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穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part13
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前スレ
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1443023253/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part2
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1443864610/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part3
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1444320925/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part4
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1444835503/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part5
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1445421892/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part6
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1445790203/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part7
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1446116967/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part8
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1446368799/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part8※(実質9)
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1446826399/
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part10
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1447286111/
穂乃果「龍狩りだよっ!」※(実質11)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1447506477/
穂乃果「龍狩りだよっ!」 Part12
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1448038787/
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乙乙
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乙
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お(^8^)つ
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おつおつ
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…
闘技場内部には、複数の選手控え室が設置されている。
前述の通り、凛がチャンピオンに君臨し、穂乃果が挑んだあの頃とは色々とシステムが異なる点が多い。
中でもとりわけ大きな変化は三回戦と決勝では出場者同士が戦うというルールだ。
円滑に進行するために複数の試合が同時に進行されている。
英玲奈らが戦っているのはAフィールド。英玲奈らの人気も手伝い、今日の入場者数が最も多い。
同時にB、C…と、他のフィールドでも同様に試合が展開されていて、ちょうどCフィールドで三回戦の一つが決着を迎えた。
出場者は英玲奈ら同様、三人の少女。
そのリーダーの手には大鎌。血も涙もない、残酷という言葉すら当て嵌らぬ無感情な戦いぶりを見せている。
しかし試合を終え、四階戦へと進むと告げ…
他フィールドの様子を映し出す場内モニターを目に、英玲奈らの姿を捉えて瞳に憎悪。
かさね「決勝で会おう!…なんちゃって、ね」
-
…
英玲奈たちは他のフィールドを気にしていない。
闘技場に出場する選手は日替わり、多岐に渡り、事前に相手を確認して対策を立てようとしたところで限界がある。
加えて、そもそもの目的が異なる。
闘技場に出場している戦士たちの多くはここで勝ち抜き大金を得ることを夢見ているが、英玲奈たちの目的はあくまで実戦訓練。
西木野王や天使たちと戦っていく上で、相手の手の内がわかっている戦闘などは望むべくもない。
ここで相手を研究して仮初めの勝利を得たところで、先に活かせるわけでなし。
ならば一戦一戦に集中するだけ!
対策を立てるのは試合前、相手が武器を構えたその瞬間からでいい!
《さあ、四回戦へと進むかい!》
英玲奈「ああ、退く理由はない!」
堂々の宣言。観客たちは察する!
こいつらは決勝しか見ていないと!
最高潮に沸き立つ中、現れた怪物はカエルめいた巨大な両生類。
《さあこいつは強敵だァ!南部の深い沼地に潜む、人も魔物もなんでも食らう!恐るべきモンスター…グレンデルだ!!レディー…!!》
コンマ
01〜10 戦場
11〜20 洞窟
21〜30 古城
31〜40 研究所
41〜50 廃工場
51〜60 船
61〜70 市街地
71〜80 砂漠
81〜90 森林
91〜00 スタジアム(変化なし)
判定
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1447413754/
>>204
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よしよし!地の利、我にありィ!!
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戦闘フィールドが廃工場へと変化する。
昨日ミノタウロスと戦った時とは微妙に内装が異なるが、それでも一度勝利を収めた経験のある戦場。決して悪いイメージはない。
英玲奈らのスタート位置は高所、橋のようになった細い足場。
例えるならば歩道橋、それを細く頼りなくしたような、なんとも言えない足場だ。
眼下には巨大な貯水槽。前方には巨大な炉のようなものが見える。
あくまで廃工場なため炉に火は入っていないが、おそらくこの貯水槽は冷却水に用いられている物…という設定なのだろう。
水は鉄錆に濁り、深さもあるのか底は見えない。
恐る恐る覗き込み…
雪穂「……あのカエルのモンスター。この中に隠れてそうだよね」
亜里沙「引きずり込まれたらひとたまりもなく丸飲みですね!ハラッセオ!」
英玲奈「……こら、笑顔で怖いことを言うんじゃない」
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これって亜里沙が水凍らせれば終わりじゃね?www
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動力電源も有効だな
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貯水槽の真上には居たくないな
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さて、どうするべきか。
橋のような足場の中央部に英玲奈らは位置している。
足場の端には梯子。降りた下方は工場で、コンベアのようなものが縦横無尽に張り巡らされている。
コンベアの向かう方向は炉。火は灯っていないので安全だとは思うのだが。
英玲奈「選択肢は二つだな」
雪穂「一つは、向こうの梯子から降りる。ですよね。ちょっと距離があるけど…」
亜里沙「もう一つは攻撃!で、あってますか?」
英玲奈「ああ、二人の挙げた通りだ」
英玲奈は周囲に再度、視線を巡らせる。
貯水槽の水面に、時折不気味な泡沫が浮き上がってくる。
他の場所にグレンデルの姿もなく、全長7、8メートルほどの巨体が他に隠れる場所も見当たらない。
水中に潜んでいるのは間違いないだろう。
下の足場を目指すならば音を忍ばせて足場の端へ。
古ぼけた金属製の足場は、どう歩いても少しばかりの音を響かせてしまうだろうが…
-
化け物を捕獲している闘技場スタッフ
めちゃくちゃ強くね?
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英玲奈(そしてもう一択、攻撃するならば…)
英玲奈は貯水槽を観察する。
水量は膨大だ。見通せない水中へと雪穂の矢を放って当たるとも思えず、自身らの存在をいたずらに知らせるだけだろう。
水なら亜里沙に凍らせてもらえば…しかし、すぐにその選択肢も消える。
確かに亜里沙のマナ操作は素晴らしい資質を秘めているが、これほどの水を凍らせるほどの習熟は得ていない。
加えて、亜里沙の氷撃は剣閃にしても握撃にしても近接頼み。
水面に近寄った亜里沙がバクン!と食べられてしまう…
英玲奈(そんな光景を見るのは御免だな)
手摺から少し身を乗り出して水面を見つめる亜里沙。
その肩にそっと手を掛けて一歩下がらせ、英玲奈は腰の重砲を軽く撫でる。
英玲奈(私の砲撃ならば、この貯水槽自体を破壊してしまうことが可能だ)
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それで工場全体が水場になったら困る
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水が漏れ出したとして、そこは想定された形状らしく、コンベアの下は細かい網目状の床になっていて排水は完璧。
水浸しになってグレンデルが有利に…というリスクはなさそうだ。
となれば、砲撃はシンプルかつ最善の解決策にも思える。
だが…問題もある。
爆撃をしたとして、周囲には少なからず振動や衝撃が走る。
貯水槽の上部には、用途のよくわからない薬品が詰められているタンクが複数存在しているのだ。
これが衝撃の弾みに作動すれば、水の中へと薬が混入されて影響をもたらすかもしれない。
都合良く薬液が毒性で、グレンデルが死んでくれるだろうか?
いや、そうは考えない方がいい。
闘技場は戦闘を盛り上げるため、モンスター戦においては魔物が有利になるギミックを設置してある事が多いのだ。
あの薬液が混入すればグレンデルが強化される。それくらいネガティブに考えた方がいい。
英玲奈(いつまでもここで息を潜めているわけにもいかない。気付かれれば不利を招くだけ…)
【行動を選択してください】
1 足場の端へ向かい、下を目指す。
2 砲撃で貯水槽を破壊する。
下3レス多数決
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1
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2
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1
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英玲奈「よし、ここは慎重に…端を目指そう」
小声とジェスチャーで二人へと伝える。
危険性は重々承知、雪穂と亜里沙も静かに頷き、そして息を忍ばせ、摺り足の要領で三人は足場の端へと歩を進めていく。
そろり、そろりと。
呼吸一つにさえ気を配りながらの行進だが、それでも錆びた足場は微かにカン、カンと靴底の音を鳴らす。
雪穂(ひええ…緊張感が…)
亜里沙(スパイみたいで楽しいな!)
英玲奈(気付いてくれるなよ…)
道のりは半分ほど…
コンマ
01〜20 気付かれる
21〜00 気付かれない
判定
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1447413754/
>>205
-
パリ…と、薄煎餅が割れるような音と共に錆びた足場が水面へと落ちる。
思わず英玲奈は息を飲むが…!
……水面に変化はなし。
幸い、気付かれなかったようだ。
英玲奈(心臓に悪いぞ)
雪穂(寿命縮んだぁ!)
亜里沙(ドキドキします!)
三者三様、顔色を変えながら、決死の歩行は未だ道半ば。
水中の怪物の様子に怯えつつ…さあ、残り半分だ。
コンマ
01〜20 気付かれる
21〜00 気付かれない
判定
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1447413754/
>>207
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うわああ
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まさかの
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あーあ、決勝戦行きたかったなぁ
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諦めるの早すぎ
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英玲奈「っ…!」
慎重な足取りだったが、錆びた足場は少女らの体重にも耐えきれずに陥没!
英玲奈はその反射神経でとっさに足を引き、雪穂と亜里沙が手を掴んで転落は阻止。
だが、鉄錆の塊は水面へと大きな波紋を揺らがせる。そして!!
「ゴゲァァ!!!」
恐ろしげに、どこかカエルめいた魔獣の咆哮!!
水面からグレンデルが巨大な顔を覗かせる!
英玲奈「走れええ!!」
雪穂「ぎゃああー!!」
亜里沙「あんまり可愛くないです!!」
三人は足場の端へと走る!
距離は残り短い、走り抜ければ…!
しかし粘着質の舌が鞭のように空を薙ぐ!
戦闘を走る英玲奈から順に、足元を払うように舌先がうねる!!
