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鏡 果南「え、誰このイケメン」��2
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前スレ989の続きから
鏡 果南「え、誰このイケメン」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1515893471/
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果南「ほら、執事さん、みたいな?」
鞠莉「執事?」
果南「あぁ……うん。 ほら、執事さん格好いいじゃない?だから私も真似してみようかな……なんて」
鞠莉「………………」
果南「あははは……」
鞠莉「……………」
気まずい。沈黙がこの場を支配する。
鞠莉「松浦、さっきの私へのプロポーズの時も『私』って言ってたわよね?それもそんな気持ちで?」
果南「え?」
鞠莉「私、真剣だと思ってたのに」
果南「え、ちょっと鞠莉?」
なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ…
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鞠莉「それに松浦がそういう風に私と接してたなんてショックよ。さしずめあなたが執事で私はお嬢様ってわけ?
さっきまでの私をからかっていた姿はどこにもなく、鞠莉は上半身が裸なも気にせずに、血相を変えて私に掴みかかった。
鞠莉「どう?執事ごっこは楽しかった?でもおあいにく様。執事ごっこならダイヤとでもやってて!」
その後掴みかかる手が脱力したように落ち、それに伴って鞠莉も下を向いてしまった。
鞠莉「松浦は、松浦だけは違うと思ってたのに。結局あなたも……」
果南「鞠莉、話を聞いて!」
鞠莉「もういい。私寝るから」
鞠莉はタオルを私に突き返すと、服を着てすぐに眠ってしまった。
果南(鞠莉………?)
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翌日、ギスギスしながらも無事に帰宅したが、その間鞠莉とは事務的な会話しかできなかった。
その後の学校生活でも、話しかけても今まで鞠莉が他のクラスメイトにしてきた反応をされるようになった。
話しかけても、「もう私が好きだった松浦はいない」の一点張りで何の弁明もさせてくれなかった。
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元々一匹狼だった鞠莉は、以降たまにダイヤとつるむ程度で、基本一人きりで生活を送った。
そして一緒に学校に行くことも無くなり、送り迎えは豪華なリムジンで行われ、以前よりもお嬢様を強調するような佇まいをするようになった。
お嬢様扱いをしていると思わせた私への当てつけだろうか。そんな鞠莉はますます周りから浮いていき、そして笑わなくなった。
それからあっという間に1年が過ぎ、卒業してすぐに、鞠莉は何も言わず内浦を出ていってしまった。
その後お嬢様がいなくなった淡島には、空っぽの牢獄だけが残された──────
ーーーーーーー
END
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ED左右するような選択肢だったのか…
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お嬢様扱いがダメなら1もアウト
2か4だな
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マジか…
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実は>>635でちゃんと前部話すべきだったのでは?
結局なんか隠してても怪しまれそう
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もっかい!
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とりあえずおっぱい揉んどけや!
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押し倒してめちゃくちゃにすればええねん
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おっぱい揉むのが正解な気がしてきたぞ
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いきなり雰囲気変わりすぎで草
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上と下の口を塞いでしまえ
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辛辣ゥ!
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や男野愚
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女なんだよなぁ
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|c||^.- ^|| 待ちなさいルビィ!あなた私が大事に取っておいたアイス食べましたわね!?
⌒°( ^ω^)°⌒ うゆゆ?何のことかなぁ
|c||^.- ^|| とぼけないで!人のアイス勝手に食べるのなんてあなたしかいないでしょう!
ちゃんとあなたの分も買ってきたのになんでお姉ちゃんの分まで食べるの!?
⌒°( ^ω^)°⌒だって美味しいから……
|c||^.- ^|| …………
|c||^.- ^||わたくしたまにこの子のことが分からなくなるわ……
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|c||^.- ^|| ルビィ、人のものを勝手に取ったら泥棒!って習わなかった!?
⌒°( ^ω^)°⌒ 違うよお姉ちゃん。今回はアイスしゃんがルビィに食べて欲しいって語りかけてきたんだ。
|c||^.- ^|| 嘘言わないの!
⌒°( ^ω^)°⌒嘘じゃないよ。ルビィ、お菓子の声が聞こえるんだ。
|c||^.- ^|| そんな設定初めて聞きましたわよ!
⌒°( ^ω^)°⌒ホントだよ。お姉ちゃんはルビィのこと信じてくれないの?
|c||^.- ^||……………
|c||^.- ^||ま、まぁ……ルビィがそういうなら、本当なのかも知れませんね。黒澤家には代々不思議な力が備わってるとどこかで見たような気もしますし。
⌒°( ^ω^)°⌒というかルビィに食べられるって分かってるのになんで早く食べないのかな?
|c||^.- ^||!
|c||^.- ^||ルビィ!やはりわたくしをからかってただけですわね!?
