奈「……」

かすみ「りな子、なにしてるの?」

璃奈「栞子ちゃんにLINE飛ばしてる。今何してる、って」

しずく「なるほど、その反応で二人の関係性がなにかわかるかも」

かすみ「なんて送ったの?」

璃奈「今何してる? って」

363名無しさん@転載は禁止:2021/04/19(月) 17:28:22 ID:vdXbsOzs
栞子「……!」


かすみ「反応した!」

栞子「……」

しずく「すぐに返信してるね」

璃奈「きた。……」

かすみ「何てきた?」

璃奈「『家の用事を片付けています』、って」

かすみ「あっー! 嘘だ……」

しずく「隠すってことは……そういうこと?」

364名無しさん@転載は禁止:2021/04/19(月) 17:52:24 ID:vdXbsOzs
璃奈「お付き合い……?」

かすみ「生徒会長とその役員二人……なんかすごくロマンチック!」

しずく「……なら、これ以上は余計な詮索はしないほうがいいかもしれないね」

かすみ「もう確定レベルだしね。……ふふ、次あったらめっちゃ聞き込も」

★★★

栞子(ふう……すみません、璃奈さん)

心のなかで、LINEをくれた璃奈さんに謝る。

侑「どうしたの?」

栞子「いえ、なんでもないです」

それも高咲さんのせいですとも言いたくなる。

365名無しさん@転載は禁止:2021/04/19(月) 21:15:37 ID:FpzS4kQA
嘘をつきました
ホントは気になる先輩とお出かけなのにね

366名無しさん@転載は禁止:2021/04/20(火) 00:53:15 ID:FnX1tddk
じれったいようなずっと見ていたいような

367名無しさん@転載は禁止:2021/04/20(火) 16:53:23 ID:2/nTbL7k
フェス限しお子の覚醒前デート服超好き
あれ可愛すぎる

368名無しさん@転載は禁止:2021/04/20(火) 18:45:15 ID:ajJ0BF9o
明日再開

369名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 17:15:21 ID:EcIYs2ek
侑「この後はどうしようか」

栞子「まだ時間があるのでしたら、本屋さんにいってもいいですか?」

侑「もちろん。なにか欲しいやつがあるの?」

栞子「はい。今日が発売日なんです」

侑「じゃあ次はそこに行こうか」

★★★

昼食を終えて、本屋にやってきた。
栞子ちゃんが欲しかったのは、いつかの教師と生徒の恋愛物の新刊だった。

侑「気に入ったんだね」

栞子「一度買い出したシリーズは、最後まで買うようにはしているので」

370名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 17:18:24 ID:EcIYs2ek
侑「僕も何か買おうかな……なにか見てるから、栞子ちゃん買っておいでよ」

そう促しすと、栞子ちゃんはレジへ。
さて何かあるかな……なんて物色していると。

侑(ん?) 

見覚えのある人物。
見覚えどころか、よく知っている子がいた。

歩夢だった。

371名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 17:23:34 ID:EcIYs2ek
侑(……)

あれ、なんか不味い気がする。

侑(歩夢には悪いけど……気付かれる前にここを離れよう……)

幸いまだ歩夢は私に気付いていないようだし、今のうちに栞子ちゃんをつれて本屋を出よう。

栞子「あ、高咲さん。なにか見つかりましたか?」

侑「う、うん。でも今日はいいかな。次は……」

栞子「いいのですか? 別に私は待っていますが……」

気遣いが嬉しいけれど、今はそれどころではない。

侑「大丈夫! さ、ほら行こう!」

栞子「あっ……!」

少し無理やりだったかもしれないけど、栞子ちゃんの手を掴み本屋から出た。

栞子「……」

372名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 17:31:55 ID:EcIYs2ek
少し。
握った手に、握り返す力が加わった。

★★★

本屋から歩いて、少しの間も手を握っていた。

侑「あぁ、ごめん。ずっと……」

そう言って私は手を離した。

栞子「ぁ……」

侑「実は歩夢が……あぁ、僕の幼馴染みなんだけど、その子がいたからつい急いじゃって」

栞子「……フォークダンスでの、相手だった方ですか?」

侑「そうだよ」

栞子「……幼馴染み、というだけなんですか?」

侑「え? どういうこと?」

栞子「……その。お付き合いとかはしていないのですか?」

侑「してないよ」

栞子「……そうですか」

373名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 17:41:35 ID:EcIYs2ek
栞子「……じゃあ、今は彼女とか、付き合ってる方はいないんですね」

侑「うん」


★★★

やった。良かった、安心した。

栞子(一番、不安だったことが無くなった……!)

私にもチャンスがある……ということですよね。

侑「……」

じゃあもっと……頑張ろう。

★★★

侑「……あのさ」

栞子「はい?」

侑「栞子ちゃんは──」

その次の言葉、私は……言うのを止めた。

『僕のこと好きなの?』って。

侑(いや、だってさぁ……)

今の質問の時点で「ん?」ってなるのに、いないって答えたあと笑顔が、喜びが隠せていないんだから。

そんなのを見ると、嫌でも意識をしだしてしまう。

374名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 17:46:21 ID:EcIYs2ek
悶々とする。
スッキリしないし、栞子ちゃんの事ばかりを考えてしまう。

侑(それも、恋してるみたいだ……)

……あれ。

侑(私は……どう思ってるんだろう)

栞子ちゃんのことを。
可愛いと思うし、一生懸命で甘いものが好きな女の子。

侑(……)

わっかんないや……。

侑(いっそ、栞子ちゃん告白してきてくれないかな)

そうなれば、このモヤモヤも無くなるのかな。

375名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 17:58:59 ID:EcIYs2ek
今回はここまで。そろそろくっつけたいです。

376名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 18:56:45 ID:Sjaz0wh.
顔に出る栞子ちゃん可愛すぎんだろ

377名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 21:01:09 ID:TILuTvBI
わかりやすい栞子もマジかわいいし、
好きなの気付いてて悶々とするシチュもほんとたまらんな
続き楽しみ!

378名無しさん@転載は禁止:2021/04/21(水) 22:07:27 ID:KbK2dB5Q
思わずにっこりしちゃう栞子ちゃん本当に可愛い

379名無しさん@転載は禁止:2021/04/22(木) 09:07:20 ID:RBbPrjfw
ニーアレプリカントに全ての空き時間を捧げる予定なので、とりあえずは金曜日に。次回更新でくっつくとこまではやりたいですね。

380名無しさん@転載は禁止:2021/04/22(木) 23:59:33 ID:jBd6Fo56
ドラッグオンドラグーンの後の世界のアレね

381名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 00:11:19 ID:RTCjYpD2
何か、確信めいたものが欲しかった。
はっきりとした、理由が。

自分からそうだと言うことが、なんだか気恥ずかしくて。

でも、一つだけ気になったことがある。

侑「栞子ちゃん」

栞子「はい?」

侑「僕たちの関係って、なんなのかな」

382名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 00:16:11 ID:RTCjYpD2
栞子「……私たちは」

栞子ちゃんが言う。

栞子「学校の、先輩後輩、です」

侑「友達、ではないの?」

栞子「……ともだち」

★★★

そうだと、言ってしまえばいい。
だけど、そうしたらなんだか……もう、それ以上はないような気もして。

栞子「……そうかも、しれませんね」

そんな曖昧な返事をしてしまった。

383名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 00:26:07 ID:RTCjYpD2
侑「……だね」

高咲さんも、それを聞いて微笑みました。

★★★

お出かけも、もう終わり。

侑「今日は楽しかったよ」

栞子「それなら良かったです。誘った身でしたので」

侑「……うん。それじゃあね」

栞子「はい……また、学園で」

★★★
帰宅後。

栞子「ふぅ……」

ゆっくりと、お風呂に入る。
心のリラックスは重要です。

栞子「……」

昼間、高咲さんに握られた手の感触を思い出す。
固くて、私の手よりも、一回りも大きくて。

栞子「……あつい」

それはきっと、のぼせてしまったからでし〜。

384名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 00:27:22 ID:RTCjYpD2
侑「……だね」

高咲さんも、それを聞いて微笑みました。

★★★

お出かけも、もう終わり。

侑「今日は楽しかったよ」

栞子「それなら良かったです。誘った身でしたので」

侑「……うん。それじゃあね」

栞子「はい……また、学園で」

★★★
帰宅後。

栞子「ふぅ……」

ゆっくりと、お風呂に入る。
心のリラックスは重要です。

栞子「……」

昼間、高咲さんに握られた手の感触を思い出す。
固くて、私の手よりも、一回りも大きくて。

栞子「……あつい」

それはきっと、のぼせてしまったからでしょう。

栞子(高咲さんは、今頃、なにをしているのかな……)

★★★

385名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 00:31:31 ID:RTCjYpD2
──オナニーをしていた。

侑「ぅ、ぅ……」

年頃の高校生らしく──心は女子だけれど──ムラムラすれば、することもする。

ただ一つ気がかりがあったのは。

侑(やーば……栞子ちゃんのこと考えながらシちゃった……)

妄想。
栞子ちゃんとのあんなことやこんなことを、勝手に。

飛び散った精子を拭き、賢者モードの頭で反省しつつも。

侑(今日めっちゃ出た……)

どうしてかは、考えなかった。

386名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 00:31:50 ID:RTCjYpD2
今回はここまで。また明日。

387名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 00:51:15 ID:3uRTpL8A
そりゃ異性とデートしたようなもんだから、相手問わず出るだろう

388名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 01:03:01 ID:P7hw/SRw
侑くんが今までの√でオナニーしてる描写がない方が健全な思春期男子としてはおかしかったくらいよな
100%してるだろうけど(歩夢ちゃんのこともオカズにしたこと絶対ある)

389名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 01:40:21 ID:RwcezQ/o
栞子の内心も侑の内心もよい
たまらん

390名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 08:34:37 ID:dhpZDvqo
手の大きさで男の子を意識するのいいな

391名無しさん@転載は禁止:2021/04/26(月) 23:57:24 ID:RTCjYpD2
侑(……栞子ちゃんも、オナニーとかするのかな)

侑「……」

侑(あ、やべ……また……)

今日は一回じゃ、治まらないや……。

★★★

三船栞子はオナニーをしたことがない。
けれどそれは、決して知識がないからだとか、オナニーがなんなのかわからないという、あまりにも思春期の高校生離れした理由ではなく。

ただただ純粋に、それを恥ずべきことだと思っているからだ。

栞子「……」

正直、性欲はある。
自分で触りそうになったことは何度もある。
だけどその直前で、いつも手を止める。

栞子(……)

392名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:02:29 ID:gEbVe0lg
たまに、スマホでAVを見るときがある。
どこかの誰かが投稿する、粗い画質の個人動画。
モザイク無しの、男性器。

栞子「……」

興奮もする。
そして想像、妄想もする。

栞子「……!」

何かを考えかけて、頭を振る。

栞子「……寝よう」

明日も、学校なのだから。

★★★

393名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:08:07 ID:gEbVe0lg
翌朝。

侑(あーあ……結局3回もオナニーしちゃった)

侑(……)

いま会うと気まずいなぁ……。

侑(生徒会行きたくないな……)



栞子「高咲さん、おはようございます」

侑「わぁっ!?」

栞子「ど、どうかしましたか?」

侑「あ、ぁあ、いや。……お、おはよう栞子ちゃん」

394名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:17:32 ID:gEbVe0lg
なんだか顔を合わせにくい。
それもそうだ、昨日散々オカズにした子だ……気不味くもなる。

栞子「……」

★★★

栞子(……高咲さん、顔を合わせてくれませんでした……)

……私、なにか気に触ることをしてしまったのでしょうか。

栞子「……はぁ……」



かすみ「しーお子っ」

栞子「あ……かすみさん。どうしました?」

しずく「ため息なんてついて、珍しいですね」

璃奈「なにか悩み事?」

栞子「あ……いえ、なんでもないんです」

かすみ「……さては」

栞子「?」

かすみ「高咲先輩と喧嘩でもした?」

栞子「ど、どうして高咲さんが出てくるのですか……?」

かすみ「しお子って高咲先輩と付き合ってるんじゃないの?」

栞子「へ?」

395名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:20:53 ID:gEbVe0lg
★★★

かすみ「──えっ! じゃあ別に付き合ってないの?」

栞子「そ、そうです! びっくりさせないでください……!」

しずく「じゃああれは、仲良く遊んでただけだった、ってこと?」

栞子「そうです……というか、隠れて見ていたのですか?」

栞子「……あっ、じゃあ……」

璃奈「うん。隠し事にしたかったんだよね」

栞子「ご、ごめんなさい。私、璃奈さんに嘘を……」

璃奈「ううん、いいの。でも、栞子ちゃん。やっぱり高咲先輩のこと、好きなんじゃない?」

栞子「えっ、それは……」

かすみ「あれは間違いなく恋する乙女! かすみんの目は誤魔化せないよ!」

396名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:25:46 ID:gEbVe0lg
栞子「ちっ、ちが……!」

しずく「栞子さん。悪いけど、あれは私から見てもそうだと思う」

璃奈「同感。それに隠した時点で、そういうこと」

栞子「だ、だから私は……!」

かすみ「しお子、かすみんたち、協力するよ!」

栞子「……な、なにをですか?」

かすみ「しお子と先輩が、くっつくのを!」

★★★

397名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:32:53 ID:gEbVe0lg
★★★

栞子「……」

かすみさんの、作戦はこうだった。

かすみ『かすみんたちが先輩をこの空き教室に来るように誘い出すから、しお子はそこで待ってればいいの!』

栞子『待って、それからは……?』

かすみ『決まってる! こ・く・は・く!』

栞子『えっ、ええ!?』

しずく『栞子さん、ここはかすみさんの言うとおりかもよ? 勢いをつけて、いっきに行かないと』

栞子『で、ですが……私……』

璃奈『大丈夫、絶対うまくいく』

……なんて、言っていたけど。

栞子(……本当に、来るのでしょうか)

いや、それよりも。

栞子(私……本当に告白を?)