英玲奈「避けるんだ!!」
コンマ
01〜30 捕獲される
31〜00 回避 ※英玲奈のみスキルで20%補正
判定
英玲奈>>210
雪穂>>211
亜里沙>>212
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ヌルヌルの触手プレイか・・・
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英玲奈「くっ…!」
英玲奈は跳躍して回避!
続けて雪穂が絶叫混じり、ヘッドスライディングよろしく身を低くして舌の下を潜り抜ける!
亜里沙「う、わあっ…!」
が、亜里沙が粘着質の舌に足を絡め取られてしまう!!
客席には「おっ!」と期待の声!
美少女とヌルヌルネバネバの粘膜体、触手めいた舌の取り合わせとくれば男性客は一様によからぬ期待を抱く。
しかし、亜里沙が上げた悲鳴はその手の期待よりも少々ハードに過ぎるものだった。
亜里沙「あっ、あ!痛い!痛いっ…!ぎっ、うあ…!あああ!!!」
雪穂「亜里沙ぁっ!!!」
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絡め取られたのは足首。
大まかな部位は鎧がガードしているのだが、しかし可動域を確保するための隙間からグレンデルの唾液が浸入する。
それは単なる唾液ではない。グレンデルの舌は捕食器官であると同時、既に消化器としての役割も有している。
唾液は胃液とほぼ同質の酸性を有しているのだ!!
そして舌はズルルと這い…亜里沙の膝下までを巻き込んでいく。
亜里沙「嫌…だ、あ!っい、あ!あっ、は、…あああ!!」
英玲奈「この…!貴様!!」
唾液は強酸、舌と接している鎧の金属が少しずつ腐食していくのが目に見える。
口内へと取り込む前に開始された捕食は素早く進行し、放っておいたのでは数分と待たずに亜里沙は…!
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英玲奈は怒りを燃やしながらも、危機的な状況だからこそ心中に灯すのは青の炎。
冷静に、冷静に、亜里沙を救出する方法を考えるのだ!
英玲奈には複数の選択肢がある、対して雪穂の選択肢は一つ。ならばまずは!
英玲奈「雪穂!!矢を撃つんだ!!」
雪穂「亜里沙!!亜里沙を放してっっ!!」
雪穂が冷静を欠きつつも数射と矢を乱射する中、英玲奈は自身の行動を選択する!!
グレンデルへの砲撃は亜里沙を巻き込んでしまう可能性があるが…
英玲奈(焦らずに急げ!亜里沙を助けるためにできることは…!)
【英玲奈の行動を選択してください】
1 貯水槽へ砲撃だ!水を抜き、衝撃で亜里沙を離させる!
2 いや、グレンデルへと砲撃だ!亜里沙なら耐えられる!
3 飛び込む!私の剣で確実に、あのふざけた舌を切り捌いてやる!!
安価下
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3
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3
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英玲奈「飛び込む!援護を頼むぞ!」
雪穂「わかった!!」
英玲奈は剣を抜き放ち、跳躍!!
まずは中空、伸ばされたままに亜里沙を捉え、その足を味わおうと縛り付けている舌先へと鋭斬を与える!!
英玲奈「喰らえ!!」
マナが奔る刀身、高速振動する美しい剣がグレンデルの舌を断った!!
見事な斬撃が亜里沙を解放し、愛らしい顔を苦悶に歪めた少女を英玲奈は抱きかかえて保護する。
亜里沙「ごめんなさい…英玲奈さん…」
英玲奈「いいんだ、あれは避けられなくても仕方がない」
英玲奈は足首の傷を確認する。
幸い、鎧はまだその形状を保っていた。消化液の浸透によりかなりのダメージを追ってはいるが、時間を掛ければ亜里沙のヒールで癒せる段階だろう。
小さく安堵しつつ…次の危機に備える。
舌を切った、保護した、そこまではいい。
英玲奈の身体性能を以ってすれば確実にこなせる手順だ。
しかし…下は貯水槽。
舌を斬られて狂乱するグレンデルが待ち受ける中へ、二人は落ちる!!
雪穂「二人が落ちちゃう前に…何かできることは!!」
【雪穂の行動を選択してください】
1 消費なんて関係ない!潜って逃げられる前に『四極の矢』だ!!
2 四極の矢だって水に潜られたら当たらない…何か別の技を…!
3 あんじゅさんのナイフがある!私も飛び込むんだ!
安価下
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1
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雪穂は矢を番え、自らが持つ最上の選択肢。
『四極の矢』の構えへと入る。
英玲奈と亜里沙が水没するまでのまでほんの数秒、集中に要せる時間は長くない。
見据え…続け様に射る!!!
一!二!三!
雪穂『四極の矢!!!!』
潜られれば当たらない!
わずかな間隙、時間との勝負…およそ半分のマナを消費した大技が水棲の怪物へと迫る!!
コンマ
01〜50 攻撃成功、継続
51〜70 攻撃成功
71〜00 水中へ逃れられる
判定>>213
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継続とはどうなるのかや?
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また攻撃しなきゃいけない感じ?
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四矢同着!!
四方位からの矢の攻撃はグレンデルの顔面へと突き立てられ、片目を奪い、決して軽くはないダメージを与える!
英玲奈と亜里沙が落ちる!
だがグレンデルは痛みに気を取られ、その注意を雪穂へと向けている。
英玲奈(素晴らしい…!)
亜里沙(雪穂…)
英玲奈は痛みに動きを鈍らせている亜里沙を抱きしめたまま、足の筋力を最大限に水を蹴る!
錆混じりの水、不快な臭気。しかしまるで構わずに、貯水槽の壁付近を目指す。
水中では砲撃の威力が鈍るが、壁際で接射してしまえばブチ抜き水が漏出。その勢いままに下へと逃れる事が可能なはずだ。
その英玲奈の目論見を達するためには雪穂の役割が重要。
グレンデルが英玲奈らへと意識を戻してしまえば追いつかれるまでは即座。
だが四極の矢の快撃はグレンデルの動きを鈍らせ、雪穂の攻撃機会を再び生み出している!
雪穂(もう一度、もう一度…!)
【雪穂の行動を選択してください】
1 ここを勝たなきゃ話にならない!マナを使い切ってやる!『四極の矢』をもう一度!
2 決勝で勝つために、これ以上マナは使えない。四極の矢に頼らなくたって、私の矢を信じるんだ!
下3レス多数決
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2
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2
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2
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土壇場、雪穂は自身を信頼する。
それはきっと、姉の仇であるミノタウロスを自らの手で討ったことによる成長なのだろう。
『四極の矢』にのみ頼らずとも…自分の矢ならあの怪物を捉えられる!
そして雪穂は同時に仲間を信じる。
英玲奈に抱えられ、亜里沙は痛みに耐えながら気丈に自身の治療を進めている。
そして英玲奈は雪穂へと力強い視線を向けている。
二人を逃すことに成功すれば、必ず勝てる!
ここで私が一人で仕留めなくちゃいけないわけじゃないんだ!
雪穂(落ち着いて…射つ!!)
グレンデルの動きは四極の矢に鈍っている。掠めさえすれば良し!
そして矢が放たれる!!!
コンマ
01〜20 攻撃成功
21〜40 掠める
41〜60 回避される
61〜00 スキル習得
判定>>215
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さすゆき
ここでミスるなんて
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雪穂「外した!!」
雪穂が矢を放つよりも一瞬早く。
グレンデルは冷静を取り戻したか、大きな波紋を残して水中へと姿を眩ます。
そうなってしまえば絶対の自信を持って放たれた雪穂の矢も当たりはしない。
雪穂(っ、次に姿を現したら絶対に当てる!)
雪穂はもう落胆はしない。その精神は成長を遂げている。
が、事実として英玲奈らは危機へと追い込まれる!
水中を巨影が泳ぎ…
英玲奈「今度は腕か!!」
亜里沙「っ、!」
水面へと躍り上った、ヌルリとした質感の巨腕が二人を襲う!
コンマ
01〜30 掴まれる
31〜00 回避 ※英玲奈はスキルで20%補正
判定
英玲奈>>216
亜里沙>>217
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英玲奈「亜里沙!剣は握れるか!」
亜里沙「はいっ、少し回復しました!」
迫る怪腕、その動きは恐ろしげだが鈍重。捉えられない動きではない!
英玲奈と亜里沙は水中の不自由にも負けず、揃い並んでエクセリオン、洗礼の剣を構え…!
連携!!
『怪撃の饗宴(フリークスレイド)!!』
地上とは異なり、踏み込みや体捌きは使えない。
ただ二人の腕力だけを頼みに放たれた連携撃は、しかし辛うじて迫る腕を弾くことに成功する!!
英玲奈「掴まれ!!」
亜里沙「はいっ!!」
到達した壁際!
咄嗟に向きを変えた英玲奈は重砲を起動させる!
英玲奈「重かった…が、もう地下水脈の時のように水中に砲を棄てるのはごめんだ!」
砲撃が放たれる!!!
見事に貯水槽へと大穴が穿たれ、そして大量の流水の勢いに揉まれ、二人は下へと流れ落ちる!
雪穂はそれを見届け後を追い梯子へ、そして怪物も餌を追って下へ!!
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遅くなったしここまでで
明日は時間があったら昼の一時頃にも少しやるかも
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明日って言うか日付的には今日な
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遅くまでお疲れさまー
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おつ
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二人とも無事でよかた
>>1おつでしたー
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>>1乙!
