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海未ちゃんミニ四駆SS
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海未(ずっと思ってたんですがミニ四駆の肉抜きは本当に意味があるんでしょうか…)←タイトルこちらです
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絵里「あっ……」ぐにっ
海未「絵里!何度も言っているでしょう!肉抜きの時にはちゃんとピンバイスを使ってください!」
絵里「ごめんなさい…」
キコキコキコ…シュッシュッ
海未「ふぅ……できましたよ真姫」
真姫「ありがとう!流石は海未ね……この精密な仕上がり……」
真姫「早速テスト走行させてくるわ!」
ギュギュギュイッギャア…………………。
海未(私はミニ四ファイターと土屋博士を信じて、幼い頃から…ただひたすらミニ四駆の改造に青春を捧げてきました…)
海未(ですが…………)
海未(最近思うのです…………)
真姫「やったわ!海未お手製のフロントスポイラーがダウンフォースを更に高めてるわね!コーナリングでの安定感がさっきまでとはまるで違うわ……」
海未(実はあんまり………いや、全く意味がないんじゃないのかって………。)
絵里「すごいわね真姫………その地を這うような走り!正にコーナリングモンスターね……」ゴクリ…
海未(しかもこの二人は私の受け売りでそれっぽい専門用語にやたら詳しくなってしまいましたし…)
真姫「この様子なら……あともう少し車体後方を軽量化した方がボディバランスが良くなりそうね…」
海未(いや、むしろ肉抜きってマイナスな気すらしていたんです…壁にぶつけるとすぐポキってなりますし)
絵里「ハラショー!私も早くヘッドライトの肉抜きを終わらせてテストランしなくちゃ…!」キコキコキコ…
海未(思えば………………)
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〜〜〜〜〜〜
じゃん☆
穂乃果(12)「できたー!」
ことり(12)「わあ、可愛い♡」
穂乃果「キラキラペンで窓の所を塗ってみたんだっ」
海未(12)「穂乃果!あなたは何てことを!それでは車体の受ける気流が乱れてマシン本来のパフォーマンスがーー」
穂乃果「んもおっ!いちいち海未ちゃんはめんどくさいよっ!気流とか穂乃果よくわかんないし!」
ことり「これはこれで可愛いし私は好きなんだけどなぁ♡」
海未(くっ……!この素人達は……!何も分かっていないじゃないですか!)
穂乃果「いっけぇ!ほのダガーX !!」キャッキャ
ことり「速い速いっ♡」キャッキャ
〜〜〜〜〜〜〜〜
海未(何も分かっていないのは私の方だったんですね…)
海未(ミニ四ファイターなどという幻想に踊らされ、土屋博士などというおっさんを盲信し……)
私は………親友の言葉に耳を傾けようともしなかった…!
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真姫「気に入ったわ……このセッティングなら次の大会こそ入賞は間違いないわ」
海未(そして……)
絵里「ついに真姫もデビュー戦ね!大会の前にはタイヤをポッケに入れて温めておくのよ!」
海未(今度は私が、大切な友人を間違った道へと……)
海未(私は………私はどうすればっ………)
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希「ミニ四駆の改造かぁ……」
海未「はい…私が信じてきたものとは一体 何だったのでしょうか…………」
希「分かるよ海未ちゃん……うちもスライドダンパーローラーが出た時は千円握りしめてプラモ屋にダッシュしたもんだよ」
海未「絵里や真姫に私はなんて事を……」
海未「真姫はやたらダウンフォースって言いたがりますし…絵里なんて軽量化にハマり過ぎてシャーシまで削りだす始末です…」
希「それは重症やね……」
希(そもそも何で高校生にもなってミニ四駆やっとるんやろ…)
海未「希……!私は彼女達にどうやって償えばいいのですか…?」
希「いや、普通に謝ったらいいんやないん?」
海未「そんなっ!あの2人はμ'sでも特にプライドが高いんです…」
海未「肉抜きで速くなったのは気のせいだったなんて知ったら……」
海未「ああっ!考えただけでも恐ろしいです……」
希(めんどくさ……)
希「なら海未ちゃんが幕引きしてやったらいいんやないん?」
海未「そ、それはどういう意味でしょうか?」
……………………。
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乙支援
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ギュイッギャアア…
絵里「見て…」
真姫「何よ………これ………」
絵里「ご想像の通りよ……!ヘッドライトから入った気流がバッテリーとモーターを直接冷却するようになってるの」
真姫「すごいじゃない!これならどんな過酷な耐久レースでもマシンにかかる負担が大幅に軽減されるわね!」
ガラガラガラ…
絵里「海未!遅かったわね」
真姫「丁度いいとこに来たわ…エリーのマグナムが良い具合に仕上がったのよ」
海未「………」
絵里「ふふ♪ 驚きで言葉も出ないってわけね! 」
海未(違いますよ…どれだけ都合の良い解釈なんですか…)
海未「………今日は……2人に大切なお話があります。」
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真姫「何……? 今度の大会の事? 」
海未「私達……音ノ木ソルジャーキッズは……」
海未「次の大会を持って……終わりにします。」
絵里「………!?」
真姫「そんなっ…?!うそ……」
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絵里「そんな……何で急に!?」
真姫「そうよ…!これからじゃない私達…」
海未「………いいですか…2人共」
海未「私達はそもそもスクールアイドルなんです」
絵里「っ………?!」
海未(いや、何でそこで驚いてるんですか……)
海未「だから……その……きりが良いかと思ったのです」
真姫「どういう事?」
海未「私達は限りある時間の中で高校生活を過ごしているんです…それはスクールアイドルもミニ四駆も同じです」
海未「だからこそ次の大会で私達が優勝を飾り、伝説のまま表舞台からフェードアウトと…」
海未(正直、自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきました…こじつけにも程がありますね…)
絵里「一理あるわね…」
海未(理なんて一切ありませんが絵里ならそう言ってくれると思っていましたよ!)
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真姫「確かにそうかもしれない…」
海未(末っ子もやっぱり乗っかってきましたか…予定通りです)
海未「だからこそ……次の大会は悔いの残らぬ様にベストを尽くしましょう」
絵里「ええ!私のマグナムも最後にひと暴れさせてあげなくっちゃね!」
海未「そうと決まれば特訓です!私は大会に向けて作戦を考えておきますので」
海未(勿論作戦なんてありません、とにかく速ければ勝てるんですよ…)
海未(お願いだから…これで終わらせてください)
目を覚ますんです…絵里、真姫…!
-
ー数週間後……秋葉原 某デパート屋上ー
司会のお姉さん「さあさあさあ!ついにやって来ちゃったよぉー!!」
司会「このエリア最強を決めるアキハバラカップのぉぉ……」
司会「開幕だぁあーー! ! !」
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絵里「ついにこの日がきたわね//」ワクワク
真姫「これが会場?」
海未「どうしました真姫?」
真姫「いや、意外と小さいのね……大丈夫かしら」
海未(ん……??)
絵里「今回は個人戦よ!お互いにベストを尽くしましょ!」
海未「絵里……その……」
絵里「どうしたの?」
海未「……指ぬきグローブは遠慮していただけませんか?」
絵里「ああ、これ?」
海未(仮にも高校3年生なんですよ…私まで痛い奴と思われかねません)
絵里「これでモチベーションを上げてるのよ…!」
ギュッ……手首コキコキ……
絵里「よし……!いけるわ…」
海未(いくのはマグナムですよ…あなたのモチベーションは何も関係ないんです…)
真姫「さあ、まずは予選突破ね」
海未「ではエントリーしてきますね」
………………………
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ズヒァアアアギュイイ……
少年A「いっけー」
少年B「わー、負けたー」
海未「ふん……所詮は素人ばかりの大会、これは楽勝のようですね」
真姫「……………」
海未「どうしました真姫?」
真姫「ねぇ………」
海未(まさか怖気付いたのでしょうか…真姫にしては弱気ですね)
海未「大丈夫ですよ、いつも通りやればーー」
真姫「違うの…」
海未「はい……?」
真姫「皆……走ってないわ…。」
海未(走る?走るって……まさか……)
……………。
真姫「マシンと一緒に走らなくていいの…?」
海未(ああ…………!)
絵里「バカね!私達はスタートしたら見守るだけよ?」
真姫「そうなの…!?」
海未(うわぁぁ……昔の私と同じ勘違いをしていた様ですね)
絵里「待ってる間は退屈だから、私は一応マシンを応援してるけどね!」
真姫「そう…なんだ……」
海未(明らかにテンションガタ落ちしていますね…)
絵里「あ、次は私と真姫番ね…!ちょっと行ってくるわ」
絵里「海未………応援、頼んだわよ」
真姫「……」
海未(真姫はもう完全に戦意喪失していますね…どれだけ一緒に走りたかったんですか…)
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絵里「いくわよ…マグナム」カチッ
ギュギュギュイッギャア……
真姫「………」カチッ
絵里「ちょっと真姫!走る前には何か気合い入れなさいよ」
真姫「え……?」
海未(ええいっ!余計な事はいいですから、皆見てますよ…!)
真姫「………」
真姫「力を貸して……ソニック!」
絵里「ハラショー!その意気よ、ソニックもきっと力を貸してくれるわ♪」
司会「あの…それでは各自スタートポジションに」
絵里「あ……すいません!行くわよ真姫」
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ドクン…ドクン………
司会「レディ………」
ゴーーッ!!
絵里、真姫「いっけぇえ………!!!」ヒョイッ
ギュギュギュイッギャアア……
司会「さあ、始まりましたぁ!!まず先頭を走るのはぁ!??」
絵里(ふふ……)ニヤリ
司会「ハリケーンソニックだぁ!!!速いっ!速すぎるぅぅ!!」
絵里「あれ……??」
真姫「駆け抜けるわよ!ソニックッ!!」
海未(まぁ当然ですね…真姫のソニックは私が駆動系をセッティングしてありますから)
司会「そしてぇ!先頭グループに遅れをとっているマシンが一台!」
トロトロ………
絵里「マグナム!………何でよっ!?」
海未(はぁ……やっぱり)
海未(調子にのって3.5:1の超速ギアに最高速特化のレブチューンモーターなんて組むからです……)
海未(ストレート至上主義なんて幻想に過ぎないんですよ……ここにもミニ四ファイターとコロコロの犠牲者が…)
絵里「くっ……!ここからよ!」
トロトロ……
海未(ここからも何もありません…永遠と続く平らな真っ直ぐ道なら兎も角…)
海未(日本のコースでは、まず確実に最高速まで持っていく事は不可能…)
海未(だったら……)
真姫「やったわ!このまま逃げきるわよっ!」
海未(4:1ローギアでトルクフルに組んである堅実的な真姫のソニックの方が圧倒的に有利で速いんです)
海未(この予選ブロックは真姫の圧勝で決まりですね…)
真姫「あと少しよっ!何よ…簡単じゃない♪」
ギュギュギュイッギャア……ポロッ……
真姫「え……?」
司会「あーっと!コレは!?」
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海未(………バカなっ?!)
司会「フロントローラーが片方落下した様でぇすっ!!」
真姫「何で!?こんな時に!?」
ギュギュギュイッギャア……ぴょん…
海未「コースアウト!?そんな……有り得ません…!」
司会「やはりミニ四駆は何が起こるかわからなーい!!んでぇ予選通過はぁーー!?」
…………………。
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絵里、真姫「う、うう……」グスッ
海未「絵里は兎も角…何で真姫まで……」
海未「真姫!さてはあなた…直前にセッティングをいじりましたね?」
真姫「し、してないわよ…!」
海未「では一体何でこんな……!」
絵里「…」
海未(ん……?)
海未「絵里??どうしたのですか俯いて……」
絵里「……………」
絵里「あの…………ごめんなさい……」
真姫「はい?」
絵里「前からちょっと触ってみたくて………」
海未(………?)
絵里「昨日、真姫のソニックをこっそりいじってたら」
絵里「壁にぶつけちゃって……その時に……」
海未(ちょっと……まさか………!)
絵里「シャーシのローラー留める所にちょっとヒビが……」
真姫「そのままにしてたってわけ!?」
絵里「………一応……ボンドで………。」
真姫「はぁ…………」
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海未(このぉぉ………!)
海未「だったら……!何故早く言わなかったのです!!」
絵里「………」
絵里「…………んぐっ……」じわっ
海未「え……?」
絵里「………だってぇ…」グスッ
絵里「真姫にバレたら絶対嫌われちゃうって…」ポロポロ
海未「あなたは小学生ですかっ!!」
絵里「うあああ!!ごめ……なさ……ひぐっ……」
……………。
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海未(あ〜あ)
海未(ここまで来ると笑えてきますね……真姫も若干 半笑いになってますし……)
真姫「エリィ……」
真姫「私は怒ってないから……ね?」
真姫「マック買ってあげるから……、一緒にいきましょ」ナデナデ
絵里「……うぐぅ………真姫ちゃあん!!」ぎゅっ
真姫「はいはい……沢山ポテト頼んであげるから!」
真姫「って訳だから……、ちょっとお昼ご飯食べてくるわね」
海未「はい、後は任せて下さい!」
海未「さて…………」
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カチャッ…………パカッ………
海未「…」スッ
海未「あなたを引っ張り出すのも久しぶりですね…」
司会「それでは次のブロックの予選の方はーー!」
海未「いきますよ……ガンブラスターXTO!」
……………
………
…
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絵里「遅くなったわ、ほら海未の分のポテトも買ってきたわよ!」
海未「それはありがとうございます、早速いただきます」パクパク
海未(ふう…それにしても…)
真姫「今度からは触っていーから、ちゃんと言ってよね!」
絵里「もう……わかってるって♪」
海未(すっかり元気になったみたいですね、この切り替えの早さは見習いたいものです)
真姫「所で海未……予選はどうだったの?」
海未「ああ、無事に通過できましたよ…そしてもうすぐ決勝です」スチャッ
真姫「ん……これ!?」
真姫「いつものマシンと違うわ…」
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絵里「あら、真姫は初めて見るんだっけ♪」
海未「これはガンブラスターXTO……私のメインのマシンです」
真姫「あ……!」
真姫「モーターが!前についてるわよ!?何なのコイツ!?」
海未「これはFMシャーシという特殊な機構をしてまして…」
海未(そう……フロントにマウントされたモーターが最大の特徴で、その構造上…車体を引っ張り上げる様なとてもパワフルな走りが魅力なんです)
海未(当時の私は、この剥き出しのモーターとトライダガーを彷彿とさせるデザインの虜になってしまったものです…ふふ)
海未「さて……そろそろ出番でしょうかね」
絵里「期待してるわよ、海未」
真姫「私達の分まで頼んだわよ」
海未「ええ…分かっていますよ…」
海未「軽く……捻り潰してきます」
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司会「それでは各ブロック通過者による決勝戦っ!」
司会「各自スタートポジションへ!!」
海未「いきますか…」カチッ
「わあ!」
海未「ん……?」
「お姉ちゃんのマシン…初めて見たぁ」
海未「ああ、今の方々はあまり知らないでしょうね」
海未(だから…2度と忘れる事が無いように…)
海未(その記憶に刻み込んであげますよ!この走りをっ!)
「へぇ、かっこいいですね」
「でもね…」
勝つのは……わたしだよ……
………………
…………
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司会「さぁ!それでは表彰台に上がっていただきまっしょー!!」
司会「今大会ぶっちぎりのタイムを叩き出した期待のルーキー!」
絵里「………海未…」
真姫「…………そんな……」
司会「若きレイスティンガーの使い手っ!その名は〜!?」
司会「桜内梨子ちゃああん!!おいでおいでぇ♡」
梨子(11)「は〜い!」トテトテ
パチパチパチ!
海未「………」
司会「今日は誰と来たのかなぁ?!」
梨子「えと…ママと来ましたっ」
司会「そっかぁ!それにしても速いねぇ!」ナデナデ
梨子「えへっ//」
海未(信じられません………)
海未(この私が……ガンブラスターが手も足も出ないなんて……)
海未(こんな事が………)
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司会「そして2位の海未お姉ちゃんにも拍手をー!!」
パチパチパチ……
梨子「あ……さっさのお姉ちゃんだ」
海未「…………」
梨子「2位だったんだ!おめでとう」
海未「は……はは、どうも…」
梨子「全然気づかなかったよぉ!」
海未「え……… 」
梨子「あまりに…………遅すぎて……」
海未「な……………!? 」
梨子「じゃあまたね」
2位の……お姉ちゃん………。
…………………………。
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海未「…」
絵里「お疲れ様、良い走りだったわ」
真姫「ええ、流石は海未ね」
海未「………すいません…大口を叩いておきながら。」
海未(そうです……)
…………仇討ちどころか、この有様なんて…
絵里「その……惜しかったわね//」
真姫「ちょっと寂しいけど、これでミニ四駆とはお別れね…//」
海未「絵里………真姫………」
海未(私は……何をやっているんでしょう…)
海未(大切な友人を悲しませた挙句……あんな幼女に無様に敗北し……)
絵里「今日は打ち上げね!さぁ…マックにでもいきましょ」
真姫「またマック?もう嫌よ」
海未(私は………私は……………!)ギリッ
ミニ四駆を何も分かっちゃいなかった…!
絵里「なら海未はどこのマックがいい?」
海未「……待って下さい…」
真姫「え………?」
海未「このままなんて……!」
海未「音ノ木ソルジャーキッズに敗北は許されないんです」
絵里「海未………?」
真姫「それって…!」
海未「2人共……もし良ければもう少しだけ…」
海未「私のわがままに付き合ってもらえませんか?」
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絵里「海未……!」
真姫「ふっ!当たり前じゃない!」
海未「ありがとうございます、絵里、真姫!」
絵里「なら今日は反省会も兼ねてマックにでもいきましょ!」
海未「ええ、私も先程のポテトでは少々物足りないと思っていた所でした」
真姫「もう……海未まで!」
海未(あの幼女………確か名前は桜内梨子さんとおっしゃいましたね…)
海未(見ていなさい……この私に土をつけた事、必ず後悔させてやりますよ……)
そう…いつか必ず………あなたを……
…………………………。
-
ー数日後ー
海未「まず1つ……絵里…」
絵里「っ……!」
海未「あなたの課題が浮き彫りになりましたね」
絵里「私の?」
海未「ストレート重視も軽量化も大いに結構です、ですが…もう少しトータルバランスというものを意識してください」
絵里「それはつまり何かしら…?」
海未「やり過ぎなんです、改良ではなく"改造"なんですよあくまで」
海未「あなたは、何かを求めるあまりに他を犠牲にし過ぎているんです」
絵里「それは………確かにあったかもしれない」
絵里「私って不器用な性格だから……1つの事しか見えなくなってたわ…」
真姫「何カッコつけてんのよ、いーから気をつけなさい」
絵里「…はい。 って真姫まで!」
海未「そして真姫」
真姫「私も?」
海未「あなたは特に問題ありませんが、もう少し経験と知識を積んでいきましょう」
真姫「分かってるわ…私に足りないものはそこね」
海未「そろそろあなたも自分で状況を見極めてセッティングを出せるようにならないとですね」
絵里「うんうん、期待してるわよ」
真姫「こんな時だけお姉さんぶるんだから…」
絵里「失礼ね!私はいつもソルジャーキッズの参謀よ!」
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海未「そして私は……」
真姫「あの幼女にリベンジね」
絵里「でもどこにいるか知ってるの?」
海未「はい」
真姫「早いわね…!」
海未「彼女はどうやら秋葉原にあるメイド喫茶に通っている常連らしいのです」
真姫「小学生のくせにませた子ね」
海未「私もガンブラスターのセッティングが整い次第、再戦を申し込むつもりです」
絵里「随分慎重ね、なら私達が1度様子を見にいってみましょうか?」
海未「絵里……」
海未「絶対にやめてください」
絵里「何でよ?」
海未「いいから……もう1度念を押しておきます」
絶対に………メイド喫茶には………
G"のミナリンスキーには近寄らないように……
海未「では、今日はこの辺で失礼しますね」
ガチャッ…
…………。
-
真姫「何だったのかしら……ミナリンスキーって?」
絵里「ふふん…♪ 」
絵里「何も糞も、行ってみればわかるわ」
真姫「ちょっと!今さっき念押しされたばかりじゃない!」
絵里「フリよフリ!海未はああ見えて笑いには貪欲だから」
真姫「そうなの……?」
絵里「そうよ、どんだけ付き合いがあると思ってるのよ…私には分かるわ!」
真姫「私もそんなに変わらないはずなのに……流石はエリーね」
絵里「そうと決まれば早速いってみるわよ!」ガタッ
…………
-
真姫「ごほっ…けほっ……」
絵里「あら真姫、どうしたの?」
真姫「なんでもないわ…」
真姫(うぅ…風邪かしら…昨日からちょっと調子が)ジュル…
絵里「あったわ」
真姫「ここね…」
カランカラン…♪
メイド「おかえりなさいませご主人様さま〜♡♡」
絵里「ハラショー!ただいま!」
真姫「メイド喫茶なんて初めて来たわ…」
絵里「私もよ、それにしても皆 可愛いじゃない♡」
メイド「こちらの席へどうぞ〜♡」
真姫「ふうん……まぁ、普通の店内ね」
絵里「よっこいしょっと…」カタッ
真姫「しかし、あの幼女が一体どこにいるっていうわけ?」
絵里「いたわ!」
真姫「え……どこどこ……?!」
絵里「あの……奥の席…」
真姫「えっ?………何かやってる…」
「ご主人様♡はい、あ〜ん♡」ヒョイッ
パクッ………モグモグ
梨子「おいしいよぉ//あの……今日もアレを//」
真姫(アレ……?)ジーッ
絵里(何よアレって……)ジーッ
「今日もいっ〜ぱい頑張ったねぇ♡りこちゃん偉い〜♡よちよち♡」ぎゅ〜♡
梨子「うぅぅ//」ブルブル
真姫「ねぇ、何やってるのあれ……」
絵里「さぁ……でも、ちょっと羨ましいかもしれない」
-
梨子「所で…………」
梨子「さっきから人の事をずっと見ているお姉さん達は何者ですか………?」
絵里、真姫「………!」
(あっ……真姫ちゃん、絵里ちゃん……何でぇ……!?)ササッ
梨子「私に何か用ですか……」
真姫「っ…………」
絵里「あなたがここにいるって聞いたから、わざわざ様子を見に来てあげたのよ」
梨子「ああ……、試合の申し込みとかですか?」
梨子「最近多いんですよね…そういう人達」
真姫「相手は私達じゃないわ……園田海未よ」
(海未ちゃん??何で海未ちゃんが梨子ちゃんと……?)
梨子「何だ……この前の2位のお姉さんのお友達でしたか」
絵里「そうよ……もう少ししたらね、海未があなたなんか、ぶっちぎってあげるんだから!」
梨子「…………それは……無理ですね…」
真姫「…どういう意味よ?」
梨子「そういう野良試合の申し込みばかりで正直ウンザリなんですよ」
梨子「それに……」
絵里「………?」
梨子「ここがどこか、お姉さん達は分かっているんですか?」
真姫「どこって…メイド喫茶でしょ」
梨子「そうです…ただ普通のメイド喫茶ではありません」指ぱっちん!
ウィー…ガショ…
真姫「何?奥に隠し部屋が……!?」
絵里「あれ………コースがあるわ」
梨子「そう、表向きはメイド喫茶……ですが、実態はミニ四賭博の聖地なんですよ、ここ」
真姫「何……それ……?!」
梨子「そうだ…せっかくここまで来てもらったんです」
梨子「だから……ゲームをしませんか?」
絵里「ゲーム……?」
梨子「そう……闇のゲームですよ」ニヤリ!
-
梨子「ミナリンスキーさん」
(うわ……この空気、やっぱり登場しないといけないよね……うぅぅ)グスッ
バッ……
ことり「このミニ四賭博のディーラーを務めさせていただいております…」(変声)
ことり「ミナリンスキーですっ」(変声)
真姫「…………!!」
絵里「あなたは!!」
ことり(やっぱりバレバレだったぁ……)
絵里、真姫「何者……?!」
ことり(せ〜ふ!意外とバレてなかったぁ……)
-
真姫「これが海未の言ってたミナリンスキーね…」
絵里「私には分かる……こいつ……ただのメイドじゃないわ…!」
梨子「だからディーラーですって」
ことり「あの〜私は何をすれば……」
梨子「ああ、ゲームは簡単です」
梨子「今からミナリンスキーさんとミニ四駆で勝負をしてもらい……」
梨子「もしお姉さん達が勝ったら、再戦をうけましょう」
絵里「……!」
真姫「それ……本当ね…?」
梨子「私は嘘は嫌いなんです、約束しますよ。ただし…」
梨子「負けた時は……そうですねぇ…」
梨子「お姉さん達のマシンを破壊します」
真姫「そんなっ…」
絵里「何ですって!?絶対いやよ!絶っ対いや!」
ことり(やめてよ梨子ちゃあん……私もやだよぉ…)
梨子「そうですね…負けるのが怖いなら断ってもらっても構いませんよ♪」
絵里「っ………」ピクッ
ことり(むしろ断ってっ!挑発に乗っちゃーー)
絵里「ソルジャーキッズも随分舐められたものね」
真姫「エリー!?」
絵里「その勝負、受けて立つわ!」
梨子「ふふ…そうこなくっちゃ♡」
ことり(ふぇぇ……断ってよぉ……私も立場上 負けられないんだよぉ……)
-
ちょっと寝ます…。明日までには、貼ります
-
立て直し&貼り直し乙
めちゃくちゃおもしろいからぜひ最後まで続けてください
-
立て直し乙
これはSS板の人達にも見てもらいたい熱さ
-
梨子「では、ルールを説明しますね」
コトッ…
絵里「電池?」
真姫「アルカリじゃなくてマンガンね」
梨子「そう…これはただの速さ比べではありません」
梨子「この電池をバッテリーにして電池が尽きるまでの周回数を競う……」
梨子「ミニ四耐久デスマッチ…」
絵里「耐久……」
真姫「デスマッチ……」
梨子「そうです…まぁ、ヒントをあげるとすると」
梨子「スピードよりも走破性と冷却性が鍵となってきますね」
絵里「冷却は何となくわかるけど…走破性?」
真姫「エリー……コースを見て」
絵里「ん……かなり起伏があるわね」
真姫「そう…ヒルクライムが幾重にも続くあのコースはとにかくパワーが要る」
真姫「そしてその分バッテリーや駆動系に掛かる負荷も高い…それで走破性と冷却性」
梨子「ご明答…そういう事です」
梨子「ミナリンスキーさん…準備は整いましたか?」
ことり(仕方ない……切り替えよう。)
フッ……………
ことり「はい……。」スチャッ
-
絵里「何か急に雰囲気が変わったわね…」
真姫「あのマシンは?!」
絵里「あれは……」
絵里「………ブロッケン G〈ギガント〉………」
真姫「名前からして特にヤバそうね…」
絵里「海未と同じFMシャーシのパワー型マシンよ」
真姫「………なるほど…」
ことり「こちらは……いつでもいけます…。」
絵里「ちょっと待って……!こっちは作戦会議っ!」
コソコソ…
絵里「どうしよう……」
真姫「はい……?」
絵里「冷却は兎も角、燃費や走破性なんて考えた事なかったわ…」
真姫(まぁ、普通はあまり気にしないわよね)
絵里「うわぁぁ……どうしよう……」
真姫「………」
真姫「現状、まず間違いない事が1つだけあるわ」
絵里「何?」
真姫「私が出た方がまだ勝ちの目がある」
絵里「ちょっと!どういう意味よ!」
真姫「いや、マシンの話よ…ソニックの方がパワーがあるから」
絵里「い、一理あるわね……!」
真姫(で……………問題は冷却ね……)
真姫(あっちのマシンなんてモーター剥き出しじゃない、ズルすぎるわ!)
真姫(これを何とか……何とか…何とか……)
真姫「あ………そうだ!」
真姫(んしょ……よいしょ……)ガサゴソ
…………
………
……
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絵里「待たせたわね!」
梨子「それでは……両者スタートポジションに」
真姫「頼んだわよ…ソニック」カチッ
ことり「いこっか………ブロッケンG…。」カチッ
ギャギャギャギュアア………
梨子「レディ……」
………ゴー!!
ことまき「いっけぇえっ!!」ヒョイッ
ギャギャギャギュィア…シュアーッ……
絵里「始まったわね…」
梨子「まず、先行は……」
シュイイーン……!
真姫「よし…!そのまま逃げきるわよ…ソニック!」
絵里「何か知らないけど幸先いいんじゃないの!」
梨子(ふふ……ここまではいつも通りですね)
…
-
〈20周目〉
真姫「よし、いいペースよ」
絵里「だけど……不気味ね……」
真姫(ええ……後ろをピッタリついて追ってくるミナリンスキーのマシン……)
何か狙ってるのかしら……
ことり「……そろそろ弱ってくる頃かな…。」
…
〈40周目〉
ギャギャギャギュィッ……
ことり「あれれぇ………。」
梨子「おかしいですね…」
梨子(ソニックの方は、そろそろモーターもバッテリーも放熱に限界がくる頃のはずなんですが…)
真姫「ふふっ……効いてるみたいね!」
ことり「え………。」
真姫「カウルにモーターが包まれてるから……こちらが不利とでも思った………?」
梨子「まさか………?!」
…
真姫「貼ってきたわ………」
真姫「私の冷えピタをバッチリとねっ!!」
ことり「なっ………!」
絵里「流石は真姫ね!かしこい!とにかくかしこい!」
梨子(そんな手がっ………)
梨子(確かに空冷以上の冷却性があるのは間違いないですが…)
ことり(柔軟な発想力が武器ってわけだね………。)
-
真姫「さぁどーするわけ!このトサカ女!!」
ことり「えっと……」
ことり「…………それ……わたし………?」
絵里「どう見てもあなたしかいないでしょ!バカ…?」クスッ
プツン………………。
ことり(友達だから遠慮してたのに……トサカ女はあんまりだよ)
ことり「なら……やってやりますよ…。」
真姫「ふん、今更何を…」
ことり「ブロッケンちゃん…!」
ギャギャギャギュィッ……
絵里「ブロッケンGが…!ソニックの横まで上がってきたわ…!」
真姫「な、何する気よ……」
ことり「何って………」
…
ことり「こう………するんですよっ!!」
ガギィーン!……ギ·ギギ·ギギュアア……!
真姫「ソニックッ!!?」
絵里「ソニックが……横からプレスされて壁に!」
梨子(後はこのままプレスし続けて、相手のスタミナを奪って終了)
梨子(これがいつものパターンです)
ことり「ちょっと予定外だったけど……」
ことり「ここからどこまで楽しませてくれるのかな……?」
ことり「まきちゃん……♡」
真姫「くぅっ……!」
-
グギギギッ……
真姫(まずいわね…)
ことり「ふふ…♡」
絵里「真姫ぃ……!」
ギャギャギャギュィッ……
真姫(今は耐えるのよ……)
あっちだってもう限界は近いはず……!
…
〈42周目〉
梨子「壁に抑えつけられたまま、もうすぐ2周目ですか…」
ことり(中々しぶといなぁ……)
ことり(多分、凄く駆動系のバランスが良いんだ…こんな相手は初めてだよ)
ギュギュギュギュア……
真姫(海未の整備のおかげね……普通ならもうとっくに止まってるとこよ…。)
ことり(こっちもだいぶ苦しくなってきてるよね…)
真姫(冷えピタ分だけ放熱はまだこっちがマシだけど…)
ことり(ここからは………)
真姫(意地の張り合いね……)
…
〈45周目〉
ギュア………
真姫「っ……まだいける……!」
ことり「ううっ……」
絵里「あれから5週目………これ、どっちが優勢なのかしら…」
梨子「若干ミナリンスキーさんが有利……といったところですかね…。」
梨子(いくら何でもしぶと過ぎるわね…正に執念の走り……)
梨子(………西木野真姫……この人は見どころがありそうね)
…
-
〈46周目〉
トロトロ………
ことり「だいぶスピードを殺した……!」
真姫「………。」
ことり(そろそろこっちも逃げなきゃ……下手したら共倒れだよ…。)
ことり「ブロッケンちゃん!」
ギャギャギャギュィッア…………
絵里「ブロッケンGが……!?」
梨子「プレスじゃ共倒れと踏んで、このまま逃げきる作戦に切り替えたみたいですね」
絵里「よーし!真姫っ!今よ〜!」
梨子(ですが……)
キュロ……キュロ……
真姫(ソニックは……バッテリーの限界よ……)
…
〈ブロッケンG…50周目〉
カタカタ…………カタ………ピトッ……。
ことり「ここまでかぁ……」
梨子「ミナリンスキーさんは50周目でストップ…」
梨子(そしてソニックは………)
カタカタ……
真姫「49周目……!あと少し……」
カタ………カタ……………
真姫「ソニック……!? 」
絵里「…………そんなっ」
ことり「あらら……もう坂を登る力も残ってないみたいですねっ」
真姫「くっ………………!」
梨子「これで…………ジ・エンドですね。」
…
-
真姫「…万事休す……か。」
カタ………カタ………
真姫(ソニック………?)
………カタ……………カタカタッ……
真姫(…………あなたは………)
そっか……
まだ……………走りたいんだよね…………
真姫「っ………!」
真姫「……………まだよ……………」
ことり「……え……」
真姫「ソニック!!あなたの力はそんなものなのっ!!」
………カタ……………カタカタ…
真姫「あなたは………私のパートナーなんでしょ!」
絵里「……真姫」
真姫「だったら………」
真姫「もっと……根性見せなさいよ………」
……カタ……………
真姫「ソニックは誰にも負けない……」
真姫「私のソニックは…………!!」
………カタ…………ッ……
真姫「世界で一番………速いんだからぁあっ!!!」
カタ…………カタ…………カタカタカタン…
梨子「まさか……!!」
ギュルギュルギュアアッ………………!
-
絵里「坂を……! 」
ことり「登り始めたっ!?」
真姫「いっけぇ! ソニックーーッ!!」
ギュルギュルッ………グググッ…
真姫「あと少しっ!! 」
その坂を越えれば……!
ギュルギュルギュアアッ……シュバ─────ンッ!
ことり「うそ…………。」
カタ……………カタ…………ピタッ…………。
真姫「ありがとう……ソニック」
真姫「やはりあなたは……最高のパートナーね」
〈 ソニック…50周目、到達 〉
…
-
絵里「これで……」
梨子「二人共……50周目でフィニッシュですか」
真姫「って事は……引き分けね」
ことり「………。」
絵里「これ………どうなるの??」
梨子「引き分けですので、約束はナシです」
絵里「ええ!……そんなぁ……」
真姫「しょーがないわ…。」
梨子「…………」
ことり「梨子ちゃん?」
梨子「ですが…」
梨子「私は次の全国ベスト8の大会に出場します」
真姫「……?」
梨子「ですので、2位のお姉さんに伝えておいて下さい……」
梨子「……全国の舞台で………待っています…と。」
絵里「それって…?」
真姫「ふふ、わかったわ……!」
真姫「エリー………帰るわよ」ガタッ
絵里「ちょ、待ってよ〜!」スタスタ
「行ってらっしゃいませご主人様〜♡」
カランカラン♪
……………。
-
ことり「あ〜ぁぁ……」
ことり「黙っておけば海未ちゃんも諦めてたかもしれないのに…」
ことり「どうしちゃったの梨子ちゃん…?」
梨子「あの素晴らしいバトルを見せてもらったお礼ですよ…。それと…」
梨子「少しだけ……興味が湧いてきました」
梨子「まぁ、それはミナリンスキーさんも一緒ですよね」
ことり「………。」
梨子(アキハバラで無敗を誇った伝説のミナリンスキーが)
梨子(まさか引き分けるなんてね……)
梨子(顔には出してないけど…)
ことり「……」 ググッ!