398名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:38:03 ID:gEbVe0lg
……こんな、誰かに頼ったタイミングで……。

栞子(……協力、か)

栞子(……わたしは、良い友達を持っていたようですね)

……そう思っていた時だった。

侑「……あれ? 栞子ちゃん?」

栞子「!」

きた……!

栞子「た、高咲さん……」

侑「どうしてここに……かすみちゃんたちに呼ばれてたんだけど」

栞子「そ、それは……」

侑「……というかここ、今立ち入り禁止のところ、だよね? 物置とかに使う〜とかで……」

栞子「あ、あの!」

399名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:41:39 ID:gEbVe0lg
侑「う、うん」

栞子「……わ、私がここにいるのは、高咲さんに……伝えたいことが、あるからです」

★★★

私は確信した。

侑(こ、告白だこれ……!)

この状況、間違いなくそうだ。
いや、そうでしょ!?

侑(や、やった……)

やった?

侑(何喜んで……)

いやそんなことはわかってる。わかってるから……!

侑(もうわかってるよ! 私だって栞子ちゃんのこと好きだよ!)

好きなんじゃないなら、この感情に誰か名前をつけてよ!

侑(……あとは、受け入れるだけ)

……いや、これで告白じゃなかったら、私相当恥ずかしい奴になる……。

400名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:46:29 ID:gEbVe0lg
栞子「私、高咲さんの事が──」

侑(あぁ……!)

栞子「す──」





「コラ! 中須たち、そこでなにしてる!」

栞子「!?」

侑「え? な、中須?」



かすみ「わっー!? な、なにもー!」

しずく「も、もう! だからのぞき見なんてやめようって言ったのに……!」

璃奈「とにかく逃げないと……!」


い、一年生ズ?

というかいまの声、生徒指導のゴリケン(愛称)だ!?

侑「えっ、ちょ」

栞子「あ、あわわ……」

401名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:52:35 ID:gEbVe0lg
★★★

「ったく、なんでこんなところに……」

……咄嗟に隠れたのは、掃除用具入れ。

栞子「た、高咲さ……」

侑「しっ……」

ゴリケンは些細なことでも厳しく指導する。
……ましてや今ここにいるのは生徒会、さらに生徒会長なんだ。

見つかったら、まずい。

かすみちゃんたちがこの教室を覗いていたから、誰かがいると踏んでいるのだろう。……中に入ってきていた。

……それにしても。

侑(こ、この状況はダブルでやばい……)

当然、掃除用具入れなんかに、男女二人が入れば窮屈この上ない。

完璧に密着し、お互いの吐息の音さえよく聞こえる。

侑(あ……なんか……甘い香り)

栞子ちゃんの香り。
これだけ密着すると、それと強烈で……。

侑(──あ)

私の下半身は、反応しだしてしまう。

402名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 00:57:23 ID:gEbVe0lg
栞子(……?)

侑(やばいやばいやばい治まれ治まれ治まれ………!)

──無理だよ、そんなの。

侑(あ、ぁあ……)

私の想いは届かず……私のソレは、完全に立ち上がってしまった。

当然、栞子ちゃんが気づかないわけもなく……自身のお腹に当たる、それをみて……。

栞子「……………………」

──見たことない顔してる。
怒りや、戸惑い。そういう類いじゃ、ない。

ガン見して、動けなくなってしまっている。

まるで、……見惚れているかのように。

403名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 01:01:19 ID:gEbVe0lg
そして、私も……勃起をみられてしまっていることに興奮しているのか、カウパーまですこし滲む。

……気づけばゴリケンはもういない。
私たちも、ここから出るべきだ。 

侑「で、でよう、栞子ちゃん……」

栞子「は、はい……」

すぐにでた。
私はとにかく、背を向けた。
……見られるのは、ハズカシいから。

侑「……ごめん」

栞子「い、いえ……」

404名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 01:11:02 ID:gEbVe0lg
侑「……いやなもの見せたね……ほんと、ごめん」

栞子「だ、大丈夫です……せ、生理現象は……仕方ない、です……」

侑「……そう言ってくれると、助かるよ」

栞子「はい……」

侑「……こんな状況で訊くのも、なんだけど、さっき何を伝えようとしたの?」

栞子「……」

栞子「……忘れてください」

★★★

その日の夜。
またオナニーをした。

あの視線と、香りを思い出しながら。

侑(マジで最低だ……私……)

でも……。

侑「ぅ、あ……っ」

手が止められないんだ。

★★★

寝付けない。

栞子「……」

どれだけ忘れようとしても、お腹にあたっていた、アレが。

栞子「っ……!」

一瞬でも。
私に興奮したから……?
なんて考えてしまった、自分のいやらしさに嫌気が差す。

栞子(これじゃまるで、むっつりすけべ……)

でも、でも。仕方ないじゃないですか。

栞子(もう頭の中で……何も考えられない!)

私はもう……!

栞子「……いえ」

そうじゃない。

こんなのは……三船栞子らしくない。

栞子「やり遂げなければ……」

もう、吹っ切れた。

栞子「私が、一番したいやり方で……」 

明日、高咲さんに、今度こそ伝えよう。
もうじれったいのは嫌!

栞子「好きだと……伝えよう」

405名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 01:12:11 ID:gEbVe0lg
今回はここまで。
直前まで処理フェラ抜きをぶっこもうかとも思いましたが、さすがに拗れるのでやめました。

また明日に。

406名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 01:27:32 ID:Qte16PoA
動画の見よう見まねのフェラで鎮めようとする栞子ちゃんも見たいけど、じっくり進んでから乱れる姿も見たい

407名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 01:51:49 ID:BAHzDE/k
正直それも見たかったけど順番は守る子だよね

408名無しさん@転載は禁止:2021/04/27(火) 09:56:06 ID:DS30HExo
やらなくて良かったと思うよ

やっても淡々としてるように装って事務的な手での処理とか…?

409名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 00:32:53 ID:EfdDyM0Y
──そうして私は、机に座り。
紙とペンを、手にとった。

栞子「高咲侑さんへ──」

★★★

侑「は〜……」

侑(ほんと、どんな顔して会えばいいんだろう……)

ため息を付きながら教室へ。

侑「はぁ……ん?」

教室の、自分の机の中。
一つの手紙があった。

侑「……ねぇー」

「お? なんだよ」

侑「今日はこういうのだりぃから」

「は? なんのこと?」

侑「誰かでしょ、これ。偽ラブレター……」

半ばイライラしながら中身を見た。

侑「え〜、なになに……」

『高咲侑さんへ』
『突然のお手紙ですみません』
『ですが、今回私が手紙を書いた理由は、たった一つです』
『あなたに、伝えたいことがあります』
『今日の放課後、屋上で待っています』

侑「今日の放課後、屋上で待ってます、三船栞子って……は?」

2度見した。

410名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 00:47:35 ID:EfdDyM0Y
侑(え? 栞子ちゃん?)

侑「……」

★★★

放課後。

栞子「……」

夕陽が、少しづつ沈んでいく。
雲の流れも、はやい。
こんなにずっと、空を眺めていたのは、いつぶりだろう。
いや、今までに一度もなかったかもしれない。

栞子「……」

栞子「好きです、付き合ってください、好きです、付き合ってください……」

練習をする。
一度だけのために、失敗しないために。

栞子「ロマンチックに、完璧に……」

そして……。

栞子「!」

……ドアがガチャり、と音をたてた。

栞子「……高咲さん」

侑「栞子ちゃん」

栞子「……遅いですよ」

侑「うん……ごめんね」

侑「……ちょっと、野暮用があったからさ」

★★★
──数十分前。

侑「よし…ください」

411名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 00:47:50 ID:EfdDyM0Y
侑(え? 栞子ちゃん?)

侑「……」

★★★

放課後。

栞子「……」

夕陽が、少しづつ沈んでいく。
雲の流れも、はやい。
こんなにずっと、空を眺めていたのは、いつぶりだろう。
いや、今までに一度もなかったかもしれない。

栞子「……」

栞子「好きです、付き合ってください、好きです、付き合ってください……」

練習をする。
一度だけのために、失敗しないために。

栞子「ロマンチックに、完璧に……」

そして……。

栞子「!」

……ドアがガチャり、と音をたてた。

栞子「……高咲さん」

侑「栞子ちゃん」

栞子「……遅いですよ」

侑「うん……ごめんね」

侑「……ちょっと、野暮用があったからさ」

★★★
──数十分前。

侑「よし……いこう」

412名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 00:48:55 ID:EfdDyM0Y
栞子ちゃんが待つ、屋上に。

侑「……ん?」





歩夢「……」

侑「歩夢? どうしたの?」

歩夢「……どこに、行くの?」

侑「どこって……」

413名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 00:56:33 ID:EfdDyM0Y
歩夢「……あの手紙、絶対誰かのいたずらだよ。後で馬鹿にされちゃうのがオチだよ?」

侑「いやでも……名前まであるし」

歩夢「っ……三船、栞子……ちゃん」

歩夢「もし本当だとしても! 全校集会であんなふうに、不純異性交遊禁止って言ってた本人が……!」

侑「それは、あくまで学業に差し支えがある場合だよ。……あの子は、そういう風にはならないよ」

歩夢「そんなの……言ってないもん……」

歩夢「……じゃあ、それなら……」

歩夢「……私……なんのために……我慢して……」

侑「歩夢?」

歩夢「──私、侑くんのことが好き」

侑「えっ……」

歩夢「この前、連絡したのも、本当は告白しようと思ってたから」

歩夢「……侑くん……私じゃ、だめ……?」

414名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 01:00:21 ID:EfdDyM0Y
侑「……」

歩夢「おねがい、今なら……侑くんは……私を選べる」

歩夢「屋上に、行っちゃったら……もう……!」

もう歩夢は泣き出していた。

侑「歩夢、僕は……」

歩夢「だって見ちゃったんだもん……」

侑「え……?」

歩夢「二人が……一緒に歩いてるところ」

侑「!」

歩夢「もうね……私、もうわかってるよ? でも……今ならまだ、そうならないの。……だから、お願い、侑くん」

歩夢「『今度は』、私を選んで……?」

侑「……」

415名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 01:00:50 ID:EfdDyM0Y
https://youtu.be/j4XsCJHfplg

クリープハイプ 『栞』

416名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 01:06:04 ID:EfdDyM0Y
侑「……ごめん」

侑「今なら、なんて、ないんだ」

歩夢「……」

侑「……僕は、もう栞子ちゃんのことが好きなんだ」

歩夢「……」

歩夢「……敵わないなぁ……」

歩夢「私、誰にも……」

侑「……ごめん」

歩夢「謝らないで……」

歩夢「……栞子ちゃんと、幸せにね」

侑「歩夢っ、僕は歩夢のことは、どんな関係でも……大切に思ってるよ」

歩夢「……ありがとう、侑くん。でも、今はその言葉は……あの子に、言ってあげてね」

★★★
──現在。

栞子「野暮用?」

侑「まぁ、いろいろとね」

417名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 01:06:46 ID:EfdDyM0Y
今回はここまで。
次回ようやくくっつきます。だいぶかかりましたね。また明日に。

418名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 01:17:33 ID:.mMgYhgw
歩夢ちゃんからしたら面白くないわな
作中でも真に受けてる子が少ない中真面目なのが裏目に出てて悲しい

419名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 04:18:57 ID:pqoCSdBs
歩夢ちゃん……

420名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 06:49:34 ID:TIBHRXs2
ラブレターという方法を取るのは栞子ちゃんっぽいかも。歩夢ちゃんは今度はとか誰にも敵わないとか、負の方向のパワーがどんどん貯まってそう…

421名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 06:54:24 ID:/kPPPAMI
最低でもあと3回はフラれるんだよな…

422名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 14:35:14 ID:KQDjnkxE
セガコラボスタンプで意外な一面の栞子×歩夢

423名無しさん@転載は禁止:2021/04/28(水) 23:56:45 ID:EfdDyM0Y
侑「それで……伝えたいこと、って」

栞子「それは──」

さっきまで練習していた言葉が出てこない。
具体的に、どうして好きになったのか、どんなところが好きなのかを伝えたいのに。

言葉にできない。

424名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 00:01:01 ID:CxqH/kV2
何度も伝えたかった言葉が、胸の奥につっかえて。
勇気が臆病風にふかれる。

栞子「わたし、は……」

侑「……」

それでも……。

栞子「私は……!」

産まれて初めての、この感情を、あなたに伝えたいから。

425名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 00:01:32 ID:CxqH/kV2
https://youtu.be/FtGrJkXuC60

FUNKY MONKEY BABYS 『告白』

426名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 00:09:28 ID:CxqH/kV2
栞子「あなたの事が……大好きなんです!」

侑「……っ」

栞子「一生懸命なところが好きです」

溢れた想いは、止まることを知らず。

栞子「優しいところが好きです」

なんだ、拍子抜けです。

栞子「おっちょこちょいだけど、たまに見せるかっこいいところが好きです……」

伝えてしまえば、言いたいだけ言ってしまえば。

栞子「小さな変化に気付いてくれるところが好きです!」

もっと、たくさん伝えたい。

栞子「私を、栞子ちゃんって呼んでくれるところが好きです!」

そんな子供みたいなことじゃなくて、もっと上手な言葉を言いたい。だけど、今の私には無理です。
もう、こんな言葉しか、出てこないんです。

栞子「あなたの全部が大好きです……! だから……私の、恋人になってほしいです」

427名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 00:15:39 ID:CxqH/kV2
呼吸が乱れる。
信じられないくらい、顔も熱い。
胸が苦しい。
心が押しつぶされそうで、高咲さんの返事を待つ、このたった数秒でさえ、永遠に感じた。

