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海未「あなたはアンドロイド」穂乃果「人間とは」
1
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/03/11(土) 21:02:25 ID:p/mjmMOc
2ちゃんねるで、どうにも規制が解除できる方法が分からず、したらばへ移動しました。
364
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/04(木) 22:25:37 ID:YKKv7hsE
タッタッタッ……
真姫「はっ、はっ、はぁ…何、さっきの爆発音!」
ツバサ「……」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「……凛と絵里は…爆発して…」
ツバサ「……」
ツバサ(さては…自爆機能…道連れを狙ったってとこかしら)
ツバサ「……だけど」
海未「……っ」ギリッ
真姫「……!」
真姫(希…!)
真姫「……なによ、もう……とんでもないことになってるじゃない」
365
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/05(金) 00:42:03 ID:IpewSoxw
待ってたぞ
366
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/05(金) 08:15:44 ID:5pHLmBPk
真姫「……どうするのよ、後戦えるアンドロイド、って、そこ!? 仲間割れ?!」
鞠莉「…なに、少しお仕置きよ」
梨子「うぐっ……」
ことり「とにかく、今は、あいつをどうにかしないと…!」
善子「…やれるかしら」
ことり「やらなきゃ……終わりだよ」
穂乃果「……」
367
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/07(日) 00:16:22 ID:HF8gde3w
鞠莉「……」
梨子「ち、千歌ちゃ……」
鞠莉「…」スッ
梨子「っ! 鞠莉さん、何を……」
カチッ
梨子「Aッ」シーン…
鞠莉「……大丈夫、停止させただけ。また戻せば動けるわよ…今は、もう……じっとしていて…」
善子「……」
『じわじわと戦力が減ってきているな』
善子「……ふん、あんたなんか、どうにでも…」
『見くびるなよ』
善子「っ!」
368
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/07(日) 00:31:42 ID:HF8gde3w
善子「っ、!」ガンッ!
善子(は、や……)
ことり「くっ、この……!」
穂乃果「……も、う…」
穂乃果「もうやめようよ……こんなこと…」
海未「穂乃果…」
穂乃果「誰も、こんな事の果てじゃ、誰も、笑顔になんかなれないよ…」
穂乃果「それとも…私がアンドロイドだから、そんな風に考えちゃうの?」
穂乃果「人間は、どう思うの? ……海未ちゃん」
369
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/07(日) 00:42:58 ID:HF8gde3w
海未「……私、は……」
ツバサ「ならもう全部ぶっ壊せばいいじゃない」
穂乃果「え……?」
ツバサ「どちらの結末も嫌なら…どちらもないようにしてしまえばいいじゃない」
海未「……どういう意味ですか?」
370
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/07(日) 01:28:44 ID:Ce.3le0c
ツバサァ!
371
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/07(日) 20:20:05 ID:HF8gde3w
ツバサ「はっ、この人口惑星にも、自爆装置備えてんのよ」
ツバサ「アンドロイドも、エイリアンも、人間も。全て木っ端微塵」
ツバサ「何事も無かったことにしてしまえばいいじゃない」
372
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/07(日) 21:35:56 ID:HF8gde3w
ツバサ「どちらかが笑って、はいわかりました、で終わる問題じゃないのよ」
ツバサ「戦争なのよ、これは」
ツバサ「互いに互いの、正義があるのよ」
穂乃果「……で、でも、全員木っ端微塵なんて…」
ツバサ「……だからこそ、何を選ぶべきか、わかるでしょう?」
373
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/07(日) 23:11:34 ID:HF8gde3w
穂乃果「……」
海未「……ツバサ」
ツバサ「……ふん、ジョーダンよ。まあ自爆装置はあることはあるけど。…こんなとこでおわるのなんて、嫌なの。せっかく助かった我が身だしね」
ツバサ「戦いなさい。最後に、まだ生き残っていた方の勝ちよ」
374
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/08(月) 23:25:23 ID:j12pPM6Q
今週土曜日、日曜日にて完結予定。明日から再開です。
375
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/09(火) 20:15:01 ID:WYsR5Zs.