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ぼちぼち雪穂にコスパのいい小技が欲しくなるな
なかなか閃いてくれないけど
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早く誰か死なないかな。そうすれば面白くなりそう
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乙です
雪穂の成長も気になるね
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貯水槽の亀裂から滝のように流出する水。
その瀑布から這いずりながら逃れ、英玲奈は亜里沙を背負ったままに上を見上げる。
湿り気のある吠え声。グレンデルが亀裂から巨身を滑り落とそうとしている。
隙間は狭いが、それでも強引な動きで巨体をねじ込みながら英玲奈たちへと食欲の目線を向ける。
英玲奈「食い意地の張った奴め…」
亜里沙「英玲奈さんありがとう!亜里沙はもう歩けます!」
英玲奈「大丈夫か…?無理するなよ」
ある程度連続してヒールを施した甲斐あって、亜里沙は地に足を付けて歩けるほどの回復を見せている。
だがまだ、若干引きずるような仕草を見せている。
迷うところだが…亜里沙を背負ったままでは戦えない。
英玲奈「極力後ろにいるんだぞ」
亜里沙「はいっ!」
雪穂「二人ともー!無事でよかった!」
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幸いにも合流が間に合った。
梯子を滑り降りた雪穂が二人に追いつき、無事を喜んだところで、轟音!!
貯水槽の亀裂がグレンデルの突進に裂け、そして巨大な蛙…魔の両生類が三人と同じ高さへと降り立つ!!
英玲奈「気を付けろ!」
その体重に廃工場の全域が揺れ、その拍子、英玲奈らとグレンデルが共に足を乗せているコンベアのラインが作動を始める。
重々しい金属音が響いて機械が軋り、それなりの速度で稼働するコンベアのラインが向かう先は巨大な炉。
火こそ入っていないが、良い気分はしない状況だ。
そして迫るグレンデル!!
亜里沙「水場を壊されて怒ってるみたい?」
雪穂「餌が逃げて怒ってるようにも見えるね…」
英玲奈は素早く周囲を観察する。
ギミックらしいのは複数のレバー、何らかのボタン、少し離れた位置に作業台のある機械アーム。
英玲奈が万全、雪穂はマナが半減、亜里沙は足に負傷というパーティー状況。
英玲奈(どう対処するか。四極の矢である程度のダメージは入っているようだが…)
【行動を選択してください】
1 このまま戦闘だ!押し切るぞ!
2 いや、周囲の物を利用してみるか?
下3レス多数決
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2
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2
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1
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英玲奈「亜里沙が負傷している今、正面戦闘は極力避けたい。周りを利用するぞ!」
二人へと声を掛け、コンベアの流れに沿ってグレンデルに背を向けて逃げる。
「ゴゴォ!」と気味の悪い声を伴い、小さく跳ねながら追走してくる敵。が、機動力がそれほどでなさそうなのは幸運か。
英玲奈「三種のレバーにボタンが気になるな。効果はわからんが…」
雪穂「簡単な仕組み…あれなら私の矢で押せるよ!」
亜里沙「さすが雪穂!」
英玲奈「あとは機械アームか。あれは誰か一人が移動して操作しなければいけないらしい」
【行動を選択してください】
1 レバーを利用してみよう!
2 ボタンを押してみるか?
3 アームを操作しよう!
安価下
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2
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仕掛けの作用は外見だけでは判別ができない。
となればダメ元、深く考えずに狙ってみるしかない!
英玲奈「雪穂!ボタンを狙ってくれ!」
雪穂「わかった!」
雪穂が素早く放った矢は上方に位置しているボタンへと当たり、そして作動させる!
すると工場全体、歯車が組み変わるような音が響き…
亜里沙「あれ、コンベアが止まった…」
雪穂「……って!逆向きに動き出したぁ!?」
英玲奈「なっ、まずいぞ!」
そう、雪穂が押したボタンはコンベアの逆流スイッチだったらしい。
英玲奈らは進んできた道の逆戻りを強いられ、そして飛び跳ねながら進むグレンデルには逆流の影響が少ない!
亜里沙「わあ!?カエルが近付いてきます!」
英玲奈「くっ、仕方ない!迎撃するぞ!」
【英玲奈の行動を選択してください】
1 相手は私の得意な大型モンスターだ。前に出て二人の盾になる!
2 砲撃だ!これ以上近付かせる前に仕留める!
安価下
-
2
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英玲奈(近付いてやる必要はない!砲撃で勝負だ!)
雪穂(私も、今度こそ!)
【雪穂の行動を選択してください】
1 四極の矢で!
2 新技を狙う!
3 近寄ってナイフで攻撃!
安価下
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2
-
雪穂(もう一度矢だ!さっきの経験を活かす!)
亜里沙(亜里沙は…どうしよう!)
【亜里沙の行動を選択してください】
1 近付いて剣で攻撃!
2 ボウガンを射とうかな?
3 攻撃を待って、スープレックスを狙います!
4 今は回復に集中…
安価下
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4
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4
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亜里沙「ごめんなさい!二人に任せるね!」
英玲奈「ああ、それでいい!」
雪穂「任せてっ!まずは私から…!」
猛然の跳躍が繰り返され、断続的な重い振動がコンベアを揺らす。
接近、接近…!
雪穂たちが逆向きに戻されていくのに伴い、醜悪な怪物の顔相が急速に近付いてくる!
息を吸い…吐き…
呼吸を整え、慌てずに弓を引き絞り。
雪穂(さっきの経験を活かすんだ。全身が見えてる…的は大きい。狙うっ!!)
コンマ
01〜50 スキル習得
51〜75 攻撃成功
76〜00 攻撃失敗
判定
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1447413754/
>>218
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うーん惜しい
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雪穂の新技は難産やね
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これで覚えればアサシンになれるはずなんだよね
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それだけ凄技なんだろ多分
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弓へと風のマナを収束。
手元に飄風が渦を巻き、螺旋の魔力を矢に纏わせ。
雪穂(私の新技…こんな感じっ!?)
引き放った矢は怪物の顔面を見事に捉える!
しかし技を成さんとした魔力は霧散し、雪穂の意図した通りにはならず。
悔しさにギリ、と歯噛みをするが、役割は果たしている!
英玲奈「充分だ!私の出番と行こうか!」
瞬間的に怯んだ怪物へ、英玲奈は重砲を作動させて狙いを定める!
英玲奈の斬撃、雪穂の矢、少しずつダメージは与えているが、グレンデルは巨体に相応しく。まだまだ体力を残しているようにも見える。
英玲奈(可能であれば仕留めてしまいたいがな…!)
コンマ
01〜20 撃破 ※20%補正
21〜50 攻撃大成功
50〜80 攻撃成功
81〜00 回避される
判定>>219
-
はい終了
今の内に武具決めておこうね
-
「食らえ!」と一声!
圧倒的な砲撃がグレンデルを襲う…が、魔物の鈍重な動作は擬態だった!
英玲奈ら三人の誰もが予想しなかった高速の跳躍を見せ、高々と宙を舞って砲撃の嵐を回避してみせる!
英玲奈「馬鹿な…!?」
雪穂「やばいっ!?」
亜里沙「降ってきます!!」
重みのある巨体がプレス機の如く。
自重を武器に、英玲奈たちを踏み潰さんと豪快な落下を見せる!!!
コンマ
英玲奈
01〜20 負傷
21〜40 軽傷
41〜00 回避
雪穂、亜里沙
01〜20 重症
21〜40 負傷
41〜60 軽傷
61〜00 回避
判定
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1447413754/
英玲奈>>222
雪穂>>223
亜里沙>>224
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アリチカ生傷絶えないな
-
英玲奈は見事回避!続けて雪穂も落下点から身を逸らす!
が、足に負傷を残していた亜里沙は出足に遅れて踏み抜かれたコンベアの破片に腹部を打ち据えられてしまう。
雪穂「亜里沙!大丈夫っ!?」
亜里沙「うう…大丈夫、だけど痛いです…」
グレンデルの大攻撃。それは一撃に留まらず、もう一撃と巨腕を振り下ろす。
手負いの亜里沙と弓手の雪穂を庇うべく、英玲奈はすかさず二人の前へと身を呈する!
コンマ
01〜50 迎撃成功 ※20%補正
51〜80 負傷
81〜00 スキル習得
判定>>226
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えれありばかり強く…
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四極は燃費が悪いだけで超強いから…
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振り下ろされる巨腕、それを見据えて英玲奈。
スウ、と剣を上段に掲げ、横ざま、緩やかに下段へと。
その所作に力感はゼロ。完全なる脱力が半月を描き…
英玲奈「せっかく身体能力が上がっているんだ。受け技、というのも悪くはない」
眼前へと迫る滑り気のある皮膚、英玲奈は一転、筋繊維の全てへと力を漲らせる!!
脱力からの緊張、生み出される瞬発力は神速!
輝剣が独特の軌道で剣弧を描き、怪物の掌から手首へと斬撃!見事に前脚の一端を斬り飛ばしてみせる!!
英玲奈「悪くない。半狼の身に因み、『偃月刃』…とでも呼んでおこうか」
矮小な生物からの思わぬ反撃に、怪物は亜叫を上げて空気を震わせる!!
生まれた隙は大きい!となれば、あとは各々が攻撃を叩き込むだけだ!
-
英玲奈「終わらせるぞ!」
雪穂「了解っ!」
亜里沙「はいっ!」
亜里沙に秘められた高度な魔力。
それを親密な絆で結ばれた二人と共に利用することで、未熟な亜里沙だけでは成し得ない大容量の吹雪にも等しい威力を引き出すことが可能となる!
強敵だった。三人の絆を極限に高めていたのが勝因なのもしれない。
英玲奈、雪穂、そして亜里沙。
三人が肩を並べて刃を振るうことにより生じる凍結のマナはまさに雪崩の如し!!
連携!!!