梨子(内心は………どうなのかな♪ )
…
-
ー数日後ー
海未「だからあれ程行くなと言ったでしょうが!」
絵里「だって……」
絵里「絶対に押すなはつまり押せって海未がいってたから……」
海未「はあ………。絵里…………」
真姫「ったく……エリーのせいでヒヤヒヤしたわ」
海未「何とかなったから良かったものの…」
海未(しかし、あのミナリンスキーに引き分けるとは……)チラッ
真姫「ん……?」
海未(やはり天才は、何をさせても天才…という事でしょうね…)
絵里「ところでなんだけど…」
絵里「その全国大会ってどうやったら出られるのかしら?」
海未「ああ、今の所すでに7枠は決まっています」
真姫「じゃあ最後の1枠に入れば良いわけね」
海未「そうですね、そしてその最後の席を決める大会が今度開かれます」
絵里「なるほど、そこで優勝すればいーのね!」
海未「ただ1つ問題がありまして……」
真姫「何よ?」
海未「もう事前エントリーが終わってるんですよ」
絵里「…………はい?」
真姫「いやいや!それじゃ出られないじゃない!」
海未「そうですね…」
絵里「そうですねじゃないわよ!えぇ……」
海未「ですから、主催者に直接交渉に行こうと思っています」
真姫「大丈夫なのそれ……」
絵里「オハラカップ……主催者は………えと…」カタカタ
絵里「………小原鞠莉………。」
……………
………
……
-
ー数日後……小原邸ー
鞠莉(12)「音ノ木soldier kids? 」
使用人「はい、そう名乗る3人組が鞠莉様にお話があるとの事でーー」
鞠莉「お話……? 何かしら? 」
使用人「……それが…」
…………
……
鞠莉「今更、オハラカップへのエントリー?」
鞠莉「よくわからないわねぇ…」
使用人「なんでも………」
使用人「全国の舞台で待っている奴がいる……と」
鞠莉「ふーーん、オハラカップはもう優勝した気なのかしら♪」
鞠莉「姿が見てみたいわ!ちょっとモニター回して下さ〜い 」
………………。
-
絵里「ちょっと!聞いてるの!?」バシバシ!
真姫「エリー………やめて。」
絵里「いや、このカメラの向こうで見てるんでしょ!何とか言いなさいよ!」バコッ!
ポロッ………
絵里「あ………!」
真姫「あ〜あ、そのカメラ……確か100万はするやつよ」
絵里「…………えっ?……」
海未「絵里………。」
絵里「あの………う〜みちゃん♡」チラッ
海未「……私と真姫は関係ありませんからね」
真姫「知らないっ」プイッ
絵里「…」
絵里「…………んぐっ………」じわっ
ガラガラガラガラ………
海未「おや、門が開きましたね」
使用人「お待たせ致しました…何やらモニターの不具合が…少し確認にーー」
絵里「悪いけど、早く案内をしてちょうだい」
…
-
鞠莉「ちゃお☆」
海未「え……あの、あなたが小原鞠莉さんですか?」
鞠莉「そうよー♪驚いちゃった?」
真姫(まだ子供じゃない……、それに)チラッ
果南(11)「鞠莉、洋梨とって」
鞠莉「んもう…今は大切なお話中よ!はいっ!」ポイッ
パシッ………!
果南「ありがと〜」シャクシャクッ
海未(何故か梨を丸かじりする子がもう1人…お友達か何かでしょうか)
鞠莉「早速ですが、もう用件は伺いました!」
絵里「え!それじゃ…!」パアァァ
鞠莉「勿論エントリーは……!」
…
鞠莉「認められないわぁ!」
絵里「そ、そんな……」
海未(……まぁ、簡単にはいきませんよね)
真姫「そこを何とかしてもらえないかしら?」
絵里「私達も、そう簡単には引き下がれない事情ってものがあるのよ」
鞠莉「これは公式戦でもありますので、そういうイレギュラーを認めるわけにはいきません……」
鞠莉「と………言いたい所だけど……」
鞠莉「お姉さん達は中々強そうね♪ 」
絵里「……?」
鞠莉「だから……面白い事 思いついちゃった♡」
-
鞠莉「果南……!」
果南「どうしたの? 」
鞠莉「このお姉さん達と遊んであげてくれない?」
海未(はい……?)
鞠莉「お姉さん達がもし……うちの用心棒に勝てたら、特例としてエントリーを認めてもいいわ」
果南「ああ………そういう事ね……。」
絵里「やったわね、こんなチビッ子楽勝じゃない!」
果南「…………」グググッ……
ブシャアアッー!………ポタ…ポタポタ……
真姫「梨がっ……粉々に……?!」
果南「ふっ……それはどうかな……♡」ぺろっ
……………ゾクッ…………
海未(えっ……………)
真姫(……何この威圧感………?! )
果南「丁度 退屈してたんだ…」
……………ゾクゾクッ……
海未(はは……。震えが止まりません……)ガクガク
絵里「こっちも退屈してたわ……望むところよ!」
海未(……私の直感が……告げていますね……)
果南「……久々の獲物かぁ……楽しみだな…… 」ペロッ
海未(こいつは………)
………私達の手に負える相手ではないと………
-
…
真姫「ここは……?」
鞠莉「小原家の特設コースよ」
海未「かなり先迄ありますね…ゴールが見えません…」
鞠莉「そう、全長10kmの超ロングストレートコース……」
鞠莉「そして最後のセクションはダウンヒルになってるわ」
海未(何やら仕掛けがありそうですね)
果南「まずは誰からかな?」
真姫(私のソニックは前回のバトルから修理中だし…)
真姫(ならここは、海未が……)
絵里「私が遊んであげるわ」
海未「絵里?!」
果南「お姉さんか……いいよ、やろ」
絵里「そのスカした態度、気に入らないわね」
絵里「後で吠え面かかせてあげるわ!」
海未(はぁ………)
真姫(これじゃどっちが小物か分からないわね)
鞠莉「ぷははは!」
果南「やっぱり面白いお姉さんだね」
絵里「いーから、さっさと始めるわよ!」
…
-
…
鞠莉「それでは両者スタートポジションに」
絵里「見てなさい!行くわよマグナム!」カチッ
果南「……トライダガー」カチッ
海未(あの子のマシンはネオトライダガーZMCですか…)
真姫(エリーと同じストレート特化型ね…)
鞠莉「レディ……」
ゴーッ☆☆
絵里「行っけぇ!!」ヒョイッ
ギュギュギュギュア……
真姫「って……いきなりエリーの独走じゃない♪」
海未「ええ………対してトライダガーは………」
シ─────ン………
果南「……」
絵里「あんだけ大物ぶっといてマシントラブル?話にならないわね!」
絵里「今のうちよ!マグナム!」
ギュギュギュギュアアッ……
鞠莉「ふふ……♡」
…
-
絵里「行け行けーー!!」
海未「もうすぐ絵里は2km地点というのに…」
真姫「おかしいわね、マシントラブルならスグに何とかするはずよ……」
果南「……♪」
海未「まるで焦る様子もありませんね…」
海未(しかし……先程からギヤボックスの擦れるような音が……)
一体何を企んでいるのです………
果南「…………そろそろかな」
………………………カタ…………
真姫「え………?」
…………カタカタ…………………
海未「トライダガーが少しづつ進み始めた!?」
………カタカタカタ……カタカタカタ…………
鞠莉「始まったわね………。」
鞠莉「もう…………誰にも止められないわ。」
真姫「なんか……どんどん速くなってきてる……」
海未(まさか………!?)
海未「まずいです……絵里っ!逃げてください!」
絵里「えっ?」
果南「………………行くよ……………」
…………カタカタン……ギュルッ……
果南「…………トライダガーッ!!」
ギュギュギュガガガアッ!!
-
果南「さぁ……どこまで逃げきれるかな♪」
絵里「ふん!何言ってるのよ…!」
絵里「これだけのリードがあるのに、今更何ができるっていうのかしら!」
果南「その余裕がいつまで続くかな」
真姫(何か知らないけど………)
真姫(凄くマズいんじゃないの……こいつ……)
……普通じゃない……!
…
〈マグナム…5km地点 〉
ギュギュギュギュア……
絵里「はぁ、はぁ……こっちはもう折り返しよ!」
絵里「ここまで差をつければ……!」
果南「まだそんなとこ走ってるの?」
絵里「え…………」
海未「絵里っ!トライダガーはすでに3km地点まで来ています!」
絵里「はぁああっ!?」
真姫「これ……マグナム以上のペースじゃない!?」
真姫「あのマシンは何なのっ!?」
海未「あれは恐らく………この超ロングストレート専用に開発した、超速………いや……」
海未「爆速ギアを組み込んでいるんだと……」
鞠莉「正解〜♡ 中々鋭いじゃない」
真姫「何なのよそれ……しかもトライダガーは……」
ギュルギュルギュアアッ……
果南「まだだよ………もっと速く!」
絵里(更に加速してるってわけ?!)
真姫(このままじゃ…… )
海未(はい……。マグナムが捕まるのも……)
鞠莉(時間の問題ねっ♡)
絵里「くっ…………!」
…
-
〈マグナム…9km地点〉
ギュギュギュギュア……
絵里「よしっ!マグナムッ!!あと1kmよっ!」
果南「ふふ……♪」
果南「………あと1km………?」
果南「まだ1kmもあるの間違いじゃないかな…♪ 」
絵里「っ………!」
果南「トライダガーッ!」
ギュルギュルギュアアッ…!
真姫「エリー!!」
海未「もう2体の車間距離が100mもありませんっ!」
絵里「ウソ………でしょ………!?」
果南「捉えたよ……」
果南「ここで………畳み掛けるっ!」
絵里「くっ………!何なの……あの化物はっ!!」
ギュルギュルギュアアッ……
海未「あと10m………絵里っ!」
真姫「あと1m……!! あぁ……………」
果南「じゃあね……」
果南「ノロマなお姉さん……♡」
ズギュアギャギャアッ……シュバーーン!
真姫「…………あ……………ああ…………」
真姫「マグナムが…………」
海未「抜かれた………。」
絵里「…………」
絵里「マグナム…………」
…
-
海未「マグナムが……どんどん離されていきます……」
果南「中々楽しませてもらったよ」
鞠莉「だいぶ頑張ってたみたいだけど、それでも果南の敵じゃなかったわね♪ 」
絵里(こんなところで………!何か……!何か……!)
絵里「ん……?」
真姫「どうしたの?」
絵里「ダウンヒルに入る前の所にキッカーが……」
鞠莉「あら……気づいちゃった?」
鞠莉「いつも果南がぶっちぎりでゴールしちゃうから、最後の逆転chanceとして用意してみたんだけど…♡」
絵里「……逆転……?」
…
海未「話になりません……!」
真姫「ええ、あんな位置から飛んでも着地なんて上手くいきっこないわ」
海未「そう、あのキッカーにのったら最後……挑戦者のマシンは自ら地面に激突し……」
鞠莉(……gameover☆)
海未「分かりやすいトラップです……。」
絵里「……………」
絵里(私は……どうすれば……)
絵里(…………マグナム…………)
ギュギュギュギュア……
…
絵里(あなたはまだ諦めてないのね………)
絵里(ふふ……本当に私と一緒で……)
…………バカで負けず嫌いなんだから
だったら………!
絵里(最後まで付き合ってもらうわよ……!)ギリッ!
-
ギュルギュルギュアアッ……
真姫「エリー?そっちはキッカーよ!?」
海未「絵里……?あなたまさか……?!」
絵里「…………マグナムッ!!」
鞠莉「あら……何を血迷ったのかしら…」
鞠莉「でも…………」
鞠莉(愛機を自らの手でバラバラにする瞬間が見れるなんて……その時はどんな顔をするのかしら…)
鞠莉「……すごく面白そう♡」
絵里「見せてやるわよ!私とマグナムの最強コンビをっ!」
絵里「かっとべぇ!!サイクロンマグナムッ!!」
ギュギュギュギュア………シュバーーン!
果南「マグナムが飛んだ……」
海未「くっ………絵里……」
絵里「ふふっ……!」ペロッ
…
-
真姫「見て!」
海未「えっ……」
ズヒャアアッーー!
真姫「マグナムが……!」
真姫「どんどんトライダガーに迫っていってる!」
海未「まるで……弾丸ですね…」
絵里「あと少しよっ!マグナムッ!」
果南「ふうん……いいね。 なら……!」
果南「地を這う私のトライダガーと……!」
絵里「天をブチ抜く私のマグナム……!」
果南「どちらが速いか……」
絵里「決着つけるわよ……!」
…
-
…
海未(しかし……)
シャアアーーッ………グラッ…………
真姫「マグナムが……!?バランスを崩した!?」
海未「やはりあんなジャンプ……無理があったんです……」
海未「こうなってしまったら…」
果南「追い風でも吹かない限り……地面に激突ーー」
絵里「………吹くわよ……」
果南「へ………??」
絵里「1つだけ教えてあげるわ…チビッ子…」
絵里「勝利の女神はね……いつだってそう……」
絵里「諦めの悪い方に味方してくれるのよ!!!」
果南「………!?」
ブワアアアッ……!
鞠莉「キャッ///スカートがぁ……///」
果南「何、この突風……!?」
真姫「マグナムが……!」
鞠莉「バランスを立て直した……!?」
…
-
絵里「よしっ!」グッ
果南「そんなっ!?こんな事ありえない……!」
海未「まさかとは思いますが……これに賭けていたんですか!?」
絵里「そうよ!」
海未「無茶苦茶です…!そんな都合良く追い風がふいてくれる可能性なんて、ゼロに近いのに!」
絵里「でもゼロじゃない……。」
絵里「なら………やってみる価値はあるでしょ!」
果南「なっ………!?」
海未(……絵里……)
海未(全く…あなたという人は……)
…
-
絵里「いっけぇえ!!マグナムッ!!」
果南「くっ…………」
ギュギュギュギュア……ズシャアアーーッ!
鞠莉「ゴーーールッ!!!」
絵里「よっし!!これが私とマグナムの最強コンビの実力よお!」
真姫「エリーーッ!!」
…
果南「あらら……負けちゃった。ごめん、鞠莉 」
鞠莉「いいえ♪最高のバトルだったわ!果南も!」
…
果南(……それにしても……)チラッ
…
果南「……絢瀬………絵里………」
鞠莉「正直…最初はちょっとおバカさんかと思ってたけど……! 」
真姫「ちょっとじゃなくて大馬鹿よ…!」
海未「そうですね……。ですが………」
絵里「さっきからあなた達…何コソコソ言ってるの?感じ悪いわよ……!」
…………誰よりも………
勝利の女神に愛される大馬鹿者の様ですね………
〈勝者───サイクロンマグナム、絢瀬絵里〉
-
……………
………
…
ー数日後ー
希「はい、真姫ちゃん」
真姫「ソニックっ!!」
希「もう無茶したらダメだよ」
真姫「分かってる、ありがとう希! 」
真姫「ちょっと走らせてくるわ」
タッタッタッ……
希「ふふ…ソニックの修理が終わったのがそんなに嬉しかったんかな♪」
海未「助かりましたよ希」
海未「しかし…本当にあなたは何者なんですか?」
希「何でもないよ♪ただ、ミニ四駆の修理に関しては昔ちょっとね」
希「あの……海未ちゃん……」
海未「ああ、私のは大丈夫ですよ…!気を遣わせてしまってすいません」
希「でもまさか、また大会に出る事になるなんてね」
海未「まぁ…色々とありまして///」
希「オハラカップだったかな…えっと」カタカタ…
希「あった!……何なに…この大会はチーム戦なんやね」
海未「そうです、3人1組のリレー形式でバトンを
繋いでのレースですね」
海未(昔は穂乃果とことりの3人でチーム戦に出場したんでしたっけ…)
海未(懐かしいですね…)
希「3人が出るんならうちも皆と大会見に行ってみようかなぁ」
海未「それは是非、絵里も真姫もきっと喜びますよ」
-
ガラガラ……
絵里「いたいた!こんなところで何してるの2人共?」
海未「ちょうど大会の話をしていたんです」
希「あ、エリチ!」
希「大会までにはエリチのマグナムも修理しておくからね」
絵里「期待してるわ、希!」
絵里「……それにしても」
絵里「ううっ…手元にマグナムがいないと何か落ち着かないのよね」
海未(それは凄くわかります…)
希「じゃあ今日はそろそろ帰ろっか」
海未「では真姫も呼んできますね」
絵里「久しぶりにマックでも行きましょ!決まりね!」
希「エリチは本当にマックが好きんやね」
海未「何かある度にマック推しで…正直キツいです」
絵里「いーからいくわよ!」
希「はいはい♪」
………。
-
カタカタカタ………
「ん……?エントリーが増えてる……」
「音ノ木ソルジャーキッズ……?何よコイツら……」
「あ…、確かね、特例でエントリーになったチームだよ…。凄いよねっ…!」
「何でも…あの小原家の用心棒を倒したんだって!一体どんな走りをするのかな!」
「ふうん……。にしてもダッサいチーム名ね。」
「おお、珍しく気が合うにゃ」
「まぁ、誰が相手でも優勝すんのはこの私達だけどね。」
「そうだね…。ふふ…、楽しみだよね…」
「ねぇ、とりあえずラーメン食べて帰ろ!」
「はあ!?また!?今日はマックよ!」
「わ、わたしは……甘いものが…いいかな…」
………。
-
ーオハラカップ当日ー
ヒュ〜……パンッ…パンッ…!
司会のお姉さん「ついにきちゃったぜーー!!」
司会「3人1チームで過酷なレースを勝ち抜けぇ!!」
司会「その先に待っているのはぁーー??」
司会「全国行きのチケットだあーー!! 」
…
真姫「あ、いたわ」
絵里「のぞみぃ〜!ことりぃ〜!」ぶんぶんっ
ことり「あっ、絵里ちゃんだぁ」
希(うわ……指ぬきグローブやん…)
希「それにしても…」
ことり「穂乃果ちゃんは用事でこれないし…にこちゃん達は連絡つかないし…」
希「うん、結局うちらだけしかこれなかったね、応援」
海未「ことり、希…今日はわざわざありがとうございます!」
ことり「うん、3人共頑張って!」
ことり「これなかった皆の分も、い〜っぱい応援するからねっ!」
真姫「ありがと、絶対に優勝してくるわ…」
絵里「私達の走り…楽しみにしててね!」
希「エリチ……!」
-
希「遅くなってごめんね、はいこれ」
絵里「おかえりマグナムぅぅ♡」
絵里「会いたかったわ…♡」スリスリ
希「バッチリ仕上げといたからね……あとアレも」
絵里「流石は希ね、ありがとう」
海未「では、そろそろ行ってきますね」
ザッ………
凛「あれ〜?!海未ちゃん!?」
海未「えっ?凛!?」
にこ「てゆーか皆いるじゃない、何…?ひょっとして応援に来てくれたわけ?」
真姫「はい?いや……にこちゃん達が応援に来てくれたんじゃないの?」
花陽「んん?」
絵里「何か噛み合ってないわね…」
…………
……
-
凛「ええっ!?」
花陽「じゃあ真姫ちゃん達が例の飛び入り参加のチームなのぉ?!」
絵里「あらあら、私達も随分と有名になったものね♪」
真姫「ってゆーか……花陽達もエントリーしてたなんて…!」
希「まさかの同門対決やね…」
にこ「何か拍子抜けしたわ…」
凛「それにしても…ソルジャーキッズってチーム名さぁ…」
真姫「あれ、私が考えたのよ♪」
にこ(うげぇぇ……。真姫……あんたなの……!)
海未「初めて聞いた時は……あまりのカッコ良さに震えましたよ」
絵里「流石は真姫ね……なんて深いのかしら…」
凛(ああ……。そう………)
花陽「あの、そろそろ始まっちゃうよ…」
海未「おっとそうでしたね、じゃあ行きますか」
…
-
司会「それでは各区間のランナーはスタートポジションへ!」
ザッ……………
真姫「にこちゃんが第一走者……」
にこ「……真姫……」
にこ「………悪いけど本気でいかせてもらうわよ」
…
希「スタートは、にこっちVS真姫ちゃんかぁ」
ことり「んんっ?」
ことり「にこちゃんのマシン……あれは……」
希「ボディどころか、シャーシからローラーまでピンクのオールペンで統一された……」
希「 フルカスタム仕様のアバンテ…!」
ことり「へぇ〜、なんかにこちゃんらしいね♡」
希「物凄いこだわりやね……」
希「マシンの基礎スペックは真姫ちゃんのソニックの方が上だろうけど……」
ことり「にこちゃんの事だから、きっと何か仕掛けてくるはずっ」
希(これは………いきなり面白そうやん!)
…
-
司会「それじゃあ最初は一斉にスタートするよっ!準備はいいかーい!?」
司会「レディ…………!」
真姫「ソニック……!」カチッ
にこ「頼むわよ、にこちゃん号……」カチッ
ゴーーッ!!
にこまき「いっけぇぇ!! 」ヒョイッ
ギュルギュルギュアアッ……!
-
司会「さぁスタートしましたー!まず先頭を走るのはー?」
ギュルギュルギュアアッ…
真姫「ふふっ!」
司会「ソニックだーー!!」
ことり「まきちゃんっ!」
希「初速の伸びはぶっちぎりみたいやね」
真姫「いい調子よ……このまま引き離す!」
司会「ソニックが早くも最初のコーナーに突っ込んでいきましたぁ!いやぁ速いねーっ!」
…
-
ー主催者席ー
果南「始まったね」
鞠莉「ええ、楽しみね♪」
果南「まずは第一セクション……」
果南「かなりキツいコーナーが連続する複雑なコーナリングステージか……」
鞠莉「果南はこのステージをどう見る?」
果南「う〜ん……私は苦手だねぇ……」
果南「まず全体を通してトップスピードを出せる所ほぼないし……延々と続くS字やヘアピンとか……見るからにイヤラシイね」
鞠梨「あら……辛口ね♪」
果南「こういう中〜低速セクションは空力よりもまず車体の運動性能がモノをいうからね」
果南「ここからだよ…」
…
-
…
真姫「よし……!」
ギュルギュル…ギュルギュル…
司会「ソニックが逃げる逃げるー!」
司会「これはいきなり独走態勢かーーっ!?」
にこ「……なわけないでしょ」
ギュルギュルギュアアッ…
司会「おっとぉ?そのスグ後ろを走るマシンが1台……これは?」
司会「アバンテだぁ!しかし珍しい車種ですね!」
にこ(まずはお手並み拝見させてもらうわよ、真姫)
ことり「…あんまり見かけないマシンだよね、あれ」
希「アバンテ……全てのミニ四駆の原点にして1つの完成系……」
希(でも、何でわざわざあんな骨董品…………)
…
-
司会「2台のマシンが付かず離れずのドッグファイトだー!しかし後方を走るアバンテは……イマイチ決定力不足!攻めきれないー!」
司会「そして第一セクションも中盤!これは早くも決まったかー!?」
ギュルギュルギュアアッ…
真姫(何よ……大した事ないわねにこちゃんも)
にこ「………」
…
果南「コーナーがレースの華とは言うけど……地味な対決だね」
鞠莉「あら、そう?だからこそ何か起きそうとは思わない?」
果南「……鞠莉……?」
…
鞠莉「オハラカップが……何で3人制になったか知ってる?」
果南「……?」
鞠莉「十年前……第1回大会の優勝者があまりにも速すぎて、急遽レギュレーションの調整が入ったの。」
果南「え…………?」
鞠莉「当時8歳だった少女が圧倒的な大差をつけてゴールしちゃったから、それではレースにならないってね…」
鞠莉「だけどその少女は第1回大会を最後に公式戦からは姿を消した」
鞠莉「 『こんなノロマ達と走ってもつまらない』って言い残してね」
果南「ねえ………それ………」
鞠莉「そして……その少女が使用していたマシンが………」
………ピンクの………アバンテ………
…
-
ギュルギュルギュアアッ……
真姫(もうすぐこのセクション唯一の高速コーナーに突入ね……)
真姫(そこで……にこちゃんを)
引き離す……!
…
にこ(真姫……あんたってやっぱり天才ね……)
にこ(教科書のお手本みたいな完璧な走り……思わず後ろで見とれてしまうわ)
……でもね……
コースはあんたが1人で走ってんじゃないのよ
…
-
司会「ソニックがコーナーの入り口へと突っ走る!」
…
司会「あれ………?何か後ろから……」
真姫「え………?」
にこ「行くわよ………!」
ギュルギュルギュアアッ……!
ことり「アバンテが!物凄い速さでコーナーに進入してくるっ!?」
希「あんなオーバースピードじゃ絶対コースアウトやん!?」
真姫(にこちゃん? 何考えてるの……!?)
…
にこ「ねぇ……真姫………」
にこ「あんた……お遊戯会でもやってんの……?」
真姫「へ……?」
にこ「そんな綺麗な走りじゃあ………」
にこ「勝負には………通用しないのよっ!!」
ギャギャギャギャッ……!ゴツッ……!
司会「こ……これはーー!?」
ことり「ソニックの車体でワンクッションして……!」
希「アバンテが強引に体勢を立て直したっ!?」
真姫「なっ………!?」
ギュルギュルギュアアッ……!
司会「何とーー!?アバンテが先にコーナーを抜けたぁーーっ!!」
司会「そして!ソニックはっ!?」
キュルキュルキュル…ギュガガッ!
希「バランスを崩してスピンしたっ!?」
ことり「このままじゃ…壁にぶつかってコースアウトだよ!」
にこ(じゃあね…)
にこ(あんたの背中は……もう見飽きたわ……)
真姫「っ……!ソニックーーッ!!」
…
-
真姫「くっ……!」
司会「体勢を崩したソニックの横を後続車がどんどん抜けていくーっ!!」
真姫「ソニックッ!!持ち堪えて……!」
キュルキュルキュルッ……ズシュー……
ことり「ほっ………」
希「何とか立て直したみたいやね……でも……」
真姫「……」
真姫「これが………レース………」
真姫(甘かった……。私……何も見えていなかった……。)
…
鞠莉「It's cool☆これだからミニ四駆は何が起こるかわからないわね!」
果南「流石は伝説のアバンテ使い、ソニックのお姉さんがレース慣れしていないのを見抜いて あっという間に逆転しちゃうなんて♪」
鞠莉「あれだけ派手にスピンしたら、もう第1セクションどころか…このレースは最下位濃厚ね」
果南「さて……」
果南「こっからどーするのかな……」
…
-
ギュルギュルギュアアッ……
真姫(くそっ……くそうっ……!)ギギッ……
真姫(せっかくリードしてたのに……!)
真姫(まさか私のせいで取り返しのつかない事を……!)
ことり「まきちゃん……」
希「トップから最下位に……相当なショックやろうね」
真姫(負けたくないけど……でも、こっから逆転なんて……!)
…
ギュルギュルギュアアッ……
にこ「お待たせー!いやぁ、楽勝楽勝♪」
凛「にこちゃん速すぎるよっ!」
司会「おっと!先頭のチームA.S.Navigator'sは、もう走者交代だぁー!」
パンッ……!
にこ「後は頼んだわよ……」
凛「任せるにゃ♡」
凛「さぁ行こう……」カチッ
凛「シャイニングスコーピオンッ!!」
ズギャギャギャアッ……!
-
司会「そして最下位転落のソニックはー?勢いを失い意気消沈!勝負の世界は非情すぎるー!」
鞠莉「完全に心を折られちゃったわね…」
果南「ソルジャーキッズも所詮はここまでって事かな……」
真姫(にこちゃん達はもうバトンタッチなんて……)
真姫(私は…………、私は……………)
…
「何やってんの真姫ぃぃ!!」
真姫「へっ………?」
絵里「退屈してるんだから!早く出番回しなさいよっ!」
真姫「エリー!?」
希「エリチ!?」
真姫「………」
真姫「でも……私のせいでこの大会はもう絶望的に……」ウルウル
絵里「バカね!そんな事でウジウジしてたの?」
真姫「バカ……?わ、わたし?」
絵里「あなたが1位でバトンを持ってきたら……」
絵里「私の見せ場がなくなっちゃうでしょーが!」
真姫「あ………、え………?」
司会「絢瀬選手ー!勝手に第2スタートから離れないで下さーい!!」
絵里「あ、すいません//」
絵里「とにかく早く来なさいよー!」タッタッタッ…
希「はは……エリチ……」
ことり「絵里ちゃんたら……!」
真姫「……」
真姫「ぷっ……!」
真姫「誰がバカよっ!スグ行くから待ってなさい!」
真姫(はぁ………全く………)
真姫(危うく忘れるとこだったわ………)
ソルジャーキッズに敗北はない……だったっけ
…
-
真姫「ソニックッ!!」
ズギャギャギャアッ…!
にこ「真姫ったら……まだ諦めてないみたいね」
にこ(ふふ……そのガッツだけは買うわ……!)
にこ(いずれ……あんたは私を越えるレーサーになる)
にこ(だけど、今はまだその時じゃない……)
悪いけど……今日は勝たせてもらうわよ
…
ズギャギャギャアッ……
真姫「はぁ、はぁ……やっと……」
司会「来たー!!最下位のソニックと西木野選手がだいぶ遅れて第2セクションに到着だー!!」
真姫「エリィ………」
真姫「……………ごめん……」
…
絵里「よくやったわ、真姫!」
絵里「後はそこで見ていればいいわ……」
絵里「KKEの新たなる伝説の1ページをね…!」
真姫「……はいはい……」
パンッ………!
希「エリチ!」
ことり「絵里ちゃーん!」
絵里「さてと…………」
絵里「久々に暴れるわよ、マグナム……!」カチッ
-
果南「これでやっと全員 第二セクションに突入だね」
鞠莉「全長8kmのストレートメインのコース…そして途中にはかなり長い高速コーナーがちらほらと…」
鞠莉「小原家のコースとちょっと似てるわね♪」
果南「確かに似てるけど…決定的に違うのはコーナーがあるって所だね」
果南「完全なストレートなら私のトライダガーみたいな爆速ギアがかなり有効だけど……」
鞠莉「そこまで加速できる区間はないと……」
果南「そういうこと」
果南「それに……トップを走るあのお姉さんも何かありそうだね」
鞠莉「これはまた一波乱の予感♪」
…
司会「さあさあ!レースも遂に中盤!そして現在トップを走るのはー!?」
ギュルギュルギュアアッ……
凛「逃げろ逃げろーー♪」
司会「シャイニングスコーピオンだーーっ!」
ことり「それにしても速いねぇあのマシン…!」
希「シャイニングスコーピオン……最大の特徴は、加速に感応して赤く染まっていく特殊ボディ…」
ことり「言われてみたらスタートの時と全然色が違うね」
希「そして今はもう赤……つまりあれが最高速度……!」
ことり「うわぁ……絵里ちゃんどうするんだろぉ…」
希「心配ないよ、ああ見えて ちゃんとエリチにも勝算はあるみたいやし」
ことり「……?」
…
-
…
シ───ン………
司会「あーっと!!これはマシントラブルかぁ!?」
ことり「え……?」
司会「絢瀬選手のマグナムがーー」
司会「全く動きませーーん!!最下位に加えこのミスは致命的過ぎるー!」
ざわざわ……
絵里「この視線が気持ち良いわ……!」
絵里「だってこれから……」
絵里「この最大のピンチから奇跡の大逆転が起きるんですもの♪」
…
鞠莉「ねぇ、果南………」
果南「うん………まさかとは思うけど」
果南「あれって…………」
…
カタ…………カタカタ………
絵里「きたきたーっ!」
司会「おっと……マグナムが何かゆっくり動き出したぞー?何だこれは!?」
カタカタ………カタカタカタカタ………
ことり「何……あれ?」
希「実はこの前エリチにお願いされたんよ…♪」
希「ロングストレート専用のハイギアが欲しいって……」
ことり「何…それ?」
…
-
絵里「始まったわね……!」
絵里「こうなったら……もう誰にも止められないわ!」
カタカタカタカタ……ギュルッ……
絵里「…………行くわよ…………」
絵里「………………マグナムッ!」
ギュルギュルギュアアッ…!!
司会「これは……マグナムがどんどんスピードを上げていってる!!何だこの加速はーー!!」
…
果南「あははは!!やってくれたね!」
鞠莉「あれだけヤジを飛ばしといて、実はちょっと果南に憧れてたなんてね…♪」
果南「あのお姉さんも可愛いとこあるなぁ♪」
鞠莉「ん………?でも…………」
果南「そうだよ…そんなに加速できるほどのストレート区間はないはず」
鞠莉「じゃあ一体……」
果南「何を考えてるんだろうね」
…
-
ギュルギュルギュアアッ……
司会「何という事でしょー!!マグナムが……マグナムがぁ!」
絵里「これが私の……超超超速ギアよっ!!」
ことり「すごいよ絵里ちゃん!どんどん距離を詰めてきてる!」
希(だけど……あのギアってコーナーに入ったら一気に減速してしまうんよね、それに……)
…
凛「どんだけ追い上げてきても無駄だよ!」
絵里「え……?」
凛「絵里ちゃん……コースをよく見てみるにゃ」
絵里「ああ………」
ことり「そうだよっ!凛ちゃんと絵里ちゃんの間には沢山のマシンがいるんだった!」
希「あれだけ固まってたら追い抜くスペースを確保するのも困難やないん……」
ことり「絵里ちゃん……」
絵里「……」
…
-
司会「そしてそしてぇ!マグナムが高速コーナーを走る中間集団を捉えた!その先には……シャイニングスコーピオンが独走中だー!!」
凛「ほ〜らね……どうするのかな?」
絵里「ふふ……!」
絵里「むしろ丁度良かったわ…」
凛「へっ………」
絵里「普通に追い抜いてたらキリがなかったからね!」
絵里「マグナム!!」
ギュルギュルギュル……!
ことり「あれ……」
希「コーナーに全速力で突っ込んでいった……」
ことり「にこちゃんの真似かな……?でもマグナムしかいないよ……」
…
希「エリチ!?何してるん!流石に意味わからんよ!?」
絵里「……」ニヤリ!
…
-
ギュガガッ……ギュルギュル…
司会「マグナムがコーナーのレーンへと突っ走る!」
カコンッ……!
司会「ってあれ……車体側面が乗り上げていくー!?これは……!!」
ギュルギュルギュアアッ…!
絵里「ストレートならここにあるわよ……」
絵里「私専用の……ストレートがね!!」
ことり「かっ………」
希「かぁ…………っ」
司会「壁走りだあーーっ!!」
絵里「さてと……」
絵里「全員ブチ抜くわよ、マグナムッ!!」
-
ギュルギュルギュアアッ…
絵里「いっけぇ!!」
司会「これは凄すぎるぞー!壁を走るマグナムが集団をごぼう抜きだぁーっ!!」
希「あはは……発想もぶっ飛びすぎやん…」
ことり「でも、あっという間に凛ちゃんのスグ後ろまで来ちゃったよ!」
凛「何だよあれ、無茶苦茶だよ…!」
絵里「凛……やっと会えたわね……」
絵里「その背中……捉えたわよ!」
凛「くっ………!」
司会「シャイニングスコーピオン必死の逃走だーっ!!しかし…後ろを追いかけるマグナムが圧倒的過ぎるーー!」
…
ぷるるるー
希「あ……電話かかってきた。」
ことり「うそぉ!?こんな良い時に〜!!」
希「ちょっと出てくるね」 ガタッ
…
-
…
希(ふう………。早く席に戻ろ…)
ピッ!……ガコンッ…
希「ん……?」
ごくごく……
にこ「ぷはぁー!」
にこ「あーっスッキリした!」
希「にこっち!?」
にこ「希……?」
希「ちょっ、勝手にレース中に離れて大丈夫なん?」
にこ「私の出番は終わったし、ジュース買いに行くくらい大丈夫でしょ」
希「いや……今って一番いいとこやないん?!」
にこ「ああ………あの様子じゃもう勝負はあったでしょ……。」
希「まぁ………」
希「完全にエリチのぶっちぎりみたいやしね……」
…
にこ「希…………」
にこ「…………逆よ………。」
希「え……?」
にこ「第二走者は、凛の勝ちで決まったわ……。」
希「は………!?」
…
-
続ききたか
-
ズギャギャギャアッ……ズシャアアーッ!