けれど、やはりそれは……刹那でしかない。

侑「本当に……可愛いね、栞子ちゃんは」

栞子「た、高咲さん……?」

侑「僕も、栞子ちゃんのこと、好きだ」

栞子「へ──」

頭の先まで、何かが伝う。

いま、なんて──

侑「僕も、栞子ちゃんと……恋人になりたい」

栞子「ぅ──」

叫びだしそうになる。
口を抑えて、こらえる。その代わりに、涙がとめどなく溢れる。

栞子「た……高咲さん!」

侑「おっと」

たまらず、高咲さんの胸の中に飛び込んでしまった。
高咲さんは、そんな私を抱きしめてくれる。

侑「……これからは、もっとよろしくね」

栞子「っ、はい……!」

★★★

428名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 00:40:35 ID:CxqH/kV2
こうして、私と栞子ちゃんは付き合う事に。

……いやぁ。それにしても、栞子ちゃんがあんなに情熱的に告白してくるなんて、思わなかった。 

侑(ふふ、こりゃあ日頃の栞子ちゃんも、すっごく甘々でデレデレになってたりして──)

★★★

栞子「高咲さん! この書類はなんですか! ここと、ここも誤字、期日のミス! もう生徒会に入ってからしばらくが経つのですから、これくらいしっかりしてください!」

全然そんなことなかった。

侑「い、いやはぁ〜、その……」

栞子「そのもなにもありません! まったく……」

他のメンバーも「まあまあ……」とか「そのへんで……」とか収めてくれる。

──生徒会メンバーには、付き合っていることは話していない。

面倒事を避けるために、あまり言いふらさない方が良いだろうという理由からだ。

……この調子じゃ、バレそうにもないけど。

429名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 00:48:02 ID:CxqH/kV2
栞子「内容もわかりにくいですから、これは作り直しです」

侑「えー! 今日?」

栞子「な・に・か?」

侑「なんでもないです……」

A宮「……じゃあ、私達は先に帰りますね」

栞子「はい。お疲れ様でした」

A宮「……」

栞子「……」

A宮(二人きり!)

栞子(……ですね)

★★★

私と栞子ちゃん以外は帰り、生徒会室には私達二人に。

侑「ふう……」

栞子「……」

栞子ちゃんが黙って立ち上がる。
まずい! 今のため息が不満に感じ取られたか?!

……と、思っていたら。
栞子ちゃんは、私の隣の椅子に腰掛けた。

栞子「……あの、さっきはごめんなさい。強く言い過ぎて……」

侑「えっ? あぁいや、でも悪いの僕だし……」

栞子「……私、可愛くないですよね。いつも怒ってばかりで……」

侑「そんなことないよ! 栞子ちゃんは怒っててもかわいいよ!」

430名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 00:57:31 ID:CxqH/kV2
栞子「……ありがとう、ございます」

そういうと、栞子ちゃんは私の肩に頭を預けてきた。

栞子「手……」

侑「ん……」

栞子ちゃんの両手が、私の左手を包む。
指先を揉んだり、指の間に挟んだり。

栞子「……少し前までは、いえ……初めて会ったときは、こんな関係になるなんて、思いもしませんでした」

侑「実は僕も……めぐり合わせって、不思議だよね。……あの頃は、栞子ちゃんはもっとツンツンしてたなぁ」

栞子「や、やめてください……昔の話です」

侑「まぁね。……でも、栞子ちゃんはさ、まだ……そうだな、頼ることはもうしてくれるけど……そう、甘えるって事、しないじゃない?」

栞子「甘える……?」

431名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 01:00:59 ID:CxqH/kV2
侑「うん。もしかしたら、誰にも甘えられない状況とかだったのかもしれないけど……今はさ! 僕がいるんだから、なんでも言ってみてよ! してほしい事とか、お願いしたい事」

栞子「してほしい、事……ですか」

侑「うんうん」

栞子「高咲さんに、ですか?」

侑「そうそう!」

栞子「……」

侑「そんな難しく考えなくていいからさ、栞子ちゃんが、自分の思うまま、僕がこんなことしてくれたら嬉しいな〜、ってことを言ってくれたら、僕は頑張るよ!」

栞子「……そう、なんですね……じゃあ、一つ……いいですか?」

侑「お、なになに?」

栞子「あの……あ……でも、やっぱり……」

432名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 01:03:17 ID:CxqH/kV2
侑「遠慮しないでいいんだよ」

栞子「……」

栞子「じゃあ……高咲さん」

侑「うん!」


栞子「毎日、おはようと、おやすみのキス……してほしいです……」

侑「……」

侑「ぅえ?」

433名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 01:06:06 ID:CxqH/kV2
ちょっと待て。

侑(流石に予想外だよ!)

まだ私達、キスしてないから!
今してほしい……なら、すごくよくわかる!
飛ばしてくるね! 栞子ちゃん、案外!

栞子「あっ、あの! やっぱり今のは……」

侑「いや、いいよ」

栞子「なかったことに、へっ、ええっ……!」

もう頭の中で情報が飛びすぎてわけわからなくなっている様子の栞子ちゃん。

侑「……もうおはようのは出来ないけど」

栞子「あ……」

侑「おやすみのなら、出来るよ」

434名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 01:14:26 ID:CxqH/kV2
しん、と音が消えるようだった。
さっきまでの空気とは違う。

栞子「高咲、さん……」

侑「……」

栞子ちゃんの肩に手を置く。

侑「ほら、目、閉じて」

栞子「あっ……!」

すると、ぎゅうっ、と目をつぶる。
緊張しているのが丸わかりだった。

それをみると、なんだかこっちは落ち着きを手に入れられた。

侑「ん……」

栞子「んぅっ……!」

唇に触れる。
触れるだけだ。
でも、それでも。
私達にとっての、ファーストキス。
あまりにも、刺激的なんだ。

侑「……どう?」

栞子「……」

ぽわ、とした顔。
よくわからない……と言いたげだ。

栞子「……まだ」

侑「ん?」

栞子「毎日、朝と帰りで2回ですから……あと一回、朝の分として……もう一回……」

侑「ん、いいよ……」

もう一度キスをした。
今度は少しだけ、栞子ちゃんの唇を食む。
栞子ちゃんも、それに返してくれる。

唇が離れると、耳たぶまで真っ赤になっていた。

栞子「……こんなのを、毎日してもいいんですか?」

侑「いいよ。……生徒会室で、二人きりになれたら、ね」

435名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 01:15:55 ID:CxqH/kV2
今回はここまで。
栞子でやりたかったことは出来ました。
あとは終わりに向かって行きます。次の√は今度こそエマです。

また明日に。

436名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 02:51:26 ID:qlOqJeVg
大胆なおねだり可愛い

437名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 04:35:08 ID:WCgX1RbM
やっべぇ!
可愛すぎる!!

438名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 07:57:21 ID:KHd1t6C.
ンンンンンたまらん…破壊力高すぎるぜ……

439名無しさん@転載は禁止:2021/04/29(木) 08:13:14 ID:oCApaI4E
恋愛に疎いから逆に大胆なことをしちゃうっていうのはありそう

440名無しさん@転載は禁止:2021/05/01(土) 01:04:45 ID:lCu128X6
明日再開。

441名無しさん@転載は禁止:2021/05/01(土) 19:09:49 ID:lCu128X6
★★★
 
家に帰ってから、冷静になってみると。

侑「明日から毎日栞子ちゃんにキスできるのか……」

しかも2回。

侑「……」

毎日が遠足前みたいな気分だ……。
そわそわして眠れない。

442名無しさん@転載は禁止:2021/05/01(土) 21:38:29 ID:oN4zTSMQ
歩夢もしかして他ルートの記憶引き継いでる?

443名無しさん@転載は禁止:2021/05/01(土) 22:24:26 ID:5LjWCw5A
「私、誰にも」ってところはそれっぽいよね

444名無しさん@転載は禁止:2021/05/01(土) 22:38:11 ID:fIH9yzfI
1のssシリーズ見始めてから推しが決められなくなってつらい
3rd誰の色振ろう

445名無しさん@転載は禁止:2021/05/02(日) 00:39:42 ID:HG1poBK.
侑「大事に、しないとね……」

可愛い彼女を……。

★★★

栞子「……」

唇に触れる。
もうそれは、私だけの唇じゃない。
まだ少し、高咲さんの温もりが残っている気がする。

446名無しさん@転載は禁止:2021/05/02(日) 00:51:39 ID:HG1poBK.
これが毎日……。

栞子「すごいです、すごいです……」

これが、彼氏、彼女の特権。
私、ものすごい世界に入ってしまいました。

栞子「うふ、ふふふ……」

★★★

侑「ふぁあ〜あ……」

いつも通りの通学路。
変わらない朝。
一つ違うとすれば、一つ変わったことがあるとするならば。

栞子「高咲さん、おはようございます」

侑「おはよう、栞子ちゃん」

朝は待ち合わせをして、一緒に行くことにした。

447名無しさん@転載は禁止:2021/05/02(日) 01:45:39 ID:HG1poBK.
バレないように隠していくんじゃなかったのか、って?
それはそうだけど、やっぱり私達には、こういうことが必要だから。

侑「そういえばもうすぐクリスマスも近付いてくるね。……やっぱり僕としては、その日デートとかしたいんだけど……」

栞子「私も同じ気持ちです。……クリスマスは予定を開けておきます」

侑「そっか! 良かった」

栞子「……あの、高咲さん」

侑「うん?」

栞子「その……朝の分……」

侑「あ……あー……こ、ここで?」

栞子「……今がいいです」

侑「……」

周りを見渡す。
誰もいない……なんて都合のいいことはなく、通学、通勤中の人たちがそれなりにいる。

隙を見て、一瞬でやるしかない。

448名無しさん@転載は禁止:2021/05/02(日) 20:50:54 ID:wJdUlfb.
もう抑えが効かなくなってるのが可愛い。周囲にバレるの時間の問題そう

449名無しさん@転載は禁止:2021/05/03(月) 15:32:23 ID:H89Hw3L2
侑「……こっち向いて」

栞子「あ……」

頭に手をおいて、触れるだけのキス。
それだけでも、朝からの栞子ちゃんの唇は強烈だった。

栞子「……」

侑「……、おはよう」

栞子「……おはよう、ございます」 

私達はお互いに赤面して、またあるき出す。

★★★

それからは授業中も悶々とした。

侑(さっきあの子とキスしたんだよね……)

その事実だけで、集中できない理由としては十分だった。

450名無しさん@転載は禁止:2021/05/03(月) 17:30:33 ID:QKKNM1Mk
振られたからもう絡んではこなさそうだけど歩夢はこういうの目撃しちゃう可能性あるんだよな
しかも一度の失恋じゃなく今までの失恋の記憶もあるかもしれないというね

451名無しさん@転載は禁止:2021/05/04(火) 00:50:34 ID:3wrnYtck
侑(やばいよねぇ……)

そんな贅沢が許されるなんてさ……。

★★★

栞子「……では、本日はここまでにします。みなさん、お疲れ様でした」

本日の生徒会活動、終了。
そして当たり前のように、私達二人は残る。

侑「なんだか、今日は一日が長かった気がするよ」

栞子「私もです」

452名無しさん@転載は禁止:2021/05/05(水) 23:26:15 ID:OHA4zN7Q
もう残るような理由はない。
私達二人も、下校するだけ……なんだけど。

侑「ほら、おいで、栞子ちゃん」

栞子「は、はい……」

ソファに腰掛ける。

栞子「……あの」

侑「うん。わかってる……」

顔を合わせると、栞子ちゃんは目を閉じる。
私も同じく目を閉じて、唇に神経を集中させる。

栞子「んっ……!」

まだ声が出てしまうようで、そんな高い声が漏れる。

453名無しさん@転載は禁止:2021/05/05(水) 23:44:27 ID:OHA4zN7Q
侑(わぁ〜……甘い香り……)

もっと、もっとそれを味わいたい。

侑(……舌入れたら、怒るかな……?)

もっと栞子ちゃんのことを味わいたい。
そんな欲望に逆らえず、私は唇の隙間から、栞子ちゃんの口内へと舌を侵入させる。

栞子「んぅっ!?」

体がビクッとはねる。
何が起きているのかわからない、そんな様子を感じ取れた──

★★★

これは。
こ、これは……。

栞子(し、舌、が……!)