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|c||^.- ^|| ………こほん。アイスの話はここまでにして……
バッドエンドから果南さんを救うための救済コーナー、ブッブースタジアム、始めますわよ!
⌒°( ^ω^)°⌒ はーい!
|c||^.- ^|| さて、今回の状況は………
|c||^.- ^||んー……鞠莉さんを怒らせてしまったようですわね。鞠莉さんは基本強メンタルですが、繊細な面も持ち合わせていますから……
⌒°( ^ω^)°⌒こんな些細なことでバッドエンドになるなんて、鞠莉ちゃんも器がちっちゃいね。
|c||^.- ^|| わたくしたちには些細な事に見えるかもしれないけど、鞠莉さんにとっては大切なことかもしれませんわよ。
状況から察するに、果南さんに対して心から信じていた物があり、今回それが裏切られた、といった故の結果といった感じでしょうか。
なぜ執事という言葉にあそこまで嫌悪感を示したのかが気になります。
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|c||^.- ^||それに、いくら互いが結ばれたといっても所詮他人の気持ちなど完璧には分かりません。今後も鞠莉さんに対しては慎重に接する必要がありそうです。
⌒°( ^ω^)°⌒そもそも「私」って言わなきゃよかったんじゃ。
|c||^.- ^||起きてしまったことをどうこう言っても仕方ありません。大切なのは起きてしまった事に対してしっかり対処することですわ。
⌒°( ^ω^)°⌒おぉ、なんか格好いい…
|c||^.- ^||ふふ、もっと褒めてもいいのよ?
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|c||^.- ^|| それじゃあ今回はこの辺りで。
鞠莉さんを大切にしてあげて下さいね?
⌒°( ^ω^)°⌒ 直前の選択肢に戻ってやり直そう!
⌒°( ^ω^)°⌒……………
⌒°( ^ω^)°⌒ルビィはいつ本編に出るの?
|c||´.-`|| 当分先になりそうですわね……
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今は鞠莉はあまり深く考えていないかもしれない。ただ一人称がたまに『私』になった程度だ。別に男でも私は使うし、今の自分の摩訶不思議な状況にまでは辿り着くまい。しかし……
速く、なんとかしなければ……
もう鞠莉を悲しませたくない。
>>708
1.ほら、鞠莉お嬢様だし……?
2.誤魔化して胸を揉みしだく
3.もう少しうまい言い訳を考える
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3かな
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果南「えぇとえぇっと……」
鞠莉「?」
そろそろ疑われるかな……?
>>711
1.プロポーズするならかしこまった方がいいかなって……
2.誤魔化して胸を揉みしだく
3.つい素が出ちゃって(正直)
4.もう少しうまい言い訳を考える
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3
ここは正直に
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3
-
3
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大抵揃う安価
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あくあく
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果南「つい素が出ちゃって」
鞠莉「素?」
果南「そ、そう! 鞠莉は長いこと離れてて知らなかったと思うけど、その間『私』に変えたんだ!その時のくせで」
鞠莉「へぇ…そうだったの。知らなかったなぁ」
鞠莉「じゃあなんで最近は『俺』にしてたの?」
果南「それは……」