お、待ってる
376
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/09(火) 21:07:15 ID:tClL.XVg
楽しみ
377
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/10(水) 04:20:34 ID:ES.Rnexc
穂乃果「……」
海未「…穂乃果。あなたが戦うことは…」
穂乃果「……ううん。これは、もう…私たちアンドロイドの問題でもあるから」
海未「……」
穂乃果「……ただ、わがままかもしれないけど」
穂乃果「私は、…出来るだけ…多くの誰かを救いたい…」
378
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/13(土) 21:06:48 ID:iWXdAXfw
ことり「……っ、と…」スタッ
ことり「でも、あのエイリアンを止めるには、あの女の子を殺す必要があるんだよ」
穂乃果「……なら、せめて」
穂乃果「あの、女の子だけでも、救いたい」
千歌「……」
ことり「……今、ちゃんと聞いてた? あの女の子を殺さないとエイリアンはね、止まらないの」
穂乃果「エイリアンを倒す……っていうことから離れるのは?」
ことり「?」
379
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/13(土) 21:14:40 ID:iWXdAXfw
穂乃果「活動が出来ないようにすれば…いいんでしょ?」
海未「そうですが……!」
『よそ見してる暇などないぞ!』
ことり「っ、! 」パシッ!
ことり「何か、考えあるの?!」
穂乃果「…上手く行くかはわからないけど」
380
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/13(土) 22:05:32 ID:iWXdAXfw
穂乃果「……ツバサさん」
ツバサ「なによ」
穂乃果「この惑星、移動できたりする?」
ツバサ「……ええ。動くけど?」
穂乃果「……だったら」
穂乃果「この惑星ごと、ブラックホールに突っ込んで」
ツバサ「…………は?」
381
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/13(土) 23:28:21 ID:iWXdAXfw
海未「……? ……、……」
海未「……はい!?」
ツバサ「とんでもないこと言うわね…」
穂乃果「……でも、もうこれしかない思うよ」
善子「なに?! どうしろってー!?」ガン、カギッ!
ことり「っ、この!」バジ!
真姫「……でも、それ、どうするの? 確かにそれが出来れば、解決するかもしれないけど…」
真姫「そもそもブラックホールがそんな都合よく現れる……? それに、そこまで近づくことが、どれだけ危険か…」
382
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/13(土) 23:51:23 ID:iWXdAXfw
日曜日完結
383
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 00:09:15 ID:f7FSe.Uo
なんだ今日か
ここからどんなオチに行くのか
384
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 10:12:16 ID:rp/GpfpM
ことり「っ、とにかく、私達があのエイリアン抑えてるから、ちゃんと決めててよ!」ダッ
善子「ほいきた!」
鞠莉「……」
シュッ、ヴィィィンッ…カチッ
梨子「……はっ!」ガバッ
梨子「あっ、え……鞠莉さん?」
鞠莉「…あなたの友達、助ける方向性で」
385
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 11:40:10 ID:rp/GpfpM
梨子「……!」
鞠莉「そのために、あのエイリアン。抑えてて。……いい?」
梨子「……はい!」
真姫「…でも、確かに。そんな事が出来れば、エイリアンも襲ってこない」
ツバサ「生存戦争に決着がつくわ」
ツバサ「ただ、さっきも言ったけど、ブラックホールは、無理よ。だってそんなほいほい自然発生するものじゃ、ないもの」
穂乃果「……」
海未「穂乃果?」
穂乃果「無理なんだ…」
真姫「……あ、アンドロイドよね? あなた」
穂乃果「だって私のデータには、詳しくはないとん…」
386
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 13:10:51 ID:rp/GpfpM
『なにをしている!』ヴァッ!
