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鏡 果南「え、誰このイケメン」
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/10627/1490370600/-100に感銘を受けたので
幼馴染みが4人もいるのが差別点かなぁと
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果南「…………」zzz
果南「んー…?」パチッ
果南「もう……朝か…」
果南(今何時…?)チラッ
7:30
果南「げ!ヤバ!朝練始まってる!」
果南「え、なにこの声」
果南(それに…)
ペタペタペタ
果南「胸が無い!!」
そして横に置いてあった鏡を見ると…
果南「え、誰このイケメン」
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果南「えぇぇぇぇ!?どどどどどういうこと!?」
ピンポーン
「おーい果南!」
果南(じいちゃんの声だ
出ろってことかな?)
果南「はーい 今出る!」
ガチャッ
果南「はい」
ダイヤ「え?なんでまだそんな格好してますの!?」
鞠莉「あら?今日はお寝坊?」
果南(あ、ダイヤ、鞠莉、丁度良かった!)
果南「ダイヤ、鞠莉!見てこれ!気付いたらこんなんになってるんだけど!!」
ダイヤ「?」
鞠莉「?」
果南(あれ、反応うす…)
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果南「ほら、だから!見て!男になってる!どうしよう!」
ダイヤ「何言ってますの?まさか前までは女だったとでも言うつもりですか?」
果南(え?)
果南「女の子で生活してた夢でも見てたんじゃないの?」
果南(え?夢?)
ダイヤ「というか、早く着替えて準備してきてくれません?
私たちまで遅刻しますわ」
果南「あぁ!ごめん!ちょっと待ってて!」
バタンッ
果南(一体何がどうなってるの!?)
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果南「えーとブラは…」ゴソゴソ
果南(あ、男はしないのか)
果南「制服は学ランになってる
あれ?浦の星って共学だったっけ」
果南「えと…今日の授業は何あるんだ!? 」
ダイヤ「松浦さーん」
鞠莉「松浦ー」
果南「ヤバ もう適当に教科書とノート突っ込んどけ!
あと一応体操服と…」
ドタドタドタ
じいちゃん「おい果南!飯は!?」
果南「ごめん!遅刻するから!」
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ガチャッ
果南「お待たせ」ハァハァ
ダイヤ「遅いですわ!」
鞠莉「早く船に乗りましょう」
果南「う…うん…」
果南(鞠莉は分かるけどなんでダイヤもいるんだろう)
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船で陸地まで渡り、そのままバス停から学校へ
いつも通りの日常だけど、異様な部分がいくつかある
ダイヤ「ふぁ〜」
鞠莉「あら?寝不足?寝不足はお肌の敵よ」
ダイヤ「あ、すみません ついあくびが」バッ
ダイヤ(見られてないかしら)クルッ
果南(ん?ダイヤがこっち見てる)
果南(とりあえず手ふっとこ)フリフリ
ダイヤ「!///」クルッ
果南(ありゃ 怒った?)
まず1つ、私が鞠莉とダイヤと一緒に登校している
鞠莉とは家が近くだし一緒に通うことはあったけど、家が離れているダイヤまでいるのは少し違和感がある
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ダイヤ「そういえば松浦さんも今日は寝坊してましたよね 何かあったんですか?」
2つ目はこれ
なぜか名字呼びになっている
果南「いやぁ…何も…」
鞠莉「どーせ夜遅くまでエッチなビデオでも見てたんじゃ無いの?」
果南「えっ///」
ダイヤ「なっ///」
鞠莉「男子ってそういうものじゃないの?」
3つ目
私が男になっている
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ダイヤ「は、は、破廉恥ですわ!松浦さんはそんな人ではありません!
ですよね?」
果南「えっ あっうん! そんなのみてないし、ウチにはそんなの無いよ!」
鞠莉「え〜ホントに〜?
寧ろそういうの見ない方が不健全だと思うんだけど」ニヤニヤ
ダイヤ「鞠莉!!」
果南(鞠莉のことは名前で呼ぶんだな…)
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プシュー
ダイヤ「バス停に着きましたわ」
果南(うん、いつも通りの長い坂だ)
果南(でも桜が咲いていて…季節は春?)