流石鞠莉。気になったことをズバズバ追求してくる。頭脳戦で鞠莉に勝てるわけないので早めに切り上げたいところだ。
果南「やっぱり男が私は変かなー?って思って」
鞠莉「変ね」
鞠莉はバッサリと肯定。ですよね…
鞠莉「昔はずっと俺だった気がするし。まぁ松浦が自分のことをそう呼びたいなら私は別に何も言わないけど」
果南(うーん)
[一人称決定選択肢]
>>717
1.無理に言葉遣いを改めるのをやめる
(以降この周回中『私』呼びが基本になります)
2.周りの反応も考え、俺呼称を継続する
(以降この周回中徐々に一人称が『俺』になります[言葉遣いについては検討中、若干変わるかも])
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ワイ
-
2
-
果南「いや、やっぱり戻すよ。戻したいんだ」
鞠莉「そ。好きにしたら?」
一見突き放しているようにも見える態度。しかし、私はそうでないことを知っている。鞠莉はただ自由主義なだけなのだ。あくまで自分は自分、他人は他人。他人の自由に干渉することはあまりない。
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その後は、鞠莉が作ったホットサンドイッチと熱いコーヒーを手にしながら、2人で星を見ることになった。
鞠莉「ねぇ松浦、こうして一緒に星を見るのって久しぶりじゃない?」
果南「うん、そうだね」
鞠莉「最後はいつだったっかなー…小学生高学年になるギリギリくらい?それも、ダイヤとも一緒だったから2人きりは初めてかな」
そう言って鞠莉は私の方に寄りかかり、ゆっくりと肩に頭を乗せた。
鞠莉「実はね、松浦。私あんまり星には興味ないの」
果南「え」
鞠莉「小さい頃いっぱい教えてくれたけど、どれがどれだか今でもよく分かんないし、あんまり興味ないの」
初めて聞いた事実に軽くショックを受ける。結構熱を入れて説明したつもりだったけど、説明が分かりづらかったのか。
それに向こうの鞠莉もそうだったのだろうか気になる…
鞠莉「でもね、星のことは分からないけど、一生懸命隣で説明してくれる松浦は好きだった。松浦と一緒にこうして過ごすのが好きだった」
果南「………!」ドキッ
-
鞠莉「これからも一緒に……」
果南「」ドキドキ
果南「」ドキドキ
果南「鞠莉……?」
鞠莉「………zzz」
果南「寝ちゃったか…」
私の肩で眠る鞠莉は、心から安らいでいるような表情をしていた。
果南「おやすみ、鞠莉」ナデナデ
鞠莉「んん……」
果南「ふふっ」
どうやってこの体勢の鞠莉を起こさずにテントまで運べるか苦悩するのはもう少し先の話。
-
4月17日日曜日
〜オハラホテル屋上〜
この日も暗くなるギリギリまで乗馬を楽しみ、後は手配したヘリで一緒に淡島まで帰ってきた。馬は乗馬先の宿舎に一旦預けたが、後で別の手段で淡島まで運んでくるらしい。
鞠莉「ロビーまで送るわ」
果南「いや、いいよ。ここから鞠莉の部屋近いでしょ?俺1人で帰れるし」
鞠莉「バカね。もうちょっと話したいからそう言ってるのよ」
果南「あ」
相変わらずの鈍感ぶりを鞠莉に指摘され、凄く悪いことをしたような気がして顔が真っ赤になった。
-
鞠莉「こういうときは黙って彼女の言うこと聞いておけばいいの」
果南「彼女?」
鞠莉「あれ、違うの?」
果南「いや、そんなことは!」
そうか、彼女か。ハッキリと付き合うとは言っていない気はするけど、プロポーズまがいのことまでしたのだ。寧ろ恋人以上の関係といっても差し支えないだろう。
果南「でも鞠莉と付き合うなんて、あんまり実感ないな…」
鞠莉「えーひどーい!」
果南「いやほら!一緒にいるのが当たり前って感じだから、恋人同士とかの実感がなくて!」
鞠莉「なーんて!焦らなくても平気よ。私も同じ感じだもの。あんまり実感ないわ」
果南「なんだ、驚かさないでよ」
鞠莉「だからちょっとずつ、恋人同士らしいことしてみましょう?」
人差し指を口元にあて、妖艶にウィンクをする鞠莉にタジタジになってしまった。
-
鞠莉「まずはお互いの呼び方かしら?」
果南「呼び方?」
鞠莉「ほら、松浦のこと名字で呼んでるじゃない?付き合ったんだし、『果南』って名前で呼びたいわ」
果南「ん。それくらい全然いいよ」
寧ろ名字呼びにムズムズしていたくらいなのでもっと早くに名前で呼んで欲しかったくらいだ。