真姫「うわっと!?」
花陽「とにかく、一旦離れよう…」
海未「何か、他に考えは…」
ツバサ「…ねえ、代わりと言っちゃなんだけど」
ツバサ「太陽は?」
387
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 14:23:24 ID:rp/GpfpM
海未「太陽……ですか」
ツバサ「ええ。私たちは脱出、エイリアンは惑星ごと燃え尽きる……再生するかもしれないけど、その度に燃えるはず」
真姫「エグいこというわね……」
ツバサ「実際もうそれしかないわよ」
388
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 15:48:10 ID:rp/GpfpM
穂乃果「ここから太陽までどれくらいかかる?」
ツバサ「そうね……大体地球からの距離って考えていいから…」
ツバサ「光の速さで…10分くらい?」
穂乃果「…光の速さでかぁ」
海未「や、やはり無理で…」
ツバサ「……ふっ」
真姫「……?何がおかしいの?」
ツバサ「この人口惑星をなめるなってことよ」
ツバサ「大体どうやってこれを、こんなところに運んだと思うの?」
海未「それは……」
ツバサ「ワープよ」
真姫「!」
389
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 16:13:56 ID:rp/GpfpM
花陽「そんな機能が…」
ツバサ「近くまでなら、ワープ可能よ。ただ、もう一つ問題があるわ」
海未「どうやってあのエイリアンが、太陽に近づくまで大人しくしてくれるか、ですね」
ツバサ「ええ。ある意味こっちの方が問題よね」
真姫「一気に致命的ダメージ…いや、厳しいわね。そもそもが強すぎる」
390
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 20:54:09 ID:rp/GpfpM
真姫「…1つ…提案が」
ツバサ「なに?」
真姫「……絵里と、凛の……オリジナルに手伝ってもらうのは」
ツバサ「……ああ」
ツバサ「なるほど、それならいいかもね」
花陽「……! でも、それって」
ツバサ「あのふたりはもう死んだのよ。本人じゃあない」
ツバサ「それは分かっておいて」
花陽「……うん」
海未「抑えていえもらう…それは、やはり最後まで…」
ツバサ「犠牲になってもらうわ」
穂乃果「……」
ツバサ「誰かの犠牲なしでは、終わらないわよ」
穂乃果「…わかってるよ」
391
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 21:12:17 ID:rp/GpfpM
ツバサ「それと、この惑星はある程度ブーストかけないとワープは出来ない…そのために、この惑星をその瞬間まで捜査している者が必要なの」
海未「そんな……まだ、誰かが、犠牲に…?」
にこ『その必要は無いわ』
海未「!?」
392
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 22:41:36 ID:rp/GpfpM
真姫「い、いたの?」
にこ『データ上ならどこにでも現れるわ』
にこ『さて、誰かが惑星を操作、だったわね』
にこ『私がいい感じにハッキングしてやるわ、それで構わない?』
真姫「…でも、あなたは」
にこ『大丈夫大丈夫。バックアップしてくれていたら、いつでも復活できるから』
真姫「……そう」
穂乃果「…じゃあ、お願いしてもいいの?」
にこ『ええ』
ツバサ「……あとは、ELIとRINね」
393
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 23:06:10 ID:rp/GpfpM
ツバサ「……」パチンッ
ザッ……シュタッ!
ELI「……」
RIN「……」
花陽「……っ」
ツバサ「……さあ、撤退を、始めるわよ」
394
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 23:21:05 ID:rp/GpfpM
鞠莉「……どうやら、目処がたったみたいね」
鞠莉「…あの子を奪って、逃げるわよ!」
善子「はいはい!」
梨子「っ、千歌ちゃん!」
千歌「っ…」
梨子「千歌ちゃん、行こう、私たちと…」
千歌「……」
千歌「……っ」コクッ
梨子「…!」
ツバサ「後はこの2人に任せておいて」
ELI「……」
RIN「……」
花陽「……」
海未「…花陽、いきますよ」
花陽「……うん」
RIN「……、」
ありがと、バイバイ、かよちん。
花陽「っ!」
RIN「……」ザッザッザッ
395
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 23:31:49 ID:rp/GpfpM
花陽「……さよなら」
ーーー
ダッダッダッ
ツバサ「宇宙船はこのしたよ、早く!」
真姫「急かすんじゃないわよっ、もう…!」
穂乃果「……私たち、どこに行けばいいのかな」
穂乃果「もう、地球は…」
海未「…それは、戻れてから、かんがえましょう、穂乃果」
穂乃果「……うん」
396
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 23:39:43 ID:rp/GpfpM
ーーー
鞠莉「…こりゃすごい。こんなのあるなら、早く教えて欲しかったわ」
ツバサ「わたしをアンドロイドにして、正解だったわね……行くわよ、忘れ物なんか、ないわよね?」
真姫「……ええ」
海未「大丈夫です」
ツバサ「……にこ、頼むわよ」
にこ『はいはい……行くわよ……!!』
ブォンッ!!ゴゴゴゴゴ…
にこ『ワープ開始!』
397
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/14(日) 23:55:31 ID:rp/GpfpM
すみませんちょっと間に合いませんでした…明日夜、再開、今度こそ、完結です。
398
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/15(月) 01:18:52 ID:SAF60S/E
えりりんはバックアップから復活できないのかな
399
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/15(月) 22:56:44 ID:WHKPOibY
ゴゴゴゴゴ……!