司会「きたー!!ついに……ついにマグナムが追い抜いたぁー!!奇跡の大逆転だーーっ!!」
絵里「よっし!天才降臨っ!!」グッ!
凛「あ〜あ………」
絵里「凛!これが本物のストレートの走りよ!覚えときなさ〜い♪♪」
凛「…………」
凛「残りはあと500mくらいかぁ……」
凛「しょーがないね………」
絵里「何?もう諦めたわけ!?」
凛「ううん……」
凛「凛もね…………とっておきを使わせてもらうよ………」
絵里「ん?」
…
-
エリチ、一筋縄ではいかなかったか…
-
希「にこっち……それ……どういう事なん……?」
にこ「シャイニングスコーピオンは最高速度に達すると真っ赤なボディに変化する……」
にこ「でもね……」
にこ「凛のは特別仕様で……」
にこ「…更に……もう1つ上があるのよ…………」
希「もう1つ上………?それって………」
…
-
ズギャギャギャアッ……
凛「本当はね……にこちゃんから全国大会まで封印しとけって言われてたんだけど…」
凛「そうも言ってられなさそうだからね…」
絵里「あ、あと500mで何が出来るっていうのよ………」
凛「できるよ………」
凛「絵里ちゃんの……遥か先へ行く事がね……」
絵里「……!?」
…
-
…
にこ「あのマシンは特殊な機構を搭載しててね…」
にこ「残りのバッテリーを一気に消費するかわりに……超加速フィールに突入する事が出来る………」
にこ「言わば……リミッターカット状態……。 」
希「………リミッターカット……?」
にこ「そこに入ったら、もうどんなマシンでも敵わない。」
希「そんな………!?」
にこ「それが…………凛の切り札…………!」
にこ「……それはまるで………」
…
-
…
凛「それはまるで……」
凛「夜空に浮かぶ星にすら届きうる程の超光速……」
フイイ────ンッ!
司会「あれ……?シャイニングスコーピオンの色が!?」
ことり「金色に……!?えっ………!?」
絵里「ちょっ……何よ……あれ………?!」
…
凛「……行くよ……」
凛「シャイニングスコーピオン……モード_フルバースト……」
シュイーーン……! ギュギャギャギャアッ…!!
凛「 スターライトブレイカーーッ!!! 」
…
-
一旦ここで、今から書きます
-
おつかれー!
-
完全にコロコロコミック
-
シューティングスターだと思ったらスターライトブレイカーだった
-
なのはwwww
-
SLBwww
-
完全に音声認識で笑う
いいぞ
-
SLBならまず金髪(えりち)をバインドしなきゃな(ゲス
-
管理局の魔王の必殺技とかえりちのマグナムが粉々にされてまう…
-
最初はレッツ&ゴーに影響されたアホなソルゲの話だったのにいつの間にかレッツ&ゴーみたいになってる…
頭がおかしくなりそうだ
-
バックブレイダーのあの技じゃねえか
-
ガンブラスターにGPチップγ積んでそうにゃ!
-
星空さんしゅごい
-
さす空凛ちゃん
-
シャイスコでパワーブースターでSLBとかもう頭がどうにかなりそうだよ!
-
ボルゾイラキエータ(小声)
-
トリプルメテオバーニアァァァ
-
壁走りでぶち抜くシーン描いてみたい
-
>>115
頼んだぞ
-
前スレにあった野生のこしたてつひろ先生画
音ノ木ソルジャーキッズ
ttp://imgur.com/CxjzqMr.jpg
ソニック真姫
ttp://i.imgur.com/xv0ZN0P.jpg
用心棒果南
ttp://i.imgur.com/SSwvv5u.jpg
マグナム絵里
ttp://i.imgur.com/C7tqfG1.jpg
-
マグナムエリーはすごいアホっぽ可愛い
-
星空なのは
-
かなんふたなりかと思った
-
エリチのマグナムKって書いてるw
-
かしこい
-
かわいい
-
エリーチカ!
なんでエリのEじゃなくてKにしたポンコツかわいいエリーチカ
-
すいません、今推敲してるんで夜か明日頃には貼ります
-
待っているぞ
-
>>107
音声認識なんて冷静に考えると割とホラーなんだよなぁ
>>23で世界線が移動しちゃった感まである
-
>>29辺りじゃね?リアルな世界からアニメな世界に移ったのは
今のガチ勢ってハンパないから昔やってたくらいじゃ太刀打出来ない
梨子ちゃんみたいのはゴロゴロいる
まぁ挑発はしないが
-
てすてす
-
バチッ…バチバチッ…ギュルギュルギュルガガ…!
絵里「なっ………!」
司会「シャイニングスコーピオンが……!ここにきて超加速だぁーーっ!!」
凛「あと……15秒ってとこかな……。」
ズヒャアアーーッ……ギュルギュルギュア…
司会「一瞬……!そう……僅か一瞬でマグナムをまくったぁ!! この第二セクションは異次元過ぎるーー!!」
凛(さてと…………)
絵里「ウソでしょおーっ!?なんてバカ加速よ………っ!」
凛(ここから……どこまで引き離せるか……)
…
-
…
ことり「なに………あれぇ………」
タッタッタッ……
希「ことりちゃん!レースはどうなった!?エリチは?!」
…
ことり「………本当に………一瞬で凛ちゃんに抜かれちゃった。」
ことり「あれ………もうミニ四駆の走りじゃなかったよ……」
希(これが………)
凛ちゃんの切り札………
希(もはや………レースが始まる前から結果は決まってたってわけなんかな………)
…
-
…
鞠莉「………スターライトブレイカー」
果南「全ての力を収束させて放つ一瞬の輝き…」
鞠莉「爆速ギアですらまるで歯が立たないなんて……」
果南「とんでもないものを隠し持ってたなぁ……」
果南「もうこの第二セクションは勝負がついたかもね……」
果南「あとは……」
鞠莉「どれだけ差を最小限に食い止められるかね…」
…
-
ギュルギュルギュアアッ……
凛(あと………10秒………! )
絵里「あんなもん……!どう相手しろっていうのよ!」
司会「必死に後を追うマグナム!しかーし!そうこうしている内にA.S.navigator'sはアンカーが見えてきたぞー!!」
凛(あと………5秒………! )
ギュルギュアアッ……ゴシュ───ッ……
凛「え……!?」
ことり「あれ………シャイニングスコーピオンの色がっ……!」
希「走りもおかしい………」
希(これって…………)
…
-
…
凛(今の音は…………)
もう時間切れ……!?
司会「超加速に入ったと思ったらぁ……今度はあっという間にシャイニングスコーピオンが失速したーーっ!?そしてその背中をーっ!?」
ギュルギュルギュアアッ…
絵里「はぁ、はぁ………どうせ……どうせ勝てないんなら……!」
絵里「せめてあと1ミリでも凛に追いつくわよっ!」
絵里「マグナムッ!」
司会「マグナムが執念の追撃だぁーっ!!」
…
凛「絵里ちゃん………速すぎるよぉ……」
…
-
…
にこ「さてと……そろそろ花陽が走る頃ね、いい加減戻らなきゃ…」
カツ、カツ、 カツ……
にこ「ああ……結局あんたも来てたの?」
にこ「凛達のマシンを仕上げてくれたのは助かったわ」
にこ「じゃあ私はそろそろ戻るから……てゆーか、あんたもことり達の所に合流した方が良いんじゃないの?」
にこ「って………別件で来てたみたいね…。まぁいいわ、あんたが来てた事は黙っておくから、じゃあね」
…
-
花陽「りーんちゃーーんっ!!」
凛「かよちんっ!」
花陽「あと少しだよっ……!」
凛「……あと……少し……」
司会「おっとー!アンカー小泉選手の必死のエールだぁ!!この声援は……!祈りは……!届くのかぁーっ!!」
-
…
希「凛ちゃん……!」
ことり「あーもうっ!どっちも応援しちゃうよぉ……!」
ことり「とにかく頑張れーっ!」
凛(ことりちゃん……希ちゃん……)
凛(かよちん………!)
…
-
凛「……」ギリッ…!
凛「あと少し………!」
凛「お願いっ!」
凛「あと……………少し……………!!」
届いて…………っ!!
ギュルギュル……カタカタ……カタ………
………カタン…………ピトッ……。
司会「と………届いたーーッ!シャイニングスコーピオンがギリギリで繋いだぁ!そしてぇ……」
-
…
花陽「お疲れ様…!よく頑張ったね…凛ちゃん」
凛「はぁ……。まさかここでアレを使う事になるとは思ってなかったなぁ……」
花陽「それだけ絵里ちゃん達が強すぎたって事だよね…」
花陽「でもね……」
花陽「にこちゃんと凛ちゃんの走りは無駄にしないよ…、後は任せて…」
凛「かよちん……」
-
…
凛「………うんっ!!」
パンッ……!
司会「ついに……アンカーにバトンが渡ったぁー!」
花陽「次は………私が、頑張る番だね………」カチッ
花陽「行こぅ………。」
グイイーン……ギュルギュルギュアアッ…!
花陽「 バックブレーダーッ!!」
-
……………。
海未「絵里…!」
絵里「ふぃぃ……!!お待たせ!」
絵里「やっぱり凛は強かったわ!」
海未「あの化物に食らいついていたあなたも、大したものですよ」
絵里「それはありがとう……!」
絵里「そして………」
パンッ……!
絵里「後はよろしくっ!」
-
…
海未「任せてください……」
海未「必ず………勝ちます!」
司会「ここでソルジャーキッズもアンカーだぁ!」
海未「行きましょう……」カチッ
海未「 ガンブラスターッ!! 」
ズギャギャギャアッ…!
…
-
…
鞠莉「遂に始まったわね」
果南「最後は一騎打ちかぁ」
鞠莉「最高の対決ね♡ 待ち構えるは最終セクション………」
果南「そして最大の難関……」
鞠莉「それは………」
…
-
一旦ここで、明日の夜頃には多分更新します
-
おつかれー
初めて実戦で使ったから目測を誤ったか、GPマシンでもないのにパワーブースターなんて突っ込んだから無理が祟ったか、はてさて
レース中にモーター焼ききれてリタイヤしたのを思い出した
着地したらブラシが終わったんや・・・
-
乙です。
穂乃果最強説が出始めたな
-
乙乙
凛ちゃんぶっちぎりでにこりんぱなが圧勝ムードかと思いきやの展開か
続きが楽しみだ
-
スレタイ可愛すぎだろ
-
絵里ちゃんが有能で嬉しい
乙乙
-
バックブレーダーとガンブラスターの勝負とか熱すぎでは!
-
海未「私がミニ四駆です!」
的な?
-
ピャアアアアアアアア!!
オペレータールーム!!オペレータールーム!!
-
落ち着け!パナーD!
-
良い所で引きよる
乙
-
そういえばコロコロ時空にシフトしてから海未ちゃんの走り見てないな、ある意味1番の未知数
-
穂乃果ちゃんなのか……?
-
台詞が無いからほのパパかも試練
-
にこにーがほのパパにあんな口きいてたらなんかよからぬ関係があるんでないか勘繰ってまうやろ
-
レツゴのBGMを聞きながら読みたい
サントラとかあるのかしら
-
ことり「あのコース……」
希「あれは……」
ことり「氷っ!?」
司会「最終セクションは、なんとなんと!スケートリンクステージだーーッ!」
海未(アンカーのスタートギリギリまで最終コースは伏せておいて、この悪路とは……)
海未(相変わらずシュミが悪いですね、あの金髪少女も)
ことり「氷の上なんて……」
ことり「普通に考えたらまともに走れるわけないよぉ……」
希「それに……少しでもスリップしたらあっという間に制御不能でスピン……最悪コースアウトとは…エグい事考えるなぁ……」
-
ことり「んん〜?」
希「どうしたん……?」
ことり「でも……2人共ふつーに走ってる……」
希「……? なんかあるんかな?」
ことり「あ……!あれぇ…!」
…
-
…
ギュルギュルギュアアッ…
花陽「はぁ、はぁ………!」
海未「一応の救済は用意してあるみたいですね」
司会「クラッシュ祭りかと思われていたが2人共 平然と走っている!?こ、これはー!」
…
果南「コース中央だけは氷じゃなくて普通の道になってるってわけだね」
果南「実質は物凄く細いラインのコースって事か…」
鞠莉「そういうこと♪ でもぉ………」
鞠莉「細くし過ぎて追い抜きもできないみたいね、う〜ん失敗しちゃったなぁ、てへ☆☆」ぺろ
果南「ほんと鞠莉は意地が悪いね…」
鞠莉「そう……?まぁ、勿論……」
それだけじゃないけどね♡
…
-
ギャギャギュアギュルギュルアッ…
花陽(私がこの道を先行している間は……)
海未(はい……、絶対に追い抜く事はできません……下手に花陽をプッシュしようものなら2人共クラッシュになりかねませんし……)
花陽(最後にこのステージで助かったかも)
花陽(後は慎重に……絶対にここをキープすれば)
花陽(私の…………勝ち…………!)
海未(これは…………どうしますかね)ギリッ…
司会「この膠着状態にもつれこんだまま次のコースも見えてきたー!最終セクション次の難関はー!って…………あれ?」
ことり「あれれ??コースがっ!」
希「2つ!?」
ことり「あっ……、これって……」
…
-
司会「なんとレーンが二つに分岐しているーっ!テクニカルとストレートだー!」
花陽(テクニカルコースは、さっきからの通常路が続いてるけど……アップダウンやコーナーが複雑に入り組み、だいぶ遠回り…。)
海未(一方ストレートコースはゴールに向けての最短ルート、………しかしまともに走れる道はない様ですね)
海未「天国と地獄………というわけですか」
…
果南「うっわぁぁ……」
鞠莉「ねっ!面白いでしょ!果南が後を走っていたならどっちを走る?」
果南「あ〜、………う〜ん………」
果南「やっぱり遠回りかなぁ……でもそれじゃ逆転は絶望的だし……」
果南「うう………わかんないよ!」
鞠莉「あの2人はどうするのかしらね…♡」
-
…
ギュルギュルギュアアッ…
花陽「私は…こっち……!」
司会「バックブレーダーは上(テクニカル)を選択だっ!」
ことり「まぁ……先行だし…」
希「そうなるよね……」
ことり「じゃあ………」
希「海未ちゃんは?」
ギュルギュルギュアアッ…
海未(………………………)
司会「ガンブラスターも上を選択したー!!」
希「冷静な海未ちゃんなら、まぁそうするよね」
ことり「でも……これじゃ逆転が……」
ことり「海未ちゃん……!」
…
-
にこ「おっ、やってるわね」
凛「にこちゃん遅いよぉ!」
にこちゃん「ああ、ちょっとね」
にこ「って何これ………とんでもない事になってるじゃない!」
凛「うん……。でもこのペースでいけば」
にこ「花陽の勝ちね……」
にこ(なんか……)
……つまんない決着になったわね
…
-
…
真姫「海未……!それじゃ……!」
絵里「まぁ仕方ないわよ、ストレートはクラッシュの危険もあるし、私ならストレートに行くけど♪」
真姫「このままじゃ……!」
絵里「真姫……、私達は海未を信じるだけよ」
絵里「それに………あの海未の目は……!」
まだ………勝負をあきらめてない
…
-
ギュルギュルギュアアッ…
花陽「何を考えてるのか知らないけど、この勝負は、私達の勝ちみたいだね…。」
海未「………」
司会「両者共に一定の距離を維持したままもうすぐ中盤に差し掛かります!」
ことり「海未ちゃん……」
希「……………」
希「1つだけ………ここから逆転の道があるんやけど……」
ことり「そうなのっ!?」
希「うん……。でもそれは……下手したら」
希「ガンブラスターが……」
…
-
司会「おっとここでテクニカルコースとストレートコースが一瞬交差するヒルクライムが見えてきたーっ!」
花陽「これじゃ都市高みたいだね…。まぁ上をいく私達には関係ないけど…」
海未「花陽…………。」
花陽「ん……?」
海未「ここで…………きめます…………。」
花陽「え………!?」
…
海未「ガンブラスターッ!」
ギュルギュルギュガガガアッ…!
司会「ん??」
司会「ガンブラスターが進路をかえたっ!?」
ことり「スケートリンクに乗り上げて脇道にっ!?」
ことり「海未ちゃん……!?」
希「まさか…………」
海未「どうせリスクを負うんなら、圧倒的なリードを奪わなきゃ意味がないですからね……!」ニヤリ
花陽「っ………!?」
海未「翔べっ!ガンブラスターッ!!」
ギュルギュルギュアアッ……ギュウ───ンッ!
ことり「そんなっ!」
司会「なんとーっ!!ここでガンブラスターが下のレーンへ決死のジャンプだぁーーっ!!」
…
-
にこ「…………やってくれたわね」
凛「ちょっと待ってよ!これじゃ逆転どころのリードじゃないよ!」
にこ「そうね……恐らく7〜800mは海未が先になるわね」
にこ(まぁ…………)
にこ(着地が上手く行けばだけど………まず無理ね。)
…
-
…
ギュウ───ンッ…
海未「っ…………!!」
司会「着地はっ!!上手くいくのかー?!」
………ゴッ……。……キュルキュルッ…ズシャアーッ……
海未「ガンブラスターッ!?」
司会「やはり上手く行きませんっ!着地で踏みとどまれずストレートコースの壁へと吸い込まれていったーっ!!」
ことり「ああっ………」
海未「くっ…………」
……ズガガガガシャア───ンッ……。
……ガ……ガ……。
花陽「クラッシュしちゃったかぁ…。」
希「あれじゃボディどころかシャーシ………いや、シャフトまで逝っちゃってるな……。」
ことり「じゃあ……海未ちゃんは……」
海未「っ………。」
…
-
にこ「これで…………終わりね。」
凛「どうなるのかと、ヒヤッとしたけど……」
にこ「後は花陽があのガラクタを追い抜いてゲームセットと……。」
…
ギュルギュルギュアアッ…
花陽「焦らず……慎重に……!」
司会「大量のリードを付けられてしまったバックブレーダーですが着々と上の道を進んでいきます!」
司会「そして………ガンブラスターは!?」
……………ギ…………ギッ……………
海未「……ガンブラスター………」
…
-
ことり「ここまでかぁ………」
ことり「でも、海未ちゃんもガンブラスターもよく頑張ってたよね……」
ことり「また次の機会にっ……!」
…
希「………………次は………もうないんよ。」
ことり「えっ……?」
-
…
海未「最後の最後まであなたには迷惑をかけてばかりでしたね……それに、こんな形で終わってしまって」
海未「本当に………すみません………」ギリッ
海未「………ガンブラスター………。」
…
希「この前、真姫ちゃんのソニックを修理する時に無理矢理 海未ちゃんのガンブラスターも見せてもらったんよ……」
ことり「……?」
希「あのマシンは………恐らくもう限界でね、寿命とでもいったがいいのかな…」
希「海未ちゃんが昔は未熟だったのもあって、ガンブラスターにかなり負担をかけては補修してを繰り返してたみたいで……」
希「全てのパーツが丁寧に補修してあったけど、多分あれ以上はもう補修も限界っていう位のとこまでダメージが蓄積してた…」
ことり「そ、そんな………」
希「………海未ちゃんがどれだけマシンを愛していたかは、あのリペア後を見てて良くわかったよ」
ことり「あ……!それで海未ちゃん普段はガンブラスターをあまり使ってなかったんだ………」
希「そういうこと……。ミニ四駆を卒業しようとしていたのも、これ以上マシンに負担をかけたくないって想いもあったんやろうね……。」
ことり「それがまさか……こんな結果に……。」
…
-
司会「どんどん距離を詰めてくるバックブレーダー!せっかくのリードはもはや無駄だったのかー!なんという悲劇っ!」
真姫「海未………」
絵里「海未も、辛いわよね……」
真姫「っ………!」
真姫「私………行ってくるっ!」ガタッ
絵里「待って!!」
真姫「止めないで……私はっ!それでも!」
絵里「違うわ……」
…
絵里「……………私も行く……っ!!」
……………
………
…
-
…………ギ…………
海未「…………………。」
司会「園田選手………無惨に散ったガンブラスターをただずっと眺めているだけです……。」
ことり「………こんなの」
希「……見てられないね……。」
…
-
…
タッタッタッ………
「海未ぃいーーっ!!!」
海未「へ…………??」
絵里「何やってるのよっ!!」
真姫「そうよ!まだレースは終わってないんだから!!」
海未「絵里…………真姫……………。」
海未「……」
海未「ですが…………、私は…………」
海未「ガンブラスターは…………もう………」
…
-
真姫「……海未……」
真姫「……………責任…………とりなさいよ……」
海未「え……」
真姫「私は!そんな姿を見る為にミニ四駆を始めたんじゃない!」
真姫「あなたが私達をミニ四駆の……、このレースの世界に連れきたんでしょ……!」
絵里「……海未とガンブラスターの走りを見て、私は憧れたからここにいるのっ!!」
海未「………」
絵里「あなた達はそんなものじゃないはずよ…」
海未「絵里……」
真姫「あなた達は誰にも負けない最高のコンビなんでしょ……!」
海未「真姫……っ」
真姫「だったら…………」
こんなとこで終わっていいわけないでしょーがっ!!!
…
-
…
……………
…………………………
海未「ふふ………」
絵里「へっ?」
海未「まさか絵里と真姫に尻を叩かれ叱咤される日が来るとは思っていませんでした…」
真姫「海未……」
海未「あなたも聞いていた筈ですよね…」
…………カタ…………カタ………………
海未「なら……私達がこのまま無様に負けるなんて、許されるわけがありませんね……」
海未「そうでしょう………」
……………………ギュルッ…………、
海未「 ガンブラスターーッ!!! 」
ギュィギュィキュイッガガガッ…!!!
…
ことり「ガンブラスターが!」
希「息を吹き返した……!」
司会「ここにきてガンブラスターが奇跡の復活を遂げたァ!!!だがスグ後ろにはもうバックブレーダーがッ!」
-
鞠莉「面白くなってきたぁ!!」
果南「私もだよ……こんなレース……初めて見たかも!」
鞠莉「残すはこの先の合流レーン……!」
果南「うん……そこで……」
全てが決まる……!
…
花陽「っ………!こんなことっ……!」
凛「かよちん落ちついてっ!」
にこ「相手は瀕死のマシンよ、焦らず自分の走りをすれば勝利は揺るぎないわ。」
にこ「花陽が負けるなんて……有り得ない!あんたには私が教えた技術も知識もあるっ!」
にこ「最後に勝つのは……私達よ!」
…
司会「ガンブラスターとバックブレーダーがもうすぐ最後のダウンヒルで合流だぁー!!どうなる……この戦いっ!!」
ギュルギュルギュアアッ…ガガガッ……
海未「それにしても酷い有り様ですね………」
…
海未「恐らくこれが……私とあなたのラストランでしょう………」
海未「だからこそ…………!」
全身全霊!あなたの全てを見せつけてやりましょう!!
ギュルギュルギュアアッ…!スギュガガガッ…!
海未「……花陽を……ぶっちぎりますよ…!!」
-
一旦ここで、日曜までには更新します
-
目頭が熱くなる展開
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大昔の記憶で大破してボディの止めるところをチューインガムで止めてた漫画の記憶がある
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いつの間に俺はコロコロコミック読んでたんだ…
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このSSには現代のアニメやラノベに足りないモノが詰まっている気がする
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>>184
コロコロ版ラブライブはマジで熱かったな
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あっという間の22レスだった、乙
毎回楽しみに読ませてもらっています
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熱すぎる展開
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マシン同士が接触したり、コースがmじゃなくてkmだったり、途中で「奥の手を使うか....」みたいにリモートコントロール(?)したり、コース選べたり、俺の知ってるミニ4駆と違うんだけどこういうレギュレーション?
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コロコロ時空で細かいことを気にしてはいけない(戒め)
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>>189
そうだよ
-
レギュレーションはコロコロ時空やぞ
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>>189
お前マシンと一緒に走らないクチ?
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>>189
リモートコントロールどころか音声認識コントロールやぞ
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音声だけじゃなく熱意や精神まで読み取ってくれるよ
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ミニ四駆ってスタートした後でも操作できるのかよ
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俺の知ってるミニ四駆は一緒に走って棒みたいなので方向転換させるやつだな
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乙
後継マシンに変わる展開もありそうで熱いわ
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>>189
GPチップというので音声認識
マシーン毎に必殺技あり
-
ttp://i.imgur.com/c6QbnDk.jpg
-
>>200
草
相変わらずの無駄なクオリティ
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野生のこした乙
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>>200
追い詰められるちん草
-
>>200
格好がほぼ再現されてて大草原
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>>200
こんなんズルいだろ
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そういえばこんなゴーグルつけてる人いたなぁ
そして可愛くてワロタw
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>>200
野生のこした先生と作者に乙
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ラスボスは誰なんだろう
-
>>206
NAアストロレンジャーズの標準装備やね��*(������������)*��
-
おつおつ
-
絵里はもうインラインスケートで走ってるのかな
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落ち着けパナーD!!
-
>>200
落ち着けパナーD(カップ)!!
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で、でかい
-
熱いスレだ
ミニ四駆を作りたくなってくるが、ガキの頃と違って金があるからどっぷりハマりそうで怖い
-
絵里「上から走ってくるバックブレーダーと……」
真姫「クラッシュから復帰して合流レーンを目指すガンブラスター……」
ことり「ここで先行をとった方が……」
希「そうやね……」
希「圧倒的に………有利になる……!」
…
にこ「先に着くのは……!?」
凛「かよちん……頑張れっ………!」
司会「先に合流レーンにたどり着いたのはっ………」
ギュルギュルギュアアッ……
花陽「間に合った…………!!」
司会「バックブレーダーだーーっ!!」
-
凛「かよちんっ!!」
にこ「よっしっ!!よくやったわ花陽っ!」
にこ「後は慎重にーー!」
ギュルギュルギュアアッ…ギュガガガッ……
海未「っ……! 一歩遅かったみたいですね…… 」
真姫「海未……!」
司会「ほんの少し遅れてガンブラスターも到着だーっ!バックブレーダーのスグ後ろを追いかけるーーっ!!」
-
花陽「大丈夫っ……道は私が塞いでるっ……」
凛「そうだよっ!そのままかよちんがっ!」
海未「っ…………!」
にこ「やっぱり……!あっちは脱輪までしてるし…もう悪路は走れない!」
花陽「このまま……!先にゴールへっ!」
海未「っ………」
…
果南「どうしようもないみたいだね…」
鞠莉「下手に道を外れて追い抜こうものなら即制御不能……」
果南「ダウンヒルだからね、1度滑り出したら後はもう……」
鞠莉「でも…………ここまで面白いレースを見せてくれたんですもの」
果南「そうだね…」
果南「きっと………まだ何かある……!」
…
-
海未(………フロントタイヤは片方脱輪、ここで氷に乗れば、今度こそタダじゃ済みませんね…。)
ギュルギュルギュアアッ……ゴッ…ゴッ……。
絵里「何……?あの音……」
真姫「あれは………」
…
希「モーターもギヤもそろそろ限界なんやと思う」
ことり「そんな…………」
希「どうする、海未ちゃん……」
希(もう時間もないみたいだよ…)
…
司会「残すは500mといったところかっ!? 2台のマシンがゴールに向けて加速していくーっ!!」
海未(迷ってる暇は無いようですね…)
海未(……………やるだけやってみますか…!)
海未「ガンブラスターッ!」
真姫「ストレート区間でガンブラスターがスピードをあげ始めたっ!」
絵里「でも……前には遥かに重量も上なバックブレーダーが構えてるし……」
にこ「どうするつもりなの……」
凛「プッシングしても不利なのは海未ちゃんの方だよ……!」
…
-
海未「ふふ………分かってますよそんな事、ですが……」
海未「……せっかく車体が軽くなったんです」
海未「なら……!利用しない手はありませんっ!」
凛「海未ちゃん?!」
海未「今ですっ!!」
ギュルギュルギュアアッ……クンッ……
司会「ガンブラスターがっ!車体を軽く右に振った??あ……!」
ことり「これって!!」
海未「車体2台分は無理でも……!」
海未「このくらいなら通れますよねっ!!」
グワッ……キュルキュルギュギュギュッ……!
花陽「ウソっ!?」
司会「これはーっ!?」
司会「か……、片輪走行だーーっ!!」
-
ガッコンッ………ギュルギュルギュアアッ…
海未「後はこのままっ……!」
花陽「あぅ……。こんな走り見た事ないよ……っ!」
ことり「海未ちゃんが!!」
希「ついに前に出たっ!!」
花陽「っ…………!」
にこ「花陽っ!遠慮はいらないわ!進路確保の為のプッシングはレギュレーションの範囲よ!」
凛「そうだよっ!あっちはもうバランスもまともじゃないんだから……!軽く後ろからつついていけばっ!」
花陽「でも……………」
にこ「なに躊躇してんのよっ!これは勝負よっ!」
…
-
ギュルギュルギュアアッ……
海未「はぁ、はぁ…………!くっ………!」
花陽(海未ちゃんは後ろの私達なんてもう見ていない……)
花陽(ただ前を……、ただ速く走る事しか見えてないんだ…)
…
絵里「一気に突き放すのよーっ!」
真姫「逃げきって……!海未っ!」
海未「っ…! 分かってますよ……!」
海未(ですが……)
海未(もうガンブラスターも限界なんです……!)
海未(こうやって今走行しているだけでもかなりキツいものが……!)
海未(……なんて泣き言は、レースの後ですっ!!)
…
-
花陽「……………」
にこ「花陽っ!早く海未をっ!!」
凛「かよちんっ!!」
…
…
花陽「ごめんね……、にこちゃん、凛ちゃん……。」
花陽「でもね……私は……」
花陽「そんな決着じゃ納得いかないんだ」
にこ「花陽っ!あんた………!?」
花陽「私は…………………」
花陽「私のやり方で決着をつけるよ…!」
凛「かよちん……??」
花陽「っ………!!」
花陽「ちょっと怖いけど……、あなたならきっとできる筈だよ……!」
花陽「行こう……! バックブレーダーーッ!!」
ギュルギュルギュアアッ……!キュルキュルスギュガガッ……
…
希「はっ!?」
ことり「バックブレーダーが……!」
司会「通常路を捨てて氷上に舵をきったーーっ!!」
花陽「大丈夫だよ……、私は………、私達は……!」
花陽「海未ちゃんよりも速いんだっ!!」
…
-
鞠莉「oh......!?crazy………!!?」
果南「最後は……真っ向から刺しに来たってわけだね…!」
鞠莉「アクティブサスペンションによる驚異的な走破性なら理論上は氷上も可能かもしれないけど……」
鞠莉「なんて無茶を………!」
果南「あのバックブレーダー使い……見た目は大人しそうだけど……」
果南「本当は………」
…
にこ「あんのぉバカっ!!!」
凛「はは…………かよちん……熱くなりすぎだよぉ」
凛「…………でも…………」
にこ「最高にカッコイイ事してくれるじゃないっ!!」
凛「うんっ!!流石はうちのアンカーだね!」
にこ「真正面から海未をぶっ潰してやんなさい!花陽ーーっ!!」
花陽「にこちゃん…凛ちゃん…」
花陽「うんっ!!」
-
司会「なんという事だぁ!!今度はバックブレーダーが驚異的な走りでガンブラスターを包囲する展開にぃー!!これは熱い!アツすぎるぞ2人共ぉ!!」
ズギャガガガッ……
花陽「海未ちゃん……!」
海未「花陽……あなたもつくづくバカな人ですね…」
海未「ですが………」
海未「ライバルとして、そして友人として誇りに思います!!」
花陽「ふふっ…!ありがとぅ、海未ちゃん!」
花陽「でもね……」
海未「この勝負………!」
花陽「勝つのは…………!」
………………私だっ……!!!
…
-
司会「さぁ!後残すは50mの直線だっ!!」
ギュルギュルギュアアッ……!
花陽「バックブレーダーッ!!」
ギュルギュルギュアアッ……ズガガガッ……!
海未「ガンブラスターーッ!!」
司会「誰よりも速くゴールのテープを切るのはっ!!!そして最速の称号を手にするのはーーっ!!?」
…
海未「1歩でも速くっ!!」
…
花陽「海未ちゃんより先へっ!!」
「 いっけぇ え え え ! ! ! ! 」
……
……
……
ズギャガガガッ……!!ズシャア─────ッ!!
-
ことり「どっち!?」
希「ほぼ同時やったけど………あれは!!」
…
海未「最後まで苦しい戦いでした…。」
海未「にこ、凛、花陽……あなた達には本当に苦しめられましたよ!」
海未「そして………」
…………最高のレースでした………!!
司会「ガンブラスターだぁああーーっ!!!」
真姫「海未ぃーーっ!!」
絵里「いやったぁ!!」ぴょん
真姫「行くわよ!海未のとこへ!」
絵里「あったりまえよー♪」
-
…
ことり「やったね海未ちゃん!」
ことり「これで全国行きのチケットは………!」
海未「………………………」
ことり「海未………ちゃん………」
…
海未「………………………」
…………ギュル…………ギュル………
海未(私の無茶に、よくここまで付き合ってくれましたね…)
………ギュル………カタカタ………カタ………
海未()なたは、やはり最高の相棒でした…)
…………………ッ…………。
海未(今まで……………ありがとう…………)
……………そして……………
おやすみなさい………ガンブラスター
…
-
タッタッタッ………
真姫「海未ぃーーっ!!」
絵里「流石は海未ねっ!ハラショーッ!!」
海未「………………………。」
絵里「あれ……?う、海未…??」
希「エリチ………」
希「あれが海未ちゃんとガンブラスターの最後のお別れなんよ……」
希「だから今は………」
そっとしておいてあげよ……
〈勝者…ガンブラスターXTO、園田海未 〉
-
一旦ここで
-
これはクスコ博士か土屋博士の元へ緊急搬送!…しても手遅れやね。。。
-
ぱなブレーダー、アクティブサスペンションついてんのかよwwww
-
パナーD…
-
>>232
そらバックブレーダーですもの
-
かよちんのハートも熱々だったか
素晴らしい展開と決着だったけどガンブラスター・・・
-
めっちゃ熱い中で喜ぶエリチ可愛い…
そして海未ちゃんの後継マシンが今から気になる
-
遠征から帰ってきたら溜め込んだパーツを解き放つか...
ttp://i.imgur.com/0CoDBxG.jpg
-
>>237
いくらぶんだよw
-
昔のケースに眠ってたスーパーシューティングスターがプレ値で6000円ぐらいしててマジか?って思った
-
ー数日後ー
海未「真姫……!さっきから手首のスナップが甘いですよ」
真姫「ヴェェ!?何よそれ…」
海未「マシンをリリースする時はもっとこう……ヒョイってですね!」
ガラガラ…
希「おはよ!」
ことり「おはよっ、希ちゃん」
海未「希、おはようございます」
-
希「んしょっと……」ガタッ
海未「真姫、ではもう1度……!」
真姫「分かったわよ……。とおっ…」ヒョイッ
希「何だ、意外と海未ちゃんは元気みたいやね、良かった!」
ことり「…」
希「え?ことりちゃん…?」
-
ことり「見た目はいつも通りに取り繕ってるけど…」
ピシャッ…!
絵里「お待たせっ!マック買ってきたわよ…!2人共、休憩して食べましょ!」
真姫「エリー、ありがと!」パクパク
絵里「海未、はいポテト」
海未「ありがとうございます」
希(いや、全然普通やん……)
希(一体どうしたっていうん……?)