454名無しさん@転載は禁止:2021/05/06(木) 21:16:15 ID:7mz5jF9E
びっくりして引いちゃうのか、ますますのめり込んじゃうのか、どちらでもかわいい

455名無しさん@転載は禁止:2021/05/07(金) 01:34:56 ID:q4d2fRuo
明日再開。
卒業の話あたりで多分終わります。

456名無しさん@転載は禁止:2021/05/07(金) 02:50:11 ID:vUQaW0Q6
楽しみ
えっちも楽しみ

457名無しさん@転載は禁止:2021/05/07(金) 06:08:10 ID:Cbe.yVzc
ないよ

458名無しさん@転載は禁止:2021/05/09(日) 01:18:22 ID:KVlNewAE
力が、抜ける。
指先、舌先、頭の先。
全てが痺れる。

まるで口から流されたのは、その手の毒かのように。

栞子「ぅん、ん……」

私はただ受け入れるがままになってしまう。
口内を侵略されて、白旗宣言を。

459名無しさん@転載は禁止:2021/05/09(日) 01:44:09 ID:KVlNewAE
栞子「んぅ、んっ……!」

★★★

侑「……!」

最初は舌を這わせているだけだった。
だけどそれは、次第に絡み出した。

侑(栞子ちゃんも……舌……)

栞子「んぅ、ぅん……」

ビリビリくる。
頭に血がのぼる感じ、たまらない。
興奮してる。

唇が離れると、お互いの口から伸びた唾液が糸を引いていて、橋のようだった。

栞子「は、は、激しすぎです……」

侑「ごめん、つい……ん?」

栞子「ど、どうしました?」

侑「いや、ふふ。いや笑っちゃだめなんだろうけどさ」

私はとりあえず、栞子ちゃんにハンカチを渡した。

侑「鼻血、でてるよ」

460名無しさん@転載は禁止:2021/05/09(日) 01:47:10 ID:KVlNewAE
栞子「えっ、え?!」

栞子ちゃんはまさに血が登っていたようだった。

栞子「す、すみません!?」

侑「はは、何に謝ってるの。ほら、はやく拭きなよ」

私は笑うけど、栞子ちゃんは本当に恥ずかしいみたいで、顔を見せてくれない。

栞子「こんなところ……見ないでください」

侑「どうして?」

栞子「は、恥ずかしいからですよ!」

461名無しさん@転載は禁止:2021/05/09(日) 07:36:17 ID:/PPp3fw6
可愛い…

462名無しさん@転載は禁止:2021/05/09(日) 22:34:49 ID:B2HbkeqM
この栞子ちゃんはキス以上に進んだらどうなってしまうんだ

463名無しさん@転載は禁止:2021/05/10(月) 00:50:30 ID:IcZwMLp.
白いハンカチが赤く染まっていく。

侑「……」

いや、いかん。
そこに興奮するのはちょっと危ないぞ。

栞子「すみません、これは……新しいものを後日お渡しします」

侑「いいよ、気にしないから」

栞子「私が気にします……」

まあそれはそれとして。

侑「鼻血がおさまったら帰ろうか」

464名無しさん@転載は禁止:2021/05/10(月) 01:04:02 ID:IcZwMLp.
★★★

侑「もうこの時間にもなると、寒いねぇ」  

栞子「そうですね。耳たぶが冷たくなります」

吐く息が白い。
少し遅れて、隣から別の白い息が流れてくる。

侑「じゃあ、また明日、だね」

栞子「はい、また……明日」 

栞子「……いえ、待ってください」

侑「ん? な、んにぃ……?!」

栞子「ん……」

不意打ちだった。
背伸びをして、私の唇に触れてきた。

栞子「……さ、さよならっ」

侑「ぇ、あ、ぁあうん、また、明日……」

……びっくりした。

侑(意外と大胆なところ……あるんだな……)

465名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 03:45:11 ID:qjROvsMk
初々しさと大胆のあいだ

466名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 13:55:12 ID:G1Ikx592
★★★

さて、ここで一つ自問自答です。
キスを達成した次、私が栞子ちゃんとしたい事は?

侑「エッチしたい……」

当然の欲求だった。
……元々付き合う前から栞子ちゃんで抜いてたんだから、そりゃ浮かび上がるだろう。

侑「いやでもまだ順序ってものもあるか……」

まだ付き合い出してから、そこまでの日が経っていない。
そんなすぐしたがったら、ちょっと嫌がりそうだし……。

侑(でも普通、どれくらいで誘ったりして良いのかな)

467名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 16:11:16 ID:G1Ikx592
……クリスマスとか。

侑(いや、狙い過ぎかな……)

クリスマスにエッチできたら、その、なんだ。
雰囲気も相まってそれはそれは最高なんだろうけど。

侑(いや、うぅ〜ん……)

どう考えたところで、結局私はあの子とそういう事がしたいんだ。

侑(はぁ〜しんど……)

468名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 16:40:59 ID:LYNTnHF6
ダメです、絶対に認めません

469名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 17:09:50 ID:G1Ikx592
★★★

かすみ「え〜! じゃあクリスマスはデートってこと!」

栞子「ま、まぁそうなります」

しずく「クリスマスに……とってもロマンチックですね」

璃奈「あと1ヶ月」

栞子「ま、まあ特に深い意味はありませんけど」

かすみ「あ〜でもこれで……」

栞子「?」

かすみ「しお子も『卒業』か……」

栞子「卒業?」

しずく「たぶん……」

しずくさんが耳打ちで、かすみさんが何を言いたかったのかを教えてくれた。

しずく「……って事かと」

栞子「なっ、ななな……!」

470名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 17:28:10 ID:G1Ikx592
栞子「わ、私は……そんな……」

かすみ「……いや、ぶっちゃけだよしお子」

かすみ「興味ない? その、えー……せ……ックス」

栞子「そ、それは……」

しずく「確かに栞子さんはその気になれば……」

栞子「だ、だめです! そんな……破廉恥な……」

璃奈「でも栞子ちゃん。高咲先輩は栞子ちゃんとそういうことしたいかもしれない。その時はどうするの?」

栞子「その時は……私は……」

471名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 17:48:41 ID:G1Ikx592
どうするのでしょう……。

★★★

それでも、毎日のキスだけは必ずする。

栞子「んぅ……ん……」

これでは、その手の事に興味がないだなんてとてもじゃないけれど言えない。

いえ、ほんとうはわかっている。
興味は、ある。
だけど……。

栞子(私の方から、してみたいなんて言えない……)

それにキスだけでもうこんな……。

栞子「ぷは……はぁ……はぁ……」

侑「……今日は鼻血出なかったね」

栞子「そ、そんな何度も何度も出ません……」

472名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 17:58:03 ID:G1Ikx592
今回はここまで。
また明日に

473名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 18:01:18 ID:V9BiTpdM
ラ板で壊されがちな脳が回復する
本当にありがとう
可愛い栞子ちゃん助かる

474名無しさん@転載は禁止:2021/05/11(火) 19:10:15 ID:F9kmwSL.
キスで鼻血が出るほど興奮するならちょっと言い方あれだけど下着が少し湿ったりしてる時もありそう

475名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 00:12:49 ID:gnT2q6AA
破廉恥です、いけません
男女の関係を持つなんて淑女たるもの結婚するまで許されませんわ

476名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 07:48:53 ID:qaz.Xuh.
侑「ふぅん……じゃ、もうちょっと……」

栞子「ぁ……」

互いの唾液がねちっこく混ざり合う音が頭に響く。
……もはや中毒に近い。
朝起きる度、これを望む私がいる。

果てしなく肉欲を望んでいる……!

栞子「はぁっ……!」

侑「……?」

★★★

その日は、なんだかいつもよりも。
キスが激しかった。

栞子「……高咲、さん」

まっすぐ、私の目を見つめている。
赤く火照った顔、いじらしいほど潤んだ瞳。

侑「……な、に」

栞子「私──変なんです」

侑「……変?」

477名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 07:49:29 ID:qaz.Xuh.
侑「ふぅん……じゃ、もうちょっと……」

栞子「ぁ……」

互いの唾液がねちっこく混ざり合う音が頭に響く。
……もはや中毒に近い。
朝起きる度、これを望む私がいる。

果てしなく肉欲を望んでいる……!

栞子「はぁっ……!」

侑「……?」

★★★

その日は、なんだかいつもよりも。
キスが激しかった。

栞子「……高咲、さん」

まっすぐ、私の目を見つめている。
赤く火照った顔、いじらしいほど潤んだ瞳。

侑「……な、に」

栞子「私──変なんです」

侑「……変?」

478名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 07:49:41 ID:qaz.Xuh.
侑「ふぅん……じゃ、もうちょっと……」

栞子「ぁ……」

互いの唾液がねちっこく混ざり合う音が頭に響く。
……もはや中毒に近い。
朝起きる度、これを望む私がいる。

果てしなく肉欲を望んでいる……!

栞子「はぁっ……!」

侑「……?」

★★★

その日は、なんだかいつもよりも。
キスが激しかった。

栞子「……高咲、さん」

まっすぐ、私の目を見つめている。
赤く火照った顔、いじらしいほど潤んだ瞳。

侑「……な、に」

栞子「私──変なんです」

侑「……変?」

479名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 07:50:18 ID:qaz.Xuh.
侑「ふぅん……じゃ、もうちょっと……」

栞子「ぁ……」

互いの唾液がねちっこく混ざり合う音が頭に響く。
……もはや中毒に近い。
朝起きる度、これを望む私がいる。

果てしなく肉欲を望んでいる……!

栞子「はぁっ……!」

侑「……?」

★★★

その日は、なんだかいつもよりも。
キスが激しかった。

栞子「……高咲、さん」

まっすぐ、私の目を見つめている。
赤く火照った顔、いじらしいほど潤んだ瞳。

侑「……な、に」

栞子「私──変なんです」

侑「……変?」

480名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 07:57:29 ID:qaz.Xuh.
栞子「……正直に言います。私、高咲さんと……もっと先のことを……してみたいです」  

侑「え……」

栞子「もしかしたら、こんな事を思うのはまだ早いし、順序を飛ばしているのかもしれません……だけど、これ以上はもう、おかしくなってしまいそうなんです」

栞子「……キスだけで、こんなに……信じられないくらい、興奮して……」

侑「し、栞子ちゃん……僕も、同じ」

栞子「高咲さんも?」

侑「僕だってしたい、もっといろんなこと。……当たり前だよ、キスだけなんて……嫌だ」

481名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 08:15:47 ID:qaz.Xuh.
栞子「……」

そう伝えると、栞子ちゃんは無言で抱きついてきた。
甘えるように。
そして、耳元で振り絞るように言葉を続けた。

栞子「……今日、両親は仕事で遅くなるので……夜まで誰もいないんです」

★★★

──今日は、いつもの分かれ道で、私達は分かれることはなかった。
栞子ちゃんの家へ、二人で向かっている。

会話が無い。
というよりも、何を話せばいいのかわからない。

482名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 08:21:38 ID:qaz.Xuh.
栞子「あ……すみません、少しコンビニに寄ります」

侑「あ、う、うん。わかった」

★★★

栞子「……」

……。
過去、最大級の勇気をさっき振り絞ったところですが。
二度目の最大級の勇気を出さなければいけない瞬間が、もう来てしまった。

栞子(と、とりあえず……いや、でも……万が一……)

スマートやら、ビッグボーイやら。
……0.02㎜だとか、0.01㎜だとか。

栞子「……」

悩んだ挙げ句、私はようやく一箱……手にとった。

栞子(買ってきてください、なんて恥ずかしくて言えない……)

それでも、自分でこれを買うことが恥ずかしくないわけがない。

483名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 08:29:53 ID:qaz.Xuh.
でも、大事なことだから……。

「698円になります」

栞子「は、はい……」

小銭を取るのに手こずる。
焦っている。
早くここから居なくなりたい、そんな気持ちでいっぱいだった。

店員さんから、すごく見られている気がする。
他のお客さんから、これを買っているところを見られている気がする。
そんな気まずさや羞恥心から、代金を支払い私は逃げ出すように店内から出た。

484名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 08:32:44 ID:qaz.Xuh.
★★★

コンビニから出てきた栞子ちゃんを見て、私は遅過ぎるけど気付いた。

侑(そうだ! コンドーム買わなきゃだったんだ……!)

それなのに、栞子ちゃんに買わせてしまうというミス。
……これは申し訳ない。私が買いに行くべきだった。

侑「ご、ごめん……気付かなくて」

栞子「い、いえ……それよりも、はやく……行きましょう」

485名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 08:44:47 ID:qaz.Xuh.
★★★

手順なんてわからない。
家に入ってから、栞子ちゃんへの部屋に。
可愛らしい、ピンク色のベッドだった。
別に栞子ちゃんが女の子女の子してない、と言いたいわけじゃないけれど。
なんというか……ストレートに、可愛らしい部屋だと思ったんだ。

二人でそのベッドに腰掛ける。

栞子「……」

侑「……」

……これから、私達は。
もっと先に進む。

♡♡♡

栞子「ん……」

今日、3度目のキス。
おはようと、おやすみ。そして……気持ちよくなるためのキス。

侑「ん、ふ……」

誰の乱入も、邪魔もない状況。
お互い、加減が無くなってしまう。

486名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 15:01:25 ID:pNU51pnY
女の子から言わせてコンドームまで買いに行かせるとは

487名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 17:43:53 ID:qaz.Xuh.
侑「……いいんだよね」

栞子「は、はい……」

こんなに体が密着してのキスは初めて。
腰に手が。
抱き寄せられて、これからどうなってしまうのかに震える。
それを安心させてくれるかのように、優しくキスを続けてくれる。

栞子「んっ……!」

太ももに手が。
だけど、ただ置いただけじゃない。
スカートの裾ギリギリを触られる。
くすぐったいようで、……でも。

栞子(だめ……!)

胸が高鳴る。
この鼓動の音がきこえでるんじゃないかと思うくらい。

488名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 17:52:09 ID:qaz.Xuh.
そして、太ももから上へ。 
スカートの中に手が。
お尻に。
揉む、というより。撫でるように……。

侑「……っ、く……」

なにか、苦しそう顔の高咲さん。

栞子「高咲さん……? ……あ」

視線を下げると、いつかみてしまった時のように。
固く、硬くなっていました。

489名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 17:58:14 ID:qaz.Xuh.
高咲さんは申し訳無さそうに、私に言いました。

侑「ごめん、栞子ちゃん……っ、本当はもっと丁寧にしたかったんだけど……」

侑「我慢できない……」

その言葉の意味は。

栞子「!」

胸に。
手、ゆ、指が……!