鞠莉「あ、それとも…『ダーリン』の方がいいかしら?」
果南「はぁ!?」
鞠莉「そうよね。将来を誓い合った仲だもの。それくらいの方がいいわ!」
鞠莉「ダーリンはどう思う?」
果南(さっそく使ってるし……)
>>725
1.普通に果南呼びで……
2.ダーリンもいいかも(2人きりのときのみ)
3.ダーリンもいいかも(常時)
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1
-
2
-
安価はやっ
-
果南(でもダーリンもいいかも)
果南「まぁ2人きりの時なら……」
鞠莉「ホント?ありがとダーリン♡」
果南「………っ///」
かわいい。素直にそう思った。
鞠莉「それじゃあダーリンは私のことハニーって」
果南「……!?無理!絶対無理!!」
鞠莉「えー?」
果南「呼ばないから!」
鞠莉「むー………」
鞠莉が口を尖らせて不満そうにこちらをみてくるが、決して屈しない。
鞠莉「分かったわ。ダーリンが昔から頑固なのは知ってるから」
果南「ほっ……」
果南(良かった…割と本気で)
-
鞠莉「……っと、あっという間にロビーね」
果南「エレベーター使ったしね」
ロビーを出ると海を含め、辺りは真っ暗だった。
果南「じゃあ鞠莉、明日学校でね。おやすみ」
鞠莉「うん。おやすみ……あ、ちょっと待って。ダーリン忘れ物してる」
果南「え、なんか忘れてたっ」
チュッ
果南「ん………っ///」
私が言い終わる前に鞠莉が背伸びをして、キスで口を塞いだ。
今度はほっぺではなく、口と口を合わせる正真正銘の恋人キス。
鞠莉「んっ………♡」
果南「……………」ガバッ
鞠莉「………!…………♡」チュッチュッ
鞠莉への愛おしさが溢れて我慢できずに抱きしめると、それに答えるかのように鞠莉はついばむようにたくさん小さなキスをする。
-
鞠莉「………っ、ぷはぁ♡」
果南「はぁ……はぁ……」
もうどのくらい時間がたったが分からないが、とても長い間鞠莉とキスをしていた気がした。
果南「鞠莉………」
鞠莉ともっとキスしたい。頭の中がそれでいっぱいになる。そんな感覚。
果南「鞠莉………もっと一緒にいたい」ガシッ
鞠莉「…………!」
鞠莉「wait!ダーリン!」ドンッ
しかし、その感覚は鞠莉自身によって遮られてしまう。
鞠莉「もうっ!これ以上はダーメ!」
果南「えぇ……そんなぁ」
鞠莉「もう夜も遅いんだから!明日学校あるって言ったのダーリンの方だよ!?」
果南「そ、それはそうだけど……キスしてきたのは鞠莉の方じゃん」
鞠莉「口答えしない!ほら、良い子は寝る時間デース!」
果南「むー……」
上手くはぐらかされた気がする……
-
鞠莉「じゃあ今度こそ、おやすみ」
果南「おやすみ……」
えらく冷たく追い出されたようにも見えたが、元はといえば軽いキスを継続させてしまった自分が悪い。
それに私は見逃さなかった。
平静を装ってるふりをした鞠莉の顔が薄らと赤くなっていたことを。
-
4月18日月曜日
ーダイビングショップー
ガチャッ
ダイヤ「おはようございます。松浦さん」
鞠莉「かなーん、おはよう♪」
果南「おはよう。鞠莉、ダイヤ」
いつも通り3人で迎える朝。
ダイヤ「鞠莉さん…今松浦さんのこと名前で呼びました?」
鞠莉「あ……」
訂正。
ちょっとだけいつも通りでは無かった。
-
ダイヤ「どういうことですの!」
鞠莉「ほらー、そういう価値観はダイヤだけのもので、それを私にまで押し付けるのは違うって言うか…」
鞠莉「私が名前で呼びたいから、じゃ駄目?」
ダイヤ「そ、それは……」
鞠莉の言うことに反論出来ないと思ったのか、ダイヤは目線をこちらにやった。
そんなこといちいち言わなくても私と付き合ってるから、と言えばダイヤも納得してくれるだろうに。
ダイヤに教えてあげるため口を開こうとした時、鞠莉がこちらを見て軽く首を横に振るのが見えた。
果南(鞠莉……?)
ダイヤ「松浦さん?」
果南「あー……その、鞠莉が名前の方がいいって言ったからさ。それで」
ダイヤ「そう、ですか………」
鞠莉「私は、いいです……」
そう口ごもるダイヤの指は、しっかりとホクロをかいていた。
-
ー浦の星学園ー
ダイヤ「それでは、私は生徒会室に寄っていきます」
果南「うん、じゃあね」
果南「………」