絵里「アタタタッ!!痛っ!!」
-
希「ん?」
海未「ん…少し塩味が物足りませんね…」モグモグ
絵里「だからそれは私の髪の毛だってば!!どうやったらポテトと間違えるのよ!」
海未「あっ、すいません」
真姫「エリー!?大丈夫っ!?」
びちょ〜ん……
絵里「これで8回目よぉ……もうポニーテールなくなっちゃうじゃない……ううっ……」グスン
希「あはは………」
ことり「ね……」
希「これは重症やん…」
-
ことり「海未ちゃん、小学校の頃はガンブラスターと一緒にお布団入って寝てたしね…」
ことり「海未ちゃんの習い事を私と穂乃果ちゃんが待ってる時も、ガンブラスターがいつも隣に置いてあったし…」
希「ペットロスならぬマシンロスやね…」
ことり「でも、もうすぐ全国大会もあるし海未ちゃんも新しいマシンを手に入れて調整しなくちゃいけない頃なんだけどなぁ…」
希「海未ちゃんって相当こだわりがありそうやもんね」
ことり「そうっ、海未ちゃんの事だし、多分ワンオフのマシンじゃないと納得しないんじゃないかなぁ…」
ことり「はぁ……、何か良い方法は……」
…
…
希「あ………」
ことり「ん〜?」
希(そういえばこの前、連絡あってたなぁ)
希「ことりちゃん!うちに任せて☆」
-
…………
真姫「はぁ、はぁ、やっと終わったわ……」
海未「では明日までにリリースの練習500回を忘れずに、あと絵里も」
絵里「はぁ?何で私まで!」
真姫「私だって嫌よ!」
希「もう練習は終わったかな?」
絵里「あら希、来てたのね」
希「さっきから居たよ〜。あ、今日は海未ちゃん帰りに借りてくね」
海未「どうかしたのですか?」
希「ただのデートだよ♡たまにはいーやん?」
海未「は、はぁ……??」
真姫「今のうちに私達は帰りましょ!」ササッ
絵里「待って真姫ー!置いていかないでよぉ」ササッ
-
…………………。
希「着いたよ」
海未「ここは……!?」
海未「ホテル?」
希「さぁ、いこっか…」
海未「ちょ、希……まさかあなた……私を!?」
希「いーから、早くいこっ♡♡」グイグイ
海未「 あ あ あ !!!」
-
(ゴクリ……)
-
……………。
海未(結局、強引に連れて来られてしまいました…)
海未(ですが…)
海未(地下へと向かっていますね……いや、このエレベーターは何処まで行くのでしょうか)
海未「希!あなたは一体何を考えているんですか//」
希「………………」
希「ねえ……………海未ちゃん……………」
希「………………エアロミニ四駆……って知ってる?」
…
-
海未「はい?何ですかそれ……」
希「まぁ知らなくても無理はないか…」
希「かつて………次世代の新機軸ミニ四駆としてコンセプトだけが発表されてたものなんやけどね」
海未「はぁ……?」
希「とあるルートからそのエアロミニ四駆の設計データが回ってきたんよ…」
海未「は…………?いまいち話の意図する事が……」
希「あ………着いたよ。」
ブシュー…ガシャッ……
海未「……!?」
海未「ここは……!?」
希「これまたとある知り合いのラボなんやけどね」
-
海未(こんな地下にラボなんて……一体何が……)
「……お待ちしておりました……」
希「あ、おつかれ」
海未(えっ……?もう何がなんだか……)
希「実はね、そのデータを元にこのラボでマシン開発に着手していて」
希「ついに完成したんよ」
海未「そ、それと私に何の関係が………!?」
希「まぁ単刀直入に言うと……」
希「そのうち1台のデータテスターを、海未ちゃんに引き受けてもらえないかなって」
-
…
海未「私が………ですか………?」
希「そう………まだ完成したばかりでスペックは全くの未知数………。」
希「……マシンコードは………『 Z-3 』………。」
海未「………ズィースリー………?」
希「…………その名は…………」
希「 ……… シャドウ ブレイカー ………。 」
…
-
一旦ここで、月曜までには更新します
-
熱すぎて笑う
-
なんか泣いた
-
ここでシャドウブレイカーか…!
-
シャドウブレイカーZ-3
ttp://i.imgur.com/bHGjUCS.jpg
-
カスタムロボ思い出した
-
ホテルの地下のラボとかいかにもな展開やんけ
読者の求めてるものを上手く見せてくれる書き手の鑑
-
まるで操縦してるみたいだな
-
フルカウルからの自然な移行にワロタ
烈矢はナックルブレイカーのイメージ持っちゃってたけど、
元々シャドウブレイカーだったね
-
これしまいにはディオマース・エリとか使い出したりして
-
日中の更新乙です。
これは誰かライバルが兄弟機をもっているフラグ
-
ラボがラブホに見えた乙
Z-3はFM化して使ったっけなぁ
-
マックスブレイカーとかもあったよな乙乙
-
ライジングトリガーかと思ってたんよ
ガチガチのバトルマシーンのZ-3は熱い!
-
>>258
トイレに落とされるよりは((((;・8・)))
-
>>265
レツゴは全部見てたはずなのに、全然記憶に無かったライジングトリガー
-
海未「シャドウ………ブレイカー………?」
希(めちゃくちゃ食いついてるなあ)
希「………触ってみる?」
海未「い、いいんですかっ!?」
希「いいも何も、これはもう海未ちゃんのマシンだよ、はい !」スチャッ
海未「………!」
海未「ボディ、シャーシ、タイヤまで……従来のマシンとは全く異なる形状……!」
海未「そして、この攻撃的なフォルム……!」
希「そうやろ〜♪ この子は海未ちゃん好みな顔してるかなって思ってたんよ!海未ちゃんを推薦して良かったぁ♡ 」
海未(Z-3…………一体………こいつは………!)
-
…
海未「………そもそも何故 私なのですか!?」
海未「しかも、Z-3…という事は……」
希「ああ、1号機と2号機もあるよ、もうその2台は別の人に渡ってるけどね…」
希「3台のマシンそれぞれの持つ無限の可能性を引き出してくれるに相応しいパートナーを探していたらしいんよね」
希「だからうちは海未ちゃんを推薦したんよ」
海未「は、はぁ……」
希「他の2人はまだ未熟で荒削りな子達やったから、3号機であるこの子には逆に知識や経験が豊富な人こそが適任なんじゃないかなってね!」
-
海未「それで、私ですか……」
希「まぁ、細かい事はいいんよ! 」
希「では、改めて確認するね……」
希「海未ちゃん……このマシンの事、お願いできるかな……?」
海未「……」
海未「希………」
海未「私ではまだ力不足かもしれませんが……」
海未「期待に沿える様に善処させてもらいます!」
希「うんうん♡」
希「じゃあうちはもう少し用事があるから、海未ちゃんは先に帰ってていーからね」
海未「あ、はい……!」
ぷるるる〜
海未「ん……?着信が…………」
-
…
ー数時間前ー
真姫「こうやって2人で帰るのも久しぶりね」
絵里「たまには遊んで帰りましょ!」
真姫「いーわね!じゃあどこに寄る?」
「おい!お前達……!」
絵里「え、私達……?」
真姫「いきなりお前って、あんた何なの?」
「ここら辺でメイド喫茶を探してるんだけど、お前ら……見るからに暇そうね」
「案内して!」
絵里「な、なんて生意気なクソチビなのよ!」
-
真姫「エリー、相手はちっちゃな子供よ……どうせ迷子か何かでしょ」
真姫「メイド喫茶って多分あそこよね」
真姫「仕方ないからお姉さんが案内してあげるわ、ほら……行こっか!」ニコッ☆
「子供扱いするな、このつり目ブス!」
真姫「は……?」
-
真姫「このガキ……さっきから黙って聞いてれば!」ガタッ
絵里「ちょっ!真姫っ!何ムキになってるのよ!もういーからさっさと連れて行きましょ!」
…………………。
カランカラン♪
メイド「おかえりなさいませご主人様〜♡」
絵里「ハラショー!ただいまー!」
真姫「結局、またここに来る事になるなんて…」
絵里「あ………!」
真姫「ああ……、またやってるわね……」ジーッ
-
つり目ブスに吹いた
-
…
ことり「今日のオムライスはぁ、何て書いたらい〜い♡」
梨子「そうですね……」
梨子「今日はシンプルに『りこちゃん今日も愛してる♡』で……」
…
真姫「相変わらず気持ち悪い奴ね…」
梨子「聞こえていますよ……。」
梨子「誰が相変わらず可愛いですって?私の事をそういう性的な目で見るのは遠慮して欲しいですね」
…
「やっと………見つけたわ……探したわよ。」
梨子「………!?」
「会いたかったわ………リリー」
-
真姫「リリー??」
絵里「ああ、あいつと知り合いなの?」
梨子「よっちゃん?!何でここに?!」
善子(10)「そんなの決まってるでしょ……」
善子「リリー…………いや………桜内梨子」
善子「お前を……!
………………ぶっ潰すっ……………!!
…
-
一旦ここで
-
まさかの善子
-
善子に恨みでもあるのかww
-
今までのマシンも画像拾ってきた
絵里 サイクロンマグナム
ttp://i.imgur.com/TBa4a2l.jpg
真姫 ハリケーンソニック
ttp://i.imgur.com/hhVIscv.jpg
海未 ガンブラスターXTO
ttp://i.imgur.com/RipOsda.jpg
-
ことり ブロッケンG
ttp://i.imgur.com/kQkF7e5.jpg
穂乃果 トライダガーX
ttp://i.imgur.com/olBX633.jpg
梨子 レイスティンガー
ttp://i.imgur.com/GUvbHN7.jpg
果南 ネオトライダガーZMC
ttp://i.imgur.com/qDY3E9n.jpg
-
にこ アバンテJr
ttp://i.imgur.com/UQ9SLXR.jpg
凛 シャイニングスコーピオン
ttp://i.imgur.com/OjJ2Qgr.jpg
花陽 バックブレーダー
ttp://i.imgur.com/6kdAQXX.jpg
-
バックブレーダーって中に電球入ってるやつだよね?
-
敵ながら大神軍団の3体好きだったな
ここではまだ出てないけど俺はビークスパイダー良く使ってたわ
-
ことり(何ぃ……真姫ちゃん達が来たと思ったら不穏な空気にっ……)
梨子「全く……余計な奴を連れてきてくれましたね」
絵里「えっと……?真姫、あの……どういう事?」
真姫「さあ……」
善子「と言っても、今日は挨拶に来ただけよ」
梨子「ああ、そういう事ね」
善子「リリー……あんたのせいで私は……、私は……!」
善子「全てを奪われた……!」
…
梨子「ふふ……♡」クスクス
-
…
善子「何がおかしいのよっ!」
梨子「だって……」
梨子「全部よっちゃんが弱いのが悪いんでしょ……♡」
善子「……」プツン…!
ことり(あわわ……、よく分かんないけど完全に煽ってるよねこれぇ…)
善子「今日は大人しく帰るつもりだったけど」
善子「気が変わった……。」ゴキゴキッ
善子「……覚悟は……できてるわね…。」
…
-
絵里「ちょっと……!誰か解説してよ!チンプンカンプンよっ」ボソッ
真姫「だから私も分かんないってば、こんな時に希がいればっ……!」
梨子「当然マシンも持ってきてるよね、いいわ…」指ぱっちん
ウィー……ガショッ……
梨子「ここで……決着をつけましょ。」
梨子「ミナリンスキーさん、レースの……」
梨子「いや……バトルのジャッジを……」
ことり「あっ、またデスマッチだね……えっと…」
……………。
-
梨子「じゃあ始めるわよ」カチッ
善子「喰らい尽くすわよ………我が眷属っ!」カチッ
真姫「何あのマシン……見るからに悪そうな面構えね」
絵里「あれは………ビークスパイダー…………」
絵里「ヤバいマシンが出てきたわね……」
真姫「えっ……?」
絵里「あのマシンはストリートファイトに特化して、とにかく危険なのよ…」
真姫(これから……何が起こるっていうの……)
…
-
…
ことり「じゃあいくよっ! れでぃぃ……」
ごお〜〜っ!!
よしりこ「いっけぇぇっ!」ヒョイッ
ギャギャギュギュアッ…
-
短くてすいません、明日また更新します
-
したらばは立てた人が色々いじれなかったっけ?
-
ビークスパイダー出演おめでとう
-
大神のマシーンが揃った!
(MAXのFS2種とディオマースは別口)
-
プロトセイバーJBも大神だったような(´・ω・`)
-
にこちゃんの使ったアバンテを希ちゃんが骨董品と表現した部分、実車画像を見てなんとなく理解できた
-
でも数年前に再販されたら瞬殺だったんだぜ
-
アバンテは伝説のマシンだからな…
-
全く羽要素無いのにビークスパイダーしっくり来るな
-
まさか書いた直後出るとは思わんかったわw
しかし本当に善子とビークスパイダーはぴったりだわ
-
羽ならある
空気の刃という名の翼が..
-
ある時期のコロコロ、ミニョン特集で各地の大会予選の1位��5位くらいまで
出してた時、7割ぐらいアバンテだった時期があった
-
真姫「始まったわね……。もうわけわかんない!」
絵里「これは多分、普通のレースじゃない……。」
真姫「いや耐久デスマッチでしょ、それは分かってるわ」
絵里「………違うの………」
真姫「え……?」
…
-
…
ギャギャギュギュアッ…
ことり「先行は梨子ちゃん……」
梨子「……」
梨子(いつでもかかってくればいいわ…)
善子「余裕ぶってられるのも今のうちよ……!」
善子「いくわよ!ビークスパイダーッ!!」
ギャギャギュギュアッ……シュインッ……
真姫「何よあれ!?」
善子「いっけぇぇっ!!」
ギャギャギュギュアッ……ズガシャアアッ……ッ!
真姫「ビークスパイダーが後ろから接触っ!?」
ゴトッ……
真姫「リアバンパーが……!落下した……?」
絵里「いえ……」
絵里「あれは……切り落としたのよ…」
真姫「切り落とす……?」
…
-
善子「ちっ………。」
梨子「残念……♪ それはダミーのリアバンパーよ」
絵里「あのマシンは、純粋なスピードもさることながら……、対マシン破壊用の設計がしてあってね」
真姫「はあぁぁ??何よそれ……?!」
ことり「……走ることだけじゃなく、相手を切り刻み走行不能……、リタイアに追い込んでレースを終わらせる力技のマシン……。」
真姫「そ、そんな奴までいるわけっ!?」
絵里「まぁ公式戦ではそういうラフプレーは原則禁止されてるからまず見かける事がないんだけどね」
真姫「じゃあ、このレースって……」
梨子「そう……、相手との周回数で競う気なんてさらさらない」
善子「先に互いのマシンを潰した方が勝つ……」
梨子「正真正銘の……殺し合い〈デスマッチ〉」
…
-
リアタイ遭遇
しえん
-
ことり(どうしよぅ…。もし梨子ちゃんに何かあったら…)
ことり(ううっ……まだかなぁ……!!)
ことり(海未ちゃん早く来てぇ…!)
………………。
-
…………
……
海未「着信が…………、ことりからですね」ピッ
海未「もしもしことり?どうかーー」
ことり「海未ちゃんっ!!早く来てっ!!」
海未「はい……?どうしたのです、そんなに慌てて」
ことり「あ、えっと……!知り合いのメイド喫茶で事件が起きてて、梨子ちゃんっていう女の子が襲われそうになってるのっ……!」
海未「なんとっ………!?ことりは大丈夫なのですか!?スグに向かいますっ!!」
海未(ことりっ!!!それに梨子とは恐らくあの幼女……!)
海未「待っていてくださいっ!!」ギリッ
……………。
-
ガンブラ海未を書いてみたんだけどなんか貼れない
-
…
梨子「よっちゃん?もう終わり……?」
善子「っ………」
善子「ふふっ……! 」
善子「なら、こっちも遠慮なく使わせてもらおうかしら……!」
梨子「………!?」
真姫「何する気なの、あいつ……」
善子「いくわよっ!」
ズギャギャギュアッ……!
絵里「またマシン同士が接触するっ……!?」
…
…
…
「……………いきますよ…………」
「…………Z-3…………!! 」
ズギャギャギュアッ──────!!
-
善子「なっ……!?何このマシンはっ!」
梨子「いきなり……間に割って入ってきたっ!?」
ギャギャギュギュアッ……スチャッ……。
海未「ふう……、何かと思って駆けつけてみれば……」
海未「全国大会前に出場者同士の試合は禁止の筈ですよ……」
海未「桜内梨子……、そして……」
海未「津島善子……!」
絵里「海未っ!!」
真姫「何か新しいマシンになってる!」
-
…
スチャッ…
善子「………へぇ………。」
善子「じゃあ、お前が例のガンブラスター使いってわけね……」
善子「………園田ァ………海未ぃ………!」ニヤッ
スチャッ……
梨子「邪魔が入りましたね……、なら今日はここでおしまいです」
海未「ええ……、あなたを倒すのは、そのゴスロリ幼女ではなく……」
海未「この…………私です…………。」
善子「くふふっ!この続きは全国の舞台でつけてやるわ……!」
善子「首を洗って待っていなさい……」クルッ
カランカラン♪
…
-
絵里「ぷはぁぁ……緊張感〜っ!」グデッ
真姫「でも、よく考えたら私達は関係なかったわね…」
真姫「それにしても海未、そのマシンは何なの?」
絵里「なんかヘンテコなカタチしてるわね…」
海未「これは……Z-3……」
梨子(…………ズィースリー………?)
海未「 私の新しいパートナーです」
絵里「ハラショー!!良かったわね海未ぃ!」
真姫(思いっきりヘンテコって言ってたわよさっき)
-
海未「まぁ話は後程、私達もそろそろ帰りますよ」
梨子「大会……楽しみにしていますよ………2位のお姉ちゃん♡」紅茶ズズーッ
海未「ふん……」
タッタッタッ…
ことり「んみちゃーっ!!怖かったよぉぉ!」ガバッ
海未「おわっ……いきなり……」
梨子「あ……」パリンッ…
-
ことり「海未ちゃんなら助けに来てくれるって信じてたよおっ♡♡」ギュッ♡
海未「あの…………//」モジモジ
ことり「ん〜?どしたの?」
海未「…………//」
海未「失礼ですが……あなたはどちら様ですか?」
ことり(えっ……)
海未「私は幼馴染みから電話をもらい駆けつけたのでして……//」
真姫「ちょっと……!海未から離れなさいよトサカ女!」
絵里「幼女の次は海未にまで……なんてたらしなの!あ〜ヤダヤダ!」
ことり(えぇ……)ブワッ
ことり(ひどいよぉ……!ことりだよぉ……!)
ことり(ここまで気づかれないと流石にツラいよぉおっ!)
……………。
-
一旦ここで!
-
んみちゃーカッコよすぎ!
ナックルとマックスは一体誰が
-
ビートとバスターすっ飛ばして
ライトニングとブリッツァーものんのんレーシングファクトリーなら用意できそう(・8・)
-
2位のお姉ちゃんってバカにしてるようでちゃんと覚えてる
-
コロコロのノリの再現が素晴らしいな
-
(;8;)つらいちゅん
-
ビークスパイダー思い出せなかったが、この形な
緑ならかよちんと合うね
-
ー数日後、全国大会ー
司会のお姉さん「さあっ!ついにこの日が来ちゃいましたよおっ!!」
司会「この日本の頂点に立つべく……、我こそは!と集まった8人の強者達よ!」
司会「鎬を削る熱いレースを〜!」
司会「日本中に見せてくれぇーーっ!!期待してまーす!」
司会「今回は超ビックイベントという事で、特別ゲストに来てもらったよぉ☆」
司会「協会推薦の……謎の解説美少女……!」
絵里「……!?」ピクッ
司会「東條希ちゃんだぁーーっ!!」
希「あはは……、よろしくお願いしまーす」
…
-
真姫「何やってるのよ希……!」
絵里「まぁ、希が解説ってのは妙に納得してしまうわね…」
海未「ふう………」
真姫「海未!」
絵里「マシンの調子はどう?」
海未「イマイチまだ掴めていませんが、それでも遥かにオーバースペックのマシンですので…」
海未「今日は全力をぶつけてきます……」
真姫「期待してるわよ!」
…
-
絵里「それにしても……」
海未「ええ……」
海未「皆、有名な顔ぶればかりですね…」
絵里「『白い彗星 』の異名を持つ綺羅ツバサに…」
海未「『白い妖精』……鹿角理亜」
絵里「『白い魔女』優木あんじゅまで…」
真姫「よく分かんないけど強者だらけってわけね……」
海未「はい……………そして………」
海未(あの2人…………)チラッ
…
善子「くふふっ!」
梨子「………」
…
-
海未(始まる前から分かっていた事でしたが……、このレース……)
海未(……………激戦乱戦必須……………)
海未(どうやっても一筋縄ではいきそうにありませんね……。)
…
司会「それでは選手の皆さん、スタートポジションへ!」
海未「時間ですか……それでは……」
絵里「海未!」
海未(……?)
-
絵里「手っ……!」グッ
真姫「頼むわよ……!」グッ
海未(絵里……真姫………)
海未「………無論……」グッ
海未「………負けるつもりはありません!」
パンッ……!
…
-
司会「それでは……!いっくよぉ!」
……………………
司会「レディィィィィッ!!」
海未「いきますよ……Z-3……」カチッ
善子「目覚めろぉ……リトルデーモン…!」カチッ
梨子「………」カチッ
……………………
ゴ ォ オ オ オーーッ!!
「いっけぇぇっ!」ヒョイッ
ギャギャギュギュャギュギュアッ……!
…
-
司会「始まりましたーっ!まず先頭を走るのは〜っ!?」
ギャギャギュギュアッ……
ツバサ「ふふ……!」
司会「綺羅ツバサ選手のベルクカイザーだーっ!!」
司会「それに合わせて後続車が続く続くー!そしてぇ、後方を走るマシンが3台!」
ギャギャギュギュアッ…
海未(まずは、様子見です……)
梨子(下手に飛び出すとね………)
海未(何といっても、まず警戒すべきは……!)
梨子(よっちゃんの………)
………ビークスパイダー………!
海未(まさか、今更ノーマルチューンに戻している訳もありませんし…。)
善子「前には5匹かッ……!」
海未(これは……要注意ですね……)
…
-
司会「ではコースの説明を!希ちゃん!このコースは一体……!?」
希「これはずばり…………」
希「キャノンボールッ!!」
絵里「はい……? 何それ?」
希「コースレーンが通常のフラットではなく筒状に湾曲している特殊コース……!」
真姫「スノボのハーフパイプみたいなコースって事ね……」
希「そして……途中にはうねりくねった螺旋状のバーティカルコーナーまであるという……!」
司会「あっ!つまりプールのウォータースライダーみたいな感じだね!」
希「そう……あんな感じ!正にこれは……」
希「三次元立体コース……!マシンの挙動から常に目が離せないってわけやね……」
海未(マシンがまるで渦を巻く様に天井へ駆け上がるバーティカルコーナー………)
海未(ですが……これは………)
梨子(そう…………構造上、壁に覆われる………)
ブラインドコーナーがある……という事……!!
…
善子「それは……………」
善子「丁度、良かったわ……♡」
…
-
…
ギュルギュギュアッ…
司会「まず先頭車がついにバーティカルコーナーへと突入だぁ!」
希「ここからほんの少しだけマシンの姿が見えなくなるんやけど……」
希「さあ………何が起こる!?」
絵里「あーーっ!」
真姫「へっ………?」
絵里「あれ……」
ズギャギャギュアッ……ギャギャギュギュ…!
善子「まずはこいつらから……」
司会「なんとここでビークスパイダーが……!先頭集団へと急接近だっ!そして丁度ブラインドコーナーへと消えていったぞー!」
-
…
善子「おい……」
理亜「ん……?」
あんじゅ「何この子……?」
善子「…………道を開けろ…………」
善子「……………雑魚ども…………!!!」
ズギャギャギュアッ…スパァアッ───ッ!
理亜「………!?」
ツバサ「ベルクカイザーーッ!?」
ギュギュア……………ギュッ…………カタッ……………。
…
…
司会「さぁ、コーナーを最初に抜けてきたのはーーっ!?」
ギャギャギュギュアッ……
善子「ククッ……!脆すぎ……!」
司会「おおっ!最後に突入したぁビークスパイダーだあ!!」
司会「……………でも…………あれ?」
司会「後続車が出てこない……」
……………………………………。
-
…………………………。
ギッ……カタッ……。
海未「何て………惨い…………」
海未(こいつ………無茶苦茶な…………!)
梨子(開始して僅か………最初のコーナーで………)
海未(5台ものマシンを………走行不能に!!)
…
…
善子「さーてと……」
善子「邪魔者はもう居なくなった事だし……」
善子「この前の続き………」
…………始めるわよ…………リリー…………。
…
-
一旦ここで、ちょっと開きます
-
堕天使さん本編より堕天してませんか…
善子とコロコロ漫画の親和性が高い
-
善子強すぎィ!
-
希解説員しゅき
-
ツバサがベルクカイザーとか似合いすぎ
ヨハネ闇落ちしてるな
-
ツバサ弱すぎィ!
-
二つ名が白い○○に偏ってて草
-
白い〇〇って十把一からげにする事でモブ感が増す
-
ツバサさん 扱いがモブ並じゃないか
-
だいたいのSSで最強格のツバサが噛ませにすらならないのは珍しい
-
白い悪魔
-
ミニ四駆の世界は過酷
-
乙です。
白い〇〇あっさりだな
-
色は真逆だが某三連星を彷彿とさせるやられっぷり
-
あのベルクカイザーを雑魚にするかw
-
まだ復帰する可能性もあるやろ
-
道産子おっぱい姉様の出番はありますか…?
-
英玲奈は強キャラで出てくるんかな
-
英玲奈はスピンバイパー役で
-
えれな「でげす!」
-
英玲奈と聖良もコロコロ風に登場してもらう予定です。
-
>>309
遅レスだけど、URLの頭のh消したらいいかも
-
英玲奈はマシン役で出てくるんでしょ?
-
んなわけあるか
マシンと合体するだけだから
-
ギャギャギュギュアッ…
梨子「まずは……
海未「はい……あいつを何とかしなくては……」
梨子「今はよっちゃんが先行してるからいいけど……」
海未「もし、こちらが追い抜こうと背中を晒そうものなら……」
即座に切り刻まれて……走行不能……。
海未(一体……どうすれば……)
…
梨子「ここは共同戦線といきませんか……?」
-
海未「え………?」
梨子「あなたとの勝負はまずビークスパイダーを片付けた後です。」
海未「っ……」
海未(確かにそれしかないのも事実ですが……)
海未(この幼女の罠という可能性も……)
梨子「ああ……私が何かを画策しているかも?とかですか?」
梨子「私はあまり野蛮な走りは好きじゃないので安心してください…。それに……」
梨子「できる事ならあなたとは、純粋な速さでケリをつけたい……!」
海未(この目………、本物ですね………)
海未「そこまで言われては信用せざるをえませんね」
海未「その話……乗らせてもらいます」
梨子「信じてくれて感謝します」
梨子「では……………作戦はこうですーー」
…
善子(後ろでコソコソ何を話してるか知らないけど……)
善子(どうせ無駄に終わるだけ……!)
…
-
ことり「こっちだよ〜っ!」
ことり「かよちゃあん!凛ちゃあんっ!」ぶんぶん
にこ「って私もいるわよっ!」
花陽「はあ、はあ……ごめん、遅くなっちゃったね。」
凛「おっ!もうレースが始まってるよ!」
凛「あれ……?でも3人しかいない……」
ことり「……」
ことり「始まってすぐにね……5台がクラッシュしたらしくって……」
ことり「でもあれは多分……ビークスパイダーが……」
にこ「……!?」
凛「何かあったの?」
花陽「さぁ……、何だろう…」
にこ(………善子………)ググッ!
にこ(あんたの仕業ね……。)
…………あの…………バカ弟子ども………
…
-
…
海未「っ……!駆け抜けますよ……Z-3!」
ギャギャギュギュアッ……!
司会「おっ!Z-3がっ!一気に先行しはじめたぞお!一方ビークスパイダーは?」
善子「ふん……」
司会「それを見逃したー!?これは自信の表れかー?!」
希 (いや、違う……。)
あれは……仕掛ける気だ
希(あんなクラッシュの仕方まず有り得ない……ならビークスパイダーが何かしたのは恐らく間違いない……)
希(でも、レース中は現行犯じゃない限りラフプレーを咎める事も出来ない……)
希(海未ちゃん……この状況をどうするつもりなん…?!)
…
…
ギャギャギュギュアッ……
海未(さあ、こちらは背中を晒しました、やるなら今しかありませんよ)
司会「そのままZ-3がブラインドコーナーへと消えていくぅー!!その後をピッタリ貼り付いてビークスパイダーも進入していったぁ!」
-
…
善子「んふっ!………そんなに死にたいなら……」
善子「望み通り……切り刻んでやるわよっ!」
ギャギャギュギュアッ……シュパアーッ…!
海未(きた……っ! )
今です………!!
…
ギャギャギュギュアッ……!
梨子「いくわよ……!レイスティンガーッ!」
-
司会「おおーっ!?そのさらに後から高速でレイスティンガーが突っ込んでいったあ!」
梨子「後がガラ空きなのは………」
梨子「あなたの方よっ………!!」
ズガシュ─────ッ!!
善子「な………!?」
梨子「貰ったわ……!」
海未(レイスティンガーの仕込レイピアが完全に捉えました!)
梨子「この位置ならモーターを串刺し……!」
海未「どんな獰猛なモンスターも心臓を一突きされてはどうしようもありませんからね……」
梨子「これでやっと勝負再開ですね」
…
…
…
善子「…………」ニヤッ
キュルギュルギュルギュアッ……!!
梨子「えっ……!?」
海未「馬鹿なっ!何故モーターを潰された筈のマシンが……!?」
-
善子「残念……♪♪」
梨子「何で……!?確かに背中を!? 」
まさか……
善子「あんたが後ろから仕掛けてくる事なんて想定済み……。」
善子「だったら……!!」
海未(モーターを小型化して……フロントに移植している!!)
梨子(何てカスタムしてるのよっ!?)
善子「ね、これで打つ手も無くなったでしょ…?」
梨子(よっちゃん……、これは……)
梨子(……完全に私を狙い撃ちしにきてる……)
海未(……対レイスティンガーを想定した、変則カスタムマシンなんて……)
海未(しかし………何故ここまでこだわるのです……? )
…
善子(私は…………私には…………!)
善子(あそこだけが私の居場所だったのに……!)
……………
………
……
-
にこ「凛、花陽……下の特別席に絵里や真姫もいるわよ」
凛「えっ!本当に!?」
花陽「ちょっと様子を見に行こっか…!」
凛「うん!」
タッタッタッ………
にこ「さてと……」
にこ「あんたの店に梨子がしょっちゅう顔出してるらしいじゃない……」
ことり「………んん?」
にこ「隠しても無駄よ、ミナリンスキー」
ことり「なっ、何でそれぉ………!」にこぉ
にこ「なんで若干嬉しそうなのよ……」
ことり「決してそんなことは……!いや、正直嬉しいですっ」
ことり「でも、急にどうしたの?改まって…」
にこ「まぁ……この際だからあんたには話しとくわ……」
にこ「あの津島善子と桜内梨子はね……」
にこ「私がミニ四駆を教えたの……。」
-
にこ「あいつらがまだ本当にチビだった頃にね、私の元にミニ四駆を習いにきたわけ……」
最初は2人とも恥ずかしがり屋で大人しい子達だった、だからこそ自分を変えたかったんだろうけど…、それで、私は色々な技術を叩きこんでやったわ
-
〜〜〜
梨子(7)「せんせぇ!」
善子(6)「ししょーっ!」
にこ「いや、統一しなさいよいい加減」
善子「んとね……じゃあ」
善子「にこちゃん♡」
にこ「……まぁ、何でもいいわ……。」
にこ「じゃあ今日も特訓……始めるわよ」
よしりこ「あいっ♡」
元々2人共、才能に恵まれていたからあっという間に上達していったわ
でも、その早すぎる才能の開花が……凶悪な力が……あの2人を狂わせた……。
………
-
………
……
善子「引き裂け……!ビークスパイダーッ!」
ギャギャギュギュアッ…スパァアッ─────ン!
「あ………ああ………私のマシンが……」
善子「ふん……こんなゴミども……」
梨子「まるで話にならないわね……。」
…
『力』は人を一瞬で狂わせる……、それはまだ幼い2人には尚更だった
1人はただ力の赴くままに破壊を繰り返し…
また1人は、その力で他を蹂躙し屈服させた
そんな2人に、とある組織からスカウトがかかった
私がかつてNo.2を務めていた、世界を動かす程の大組織……
それから組織に入った梨子と善子は序列を瞬く間に駆け上がり……ついにその日を迎える
序列の上位5人からなる最高幹部『X-ナンバーズ』
そのNo.5の座を賭け争うのは、皮肉にも親友同士
そこで勝利したのは………梨子だった
大親友だった2人の間には亀裂が生まれ、善子は組織を、親友の元を去った……
〜〜〜
-
にこ「そして私は、道を踏み外したバカ弟子達に喝を入れるべく全国の舞台を目指したと……」
ことり「長い……」
にこ「真剣な話だっつーの!」
ことり「それであの2人はあんなに険悪だったんだね……」
にこ「結局……私はここで見ているしか出来なくなってしまったんだけど……」
ことり「……」
にこ「まぁ、海未が……」
にこ「あの天狗になってる2人の鼻をへし折ってくれると信じて、後は応援するしかないわね……!」
……
-
善子「さぁ!次はこっちの番よっ!」
海未「……」
海未「こうなったら……」
善子「……?」
梨子「プランBです!」
-
一旦ここで
-
にこ師匠とロリよしりことかいいですわゾ〜
-
コロコロ特有の玩具で世界を動かす組織キタ
-
とんでもない長編SSになりそうですねこれは…果たしてこのスレで完結できるのか!?
-
世界を動かす大組織との戦いが始まるんですね!
-
違う意味で肉抜きに意味のない勝負になってるな
-
このレースの後もまだ話が続きそうで期待が膨らむ
-
>>376
肉抜きやメンテナンスを自分の手ですることで、マシンとの絆が深まって脳波コントロールできるようになるんだよ!
-
懐かしいこの感じたまらないな
-
もうクラッシュギアやれよ
-
スーパーノヴァアタックで大神のマシーンを2台まとめて粉砕して教育する園田教官
なお躾されるの海未ちゃんな模様
-
一文字烈矢(CV:日高のり子)
-
コミカライズまだ?本気で買うんだが…
-
>>383
コロコロで連載してただろ…古本屋探してこいよ
-
>>385
グロ
-
お早い仕事で
このSSの漫画ならちょっとすごくみてみたいかも
-
善子「は……?」
海未「 Z-3 !! 」
ギャギャギュギュアッ…ギュルギュルギュア───!
司会「いきなりZ-3がフルスロットルだーーっ!!」
善子「は……?その程度のスピードじゃすぐにーー」
梨子「レイスティンガーッ!」
ギュルギュルギュア─────!
善子「………!?」
司会「ん???」
-
司会「何だこれは? Z-3の後ろをレイスティンガーがぴったり張り付いて……まるで背中を押し上げているような……?!」
真姫「これって!?」
希「……スリップストリーム……!」
絵里「何……それ?」
希「Z-3の生む特殊な気流が後方のレイスティンガーの車体を引っ張ってるんよ!」
希「そして……!その引っ張られたレイスティンガーが更にZ-3の背中を押し続ける事による相乗効果で加速し続けてる!」
絵里「えっと……つまり……?」
希「2台のマシンのパワーを2乗してるイメージやね!」
…
…
司会「うぉお!!それは反則級の速さだーっ!!」
…
-
ズギュルギュルギュガッ…
善子「これじゃ……ビークスパイダーでも追いつけない……!」
海未「上手くいきましたね、このまま引き離しますよ!」
梨子「はい、レイスティンガーッ!」
善子(こんな……! こんな手にぃぃ……!!)