侑「見せて」

栞子「は、はい……」

制服を脱いでいく。
ブレザー、シャツ、肌着……そして見せるのは、下着。

侑「……すごく綺麗な体」

栞子「あ、ありがとうございます……」

490名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 18:04:27 ID:qaz.Xuh.
興奮しているのか、高咲さんは私の胸に釘付けになっている。……あまり、大きくなんてないのに。

侑「わ……」

栞子「……っ……!」

そしてついに下着をも外し、上半身の全てを晒す。

★★★

侑「……」

感動していた。
こんなに、こんなに綺麗な体をした高校生がいるのかって。
絹みたいな肌、嘘みたいに綺麗な桜色の乳首。
控えめだけれど、美乳と呼ばれるにふさわしい胸。

たまらず両手で包み込んでしまった。

栞子「んっ……!」

鳥肌がたつ。

侑(夢みたいだ……)

491名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 18:04:50 ID:qaz.Xuh.
今回はここまで。
また明日に。

492名無しさん@転載は禁止:2021/05/12(水) 20:52:47 ID:BIftbv12
こんなところで止めないでくれ!

493名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 04:32:37 ID:Sh6FUh7E
三船栞子マジで嫌いだけど主の文才に負けて勃起してしまった
悔しい

494名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 06:02:09 ID:dfsVa3zY
いちいちそんなレスするとか塩餡ってやっぱガイジだし顔を真っ赤にして叩いてる栞子以下の人間性なんだな

495名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 07:54:12 ID:WcdTc31o
だけどこれは現実。
その両の手におさまる物が、それを認識させる。

手に吸い付くような、2つの膨らみ。
一生触っていたい。

栞子「高咲さん……!」

もう恥ずかしさが頂点に達している様子の栞子ちゃん。
そういう顔が尚更そそる。

私は栞子ちゃんをベッドに押し倒す。
その拍子にぷるんと胸が揺れる。そんな一瞬を見逃さないほど、私は釘付けになっている。

侑「んむ……」

栞子「ひゃっ……!?」

かぶりつく。
乳首を中心に胸に吸い付いた。

496名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 08:03:57 ID:WcdTc31o
気のせいかもしれないけれど、ほのかに甘みを感じる。

栞子「はっ、はぁっ、んんっ……!」

★★★

体中の全神経が、胸に集中している。
何度かに一度、乳首にたまらない刺激がやってくる。
たまらず私は声が出てしまう。

高咲さんが私の胸を……。

栞子(私を、求めてくれてる……)

へそ下辺りが、うずいた。
喜びを、悦びを感じている。

栞子(まだ……)

まだ、胸だけなのに。

栞子(全て済んだとき……私は……)

497名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 08:19:35 ID:WcdTc31o
どうなってしまうのだろう──

★★★

胸だけでも一生触っていられそうだけれど。
栞子ちゃんの最も秘密なところ。

スカートの中に手を入れる。太ももからその先へ……すると。

ぬちゃり、そんな感触。
下着越しでも、すぐにわかる。
大洪水だった。

侑「わ……ぐっちょぐちょ……」

直接触っていないのに、これだけ……。

侑「……興奮したんだね」

栞子「……は、はい」

素直に認めてくれる。
あまりにも可愛らしかったから、思わずキスしてしまった。

498名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 08:26:09 ID:WcdTc31o
侑「全部脱がせていい……?」

栞子「っ、それなら……高咲さんも……一緒に」

そう言われて、それもそうかもしれないと、私も制服を脱いでいく。

残りは、パンツ一丁というところまで来た。

栞子「わ、わ……」

はち切れそうなほど勃起していた。栞子ちゃんの視線を奪うほど。

パンツのゴムが伸びそうだ。

★★★

侑「……最後、おろしてよ」

栞子「は、はい」

高咲さんは、自身の下着を指さしてそう言う。
見えないのに圧倒的な存在感を放つそれ。
ついに対面してしまう。
わたしは、心の準備をして、ゆっくりと高咲さんの下着をおろした──

すると、押さえつけられていた雄の象徴が、リアルとなって私の、文字通り目前に現れた。

栞子「あ、ぁ……あ……」

硬直する。
これが。
これが、高咲さんの。

栞子(こ、これが……本当に、入るんですか……?)

499名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 08:37:32 ID:WcdTc31o
先っぽから、透明の液体が滲んでいる。
これがいわゆる、カウパーとか、先走り……と呼ばれる、あれなのでしょうか。

……私が濡れてしまっているのと、同じこと、か。

侑「……っ」

私が見出してから、ビクついて、さらにカウパーが溢れ出す。……それだけ興奮してくれているということでいいのでしょうか。
だとしたら、私も……高咲さんが望むことをしてあげたい。

栞子「高咲さん……私、どうしたら……私が何をしたら、悦んでくれますか……?」

侑「……い、いいの? お願いしても」

栞子「はい。……私、高咲さんのためなら……なんでもします」

侑「っ! ……じ、じゃあ……フェラしてほしい」

栞子「フェラ……」

知っている。
AVで何度も出てきた……口淫とも言う、咥えて……気持ちよくなってもらうもの。

栞子「初めてなので、気持ちよくできないかもしれませんが……が、がんばります」

意を決して、私はまずは口いっぱいに咥えこんだ。

栞子「んぅん……!」

侑「ぅわ……!」

舌先に、カウパーが絡まる。
少し酸味があり、粘りっ気がある。

500名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 09:47:21 ID:LAB0Gnlo
心理描写があってさらに興奮する。初々しくて本当に可愛いな

501名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 11:31:41 ID:OOAcnkVY
胸が小さめの子はおっぱいも敏感っていうよね

502名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 17:27:02 ID:WcdTc31o
生臭さと、独特な感触に抵抗はある。
でも、この熱さと固さに愛おしさすら覚える。

咥えているだけじゃ始まらない、私は不慣れながらも少しずつ口を動かせる。
唾液をたっぷり含ませて、歯を当てないように……。

栞子「んむ、ん……」

上下に動く度に唇の隙間から、潤滑油となる唾液が溢れる。
それを啜ると響く水音が自分が出している音だと思うと、また興奮してしまう。

503名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 17:51:07 ID:WcdTc31o
侑「ぅ、ぁっ、ぁあっ……!」

咥えている高咲さんのソレが、口の中でビクっと時折震える。

苦しそう……いや、これは……。

栞子「ん……高咲さん、気持ちいいですか……?」

侑「めちゃくちゃ気持ちいい……」

★★★

今までに、味わったことのない快感。
愛しい彼女が、一生懸命に尽くしてくれる。
こんなのが気持ち良くないわけない。

妄想じゃない、現実……。

侑(やばい……)

全然耐えられそうにない。
もっともっと、これを感じていたいけど……!

侑「ぁぁっ、はぁっ、ぅあ……!」

栞子(高咲さん……気持ち良くなってくれてる……! もっと……もっと……!)

もう限界……そう感じていたときに、栞子ちゃんの動きが早くなる。
予想外のテンポアップに、私は意表を突かれたし、なにより……!

侑「あっ、まっ、待って待ってっ、でるっ、もうっイッ……!!」

一気に睾丸がきゅうっと縮こまる感覚、精液が込み上がってきてもう止められなかった。

侑「うぁっ……!!」

栞子「んむっ……!?」

そのまま栞子ちゃんの口の中で射精。
オナニーと違って、出している最中も口の中で、温かい。敏感なままの物がずっと気持ちいいまま。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい!

侑「ぅぁぁあ〜……」

夢見心地だ。

侑「さいっこう……」

★★★

504名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 18:08:53 ID:WcdTc31o
★★★

栞子「んっ、んんっ……」

口の中に、不思議な味、食感が広がる。
ゼリーとも違う、粘っこくて、上手く言い表せない。
味も、体液とはこういうものなのかと驚く。しょっぱいような、苦いような……。

栞子「んん、ふ、ん……」

とくとくと、射精が終わるのを待つ。

栞子(口の中、一杯に高咲さんのが……)

飲み込むと喜んでくれると言うけれど、今の私にはまだ難しい。

505名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 18:16:05 ID:WcdTc31o
今回はここまで。
また明日に

506名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 21:49:47 ID:JsXJF1T2
初めてで栞子ちゃんのフェラとか暴発もやむなし

507名無しさん@転載は禁止:2021/05/13(木) 22:41:00 ID:LAB0Gnlo
もっと気持ちよくなって欲しくてフェラに一生懸命な栞子ちゃん可愛い

508名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 07:51:33 ID:MCo9dMB6
口から精液が溢れないように引き抜く。
粘液でテラテラとしたモノからも、生臭さは残っている。
でも嫌じゃない。

栞子「ん、んー、ん……」

侑「あ、ぁあごめん……ティッシュ……」

高咲さんがティッシュを手渡してくれたので、私はそこに口の中の精液を吐き出す。

栞子(こんなにたくさん……射精してくれた……)

そんなことで嬉しくなる。
……私もはしたない事を、考えてしまうようになったものだ。だけど全部高咲さんのせいなんです。

侑「今度は、僕が尽くす番」

栞子「あ……」

下着に両手がかかる。
ゆっくりと下ろされて、ついに私も一糸まとわぬ姿となってしまった。

侑「うわっ……えっろ……」

その言葉が出たとき、私はひどく狼狽えた。
……どうやらあまりにも濡れてしまっていて、下着を下ろしたとき、糸を引いていたようで。

侑「指、すんなり入りそう……」

そしてついに高咲さんの指が、私の秘部に。
割れ目を指の腹で撫でられる。

それだけで、私にとっては未知の領域。

栞子「はっ、ぁぁ……!」

寝転ぶ私と一緒に、隣で横になって、私の下半身を責めてくる。

右腕で責めて。
左腕を、枕のようにして私を抱き寄せて、その左指で乳首をいじられる。

509名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 08:07:04 ID:MCo9dMB6
……頭がくらくらする。
こんなに、異次元の世界が突然やってきて。

体と心が幸せになって……。

侑「舌、だして……」

栞子「んぁ……」

もう言われることは全てなすがまま。
もう舌をからめるキスは当たり前。

栞子「ん、ん、ぅ……!」

圧倒的な違和感。
体の中に、何かが侵入してくる、異物感。

栞子(ゆ、指、が……!)

★★★

侑(うわっ、きっつ……指一本で)

中指をゆっくりと膣内にいれる。
これだけ濡れているのに。凄まじいキツさだった。
指を入れている、こちらが気持ち良いくらいだ。

栞子「あっ、ぁぅあ……!」

侑「栞子ちゃん、すっごい締り……」

呆気にとられていると、栞子ちゃんから驚きの事実を伝えられた。

栞子「あ、あの……高咲さん……私……」

侑「ん……なに?」

栞子「……い、今まで……自分でも、したことないんです。その……オナニー、も……」

侑「……え?」

510名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 08:09:50 ID:MCo9dMB6
……え?

栞子「だ、だから……優しく、してください……」

──あ。

侑(そんなこと言われたら……)

全部、教えたくなる。
女の子がどうやって気持ちよくなるのか。
全部、その体に教え込まないといけない。

侑「……うん。任せて……絶対気持ちよくして見せる」

511名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 08:29:46 ID:MCo9dMB6
もう少し続きます。

512名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 10:00:13 ID:GqcYKxno
体に教え込むってすごくエッチだな

513名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 10:01:58 ID:GqcYKxno
読んでて何となく思ったけど>>455の卒業の話までって学校卒業だと思ってたけど童貞卒業のことだったりするのかな

514名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 10:14:00 ID:sG0J0f02
もう少しどころかもっと沢山続けていただいて

515名無しさん@転載は禁止:2021/05/14(金) 16:08:31 ID:S.3ZRz0U
悪い先輩侑くんの本領発揮いいぞ

516名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 03:00:01 ID:hJ.U1clw
デレデレになったとはいえお堅いこの子がどうやって生中許すのか見ものですわね

517名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 05:42:51 ID:hhBISZlw
栞子「は、はい……んぅ……!」

胸の中で小さく声を漏らす。
吐息が熱い。

侑「ここ……クリトリスっていうところ。ちょっと触られるだけでも刺戟的でしょ」

親指の腹で少し押す。
愛液で乾きの心配はいらなかった。

侑「ちょっと最初はしびれる感覚が、痛いって勘違いするかもしれないけど……でもそれを気持ちいいって認識したら」

栞子ちゃんの耳元で、囁きかける。

侑「……頭おかしくなるくらい気持ちよくしてあげられるよ」

栞子「ふぁ……」

518名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 06:05:19 ID:hhBISZlw
★★★

今まで知らなかったことが、滝のように流れてくる。
受け止めることは不可能、押しつぶされてしまう。

栞子「うっ、く、ぁあっ……!」

声が我慢できない。
度々襲ってくる痺れに、体が嫌でも反応してしまう。

これが気持ち良いということなのでしょう。

栞子(でも、でも……!)

それが原因で声が、しかも自分が出していると思えない、甘い嬌声。
それが恥ずかしくてたまらなかった。

栞子「ん、んん……!」

両手で口を抑える。だけど高咲さんは、それを許してくれなかった。

侑「だーめ。……もっと聞かせて」

栞子「ぁえ……!?」

手を取られ、押さえていた手の代わりに、高咲さんの指が。
人差し指と、中指で私の舌を挟む。

栞子「あっ、ぁあっ、っあ……!」

クリトリスが熱を持つように、熱い。
それが伝播して、次第に体全身に広がり……。

栞子「まっ、まっへ、あっ、ぁっあっ、んんっ……!」

それが頭のてっぺんに到達した。
その時、私の視界は一瞬白くなりました。

栞子「あっっ……!」

体が震える。
呼吸を整える必要があった。

栞子(こ、これ、が……)

侑「……いまのが、イくってことだよ。気持ちよかった?」

私は、力なく頷く。

栞子「はぁっ……はぁ、はあ……」

519名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 06:23:10 ID:hhBISZlw
★★★

──箱から、コンドームを取り出す。

侑(ついに……)

封を破る力が、上手く入れられない。
一瞬表裏を間違えそうになったけれど、きちんとコンドームを装着。

栞子「んっ……」

リラックスしてもらうために、軽くキス。それと、左手で手をつなぎ合って。
もうお互いに準備は万端だった。

侑「……いれるよ」

栞子「は、っはい……!」

先っぽをあてがう。
ゴム越しでも、亀頭に伝わる熱だけで震えた。
まるで吸い付くようだ。
それに入り口から既にせまい。

ゆっくり、ゆっくり中に……。

侑「ううっ……!」

半分まで入る。
だけれど、半分入るまでの、温かい肉壁を突き進み、包まれる感じ。
わたしにとっては、極上の体験に近い。だけど栞子ちゃんは……?