穂乃果「うわっ、とと…」
にこ『後少しよ、その前にあんたたち、はやく脱出しなさい』
ことり「……お姉ちゃん」
にこ『大丈夫、また会えるわ。心配しないで』
ことり「……うん」
鞠莉「ひゃ〜、細すぎてわからな……いや、理解したわ」
ツバサ「天才って、これだから嫌いなのよね…」
鞠莉「こっちも、行くわよ!!」ドヒュンッ!
バォンッ!
海未「……」
穂乃果「あ…」
千歌「……」
シュインッ…
………………
ーーー
『ちっ、こいつら、なんなのだ、強い…だが、数が足りんよ、数が!』
RIN「……」ギィンッ
『あの小娘達がどこへ逃げたかは知らんが、すぐに落ち着いてじわじわと……?』
(……暑い?)
400
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/15(月) 23:14:42 ID:WHKPOibY
『っ!!』
ゴバァァァァッ…
『なっ、どういうことだ……!?』
『ぁぁ、あ、あつい、あつぃ、っ、ぎっ、ぃ……!』
RIN「……」ドロッ…
ELI「……」ピシッ
『く、くそが、人間ども……! こんな、こんな事で、おわって、たまるか…』
『やっと奪い返したんだ、あいつらから、私たちは……』
『あ、ぁぁあ、消える、消える……とける! いやだっ、助けてっ、助けてくぇらてててててててててててててててて』
ジュッ…
『ああああああああああああああああああああAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!』
シワュババババババッ……
ーーー
フオンフオンフオンッ…
真姫「…結局、また地球に帰るのね」
梨子「マスクしててくださいね」
海未「……」
花陽「…これから、どうしよう」
善子「どうしよって……どうするの」
ことり「それよりお姉ちゃん、復元してよ」
鞠莉「……あのさ」
401
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/15(月) 23:25:10 ID:WHKPOibY
鞠莉「これ、うまく行くかはわからないし、完全未完成だから言うの辞めてたけど…」
梨子「……まさか、鞠莉さん…あれですか…?」
鞠莉「いやぁ、でも、割とマシなんじゃないかな……」
穂乃果「……なにを?」
鞠莉「……ちょっと、ついてきて」
ーーー
海未「…あの診療所の地下……ですか」
善子「…」
鞠莉「……これよ」
千歌「……なに? これ」
鞠莉「……冷凍睡眠装置」
真姫「…ああ、なんとなく察したわ」
402
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/15(月) 23:28:24 ID:WHKPOibY
鞠莉「ええ、ご察しの通り……これで、人間が住める環境になるまで、眠るの。…確か、今他にも人、いるのよね? 男の人も」
海未「……それは、現実的なのですか?」
鞠莉「うーん…正直、上手くいく、なんて言えない。目覚めずに失敗するかもだし、何より、リスクが、一つ」
鞠莉「誰かが、確認しなきゃ。この世界が、人に住めるようになるのか。……それが出来るのは、アンドロイドだけよ」
ツバサ「……」
403
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/15(月) 23:30:56 ID:WHKPOibY
鞠莉「梨子と、ヨハネはサイボーグだから、人間よりね…」
真姫「……なら、後は」
ツバサ「私はやらないわよ」
ことり「私も、パス」
鞠莉「……ま、そういうと思ったけど」
ツバサ「ふん、そこまでお節介じゃないの。私は、もう私の好きに生きるわ」
ことり「私はお姉ちゃんがいたらそれでいい」
鞠莉「……」
花陽「……私は…」
穂乃果「私、やるよ」
404
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/15(月) 23:42:14 ID:WHKPOibY
海未「……!」
鞠莉「……本当に? いいの?」
穂乃果「誰かがやらないといけないことだから…なら、私がやっても、いいでしょ?」
鞠莉「……ええ」
海未「……」
ーーー
真姫「……これで、全員」
鞠莉「少ないわね……まあ多かったら、装置足りなかったけど」
海未「……」
梨子「……そういえば、ことりちゃんと、ツバサは…」
善子「さあ…、勝手に旅立ったわよ。自分のことしか、興味無いんだから……たぶん」
千歌「……私、ここにいて、いいのかな」
梨子「……いいんだよ!」
鞠莉「……それじゃあ、いいかしら」