…
-
ことり「流石は海未ちゃんと梨子ちゃん♪」
にこ「梨子は真姫と同じで天才肌だからね……、それにくらべてあのバカは………」
にこ(善子………、あんたもいい加減気づくのよ……)
にこ(あんたに……あんた達に足りないモノに)
…………
ギャギャギュギュアッ………
善子「はぁ、はぁ…………」
海未「だいぶ突き放しましたね」
梨子「ええ……、モーターまで小型化しているせいで、あの様子じゃ次のセクションへと移る前にオーバーヒートで終わりです」
梨子「むしろ……ハナからゴールする事は度外視したセッティングとも言えますね……」
海未「……」
海未「1つだけ……失礼を承知の上で伺いますが…」
海未「何故 彼女は、そこまであなたを憎むのです?」
梨子「……?」
海未「津島善子……、その走りは狂気そのものですが……でも、実力は本物だと私は感じました…」
海未「何が彼女をそうさせるのか………」
…
-
…
梨子「………」
梨子「かつては……」
梨子「よっちゃんは私の親友、いや……妹も同然でした……。」
海未「妹……?」
梨子「はい……。私達は幼馴染みで、ある時2人揃ってミニ四駆を始めました」
梨子「ですが……私達は、速さを……力を求め……その結果、ぶつかる事になりました……。」
梨子「まぁどうにか私が勝つ事ができましたが……、それは同時に彼女の積み上げてきた地位も居場所も、そして誇りまで奪ってしまった……。」
梨子「だから………私を憎んでいるんです」
海未「………そんな………」
梨子「ですが……」
梨子「だからこそ私も勝利を求め続ける……。私にだって積み上げてきたものがあるからです」
梨子「そしてよっちゃんもそれは同じです。私に復讐を遂げ……私を超える事で、強さを手に入れようとしているんだと思います」
海未「強さ………ですか………」
梨子(そう……私達にはミニ四駆しかないんだ)
善子(それだけが私の力……私の手に入れた強さ……)
善子(だから……勝つ……!リリーに勝って……)
全てを………取り戻すんだ………!!
…
-
司会「そろそろ次のセクションが見えてきたぞ…!」
希「でも、前の2台とビークスパイダーの差は広がるばかり……」
善子「させない………!」
海未「っ………!?」
善子「ここで終わってたまるもんか……」
善子「いけ…………ビークスパイダーッ!!」
ギャギャギュギュアッ…!!
司会「ここにきてビークスパイダーが追い上げを見せ始めたぞー!」
司会「あれ………でも………?」
梨子「無駄なあがきね…」
ギャギャギュギュアッ…シューッ……
希「モーターがオーバーヒートしてるやん!」
善子「いけっ!まだ終わらせないっ!」
海未「……!?」
善子「まだっ!!」
ギャギャギュギュアッ……ギュルギュ……シュ───ッ…
善子「まだーーっ!!!」
ギャギャ…………ガシュ──────ッ…………。
司会「ビークスパイダーが止まったぁ!完全にオーバーヒートの模様ですっ!」
善子「くっ………!」
梨子「無茶が祟ったわね……。」
司会「津島選手……コースで立ち尽くします……、恐らく走行不能によるリタイアの様です」
善子「ここまでか……………。」
…
-
…
ことり「ほっ……」
ことり「最後はいきなり追い上げ始めたから危なかったねぇ〜っ」
にこ「……」
ことり「って、あれっ?にこちゃん……?」
にこ「……ちょっと行ってくるわ」
ことり「ええっ!?まさか………あの善子ちゃんって子のとこ??」
にこ「そうよ……」
にこ「あんだけやらかしてくれちゃってさ……」
にこ「1発ぶっ叩いてくるわ、あの馬鹿ガキっ!」
タッタッタッ………
ことり「あらら………」
ことり「でも………、にこちゃんもわかりやすいなぁ」
ことり(そうやって言っても……結局……)
ことり(ほっとけないくらい可愛いんだね……)
…
-
…
善子「……………………。」
タッタッタッ……!
善子「ん………?」クルッ
パコンッ…!
善子「いだあっ!痛いっ!!」
にこ「善子ーーっ!!あんた!何やってんのよっ!!」
善子「し、しょー!?」
にこ「あんな走りを誰が教えた!あんな事してたら恨みを買うだけだっての!」
善子「だ………だってぇ………」
にこ「言い訳すんなっ!!」
善子「はいぃっ!!」ビシッ
にこ「はあぁぁぁ………何で私の教えた奴はこう、問題児ばっかに……!」
善子「……」
にこ「ん……?」
善子「ねぇ………ししょー………。」
善子「私じゃ………リリーには勝てないのかな……」
-
…
善子「私にはミニ四駆しかないのに……」
にこ「……」
にこ「まぁ、今のあんたじゃ勝てないわね」
善子「……………。」
にこ「だけど……」
にこ「梨子もこのレースには負ける」
善子「えっ…………」
にこ「海未をよく見てなさい」
善子「海未……? 園田………海未…………?」
にこ「そうよ……」
にこ「あんた達に足りないものを……」
にこ「これからあいつが……! 」
……海未が見せてくれるわ……!
…
-
一旦ここで
-
おつおつ!相変わらず熱い展開だ
スリップストリームはミニ四駆界の常識やね
-
ダウンフォース
スリップストリーム
突風
ミニ四駆界三種の何か
-
いつの間にか絵里真姫が走ってなかった
-
このレースは最初から走ってないで
-
世界大会、若しくは謎の組織とレースし始めたらまた走るから…
-
ほのかがまだ出てきてないからな
-
うおおお
-
WGP編ドリームチームに突如高坂監督就任
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すいません今から書き始めるんで遅くても月曜までには更新します
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たまには ゆっくり キミのペースで
-
楽しみに待ってます。
-
熱い展開だな。
この作者の他のSSもあるなら読んでみたい。
-
司会「遂にレースも終盤に突入だぁー!何と……ここまでにリタイアが6台!これは予想外の大荒れだ!」
希「そして最後はレイスティンガーとZ-3の一騎打ちやね……」
司会「残す最終セクションはなんと……!」
…
海未「えっと……これは……」
梨子「……普通のコースね」
司会「全国最後の舞台はスタンダードな通常レーンだ!」
希「まぁ、最後こそ純粋な速さで決着つけようってことやね」
海未「ふふ……わかりやすくていいですね」
梨子「ええ、私達にはぴったりだと思います」
海未「では…………!」
梨子「いきますよ……!」
ギャギャギュギュアッ…!
司会「さぁ!2台とも湾曲したレーンを抜け通常コースへと突入だぁーっ!!」
…
-
にこ「始まったわね………」
善子「あの2台……速さなら互角っぽかったけど」
にこ「………違うわ……。」
善子「え……??」
にこ「あんた、一緒に走ってて気づかなかったわけ?」
善子「さ、さあ………」
にこ「はあ………、あのねぇ………」
…
にこ「用心深い梨子が、ドノーマルの状態であんたと走るわけないでしょ」
…
-
こんな早朝から乙です
これで勝つる!
-
梨子「………なら、こちらも本気でいかせてもらいますね」
海未「何をする気です………!?」
梨子「……ジャケット・パージ……!」
ギャギャギュギュアッ……ガシャッ……ゴッ……!
司会「レイスティンガーから何やらパーツが脱落していくぞ!?これって!?」
希「混戦に備えて色々追加や補強をしておいたフレーム、リアバンパーとか余分なパーツを一気に外したみたいやね」
希「しかも…………」
海未(あの落下の様子だと、かなりの重量を積んでいたみたいですね…)
絵里「じゃあさっきまでのレイスティンガーは!?」
真姫「………まだ………」
真姫「……100%を出していなかったって事ね」
…
-
梨子「さぁ、逃げ切りますか…」
ギュルギュギャアアッ……
司会「レイスティンガーの動きがさっきまでとはまるで違うぞ!?一体どれだけ枷をつけていたんでしょーか!?」
海未(っ……、これは……)
海未(少しでも離されないように……全力で食らいつくしかありませんね……)
…………
ことり「あ、凛ちゃん!花陽ちゃん」
凛「真姫ちゃん達いなかったよ!にこちゃんの嘘つきぃぃ……ってにこちゃんは?」
ことり「ああ、にこちゃんもどこかに行っちゃったみたい…はは」
花陽「それにしても、何か、海未ちゃんがマズい感じだね…」
凛「あのチビっ子も何者なの!?」
花陽「パーツを外して急に速くなったみたいだけど、あの走りは……それだけじゃない気がする…」
ことり「あの子は……」
ことり(……梨子ちゃんはね……)
…
ことり(ずっと独りぼっちだったんだ……)
……
-
花陽ちゃん→かよちゃん
-
ギャギャギュギュアッ……ギュギュアッ……
梨子「いいペースね」
司会「レイスティンガーがその圧倒的なポテンシャルで引き離そうとするが、Z-3がそこに何とか食らいついている!」
希「だけど……、これはだいぶ苦しいみたいやね…」
司会「少しづつ差が開いてきています……!!桜内選手、なんという速さだー!!」
海未(無駄のない完成された走りですね……!私はただマシンのパワー頼みで繋ぎとめてるだけの状態です……)
海未(このままでは………、更に引き離さていく一方ですね…、くっ……!)
…
梨子(例えどんな相手でも私は負けない……)
梨子(私にはもう何もない……全てを犠牲にここまで登り詰めたんだ……)
梨子(だから……負けは許されないの……!)
…
-
……………………
ことり(梨子ちゃんが初めて店を訪れた時は、一体なんだろうと思った……)
他人を決して寄せつけようとしない冷たい目…
そして子供とは到底思えないレースのセンス、ミニ四賭博という闇の世界でも、その実力は光るものがあった…
でもね……知ってるよ………
そんな女王が……たまに見せる寂しげな表情……。
…
ことり(あれが何だったのか、にこちゃんの話を聞いてやっと分かった気がする……)
ことり(あなたは………本当は…………)
………………
-
ギャギャギュギュアッ…ズギャア───ッ!
海未(200mといったところでしょうか……、もうかなり離されてきましたね……)
司会「気づけばレイスティンガーがもはや独走体制だ!この終盤でこれだけのリードは絶望的かぁ!?」
…
梨子「私は………誰よりも速い………」
海未「え……」
梨子「あなた達の様に仲間なんて要らない……そんなものは……邪魔なだけ」
海未「………」
梨子「そして……あなたに勝って私は更に力を手に入れる__」
梨子「ここで優勝して……私は更なる高みへ登り詰める!!」
海未「……」
…
海未「………なら」
海未「あなたはここまでが限界です」
…
-
梨子「はい………?」
海未「桜内梨子……あなたは確かに速い……ですが……!」
海未「あなたはミニ四駆を何も分かっていない……」
海未「尚更あなたには負けるわけにいかなくなりました……。」
梨子「ふっ……まるで話になりませんね」
…
司会「さーてぇ!レースもあと残り1kmをきったぞ!このままレイスティンガーが逃げ切るのか……?!それとも……!?」
希(海未ちゃん……)
希(海未ちゃんにZ-3を託したのは間違いやなかったって………)
希(……うちは信じてるからね………)
…
梨子「あなたがどう思おうが、どれだけ足掻こうとも、私の勝利は揺るぎないものです。」
梨子「そう……このまま私が先にゴールしてレースは終わり。」
…
-
海未「あと1kmもあれば十分過ぎます……。」
梨子「何をバカなことを………」
海未「………私の走ってきた道は………」
海未「相棒と……仲間達と築き上げてきた道です……」
絵里「海未っ!」
真姫「ええ、そして……」
これからも私達は先へと走り続ける!
海未「あなたごときで………この道を阻む事なんてできない!」
-
…
……………ギュ………ギュギュアッ………
海未「いつまで眠っているんですか……Z-3……」
海未「…………私の相棒なら…………」
………ギュギュアッ………ギュギュアッ……ッ
海未「いい加減………」
…………その力を見せてみろっ!!!
ギュルギュルギュギャアアアアッ……!!!
梨子「っ…………!!?」
司会「これはーーっ!!Z-3が………!?」
希「ついに………」
希「………目覚めた………」
…
海未「決着をつけましょう、桜内梨子」
梨子「くっ…………!」
海未「私達、全ての想いを乗せたこのマシンを……!」
海未「止めれるものなら……止めてみせなさい!」
…
-
一旦ここで
>>409 すいません貼り方よく分かららなかったです
「わがまま姫と金貨」 、 真姫「りこまき」 ってタイトルです
-
熱血海未ちゃんカッコいいな
金貨の人だったのか
-
月並みな感想だけど、マシンと話すとこがめっちゃかっこよくて目からグリスが出る…
-
>>424
それ目ヤニじゃねーか
-
乙
いいところで続くな、熱すぎるぜ
-
金貨の人であったか
あちらも面白かったしこちらも目が離せないな
-
今時のミニ四駆は呼び掛けると反応するのか…面白い
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今時というか昔からです
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むしろ最近のミニ四駆は呼び掛けても無視するので色々つけないとダメな子になった
-
ミニ四駆ってマシンと人間で意思が通ってたりするんですか?
-
お前繋がってないの?
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当たり前だよなぁ〜
-
20年くらい前は俺もな〜
-
最初の頃の海未ちゃんはいずこへ
-
こっちの海未ちゃんも好きにゃ!
-
海未「ここからですよ……!Z-3 ……!」
ギャギャギュギュアッ……ギュア───ッ!
司会「Z-3がぁ!完っ全に火がついたーーっ!!土壇場で猛追撃だぁー!!まるでこれは!?」
ことり「これはもう……」
花陽「海未ちゃんの……!」
凛「魂"そのものって感じだね!」
-
…
希(でもまさか……これ程のポテンシャルとは驚いたなぁ………)
希(いや……この力は、マシンだけじゃないみたいやね……)
…
ギャギャギュギュアッ…
梨子「レイスティンガーッ!!」
司会「さぁ、レイスティンガーも必死に突き放そうとするが……!」
海未「捉えましたよっ!桜内梨子……!」
司会「次元が違い過ぎるー!!さっきまでとはまるで逆っ!!Z-3が風を切り裂いてレイスティンガーへと!ゴールへと突っ走るーっ!!」
…
梨子「最後の最後にこんな力を……!?何なのよあのマシンは……!」
梨子「何なのよ………貴方は………!!」
…
梨子「っ……!それでも……」
梨子「私は……、私は………っ!!」
-
ギャギャギュギュアッ………
司会「先行するレイスティンガーも更に加速していくーっ!!」
希「しかし………これはもう………!」
………………
「……勝負あったみたいだねっ♪♪さっすが海未ちゃんだよ!」
…
ギャギャギュギュアッ…ギュギュアッ…
司会「ここでぇ!ついにZ-3がレイスティンガーを捉えたぞー!!2台のマシンが並んで………あと残り100mを駆け抜けていくーーっ!!」
ことり(梨子ちゃんは……多分ずっと前からそうなんだ……)
自分では気づいてないんだろうけど…
梨子ちゃんが積み上げてきたものは……
他を蹂躙する程の凶悪な力は……孤独は……
………それと同時に………
まだ小さな彼女には、背負いきれない重荷になってたんだ……。
だから……海未ちゃん……!
…
-
…
梨子「こんなの認めない……私の方が速いんだ………」
梨子「認めない……!認めないっ!!!」
…
海未「………」
海未「私には、あなたや真姫の様な天才的なセンスもありません……」
海未「そして………凛や絵里の様な他を圧倒する勝負強さも持ち合わせていません……」
海未「ですが…………」
海未「ミニ四駆を大好きな気持ちだけは誰にも負けないっ!」
ギュルギュア─────ッ!!
梨子「そんな………!?ここでまだ加速をっ!?」
…
-
善子「っ………!?ししょー、何なんですかあれ……?」
にこ「本当に速い奴ってのは、理屈じゃないのよ」
にこ「あんた達みたいに、ミニ四駆を自分の道具としか見ていない奴には、決して到達する事ができない真の速さ……」
善子「うぅ………」
にこ「あんたもわかったでしょ……」
にこ「これが………!」
…
絵里「これが……!私達のリーダーで……!」
真姫「誰よりも熱い魂を秘めたレーサー!」
梨子(園田____海未_____!!)
海未「いっーーけぇぇぇえ!!!」
ギャギャギュギュアッ…ズギャア──────ッ!
司会「ゴ────ルッ!!最後は………!!園田選手とZ-3が全てを突き抜けていったぁあ!!」
…
-
希「海未ちゃん!!」
凛「いやったああ!!」
花陽「うう……海未ちゃ……よがっだっ………んぐっ………」
ことり(ありがとう……海未ちゃん……)
ことり(これで……梨子ちゃんも………)
…
梨子「……。」
梨子「私は………負けたんですね………」
海未「ええ………」
海未「ですが………良いレースでした」
-
…
梨子「そうですか……、ふふ……_」
海未「………?」
梨子「いえ、私も……不思議とスッキリした気持ちだったので……//」
梨子「誰かにレースで負けたのは久しぶりですね……そして……」
梨子「これで私のミニ四駆は、もう終わりです……!敗者になった私にはもう何の価値もありませんから……」
…
海未「何を言ってるんです?」
梨子「え………」
海未「……終わってなどいませんよ」
梨子「海未……さん……?」
海未「私はあなたを追いかけてここまで来たんです」
海未「だから…………」
海未「次はあなたの番ですよ……」
海未「………2位の………お嬢さん………!」
梨子「……それ……」
…
梨子「………ふふ………!」
梨子「なら……ここで終わるわけにはいきませんね!」
-
…
タッタッタッ………
ことり「海未ちゃー!梨子ちゃーっ!!」
海未「ことり?それに皆!!」
梨子「……あなたも見に来てくれてたんですね……」
ことり「うん……」
梨子「すみません……、私………」
梨子「負けちゃった……//」
ことり「梨子ちゃん……」
ことり「……ううん、でもね………」
ことり「梨子ちゃんはやっぱり速かったよ!だから……!」
ことり「今度こそ……海未ちゃんに勝とうねっ!」
梨子「…………勿論です!」
-
真姫「ちょっとことり!あなたどっちの味方なのよ!!」
絵里「そうよ!ことりは知らないだろうけどそいつはとんでもない奴なんだからねっ!」
絵里「……って知り合いなのあなた達!?えっ?」
ことり「いいんだよっ!私は海未ちゃんも梨子ちゃんも好きなんだもんっ!ねぇ〜梨子ちゃん♡♡」ぎゅっ
梨子「うぅぅぅ///」ガクガク
…
海未「あの……………」
-
…
海未(勝ったのは私なのに、ここまでスルーされると少し響くものがありますね……)
花陽「ちょっとみんな…!海未ちゃんが可哀想だよ!」
海未(は、花陽……!あなたって人は!)パアアア
凛「そーだよ!一応優勝したんだから…!」
海未「だから一応って何ですか!さっきからあなた達は、おめでとうの一言もないんですか!」
真姫「はいはい!悪かったわ……!」
絵里「お詫びとお祝いに今日はマック奢るわ♪」
海未「またマックですか…、絶対自分が食べたいだけでしょーが……」
海未「何ですか、この扱いは……」ブツブツ
希「海未ちゃん!梨子ちゃん!そろそろ表彰式するからおいでー!」
海未「あ、はいはい」スタスタ……
〈勝者───Z-3、園田海未 〉
………………
-
…………
……
…………………………。
「あんなカス相手に負けるなんて……何やってるずら……。ナンバーズの面汚しが……! 」
「ふふ……、梨子さんも所詮はその程度の実力しかなかったという事でしょう……、それにしても、この園田海未とかいう者……」
「うゅ……どうちよっか……こいつ……。」
ザッ……
「どうしたの皆?そんな怖い顔して」
「『 No.X』!? こ、これは失礼致しました!!」
「今は梨子ちゃんに勝って浮かれてるみたいだしさ〜。まぁ、そのままにしておいてあげようよっ」
「うゅ……」
「ま、まぁエックスがそこまで言うんなら分かったずら ……。」
「海未ちゃん達も随分強くなったな……、これはいずれ一戦交える事になりそうだね……! 楽しみだなぁ♡♡」
だからさ…………待ってるよ………
この世界の……………
……………頂点でね……………
< 第1部 完 >
-
ナンバーズの名前伏せてる意味なくて草
-
第一部おつ!朝から良いものを見た!
しかしナンバーズ、一体何者なんだ…
-
乙
奴は四天王の中でも最弱キター
-
打ちきりエンドワロタ
-
こした先生にはげましのお便りを送ろう!
-
>>447
赤ちゃんが混じってるのかな?
-
梨子はことりのせいでメノノリに目覚めたのか…
-
野生のこした先生第2部待ってますよ
-
そういやこの梨子はツインテ梨子って事でいいんだよな?
-
ことりこに目覚めそう
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No.X→スーパーXシャーシ→Z-1かZ-2使い→親鳥(錯乱)
-
ラブライブもまたコロコロで連載してくれたらいいのに
-
TZ-Xというのもありましてね
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フルカウルも新型が出てるが、よくわからんからココには東條しないかな
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レーサーの方はアバンテしか出てないのか
-
このSSに触発されておもちゃ屋でミニ四駆見てきたけど、
スーパー2シャーシとかProとか形変わりすぎて面食らったよ
-
……数ヶ月後……
ー小原邸ー
ギャギャギャギュィッアッ………
果南「はぁ、はぁ…………!」
果南「クソッ……!」
鞠莉「果南っ……!」
-
…
カツ…カツ……
「あはははは! もう終わりなの!?」
果南「くっ……!トライダガーッ!」
ズギャギャギャッ…
「はぁ…………。 あのさ……」
「そろそろ、飽きた……」
果南「えっ…………」
…
-
ニヤリ……
「…………前走前進……………」
果南「っ………!?」
「 かっとべ!!マックスブレイカー!! 」
ズギャギャギャアア……ドヒュアッ───ッ
…
…
果南「あ………………あぁ…………」 ガクッ…
鞠莉「そんな……果南が……こんなに奴らに……」
果南(……全てが……違い過ぎる………)
…………こいつら…………
一体………何なの………!?
…
-
…
曜(11)「あ〜ぁ……弱すぎだよこいつ……。」
千歌(11)「小原家の用心棒っていうから、どんな相手なのかとワクワクしてたのにぃ……!」
曜「とんだ無駄足だったね、千歌ちゃん」
千歌「うん……帰ろ帰ろ!」スタスタ
曜「あ、千歌ちゃん!」
…
-
千歌「おっと………忘れてたのだ!」
千歌「その前にぃ……!」
クルッ……
鞠莉「へっ………?」ビクッ
千歌「次はおまえの番だよ……」
千歌「………小原………鞠莉ィ………!」ニタァ…
鞠莉「イ、イヤ………」ガクガク
…
-
千歌「行くよ………」
千歌「…………ナックルブレイカー …………」カチッ
ギャギャギャギュガガガッ…
鞠莉「や、いや………いやァ………」
果南(うぅ………ま………り………)
果南(……………逃げ………っ………) バタン…。
鞠莉「果南! ?かなぁん!!ああ…………!」
千歌「ふふっ……!さぁ…………」
千歌「………始めよっか………。」
鞠莉「助けて………誰か!……誰かぁ……」
いやぁあ──────!!!!
…………………………。
………………。
-
今から書きます
-
かなまりが惨敗だと…
-
レース負けただけでなんでこんな絶望的な描写になるんだよw
尻子玉取られたんかw
-
絵里「いくわよ! ファイティングフェニックス! 」グググッ
絵里「うりゃ!」ぽこっ
海未「絵里っ!ビーダマンを猫に向けて撃つなと何度言ったら分かるんです!」
絵里「い、今のは違うの!締め撃ちしてたら変な方にビー玉が……!」
キコキコ……シュッシュ……
海未「ふぅ………出来ましたよ真姫」
真姫「ありがとう!流石は海未ね……この精密な仕上がり」
-
真姫「これで希のワイルドワイバーンとも互角に戦えるわ……ちょっと試し撃ちしてくる!」スタタッ…
海未(はぁ…………)
海未(あれから3ヶ月……今はちょっと息抜きにビーダマンで遊んでいますが)
真姫「喰らいなさい!希なんか、海未お手製のペットボトルマガジンで蜂の巣なんだから!」ずぼぼぼっ
絵里「ハラショー!こんな連射を浴びたらひとたまりもないわね!」
海未(日本一になってからというもの……私達ソルジャーキッズへの挑戦の申し込みばかりで……)
海未(桜内梨子が野良試合を断っていた気持ちが、今ならよく分かります…)
-
なんしとんねん
-
ガラガラ……
ことり「皆、まだ部室にいたのっ?」
絵里「あら、ことり」
海未「私はそろそろ帰るつもりですよ、ことりは今日もアルバイトですか?」
ことり「うん!じゃあ私は先に行くねっ!」
ことり「あっ……!」
真姫「どうかしたの?」
ことり「そーいえば最近ちょっと噂に聞いたんだけどね…」
ことり「この辺にも"ミニ四狩りが出没したらしいよ」
-
絵里「はい?何よそれ?」
ことり「知らないの!?」
海未「すいません、私達も最近は色々と忙しくて…」
ことり「なんでも……強い人達に勝負を挑んでは、圧倒的な速さで相手を打ち負かす……とっても強い2人組がいるんだって」
真姫「ふうん……面白そうじゃない!」
絵里「もし そのミニ四狩りが現れたら、逆に返り討ちにしてやるわ!」
ことり「もぉっ!とにかく3人とも気をつけてよ〜っ」
海未「分かっていますよ、なら……私はちょっと先に帰りますね」
絵里「海未?どうしたの?」
海未「…………ちょっと模型店に………」
-
ビーダマンとかいう遊び方が定まらないオモチャ好き
-
…
ー模型店ー
店員「いらっしゃいませ」
海未「ふぅ……」
海未(最近だいぶZ-3のセッティングも掴んできたので、最新のパーツでもチェックしておこうと思って来てみましたが……)
千歌「うぅ……これじゃあ新しいタイヤ買えないよぉ……!」
海未「ん……?」
曜「あはは……千歌ちゃんがここくる途中にお菓子とか買っちゃうからだよ」
千歌「だってお腹すいたんだもん……!」
海未(ふふ……微笑ましいですね)
海未(穂乃果もよくお小遣いが足りなくて模型店で私に泣きついてきてましたっけ…♪)
…
-
千歌「あ……!今度の大会のポスターが貼ってあるよ」
曜「ああ、この大会かぁ!千歌ちゃん、一緒に出てみよーよ!」
千歌「うん!」
海未(さて……私もパーツを買って帰りますかね)
少年「あ!あいつそのだうみだー」
海未「う……」ビクッ
少年2「え、ほんとー?」
海未(これは面倒臭い事になりそーですね……早く退散を……)ダダッ…!
ぽろっ……
海未「あっ……!Z-3!! 」パシッ
千歌「………ズィー………スリー…………?」
海未(危ない危ない!急いでてマシンを落っことすところでした…)
-
曜「……………」
店員「ありがとうございました」
…
海未「はぁ、はぁ……今度からはサングラスとマスクでも用意しなくてはいけませんね……!」
海未(でも、それはそれでにこみたいで若干痛い気もしますが……)
海未(まぁ、用も済んだ事ですし……早く帰りますか! )スタスタ…
………………。
-
曜がマックスで千歌がナックルか
色的にもばっちりだな
-
…
千歌「曜ちゃん………」
曜「うん…………あれ………間違いない。」
千歌「3号機の持ち主……やっと見つけたぁ……」
曜「確か……園田海未とか言ってたね……」
千歌「うん……。 それにさ……………」
曜「Z-シリーズは………私達だけで十分だよ……。」
千歌「ふふ……! 園田ぁ……海未いぃぃ♡」
…
-
一旦ここで
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ちかうみなんて新しい
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高校生が真剣に小学生と戦ってると思うと微笑ましい
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全日本ビーダー選手権に出る流れかと思ったのに...
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ようちかめっちゃボルゾイレーサーw
カブトボーグやろうぜ!
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突然のビーダマンに草
ていうかビーダマンで遊んでるエリチ可愛すぎない?
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ぽこっ
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>>486
オッサンが小学生に叩きのめされる世界だぞミニ四駆は
公式戦トップはオッサンだが
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ワイのワイルドワイバーン懐かしすぎる
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絵里ちゃんの「うりゃ!」ぽこってやつ可愛すぎる
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あ、関西枠だから希がワイルドワイバーンつこてんのか納得
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えりちなにしとんねん……
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レツゴーファンなら当然知っていると思うが、ZシリーズにはドラマCDに名前のみ登場した『インフィニティブレイカーZ-0』というマシンが存在する
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同時連載ビーダマンフラグ
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レース中に援護射撃するんだな
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ソルジャーキッズの日常がかわいいなぁ
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次の戦いの後はベイブレードにハマってそうだ
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ハイバーヨーヨーもあるぜ!
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ビーダマンでジェンガ崩すのタノシーwwwww
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俺の中のビー魂が疼くぜ、、
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海未ちゃんはシメ打ちで壁破壊出来そう
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ー1時間後、某公園ー
ごきっ
善子「あだぁーっ!!歯がぁ!歯がぁぁ!!」バタバタ
梨子「ごめんね、よっちゃん」
善子「だからこっち向けてループザループの練習すんなって言ってるでしょーが!!」
梨子「ちょっと血でてるね、大変……歯医者さん一緒に付いて行こうか?」
善子「当たり前でしょーが!」
ザッ…………
「やっと見つけたぞ津島善子……」
善子「は?誰よあんた達……」
-
聖良「この前は妹がお世話になりましたね…」
英玲奈「まさか……忘れたとは言わせないぞ…」
善子「本気で誰?」
梨子「よっちゃん…、ほら……前の大会の……」
善子「ああ……あの時の雑魚の仲間?」
プツン………………。
英玲奈「ほう……、ならこの後はどうなるか……」
聖良「当然お分かりですよね…」
-
善子「ふっ……丁度いいわ、こっちも虫の居所が悪かったのよ」
梨子「私も手伝った方がいい?」
善子「いらない……1人で十分」
聖良「どこまでも人を馬鹿にして……!」
英玲奈「やるぞ!聖良……!」
………………
…………
……
-
…5分後…
善子「よっわ」
英玲奈「くっ………!覚えていろっ!」スタタッ
聖良「次こそは…!」スタタッ
梨子「何だったのあれ……」
善子「さあね…」
ザッ…
曜「ふうん………中々やるねぇ!」
善子「はあ?今度は誰よ!」
千歌「ねぇねぇ!こいつら……」
千歌「………私が殺ってもい〜い??」
善子「……」ピクッ
…
-
曜「ダメだよ!私が先に見つけたんだから私の獲物だよ!」
千歌「いーじゃんケチっ」
善子「おい…………」
善子「お前ら………誰に向かって大口叩いてる……」
千歌「へ………??」
曜「じゃあ2人でやろっか!半分こならいいでしょ千歌ちゃん!」
千歌「仕方ないなぁ…じゃあこっちの歯抜けは曜ちゃんにあげるよ、私はこいつでいいや!」
梨子「そう…………」
梨子「………ナンバーズも随分舐められたものね」
…
-
梨子「よっちゃん…。」
善子「分かってる……公園一周で終わらせるわ……。」
曜「公園一周だね!オッケーっ!」
千歌「じゃあいくよ!」カチッ
梨子「レイスティンガーッ!」カチッ
善子「レディ……」カチッ
曜「ごーーっ!!」
「いっけぇぇえっ!!」ヒョイッ
ギャギャギュギュアッ……
…
-
…
曜「やったぁ!まずは私が一番っ!」
梨子(馬鹿……、よっちゃん相手に背中を晒すなんて……!)
善子「切り刻んでくれって言ってるようなモンでしょうがぁあっ!!!」
ギャギャギュギュアッ……!
梨子(ビークスパイダーが……接触する………っ!!)
…
曜「ふふっ……!」ニタァ……
ギャギャギャ……グジャアア─────ッ!!
善子「………………へ……………?」
……ギュル………ギャ…………カタ…………。
善子「ビークスパイダーーッ!!?」
梨子「なっ?!ビークスパイダーが……真っ二つにっ!?」
…
-
…
善子「あ…………ああ…………」
善子「 ………い や ぁ あ あっ!!!」ガクガク
梨子「よっちゃんっ!!?」
曜「あははは!!不用意に近ずこうとするからだよ………」
曜「私のマックスブレイカーに攻撃なんて効かないよ?」
梨子「くっ…………!!」
ギャギャギュギュアッ……
梨子(こいつら…………!)
ヤバすぎるわよ…………!!
…
千歌「さってと………」
千歌「…………次は………私の番なのだぁぁ♡」ニタァ……
…
-
一旦ここで
-
エアロバリアの中に入ってくるから…
ナックルストームの前に出たらなしこちゃんも木っ端微塵にナッチャウノー!!
-
最近のミニ四駆こええ…
-
この強キャラ感だしてるようちかも遠くない未来には・・・
-
ハイパーヨーヨーは凶器
-
ほんと面白い。前回強キャラだった梨子はどうなるのか…。
-
ギャギャギュギュアッ……
梨子(まずいまずいまずい……!!)
梨子(とにかく……早くゴールして終わらせなきゃっ!!)
千歌「んもぉ……そんなに急いでも無駄だよぉ!」
曜「いーなぁ……楽しそー! 」
千歌「ふふん!でも追いかけっこなら得意だよ!」
千歌「待てぇえー!」
ギュルギュルギュガアッ……!
梨子「……!!」
梨子(一気に迫ってきた…!何て加速なの……!?)
-
梨子(この驚異的な追い上げ方………間違いない……!)
梨子(これは………、この走りはまるで………)
梨子(海未さんのZ-3…………?!)
曜「あはははは!!頑張れぇ!逃げろ逃げろぉ!」
千歌「負けないぞおーっ!いけーナックルブレイカーっ!」
……ゾクッ……
梨子「こ、…………こいつら…………」
梨子(無邪気に………純粋に………楽しんでる………! )
………狩りを……!
…………殺戮を…………!!!
…
-
…
梨子(嫌だ…………)
梨子(………怖い………。怖いよ……! )ガクガク
梨子「レイスティンガー………逃げてっ!早く終わらせてよ…!」
…
千歌「だから………無駄だってば………」
ギャギャギュギュアッ……!
千歌「ほら………捕まえたァア!!」
梨子「あ………ああ………!」
梨子「やだ……!やッ……!来ないで………」
梨子「はぁ、はぁ………来ないでぇえ!!」
…
千歌「ナックルブレイカァアッ!!」
千歌「 やっーーちゃぇええっ!!!」
ギュルギュルギュガア──────ッ!
梨子「っ……!」
…
…
「ったく……手の掛かるバカ弟子どもが……!」
…
-
ギャギャギュギュアッ……ゴスッ……!
千歌「あっ……!」
曜「横から何か割りこんで来た?!」
梨子「……………え……………」
…
ギャギャギュギュアッ……パシッ…
にこ「もう勝負はついてんでしょ……。その辺にしときなさい。」
梨子「…………せ………先生ぇ………?」ヘタァ……
…
-
にこ「何かやってるのが見えたから来てみれば……あんた達とはね……」
…
千歌「……っ……だ………」ギリッ…ギリギリッ……
千歌「………なん……だ………お……ま……え………?」
曜(あらら、勝負の邪魔されちゃったから……)
にこ「私は………音ノ木坂の矢澤にこ……」
にこ「勝負に水を差したのは謝るわ……。」
にこ「 でも……こいつら2人は一応、私の弟子なもんでね……」
にこ「黙ってやられるとこを見過ごす訳にもいかないのよ。」
曜「へぇ………」
曜「……じゃどーするの?」
-
…
にこ「私は逃げも隠れもしないから、用があんなら受けて立つわ…!それでいいわね……?」
曜「だってよ?千歌ちゃん……どーしよっか?可哀想だから千歌ちゃんに譲るよ?」
千歌「…………」
千歌「今日はもーいい……。やる気なくなっちゃった……」ムスッ
曜「あは……千歌ちゃん……。じゃあ……帰ろっか」
千歌「うん、帰る……」トボトボ
にこ「悪いわね……」
曜「そういう訳だから!また今度遊ぼーね!バイバーイ☆」タッタッタッ
…………………………。
-
…
梨子「……………」
善子「っ………んぐっ……」
にこ「分かったでしょ……、世の中にはヤバい奴がいくらでもいんのよ……」
にこ「これに懲りたら、ちょっとは大人しくしなさい……。」
善子「………ううっ………ひぐっ………んっ……」ポロ…
梨子「………すみませんでした……」
にこ(はあ………、しかし………)
にこ(これは……とんでもない奴等が現れたわね…)
……………………………。
-
アバンテパイセンぐうカッコいいにこっ☆
-
翌日
絵里「ええっ!?」
真姫「あのお団子と気持ち悪いのがやられた…!?」
にこ「私が止めに入ってなかったらレイスティンガーもどうなってたか……」
海未「そんな………、あの……2人が………」
ことり(梨子ちゃん………)
希「あの2人がそんなに簡単にやられるなんて……ちょっと信じられんね……」
-
…
ガタン……!