栞子「っ……!」

侑「栞子ちゃん、大丈夫……?」

当然、血が滲んでいた。

栞子「はい……少し、痛いです……でも」

繋いだ左手を握りかえし。

栞子「それよりも、嬉しいです……高咲さんと、繋がれて……」

侑「っ……僕もだよ」

520名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 19:03:12 ID:hhBISZlw
ここで終わってもいいかな、と思っていたんですが、言い方はアレですけど栞子に飢えている方が多く見受けられたので、もうちょいやります。

521名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 19:43:52 ID:ZIwuN1oE
本当にありがとう。栞子ちゃん本当に可愛いから嬉しい

522名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 19:53:07 ID:5G4lJaOw
めちゃくちゃ助かります
本当にありがとうございます

523名無しさん@転載は禁止:2021/05/15(土) 22:21:44 ID:W/LKBc3g
たすかる

524名無しさん@転載は禁止:2021/05/16(日) 05:44:50 ID:3tlaGiaw
嬉しい

525名無しさん@転載は禁止:2021/05/16(日) 08:01:48 ID:PoyHVpsE
キスを多めに、私はゆっくりと腰を動かせる。
コンドーム越しでも、中の温もりが伝わってきてたまらない。
愛液が潤滑油となり、ストロークは一定のリズムを保っていた。

栞子「ん、ん、っん……」

その間もずっとキスを続けていた。
その時間は本当に幸せだった。

これ以上の幸せがあるのかと、疑問に思うくらい。

侑「っ、くっ、ぅぅ……!」

鼠径部同士がぶつかる音が艶めかしい。
パンパンパン、と小気味よく響く。

それが、なんというか、今セックスをしているのだという認識を更に強めた。

526名無しさん@転載は禁止:2021/05/16(日) 16:36:29 ID:PoyHVpsE
ベッドがギシギシと音をたてる。
夕焼けはもう沈みだしていて、少し暗い。

でも栞子ちゃんの体は全部見える。

侑(ぅぁっ……!)

今まで、ここまで固く勃起したことなんかなかった。
はち切れそうなくらい、昂っていて。

侑「し、栞子ちゃん……ごめん、僕……」

栞子「あっ……はいっ、出してくださいっ、高咲さん……!」

最後はキスをし続けて、無我夢中で腰を振り続けた。
中で果てる、最後まで。

侑「ぁあっあっ……!」

今日二度目の射精。
けれど一回目よりも激しく、気持ちよくて……。

侑(やば……溶けそう……)

527名無しさん@転載は禁止:2021/05/16(日) 16:48:52 ID:PoyHVpsE
★★★

栞子「あっ、ぁ……」

栞子(すごい……中で……ぴくぴくしてる……)

余裕のない表情の高咲さんの顔を見て、嬉しくなる。
私の体で、気持ちよくなってくれたのだと。

侑「うっ、ぁ……」

射精を終えて、ゆっくりと引き抜く。
コンドームの中には、たっぷりと精液が溜まっていた。

栞子「こんなに……」

侑「めちゃくちゃ気持ちよかったから……」

コンドームを引き抜くと、むわっと蒸れた臭い。
精液の濃い臭いが漂う鼻に届く。

まだ少しびくっと震えるソレの前に、わたしは顔を近づける。

侑「し、栞子ちゃん? どうしたの?」

栞子「……こういうとき、綺麗にしたら……嬉しい、んですよね?」

そう言い、わたしは高咲さんのモノを咥えた。

侑「わっ……!」 

栞子「んっ……んむ……」

栞子(たしか……尿道に残っているのを……)

手で搾り取るように尿道の管を、親指で押し上げながら、吸い付く。

少しずつ少しずつ、残っていた精液が出てくる。

侑「うわっ、ぁ〜……まじやば……」

わずかな精液は、飲み込んだ。
少し喉に絡まる。

栞子「ん……はぁ……」

……一通り、終わった、のでしょうか?

侑「……栞子ちゃん、お風呂入らない?」

栞子「……はい、そうしましょう」

★★★

汗と、疲れを洗い流すため浴室へ。
湯船に二人で入り、まったりとする。

私が高咲さんに抱えられるような体制。なんだかすごく落ち着く。

528名無しさん@転載は禁止:2021/05/16(日) 16:54:01 ID:PoyHVpsE
侑「……まだ親御さんは帰ってこないの?」

栞子「……もうそろそろかと思います」

侑「そっか……じゃああんまり長風呂はできないね」

栞子「……高咲さん」

侑「なに?」

栞子「私は……こういうことは結婚するまでするべきじゃないと、堅苦しく考えていたんです」

侑「うん」

栞子「……でも、そんなのは無理ですね。だって私今、高咲さんとする事が出来て……本当に良かったと思っていますから」

侑「……ありがとう。また、しようね」

栞子「はい……」

もうそろそろ、本当に両親が帰ってくる頃合いだ。
でも、その前に……。

もう一度、キスをしても……大丈夫ですよね?

★★★

529名無しさん@転載は禁止:2021/05/16(日) 21:56:32 ID:kydfJkcY
お掃除フェラまで予習してる真面目な栞子ちゃんかわいい

530名無しさん@転載は禁止:2021/05/17(月) 04:33:28 ID:6mEv4.V.
最初言ってた卒業までって童貞のことだったのか
すごいしょうもない疑問なんだけどこういう一流のエロss書きの人は自分の作品で抜けるのかな

531名無しさん@転載は禁止:2021/05/17(月) 07:26:52 ID:LurM4jjM
一流かどうかはさておき、自分では抜けないですね。
というか文章じゃどうしてもちょっと難しいです。

532名無しさん@転載は禁止:2021/05/17(月) 23:54:56 ID:LurM4jjM
★★★

侑「じゃあ、また明日ね」

栞子「はい。気をつけて帰ってくださいね」

侑「ありがと」

高咲さんは帰っていった。

栞子「……」

ほんの、2時間前。
あの人と交わっていた……そう思うと本当に不思議な感覚だった。

さっきまで、一緒に寝ていたベッド……。

栞子「……」

……ゴミ箱の中に。
さっき捨てたコンドームがある。

その生々しさが、本当に私は変わったのだなと自覚させられた。

栞子「この変化は……心地いい」

私はきっと今、幸せだ。

★★★

翌日。
全校集会での、生徒会長挨拶。

栞子「皆さん、おはようございます……」

いつものように、凛々しい姿。
きりっとして、威厳のあるスピーチ……なんだけど。

侑(昨日あの子としたんだよなぁ……)

あんな風に話してるけど……昨日私の咥えて……。

侑(ダメダメ、そんなこと考えちゃ……!)

533名無しさん@転載は禁止:2021/05/18(火) 00:16:52 ID:fZGJkHaU
★★★

基本的に、私達がゆっくりと会話できるのは、生徒会室でふたりきりになれた時。
大抵の場合は私がソファに座っている時に、栞子ちゃんが隣りに座ってきて、甘えるように体を寄せてくる。

栞子「高咲さん、クリスマスはどこで待ち合わせしますか?」

侑「そうだね、いろいろ行きたいし……」

クリスマスデートの予定を建てる。
どこに行き、何を食べたいとか、夜はどうしようかとか。

侑「イルミネーションとかも観に行きたいね」

栞子「はい、ぜひ……」

その日は健全に終わった。
……何かを期待してたわけじゃないよ?

★★★
数週間後。

今日は待ちに待った、クリスマス。
長い……気もしたけど、あっという間にやってきた。

侑(楽しみすぎて、約束より30分も早く来ちゃった……って思ってたのに)

栞子「あっ、高咲さん」 

侑「おはよう、栞子ちゃん……はやいね」

栞子「全然そんなことないです! 私も今来たばかりで……へくちゅっ……!」

可愛らしいくしゃみ。
口元を抑えた手を取る。

侑「わっ、冷た……いつからいたの……?」

栞子「……2時間」

侑「えっー!? だ、だめだよ〜! 今日寒いのに!」

栞子ちゃんの手を、ぎゅっと握って、暖めようとする。

侑「……よし、これはまずは」

栞子「?」

★★★

やってきたのはプール。ただし、温水のだ。
一瞬、栞子ちゃんがお化粧してたら……と思ったけどどうやらしてないみたいだし、問題はなさそうだ。

冷えた体は温めてもらおう。

水着は貸し出されているものを着て、中へ。

栞子「あ……あったかい……」

534名無しさん@転載は禁止:2021/05/18(火) 00:17:09 ID:fZGJkHaU
今回はここまで。

535名無しさん@転載は禁止:2021/05/18(火) 01:43:10 ID:fLdKQs9w
もしかしてイッチアマガミやったことある?

536名無しさん@転載は禁止:2021/05/18(火) 18:48:58 ID:fZGJkHaU
もちろんあります。
学生の時に初プレイして人生が狂いました。

537名無しさん@転載は禁止:2021/05/19(水) 00:03:22 ID:lYQ2OR8w
明日再開。

538名無しさん@転載は禁止:2021/05/19(水) 19:26:07 ID:UNsKTEP2
楽しみ

539名無しさん@転載は禁止:2021/05/19(水) 23:25:49 ID:lYQ2OR8w
手を取ると、ようやく少しだけ冷え切っていた手が、温まってきていた。

侑「次からは、もうあんなに待ってちゃだめだよ?」

栞子「はい……」

侑「でも、なんかそれを嬉しくなっちゃうのは……僕は変かな」

栞子「というと……?」

侑「それだけ楽しみにしてくれてたのかなって思うと、なんかね」

540名無しさん@転載は禁止:2021/05/19(水) 23:41:33 ID:lYQ2OR8w
栞子「……はい。とても、楽しみにしていましたから」

★★★

体も温まり、温水プールから出たあとは、予定通り街へ。
クリスマスということがやはり大きく影響しているのか、私達以外にも、カップルと見受けられる人たちが多くいた。

私達も、自然と手を繋いでいた。
一緒に隣同士で歩くだけで、幸せだった。

541名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 00:02:26 ID:6g1oHtXQ
こんな時間が、ずっと。
ずっと続けば、いいのにな……。

栞子「……侑さん」

侑「えっ、あ……名前……」

栞子「……いつまでも、高咲さん、では……他人行儀じゃないですか」

栞子「……嫌でしたか?」

侑「ううん、むしろ嬉しいよ! ……ねっ、もう一回呼んで?」

栞子「……侑さん」

侑「へ、へへ」

頬がこそばゆい。

侑「いま、本当に嬉しいよ」

それを噛みしめる。

★★★

しかしまぁ、夜も早いもので。
18時頃には、もうすっかり暗くなっていた。

侑「わぁ……みて」

栞子「雪……」

ホワイトクリスマスだなんて、最高にロマンチックだった。

イルミネーションに、キラキラと反射し、きらびやかさが更に増した。

侑「きれいだね、栞子ちゃ……」

別に何かが、違っていたわけではない。
ただ、雪と、イルミネーションの輝きに照らされた栞子ちゃんの横顔が。

いつもよりも、綺麗だったから。

侑「……」

言葉を失ってしまった。

栞子「……侑さん?」

たまらず、不意をついてキスをしてしまった。
少し、ひんやりしていた。

栞子「ひゃっ……!」

侑「ごめん、嫌だった?」

栞子「そ、そんなことは……」

542名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 00:13:30 ID:6g1oHtXQ
面と向かって、栞子ちゃんの顔をみる。
本当に、綺麗で、整った顔。
わたしにはもったいないくらいだ。

その顔が紅く、染め上がっている。

なんだか、このまま終わりたくはなかった。

侑「栞子ちゃん……今日、帰したくないんだけど……」

栞子「……!」

栞子ちゃんは、小さく頷いた。

♡♡♡

……入るまでがドキドキだった。

栞子「だ、大丈夫でしょうか……?」

侑「堂々としてればバレないって、それにクリスマスなんか利用客多いだろうし、ごまかせたはず……」

ラブホテル。
当然高校生未満の私達が入るのはご法度だが……。

なんというか……欲には勝てなかった。

栞子「……」

侑「ドキドキしてる?」

栞子「そりゃそうです。こんなことがバレたら……」

侑「なら……止めたら良かったのに、って言ったら?」

栞子「そ、それは……その……」

モジモジしだす。
それもそうだ、だってここに入ることに抵抗を示さなかった、ということは……。

侑「栞子ちゃんも、したかった……って事で、いいよね?」

栞子「……はい」

543名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 00:13:47 ID:6g1oHtXQ
面と向かって、栞子ちゃんの顔をみる。
本当に、綺麗で、整った顔。
わたしにはもったいないくらいだ。

その顔が紅く、染め上がっている。

なんだか、このまま終わりたくはなかった。

侑「栞子ちゃん……今日、帰したくないんだけど……」

栞子「……!」

栞子ちゃんは、小さく頷いた。

♡♡♡

……入るまでがドキドキだった。

栞子「だ、大丈夫でしょうか……?」

侑「堂々としてればバレないって、それにクリスマスなんか利用客多いだろうし、ごまかせたはず……」

ラブホテル。
当然高校生未満の私達が入るのはご法度だが……。

なんというか……欲には勝てなかった。

栞子「……」

侑「ドキドキしてる?」

栞子「そりゃそうです。こんなことがバレたら……」

侑「なら……止めたら良かったのに、って言ったら?」

栞子「そ、それは……その……」

モジモジしだす。
それもそうだ、だってここに入ることに抵抗を示さなかった、ということは……。

侑「栞子ちゃんも、したかった……って事で、いいよね?」

栞子「……はい」

544名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 00:14:45 ID:6g1oHtXQ
今回はここまで。
次回はラブホテルで3連戦。
また明日に。

545名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 05:14:35 ID:11Xlaklk
3連戦だと、めっちゃええやん
楽しみです!