鞠莉「どうせなら坂の上まで連れてってくれればいいのにね」
ダイヤ「それは私も思いますわ」
果南「ね、ダイヤ」
ダイヤ「はい?」
果南「いま、何月何日だっけ」
ダイヤ「えーと…確か4月12日」
鞠莉「日にちはともかく月まで聞く必要ある?こないだ始業式やったばっかだし、どう見ても4月じゃない」
果南「あ、いや…私忘れっぽいからさ」
鞠莉「ん?」
ダイヤ「私?」
果南「あ…」
果南(しまった、今は男だった)
果南「いや…お、俺…」
ダイヤ「………」
鞠莉「………」
クルッ
果南(ホッ)
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キャーキャー
果南「なんか周りが騒がしい気がするんだけど気のせいかな…」
ダイヤ「気のせいではありませんわ」
「あんた行ってきなさいよ!」
「えー!絶対無理だよ!」
「今日も松浦さん素敵!」
「隣の2人が羨ましい!」
果南(なんというか…この手の視点は前にも浴びたことがある)
ダッ
「あ、あの!」
鞠莉「!」
ダイヤ「!」
果南「え」
ウオー
イッタゾー
マァドウセコンカイモ
「あ、あの…松浦先輩、私と付き合って下さい!!」
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ドウナルドウナル?
ヘンジハ!?
果南「え、えと…ごめん」
「そ、そうですよね…私みたいなのが松浦先輩と釣り合うはずがないですよね… ごめんなさいでした!」ダッ
果南「あっ」
鞠莉「あーあ また女の子泣かした
これで何人目かしらね」
ダイヤ「同情で付き合わないのは好感が持てますわ」
果南「えっ やっぱりこういうの今までも何回もあった?」
鞠莉「うわっ…今まで告白してきた女のことなんて覚えてないって?」
果南「別にそういうわけじゃ…」
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果南「靴箱どこだっけ」
鞠莉「手紙入ってるところよ」
果南「?」
ダイヤ「ここですわ」
パカッ
果南「あっ」
上履きの上には可愛らしく装飾された手紙が置いてあった
ビリッ
[18:00屋上で待ってます]
果南「またか…」
果南(振るのも結構気つかうのに…)
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果南「俺の席って…」
ダイヤ「ここ!名前の順!」
果南「あ…ありがとう」
果南(流石に聞き過ぎたかな なんか怒ってるよ)
鞠莉「ふー」ストン
果南(あ、鞠莉は隣なんだ ちょっと安心)
「よっ!」
果南「ひっ!」ビクッ
「今日も告白されたって?いいよなー!モテるやつは!」
果南「え…えーと」
果南(クラスの名前どっかに載ってないかな… あった)
果南「三浦…くん?」
三浦「ん?おお で、どうなのよ 何で断りまくってんの」
果南「え、だって…別に好きじゃないし」
三浦「くぅ〜!冷たいねー!」
果南(そうかな?)
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三浦「とりあえず付き合ってみるとかは」
果南「いや別に…」
三浦「もったいないな〜」
果南(そもそも中身は女の子だしね 私)
三浦「やっぱあれか? 黒澤と小原ー」
果南「ぶっ!!」
三浦「うわっきたね!さては図星か?」
果南「違う!!だって!」
三浦「だって…?」
果南(あっ…今の私は男の子だった)
果南「だって…子供の頃から一緒にいるし… そういう目で見たこと無いっていうか…」
果南(これなら自然かな)
鞠莉「!!??」
ダイヤ「!!??」
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見てるぞ
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あくあくあく
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三浦「えぇ〜あんな美人なのに そんなもんかね」
果南「そんなもん」
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キーンコーンカーンコーン
三浦「松浦ー飯…」
果南「鞠莉ーダイヤー」
三浦(結局女子とかよ…)
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ザワザワ
果南「ん?」
果南(なんか騒がしいような…)
鞠莉「……」
ダイヤ「……」
果南「どうしたの?2人とも鳩が水鉄砲くらったような顔して」
ダイヤ「………それを言うなら豆鉄砲よ」
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鞠莉「ダイヤ!」ガシッ
鞠莉「どういうことダイヤ」ボソボソ
ダイヤ「私にも分かりませんわ!」ボソボソ
鞠莉「中学時代から恥ずかしいからって拒否し続けてきた私たちとのお昼ご飯を」ボソボソ
ダイヤ「松浦さんの方から!」ボソボソ
鞠莉「でもあいつさっき」ボソボソ
ダイヤ「えぇ聞こえました ただの幼馴染みだからそういう目で見れない、と」ボソボソ
鞠莉「わ…訳が分からないわ…」ボソボソ
果南「おーい、なに2人でヒソヒソ話してんのー?」
ダイヤ「とりあえず無事を祈りますわ」ボソボソ
鞠莉「OK!」ボソボソ
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鞠莉「ごめんね!一緒に昼ご飯なんて小学生以来だから驚いちゃって!」
果南「え」
果南(しまった…!いくら幼馴染みでも男女では飯は食べないのか!)
鞠莉「」ニコニコ
ダイヤ「ふふ…」
果南(とりあえず今更抜けるのも不自然だし今日は一緒に食べるか…)
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果南(結局ロクに話が出来ないまま昼休みが終わってしまった…
男だからって変に緊張しすぎだ私!)