絵里「なら……相手にとって不足なしね!」
海未「は……?」
真姫「ええ、最近 本気が出せる相手がいなくて退屈してたとこよ!」
ことり「えっとぉ……??」
絵里「そんなチビッ子ども!この私がーー」
にこ「絵里………。真姫…………。」
絵里「どうしたの?」
にこ「………無理よ………。」
-
真姫「ちょ!にこちゃんっ!無理ってーー」
にこ「今のあんた達がどうこうできる相手じゃないって事よ。」
絵里「なんですって……!」
真姫「どういう意味よ……」
希「まぁまぁ……、エリチも真姫ちゃんも落ち着いて!ねっ!」
海未「ですが……確かに、にこの言う通りです……」
真姫「海未まで……!」
海未「いくら絵里や真姫がこの数ヶ月で驚異的に成長したとしても……」
絵里「何よ……?」
…
-
…
にこ「あんた達は気づいてないかもしれないけど…」
希「もう、マシンのスペックが2人に追いついてないんよ」
絵里「ん……?」
真姫「はい……?」
希「だから………」
希「そろそろ2人のマシンも………」
希「……進化する時が来たみたいやね……!」
…
-
一旦ここで
-
ビート&バスターなのかライトニング&ブリッツァーなのかそれとも全く別のマシーンなのか
ヨハりこ、ダイマリのマシーンもあれだし
のんのんレーシングファクトリー(TRF?)と矢澤レーシングスクール(ボルゾイ?)の活躍にワクワクが止まらないんよ!
-
これは後継機フラグ!いいぞ〜
レーサーが成長するとマシンの限界が来る所とかすごいわかる…
-
色々すっとんでZウイングとGブラストとか
-
Gブラストは烈兄貴だけどZウイングは豪じゃないのが何だかなって感じはしそう
あとどうでもいいけどZウイングって毎度ぜーたういんぐって読んでしまうこわい
-
このかつての強敵が次の話では雑魚になる展開
まさしくコロコロ
-
バトル漫画特有のインフレ感
-
ミニ四駆やってると性格ゆがむのかな?
-
ミニ四駆もベイブレードもカードゲームも世界征服できる力があるからな、そりゃおかしくなる奴もいる
-
マシンのスペックが人に追いついていないとは一体どういうことなのか
-
矢澤パイセンかっけーっす
-
梨子とようちかが知り合いじゃないって、微妙に引っ掛かったけど梨子は転校する前で東京在住だからいいんだな
-
そんなこと言ったらかなまりコンビとようちかコンビの反応はどうなるんだよ
とても知り合いの反応ではなかったぞ
-
コロコロ連載時の時空だからG'sやアニメと設定が違うのは当然かと
-
こまけぇことはいいんだよ、コロコロ時空なんだし
-
>>539
カブトボーグ…
-
よしりこも知り合いだとおかしいし
-
今日はこした先生の誕生日らしいな
-
>>539
兵器レベルだったLBXがマシに見える不思議
-
バトスピなんて宇宙レベルになってたからな…
-
そもそもこの世界は一枚のカードから生まれた
-
絵里「………」プルプル
希「え……?」
真姫「………」シーン……
海未「絵里?真姫?」
絵里「ふ………」
真姫「ふふ…………」
ことり「2人とも大丈夫……?」
絵里真姫「フハハハハハ!!」
…
-
真姫「待ってたわ!」
絵里「ついにこの日が来たってわけね!」
海未「は……?あの……本当に大丈夫ですか……?」
希(ああ……、海未ちゃんみたいに新型に乗り換えるのに憧れてたんだ)クスッ
絵里「そうと決まれば早速いくわよ!」
ことり「ふぇ……?どこに……?」
真姫「そんなの決まってるじゃない!」
…
絵里「希と……………ホテルよ……………!!」
ガラガラ……
花陽「え…………」
-
…
希「あ………花陽ちゃん………凛ちゃん…………」
凛「あ……、あの………ごめんなさい。」
花陽「タイミング悪かったね……。 帰ろっか……凛ちゃん。」
凛「うん………本当にごめんね。」
希「違う!!何でそうなるんよ!!」
-
絵里「早く行くわよ希!!あんたが海未をホテルの怪しい部屋に連れ込んだのは知ってるのよ!」
海未「はい、アレは確かに色々と凄かったですね//」モジモジ
希「やめてよ!その言い方は誤解があるって!!」
真姫「私達だってもう我慢の限界なんだから!!希!」
にこ「希…………あんたまさか…………」
ことり「あはは………、私は……その………本人達が良いのならいいと思うよ……希ちゃん……//」
希「……違う……違うんよ……これはね……」
-
絵里「早く行くわよ!」
海未「う〜ん……確かに中は見た事もない器具などで溢れかえってましたね」
真姫「ならきっと汗かくからジュースとかも要るかしら!?」
凛「器具……?汗だく……?」
花陽「凛ちゃんは分からなくていいから…。何でもないんだよ…。ね、早く帰ろ……。」
にこ「前からワシワシとかやってたのも、つまりそういう事だったって訳ね……ふうん……。」
ことり「言われてみたら希ちゃんがにこちゃんを見る時の目……ちょっとアレだったもんね……//」
希「ちがーーうっ!!!勘違い!全て勘違い!!」
希「あーもうっ!!2人とも早く行くよ!!」
にこ「ついでに私も帰ろ」
………………
…………
……
-
…
プシュー……ガシャー……
「お待ちしておりました」
真姫「着いたみたいよ」
絵里「ちょっと希?」
希「………」
希(最悪や……。 鍵を握る謎のサポートキャラから一転、異常性癖の変態レズ女にクラスチェンジなんて……)
絵里「これが噂のラボ……!ひろい!おっきい!」
真姫「こんなとこが本当にホテルにあったなんて……」
希「とりあえず2人のマシンは預かるね」
絵里「ねえ!私のマグナムはどんな風になるのかしら!」
真姫「名前はハイパーソニックとかどう!?」
絵里「もう!真姫ったら気が早いわね…ふふ!」
希「………一応今考えてるプランとしては……」
…
-
希「海未ちゃんのZ-3から回収したデータを元に、マグナムとソニックもエアロミニ四駆タイプにしようかと思ってるんやけど…どうかな?」
絵里「……どういう事?」
希「つまりね………世界初の、エアロとフルカウルの良いとこ取りをした……」
希「………ハイブリッドマシン………ってとこやね!」
絵里「ハイブリッド!?ハラショー!」
真姫「よくわからないけど、とてつもないマシンなのは間違いなさそうね!」
希「当然 細かいセッティングとかも調整したいから、2人共 もう少しだけ手伝ってね」
絵里「分かってるわ!」
真姫「勿論よ」
………………。
-
ー秋葉原ー
善子「………」トボトボ
梨子「よっちゃん……」
にこ「あ、いたいた」
にこ「善子ぉー!」
梨子「先生?」
善子「ぁ………」
にこ(やれやれ……すっかり大人しくなっちゃって……)
…
-
ビートとバスターはすっ飛ばしか、残念
-
にこ「ほれ!一応あんたの使えそうなマシンを組織の保管庫からかっぱらってきたわよ」
善子「ぇ………」
コトッ……
梨子「これ………先生の使ってたーー」
善子「プロトセイバーEVO〈エヴォ〉……? 」
にこ「ごめん、あんたが前から憧れてたNo.Xの〈ZMC〉おさがりは、もう別の奴が引き継いでて置いてなかったわ……」
にこ「ってわけで……まぁ、私のおさがりになっちゃうけど我慢しなさい」
善子「………師匠………」
梨子「良かったね……よっちゃん……!」
…
-
…
善子「…………」クグッ
にこ「何よ、私のエヴォじゃ不満なわけ!? 」
善子「………ううん………」
善子「……こいつがいい………」
-
…
善子「決めた……!」
梨子「どうしたの急に……」
善子「私、今度こそ こいつと一緒に……」
善子「世界一のレーサーになるっ!!」
にこ「善子……?」
…
善子「だって私は……伝説のレーサー……」
善子「矢澤にこの一番弟子だからね!!」
-
…
にこ(………こいつ………)
善子「あ!実はちょっと感動してる……?」
にこ「ばーか! 」パコンッ
善子「あだっ!いきなりぃ?!」
にこ「何吹き上がってんのよガキンチョが!」
善子「ええ……、はあ………痛たた……」 サスリ…
にこ「ったく……じゃ帰るわ……」
善子「ししょー、ついでにマックいきたい」
梨子「あ、私も」
にこ「だから調子にのんなっての! 」
梨子「お腹…」
善子「すいたぁ……」
にこ「…………ったく…………」
にこ「……早く行くわよ……。」ザッ
…………。
-
ー音ノ木坂学院ー
……ザッ…………
千歌「おーとーのーきー?…………んっと………」キョロッ
曜「あった……!」
千歌「おお、ここだった! ひろいなぁ、おっきいなぁ〜!」
曜「さて…………」
-
曜「どうやって乗り込もうか……千歌ちゃん」
千歌「うう………窓も全部閉まってるね……」
曜「じゃあ__全部割って入ってみたり……! 」
千歌「えっ…」
曜「あはは………な〜んて……」
千歌「………曜ちゃん………」
千歌「……それ……かっこいい……!! 」
曜「だよね!」
千歌「 よーし! ……行っくぞーーッ♪♪ 」
…
-
一旦ここで
-
ハイパードルフィンシステムヨーソロー!あれっ?
-
プロトセイバーがTLで話題になってたんだけど
ここ見てたせいでミニ四駆としか考えられなかったw
丁度出てきたしライブ感あるなあ
-
プロトセイバーが愛機だった善子推しワイ、大歓喜
-
梨子ちゃんもこっそりファイヤー→フェニックスへと進化の可能性を秘めている…矢澤師匠なら!
ttp://i.imgur.com/uUxSu8n.jpg
-
善子は歯を折られたりマシン壊されたり踏んだり蹴ったりだな
-
善子よしよししたい。マジで
-
善子だけマシン破壊したのはラフプレー専用機だからかな?
-
エボ鯛ヨハネ
-
ライジングトリガーは誰の手に((((;゜Д゜)))
-
善子はてっきりディオスパーダかと思ったけど改心するなら別のほうが良いか
-
ビークスティンガーGというのもありましてね
-
ブロッケンとバックブレーダー大好きだからもっと見たいな
-
実際ブロッケンって速いんけ?
TVチャンピオンとかで活躍してたのは見てたけど、自分のとこで走らせる分には速かったことがないわ…
-
あれは上手いヤツはSFMでも速く出来るってだけ
普通に組んだだけでは遅いよスーパーFMシャーシは
-
…
パリッ…パリパリ───ッ……
ことり「んっ?」
花陽「なんか割れてたような、今の音…」
凛「ちょっと見てくるね」ガラガラ…
…
生徒「いやああーー!!」
生徒2「ひっ!助けてぇ!」
ギャギャギュギュアッ……
曜「あははは!もっとやっちゃえマックスッ!!」
千歌「私もやるぅ!いっけぇ!」
凛「これは…!」
凛「た、大変だぁ……!」
-
…
海未「さっきからどうしたんですか……?」チラッ
海未「っ………!!」
海未「窓が……これは………酷すぎる………っ」
曜「あっ!千歌ちゃん!あいつもいたーっ!」
千歌「ほんとだ!」
海未「あなた達は……!この前の……!?」
カツカツ……
曜「昨日のチビから、ここに来たら沢山遊んでくれるって聞いたからさ……」
千歌「さっそく来たのだ!」
ことり「じゃ、じゃあ………」
海未「この2人が……!津島善子と桜内梨子を!?」
千歌「そうだよ……!」
曜「弱すぎて話にならなかったねあいつら!」
-
…
千歌「まぁ、そんなどーでも事はいいんだ……!」
千歌「園田………海未………!」
海未「え………」
曜「…Z-3は……返してもらうよ…」
千歌「あれは………あのマシンは!」
千歌「私達の物だっ!」
…………
……
-
…
ぷるるる〜
希「あ、花陽ちゃんから電話だ」ピッ
希「どうしたん?」
花陽「た、大変ですっ!学校の中に侵入者が…!」
希「は……?」
花陽「あの、それでね…突然、海未ちゃんのZ-3を返して貰うって!」
希「……」ピクッ
希(……まさか……)
真姫「どうしたの…希?」
絵里「顔色が悪いわよ…?」
希「っ………」
希「ちょっと行ってくる!2人は引き続き調整の方をよろしくね」ガタッ
…
真姫「そんなに慌てて何だったのかしら?」
絵里「あの様子は……多分トイレね!」
……………。
-
…
海未「いきなり現れてZ-3を返せなど……何の事ですか!?」
曜「おまえは……知らなくてもいい……」
千歌「さあ……早く……」
ザッ……
海未「凛……?」
凛「こいつらまともに話が通じそうにないよ……!海未ちゃんは下がってて……」
千歌「誰だぁ……おまえ……」
凛「凛が……私が勝ったらもう2度と私達には関わらないでもらえるかな?」
曜「いーよ……」
花陽(凛ちゃん……何を……!?)
凛「当然……勝負のルールはこちらで決めさせてもらうけど……」
千歌「うん!何でもいい!」
凛「じゃあ……ついてきて……」クイッ
……。
-
…
曜「ここは…」
千歌「グラウンドだ〜!」
凛「ルールは簡単だよ…このグラウンドの端から端までのーー」
海未(あ………!)
凛「ストレートスプリント!!これなら分かり易くていいでしょ?」
曜「どっちがやる?」
千歌「あ、私がやりたいっ!」
凛「じゃあ……始めるよ……!」ニヤッ…
-
海未(凛にしては考えましたね……!)
ことり(シャイニングスコーピオンのオーバーブーストを使えば……この短期戦ならっ!)
凛(……絶対必勝……!!)
…
曜「じゃあ2人共、スタートポジションに」
凛「……」スチャッ
千歌「行くよ……ナックルブレイカー……」
海未「え………!?」
ことり「このマシンっ……!?海未ちゃんと同じ……」
花陽「………エアロミニ四駆………!?」
海未(なら………ひょっとして……)
海未(この2人が………?!)
…
-
…
曜「レディぃぃー!!」
凛「………モード__フルバースト………」カチッ
千歌「行っくぞお!」カチッ
ゴーーッ!!
凛「……スターライトブレイカー"!!!」
ギュガガガガガッ─────ッ!!
ことり「いきなり全開っ!!」
花陽「これは……!」
凛「……決まりだにゃ……!」
…
曜「速いねぇ〜!!ん……? でも、これってさ………」
千歌「うん……まさかーー」
千歌「……こいつがオリジナルだったなんて……」
-
…
凛「え………」
海未「……オリジナル……?」
千歌「なら……こっちも遠慮なく……!」
千歌「……ナックルブレイカー……モード_フルバースト……!」
シュイイ────ン……
海未「あのマシンも金色に……!?」
ことり「これ………!?」
花陽「凛ちゃんと同じ……!」
…
…
千歌「…………ドラグ・スレイヴッ………!!!」
…
-
一旦ここで
-
乙
-
なんか混じってるw
乙
-
ドラ股wwww
ナックルストームどころの騒ぎじゃ済まないずら!
-
日頃から盗賊いぢめてそう
-
黄昏よりも昏きものかな?
-
ギュガガガガガッ…!
凛「なぁっ……?!」
千歌「所詮は昔のマシンだね……ナックルの敵じゃないなぁ…」
曜「あはは!千歌ちゃんにかなうわけないのにバカだなぁ!」
千歌「いっけぇえーい!!」
ギャギャギュギュアッ……!
海未「あれだけあった差が……!」
ことり「もうなくなってきてるっ……!」
…
-
…
曜「あと50mはあるけど…」
凛「はあ、はぁ………!シャイニングスコーピオン……!」
千歌「もう……」
千歌「…………決まりなのだ…………っ!」
ズギュア──────ッ!!
曜「ゴーールッ!!はい千歌ちゃんの勝ちぃ〜!」
千歌「やったぁ!!」ぴょん
…
-
…
凛「………そん……な………」
花陽「凛ちゃんが………」
ことり「負けるなんて………」
…
…
千歌「さてさて……お待ちかねの〜♪♪ 」
曜「んじゃ……はい……」スッ
海未「え………?」
曜「……返して……? Z-3 」
海未「へ………?」
…
-
…
ことり「そんな約束っ!まだしてないよっ!」
花陽「そうだよっ!いくらなんでも…!」
千歌「 あああ!! うるさいなぁ!!!」
ことぱな「ヒッ……」ビクッ
曜「勝ちは勝ちだよ……」
曜「レーサーなら勝負に負ける事の意味くらい……」
曜「……勿論分かるよね……?」
千歌「だから………」
千歌「………早く…………渡して…………?」
…
海未(悔しいですが………正論です………。)
海未「くっ………」
コトッ…………
花陽「海未ちゃん…!」
ことり「あぁ………」
パシッ……!
曜「よぉし!!回収完了だね!」
千歌「私ってばお手柄だーっ! にひひっ!」
曜「まぁ私でも勝てたけどねぇ!あんな旧式のポンコツ……!」
凛「………ぐっ…………」グギギッ
千歌「何だとー!じゃあ帰ってからどっちが速いか勝負だっ!」
曜「うんっ!!早く帰ろー」
千歌「じゃあね!…………バイバイ………!」
タッタッタッ……
…
-
…
海未「………ズィー…………スリー…………」
………………
…………
……
希「はぁ、はぁ………!」
希「海未ちゃん……!あの2人は……!?」
凛「……ううっ………ごめ………なさ……んっ……」
ことり「…………」
花陽「…………」
海未「凛……」
凛「……ん……んぐっ………」
海未「あなたのせいじゃないですよ……」ポンッ…
…
凛「…うぅ………んっ………う わ ぁ あ あ !!!」
…
…
希(はぁ………………)
希(…………遅かったか…………。)
………………。
-
…
絵里「ええっ!!」
真姫「海未が……!マシンを奪われたっ!?」
海未「はい………」
凛「………凛のせいだ……」
ことり「違うっ!」
花陽「凛ちゃんはよくやったよ…!」
海未(実際、凛はよくやってくれました……ですが……)
凛「…………」
凛「っ………本当に………ごめん………」
海未(あんな化物が出てくるなんて……誰も予想できなかったはずです……)
絵里「いやいや!大体そいつら何なのよ!」
真姫「いきなりマシンを渡せとか意味わかんない!」
希「…………。」
海未「希………」
海未「あなたは何か知ってるのですね…」
真姫「希?」
絵里「そうなの……?」
-
…
希「………」
希「あの子達は………」
希「高海千歌ちゃんと……渡辺曜ちゃん………」
希「Z-1とZ-2の持ち主……………」
海未「やはりそうでしたか………」
希「そして…………」
希「エアロミニ四駆の設計者……」
希「高海博士と渡辺博士の娘さんなんよ……」
-
一旦ここで、金土更新できないかもです
-
おつ
警察沙汰もミニ四駆で解決
-
乙です。
ドラグスレイヴw
-
いよいよ博士の登場だーっ!!
-
>>595
グロ
-
>>608
このレスがミニ四ファイターの声で再生されるw
-
リーダーのマシンが回収されたとなれば・・・
熱い展開に期待
-
コロコロ特有のクソガキしか出てこない展開
-
>>606
警官もミニ四レーサーの可能性
-
くっそこんなパロごときでようちか嫌いになりそうだ…!
-
海未「高海……渡辺…………?」
絵里「知ってるの……?」
海未「ええ、ミニ四駆開発では有名な2人でしたので、その名前だけは……」
ことり「でも確か、数年前にミニ四駆開発からは手を引いたとかなんとかって……」
希「そう……2人の博士は突然、表舞台から姿を消した……いや……」
希「 消された と言った方がいいのかな……」
真姫「どういう事……?」
希「うちも詳しくはよくわからないんやけど……、噂によるとね………」
希「……ある組織によって……エアロミニ四駆のプロジェクトを握り潰されたとかなんとか……」
…
-
絵里「はぁ!?」
海未「それが事実なら大問題じゃないですか!」
希「うん……、でもその組織っていうのがあまりにも各界に影響力がありすぎて…」
真姫「誰も手がだせなかったってわけね……」
希「そんなとこやね……まぁそれで色々あって、千歌ちゃんと曜ちゃんがZシリーズを受け取る事になったんよね」
ことり「………でも、……何であんな酷い事を……」
希「それは……」
希「………復讐や…………」
…
-
絵里「は……?」
希「自分達の父から……エアロミニ四駆開発の夢を奪った組織の関係者へのね……」
ことり「あ………!」
海未「どうしたのですかことり?」
ことり「……何でもないよ!」
…
ことり(ひょっとして……それで梨子ちゃんや善子ちゃんも狙われたの……!?まさか最初からマークされてたのかな…)
バンッ……!
真姫「今 私達には組織なんてどーでもいいのよ!」
絵里「真姫の言う通りね……、今は海未のマシンを奪ったその2人の行方を追う方が先よ!」
花陽「そうだよ、希ちゃん…何か手がかりはないのかなぁ…?!知り合いなんだよね?」
希「う〜ん……それが……」
…
-
…
海未「希………?」
真姫「………ちょっと……ウソでしょ……?」
希「あの2人とはマシンを渡して以来、連絡が取れなくて頭を悩ませてた所なんよねぇ☆」コツンッ
花陽「のぞみちゃぁぁん………」
絵里「ダメ過ぎでしょ!何やってんのよこのポンコツ!」
希(えぇぇ……エリチがそれ言うかな……)
ことり「どうしよっ……このままじゃ海未ちゃんのマシンが……!」
海未「あ…………」
ことり「ん?」
海未「そういえば、今度開かれる大会に出ようとかどうとか言ってたような……」
-
…
絵里「それよっ!!」ぱちんっ
真姫「それに私達も出て、海未のZ-3を奪い返すのね」
希「えっと……近々開かれる大会は……」カタカタ
希「あった!多分これだね!」
絵里「 ハナマルカップ……?? 」
ことり「えへ、なんか可愛いね♡」
希「主催者は〜っと………」カタカタ
希「……国木田財閥の令嬢にして、WGPでも活躍するプロレーサー……!」
…………国木田花丸…………!!
…
-
…
…
ー数日後ー
司会のお姉さん「はいはいひっさしぶりの登場だよーーっ!みんな元気ー!?」
司会「今回は主催者でもあり世界で活躍するプロレーサーへの挑戦権を賭けたタッグレース……」
司会「ハナマルカップのぉお!!」
司会「 開幕だぁああ!!!」
……………
-
…
絵里「ほっ……今回はエントリーに間に合ったわね」
真姫「プロレーサーの国木田花丸だって……」
絵里「大層な名前ね……まぁ今はどうでもいいけど」
海未「はい、そんな事よりまずあの2人を……」
希「あ………」
…
千歌「うぅ……イカ焼き買えなくなっちゃったよ……」
曜「だから千歌ちゃん……ここくる途中にパーツとか買っちゃうからだよ……」
…
海未「早速いましたね……」
希「おーいっ!!千歌ちゃーん!曜ちゃーん!」
千歌「あーっ!」
曜「希ちゃん!」
絵里「この2人ね……見た目は可愛いらしいじゃない♪」
海未「騙されてはいけません」
真姫「そうよ!ちょっとあんた達……!海未のマシンを返しなさいよ!!」
曜「誰だろ……?」
千歌「誰だぁ君は〜!?」
真姫「こいつらぁぁ………!」ギリッギリッ…
希「あのね、2人がもってっちゃったZ-3はね、希お姉ちゃんのお友達が大切にしてたものなんよ」
希「だからさ……返してくれないかなぁ」
-
…
曜「え〜……やだ!! 」
千歌「だって勝ったの私だもん」
絵里「あーもう限界!なんでこうも生意気な奴ばっかりなのよ!こうなったら力づくで……!」
海未「絵里……!それはナシですよ……!」
真姫「だったら……今日のレースで勝負して、もし私達が勝ったら返してもらうわよ?」
曜「いーよ!」
千歌「じゃあ負けたらお前達は家来ね」
海未(家来って……)
絵里「望むところよっ!真姫……!」
真姫「ええ……!その言葉、忘れないでよね!」
曜「希ちゃん、あのね…」
希「え………?どうしたん……」
千歌「イカ焼き食べたいっ!」
希「ああ……、お腹空いてたんやね…」
希「レース始まる前に一緒に買いにいこうか……」
ようちか「いやったあー!」ぴょん
絵里「って聞きなさいよ!!!」
真姫「エリー……今回ばかりは徹底的にやるわよ」
絵里「勿論よ!ギッタギタにしてやるんだから!」
……………。
-
司会「それでは第一走者はスタートポジションへ」
真姫「さてと……これが新生ソニックのロールアウトね……」
希「あっちは千歌ちゃんからスタートかぁ……」
海未「ええ……、凛と同じ……いや、それ以上の加速を誇るオーバーブースト……いきなり厄介な相手ですよ…」
海未「真姫……頼みましたよ」
真姫「任せて……。」
真姫「この数ヶ月……ただ遊んでたんじゃないってところを見せてあげるわ」フイッ
……………
-
…
真姫「んしょっと…」
千歌「お前が最初なんだ!え〜と……家来1……!」
真姫「………」
千歌「まぁ、このちかっち様にはかなうわけないんだからねっ!」
真姫「…」
真姫「ふふ……♪」
千歌「んー?」
真姫「うさぎと亀………」
千歌「ほぇ……?」
真姫「正に私達の事ね……」
千歌「そうだよっ!私がうさぎさん!おまえなんかあっという間に追い抜いちゃうんだから☆」
-
…
真姫「ふっ………ふふ……」
真姫「あははは!本当に子供って面白いわね!」
千歌「えっ……」ピクッ
真姫「だって……まだ自分がノロマな亀だと気づいてないんだもの……!」
千歌「お…ま……え………」
真姫「まぁ、頑張って追い抜いてね……!楽しみにしてるわ」
真姫「ノロマで……マヌケな……うさぎさん……♡」
…
千歌「くっ!うううう!!!」ギギギッ
千歌「………絶対に許さない……!!お前ぇっ!!」
千歌「許さないぃぃっ!!!」
…
司会「それじゃいくよー!!」
司会「レディー………!!」
真姫「ソニック……!」カチッ
千歌「ナックルブレイカーッ!!」カチッ
ゴーーッ!!
千歌、真姫「いっけぇぇえ!!!」ヒョイッ
…
-
相変わらず熱い
期待
-
煽りマキ最高や…
-
高笑い真姫ちゃんにゾクゾクする、最高w
-
ずら丸が随分格上になってる…
-
時間少しできたんで、間に合ったら今日中にちかVS真姫決着までいきたいと思います
-
全裸待機
-
みんな大好き陰謀論
-
待つやで
-
期待
-
ミニ四駆の世界ではレース前から勝負が始まっているのだ
-
司会「ハナマルカップ ついにそのスタートをきったーっ!!」
司会「まず最初に飛び出していったのはー!?」
ギュルギュルギュルギュルアッ……!
千歌「にひぃ……!!」ニヤッ!
司会「ナックルブレイカーーだあっ!!」
千歌「絶対に許さないっ!私がノロマなんてぇ!バカにしてぇぇ……!!」
司会「ナックルブレイカーが立ち上がりから伸びまくるー!!」
真姫「ちっ……!いきなりこれ……!?」
…
-
ことり「あ、海未ちゃん、希ちゃんっ!ここだよーっ」
希「お待たせ!」
海未「ふう……丁度スタートしたみたいですね 」
花陽「前半は、全長10kmの低速コーナーがメインのステージ……。」
凛「だけど……ラストだけは500m近いストレート……」
凛「まず間違いなく、ここでアレを使ってくる……」
ことり「そうだね……だから真姫ちゃんが唯一 勝つためには……」
海未「今のうちにどれだけリードを広げておけるか……」
希「の、はずなんやけど……」
…
-
〈ー2km地点ー〉
千歌「もっと……!」
千歌「もっとだよ……!ナックルッ!!」
ギュギャギャギャギュアッ……
司会「ナックルブレイカーが引き離すー!」
真姫(本当に噂どおりの壊れた速さね……)
真姫「でも……、まだまだ……!ソニック……!」
司会「後続も必死について行こうとするが………届かない……!!くぅーーっ!!速すぎっ!」
…
ことり「ああ……肝心の序盤からどんどん引き離されちゃってるぅ……」
花陽「真姫ちゃん……」
海未「カラーリングまで一新した新生ソニックのはずなのに……」
凛「いきなり大苦戦なんて……」
…
-
〈 ー3km地点ー 〉
真姫(ここからはコーナーがかなりキツイとこだっけ)
真姫(差を詰めるにはここしかないわね……)
千歌「グニャグニャの曲がり道ばっかりかぁ……」
千歌「でも……!」
ギュルギュルアッ……ギュルギュルアッ……
司会「コーナーのジャングルもナックルブレイカーがスイスイと抜けていくっ!ここまでのポテンシャルを魅せてくるとはー!」
千歌「ほらっ!コーナーだって私の方が速く走れるんだっ!やっぱりお前なんか勝負にならないんだよ!」
真姫「へぇ…………」
真姫「ただのチビかと思ったら……結構やるじゃない……!」
…
…
千歌「……はぁ……?」
千歌「だからさぁ………」
千歌「いつまでバカにしてるんだよおまぇえ!!」
ギュルギュルアッガガ……!
司会「ナックルがさらに突っ走るー!これには後続は手も足も出ないっ……!」
真姫(まだ伸びるわけ……!?)
真姫(後は……この化物相手にどこまでやれるか……)
真姫(信じてるわよ……ソニック………!)
…
-
花陽「ああ………」
凛「希ちゃあん!アレのどこがパワーアップなんだよ!まるで見せ場もないままもう4km地点まで来ちゃってるよぉぉ………。」
希「ん〜、どうも調子が悪そうやねぇ……」
ことり「はい………?」
海未「あの真姫が後続に紛れて仲良く走ってるなんて、信じられない光景ですよ……」
希「そもそも……真姫ちゃんのソニックはカタログスペックでは、確かもっと速かったはずなんよね……」
凛「へ………?」
花陽「……じゃあ本当にトラブルが……?」
海未「そういえば……真姫も微妙に険しい顔をしているような……気がするような……」
凛「これは………」
花陽「大ピンチだよぉ……」
…
-
〈ー4km地点ー〉
ギュルギュルアッギュルギュルアッ……
真姫「はぁ、はぁ………!ついて行くどころか……」
真姫「差を何とか埋めようにもまるで届かない……!」
千歌「ばーかっ!!当たり前なんだよぉ!弱いくせにぃ!」
司会「5km地点まで来ましたがスタートから変わらずナックルブレイカーが引き離し続けているー!ソニックがそれをコーナーで僅かに埋めてはまた引き離されを繰り返す……ここまでくると絶望的過ぎる!」
…
ザッ……
にこ「遅くなったわ……って、もうやってるわね」
梨子「最初は真姫さんみたいですね」
海未「にこ……!それに……!」
ことり「梨子ちゃんっ!」
梨子「お久しぶりです、皆さん」
にこ「で……、今どーなってんの?」
凛「見たまんまだよ。序盤で真姫ちゃんが引き離さないといけないのに逆に差を付けられちゃって……」
花陽「しかもマシンも不調みたいで…。あぁ……」
にこ「はあ……!?何考えてんのよあいつ……!」
…
-
〈ー6km地点ー〉
ギュルギュルアッギュルギュルアッ……
千歌「ここまで………突き放せば!」
海未「ん………?」
ことり「どうしたの?」
海未「いや……そういえば………」
司会「あれ……!?ちょっと待って!いつの間にかソニックが後続グループから抜けてる!」
真姫「多分………この変化の意味には気づいてない……」
真姫「あと……少し……!」
司会「未だ圧倒的な差が開いたままですがこの動きは一体!?」
…
にこ「……!?」
にこ「これ…………まさか…………」
凛「……??」
にこ(もしそうなら……あと1〜2kmってところか……)
…
-
…
〈ー8km地点ー〉
司会「ついに8kmまで来てしまったぁ!先頭は相変わらずナックルが独走中!このまま第一セクションは決着かぁ!?」
真姫「そろそろ……かな……」
千歌「………??」
真姫「………行くわよ………ソニックッ!!」
キュルギュルギュルギュアッ……!!
司会「えっ!?」
凛「ここにきて……」
花陽「急激にソニックが追い上げ始めた…?」
-
…
梨子「先生……これって……!」
にこ「間違いないわ……。真姫のやつ……!」
にこ「やってくれるじゃない!!」
海未「にこ……?」
にこ「ったく、あんた達も鈍いわね……………」
にこ「最初から真姫が全て仕込んでたのよ……」
…
-
…
海未「え…………」
にこ「梨子……説明……。」
ことり「???」
梨子「つまり……、駆け引きですよ……」
梨子「終盤であのオーバーブーストを使われたらアウト」
梨子「なら……」
梨子「序盤からオーバーペースで走らせて終盤でブーストをする余力すら残らない程バッテリーを消耗させてしまえばいい……!」
海未「あっ………!」
にこ「ついでにいうと……相手を気持ち良く走らせてやる為に」
にこ「真姫は序盤だけペースを抑えから徐々にペースを戻してきてるってわけ」
凛「真姫ちゃんが!?」
花陽「そんな事を狙ってたのぉ……!?」
にこ「そして……耐えに耐えた分……
にこ「ここからは真姫の反撃ってわけよ」
…
-
〈ー9km地点ー〉
ギュギャギャギャキャーッ……
司会「ソニックがっ……!えっと……、これ!コーナーに進入してからの立ち上がり方がおかしい!!」
千歌「なに……?!なにが起きてるのっ!?」
司会「進入速度が明らかなオーバースピードなのに………平然とコーナーへと入り、当たり前のように抜けてきている………」
花陽「ぇええ……!?」
梨子「これって……!?」
海未「の、希……これは………?」
希「う〜ん…………」
希「やっと………100%に乗った………って事なんかな………?」
…
-
…
真姫「見えてきたわね………!」
千歌「っ……!さっきまで!あんな遠くにいたくせにぃぃ!!」
真姫「分かりやすい相手で助かったわ……」
千歌「それ…………わたし…………??」
真姫「あんたみたいな奴は……いい気にさせとけばスグに調子に乗って後先考えず飛ばしてくれるからね……」
千歌「ほぇ……?な、何……それ………」
真姫「でも流石に………」
真姫「最初に20%も封印したままついていくのは苦労したわよ……!」
千歌「な………っ!!」
司会「ここにきてなんというどんでん返し!ソニックは全力を出していなかったぁー!!」
-
…
ことり「真姫ちゃんっ!!」
凛「凄すぎるよっ!!」
真姫「といっても……あと残りは1kmか…………」
真姫「でも………!」
真姫「頼みのブーストも使えないあんたなんて」
真姫「ノロマな亀どころか………」
真姫「アリみたいなもんなのよっ!!!」
ギュギャギャギャギュルギュルアッ……!!
司会「ソニックがついに本領発揮だぁー!!」
-
…
千歌「あぁぁ………、え……ぇ……っ」
真姫「ソニック……!!」
ギュルギュルアッギュルギュルアッガガ…!