546名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 05:22:15 ID:dT4tRVKQ
スタミナ勝負!

547名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 09:07:00 ID:53jaKO1Q
高校生だしね。ブレーキは効かないよね

548名無しさん@転載は禁止:2021/05/20(木) 12:27:37 ID:fDNPlDKc
たまらん

549名無しさん@転載は禁止:2021/05/21(金) 00:21:45 ID:/N5fW31c
消え入りそうな声。
それが可愛くて、ベッドに巻き込んで倒れ込む。

これは、とても個人的な話なんだけれど。
栞子ちゃんみたいな、清純、清楚な娘も、ヤる事はヤってるっていうの、妙に興奮しない?
私はする。

栞子「んん、んむ……」

キスも当たり前のようにできる。
私に対しては、もう求めることは、おかしいことじゃないから。

侑「……そうだ、せっかくだし、シャワーあびよっか」

★★★

侑「……どうしたの、体、かくして」

栞子「だ、だって……明るいところで見られるのは、初めてですから……」

確かに言われてみれば、初体験の時は電気消して薄暗い中でした。

侑「見せてよ、みたい」

栞子「ぁ……はい……」

上から下まで、視線が露骨に下がっていく。

肩、胸、腰、太もも……。
傷一つない、きれいな肌。

侑「する前は、ちゃんと体を綺麗にしないとね」

シャワーで体を流してあげる。

侑「頭も洗ってあげよう」

シャンプーを手に取り、栞子ちゃんの頭に揉み込む。
普段から手入れしているのだろう、濡れているのに指通りはすごくよかった。

侑「痒いところはございませんか〜」

栞子「はっ、はい、大丈夫です」

律儀に答えてくれる。
可愛いなぁ。

侑「……」

ただ体を洗うだけじゃ、済む訳はないんだけどね。

550名無しさん@転載は禁止:2021/05/21(金) 00:28:28 ID:/N5fW31c
明日多めに。

551名無しさん@転載は禁止:2021/05/21(金) 00:32:41 ID:kKWYAaU6
>栞子ちゃんみたいな、清純、清楚な娘も、ヤる事はヤってるっていうの、妙に興奮しない?
これには完全に同意する

552名無しさん@転載は禁止:2021/05/21(金) 01:27:07 ID:hKGwHQ7E
清純な子をイチャイチャえっちで染めてくの好き

553名無しさん@転載は禁止:2021/05/24(月) 16:04:33 ID:bj8cKaOo
わくわく

554名無しさん@転載は禁止:2021/05/24(月) 18:01:28 ID:h86Pale2
明日再開

555名無しさん@転載は禁止:2021/05/25(火) 17:46:00 ID:RXNeGfzY
頭を流して、ボディーソープを手に取り泡立てて背中から洗っていく。

肩から腰に、そしてお腹へ腕を回す。

栞子「んっ……」

くすぐったかったのか、声が漏れている。
そして徐々に上へあげていき、下から胸を包む。

栞子「あ、あの……」

侑「ん?」

栞子「いえ……その……んぅ……!」

ボディーソープのぬるぬるした感覚が普通に触るよりも興奮を高める。

侑「洗ってるだけだよ」

栞子「そ、そうですよね……ぁっ……」

556名無しさん@転載は禁止:2021/05/25(火) 18:01:36 ID:RXNeGfzY
栞子ちゃんもそうではないとわかっているだろうに、抵抗もせずに、私に洗われている。

次第に乳首が突起してくる。
それに比例しているみたいに、私の下半身のモノも段々固くなってくる。
お尻に当てつけていると、栞子ちゃんもそれに気づいたようだ。

栞子「侑さん……固く……」

侑「こっち向いて……」

振り返ると同時に、腰を抱き寄せてキスをした。
勃起しているものをお腹にぐにぐにと押し付ける。
そのやわらかさだけで射精出来そうだった。

557名無しさん@転載は禁止:2021/05/25(火) 21:43:34 ID:3qEZ..E6
おふろえっちは健康に良い

558名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 07:48:03 ID:BpDPwa1Y
侑「触って……しごいて」

栞子「こ、こうですか?」

両手で握られる。
柔らかい手のひら、もち肌みたいですぐに馴染んだ。

逆手の手コキ、悪くない。むしろ良い。

栞子「気持ちいいんですか……?」

侑「うん……」

してもらってばかりも悪いから、私も栞子ちゃんの下半身へと手を伸ばす。

栞子「あっ……そ、こは……」

侑「もうちょっと濡れてるじゃん」

栞子「そ、それは! ……シャワーの、水です……」

侑「こんなに粘ついてるのに?」

栞子「う、うぅ……」

559名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:00:55 ID:BpDPwa1Y
指はすんなり入る。
ついこの間まで、オナニーもしたことの無い処女だったのに。

お風呂場だから、お互いの性器から鳴る音がよく反響する。
特に栞子ちゃんが、だ。

栞子「んんっ、ぅ、ぅ、ぁ……!」

まだ未開発であろうGスポットを少しずつ刺激する。
いかんせん、本当にどんな感覚かもわからないだろうから、こっちも難しい。

でも──

栞子「あっ、ああっ、ぁっ……!」

一瞬腰が逃げる瞬間があった。

侑「……よし、栞子ちゃん。ベッド、行こうか」

560名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:10:31 ID:BpDPwa1Y
★★★

栞子ちゃんをベッドに寝かせて、足を開かせる。
俗に言うM時開脚。

恥ずかしそうに顔を赤らめている。
こんなポーズ、初めてだろうしね……。

侑「さて……」

栞子「あっ……!」

中指をいれ、再びGスポット探し。

私が女の子だった時、この辺だった気もするし……それにさっきの反応からすると……。

栞子「ぁっ……」

思わず漏れてしまったのか、ハッとなり口を手で塞いでいた。

侑「ここ、好き?」

ざらついた、その部分を少し押してあげる。

栞子「ぁ、えっ? ぇ……ぁ……っ!」

わけがわからない、と言いたそうな顔だった。

★★★

わからない。わからない、わからない。

栞子(こんな、感覚……知らない……!)

じんわりと手足の先に広がっていく、この感覚。
甘い快感で痺れそうになる。

561名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:20:05 ID:BpDPwa1Y
こんなの、知らない……!
でも一つだけ確かなことがあるとするなら。

栞子(きもち、いいっ……!)

呼吸が不安定になる。
感じてしまっていることを隠すことができない。

栞子「ゆ、う、さん……!」

侑「うんうん……ゆっくり、イこうね」

ぎゅう〜……と、その気持ちいいところを押し上げられて。

栞子「ぁ」

──例えるなら、風船ガムを膨らませて、それが割れたときのような。
割れたと同時に、何かが開放されるような。

栞子「あっ、……ぁっ、けほっ……ぁ……」

何も考えられない。
頭の中をよぎるのは、ただただピンク色の快感だけだった。

562名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:39:22 ID:BpDPwa1Y
★★★

栞子「はぁっ、はぁ、ぁっ、あ……」

ぴくぴくと震える栞子ちゃん。
Gスポットでイけたみたいだ……初めてなのに。
適正あるのかな……なんてね。

侑「……」

……。

侑「栞子ちゃん、お尻こっちに向けて」

★★★

栞子「こ、こうですか……」

膝つきでお尻を突き上げる体制で、小ぶりのかわいいお尻が差し出される。

侑「もう一回、イッてみようか」

栞子「え、もう一回って……あっ……!」

この体制だと、また違うGスポットの責め方ができる。
指を下へと押す。

栞子「はぁっ、ぁっあ、ぁぁぁ……!」

枕に顔を埋めている。
必死に何かに耐えるように。

侑(絶対我慢できないのに……)

私はダメ押しに、Gスポットをさらに刺激する。
お腹の上から、Gスポットを挟み込むように。

栞子「んッ、ぁぅ、ぁぁ〜……ぁ! だ、めっ、ぇっ……!」

その瞬間、シーツに思い切り何かが溢れた。
プシッ、という短い音の後、それが栞子ちゃんの潮吹きだとすぐにわかった。

栞子「はぁっ、あっ、ああぁっ、はあっ……!」

ぐったりと、力なく伏せている。
無理もない、Gスポットイキを2回、潮吹きまで……体力も消費したはず。

でも……。

侑(こんなの……我慢しろって言う方が無理だ……)

コンドームをつける。
その時の私は、もういれていいかと訊く余裕もなかった。
とにかく、とにかくはやく。
セックスを始めたかった。

★★★

もうわけがわからない。

栞子(おしっ、こ……?)

凄まじい尿意を感じていたけれど、それとも違うような気もした。
まだ頭がふわふわしている。
心が安定しない、本当に今が現実かも定かではない。

栞子(嘘みたいに気持ちいい……)

でも、少し疲れている気もする。
侑さんには申し訳ないけれど、少しだけ休憩を……。

その時だった。指とは違う、固く熱く、太いものが入ってきたのは。

栞子「はぁぁぅっ!?」

侑「うっ……!」

563名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:46:23 ID:BpDPwa1Y
私は一つ、勘違いしていたことがある。
愛撫は始まっていた、だけど。それで終わりじゃない。
これからが本番なのだと──

後背位、腰をがっしりと掴まれている。
部屋中に、私の尻肉と侑さんの恥骨がぱちんぱちんと弾む音が響き渡る。

それもある、あるけれど。
たったひとつの、シンプルな感想。

栞子(ダメッ、これっ、気持ち良すぎるっ……!)

一突きされる度、さっき刺激されていたところに、何かが引っかかるような感覚が来る。

もう私はだめかもしれない。
ここで頭がおかしくなってしまうかもしれない。
そう思えるくらい。

きもちいいんです。

ほんとうに。
あたまが、おかしく、なるくらい。

きもちいい。

564名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:52:17 ID:BpDPwa1Y
侑「……ちゃ……ぶ……」

ゆうさんが、なにかいっているきがします。
でもよくきこえません、かきけされてしまいます。

つぎつぎやってくる、かいかんのなみに、つれさられてしまいます。

ゆう「──め──や──」

ずっときもちいい。
おくをこつこつと、とんとんとされると、とんじゃいそうに、なる。

ゆう かっこてんてんてん、やりすぎた、てんてんてんかっことじる

もうなにも、みえない。
きこえない。
きもちいいことしか、わからない。


あ。

もうこれ、だめ、です。

わ             
          た    
     
   し

も 
                う

565名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:52:53 ID:BpDPwa1Y
★★★

この人が居ないと、生きていけないかもしれない。

★★★

566名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 08:56:19 ID:BpDPwa1Y
栞子「あっ♡ ひっ、んんぅぅ……♡」

侑「はぁっっ、はぁっ、ぁぁあっ……!」

遠慮一切なしのバック。
丁寧なんて言葉はどこかに捨ててきた。

本当に、冗談抜きで一突きのたびに膣がきゅうきゅうと締まる。

栞子「ぁっ、んんっ♡」

侑「……ぅっ!」

そしてこれがせこい。
何だ、その声。

侑(クッソちんちんにくるっ、いやっ、まじで……!)

567名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 09:03:37 ID:BpDPwa1Y
射精が堪えることが出来ず、私はあっという間に果ててしまった。

侑「うぅぁっ……!」

栞子「ふぁぁっ♡」

睾丸がきゅうっとなる。
搾り取られる……!