『デルタヴォーパル!!!』
息の合った三連斬が怪物の腹部を通り抜けた後には、巨大な氷塊だけが残されていた。
もちろん表面的な凍結だけではない。血液から臓腑、怪物にとって生命維持に必要とされる全てを凍りつかせ…
英玲奈「完勝ではないが、多少の強引さは仕方がないか…」
亜里沙「勝ちました…か?」
雪穂「勝ったみたい…だね」
スタジアムの光景が元へと戻る。
結局、英玲奈の返しの一太刀が優秀だった。鮮やかな斬撃が集中攻撃へと繋ぎ、雪穂は決めきれなかった悔しさに後悔を抱くが…
《四回戦突破ァァァァ!!!!》
辛うじて、四人は決勝への挑戦権を手に入れた!
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時間空くよ
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おつ
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すまん英玲奈の技なんて読むんだ
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えんげつじん、じゃね?
関羽の青龍偃月刀と同じ字だな
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目の前の機械で調べられるやん
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おつ
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>>87
㌧
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質問なんだけど亜里沙の剣って普通のと触媒で持ち分けできるの?
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雪穂のスキル習得ミス連発がマイナスステータスに繋がらないように祈る
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9時ごろから続きを
あと4回戦の仕掛けだけ
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/neet4vip/1448703132/
グレンデルの強化→透明化能力
青レバーの着色が対応策
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かなりの苦戦を強いられ、雪穂のマナ消耗と亜里沙に手傷が残っている状態。
主軸の英玲奈こそ無傷だが、決して盤石の状態とは言えない。
しかしスタジアムの盛り上がりは最高潮!!
人々は狂乱に目を輝かせながら、英玲奈たち三人の名前を怒号のように呼び讃えている。
英玲奈「そんなにか?あまり褒められた試合じゃなかったと思うんだが」
亜里沙「亜里沙は失敗ばっかりでした…」
雪穂「私もそんなにいいとこなしだったかな…」
三人は首を傾げるが、この観客たちの盛り上がりようは今の試合を受けてというだけではないのだ。
そもそも。
闘技場において、強力なモンスターと対峙させられる四回戦は大きな壁となっている。
賞金目当ての戦士たちの多くは三回戦で棄権する。そして継戦を希望したパーティーも、魔物の前に全滅してしまうのが大半。
故に、四回戦を勝ち抜いた2パーティーが戦う決勝というのは頻繁に行われるものではない。
四回戦を勝ち抜き決勝に挑むと宣言したパーティーがいたとしても、対戦相手となる勝ち抜きパーティーが見つかるまで数日、下手をすれば数週間待ちなどというのがザラだ。
そして持ち越された決勝が行われる日の闘技場観戦は超満員!
入れず溢れてしまう客が多く出るほどのイベントなのだ。
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しかし今日は違う。
一応の余力を残して突破した英玲奈たちは間違いなく決勝へと挑むはず。
そしてもう一チーム!
敵となり得るもう一つのチームまでもが大鎌を駆り、今四回戦を無傷で勝ち上がろうとしているのだ!
見られる!決勝が当日に見られる!
同日に2チームが勝ち上がったならば後々に入場争いになることもなく、今日集った観客たちは無条件で、幸運にも決勝を見られる!
そんな期待に、観客たちは盛り上がっているわけなのだ。
だが当事者の英玲奈たちには今一つピンと来ていない。
三人での連携に辛うじて勝機を見出したが、不甲斐ない試合をやってしまったという意識ばかりが先立つ内容だった。
何せ実戦であれば、あるいは亜里沙が食われて命を落としていた状況だった。
砲撃を外してしまったのも反省材料。英玲奈は調子に乗ってはいけないなと自戒する。
雪穂「はぁ…頑張らなくっちゃ!」
亜里沙「よし、一応治療は終わりました!」
英玲奈「さて…」
司会者の男が満面の期待を込めて、二択の後者だけは選んでくれるなと言外に強制の雰囲気を醸しつつ。
幾度も聞いた問いの、最後の一度を英玲奈らへと投げかける。
《さあ、決勝へ進むか!?それとも…リタイアとは言わないよなあ!》
英玲奈(まあ落ち着け、勢いで進むものじゃない。一度冷静になって…決意を持って決めなければな)
【行動を選択してください】
1 ……よし、決勝へ挑戦だ!!
2 雰囲気に乗せられて無理をする必要はない。ここで退かせてもらおうか。
下5レス多数決
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怖いもの見たさで1
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まあ、死にゃしないしね
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決勝ってかさね達か
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食われたら死んでたのか
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米印ないってことはルート分岐には寄与しないのか。前の晩のかさねのセリフからすると今日で終わりみたいな雰囲気だったが
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>>103
実戦ならだから多分食べられてもリタイアで済んだんじゃない?
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英玲奈 「決勝へ挑戦だ!!」
堂々の宣言に、客席が興奮の坩堝と化す。
初挑戦からたったの三日!日ごとに回戦を進め、そして早くも決勝へ辿り着いてみせた英玲奈たち。
その人気はもはや不動!完全なるスターと化している!
雪穂「せっかく勝ち上がったんだもんね!」
亜里沙「よーし!頑張ります!」
英玲奈「挑むからには勝つぞ。頑張ろう!」
そしてスタジアム内、他方でも歓声が沸き起こる。
対戦相手となるパーティーが決勝への参加を表明したのだ。さあ、闘技場の全域が戦闘への期待を高めていく!
手拍子と怒涛の歓声!音が壁の如く圧力と化してフィールドを打ち据える!
ビリビリと揺れる大気に雪穂は思わず耳を塞ぎ…
バツンと、夜間照明が完全に落とされる。
ざわ…!と一沸き。決勝前に恒例の演出だ。
早晩から始まった戦いはそれなりの時間を経過させ、既に空は夜闇に包まれている。
照明を落としてしまえば一帯は闇。期待に口々言葉を交わし合う人々の声だけが聞こえ…
延々、この状況を待ち構えていた者たちがいる。
(今だ、統堂英玲奈を捕らえろ…!)
スタジアムのスタッフに内通者を抱え、内部への潜伏を果たし、闇に乗じてフィールド内へと侵入した奴隷商人の集団たちだ!
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ああ、大鎌を持ってるキャラだからか
-
暗闇のフィールド内に躍り出た男たちは一様に暗視ゴーグルを装着し、一寸先も見えない闇の中を風のように駆けていく。
人買いたちの中でも、特に腕に覚えのある者たちがこの役に抜擢されている。
この照明が落ちた状態が続くのはおよそ1分ほど。
客席には防犯のために足元を照らすほどの薄明かりが付いているが、フィールドの目視は不可。
司会者の男が大音響で煽り文句を語っているため、少々の悲鳴が上がったところで誰に聞かれるでもなし。
そして男たちはスルスルと、英玲奈へと忍び寄り…
英玲奈「お前たちは何者だ?」
英玲奈に勘付かれてしまう!
優れた視覚、聴覚、とりわけズバ抜けた嗅覚!英玲奈の感知能力は暗闇だろうと異物の存在を認識してみせる!
が、想定内だ。
男たちは英玲奈の問いに声を返すことなく、手にしている英玲奈捕獲のための秘策…とある成分が入ったスプレー缶を、英玲奈へと構えて猛烈な勢いで噴射する!!
素早い反応。飛散した薬液を被らないよう、吸わないように飛び下がる英玲奈、だが!
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英玲奈「な…んだ!これは…!?」
英玲奈はよろめき、バックステップに失敗して足をその場にもつれさせる。
手でとっさに押さえた鼻からはポタポタと鼻血が垂れ…
英玲奈「か、はっ…!」
口から血を吐き、その場に膝を着いてしまう!!
目論見通り。男たちは顔を見合わせほくそ笑み合う。
スプレー缶の中身は超濃縮したアリルプロビルジスルファイド。
犬の赤血球を破壊する、犬にとっての猛毒…玉ねぎの匂い。
人間にも涙を誘発する、あのピリピリ成分だ!!
通常の化学兵器となれば扱いに専門知識が必要だ。下手を打てば自分たちも巻き込まれてしまいかねない。
だが、これは所詮玉ねぎ!英玲奈は甚大なダメージを受けるが人間にはそれほどではない!
犬科と化した英玲奈には、突然のその不意打ちに抗う力が残されていない。
男たちに乱暴に両腕を掴まれながら、息も絶え絶え、浅く咳き込みながら目鼻の痺れに苛まれる。
意思と関係なく刺激に流れ出る涙をポロポロと落としながら、男たちへと抵抗の意思を示すが…弱々しい。
英玲奈「やめ…ろ…!」
「ああ〜良いザマだぜ!美しい女が泣きながらもがく顔は最高だ!」
「たまらねえな!玉ねぎの香りは楽しめてるか犬娘!」
「今すぐにでも楽しみたいが、時間もない。連れて引き上げるぞ!」
数人の男たちの所作は音もなく素早く。
再び英玲奈の顔へと玉ねぎスプレーを吹きかけながら腹部へと殴打を加え、くぐもった苦悶の声に下卑た笑いを漏らす。
雪穂と亜里沙は暗闇と観客の歓声、司会の声の大音響に、英玲奈の危機に気付くことができない!
英玲奈(バカな…!玉ねぎだと?私は、こんな間の抜けた手段で…!?)
-
犬だなぁ…
-
英玲奈は人狼化に対して始めて後悔する!
あまりに情けないやられ方だ!話にならない!
英玲奈(玉ねぎを食べてもなんともなかったじゃないか!)
あくまで人狼の半分は人。少し食べただけで毒性が出てしまう犬ほどに過敏な反応を示すわけではない。
だから気付いていなかった。しかし!ここまで濃縮された状態で噴きかけられれば人間とは比べ物にならないダメージを受けてしまう!
繰り返し顔へとスプレーを噴きかけられ、抵抗虚しく引きずられながら、英玲奈は悔しさに涙を流す。
そして雪穂と亜里沙を守る役目を果たせない自分へと怒りを抱き…待ち受ける運命に悪寒を覚える。
この男たちは明らかに人買いだ。このまま連れ去られてしまえば…!