ダイヤが上の階へ消え、周りに誰もいないことを確認してから、鞠莉の方へ振り返った。
果南「鞠莉。淡島の時の、どういうこと?付き合ってるって言えばダイヤも素直に納得してくれるのに」
鞠莉「うーん…ちょっとね。私たちが付き合ってること、まだ内緒にしておきたいなって」
果南「ダイヤにも?」
鞠莉「ダイヤにも」
果南「そっか……」
-
てっきり鞠莉は付き合い始めたら時と場所を選ばずイチャイチャしたいのかと思っていたが、どうやら違うらしい。
果南「鞠莉がそういうなら…」
鞠莉「えいっ!」ギュゥゥ♡
果南「うわっ!」
そう考えてるそばからいきなり鞠莉が抱きついてきた。
果南「なんだ…やっぱりイチャイチャしたいんじゃん」
鞠莉「あら。イチャイチャしたくないなんて誰も言ってないじゃない。
ただ、付き合ってるって噂されたくないだけ」
そう言って、鞠莉は更に腕を締め付け、密着してくる。
こんなに強くハグされると、胸が思い切り当たって、男の子の体としては…
鞠莉「だから、今のうちに充電!」バッ
果南「あっ…」
鞠莉「とにかくダーリンも皆に言わないでね?」
鞠莉「ほら、教室いきましょ!」
果南「う、うん……」
鞠莉は他人の視線や空気を気にするような性格では無かったはず。それなのになんで付き合っていることを隠すのだろうか。
果南(………………)
ー浦の星学園ー
ダイヤ「それでは、私は生徒会室に寄っていきます」
果南「うん、じゃあね」
果南「………」
ダイヤが上の階へ消え、周りに誰もいないことを確認してから、鞠莉の方へ振り返った。
果南「鞠莉。淡島の時の、どういうこと?付き合ってるって言えばダイヤも素直に納得してくれるのに」
鞠莉「うーん…ちょっとね。私たちが付き合ってること、まだ内緒にしておきたいなって」
果南「ダイヤにも?」
鞠莉「ダイヤにも」
果南「そっか……」
てっきり鞠莉は付き合い始めたら時と場所を選ばずイチャイチャしたいのかと思っていたが、そうではないらしい。
果南「鞠莉がそういうなら…」
鞠莉「えいっ!」ギュゥゥ♡
果南「うわっ!」
そう考えてるそばからいきなり鞠莉が抱きついてきた。
果南「なんだ…やっぱりイチャイチャしたいんじゃん」
鞠莉「あら。イチャイチャしたくないなんて誰も言ってないじゃない。
ただ、付き合ってるって噂されたくないだけ」
そう言って、鞠莉は更に腕を締め付け、密着してくる。
こんなに強くハグされると、胸が思い切り当たって、男の子の体としては…
鞠莉「だから、今のうちに充電!」バッ
果南「あっ…」
鞠莉「ほら、教室いきましょ?」
果南「う、うん……」
鞠莉は授業中に音楽を聴いたり、他人の視線や空気を気にするような性格では無い。それなのになぜ付き合っていることを周りに隠すのだろうか。
果南(………………)
まぁ、バカな私が考えても仕方ないか
-
〜昼休み〜
ダイヤ「それでは、私は生徒会室に」
果南「ん、いってらっしゃい」
ガララ
果南「それじゃあ俺らも」
鞠莉「私、今日は外で食べるわ」
果南「そうなの?じゃあ」
鞠莉「果南は別に私に気を遣って付いてこなくても大丈夫よ」
果南「え?」
鞠莉「ほら、前はダイヤを優先するとかなんとか言ってたじゃない」
果南「鞠莉、まだそのこと根に持ってるの?」
鞠莉「No、No!別に意地張ってるわけでも怒ってるわけでもないわ!」
鞠莉「ただ今日は1人で食べたいかなーってそう思っただけ」
果南「そんな……」
折角、付き合ってるのにちょっと寂しい気もする。
鞠莉「それじゃあ!」ピューッ
果南「あっ…」
行ってしまった……
相変わらず鞠莉の考えていることはよく分からない。
-
4月18日月曜
昼休み
>>738
1.2年の教室
2.生徒会室
3.三浦達と食べる(詳しく知りたいメンバー指定)
-
1
-
1
-
果南「仕方ないから千歌達の所にいくか……」
ー2年教室ー
ガララ
「え!?松浦先輩!?」
「なんでこんなところに!?」
果南「やっほ千歌、曜」
千歌「おにぃ?なんでこっちに!?」
果南「ちょっとね。駄目だった?」
千歌「いや全然!いいよね、よーちゃん」
曜「ん?私は全然構わないけど……」
そういって曜が横目で見た先には俯く梨子。
果南「ん、梨子体調でも悪いの?」
「!?」
周りがざわつく。
果南「え、なに」
梨子「な、名前で……///」
キャーキャー!
羨ましいー!