司会「これはナックルブレイカーの比ではないくらいのコーナーリングだぁ!!」
ことり「あれ……普通のマシンなら確実にコースから弾き出されるスピードだよ……」
海未「一体どんなボディバランスをしているんですかあのマシンは……!?」
希「それはね……あの真っ赤なカラーリングが答えなのかもね」
凛「えっと………急に何の話………?」
…
-
…
千歌「まずいよおぉ………ああ………」
千歌「………そうだよ………、まだこっちがリードしてるんだ……」
千歌「っ………!」
千歌「頑張れ………ナックルッ………!」
…
司会「ナックルもまた全力で駆け抜けるーー!でもその遥か後ろに居たはずのソニックがもう隣に並ぶ程まで寄せてきている!!」
司会「そして第一セクションラスト!ストレート区間に突入だっ!!」
…
希「あの赤は………真姫ちゃんの決意の証ってとこかな!」
海未「どういう事ですか……?」
希「真姫ちゃんがね……せめてカラーリングくらいはアソビが欲しいから真っ赤にしてくれって……」
海未「え………」
希「……コンセプトが尖り過ぎててね……」
希「派手な走りは捨て、不必要なギミックは排除し、ただただコーナリング性能とトータルバランスのみを突き詰め、全てを削ぎ落とした……」
希「あれはもう……西木野真姫にしかまともに扱えない、理解出来ない……」
希「そういう次元で構成されたセッティング……言わば……」
希「究極の……プロフェッショナルモデル……!」
希「それが……!」
…
-
千歌「うぅぅ………」
真姫「皮肉なものね……自分の得意なストレート区間で負ける事になるなんて……」
真姫「まぁストレートもコーナーも私の敵じゃなかったけど……」
千歌「ナックルッ……頑張ってよぉぉ……ナックルぅぅ……」
真姫「でも……そろそろ遊びは終わり……」
真姫「………ここで…………きめさせてもらうわ……!!」
希「それが………!真姫ちゃんの新しい力……!」
真姫「………突き抜けろっ……!! 」
真姫「………ヴリッツァー ソニックッ………!!! 」
ギュルギュルアッズシャ──────ッ!
…
-
…
ことり「逆転したぁ!!」
花陽「真姫ちゃあん!!」
海未「………ヴリッツァー………ソニック………」
梨子「単純な速さのみではなく……対人戦であるレースに勝つ事を主眼においた戦略機」
にこ「まぁ、あいつらしいマシンってわけね……」
…
真姫「ふぅ………」
司会「西木野選手ー!ここで第二走者にバトンタッチです!!」
絵里「真姫ぃぃ!!」
真姫「悪いわね……!今回は見せ場を潰しちゃって!」
絵里「何言ってんのよ……!」
絵里「こっから更にぶっちぎって!今度こそKKEの伝説のーー」
真姫「いいから、いってらっしゃい……!」
パンッ……!
絵里「最後まで言わせなさいよ、もう……」
絵里「……………じゃあ、後半戦 一番乗り……!」
絵里「ぶっちぎるわよ………!マグナムッ!! 」
…
-
一旦ここで
-
おつ
さすまき
-
ライトニングやブリッツァーに使われてるVSシャーシって今だ現役どころか最強のシャーシなんだよな
俺は合わなくて使いこなせなかったけど
-
げきあつ
-
おっ、規制解けてんじゃーん
-
流石のマキチャン頭脳プレー
えりちのマシンとヨウチャンのマシンの本気も楽しみ
-
ブレイジングマックスからVSシャーシなんだよな
コーナリング強そうだなあと当時から思ってた
-
チーム名が「音ノ木ソルジャーキッズ」なのを唐突に思い出してなんかニヤニヤしてしまう
-
高校生VS小学生いいよね…
-
曜ちゃんに踏まれ隊
ttp://i.imgur.com/PKBYkG6.jpg
-
嘘みたいだろ
>>9
スクールアイドルなんだぜ
-
>>662
相変わらずの高クオリティ
-
アイドルの意味が違うんだゾ
-
>>662
いい感じに生意気そうでかわいい
-
胸にMAX(なおサイズは
-
>>662ここだけじゃ勿体ないから2ちゃんで野生のこした先生イラスト展を開いてほしいw
-
>>667
これからMAXになるんだよ!
-
燃え上がるようにMAXになるんですね!分かります。
-
もうメンバーが闇の世界のドン黒澤財閥しか残ってないやんけ!
-
ラスボスまさかの高坂姉妹とかコロコロなら平気であるんよ!
-
今から書くんで多分月曜までには更新します
-
楽しみにしてる〜
ホント臨場感があって思わず目頭が熱くなるんで放熱フィンをつけなきゃ…
-
>>282
亀だが凛ちゃんの本当にスターライトブレイカー打ちそうな色でクソワロタ
-
インフレ激しいすね
-
コロコロだからな
-
絵里「見てなさいよぉ〜!」
ギュギャギャギャギャァッ……
海未「後半は絵里が先頭からスタートですか」
ことり「頼もしいねっ」
梨子「後半はロングストレートの後に途中から色々なコーナーが混じってくる感じですね」
にこ「まぁ、絵里なら大丈夫そうね」
…
-
…
曜「千歌ちゃーん!!」
千歌「うぅぅ……よーちゃぁん………」
司会「少し遅れて高海選手もバトンタッチだ!さっきまでの天使の笑顔から一転、めっちゃ凹んでる……!」
千歌「あんな奴に負けるなんてぇ………」
曜「大丈夫だよ、今度こそ私がやっつけてくるよ」
千歌「うん……。やっぱりよーちゃんはカッコイイね!」
千歌「でも…………」
千歌「アレは止めてね………。絶対だよ………?」
パンッ……!
曜「分かってるって!じゃあ……いってくるね」
-
…
曜「全速前進……!マックスブレイカーッ!」
ギュギャギャギャギャァッ……!!
司会「そしてここでマックスブレイカーもスタートだー!!」
…
絵里「何がミニ四狩りよ……!所詮は私達の敵じゃないわね!」
曜「私は千歌ちゃんみたいに油断はしないよ……」
絵里「何よ、面白くないわね……」
曜「といっても中盤まではストレート区間……」
曜「すぐに追い付いてみせるよ」
絵里「ふふ!無駄なあがきを!」
…
-
…
海未「絵里……一々余計な事を……」
ことり「でも……絵里ちゃんのマシンも新しくなったから……大丈夫だよきっと」
希「……」
にこ「えっ……」
希「うちもあのマシンはコンセプトがよく分からなくてね……」
花陽「えぇ……」
…
司会「絢瀬選手のマグナムが突っ走るー!!そしてその背中を追いかけるのはーーっ!?」
曜「マックスブレイカー!そろそろいくよ!」
ギュギャギャギャギャァッ……ドゥフッ────ッ
司会「マックスブレイカーだー!!ストレート区間にも関わらずその加速で凄いスチール音が鳴り響くー!!」
絵里「来たわね……!」
…
-
スチール音→スキール音
-
…
海未「あのマックスブレイカーというマシン……」
梨子「ええ、よっちゃんのビークスパイダーもあれにやられました……」
希「あれはね………」
…
曜「まだいける……!」
ギュギャギャギャギャァッ…ドゥフッ───ッ……
司会「さっきからまるで……見えない何かによって無理矢理 前へと引っ張られているような……不思議な加速を見せるマックスブレイカー!!あれは一体ーー!?」
…
希「マックスストーム現象……」
にこ「は……?何それ……?」
希「ラボでのテスト走行時に発見してそう名付けてたんやけどね……」
希「あのマシンは真空の中を走ってるんよ……」
海未「真空ですか!?」
希「そう、だからまるで風がその真空を埋める様にマシンを前へと引き上げ、そして押し出すような独自の空間を作り出してるんよ……」
梨子「なるほど……」
…
-
…
曜「そしてぇ……!」
司会「マックスブレイカーがマグナムの背中を捉えたー!!」
曜「そのまま吹き飛べえっ!!」
ギュギャギャギャギャァッ……ドゥフッ─────ッ……
絵里「なっ………!?」
司会「ああーーっ!!これは!!マグナムが一気に壁際へと吹き飛ばされたぞー!!しかしマシン同士は接触もしていないのに!何なんだこれはーー!?」
…
海未「絵里っ!!」
にこ「接触もしてないのにマシンが吹っ飛ばされるなんて……一体どんな気流なのよ!」
梨子「かまいたち……」
凛「何それ……?」
梨子「マックスブレイカーが走る真空状態の道には風が引き込まれるように発生する……」
希「しかもその風は鋭利な刃物の様に形を変え、触れたマシンを容赦なく切り刻むってわけやね……」
希「まぁ、エリチのマシンは特別に強度を上げまくってたから車体がふらついただけで済んでたみたいやけど……」
海未「これで……」
…
曜「逆転だね……!」
絵里「っ……!!こんなの反則よっ!」
-
…
司会「ここにきてマックスブレイカーが逆転だー!!しかもここからはストレートが徐々に減りコーナー区間に突入するぞ!」
凛「絵里ちゃん……!」
海未「ストレートマシンがストレート区間でまくられて……」
ことり「残すはコーナー………」
花陽「うう……マズいよぉぉ……」
…
ギュギャギャギャギャァッ……!
曜「さぁ、こっからどんな走りを魅せてくれるのかな!」
曜「それとも……」
曜「まさか………このまま終わりなんてこと」
曜「ないよねぇぇ……♡」
絵里「ちっ………!」
-
一旦ここで
-
いつも良いとこで切りよる
-
…
絵里「ふふ………」
絵里「なんてね……♪」
曜「え………」
絵里「私もバカじゃないわ……、ストレートで詰めてこられるのは想定済みよ」
曜「……!?」
…
海未「絵里にしては珍しく賢い風な発言でしたね」
ことり「でも、もうコーナーだよ!?」
にこ「実際どーすんのよ……」
海未「それは……!」
海未「…………さあ……………」
…
-
ギュギャギャギャギャァッ…
司会「マックスブレイカーがコーナー区間へと突入だー!そして1歩遅れてマグナムがそこに続く!!」
曜(でも……迂闊に追い抜きはできないよね)
…
海未「マックスブレイカーは先程のストーム現象がかなり低下している様子ですね…」
希「まぁ、あれは十分なストレートがある時に起こるものだからね……」
梨子「ですが……」
にこ「目の前でマシンが吹っ飛ばされるのを見た絵里は早々、追い抜くこともできない……」
にこ「あの渡辺曜って奴……中々やるわね…」
凛「これ…………」
花陽「そうだよ……」
海未(どうするんですか…………絵里…………!)
…
-
…
絵里「前は塞がれてるってわけね……」
絵里(なら……この先にある、ちょっと長いストレート………)
絵里(そこで…………仕掛ける…………!)
曜「何を狙ってるのか知らないけど……」
曜「ぜ〜んぶ無駄だよ……」
司会「マックスブレイカーは先程よりスピードを落としているみたいですが、マグナムも攻めきれない様子だ!!これは……私達には見えない戦いが、駆け引きが起きているとでもいうのかー!?」
…
海未「………そもそも」
希「んー?」
海未「絵里のマグナムはコンセプトが分からないって……」
凛「そーだよ!希ちゃん……何なんだよそれぇ……」
希「ああ……、えっとね……」
希「あのマシンをデザインする時にまず最初に言われたのがねーー」
…
-
…
司会「さぁ中盤のコーナーに突入してから膠着が続いたままゴールまであと2kmを切ったぞー!!そしてこのコーナー区間唯一と言ってもいいストレートに2台共入っていったぁ!」
絵里「助走は十分ね……」
絵里「マグナムッ!!」
ギュギャギャギャギャァッ……ガゴッ……!
司会「ここでマグナムが壁走りだっ!!しかし……!!」
曜(いくら壁を走ろうが……私が壁によせれば何もできないよね……!)
司会「後方のマグナムの挙動に合わせてマックスブレイカーも壁際に車体を寄せ始めたぞー!!」
曜「はい……!これで良しと……!」
…
絵里「ねぇ………」
曜「ん………??」
絵里「ひょっとして………」
絵里「それで道を塞いだつもりかしら……?」
曜「っ……!?」
…
-
…
希「エリチから言われたオーダーはね……」
希「………マグナムに__翼が欲しいって_」
にこ「は……?」
希「………根本的に逆っていうんかな………。ダウンフォースとかそういうのじゃなくってね……」
…
絵里「ここよ__!!」
絵里「…………翔けあがれ…………!」
絵里「マグナムッ………!!」
ギュギャギャギャギャァッ……ギュア──────ッ!
司会「なぁーーんと!?ここでマグナムがコースアウトだっ!!」
曜「あはは!何それ……!」
ギュギャギャギャギャァッ…ズヒャアアアーーッ!
絵里「………よし………」
絵里「乗った………!」
曜「へっ……」
司会「こ、こ、これ………!!コースアウトじゃない!!確かにコースを外れているがマグナムは確かに走っている……!!」
司会「マックスの遥か上をーー!!空をーーッ!!」
絵里「あら……?やっぱり………」
絵里「この道は塞げないみたいね……!残念……!」
曜「はあああ!?」
…
-
…
海未「何ですかアレ……!!」
希「風を抑えるどころか風に乗る、気流すらも利用する……全く別の発想から生まれたマシン…」
希「ね……、ちょっと理解できないやろ……」
ことり「ダウンヒルでもキッカーでもない普通のコースを……」
梨子「助走をつけて……まるで戦闘機の様にゴールへと一直線に……!!」
にこ「しかも……!その間にあるうねりくねったコーナーは全部無視……!!」
花陽「これは流石にぃ……!」
…
曜「反則だよっ!!」
絵里「あら?あなたがそれを言っちゃう?」
司会「完全に……!!もうこれは言い切っていいでしょう!!」
司会「圧倒的過ぎて……!!絶対に!!逆転不能な大差をつけてマグナムが前へ出たーーっ!!」
絵里「これが…………私の翼………!」
絵里「……ライトニングマグナムよ……!!」
-
…
ズシャアア──────ッ!ズギャギャギャギュアッ…!
司会「そしてそのままゴールの手前で着陸だー!!これ……500mは差があるんじゃないのー!?」
絵里「さぁ、勝利のウイニングランよ♪♪」
…
海未「完全に調子に乗ってますね…」
にこ「まぁ、あんだけ大差つければもう何がおきようとーー」
…
-
…
曜「…………マックス…………」
…
…
曜「いいよ………使って…………。」
…
千歌「よう………ちゃん………?」
……………ドクン………………ッ
曜「くっ……!!」
…
司会「渡辺選手が苦痛の表情を浮かべています!!いや、あのリードを付けられたらこうなってしまうのもーー」
千歌「……………違う……………」
千歌「これ…………!!!よーちゃんっ!!」
…
-
…
曜「ち………か…………ちゃ………」
曜「……………ごめ………っ………」
………………ドクン……………ッ!!
スギュアギュアギュアガガガッ……!!
絵里「え……?」
曜「ま………っ……くす…………」
曜「……………い………く…………よ…………」
ギュギャギャギャギャァッ……ズギャギャギャギュガガガ!
司会「ちょっと待って!?マックスブレイカーが先程から挙動がおかしいぞ!?」
-
…
海未「あれ……!な……!?」
凛「あのナックルブレイカーの比じゃない加速に入った!?」
にこ「は………?!」
梨子「何が起こってるの!?」
…
ギュギャギャギャギャァッ……
絵里「ちょっ!ええっ!?」
曜「ぐっ……!!」
司会「渡辺いが苦痛に顔を歪めてからというもの、対照的にマックスブレイカーは鬼神の如き猛攻を見せ始めたーーっ!!」
千歌「よーちゃんっ!!何やってるのぉ……!!」
千歌「よーーちゃああんっ!!!」
司会「高海選手が必死に呼びかける!!まるでマシンに魂を吸われているとでもいうのかー!?」
曜「あ"……と………すこ………し………」
絵里「いやいやいや……!どーなってるのよ!このリードを埋めてくるなんて!?」
司会「マグナムがゴールまでついに100mを切ったぞ!しかーし!」
司会「もうスグ後ろにはマックスブレイカーが付けている!!最後の最後に大波乱となったー!」
-
海未「絵里ぃぃっ!!」
希「エリチっ!!」
絵里「はぁ、はぁ………!これ………」
絵里(マズいってば…………!!!)
…
ギュギャギャギャギャァッ……!
曜「はぁ、はぁ、はぁ………」
…………ドクン…………
曜「……ま………く………」
曜「………がっ………はっ………」
………ドサッ…………………。
……………。
…
-
司会「え…………」
司会「渡辺選手が…………」
海未「倒れた……」
希「曜ちゃん……!!」
ことり「あ……あぁ……」
…
千歌「……………え………えぇ…………」
千歌「………よ…………ちゃ…………………」ガクガク
…………い…………いぃ………
___い や ぁ あ ーーーーッ !!!
…
-
一旦ここで、寝ます
-
はよ起きて
-
曜ちゃん…
-
とうとうマシンが人体に影響を及ぼし始めた…
-
マグナムの翼のくだりがかっこよすぎて泣いてる
-
>>703
コロコロ時空じゃ日常茶飯事
-
バカにしないで
ミニ四駆は遊びじゃない
-
カマイタチが発生するぐらいならアッパーウイングで空だろうが飛べる
-
バカと天才は紙一重を地でいくエリチカ
-
俺も昔はマシンに脳を侵食されたモンよ
-
高度なAI積んだマシンに操られてたけどアイツらに助けられたっけ..
懐かしいな
-
マシンと一体化したときにコースアウトして腕骨折した事があったわ…
スタビライザーポールを付けてたらあんなことにならなかったのに
-
ヨーヨーとシンクロしたりするもんな
-
コロコロ時空すげーな
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お前らどんな幼少期を送ってたんだよ
-
ベイブレードで対戦相手を必殺技の余波で吹っ飛ばしたら、相手の右腕から機械部分が露出してたなんて日常茶飯事だったわ
-
コロコロしてきた
-
ここだけで人気投票したら絵里一位になれるわこれ
-
主役?の海未ちゃんが1番地味という。弱いとは言ってないよ?
-
ー医務室ー
千歌「よーちゃあんっ!!よーちゃんっ!!」
希「千歌ちゃん落ち着いて……!」
海未「幸い……レースの終盤での事故でしたのでスグ対応できましたが……」
にこ「いやぁ、焦ったわね……」
ことり「でも……」
梨子「はい……、一体何が………」
…
-
…
千歌「使ったんだ……」
海未「使う……とは……?」
千歌「絶対止めてって……言ってたのに……」
梨子「どういう事……?」
「だからね……、
「渡したんだよ……マックスに……。」
-
…
千歌「曜……ちゃん……?」
曜「あはは……ごめんね、千歌ちゃん……」
千歌「よーちゃあんっ!!怖かったよぉぉ……!」ダキッ
曜「ごめんごめん……」
海未「あの……!大丈夫なんですか……?」
曜「うう、頭がクラクラするよぉ……気持ち悪い…_」
希(だけど………)
希(渡すって……何が起きたっていうん……!?)
曜「いきなりはやっぱりキツいなぁ………はは……」
希(まさか……)
-
…
ガチャッ
絵里「ちょっと……!」
真姫「大丈夫なの……!?」
希「ああ、丁度いま意識が戻ったとこなんよ」
にこ「どうやら無事みたいね……」
千歌「もーだめだよ……2度と止めてね……」ぎゅっ
曜「千歌ちゃん……」
曜「心配かけてごめんね、約束するよ……」
千歌「うん……」
海未「まぁ、こんだけ大勢で押しかけるのもアレですし……、私達は戻りましょうか」
ことり「そうだねっ……凛ちゃん達を観客席においてきちゃったし」
希「なら、うちが二人に付き添っておくよ」
海未「頼みます、希」
にこ「てゆーか……」
真姫「ん?」
梨子「絵里さんと真姫さんはそろそろ表彰式に行かないといけないのでは?」
絵里「ああ!!」
-
真姫「エリー!急いで戻るわよ!ついでに海未も!」ガタッ
海未「ついでって何ですか……」
曜「あっ!ちょっと待って……!」
海未「はい……?」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「ぅ……」
曜「勝負は勝負なんだし……まぁ、負けた私がアレなんだけど……」
千歌「……」
千歌「うん………」
スッ……
千歌「……これ………、返す……」
海未「高海千歌……、渡辺曜………」
絵里「海未っ!」
真姫「やっと解決ね!」
海未「ふっ……」
海未「……ありがとうございます」
海未「私もいつか貴方達とは手合わせしてみたいです!」
曜「うん……!今度こそZ-3は返してもらうよ!」
千歌「そーだよ!負けないぞぉ!!」
海未「では……」
タッタッタッ……
-
…………
絵里「はぁ、はぁ………!てゆーか始まってるわよもう!」
真姫「マズい……!!」
ごちん………!
「ピギィィィッ?!」
真姫「あ!ごめんなさい……!ちょっと急いでて……」
「うゅゅ………」
真姫「大丈夫?立てる……?ほら」スッ
「ぅぅ…………ありがとぅ…………」
絵里「何してんのよ!早くぅぅっ!」
海未「真姫っ!」
真姫「分かってる!!お姉ちゃん急いでるから!あの……本当にごめんね!」
タッタッタッ……
「………」
…
-
司会「さぁ!あがって頂きましょー!!今大会優勝ペアの絢瀬絵里選手と西木野真姫選手だぁーーっ!!」
司会「それではインタビューを!!」
絵里「ふふん!まぁ、苦しい戦いだったけど……私とマグナムの敵ではなかったわね……!えーっと……プロレーサーだか何だかしらないけど、震えながら待ってなさい!!」
真姫「ちょっと……!もう私の言う事なくなっちゃったじゃない!」ボソッ
絵里「テキトーに何か言いなさいよっ!」
真姫「ぅ……//」
真姫「皆……応援ありがとー………///」
…
海未「何やってるんですかあの二人は……」
にこ「真姫も何照れてんのよ……まぁ、悪くないわね……」
司会「そしてこのペアには!!主催者にしてプロレーサーの国木田花丸選手への挑戦権が与えられまーす!!頑張ってねー!」
…
-
…
花丸(10)「しかし、まさか優勝が……あの園田海未の仲間なんて……」
花丸「有象無象のゴミの癖に……まるに挑もうなんて」
トテトテ…
「花丸ちゃ……♡」
花丸「む……?」
花丸「来てたなら……言ってくれたらよかったのに」
花丸「『 No.3 』……いや………」
花丸「………黒澤……ルビィ………。」
-
ルビィ(10)「あはっ♡こんにちわぁ……。」
花丸「それにしても……つまらないレースだったね」
花丸「あんなゴミの相手なんて……めんどくさいずら……」
…
ルビィ「そうかなぁ……」
ルビィ「でも……ルビィね……」
ルビィ「新しいオモチャ……見つけちゃったぁ……」
…
-
…
花丸「は、はは……」ゾクッ……
花丸(また悪い癖がでちゃったな……ルビィちゃん)
ルビィ「うゅゅゅゅぅ……♡」
…
ルビィ「声がね……聴こえるんだょ………」
花丸「へ……??」
…
…
ルビィ「……ルビィの……ソニックちゃんがね……」
早くあのコと……
遊びたいって………♡♡♡
…
-
一旦ここで
-
そろそろなに言ってるのか分らなくなってきた
-
ルビィはネロみたいな路線か
-
りゅびぃちゃ…
-
ルビィもソニックなのか
ならまるは…
-
バスターなのかロデオなのかブラストなのかわくわくするずらぁ。
-
ダイヤ様には是非ダンガンを使っていただきたい
-
バイソンロデオだとMSシャーシで根本的に違うから対比で面白いかも
-
あはっ♡
10歳にしてルビッチ
-
ルビッチが徐々に拡散していってて笑う
-
ルビィ「ああ……!そうだぁ……♡」
花丸「どうしたの?」
ルビィ「どうせならやるなら面白い方がいいよね……」
ルビィ「ルビィね……」
イイこと思いついちゃった……
………………。
-
…
ー数日後ー
海未「そういえば……」
絵里「え、何……?」
海未「例のプロレーサーの件は、どうなったのですか?」
絵里「ああ、何かあっちから招待状が来るとか何とかって話だったかしら……」
絵里「まぁそろそろ来てもおかしくはない筈なんだけど……」
ガラガラ……
真姫「あら、二人共」
海未「真姫、今日は凛達と一緒じゃなかったのですか?」
真姫「それが二人共今日は学校を休んでて……」
絵里「二人一緒なんて珍しいわね」
真姫「……」
海未「どうかしたのですか?まさか二人と喧嘩にでも……?」
真姫「ううん、それがね……」
真姫「朝からいくら電話をしても繋がらないの……!」
海未「はい……?」
…
-
絵里「まさか……二人共スマホを無くしちゃったのかしら……」
ガラガラ……!
にこ「あんた達……凛と花陽知らない?」
真姫「それが……朝から私も連絡がつかなくて……」
にこ「困ったわね……今日は話があったのに」
絵里「ん……?」
絵里「にこ、その手に持ってるの……何それ?」
にこ「ああこれ?うちの部宛てに届いてたみたいだから持ってきたんだけど」
真姫「ひょっとして!」
海未「招待状じゃ?まぁそれにしてはだいぶ大きいですが……」
絵里「間違いないわ!なら早速開けてみましょ!」
ベリベリッ………ポロッ……
真姫「………!!」
-
…
海未「スマホ……?」
真姫「あ………あぁ………」
にこ「真姫……?」
真姫「これ………」
真姫「凛のスマホ………」
海未「………!」
にこ「何よそれ………」
ぷるるる〜
絵里「TV電話がかかってきたわよ……出てみるわね」ピッ
…
花陽「んんっ……いや………いやぁ!!」
凛「絵里ちゃん……!皆っ……!」
真姫「凛……!!」
にこ「花陽……!!」
「クックック……。」
にこ「この声……!?」
「お久しぶりずら、矢澤先輩……」
絵里「え?にこの知り合い……?」
にこ「これは………どういう事なのか説明してもらうわよ」
にこ「国木田花丸ッ!!」
-
真姫「こいつが例の……!」
絵里「ちょっと!何で凛と花陽が居るの!?」
花丸「まぁそうカリカリしないでよ……、あんまり煩いと……」
花丸「こいつらがどうなっても知らないずら?」
…
凛「く、来るなぁぁ!!」バタバタ
花陽「やめてぇぇえ!!いやぁあ!!」
…
海未「……!!」
海未「これ……凛達を吊るしてある下が水槽に……!」
真姫「はぁあ!?」
花丸「ほらほら、早く助けに来ないと……!」
花丸「食べられちゃっても知らないずら……!」
絵里「さ………!!」
絵里「サメよーーッっ!!水槽の中に……!!」
真姫「何て真似を……!?」
海未「こんな事をして、あなたの方こそただでは済みませんよ!!今スグ警察に……!!」
-
…
花丸「警察ぅ……?そんなもの無駄だよ……!」
絵里「警察を舐めるんじゃないわよ!今スグ逮捕してもらうわ!」
にこ「絵里……。」
絵里「何?例え にこの知り合いでも容赦しないわよ!」
にこ「違う………。」
にこ「警察を呼んでも無駄よ……。」
真姫「え……」
にこ「こいつらは警察を呼ぼうが事件なんてスグに握りつぶしてしまうわ……」
海未「何ですか……それ……」ゾワッ……
花丸「矢澤先輩は物分りが良くて助かるずら〜」
にこ「で………」
にこ「あんたの目的は何よ………?」
-
…
花丸「目的……?」
花丸「やだなぁ……!もちろんレースに決まってるよ!」
真姫「こいつ……!ふざけてるの……!」
花丸「そこに書いてある地点で待ってるずら」
花丸「但し……!1人で来る事……!」
花丸「もし下手な真似をしたらどうなるか……!」
…
凛「皆……き、きちゃだめだぁー!!」
花陽「助けてぇえ!」
…
花丸「じゃ、また後でね……」
プーッ…プーッ…プーッ…。
-
一旦ここで
-
おつ
清々しい程のゲス
-
小学生こわい
-
畜生丸で笑うw
-
なぜか鮫のいるプール
-
昔の007で見た展開
-
…………
……
真姫「……」ググッ
絵里「……」ググッ
にこ「はぁ……海未の件が解決したかと思えば……」
海未「とんでもない事になってしまいましたね……」
にこ「で……、どうする……?」
真姫「その前に……」
絵里「にこ……。これはどういう事か、説明してもらうわよ……。」
にこ「……はいはい……。」
-
…
にこ「まぁ、私が前にいた組織の連中よ……」
にこ「で、あいつらはレースの実力もさることながら、とんでもない権力を持っててね……」
にこ「おそらく、あんた達が目を付けられってとこね……。」
絵里「は……!?」
真姫「それだけ!?」
にこ「何よ、かなりわかりやすくまとめたつもりだけど、私の昔話をするのはまた今度にして」
海未「いきなり組織とか権力とか……話が飛躍しすぎて……ええぇ……」
にこ「まぁ1つだけ分かって欲しいのは」
にこ「今の私はあんた達の仲間、だから……!!」
にこ「凛と花陽を助けたい気持ちは同じよ!」
-
…
絵里「にこ!」
真姫「にこちゃんっ!!」
…
にこ「それで……とりあえず、誰がいく……?」
絵里「そんなの私に決まってるじゃない!」
真姫「私がいくわ!捕まってる友達がいるのにここで待ってるなんて!できるわけないじゃない!」
にこ「はぁ……、こうなるから誰がいくか話し合おうとしてんのに……」
海未「にこ………、それに絵里、真姫………」
海未「ここは私に任せて貰えませんか……?」
絵里「待ってよ!」
真姫「私だって!」
海未「貴方達の気持ちは十分に、いや……私だって同じ気持ちです……。」
海未「ですが……、そんなに焦っていては、正にあの花丸の思うツボ……!」
にこ「海未の言う通りね……。あんた達も少しは冷静になりなさい」
絵里「まぁ………」
真姫「ごめんなさい……つい……」
-
…
海未「それに、私を誰だと思っているのです……」
絵里「え……」
真姫「海未……?」
海未「私は……、音ノ木ソルジャーキッズのリーダーにして世界最速のレーサー……」
海未「園田海未ですよ……!」
…
…
絵里「なんか……私っぽいわね……」
にこ「冗談が言える余裕があるなら大丈夫ね」
真姫「わかったわ………海未………」
真姫「凛と花陽を、頼んだわよ……!」
海未「無論です。では、行ってきますね…」スッ
海未(凛……花陽……すぐに助けてあげますからね)
海未(だから、もう少しだけ辛抱して下さい!)
…
-
ー国木田邸、特設コースー
海未「ここですか……」
花丸「ククッ……やはりお前が来ると思っていたずら!」
花丸「園田………海未…………!」
海未「国木田………花丸………!」
海未「凛と花陽は何処にいるのです……?」
花丸「ふふん!まずは……コレをみるずら!」
海未(モニター?)
…
凛「海未ちゃん!」
花陽「うう……助けて………帰りたいよ……」
…
海未「くっ……!」
花丸「こいつらを繋いでるロープには仕掛けがしてあってね……」
花丸「このコースのゴールに設置してある解除スイッチをお前のマシンが踏むと、あの二人は助かるようになってるずら」
海未「……という事は……」
花丸「まるが先にスイッチを踏んだら……後はどうなるか……わかるよね?」
-
…
海未「なるほど……」
花丸「そう……これは正真正銘……」
花丸「人の命を賭けた……」
花丸「……デスフラッグバトル……」
海未(なんて卑劣な……!)グッ
海未(こんな狂った連中がこの世界にいたなんて……)
海未(ですが……、何としても勝たなければなりませんね)
花丸「用意はいいずら?」
海未「ええ、いつでも……。」
花丸「じゃあ……始めよ……」
…
-
…
レディ…………!!
海未「ズィースリィーーッ!!」カチッ
…
…
花丸「おまえも毒牙の餌食となるズラァァ……!」
花丸「いくよ……」
花丸「……スピンヴァイパーッ……!!」カチッ
ゴーーーッ!!
うみまる「いっけえぇえ!!」
-
一旦ここで
-
まさかのスピンバイパーで興奮するずらぁ!
-
やはり金持ちのマシンでげ…ずらあ!
-
ルビッチに虐められ隊
自分でやってて意味がわからなくなってきた
ttp://i.imgur.com/IUsrT8w.jpg
-
スピンバイパーってあの動かないやつだっけか
-
>>762
踏んでください
こういうのも良いが、おもいっきしピンクノフリフリで目がイっちゃってるのも見たい
-
人質取られるとか流石コロコロ時空のお約束をおさえたこの展開
-
ラブライブ連載時にミニ四レーサーだったやつおる?
-
海未ちゃん誕生日に見せ場を持ってくる優秀さ
怒りの覚醒海未ちゃん山頂アタックこい
-
>>762
よく見たらNo.のナンバー入ってる
-
(なんでミニ四駆でこんなことになってんだ?)
-
ゲス丸過ぎてワロタw
-
見ててすごくワクワクするんだけど子供の頃コロコロ読んだこと無いのがすごく悔しい
-
ボンボン派だったけど楽しんで読んでる
-
>>762
TシャツのBwww
そういや奴もくろさわだったか
-
>>771
レツゴの単行本買おうぜ
アニメの配信もどっかでやってたっけ?
-
>>762
お、ブラックセイバーか?
-
>>762
>>773
言われて思い出したわwwwwくろさわwwwwwww
懐かしいなぁ…あの頃は良かった
-
いまが最高ですよ
こうして思い出話に花が咲くのですから(海未ちゃんボイス)
-
>>774
つい数ヵ月前までキッズステーションでやってた
単行本はMAXまで揃ってるずらぁ
-
>>762
髪の長さに愛を感じる
-
ギュルギュルギュアアッ……
海未(始まりましたね……)
海未(まずは普通の低速コーナーの連続するセクション……)
海未(こういう通常の範囲なら十分に戦える筈です……!)
ギュカガガッ……!ギュワッ……
海未「えっ………?!」
…
真姫「所で、その花丸ってのはどんなマシンを使ってるわけ……?」
にこ「あいつのマシン、スピンヴァイパーは……」
にこ「恐ろしい程にキレがあってね、あんたのソニック以上に低速コーナーに特化してるわ」
絵里「そんなに……?!」
にこ「ええ、だから……いくら海未と言えどその低速コーナーセクションでは……」
…
花丸「どうしたずらぁ?!」
花丸「手も足もでないって顔してるね!」
海未(どうやらスピンコブラの発展型の様ですね、それにしても何てコーナーリングなんですか……!)
-
…
海未(ここはとにかく食らいつくしかありませんね……!)
海未(耐えるんです……!ここを抜ければ……!)
花丸「ふふっ……」
…
真姫「でも……!ずっと低速コーナーばっかりってわけじゃないだろうし……」
絵里「そうよ!それならそれでやりようもあるはず!」
にこ「あいつの事だから、その次はオフロードとかかしらね……」
真姫「え……?コーナーリングマシンにオフロードとか最悪の相性じゃない!」
絵里「バカで助かったー!」
にこ「そんなに甘いわけないでしょ……」
絵里「そうよね……」
…
-
…
ギュルギュルギュアアッ……
海未(やっと抜けました!そして次は!)
海未(オフロード……!精密な走りを要求されるコーナーリングマシンにはあまり向いていない筈ですが……)
花丸「………これは走り難いなぁ………」
花丸「なら……っ!!」
…
にこ「あいつのマシンは莫大な資金を注ぎ込んで作られたものでね……」
にこ「独自のギミックが詰め込んであるのよ」
真姫「ギミック……?」
…
花丸「スピンヴァイパーッ!!」
ギュワ……!ギュワワワッ……!
海未「えっ……、車高が上がった……」
ギュルギュルギュアアッ…
花丸「ふう……これで走りやすくなったずら!」
海未(サスペンションを調整した……?)
海未(いや……!違う……)
これは…………!!!