毅然としている英玲奈もまだ10代。子供の域だと忘れてはならない。
心が恐怖に捉われ…仲間たちの顔が思い浮かぶ。
雪穂、亜里沙…ツバサにあんじゅ、絵里
希、にこ、真姫…それに穂乃果たち。
すまない…ごめん…
私は、ここまでなのかもしれない…
体がまるで言うことを聞かない。
経験したことがない種類の逆境に、英玲奈の心が折れそうになる。
雪穂と亜里沙が英玲奈の不在に気付いたようで、辺りを見回し声を出している。
しかし二人の感覚では見付ける事は出来ないだろう。亜里沙も身体能力は高いが、もう距離は離れていてあまりに状況が悪い。
英玲奈(こんな終わり方…)
「数百万で売り払ってやるからな!」
かさね「いやいやいや、そういうのやめてくれないかな?名もなきモブさん」
大鎌が閃き、英玲奈を抱えた男たちを音もなく斬り捌く。
そして夜空が…破滅的な白光に輝かしく染められる!!
-
やはり来たか
-
更新ペース速すぎてなかなか追いつかない
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えぇ・・・
-
雪穂「英玲奈さんっ!!」
亜里沙「あ、そんなところに!」
二人が英玲奈へと駆け寄り、肩を支えられながら英玲奈は咳き込む。
隣に立つ天使、支倉かさねは英玲奈を連れ去ろうとしていた奴隷商人たちをその大鎌で斬り裂き。
そしてつまらなさそうに、寒さを紛らわせるように、手へと白い息を吐きかけている。
地面に転がるのは奴隷商人たち。
鎌で切り裂かれたはずだが傷はなく、ただ白目を剥いて口をパクパクとさせている。
どうやら、彼女の鎌には心を壊す効果があるらしい。
英玲奈は亜里沙からヒールを施されながら、掠れ声でかさねへと問いかける。
英玲奈「助けてくれた…のか…?」
かさね「こういうとこで自分の格を上げてかないとさ。モブ以下のモブがメイン様に手を出そうなんて身の程知らずだよね」
雪穂(相変わらず何を言ってるのか…)
亜里沙「うう、英玲奈さんの鼻血が止まらない…」
亜里沙はヒールを施し続けるが、英玲奈の症状の改善が遅く焦燥を見せる。
と、かさねは掌を向けて英玲奈へと白のマナを放つ。
-
天使なのか死神なのかよくわからんかさねちゃん
-
直球勝負タイプなんか
-
火のルビガンテさんかな?
-
かさね『エクスヒール』
英玲奈「……体が、治った!」
亜里沙「ハラッセオ…!」
雪穂「い、良い人だ!」
英玲奈は毒を受けたのに等しい状態だった。
亜里沙が操る初級治癒術のヒールでは状態異常の類を癒せずにいたのだが、天使であるかさねが放つ回復術は全てを癒してみせた。
さらに亜里沙の足首へと治癒術を放ち、回復させる。
亜里沙「わ、足が痛くなくなった…ハラッセオ…!」
英玲奈「…ありがとう。まずは素直に礼を言わせてくれ」
かさね「正々堂々の支倉かさね、支倉かさねでございます。ちゃんと名前を覚えてほしいなー…なんちゃってね」
どこまで本気か、そう嘯くかさねの背後に二人の仲間。桜坂しずくとクリスティーナが現れる。
二人はそれぞれに武器、水晶のような質感の手槍と、十字架を模した大剣を手にしている。
かさね「わざわざ闘技場を勝ち抜いてきたよ。キミたちを真っ向から叩きのめして、この世界に私たちの名前を刻んでやる。名付けて下剋上計画…ってね」
雪穂「じゃあ、決勝の相手は…って!それより空!あの光は何!?」
-
何の光!?
-
なるほど…処女が沢山…グゥレイト…
-
静かに自転する黄金立方体では?
-
ニンジャの………天使!
-
ニンジャの天使は実在しない。いいね?
-
雪穂が指し示した空、西の街の直上。
夜闇に亀裂が生じ、そこから神々しくも威圧的な光が街の全域へと降り注いでいる。
異様は明らか、人の為せる所業ではなく…
しずく「ええと、そうですね。神意の裁きが行われる…と言えばいいんでしょうか」
クリス「私たちは人々の心に潜む悪心を調査しました。その結果、この都市は光の意思により浄化される事と決まったのです」
かさね「二人はちょっと堅いんだよね…簡単に言えば、私たちの仲間と上司がこれから降りてきて、ババーッと浄化してあげますって話」
英玲奈「っ、!」
かさねがそう語ったと同時、空の裂け目から剣に鎧で武装し、光翼を広げた神軍が百、二百と姿を現出させる。
理事長と同じく冷たい波動、大規模な天使の侵攻が幕を開けたのだ!
そして神軍の末尾、随分とラフな格好の女性天使が姿を見せる。
白シャツの上に青のジャージを軽く羽織り、髪は上で無造作に纏められている。
かさね「あれが私たちの上司。聖名は熾天使ウリエル。受肉した状態での人間名は山田博子。私たちの指導役でもあったから先生なんて呼ばれてたりね」
英玲奈「くっ…相変わらず聖名だの、熾天使だの、受肉だの、よくわからない用語を連発する奴だ!」
亜里沙「すごく強い人って事ですね!」
雪穂「亜里沙!ナイスシンプル!」
事実、その先生とやらは理事長にも迫るほどの強力なマナを発している。
遥か上空に滞したまま、その手に光…
白い灯火を浮かべ。
先生「浄化の炎!」
街の数箇所へと巨大な炎!白炎の渦巻く火災旋風が発生する!!
その雨は物を焼くことはなく、ただ受けた人々の心を無へと浄化してしまう。
恐るべき力に、英玲奈たちは思わず息を飲む…!
-
親方!空から木皿の頭が
-
木皿・ソーラレイ!!!???
-
アニメの担任だよね?あの人名前あったのか
-
申木禿N
-
スクフェスで名前出てきた
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なるほどサンクス
-
龍狩りといいグールといいなぜしたらばに移ったSS書きはヘッズだらけなのか
-
アイエエエエ!
-
ウリエルの浄化の炎…赤い水…サイレンの音…SDK…
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天使九位階全部出てきたりするのかな…
龍も残ってるのにどうなるんや
-
>>124
アッハイ。アイエエエエ……
-
もう完全に空気と化した上に龍(笑)になってる
-
闘技場は悲鳴と喧々諤々の渦に包まれる!
観客たちにはかさねらの声は聞こえていない。状況を解さない。
だが今、街が絶対の危機に追い込まれているのは誰の目にも明らかなのだ!!
いかなる戦闘にも心を乱さずマイペースかつハイテンションの実況を繰り広げる司会者でさえも、マイクを片手に握ったままに唖然と空を見上げている。
そこへ!かさねが声を投げつける!
かさね「司会さん、決勝を始めよっか」
《え…っ、ハァ?何を言って…》
かさね「私、先生にお願いしてて。この戦いは邪魔をしないでほしい。絶対に勝利を収めて、運命を乗り越えてみせるって。そう言ってあるんだ」
英玲奈「……」
かさね「だからさ、決勝をやってる間はここは襲われないから。延命だと思って…戦闘始めちゃってよ」
そしてかさねと背後の二人は、誰の目にも明らかな輝きで白翼を顕現させる。
その姿に轟々と悲鳴がスタジアムを包む。こいつらも敵なのか。あの白炎の竜巻を発生させた怪物と同じ天使なのかと。
絶望に包まれるスタンド。
だが、抗う者はフィールドにいる。
英玲奈「天使だの、運命だのとオカルトに過ぎるが…」
かさね「……」
英玲奈「私たちはお前を倒す。それは何も変わらないさ」
雪穂「お姉ちゃんの、高坂家の名にかけて!私は負けない!」
亜里沙「亜里沙だって!ここで勝てなきゃみんなの力になれない。頑張ります!」
武器を構え、滅びゆく街の只中。
三対三の面々が、互いの運命を賭して向き合う。
司会者はもはやヤケだ。選手たちがやるというならその舵取りをするまで!
《ゲームFINAL!!!レディー…!!!》
フィールドが高速で変化する!
決勝、相手は天使!正念場の戦いだ!!
英玲奈「覚悟を決めろ!!」
コンマ
01〜10 戦場
11〜20 洞窟
21〜30 古城
31〜40 研究所
41〜50 廃工場
51〜60 船
61〜70 市街地
71〜80 砂漠
81〜90 森林
91〜00 スタジアム(変化なし)
判定
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1447413754/
>>228
-
>>137
一応、赤い竜=サタンという説がありますからご安心下さい。古事記にもそう書かれてる。
-
そういうのほんといいから
-
まぁ何事も程々に。
-
今日はここまでで
-
おつ
かさねは捻くれてるな。卑屈というか
-
乙
-
かさね厨二っぽい
-
乙
-
乙なのですね
|シ・ヮ・)
-
>>147
貴様いい加減にうざいんだよガラケーマン
せめて顔文字使うな顔文字から腐臭がするんだよ
-
おっアク禁1号か?
-
おつおつ
司会者ヤケでも良いガッツだ
-
雪穂たちの現在の周囲の様子は例えるならKOF96のラスボスステージみたいに
周りがなんだかすごい攻撃で壊滅してる中試合開始とかそんな感じか
-
天下一武道会の司会みたいな見た目でイメージしてる
口調のタイプは違うけども
-
俺は司会はヒロアカのプレゼントマイクで
-
終わらないヒロアカのプレゼントマイクで想像してるわ
-
誤字ひどない?