果南「え?え?」
果南「これどういうこと?」
曜「あはは……」
千歌「おにぃはもう少し自分の人気を自覚した方がいいよ」
果南「ちょっと、いいから教えてよー!」
千歌達が教えてくれないので状況を理解するのに数分かかった。
とりあえず、今度からは梨子ちゃんを名前で呼ぶのはよした方がいいかもしれない………
-
〜放課後〜
キーンコーンカーンコーン
果南「鞠莉、一緒に帰ろう?」
鞠莉「果南……ずっと一緒にいようって言ってくれたけど、だからって四六時中私にべったりくっつかなくていいのよ?」
果南「それ……お昼の時もそうだったよね。もしかして鞠莉わ、……俺のこと避けてる?昨日のことが気に障ったなら謝るから」
鞠莉「そんなんじゃないわ。ただそのままの意味よ」
鞠莉「それじゃあ、もうすぐバスが来るから」スタスタ
果南「あ……」
そう言って鞠莉は1人教室から出て行ってしまった。訳が分からない……
鞠莉「他にも果南のことを待ってる子、いるんじゃない?」ピョコ
果南「え?」
-
4月18日月曜
放課後
恋人
鞠莉
>>743
1.1年の教室
2.2年の教室(千歌or梨子)
3.生徒会室
4.水泳部
5.花丸が気になる
6.帰宅する
7.鞠莉を追う
-
3
-
3
-
あくあく
-
あくあくあくあですわ
-
ー生徒会室ー
コンコン
「どうぞ」
ガララ
ダイヤ「あら松浦さん 何かご用件でも?」
果南「いや、何となく」
ダイヤ「なんですか、それ」フフ
ダイヤ「そこに座っててください、今お茶入れますわね」
果南「いや、いいよそんな気を遣わなくて!」
ダイヤ「別に気を遣ってなんかいませんわ。ただ私がいれたいと思ったからいれる。それだけですわ」
果南「なに、それ」フフッ
ダイヤ「また今度、ちゃんとした茶道でたてたお茶をお出ししますわね」
果南「楽しみにしてるよ」
ダイヤと楽しく過ごした……♪
-
きた
-
〜夜〜
ーダイビングショップー
果南「そういや今日の鞠莉、なんか変だったな」
果南「…………」
果南「いつもみたいにヘリポートから懐中電灯使って呼んでみようかな」
果南(そもそもこっちの鞠莉とそのやり取りをしていたか分からないけど)
>>750
1.試してみる
2.やめておく
-
きた!
-
1
-
やったぜ
-
ーホテルオハラ ヘリポートー
果南「こっちでも通じるのかな……」
カチッカチッ
果南「………………」
カチッカチッ
果南「………………」
果南「こっちではそういう決まり事無いのかな…… ん?」
ガタッ
バタバタ
果南(気付いたのかな?もうちょっと待ってみよう)
-
ダッダッダッ
鞠莉「はぁはぁ……」
果南「あ、来た」
鞠莉「ダーリン……!」ガバッ
果南「わわっ」
鞠莉は私を見つけるなり突然勢いよく胸にダイブしてきた。倒れこそはしなかったが、その勢いからはそのまま押し倒されるかのようだった。
鞠莉「それっ!覚えててくれたのね!」
果南「あっ……うん」
果南(よかった。こっちでも同じなんだな)
-
ーーーーー
果南「落ち着いた?」
鞠莉「うん、ごめんね。あまりにも久しぶりだったからびっくりしちゃって」
果南「…………最後にこれで鞠莉を呼んだのはいつだっけ」
鞠莉「うーん……中学上がった時くらいか」
果南(そんなに)
果南「ごめん 待たせたかな」
鞠莉「うぅん まだギリギリセーフ」
果南(なにがだろう)
-
鞠莉「あ、ごめん。そろそろ戻らなきゃ 使用人にはちょっと散歩とだけ言ってるからあんまり長いと怪しまれちゃう」
果南「あっ、そうなんだ。じゃあ今日はこれで」
鞠莉「お休みのキスは……する?」
果南「うーん…すぐに終わる自信ないかも」
鞠莉「じゃあ一瞬だけ」
チュッ
鞠莉の言ったとおり、ほんの一瞬だけお互いの唇が触れる。ほんの一瞬だけど、確かに鞠莉の体温を感じ、顔が赤くなった。
-
鞠莉「じゃあね!チャオ〜♪」
果南「あっ、鞠莉!」
鞠莉「ん?」
果南「またこうして、夜に呼び出していいかな……」
鞠莉「もちろん!」
鞠莉「でもいくつか注意して欲しいことが」
果南「注意?」
鞠莉「まず私そんなに夜散歩する訳じゃないから、あんまり毎日呼び出されても出られないかもしれない」
鞠莉「それと、降りてこうして会える時間はちょっとだけ。使用人が心配して探しにでも来られたらマズいから、あんまり一緒にはいられないかも もちろん、私だってもっと一緒にいたいけど、今はね?」
果南「う、うん。分かった」
果南(何となくだけど)
鞠莉「それじゃあ今度こそ、チャオ〜お休み〜」
果南「お休み」
回りが灯りも殆ど無い暗闇だからか、私の感情はいつもより昂揚していた。
-
◯これからの夜時間、鞠莉を呼び出すことができます
◯しかし、短期間で何度も呼び出す、あまりにも長時間鞠莉を引き止めるなどすると、良くないことが起きるかも知れません
◯他にも少ないですが、夜時間の行動を増やすかもしれないです
-
4月19日火曜
昼休み
果南「例のごとく鞠莉はどこかへいってしまった。探してみようか……?」