侑「ぅ、っ……!」

でもまったくおさまる気がしない。
今日ばかりは、こんな程度じゃ終われない。

引き抜き、新しいコンドームをすぐに付け替える。

侑「よ、よし……栞子ちゃん、もう一回……」

付け終えて、振り返る。

すると……そこには、変わり果てた栞子ちゃんの姿。

栞子「ゆうさんっ、はやく♡はやく♡ ください……♡」

お尻をフリフリ、はやく入れられるのを待っていた。

侑「……ごめん、栞子ちゃん。そっちがその気なら……とことんやっちゃうよ」

568名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 09:04:12 ID:BpDPwa1Y
一旦中断。たぶん昼過ぎに再開。

569名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 10:22:22 ID:K/2Ffma6
エッッッッッッッ
昼休憩に使うわ

570名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 10:46:32 ID:5kvCjZBA
えっろ
えっろ
待ってたかいがあった

571名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 17:31:03 ID:BpDPwa1Y
突き出されるおしりをありがたく頂く。
2回目もバックで。

栞子「あうっ、ぅ、ぅっ……♡」

上半身を引き寄せ、膝立ちのバッグ。
ロールスロイスとか言われてるらしい。

こんなこと、栞子ちゃんみたいな娘にしていいのかな。

栞子「あっ♡ それっ、すごくっ良いですっ……♡」

悦んでいるみたいだからいいか。

572名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 17:53:34 ID:BpDPwa1Y
空いた片手でクリトリスもいじってあげる。
そうすると身をよじらせて、逃げられないのに逃げようとする。

栞子「あっまたっ♡ びくっ、てぇ……まっしろ……♡」

侑「そういう時は、イくっていうんだよ」

栞子「イくっ♡ イきますっ、イくぅ……♡」

体が跳ねる。
また潮も吹いていた。

★★★

それからは体制を変えつつセックスを続けた。
立ちバック、騎乗位、駅弁、寝バック。途中で手マンで何度かイかせた。

もうベッドは愛液やら汗やら吹いた潮やら、栞子ちゃんの体液でびちゃびちゃだ。

573名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 18:11:36 ID:BpDPwa1Y
侑「うっ、ふぅ、ふぅ……」

栞子「うむっ、んぷ……♡」

二度目の射精、フェラで綺麗にしてもらう。
舐めてもらっている間に、また勃ってくる。

性欲が静まらない。

侑「はぁっ、はぁ……ちょっとまってて、ゴム……」

備え付けのやつがなくなってしまったので、自前のものを出そうとしていた。

栞子「……」

イき散らかしていた栞子ちゃんが、ゆらりと起き上がる。

栞子「侑さん……」

侑「ちょっとまってね……いまつけ……っ!?」

肩をつかれ、押し倒される。

侑「えっ!?」

栞子「侑さん……♡ 侑さん……♡」

馬乗りになられ、モノを掴まれていた。そして、栞子ちゃん自身の入り口にあてがっていた。

侑「ま、まって! まだゴム……!」

栞子「まてませんっ♡」

止める間もなく、一切のゴムの壁のないまま、中に入ってしまった。

侑「うぅあっ……!」

今までと違う、粘液と温もり。
やばい、これ……生……。

栞子「はぁっ、はぁっ、はぁぅ……♡」

みずから腰をふり、騎乗位でしごいてくる。

だめなのに……生なんて……でも。

侑「うっ、ふぅっ、ふぅ……!」

いまさら……ゴム着けてヤりなおそうなんて思えなかった。

574名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 18:12:18 ID:BpDPwa1Y
今回はここまで。
また明日に。

575名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 23:33:30 ID:0Dv/opQM
当然ながら、男側は普通そんなに何回も出来ないからね

576名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 23:48:41 ID:6lhixQoY
お前エロ漫画読んだことないのか
つまんないこと言うなよ

577名無しさん@転載は禁止:2021/05/26(水) 23:52:27 ID:qzRJmqic
>>575 えっ3回くらいなら普通にいけるけど……。
もしかして童貞?

578名無しさん@転載は禁止:2021/05/27(木) 08:33:04 ID:rmo1lQ4c
アフター、今回はやりません。
歩夢√できっちり終わりたいのもありますが、絶対にダレるのが目に見えてしまったので。

昼過ぎ再開。

579名無しさん@転載は禁止:2021/05/27(木) 10:53:06 ID:9LeQFAjM
それは残念

580名無しさん@転載は禁止:2021/05/29(土) 22:18:48 ID:cJnx5L9U
今夜再開

581名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:04:43 ID:1yZpdjGE
理性を保つための糸が切れてしまった。
元より、そんなもの細く脆く、簡単に切れてしまうことは、わかっていた。

だって、本当にだめだってわかってるなら、今すぐ抵抗して栞子ちゃんをどかせればいいんだから。

そうしようと思わなかった時点で、リスクがある事だとわかっていても生で続けるのは。

私も、意思が弱いだけなんだ。

侑「っ、このっ、むっつりスケベ……!」

ぴったりと腰を密着させて、奥をぐりぐりと責める。

栞子「んんぅぅあぅ……♡」

乱れ、恍惚とした表情。
あの、全校集会のときの栞子ちゃんと同一人物だなんて誰も思えないだろう。

栞子「わっ、わたひはっ、すけべ、なんかじゃぁ……♡」

侑「スケベじゃない娘が生でなんてっ、しないんだよ……!」

主導権を取り返すため、起き上がり、今度は栞子ちゃんを下に。

覆いかぶさるように、背中と頭に手を回して、がっちりと押し倒す。からの奥までのピストン運動。

栞子「ぅ゛あっ、ぉ゛っ……♡」

生徒会長が出しちゃいけない声。
最高に、ぶっちぎりにそそられる。

582名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:15:07 ID:1yZpdjGE
侑「んっ……!」

栞子「んむぅ、ふぅん……♡」

もっと聞きたいけど、キスもしたくなる。
もう息も絶え絶えで、キスすると苦しいくらいだ。それでも……いや……もうどうでも良かった。

とにかく、とにかく私は、栞子ちゃんの何もかもを欲しがった。
汗も、唾液も、キスも。

侑「好きだよ……」

栞子「ぁっ……私も……好きです……♡」

当たり前のことを伝えるとまた愛しくなって唇を重ねた。

侑「ふっ……!」

栞子「あっ……♡」

体を起き上がらせて、あぐらの私の上に乗るように。
対面座位。

栞子「んっ、ん……♡」

顔が近くなるから必然キスもしやすい。

583名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:20:45 ID:1yZpdjGE
カラダの密着度もすごくて、胸、腹、までぴったりと隙がない。

侑「っ、ここ、奥……」

栞子「んんっぅ……あっ……♡」

奥深くまで届き、それはポルチオに到達する。

栞子「はぁっ、ぁっ、ぁぁっあっ……♡」

体を震わせて、しがみついてくる。
……耳元で。

栞子「はっ、はっ、ぁっ、これっ、ぁぁっっ……っだめっ、すごいっ、ぁぁはっ……♡」

吐息と共に、力なく漏れる声が囁かれる。

栞子「侑さんだめっ、これっ、すごいのっきちゃうぅう……♡」

侑「いいよっ、おもいきりイッて……! っ、僕も……」

……そろそろ限界だけど。
さすがに中で出すのは……。

584名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:26:52 ID:1yZpdjGE
栞子「ぅぅう〜〜……っ!」

侑「いつっ……!」

もやもやしていると、首元に痛み。
栞子ちゃんが噛み付いてきていた。

栞子「っく、ィクッ、イクゥっ、ぅぅ……♡」

絶頂に耐えようとした末の噛みつきだったらしい。

八重歯が刺さる。

栞子「侑さん……♡」

侑「し、栞子ちゃん……そ、そろそろ……抜かないと……」

私がそのことを伝えようとした、それに被せられた言葉。

栞子「私をっ、侑さんのお嫁さんにしてください……♡」

侑「へっ……へぇっ!?」

585名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:29:56 ID:1yZpdjGE
きっと、いま頭がよく回っていないから、この発言なのだろう。普段の栞子ちゃんなら絶対に言わない。

仮に思っていたとしても、口にはしないだろう。

そもそも今言ったことも覚えてなくて、目が覚めたら「わ、私そんなことを!?」って慌てふためいているのがもう目に見えている。

いま栞子ちゃんは酔っているようなもの、だから本気にしちゃいけない……んだけど……。
それらを全部ひっくるめて、私が思ったことは。

侑(か、かわいい……)

キューン、と胸にときめいてしまった。

586名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:40:28 ID:1yZpdjGE
侑「っ、うん……僕もほしい、栞子ちゃんをお嫁に……」

栞子「ほんとうですかっ♡ やっ、たぁっ、あっん……♡」

もうここらが、終わり時だ。

栞子「んんっ、んんむっ……♡」

侑「んっ……!」

お互いのことを抱きしめて、絶対に離さないくらいに抱きしめて。

侑(あぁもう……いいよね……中に出して……)

だって結婚するなら……いいよね……。

栞子「ぁぁっあっ、イクッ♡ わたっ、し、もぅう……♡」

侑「っううっっ……っ!」

栞子ちゃんの腰のグラインドが激しくなる。
もう耐えることはできない。抜くことも間に合わない。

栞子「イッ、くぅっ……っ!」

侑「ぅぁぁっ!」

締め付けが一層強くなった瞬間、私は奥にピタリと押し付けたままのソレの、限界を迎えた。

侑(うわぁあっ中出しっっ、やばっとける……!)

まるで本当に搾り取られるようだった。

栞子「イ、クゥゥ……♡」

ぐったりと倒れ込む栞子ちゃん。
次第に、お腹あたりに何か生暖かいものが少しずつ漏れていることがわかる。
潮とは違う、アンモニア臭。

シーツには、黄色い染みが出来ていた。

栞子「ぅあ……おひっ、こ……もれ、ちゃった……♡」

侑「いいよ……またお風呂にはいれば、いい」

……。
このあと、浴室にいって、実は4回戦目が行われたのは、内緒だ……。

★★★

587名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:43:56 ID:1yZpdjGE
★★★

侑「んん、ん……」

目が覚めると、ソファの上。
胸元には栞子ちゃん。

侑(あ……そっか。さすがにあのベットじゃ寝られないから……二人でソファに寝ようってなったんだ)

バスローブ姿で寝てしまっていた。

侑(いやまぁ……お風呂での4回戦目はすごかったからな……)

あんなことやこんなこと……シラフの栞子ちゃんじゃ絶対しないだろうな……。

侑(もう栞子ちゃん、最後はもう疲れ果てて気絶してたもんな……)

身体拭いたのも、バスローブ着せるのも一苦労した……。

588名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 03:44:59 ID:1yZpdjGE
今回はここまで。
次回栞子√終わりです。過去のμ's、Aqours含めて誰よりも個人回が長くなるとは思いませんでした。

589名無しさん@転載は禁止:2021/05/30(日) 23:50:05 ID:1yZpdjGE
明日再開し、エマ√開始です。

590名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 00:33:55 ID:kI80GIMg
このスレが終わってしまう悲しみとエマさん√楽しみな気持ち

591名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 06:36:05 ID:GN1C.u36
外野の書き込みもそこそこあるからね

592名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 06:40:20 ID:ZsvnJ4Yc
外野の書き込みもそこそこあるからね

593名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 23:32:35 ID:vOwrzumQ
侑「……いい聖夜だったな」

栞子「ん……」

もぞりと腕の中の栞子ちゃんが動く。
どうやら目を覚ましたらしい。

侑「おはよう、栞子ちゃん」

栞子「……おはよう、ございます」

まだ寝ぼけ眼、朝は少し弱いのかな。

栞子「……侑さん」

侑「何?」

栞子「……約束、守ってくださいね」

侑「……約束?」

栞子「忘れたんですか? ……お嫁に、もらってください」

侑「あ……」

面と向かって言われると、ドキッとする。
だってそれって、結局は……。

侑「……時期が来たら、責任取るよ」

栞子「そこは、何も考えず……ください、でいいんですよ」

侑「ぅ……」

栞子「……私、本気なんですから」

本気のプロポーズ。
……まさか、栞子ちゃんの方から来るとは、思ってもいなかった。

594名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 23:34:36 ID:vOwrzumQ
栞子「……約束、ですよ?」

侑「うん。約束……」

わたしたちは指切りをした。
大人になったら……結婚しましょう、と──

★★★
★★★
★★★
数年後。
私達は世間で一般で言うところの、大人になっていた。

595名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 23:41:11 ID:vOwrzumQ
侑「ふう……よし。準備できたね。行こうか、栞子」

栞子「はい」

就職して、一年。
栞子は大学を卒業したばかり。
私達は……約束したあの日から、ようやく今日、それを果たす。

侑「役所に提出したら、もう夫婦かぁ」

栞子「名実共に、ですね」

そう、この書類を提出したら、もうわたしたちは夫婦。
そう認められるのだ。

そして……それを提出してきた。

★★★

侑「わ〜、なんか変な感じ。……え、僕だけかな?」

栞子「……というと?」

侑「いやだってさ。……もう僕達、いま夫婦なんだよ? 結婚しちゃった」

栞子「したかったのですから、それが叶ったことはいいじゃないですか



596名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 23:48:48 ID:vOwrzumQ
侑「そうなんだけど……ふふ。でも、やっぱり嬉しいんだよ、これは」

栞子「私もです……そうだ、侑さん」

侑「ん?」

栞子「……実は、なんですけど」

597名無しさん@転載は禁止:2021/05/31(月) 23:52:03 ID:vOwrzumQ
栞子「……この前、産婦人科に行ってきたんです」

侑「えっ! もしかして……?」

栞子「……ふふ。……授かっていました、あなたとの……赤ちゃん」

少し照れくさそうに、お腹をさすりながら打ち明けてくれた。

最大のサプライズだった。

侑「……すごいや、もう夫婦越えて、家族だ」

栞子「……」

侑「……栞子?」

栞子「……不思議だなぁ、と感じていたんです」

598名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:02:40 ID:SF/nowpI
★★★

誰かの力なんていらない。
私は、私一人だけがいればいい。
……そう思っていた。あの頃。
変えてくれたのは……あなたでした。

ねぇ、侑さん。
あなたは……あなたが思うよりも、ずっと。

私は、あなたのことを、想っています。
愛しているのです。

こんな私をどうか、ずっと、ずっと。

栞子「……愛してください」

侑「当たり前じゃないか」

そう言って、大好きな笑顔をみせてくれる。

あぁ、きっと。私は世界で一番──

栞子「──約束、ですよ」  
 
幸せになれた女の子なんです。


栞子√END

599名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:09:32 ID:SF/nowpI
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1622473626/

エマ√です。
冒頭でなんか変なことしてますけど、今までで一番明るい内容です。

600名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:09:58 ID:VvC.W936
乙です!
後のキャラは全員俺の推しやからすごく楽しみ
まぁこれまでのキャラも推しやけど

601名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:30:35 ID:ULlBSMns
幸せな新婚生活を通り越して幸せな家族生活を送ってくれ!
栞子ちゃん√めっちゃよかったです
ありがとうございました
また頭から読み返さないと
エマさん√も楽しみ

602名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 00:42:36 ID:/Jaaq7w.
乙乙乙

603名無しさん@転載は禁止:2021/08/29(日) 09:18:41 ID:iXC/n3/w
>>577
よお、童貞

604名無しさん@転載は禁止:2022/04/26(火) 02:18:39 ID:Fh2v3wa6
>>603
ちな知り合いの童貞は北新地で1回分の料金と時間で3回イってた


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