俺は司会はヒロアカのプレゼントマイクで想像してるわ
な
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こんな状況だと賞品貰えそうにないな…
-
>>153-155
書き直しで連投すんなよ鬱陶しい。
-
沸点低すぎんよ
これ勝っても街からの逃走が難しそうだな
-
乙
おもしろすぎ
-
戦場に選ばれたのは洞窟。
一面の暗闇の中、翡翠色の光が大量に宙を舞っている。
亜里沙「綺麗…!これなんだろう?」
英玲奈「グローワーム、だな」
雪穂「ワーム…虫なの?」
英玲奈「ああ、この手の光を放つ虫の総称だ。蛍だったり蝿だったりするが…」
亜里沙「はえ?…蛍の方がいいなぁ」
戦闘は既に始まっている。が、その美しい光景につい視線を奪われてしまう。
洞窟内は虫たちの光だけが光源であり、視界は決して良好ではない。
雪穂「それにしても暗いね。これじゃ弓で狙えないよ」
亜里沙「足元もゴツゴツしてる…転んじゃいそうです」
英玲奈「……!いや、少なくとも索敵に苦はないな。来るぞ!」
視界の先、数十メートル先に強力な三対の光が現れる!
それは天使の翼、白光が煌々と洞窟の中を強く強く照らし出す!
-
早いね
-
しずく「かさねさん、リーダーは任せますね」
クリス「神の御心がままに。勝つのは私たちです」
かさね「さあさあ!パーっと派手に行こうよ!!」
支倉かさねの右手には大鎌、だが攻撃手段はそれだけではない。
左手が光に包まれ、そして現れるのは巨大なライフル。
その長大な銃身、重厚で恐ろしげな形状を目にした瞬間、英玲奈が警声を張り上げる!
英玲奈「対物ライフルだと!?気を付けろ!!」
片手には鎌を下げたまま、軽々と大銃を水平に。
銃口を英玲奈へと向けて引き金を弾く!!
かさね「早速死んじゃえ!!!」
コンマ
01〜05 重症 ※スキル15%補正
06〜25 負傷
26〜45 軽傷
46〜00 回避
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1446624889/
なんか天国板落ちてるっぽいからコンマ判定はこっちで
>>7
-
あっぶね
-
ナイス
-
大口径の銃口にマズルフラッシュが煌めく!
ドゴン!と荒々しい発射音が洞窟内に反響、そして放たれる大型の銃弾は分厚い鉄板、あるいは戦車をも撃ち貫く威力を誇っている。
かさねは片腕で、痩身ながらにその衝撃に負けることなく正確な射撃を放つ!
光翼を広げて発射と同時に背後へとわずか飛び、反動を殺しているのが彼女特有の技術なのだろう。
軍属の英玲奈はその威力を知っている。
まともに受ければ致死!しかし焦りながらも、彼女の超感覚は螺旋軌道を描く銃弾へと反応を示す…!
英玲奈『偃月刃!!』
擦り上げるように鋭斬!!
迎撃用の剣技で銃弾を割断、弾き飛ばし、その威力に腕の痺れを覚えながらも無傷!
雪穂「英玲奈さん!!」
亜里沙「ハラッセオ!!」
英玲奈「次を撃たせるな!攻撃を仕掛けていくぞ!」
【英玲奈の行動を選択してください】
1 接近戦を仕掛けるぞ!
2 まずは砲撃だ!
3 待ち構え、『偃月刃』で迎撃を試みる!
安価下
-
2
-
2
-
1
-
甲式四連重砲を起動させる。
敵はまだ三人固まっている。今ならまとめて巻き込みを狙うことが可能だ!
重砲を再入手したのは、強敵たる龍や天使と相対するこの時のためだ!
英玲奈「撃つ!!」
雪穂(私はどう動こう!)
【雪穂の行動を選択してください】
1 まずは弓で普通に射撃を!
2 いきなり仕掛ける!ラスト一発、四極の矢だ!
3 前に出てナイフで攻撃…!
安価下
-
2
-
2
-
雪穂「いきなり仕掛けます!!」
仲間の三人へと宣言、梓弓を構えて集中へと入る…!
たとえ天使だろうと雪穂の誇る弓技の奥義から逃れられないはず!
そして亜里沙も身構える!
亜里沙(どうしようかな!)
【亜里沙の行動を選択してください】
1 剣で前に出ようかな?
2 ボウガンで狙います!
3 回復のために待機です!
4 大暴れです!!
安価下
-
2
-
3
-
亜里沙「亜里沙もボウガンで!」
宣言して構え、結果として三人全員が遠距離戦を選択する。
敵のかさねは対物ライフルを再び構え直しているが、反動もあってかこちらの準備が速い!
まず動いたのは雪穂。
一矢、二矢と高速での連射を始め、同時に空間に風のマナが操作され始める。
その横で亜里沙!
雪穂が大技の体制に入っているため連携はできないが、しかし三回戦景品の強化クロスボウならば単独でもある程度の威力が期待できる!
亜里沙(当てます!)
【攻撃相手を選択してください】
1 大鎌と対物ライフルのかさね
2 水晶槍のしずく
3 十字大剣のクリス
安価下
-
2
-
誰も安価取らなくて草
-
まだ敵の性能わからんからどの選択肢が良いのか選び辛いっていう
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取るの怖いわ
-
相手が確実に強敵だから皆出来るだけいい選択肢選ぼうと慎重になってるんだろ
-
ちょっと怖いのはある
-
強化クロスボウのサイズはそれなりの大型。
腰からぶら下げるように携帯している亜里沙だが、常人ならばその重量に歩行、動作のバランスが崩れてしまうだろう。
またボルトを装填するための力と手間もなかなかのものだ。
強力に張りつめられた弦を引きしぼるためには一度一度、地面に固定して足の力を用いて…という形になるため、決して取り回しの良い武器ではない。
と、それは常人の話。
亜里沙は人外の膂力、少女にとってはひたすらに高威力の武器というだけだ!
亜里沙「狙うのは…!」
桜坂しずくへと視線を向ける。
手にした水晶槍は手槍ほどのサイズ。用途はわからないが、中距離からの投擲武器としても使えるのではないかと亜里沙は考える。
感覚派の亜里沙だが、天使との対峙ともなれば多少の頭も使う!
短時間の思考から、狙い澄まし…放つ!!!
亜里沙「当たれ!」
コンマ
01〜10 攻撃大成功
11〜35 攻撃成功
36〜85 回避される
86〜00 スキル習得
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1446624889/
>>8
-
発射!!
高速の矢がたちまちのうちに天使との距離を詰める!
しかし天使が一人、しずくは…いや、かさねとクリスを含めての三人ともが、飛来する遠距離攻撃にまるで臆さず!
低空を飛翔しながら英玲奈たちへ迫る!
英玲奈(何を考えて…!?当たればいくらなんでも無事では済まないはずだぞ!)
驚く英玲奈へ、答えは間隙のうちに示される。
飛んだ矢と交錯の瞬間、しずくは眼前へと片翼をはためかせる!
奇しくも同じく闘技場。
以前にことりがやってみせたように、彼女ら天使の翼には矢や銃弾といった攻撃への自動防御機能が備えられているのだ!
亜里沙「うう、防がれた…」
雪穂(まだ!私の番だよ!)
しかしあくまで翼は二枚。
雪穂が放つ矢は一、二、三矢、
四本目が空を裂く!同時に雪穂は意識を最大限集中!!
雪穂(私が狙うべきは…!)
【攻撃相手を選択してください】
1 大鎌と対物ライフルのかさね
2 水晶槍のしずく
3 十字大剣のクリス
安価下
-
3
-
雪穂(あの十字架みたいな剣を持ってる、シスターっぽい人を狙う!)
そう判断した雪穂は矢の周囲へと局所的な強風で空中へレールを敷くことで、四方向からの正確無比たる射撃を成立させる!
雪穂(天使だろうが避けさせない!翼は二枚、矢は四本っ!!)
亜里沙「行けっ雪穂ー!」
雪穂『四極の矢!!!』
クリス「っ、これは…!?」
捻じ曲げられた軌道は翼の対応域を超えている!
クリスは地に足をつけ、とっさに飛びのいての退避を狙う!
コンマ
01〜50 攻撃大成功
51〜75 攻撃成功
76〜00 軽傷
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1446624889/
>>9
-
ゾロ目ってことはなんか覚える?
-
これは堕ちたな!
-
>>186
ぞろ目発動にはスネークアイがいるんよ・・・
-
しずく「これは…避けられ…!」
東西南北と四極からの矢、翼で防げたのは二発!
南、西と弾き落としたまではいいが、そこまで。
同着、北と東からの矢が背中と脇腹へと突き立てられる!
雪穂(これで私のマナは底…防がれたんじゃ困るんだよね!)
かさね「っ!しずく!」
クリス「いけません!すぐに治療を…!」
英玲奈「させるものか!!」
英玲奈の砲撃が火を噴く!!
治療へと回らせてやる義理はなし!
英玲奈「この場で終わらせてやる!」
コンマ
かさね
01〜15 大ダメージ
16〜60 攻撃成功
61〜00 回避される
しずく
01〜80 撃破
81〜00 回避される
クリス
01〜20 大ダメージ
21〜70 攻撃成功
71〜00 回避される
判定
かさね>>10
しずく>>11
クリス>>12
-
上々やね
-
対天使 龍にあたって強い俺らのコンマ運
-
神は天使ではなく我々に味方しておられるな
-
レズは強し
-
結構天使弱いな
特殊なマナを持ってるだけか
-
英玲奈はあくまで冷静だ。
この闘技場での数日間で最も大きな収穫は雪穂が奥義級の技を覚えられたこと。そしてその成果がこの本番において如実に現れた。
雪穂のマナは底を付いたとはいえ試合運びは良好、ここは駄目押しを試みる場面だが、後に続く戦闘も意識していかなければ。
故に、砲身が熱されてしまい一定の間重砲を使えなくなる『フルバースト』は用いず。
その中で最大限の砲火を敵の三者へと浴びせる!!!