>>759
1.2年の教室
2.生徒会室
3.三浦達と食べる(詳しく知りたいメンバー指定)
4.鞠莉を探してみる
-
4
-
ガララ
果南「鞠莉〜?」
ガララ
果南「鞠莉〜?」
果南「うーん…空き教室にはいないのか……どこ行ったんだろ鞠莉の奴」
キーンコーンカーンコーン
果南「やばっ!俺まだ何も食べてないって!早く教室帰ってちょっとでも口に入れなきゃ!」
その後大慌てで教室に戻れば、自分の席の横に鞠莉が何食わぬ顔で着席していた。
果南(どこ行ってたんだろう。まぁ、素直に教えてくれる訳ないか)
-
〜放課後〜
キーンコーンカーンコーン
鞠莉「それじゃあね。松浦」
果南「あ、うん………」
果南「…………」
-
4月19日火曜
放課後
恋人
鞠莉
>>763
1.1年の教室
2.2年の教室(千歌or梨子)
3.生徒会室
4.花丸が気になる
5.帰宅する
6.帰って鞠莉に会いに行く
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4
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ー1年の教室ー
ガララ
善子「」ダッ
果南「あっ善子……」
果南「行っちゃった」
「松浦先輩!?どうしてここに!?」
果南「あ、君。国木田さんどこにいるか知らない?」
「うわぁ!先輩に話しかけられちゃった!」
「ちょっと、答えてあげなさいよ……国木田さんなら図書室だと思いますけど」
果南「ありがとう。図書室だね」
「あ、あの!く、くく……国木田さんとはど、どういう関係なんですか!?」
果南「え!?」
>>765
1.あーその……本のことでちょっと
2.可愛いよねマル
3.知り合いなんだ
4.ちょっとね
-
3
-
果南「知り合いなんだ」
「えっ」
果南「じゃあね。教えてくれてありがとう」
タッタッタッタッ……
「知り合いって……えっ……」
「えぇ〜!!!!」
-
ー図書室ー
ガララ
果南「おっ、マルいた」
花丸「…………」
果南(本読んでる)
果南「おーい、国木田さーん」
目の前で手を振ってみるが、反応は無い。完全に本に集中し、自分の世界に入り込んでいるみたいだ。
果南「…………」
>>768
1.そのまま読み終わるのを待つ
2.試しに顔を触ってみる
3.暇なので図書室を散策する
-
3
-
荒らしのプロバイダ規制の巻き添え食らって携帯回線から書き込めなくなってしまった…
-
暇だ……マルが読み終わるまで図書室を少し散策してみようかな。もっとも、私が興味を持つような本があるとはあまり思えないけど。
果南「……ん?」
入り口付近からでは死角になって見えない図書室の隅、そこに彼女はいた。体育座りをして何か雑誌を読んでいる。
初めて男になった(?)日以来だろうか。名前の通りである真紅の髪をツインテールにした可愛らしい少女の名は黒澤ルビィ。私の親友、黒澤ダイヤの実の妹だ。
だけど
果南(今の私は男だし、この世界ではいろいろ勝手が違うし、普通に話しかけていいものだろうか……)
ルビィ「……!あっ、お兄ちゃん」
果南「んっ」
どうしようか珍しく悩んでいると、向こうから話しかけてくれた。
-
ルビィ「お兄ちゃん、どうしたの?」
おに……前の世界でもルビィちゃんとダイヤ経由でたまに遊んだりはしたけど、お姉ちゃんなんて呼ばれたことは無かったので新鮮だ。もし私に妹がいたらこんな感じだったのだろうか。
……少し妹過保護なダイヤの気持ちが分かる気がする。
ルビィ「お兄ちゃん?」
果南「おっと」
ルビィが首を傾け、頭に?マークを浮かべる。非常に可愛らしいが、このままルビィを愛で続けれても仕方ないのでいい加減会話に戻らなくては。
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ルビィ「お兄ちゃん、どうしたの?」
おに……前の世界でもルビィちゃんとダイヤ経由でたまに遊んだりはしたけど、お姉ちゃんなんて呼ばれたことは無かったので新鮮だ。もし私に妹がいたらこんな感じだったのだろうか。
……少し妹過保護なダイヤの気持ちが分かる気がする。
ルビィ「お兄ちゃん?」
果南「おっと」
ルビィが首を傾け、頭に?マークを浮かべる。非常に可愛らしいが、このままルビィを愛で続けれても仕方ないのでいい加減会話に戻らなくては。
果南「ごめんごめん。どうしたの?」
ルビィ「お兄ちゃんも図書室来るんだって思って。ほら、お兄ちゃんってあんまり読書とか好きじゃないって言ってたし」
果南「それは、まぁ…」
否定できない。
ルビィ「でも別にお兄ちゃんだけじゃないよ?ここ、ルビィとマルちゃん以外ほとんど誰も来てないんだ。今日も利用者はルビィ達だけ」
へぇ。なんだ、読書しないのは私だけじゃなかったのか。なんだか少し安心。
ルビィ「お兄ちゃんもご本読みに来たの?」
>>774
1.うん、まぁね(大嘘)
2.ルビィは何を読んでるの?