果南(せっかく久しぶりの一緒に過ごす昼休みっていうのに2人には悪いことしたなぁ)
ダイヤ(ま、松浦さんとのご飯!緊張しすぎて何も話せませんでしたわ!)
鞠莉(あ〜もう!こんなことならウチのシェフにとっておきのお弁当を作らせるべきだったわ!)
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キーンコーンカーンコーン
果南(授業はいつも通り終わったな、あんまり分からなかったけど)
ダイヤ「松浦さん…」
鞠莉「松浦…」
果南(他の皆も気になるな ちょっと探しに行ってみようかな)ダッ
ダイヤ「あっ」
鞠莉「行っちゃった…」
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果南「2年の教室は…と」
果南「あ、3人いた!ここでも曜と千歌と幼馴染みだったらいいけど…」
果南「おーい!曜ー!千歌ー!」
千歌「あ!おにぃ!」
果南「お、おにぃ…?」
果南(あ、お兄ちゃんのことか)
曜「お兄ちゃん、見て曜の力こぶ�� また私成長したでしょ?」
果南「ふふ…甘いね フンッ」ムキッ
千歌曜果南「おぉ〜」
曜「ってなんでお兄ちゃんまで驚いてるの〜」
果南「ハハハ!ごめんごめん!」
果南(流石男の子の体、めっちゃ力こぶ作れる…)
梨子()ソワソワ
果南(あ、2人に夢中で梨子ちゃんのこと忘れてた)
果南「梨子ちゃんもこんにちは 今帰り?」ニコッ
梨子「えっ!?あっその…」
果南「?」
果南(なんでこんなにあたふたしてるんだろう)
千歌「あれ?おにぃ梨子ちゃんのこと知ってるの?今日転向してきたばっかりなのに」
果南「あ」
果南(しまった!梨子とはまだ認識ないのか!)
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果南「あの…その…いや…」
果南「ほら!ダイヤが教えてくれたんだ!生徒会長だから今日来る転校生のことも知ってて…」
千歌「あ、そうだったの」
果南(なんとか誤魔化せた…)
曜「いきなりイケメンが気さくに話しかけてきたからびっくりしちゃったんじゃない?」ニヤニヤ
梨子「///」コクコク
梨子「お、男の子に下の名前呼ばれたのなんて初めて///」カァァァァ
千歌「わぁお」
曜「お兄ちゃん…?」ジロッ
果南「えっ…何だよ…」
曜「ヒューヒュー」
果南「子供か!」
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果南「で、3人は何してるの?」
千歌「ほら、梨子ちゃん今日転校してきたっていったでしょ?学校を案内してあげようと思って」
曜「お兄ちゃんもくるー?」
果南「あー…」
果南「私はいいや 3人でどうぞ」
果南(他の皆も気になるし)
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果南(次は1年の教室と、)
果南(あ、ルビィちゃんいた)
果南「失礼します」ザッ
ザワザワ
「え!松浦先輩!?」
「なんでこんな所に!?」
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果南「やっほ ルビィちゃん」
ルビィ「ピギッ!あ…お兄ちゃんだったんだ…」
花丸「えっルビィちゃんこの人と知り合いなの?」
ルビィ「うん…お姉ちゃんの幼馴染みで、ルビィもよく可愛がってもらってたんだ」
花丸「へぇ、それで男の人が苦手なルビィちゃんでも平気なんだね」
ルビィ「うん…ホントのお兄ちゃんみたいなんだ」
果南(ルビィちゃんはそうなってるのか じゃあ花丸ちゃんとは初対面かな)
果南「花丸ちゃん 初めまして」
花丸「わ!名前で呼ばれたずら///」
果南「おっと」
果南(私も知らない男の人からいきなり名前で呼ばれたらびっくりしちゃうよ マズイマズイ)
果南「国木田さん」
花丸「なんでオラの名字知ってるずら!?」
果南(しまった!ダブルで墓穴…ダブボケ…)
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果南「ほら、ダイヤ…俺の友達が生徒会長やってて…それで…」
ルビィ「私のお姉ちゃん」
花丸「あぁ…そうなのかー それなら納得」
果南(ホッ)
果南(あれ?そういえば善子ちゃんが見あたらないな)
果南「ねぇルビィちゃん、よし…津島さん知らない?」
ルビィ「え?お兄ちゃん津島さんと知り合いなの?」
果南「あー…うん ちょっとね」
花丸「津島さんならまだ学校来てないずら」
果南「え?どういうこと?」
花丸「入学式から今日までずーっと休み インフルエンザだって」
果南「へー可哀想に」
果南(あとで見舞いにでも行こうかな)
果南「ありがとう、じゃあね」ダッ
ルビィ「うん またねお兄ちゃん」
ドッドッドッドッドッ
シュバッ
ルビィ「え」
花丸「囲まれたずら…」
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