英玲奈「まずは一人、落とさせてもらおう」
爆撃、爆撃爆撃爆撃!!!!
英玲奈の砲火は凄まじく、味方の雪穂と亜里沙さえ思わず爆風に目を覆うレベルだ!!
降り注ぐ無尽の砲弾はさながら驟雨。
英玲奈の銀のマナが連続して生成していく金属弾は尽きず、圧倒的な爆破の連続はそこに師団が存在するかのような存在感!
個人にして一軍が如し。
それこそが四騎士、統堂英玲奈の真骨頂!!
-
洞窟「もうやめて!私のライフはゼロよ!」
-
フルバーストじゃないのにこの火力描写
-
うーんこれはピンチだから一発逆転技使われるフラグ
-
>>189
雪穂の攻撃受けたのはクリスじゃない?
-
すり替えておいたのさ!
-
何故間違えてしまったのか
訂正するから待っててね
-
間違えてるなたしかに
まあ大した問題者ないかも?
-
クリス「避けられ、ません…!」
東西南北と四極からの矢、翼で防げたのは二発!
南、西と弾き落としたまではいいが、そこまで。
同着、北と東からの矢が背中と脇腹へと突き立てられる!
雪穂(これで私のマナは底…防がれたんじゃ困るんだよね!)
かさね「クリス!!」
しずく「いけない…!かさねさん、すぐに治癒魔術を!」
英玲奈「させるものか!!」
英玲奈の砲撃が火を噴く!!
治療へと回らせてやる義理はなし!
英玲奈「この場で終わらせてやる!」
コンマ
かさね
01〜15 大ダメージ
16〜60 攻撃成功
61〜00 回避される
しずく
01〜20 大ダメージ
21〜70 攻撃成功
71〜00 回避される
クリス
01〜80 撃破
81〜00 回避される
判定はそのまま利用
かさね コンマ12で大ダメージ
しずく コンマ32で攻撃成功
クリス コンマ63で撃破
-
上が>>189の訂正
-
英玲奈はあくまで冷静だ。
この闘技場での数日間で最も大きな収穫は雪穂が奥義級の技を覚えられたこと。そしてその成果がこの本番において如実に現れた。
雪穂のマナは底を付いたとはいえ試合運びは良好、ここは駄目押しを試みる場面だが、後に続く戦闘も意識していかなければ。
故に、砲身が熱されてしまい一定の間重砲を使えなくなる『フルバースト』は用いず。
その中で最大限の砲火を敵の三者へと浴びせる!!!
英玲奈「まずは一人、落とさせてもらおう」
爆撃、爆撃爆撃爆撃!!!!
英玲奈の砲火は凄まじく、味方の雪穂と亜里沙さえ思わず爆風に目を覆うレベルだ!!
降り注ぐ無尽の砲弾はさながら驟雨。
英玲奈の銀のマナが連続して生成していく金属弾は尽きず、圧倒的な爆破の連続はそこに師団が存在するかのような存在感!
個人にして一軍が如し。
それこそが四騎士、統堂英玲奈の真骨頂!!
-
重砲もらっといてホントに良かった……
-
かさね「クリスっ!!」
支倉かさねが翼を翻し、矢傷に動けずにいる仲間を救おうと手を伸ばす。
受肉。天使ら高位生命体は現世に顕現するため、人間の肉体を得ている。
あくまでその肉体に限ればの話だが、金髪の少女であるクリスティーナは三人の中で一番の年上。精神的な支柱でもあるのだ。
しずく「駄目ですかさねさん!!」
砲火の中へと身を呈する。
それは共倒れを招かんとする英玲奈の目算に陥ることを意味している。
それを正確に見極めたしずくはかさねを無理やりに引き止め、爆塵から遠ざける。
クリス「っ…ごめんなさい、二人とも!」
クリスティーナは自身の武器である十字大剣。強大な攻撃力と回復魔力の底上げ効果を有するその武器を使う機会を得られぬままに、爆破に飲まれてリタイアとなる。
天使との戦いだが、あくまで闘技場の決勝戦。
敗者を保護するシステムは作動しているのだ。
ともあれ、一人の撃破に成功した!
加えて残る二人にも砲撃の余波で負傷を負わせている。
とりわけクリスを救おうと退避の遅れた支倉かさねは爆撃を浴び、それなりの手傷が身に刻まれている。
英玲奈(行ける…翼は恐ろしく高密度のマナだが、それでも理事長などとは比べるべくもない。それほど位の高い天使ではないのだろうな)
-
英玲奈たちに勝ってほしいけど、かさねに意地を見せてほしい気持ちもちょっとある
-
ギリギリで勝てば色々話してくれそう感はある
-
展開がどうあれコンマによって後々拮抗することになりそう
雪穂のマナ切れもあるしなぁ
-
そこで新技よ
-
かさね「よくもクリスを…!!」
しずく「落ち着いてかさねさん。冷静に…報いを」
さらに追撃をとばかり、雪穂と亜里沙はそれぞれに矢とボウガンを構える。
単発、二本までの矢が効果を成さないのは理解した。
だがそれでも構えているのは、かさねの回復魔術を使わせないためだ。
いくら翼の防御が堅固であれど、二人の連携技である『スパイラルアロー』ならば無視できる威力ではないはず!
英玲奈の爆撃による負傷はそれなりのものだったようで、かさねは遠距離での応戦を諦め、体に負担のかかるライフルを仕舞い…
かさね「仕返ししてやるから!!!」
鎌を掲げ、翼を大きく動かして宙に舞う!!
狙うは英玲奈!初撃のライフルに続き、かさねはあくまでリーダー狙いを決め込んでいる!
それと同時、飛び上がったしずくは手に持った水晶槍を高々と捧げ持ち…
しずく「私たちも、それなりに仲間思いなんです…!!」
投擲する!!!
槍を手放した彼女の手には、すぐさま次の槍が。どうやらある程度の数を、いや、悪くすれば無際限に水晶槍を生成できるらしい。
そして二本目を投擲!!
雪穂と亜里沙へと槍が向かう!
亜里沙「雪穂!気をつけて!」
雪穂「や、やばい!!」
コンマ
雪穂
01〜25 重症
26〜50 負傷
51〜75 軽傷
76〜00 回避
亜里沙
01〜15 重症 ※10%補正
16〜40 負傷
41〜65 軽傷
66〜90 回避
91〜00 カウンター
判定
雪穂>>13
亜里沙>>14
-
うわあああああああん
-
うわあああああああん
-
雪穂はなおるかな?
-
雪穂は左へ、亜里沙は右へ。
それぞれに跳ね転がるように槍の軌道から外れる…が、その様にしずくは穏やかな笑みを浮かべ。
しずく「ただの槍と思いましたか?」
水晶槍が空中で砕ける!
不安定な鉱石を魔力で繋ぎ止めているような武器なのだ。
故に、手元から一定の距離を離れた瞬間にそれは散り散りに、さながら鋭利な石の雨となって広範囲へ!
回避した直後の二人を追うように降り注ぐ!!
亜里沙「!?…っ、やあああっ!!!」
亜里沙は持ち前の超人的な運動能力を発揮し、転がるようにして石の雨を躱す。
いや、躱したとは言えないだろう。左半身へと石の破片が多数食い込み、血がだらだらと流失している。
負傷の苦痛に顔を歪めつつも、亜里沙は親友へと目を向ける。
亜里沙「雪穂っ!!」
雪穂「………」
雪穂はあくまで普通の少女。
その能力では多段、広域に渡る攻撃を避けること能わず。
全身に深い傷を負い、ピクリともせず。亜里沙の呼びかけにも反応を示さない。
亜里沙は治癒のために駆け寄ろうとするが、しずくが舞い降り、亜里沙へと槍を打ち下ろす!!
しずく「見たところ、遠距離での回復はできないようですね?」
亜里沙「退いてください。亜里沙は雪穂のところに行かなきゃいけないんです…!」
-
短剣あるしへーきへーき(震え声
-
そういやそうだよな
-
雪穂何も覚えず終わりかよ
-
そういえば雪穂って自動で回復するんだっけか
-
とはいえ、ここからさらに追い討ち食らったらシステムに退場させられるんじゃないか?
-
状況は五分五分に戻っただけ
だがキレた亜里沙がどうなるかが心配
-
かさね「あああ!!!うああああ!!!!」
英玲奈(くっ…なんて重い斬撃だ)
手負いとなったことがかさねのリミッターを外したのだろうか。
半狂乱に振り回す大鎌は無軌道でいて、常識外れの速度で。
英玲奈は回避に全神経を注がざるを得ない。
相手が手傷を負っているのは事実だが、対物ライフルを撃てないと見せて手元から消したのはブラフかもしれない。
距離を置けば急に撃ってくる可能性も考慮に入れ入れた上で動くべきだ。
英玲奈(雪穂、亜里沙…!)
負傷したらしい二人の様子も気になる。
しかしここで英玲奈がかさねの側を離れれば、この天使はたちどころに自身の傷を回復させてしまうだろう。
そう、フリーにするわけにはいかないのだ。
かさね「死ねっ!!死んじゃえ!!!」
強振に次ぐ強振。身を屈め、剣で受け流し、斬撃の暴風雨を辛うじてやり過ごす。
時折、小さく舞い上がっては頭上からの大断撃を放ってくるのが人間と違ってやり辛い。
と、鎌の攻撃に一拍。かさねが英玲奈の瞳を覗き込む。
かさね「あなたは幸運だったよねえ、統堂英玲奈ちゃん?」
英玲奈「……何の話だ」
-
かさね「私、天使だから知ってるんだけどね…?」
鎌が足元を薙ぐ!