3.マルが反応しなくてね
4.マル呼んでもらってもいい?
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1
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2
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ルビィちゃんきた!
-
2
-
テスト
-
果南「ルビィちゃんは何読んでるの?」
ルビィ「えっ、実は…ルビィが読んでるのは難しい本とかじゃなくてアイドル雑誌なんだぁ」
果南「へぇ、アイドル雑誌」
ルビィ「うん、これ!」
ルビィちゃんは両手を伸ばし、今見ているページを私に見せてくれる。アイドルのことは余り詳しくないが、何かの特集だろう。ここでもルビィちゃんがアイドル好きなのは変わらないようだった。
ルビィ「見てみて、この子とかすっごく可愛いでしょ!?」
果南「たしかに」
流石手作りのスクールアイドルとは違う本業のアイドル、可愛いを追求している。昔は自分も少しこの女の子女の子している姿に憧れたものだ。
-
ルビィ「はぁ〜可愛いなぁ〜 いいなぁ〜1度でいいから見に行ってみたいなぁ〜」
果南「俺からしたらルビィちゃんもこの子達に負けず劣らず可愛いと思うけど」
ルビィ「えぇ!?そんなぁ…///」
そう言ってルビィちゃんは頬に両手を添え、照れながら体をくねくねしてみせる。可愛い、それしか言う言葉が見つからない。
ルビィ「お兄ちゃんも一緒に…読む?」
上目遣いでおそるおそる聞いてくる姿がまた可愛らしい。
果南「うん。そうしようかな」
可愛いものを見るのは元々好きだし、難しい本と違って私でも楽しめそうなので、ルビィの誘いを承諾し、一緒に過ごすことにした。
果南(あれ、何か忘れてるような……)
-
〜夜〜
果南(宿題やる気しない……)
果南(気分転換に何か違うことでもしようかな)
>>781
1.鞠莉を呼び出す
2.チャットを送る(千歌、曜、ダイヤ、鞠莉)
3.その辺を走ってくる
4.もう寝る
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3
-
気分転換に島を1週してこよう。
果南「ちょっと走りに行ってくる」
じいちゃん「ん」
果南(…………)
バタン
以前は夜外出する際は、たとえ淡島内でも毎回家族に気をつけなさいよと言われたものだが、最近は男だからか何も言われない。
いちいち五月蝿いなと思っていたけど、いざ何も言われないとなると少し寂しい気もした。
おっと、何センチメンタルになってるんだ、自分らしくもない。早く走って頭を空っぽにしよう。
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4月20日 水曜日
3年教室
果南「おはよう」
三浦「おはよう。今日も美人2人と登校とは羨ましいぜ」
果南「そう?」
三浦「お前たまにムカつくな……おっと、愚痴ってる場合じゃない。早く渡辺の情報を書き入れないと」
果南「渡辺って、曜のこと?」
三浦「あぁ。ってお前渡辺とも幼なじみなんだっけ。いいなぁ、俺のこと紹介してくれよ」
果南「お前に曜はやらん」
三浦「なんだよ、彼氏面しやがって!別に付き合ってないんだろ?」
果南「付き合ってはないけど、俺が認めた男じゃないと曜は渡さないよ」
三浦「彼氏面じゃなくて父親面だったか……この頑固親父」
果南「まぁ、曜が自分で認めたなら俺は何も言わないけど」
三浦「よっしゃ、それなら俺にもワンチャン……」
果南「ない」
果南(あれ、曜と言えば何か忘れてるような……)
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4月20日 水曜日
昼休み
果南「今日は鞠莉がどこかに行くことも無かった。ダイヤもいるからだろうか」
>>785
1.2年の教室
2.3年の教室
3.三浦達と食べる(詳しく知りたいメンバー指定)
4.1年の教室に行ってみる
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