…
-
…
絵里「可変ホイールッ!!?何なのよそれ!」
にこ「そのまんま……。状況によってベストなセッティングへと可変するホイールよ。」
絵里「どんな技術なのよ!それじゃ……」
にこ「苦手どころか……最適化されてむしろ海未よりも有利かもね」
真姫「はぁあ!?なら弱点なんてないじゃない!」
にこ「そうよ……。通常のマシンと違い、どのコースにおいても特化した性能を発揮する」
にこ「あいつが、WGPの世界で勝つ為に試行錯誤して辿り着いた答え……」
にこ「それが、あのマシンってわけ」
真姫「っ……」
絵里「海未……!」
ガチャッ……
希「遅くなってごめん!どうなってるん今!?」
にこ「希……?こんな時にどこいってたのよ!」
真姫「海未が助けにいったわ……」
絵里「でも、多分苦戦してるんじゃないかって……」
希「……」
にこ「希……??
…
希「海未ちゃんにね……」
希「海未ちゃん達が帰って来たらね………」
希「うちは、謝らなければいけない事があるんよ……」
…
-
謎を呼ぶ女、東條希
-
…
ギュルギュルギュアアッ……ゴッ…ギュルギュルギュアアッ
海未(こんな悪路……!まともに走れませんよ……!)
花丸「ほら、早くしないとあいつらがどうなってもいいずらぁ!?」
海未(くぅっ!!やりたい放題ですね……)
海未(どこかに突破口は……!諦めるわけにはいかないんです!)
…
真姫「謝るって……」
にこ「どういうことよ……?」
…
希「今日ね……」
希「改めて曜ちゃんの体を検査して1つ分かった事があるんよ……」
絵里「それって……ひょっとしてこの前の事と関係あるわけ!?」
希「……」
真姫「希……、話して……」
希「うちは……」
希「取り返しのつかない事を……」
…
-
…
ギュルギュルギュアアッ……
花丸「はいっ!オフロードもまるの勝ちぃ!!」
海未(いよいよマズいですね……もう中盤くらいまで来てしまいましたが、リードが開く一方……)
海未「次のセクションは……!?」
花丸「ここなら良い勝負ができそうだね……」
海未「ストレート!?」
海未(来ました!確かにここなら純粋なマシンパワーで……!)
ビュォォ……ビュォォ……
海未「え……」
海未(これ………谷の上を………?)
花丸「そうだよ、ストレートはストレートでも1本の吊り橋の上っていうね……!」
-
…
ビュォォ……
海未「うわっ……!」ヨロッ…
海未(凄い風です……!!こんな中ではマシンのコントロールなんて!)
海未(しかしそれは相手も同じはず……!なら!)
花丸「アハハハ!ちょっとは逆転の期待とかしちゃったかな?」
花丸「でも残念……!」
ギュルギュルギュアアッ…!ヴィッ……ヴィーッ……
海未(全く影響を受けていない?)
ヴィーッ……ヴッ……
海未(ですが、僅かに聞こえる……!機械制御のモーター音……これは)
海未「……!」
海未「もう……間違いありません……
海未「あのマシン……、そんなものまで……」
…
…
花丸「自律型可変ボディ…………。」
花丸(ボディどころか、シャーシまでが一体成型ではなく細かく分割されて最適なフォルムになる様微妙に変化し続けてるずら……!)
-
…
花丸「そう………このマシンは………!」
海未「毒蛇の様に変幻自在……というわけですか……」
海未(なんて技術ですか……、これが世界の壁……)
海未(仕掛けるどころか……突破する糸口すら見つかりません……!)
海未(全てにおいてZ-3よりも最適化されるなんて………)
海未(こんな奴を……どうやって………)
…
-
毒蛇が変幻自在についてくわしく
-
これだから金持ちは
-
体がしなるということでは
-
マシン的にはなまるよりマリっぽいな
-
国木原花鞠
-
Aqoursこわい
-
世の中金なのよオゥねぇ…
-
こんなの勝てるわけないよ!
-
ミニ四駆ってなんだっけ?
-
スピンコブラの直角カーブに憧れてバネローラー付けようと友達と魔改造したなぁw
なお、結果は
-
Aqoursが闇に染まりきっとる…
ダイヤさんが最後の砦や…
-
…
希「Z-2とZ-3に搭載されてるGPチップだけはね、うちらが開発したものじゃなかったんよ」
絵里「そうなの?」
希「それで、どうやら特殊な機能がプログラムしてあったみたいで……」
真姫「何……、何なの……?希……!」
希「あのマシンは……海未ちゃんといつの間にか同期してると言ったらいいんかな……」
絵里「……!」
真姫「は……?」
…
-
…
花丸「ストレートもやっぱりまるが最強だったね!」
海未(こいつ……!さっきから煽りがしつこいんですよ……!)
花丸「ああ……それと、言ってなかったけど……」
海未「……?」
花丸「この橋は1人目が通過したらロープが切れちゃう様になってるずら……」
海未「そんな……っ!!」
ギュルギュルギュアアッ……!
花丸「ちょうど今通過したからぁ……」
ブチッ……ブチブチッ……
花丸「ここでお前はおしまいずら……!」
海未「……!!マズい……!早く橋を……!」
ブチッ……。ズシャアアッ……!
海未「うあああ!!」
花丸「ふははは!怨むなら まるではなくノロマなマシンを怨むずらぁ!」
…
-
…
希「一体どんな技術なのかわからないんやけど、あのマシンは持主と認識した者とGPチップの負荷を共有するんよ」
絵里「なるほど……なるほどね……」
真姫「負荷を共有……!?人間が!?」
希「人間の脳には、使われていない部分があるって知ってる?」
絵里「聞いた事あるかも……」
希「恐らくそれを使って、マシンにかかる負荷を一時的に所有者に譲渡する事ができるんよ……」
真姫「何よ……それ……」
にこ「じゃあ、あの曜ってのが言ってた……渡すだの使うだのって言うのは……?」
希「曜ちゃんの渡すって言うのはつまり……」
希「自分自身をパーツとして消耗する変わりに……」
希「マシンのスペックが限界を超えても更にそれ以上を引き出す事のできる禁忌の手……」
にこ「それってまるで……」
希「……悪魔との契約……。」
…
-
…
ギュル……ギュル……………
海未「っ……」
海未(何とか私は橋に掴まり上がってこれましたが……)
海未(Z-3は遥か下……運良く落下は免れましたけど……)
ギュル…………ギュル…………
海未(橋の足場に何とかボディが引っかかっているだけの状態です……、これじゃ助けにもいけません……)
海未「こんな……っ」ググッ
海未「もう……、どうしろと言うのですかッ!!」
ジ、バチバチ……
海未「え………?」
……………。
真姫「希!何てことを!」
希「ごめん……なさい……」
絵里「希だって、知らなかったんだから……まぁ、しょうがないわよ……。」
絵里「でも……何でそんなシステムが……」
にこ「……」
にこ「世の中には、人の命よりも速さを追求する様なおかしな連中もいるって事ね……」
…
-
…
真姫「……」ガタッ
絵里「真姫……?」
希「真姫ちゃん?」
真姫「やっぱり私、行ってくる……」
絵里「ちょっと……!」
タッタッタ……
真姫(ごめん……皆……)
真姫(凛、花陽……海未……!やっぱり私、待ってるなんてできない……!!)
…
-
…
海未(これは………Z-3の声とでも言うのでしょうか……)
海未(不思議な感覚です……、ですが……私に語りかけてくるのが……ハッキリとわかります……)
『勝ちたくないのか?仲間を助けたくないのか?』と…………
海未「勝ちたい決まっていますよ……。勝たなければ凛達は……。だけど……」
『……だったら………』
『……………よこせ…………。』
海未「え…………………」
…
-
…
海未「………」
海未「迷ってる時間なんてありませんでしたね……」
海未「いいでしょう…………それで凛と花陽が助かるのならーー」
海未「こんな私でよければ………!」
いくらでも…………
……………くれてやる………!!
…………
……
…
ギュルギュルギュアアッギュルギュルギュアアッ…!!
…
-
…
「すごおぃ♡90°近い坂を登り始めたよ……!」
「うゅゅゅ……♡こんなのがコースを走り始めたらどうなるのかなぁぁ♡」
「んん〜??スタート地点に誰かいる……??」
「あっ……♡♡」
「もう、1人しか来ちゃダメって言ったのにぃ……」
…
-
…
ギュルギュルギュアアッ…
花丸「はあ、はあ……!もう少しでゴールが見えてくるずら!」
花丸「あいつ、今頃どうなってるずら!ひょっとして死んでたりして!」
ギュギュアア───ッ!
花丸「ん……?」
海未「まだそんなとこを走っていたのですか……」
花丸「園田……海未っ!?」
海未「こうやってみたら………意外と遅いんですね
そのマシン……」
花丸(1km近いリードがあったはずなのに……!!)
花丸「おまえ……!?何でもうそこにいる……!?」
…
-
…
ザッ……
真姫「ここね……、この先に海未が……」
真姫「そして多分、ゴールには凛達が……」
真姫「急がなくっちゃ……」
…
-
…
ボタ……ボタ………
海未「早く終わらせて帰りたいです……」
海未「凄く……具合が……悪くって……」
花丸「おまえ……血が………?」
海未「………ズィー………スリー…………」
ギュルギュルギュアアッ…
花丸「く、来るな!先にゴールするのはまるに決まってる!おまえのようなゴミが……!」
ギュルギュルギュアアッ……カチッ……ッ
海未「これですかね……」
花丸「え……………」
海未「もう踏んだみたいですよ……Z-3が………」
花丸「……!!!」
花丸「あ、有り得ないずら……!だって……」
花丸「さっき迄後ろを……!走ってたのに……!」
花丸「だって……!だって……!!ああ……」
海未「勝ったんだからもうどうでもいいですよ……」
…
-
…
凛「あ!海未ちゃーん!」バッ
花陽「海未ちぁああん!!大変……!鼻血が……」
…
海未「待ってて下さい、凛……花陽……」
海未「すぐに………そちら………へ…………」
ドサッ……………。
-
こいつらライブやらなくていいんか
-
凛「海未ちゃん!?どうしたの!」
花陽「どうしよぅ……早く病院に……」
花丸「ちっ……!まるがこんな奴に負けるなんて」
タッタッタ……
真姫「はぁ、はぁ………!凛!花陽……!」
真姫「良かった……!無事だったのね!」
凛「真姫ちゃん!?でも……大変なんだ……!」
花陽「海未ちゃんが……!」
真姫「……!」
真姫「海未ぃぃっ!!?」
花丸「あらら、1人で来いって言ったのに……」
真姫「海未!しっかりして!ねぇ!海未っ!!」
花丸「でも、このまま黙って帰すわけにはいかないずら……」
真姫「くっ……、国木田……花丸……!!」
真姫「どこまで卑怯なのよ……!!」
…
-
…
ザッ……
「あはっ♡花丸ちゃんの言う通りだね……」
真姫「あなたは?!この前の……!?」
花丸「ルビィちゃん……!!今スグにこいつらを!」
ルビィ「うん………そうだね………」
真姫「そんな……」
ルビィ「でも、その前に………」
ルビィ「……負けた人には……」
ルビィ「おしおきしなきゃ……♡」
…
-
…
花丸「えっ……?ルビィ……ちゃん……?」
ルビィ「うゅゅ……♡♡」
花丸「な、何を……?」
ルビィ「 えいっ♡ 」ドンッ
花丸「あ あ あ ーーっ!!! 」どぼんっ!
真姫「……!」
花陽「ああ……!」
凛「や、やり過ぎだよ………仲間を水槽に……!」
花丸「た、助けるずら!ルビィちゃ!」バシャバシャ
ルビィ「あはっ♡ がんばるびぃ♡」
花丸「あっ!アッ!あアっ!!」
ズラアアアアアアーーーッ!!!
…………………
-
……………
……
真姫「こいつ……」ゾワッ……
花陽「完全に……狂ってるよ……」ガクガク
…
ルビィ「あはっ♡ じゃあ………次はぁ………」
ルビィ「………ルビィと遊ぼうね…………」
ルビィ「…………まき………ちゃん………♡♡」
…
-
一旦ここで
-
ずら丸が食われてもーた
ミニ四駆でタヒ人がでるとは・・・w
-
マイナス方向の覚醒来ちゃった
使う使わないみたいな話になるかな
-
溶岩・溶鉱炉『出番マダカナー』(今週のワクワク
-
リスクを負った力っていいよな…
-
あはっ♡が怖い
-
おつ
まあ、ずら丸はなんとか生きてるだろ…w
-
実はメカシャークで落ちた人を助けるんだよきっと
助ける時に喰ってるようにしか見えないだけで
-
>>821
周りの心配を余所に仲間のためにどんどん使っちゃうんだよな…こういう力は得てして演出がダークなのもそそる
-
>>821
ガンダムバルバトス「おっ、そうだな」
-
ははは、ザマァないぜ
-
あいまいみーにいそう
-
助けて!ラブライブ!
-
>>820
セイバーシリーズとZ-3の天敵((((;゜Д゜)))
-
ぅゅ…はなまるちゃぁしんじゃった…
-
でぇじょうぶだミニ四駆で生き返れる
-
メカ花丸になって復活するよ
メカ花丸「るびぃチャン、オラユルサナイズラ」
-
穂乃果を倒せばまた9人で踊れるよ
たぶん
-
死人はやり過ぎな気が…
-
死人(死んだとは言っていない)
-
ちょっと詰まったんで時間下さい、できたら月曜までには更新します
-
たまには ゆっくり きみのペースで
-
日刊コロコロは流石に大変だろうから自分のペースで大丈夫だよ
-
冷静になって考えれば花丸ちゃんならサメくらいむしろ喰うから大丈夫だな
-
日刊コロコロで草、そりゃハードに決まってるわ
ゆっくり休んでリフレッシュしてくれ
-
山で暮らしていたあの兄弟名前何だっけ?
-
鷹羽リョウ
弟は忘れた…
-
次郎丸だか五郎丸じゃなかったか
-
三郎丸だった気もするなぁ
-
太郎丸ずら
-
はなまるずらぁ。
-
ラグビー選手だったか
-
…
ゴポゴポッ………
凛「んっ?」
花丸「ぷはぁッ!酷いずらっ!」バシャバシャ
花丸「んしょっと……はぁ……死ぬかと思った……」ゼェゼェ…
真姫「花丸!?」
ルビィ「んふ……。あのサメはね、ただのホログラムなんだ……」
花陽「ほっ……、なんだぁ……」
凛「全然気づかなかったよぉ……」
ルビィ「でも、花丸ちゃん……」
ルビィ「次は……そんなものじゃ済まないよ……?」
花丸「ひいぃぃ……!まるが悪かったずら……!」
花丸「あ、後はルビィちゃんに任せるずらぁ〜!」タッタッタ
…
-
…
真姫「で……?どうするわけ……」
ルビィ「それはね……」ぱちんっ!
ガシャーンッ!
凛「扉が!?」
花陽「真姫ちゃんが向こうに閉じ込められた?!」
凛「っ……! まーきちゃぁあん!」バンバン
…
ルビィ「これで……二人っきりだね……」
真姫「凛達は……?!どうする気なの!」
ルビィ「あの人達はどーでもいいんだぁ♡ルビィが興味あるのは真姫ちゃんだけだよぉ……」
真姫「そう……、なら……」
真姫「凛!花陽!聞こえる!?」
-
…
花陽「無事なの?真姫ちゃん!!」
真姫「あなた達は海未を連れて先に帰ってなさい」
凛「え…………」
真姫「こいつとは…………」
真姫「私が決着をつける……!!」
凛「そんなっ!」
真姫「こいつをやっつけたらスグに帰るから、海未を早く!」
-
…
凛「でも……!真姫ちゃん……!」
凛「真姫ちゃん1人を置いていくなんてできないよっ!」
真姫(凛…………)
凛「真姫ちゃん……!!真姫ちゃあん!!」
…
花陽「行こう……。」グイッ
凛「かよ………ちん………?」
花陽「今は、早く海未ちゃんを連れていかなきゃ……」
凛「でも!まだ真姫ちゃんが!」
花陽「分かってるよ!!」
花陽「でも今は………」
花陽「真姫ちゃんを……親友を信じるしかないんだよ……!」
花陽「だから………行こう……」
凛「かよちん………」
凛「気をつけるんだよ!真姫ちゃん!」
…
-
…
真姫「ありがとう…………花陽………凛…………」
真姫「さてと……」
真姫「仲間を見逃してくれたことは、感謝するわ…」
ルビィ「いいんだよぉ……♡」
ルビィ「じゃあ……始めよっかぁ……。」
…
-
…
ルビィ「ルールは簡単……」
ルビィ「こっちからも外に繋がる通路があるんだけどね……」
ルビィ「そこでルビィと、追いかけっこをするの……」
真姫「つまり……」
真姫「出口まで逃げきったら私の勝ちってわけね」
真姫「でも……それだけじゃないんでしょ」
-
…
ルビィ「まきちゃんは、かしこいんだねぇぇ……♡」
コトッ……
真姫「首輪……?」
ルビィ「これはね……自分のマシンが壁に接触すると自分に電流が流れる様になってるの……」
真姫「何よ……それ………」
ルビィ「……心配しないで……」
ルビィ「ちょっとくらいじゃ死なない様に調整してあるから……!」
カチッ……
ルビィ「それでね……お互いにこれを首に付けて……」
カチッ……
真姫「どちらかがリタイアするか意識を失ったら負けって事ね」
ルビィ「そういうこと……。名付けて……」
ルビィ「ビリビリまきちゃんバトル……♡♡」
-
…
真姫(まさか私だけじゃなく、自分にまで付けてくるなんて、随分余裕ね……)
真姫「オッケーよ……。じゃあ始めましょ。」
…
レディ……………!!
真姫「ソニック……!」カチッ
ルビィ「あはっ♡い〜っぱいまきちゃんに遊んでもらおうねぇ……」
ルビィ「いくよぉ……」
ルビィ「………バスターソニック………♡♡」カチッ
ゴーーッ!!
真姫「いっけぇぇ!!」
…
ギュルギュルギュアアッ…
真姫(あいつのマシンもソニックか……)
真姫(でもちょっと見た事ない形……)
-
…
ルビィ「まきちゃん、速いねぇ……」
真姫(立ち上がりの加速はこっちが勝ってる……!)
真姫(問題は……)
真姫(この先のコース……!多分コーナーメインのはずだろうけど……)
真姫(壁に接触したらビリビリって……考えただけでも痛そうね……)
真姫(何とか無理せずコーナーを……)
ルビィ「そんなにゆっくり曲がってたら……」
ルビィ「スグに追いついちゃうよぉ……!」
…
-
…
タッタッタ…
花丸「はぁ、はぁ……助かったあ!ここまで来れば…」
「花丸さん……何をやってるんですの……」
花丸「あ………!」
「あなたとルビィがここ最近……私達に隠れて企んでいたみたいなので、来てみれば……」
花丸「あの……、これは……」
ダイヤ「この『 No.2 』こと……黒澤ダイヤの目は誤魔化せませんわ。」
…
-
…
ギュルギュルギュアアッ…!
真姫(このくらいのコーナーならギリギリ……グリップで踏ん張れるわ )
真姫(でも……)
真姫(後ろが何もしてこないのが怖いわね……)
ルビィ「じゃあ……」
ルビィ「そろそろ……暴れちゃおうかなぁ……」
ギュルギュルギュアアッ……
真姫(ちょっと長めの中速コーナー……ここもギリギリいけるはず……!)
ルビィ「ソニックちゃん……」
ルビィ「……お尻フリフリ……いくよぉ……♡」
真姫「っ……!?」
-
…
ギュルギュルギュアアッギュアアアア──!
真姫「はああ!?」
真姫「こいつ…………!?ミニ四駆で…………!」
………………ドリフト…………!!?
…
ルビィ「そのまま……お尻で叩き付けちゃえ……!」
ギュギャギュアアア…!ゴスッ……!
真姫「しまっ……!バランスが……!!」
バチィッ……!
真姫「う"あ"あ あーーッ!!!」
ルビィ「あはは!!まずはあいさつがわりだよぉ……」
真姫(くっ……!たった一瞬、壁に接触しただけでこの威力って……!?)
ルビィ「次はどんな悲鳴が聞こえるかなぁぁ……」
ルビィ「せっかくの新しいオモチャなんだからぁ……」
ルビィ「まだ……壊れないでねぇぇ……♡♡」
…
-
…
ギュルギュルギュアアッ…
真姫(こいつ……!イカれてるのかと思ってたけど……)
真姫(逆……!)
真姫(走りは………超精密………!!)
ルビィ「ここからはぁ……ルビィの好きなウネウネの曲がり道なんだぁ……!」
真姫(こんな奴を相手に……)
真姫(どこまで逃げきれるか……)
…
-
…
ダイヤ(12)「まさか……こんな野蛮な遊びをしていたなんて……」
花丸「違うずら!これはルビィちゃんが!」
ダイヤ「ほう………」
ダイヤ「では……ルビィが全部悪いと……」
花丸「いや……あの……」
ダイヤ「まぁ、始まってしまったものは仕方ありません……」ザッ
花丸「 見逃してくれるずら……?」
ダイヤ「そうですね……、私は見なかった事にします…。」
花丸「はぁぁ……助かった……」
ダイヤ(そう……、私は__ですけどね。)
…
-
…
バチィッ…!バチバチィッ…!
真姫「ぐううっ!!!」
ルビィ「まだ出口は先だよぉ……?」
真姫(全てのコーナーで……マシンを的確に当ててくるなんて……!もし外したら自分がタダじゃ済まないのに……)
ルビィ「次はお待ちかねのぉ……」
ルビィ「高速コーナーだよぉ……!」
真姫( どうする………! )
真姫(無理して突っ込めば壁に接触……安全に攻めたら横から叩き付けられる……)
真姫「なら………、どうせ痛い目に合うんなら……」
真姫「………攻める………っ!!」
ギュルギュルギュアアッ…!ギュギャアアア…
ルビィ「あはっ♡まきちゃんすごぉおい……」
バチィッ…!
真姫(ぐうっ……!!!ヤバい……意識が………)グラッ
…
-
…
ルビィ「ほらァ!!もっと頑張ってよぉお♡♡」
ギュルギュルギュアアッ……
真姫「はぁ、はぁ…………」
真姫(………もう…………もたない………)
真姫(次に1発貰ったら………もう…………)
…
にこ「凛!花陽!」
凛「にこちゃん!」
にこ「良かった、無事だったのね……」
凛「でも……海未ちゃんと……」
花陽「それに真姫ちゃんが、今度は……」
にこ「はあ……?」
…
-
…
ギュルギュルギュアアッ…
ルビィ「ここでおちまいかぁ……もうちょっと遊びたかったなぁ……」
真姫(こんなのまともに喰らったら……
真姫(恐らく………命すら………)
真姫「いよいよ……最期みたいね……」
ルビィ「ソニックちゃん……思いっきりぶつかっちゃえ……!」
ギュルギュルギュアアッギュアガガ…!
ルビィ「あはっ♡じゃあバイバイ……」
真姫「っ………!!」
…
…
真姫「……………?」
ルビィ「ぅゅゅ?何で死なないのぉ……!?」
-
…
ギュルギュルギュアアッギュルギュルギュアアッ…ググッ
真姫「まさか……?」
真姫「ソニック………?あなた………!?」
ギュルギュルギュアアッググッ……
ルビィ「マシンが……壁ギリギリで……持ち堪えてる!?」
真姫「ソニック………!」
真姫(ふふ……ありがとうソニック…………)
でも………
真姫(も…………う………無理みたい……。)ドサッ……。
…
ルビィ「何だったの……今のぉ………」
ルビィ「でも……気絶しちゃったみたぃ……」
ルビィ「じゃあ……後は、たっぷりィ……♡♡」
-
…
ザッ……
ルビィ「うゅ?」
「私の友達に……手荒な真似は止めろって言わなかったっけ……?」
ルビィ「う………何でここに………」ビクッ
ルビィ「ぅゅゅゅ……………あのね……その………」
「……言わなかったっけ……?」
ルビィ「ぅぅ…………」
「先に帰ってて……、私は真姫ちゃんを病院に連れていく………。」
ルビィ「ぁぃ…………。」トテトテ……
…
「真姫ちゃん………、それにソニック……」
「最後までご主人様を守ろうとしたんだね……優しい子だね……君は……」
…
-
…
ー病院ー
にこ「海未も眠ったまま……」
凛「何でこんな事に……」
ガラガラ…!
花陽「はぁ、はぁ………!大変………!」
にこ「は……?」
凛「どうしたの……?」
花陽「海未ちゃんだけじゃなくって……」
花陽「真姫ちゃんもこの病院に運ばれてきたんだって……!!」
凛「ええっ……!」
にこ(……まさか……)
にこ「ちょっと見てくるわ……」
凛「待って……!凛達も行く……!」
にこ「分かった……。行くわよ……。」
………
-
……
…
「危なかった…………ごめんね、真姫ちゃん……」
ピシャッ…!
「……?」
にこ「やっぱりあんただったか……」
花陽「え…………」
凛「何で………?」
「にこ……ちゃ……?」
パシィ───ンッ!
にこ「仲間を……海未を、真姫をこんな目に合わせて……!」
にこ「あんた!どういうつもりなの!!!」
にこ「 『No.X』………いいえ…………!」ギリッ
にこ「高坂穂乃果ッ!!!」
…
-
一旦ここで
-
遂に出てきた
-
おつ
-
来たか…(ガタッ)
-
順当にいけば絵里VSダイヤだけどメンバー傷つけるのは穂乃果の本意ではないとなるとここからどうなるかな
-
この穂乃果ちゃんにはラスボスの風格がある
-
ボス高坂穂乃果さんと仲間になってA-RISE&聖闘士と戦うホノカチャンは別人(・8・)!
-
真っ当に面白い
やはりコロコロは神
-
真姫ちゃんのために頑張るソニックに思わず涙が
-
ラスボスだけど黒幕って感じではないな
-
バラモス的な
-
デュエマの白凰かな
コロコロ的に
-
パーフェクトデュエル....再開!(電撃的に)
-
ほのダガーXはまさか伏線だったのか
-
穂乃果のマシンは壁走りとか空飛ぶとかの次元ではなさそう
-
…
穂乃果「……」
凛「どういう事………」
穂乃果「にこちゃんの……言う通りだよ……」
花陽「じゃあ……あれ全部……」
花陽「穂乃果ちゃんがやらせたの……?」
凛「はは…………うそ…………だよね…………」
穂乃果「……」
穂乃果「…………ごめん……… 」
…
-
…
凛「っ……!」ググッ
凛「ごめんじゃないよっ!!分かってるの!?」
凛「海未ちゃんも真姫ちゃんも、下手したら死んでたかもしれないんだよっ!!」
凛「それをっ!!」
花陽「凛ちゃん……!落ち着いて……」
にこ「………何とか言いなさいよ……。」
穂乃果「……。」
ダイヤ「用も済んだ事ですし帰りますわよ…。」
にこ「ダイヤ……、あんたもいたの……」
…
-
…
ダイヤ「……怪我を負わせてしまった事は謝罪します……、ですが……」
ダイヤ「自分勝手に組織を抜けたあなたなどに……」
ダイヤ「Xを……! 穂乃果様を、悪く言う資格などありませんわ……!」
にこ「っ………、そう……かもね………」
ダイヤ「行きますわよ……。」
穂乃果「うん……。」
ピシャッ…
絵里「待ちなさい……」
-
…
にこ「絵里……!?」
穂乃果「絵里ちゃん……?」
絵里「話は聞かせてもらったわ……」
穂乃果「なら……もういいでしょ……」
にこ「あんた……まだそんな事を……」
絵里「穂乃果、あなたにどんな事情があるのか知らないわ……」
絵里「でもね……」
絵里「仲間をやられてそのまま引き下がれる程、私も人間ができちゃいないのよ……」
ダイヤ「ほう……?だったら……何だと言うのですか……」
絵里「レースで……決着をつけるわよ……」
穂乃果「……」
ダイヤ「何をふざけた事を……」
絵里「私はいつだって本気よ……」
-
…
絵里「大体、WGPのレーサーと夢の対決とか言っといて何でこんな事になってるのよ!」
穂乃果「ほぇ……??」
絵里「訳分からないまま、勝手に勝ち逃げなんて許さない……」
絵里「そうでしょ!」
絵里「海未……!真姫……!」
穂乃果「えっ……?」
海未「当然……です……」
真姫「あの……イカれチビには……借りがあるから……」
…
-
…
花陽「真姫ちゃん!?いつの間に!?」
凛「海未ちゃんも!?大丈夫なの!?」
真姫「めちゃくちゃ具合悪いわ……」
海未「ええ……目が覚めた瞬間吐きました……」
真姫「でもね……」
海未「それ以上に今は、怒りが収まらないんですよ」
穂乃果「海未ちゃん……」
海未「穂乃果……、あなたが黒幕だったなんて……」
真姫「まぁ、今思えば辻褄も合うわね……」
海未「はい、私がもっと早く気づいていれば……」
海未「いや、ひょっとしたら気づいていたのかもしれません………ですが」
海未「心のどこかでそれを認めまいと、目を逸らしていた……。」
-
…
海未「それがこんな結果を招いたと言うのなら……」
海未「あなたの幼なじみとして……」
海未「そして……」
海未「好敵手として……!!」
海未「私が……あなたを叩き潰します……!」
…
ダイヤ「戯言を……」
穂乃果「いいよ……」
ダイヤ「ええ?」
穂乃果「いいよ……やろうか……」
穂乃果「穂乃果もね、本当にμ'sの皆が大好きだよ…」
穂乃果「だからこそ……」
穂乃果「どんどん力をつけていく海未ちゃん達が……いい加減目障りだったんだ……」
真姫「ふふっ……」
絵里「言ってくれるじゃない……!」
穂乃果「もう2度と……ミニ四駆を見るのも嫌になるくらい……」
穂乃果「絶望的な力の差ってものを教えてあげるよ。」
絵里「望むところよ!」
…
-
…
穂乃果「じゃあ勝負は後日……お望み通りWGPの舞台で……」
穂乃果「だから、今はゆっくり体を休めておいてね」
海未「分かりました……」
穂乃果「行こう……ダイヤちゃん……」
ダイヤ「ええ、それでは……」
ピシャッ……
…
花陽「行っちゃったね……」
凛「うん……」
海未「私は……病室に戻ります……」ヨロッ…
真姫「あの……」
絵里「どうしたの……?」
真姫「最後に穂乃果……WGPとか言ってなかった?」
にこ「ああ……それはそうね……」
海未「……?」
にこ「だって……ここ数年は覆面レーサーX……」
にこ「つまり……穂乃果がWGPチャンピオンだったから」
海未「え…………」
絵里「そ、そうなのぉお……!?」
………………
-
穂乃果「さてと……」
花丸「……」
ルビィ「……」
穂乃果「2人共、そんな暗い顔しないで」
花丸(あれ……)
ルビィ(うゅ?怒って……なぃ……?)
穂乃果「ほら、ルビィちゃん……穂乃果の膝の上においで」
ルビィ「うん……!」トテトテ
ルビィ「んしょ……!えへへ……こうかなぁ」
ずるっ
ルビィ「やぁあ……//そこ……おちりだょお//」
穂乃果「………100発……だね……」
ルビィ「ゅ……?」
パシィーッ!!
ルビィ「ピギィィイッ!?」
-
…
穂乃果「2……」パシィッ!
ルビィ「痛いっ!!やめっ!」
穂乃果「3……」パシィッ!
ルビィ「ヒギィイッ……!痛あっ!やぁ!やめてぇ」
花丸「ひっ……」ガクガク
パシィッ!パシィ!パシィ!………
ルビィ「あ……あっ……♡ぴ……ぴぃ……!」
ピ ギ ィ ィ イ イ ーーッ!!!
………………
…………
……
穂乃果「100……」
ルビィ「あはっ♡ああ……♡」ビクン……
穂乃果「さて……じゃあ、花丸ちゃんは……」
花丸「やだ……やだやだやだやだぁぁぁ……!」グスッ
穂乃果「……500発……かな……」
花丸「死んじゃうずらぁあ……!!ああ……ぁ……」
…
-
…
ダイヤ「あの……穂乃果様……」
穂乃果「どうしたの?」パシィッ!
ダイヤ「差し出がましい様ですが、あの程度の連中など私1人でも……」
穂乃果「きっとそうかもしれないね……」スパーンッ!
ダイヤ「なら……尚更……!」
穂乃果「でも……少しだけ期待してるんだ……」
ダイヤ「期待……ですか……?」
穂乃果「うん……。」
そう……
海未ちゃん達なら……ひょっとしたら……
…
-
一旦ここで
-
スパーン!!
-
俺も!俺も叩いて!
-
ご褒美やんけ!
-
ルビィちゃん目覚めちゃってるやんけw
ダイヤ様がビートで穂乃果ちゃんがディオマースorブレイジングかしら
-
その..フフ..下品なんですが..勃起..しちゃいましてね..
-
ビッチちゃんは普段SだけどMもいけるということか・・・
ふむ
-
最初ビリビリしながら走るかと思った
-
ルビィちゃん自分もビリビリ首輪つけるくらいだし…やべぇな
-
何故かAA衣装で玉座に座ってる穂乃果の画が浮かんでしまう
-
サドマゾルビィ良いな
-
ヘルカイザーるびぃ
-
小学生に囲まれる穂乃果
やってることは犯罪だけど、別の意味での犯罪臭はしない
-
>>908
OPのサビ前でロリAqoursに囲まれて脚組んで椅子に座ってる穂乃果の絵が浮かんだ
野生のこしたてつひろ先生はよ
-
つまり10人?
結構労力いりそう
-
ナンバーズだけじゃね
-
ナンバーズてNo.1出てたっけ?
X:ほのか
1:
2:にこ→ダイヤ
3:ルビィ
4:花丸
5:梨子
だよね?
-
丁度ミニ四駆の大会?があったみたいでTwitterに色々画像が流れてきて楽しい
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そらまる杯かな?最近始めたばっかだけど次もあったら出たいな
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水曜までには更新します
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楽しみに待ってるよ〜
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世間狭すぎィ
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トップレベルになると大体同じ顔と合う事になる
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次スレいきます
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このスレのまとめ
主な出来事と更新開始の安価、作者のID
張り直し分 にこりん戦まで
>>1 ID:rJHGcwG. ID:Tfe8Cg5g
輝け!スターライトブレイカー
>>130 ID:xByCjNUE
決死のショートカット
>>160 ID:mNoyoXtQ
決着!花陽の意地
>>216 ID:.EAuusOc
希とホテル…!?
>>240 ID:HEF2I82g
新機一転Z-3!!
>>268 ID:czxTIMws
謎のゴスロリ少女善子
>>285 ID:uE5UuIpI
水を差された殺し合い(デスマッチ)
>>303 ID:TACTpAKY
全国大会 白い惨連勢
>>323 ID:1PQaEf9c
よしりこの過去
>>358 ID:rJOWC4fE
よしりこの因縁
>>388 ID:4MDDH.HU
一騎打ち、梨子の枷
>>410 ID:jMJMxQ1s
決着!第一部完!
>>437 ID:hqR7.qa.
新章!次のゲームはビーダマン!?
>>464 ID:UB19PWlw
暗躍するようちか
>>505 ID:FafqalGg
破壊されたビークスパイダー
>>519 ID:DCVBgdJE
それぞれのニューマシン
>>552 ID:DCVBgdJE
奪われたZ-3 ハナマルカップで奪り還せ!
>>582 ID:b1pq.Uw6 ID:LuyEkF.c ID:CUeLeL52
真姫の作戦!ヴリッツァーソニック爆誕!!
>>636 ID:Qc45/3gQ
翔けあがれ!ライトニングマグナム!!
>>678 ID:tI8BxVa.
力の代償 動きだしたナンバーズ
>>719 ID:ALK0CKo6
さらわれたりんぱな
>>739 ID:lT4N8pY2 ID:KcJE8r8I
変幻自在の毒蛇(スピンヴァイパー) 悪魔の契約
>>780 ID:JlWCR.ow
狂気!ビリビリまきちゃんバトル!
>>849 ID:BW5VA5yA
ナンバーX穂乃果降臨!!
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誘導
海未ちゃんミニ四駆SS part2
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1490116688/
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乙
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