穂乃果「……うん」
穂乃果「おやすみ、みんな」
405
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 00:08:52 ID:bFyAPWEY
スウウ……カチャッ
穂乃果「……」
穂乃果「…」テクテクテク
穂乃果「……なんで、残ったの?」
海未「あなた1人、残せるわけはありません」
海未「……それに、一体誰が、あなたのメンテナンスをするというんですか?」
穂乃果「たはは…」
海未「……」
海未「実は、私の体も、もう人間のものではないんです」
穂乃果「……え?」
海未「……」
穂乃果「……い、いつから…」
海未「……」
海未「…最初から、と言ったら、怒りますか?」
穂乃果「……え?」
406
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 00:13:52 ID:bFyAPWEY
海未「…もう既にボロボロなんですよ、私の体は」
海未「少しだけ、また少しだけ、体が機械に代わっていって…」
海未「気づけば生身の方が、少なかったです」
穂乃果「……」
海未「……だから、前に、おんぶされた時、重いって言ったのは、正解なんです」
穂乃果「海未ちゃん…」
海未「……それが、私が外にいられる理由です。他のみんなには、話せませんでしたが…」
穂乃果「……」
海未「…それに、ひとりだと、寂しいでしょう?」
穂乃果「……うん」
海未「…待ちましょう、いつか、来る日を…」
穂乃果「…そうだね」
穂乃果「……ねえ、海未ちゃん。私たちって…正しかった、のかな」
407
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 00:18:16 ID:bFyAPWEY
海未「はい?」
穂乃果「…奪った地球で、生き延びようとして」
海未「……」
海未「…わかりませんよ……ただ。一つ言えるのは…」
海未「私たちは……勝者です」
海未「……戦争というのは、総当」
408
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 00:27:15 ID:bFyAPWEY
海未「戦争というのは、そういうものです。正しい者が、勝つのではなく、勝ったものが、正しいのです」
穂乃果「……」
海未「…」
穂乃果「空、綺麗だね…」
海未「…ええ」
穂乃果「…いつか、いつかさ」
穂乃果「平和に暮らせるようになったら…」
穂乃果「みんなで、遊びたいね…」
海未「漠然としてますね」
穂乃果「……いーの。それくらいが、ちょうどいい」
海未「……そうですか」
穂乃果「……うん。私には、それでいい」
失ったものが、たくさんあって…手に入れたものなんて何も無い…。
自分たちが正しくない、なんて事はわかっている。みんな分かっている。だけど、それでも私たちは、生き延びるんだ。
海未「…そういえば、穂乃果、ブラックホールについて詳しくありませんでしたね。せっかくですし、後で更新しておきましょう……他に、何か知っておきたいことは、ありますか?」
そうだね、……じゃあ、一つだけ。
穂乃果「……人間とは」
おわり
409
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 00:32:41 ID:bFyAPWEY
これにておしまいです。2ヶ月ありがとうございました。終末物は難しい…。
したらばで穂乃果が男体化したり、千歌が男体化したりするものも書いてるので、興味があれば。
410
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 00:51:32 ID:Wy3mxb8E
男体化はNG
411
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 01:14:48 ID:dcRcbzjo
おつ
スケール壮大でびっくらこいたけど楽しかった
412
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/05/16(火) 02:09:09 ID:YOHdW8zM
二ヶ月も経ってたのか、乙乙
終盤ちょっと分かりづらい部分あったけど面白かったです
413
:
名無しさん@転載は禁止
:2017/07/08(土) 04:49:07 ID:9Odp0iAU
おつ!よかった
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