英玲奈は瞬きの速度、刃を踏み付けて斬撃を止める!!
刃先が洞窟の地面へと食い込み、ギリリ…
英玲奈の脚力と、かさねの腕力とが拮抗する。
かさね「高坂穂乃果のお仲間御一行で、あなた二番目に死にやすい運命だったんだよ?」
英玲奈「戯言だ。例えそうだったにせよ、私は今ここに立っている!」
エクセリオンを振るう!
かさねはそれを避け、負傷した左腕にライフルを現出させて銃火!!
英玲奈が避けてバランスを崩した隙に、鎌を地面から引き抜いて後背へと一、二歩と距離を取る。
かさね「ちぇ、無茶したなぁ…」
かさねの左腕はだらりと垂れ下がる。
負傷にライフルの反動を重ねたことで、腱か何かを損ねたのかもしれない。
(もちろん、ブラフかもしれないが)と考えるのを英玲奈は忘れない。
-
一番はあんじゅさんかな?
-
ヒデコじゃない?
-
展開予想にはいるかもしれんから
そこは・・・ね?
-
展開予想にはいるかもしれんから
そこは・・・ね?
-
ダブルディール使わなくていいから(良心)
-
一番目はヒデコだろ
-
おっと、ごめん
-
いや、自分も失礼
-
じゃあ、英玲奈さんが二番目っておかしいやんけ!すいません!!(逆ギレ)
-
生き延びたが故に、変態に変態を重ねていったのか…
考え深い
-
ヒデコが死にかけたのはメインストーリーでの話じゃないし、三番目かも
-
展開予想はせめてこのスレでしような
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」感想スレ [転載禁止]���2ch.net
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1445954774/
-
英玲奈「それに、ふむ…良い事を聞いた」
かさね「……?」
怪訝がるかさね。有益な情報を与えたつもりはないのだが。
しかし英玲奈はさらりと笑み。
英玲奈「死にやすい運命“だった”という言い回し。今は違うと考えさせてもらおうか」
かさね「……オカルトとか、運命論は信じないんじゃなかったの?」
英玲奈「良い結果の占いだけは信じるタイプでね」
かさね「……あっは、いいね。その前向きさはメインキャラだ。見習って…」
大上段、片腕で大鎌を振り上げる。
かさね「全力の一撃でキミをやっつけて、大逆転といっちゃおう」
英玲奈「上等だ」
英玲奈も剣を上段。
普段は片手使いのエクセリオンを両手持ちに。
呼吸を深め…受けの剣を放つべく集中を高める。
かさねが駆け寄る!
英玲奈は待ち受け…
かさね『集約する脅威(メナスライザー)!!!』
英玲奈『偃月刃…!!』
交錯する!!!
コンマ
偶数 かさねを撃破
奇数 英玲奈が負傷
判定>>16
-
全員傷だらけやな
-
アンデッド雪穂がいるから(震え)
-
初手で有利になり過ぎたから不利安価連発して無理矢理整合性取ってる感ある
-
やったねかさねちゃん!見せ場が増えるよ!
-
これ味方も重症負ったら何かイベント起きないとちょっと変な気がする
敵だけ重症とは何だったのかになるのは
-
焦ってるようだけどエレナは所詮負傷で
かさねは全力の一撃だからどうにかなるだろ
-
英玲奈が誇る受けの剣、『偃月刃』
上段から下段へ、振り下ろして擦り上げる神速の太刀筋。
しかしかさねの『集約する脅威』こと大鎌による大断撃はそれをも上回ってみせる!
攻撃対象が選択した幾つかの運命分岐、選ばなかった道筋から“脅威”の可能性を拾い集めて鎌の刃へと収束。
そして対象、相対する英玲奈が回避したはずの負傷や病、マイナスの可能性を叩きつけるという恐るべき斬撃!!
たとえ人狼の反射であれど、運命を操る斬撃は易々といなせるものではない!
英玲奈の肩口から逆の腰へ、鋭い斬線が刻まれ…
英玲奈「う、ぐっ…!まだだ!」
かさね(私にもっと魔力があれば、きっと死の運命まで遡れるんだろうけど)
天使としては低位のかさね。
彼女の魔力では直近数分の運命を遡るのがやっとだ。
故に、英玲奈はとっさに身を引くことで負傷を浅く止めている。
が、かさねはここで退かない。
彼女が見据えるのはあくまで勝利。目の前の三人を乗り越えること。
そして、その先に…!
かさね「私は、高坂穂乃果を倒すんだ。『集約する脅威』」
英玲奈「……次は受ける…!」
英玲奈も退く構えは見せない。
退けば回復されてしまう!!
再度、斬撃が交わされ…!
コンマ
偶数 かさねを撃破
奇数 英玲奈が重症
判定>>17
-
すでに書き込んであるんだが
-
あ、ミス
判定>>19
-
運命を遡ったのかと思ったわ
-
17が奇数の運命を覆して19偶数で撃破か
-
英玲奈相手に重症の状態で50%負傷させるってかさねちゃん相当強いね
-
英玲奈「……『偃月刃』!」
紙一重だった。
かさねの大技は多量のマナを消費する。そして二度同じ運命は利用できない。
故に、可能性をより過去へと遡る可能性があり…
若干のマナ不足により、斬撃は一撃目に比べ不完全。
そして連続での同じ技の使用は、英玲奈の超感覚による見切りを可能としてしまう。
交錯、通り抜けた直後。
かさねの腹部には輝剣エクセリオンの斬撃が深々と刻まれていた。
……闘技場の生命保護システムが発動し、傷の状態が固定されて治癒魔術がオートで発動する。
かさねはリタイア処理により戦闘フィールドからの除外処理を受けながら、唇をギリリと噛み締めて床を打つ。
かさね「っ、…どうして、どうして、どうして…!勝ってたはずなのに…普通なら最初の一撃で…!」
-
英玲奈(……事実、本当に危なかった)
英玲奈は全力を尽くした二合を経て、未だ次の動作に移れぬまま、かさねの初撃を思い起こす。
理屈はわからないが、禍々しい魔力を秘めた斬撃を見た瞬間に(避けられない!)と感じてしまった。
だが、それを皮一枚で回避できたのは無意識の体の動き。
それは普通に考えれば日頃の鍛錬の成果なのだろう。
だが、英玲奈はかさねの言う“運命”の力を始めて実感したような気がしていた。
英玲奈「私の運命が、お前を上回った…ということか」
かさね「……悔しい…っ」
そう一言を残し、かさねはフィールドから退去させられる。
英玲奈はようやく極度に張り詰めた状態から気を取り直し、そして交戦を続けているはずの亜里沙たちへと視線を送る!
英玲奈(二人は大丈夫だろうか…!)
-
でも感じちゃう
-
○○○○○○「(レズ)力が欲しいか?」
-
>>253
堕天まったなし
-
亜里沙は斬る!!殴る!!叩きつける!!!
足場にヒビの入る勢いで踏み込み、力任せに横薙ぎの一撃を放つ!!
親友の危機に最もそのポテンシャルを発揮するのは以前、海運王の部下に雪穂が傷付けられそうになったあの時の通りだ。
完全に制御を失った様子、ゼンマイを巻きすぎたブリキ人形のような気狂いめいた動作!
亜里沙「雪穂を助けなきゃ…雪穂を助けなきゃ…!」
しずく「っ、この子…なんて力を!」
しずくは手にした水晶槍で亜里沙の剣撃を受ける。
だが、先に雪穂と亜里沙を襲った分離撃にも表されるように、水晶の槍はその構造が脆い。
とはいえ並の攻撃で崩れるような代物ではないのだが…
亜里沙『氷握(フロストバイト)!!!』
しずく「そんな、素手で!?」
剣の強振、さらに素手でまで、亜里沙は水晶槍を砕き割ってみせる。
あまりに相性が悪い…!
だが、負傷者の元へと向かわせればヒールを使わせてしまう。
しずく(これは、考え物ですね…)
-
しずくの水晶槍にもかさねの鎌と同様、人の心を浄化…壊す効果が付随している。
だが、かさねが奴隷商人たちを無力化してみせたような瞬殺。
あれは相手が意志薄弱の有象無象だからこそ可能な技。
この少女たち…
高坂穂乃果の一派を無力化するには、まず正面戦闘で強い心と運命の力を折らなくてはならない。
しずく(本当に、厄介ですね…)
亜里沙『氷雪剣!!!』
亜里沙は斬撃、握撃と、惜しげもなくマナ消費技を繰り出してくる。
力任せ、考えなしの戦いぶりだが、それを可能とするだけの膨大なマナをリソースとして有している。
このままではジリ貧。そう判断したしずくは、飛翔する!!
亜里沙「飛んだ!?雪穂っ!!今行くね!!」
しずく(あの身体能力…離れれば瞬時に高坂雪穂へと辿り着いてしまう。けれど、二人まとめて仕留めればいいだけです!!)
しずく『水晶嵐(ジリオラ)』
特殊な武器である水晶槍を手元で際限なく生成、その場で砕き撃ち出す!
魔術ではないが故に詠唱は不要。
人には真似のできない強力な技が広範囲に破壊を引き起こす!!
亜里沙「雪穂っ…!!」
亜里沙は雪穂を抱きしめ、そして嵐から逃れるべく走る!!
コンマ
01〜10 亜里沙リタイア
11〜40 重症
41〜80 回避
81〜00 カウンター
判定>>22
-
愛やね!
-
亜里沙有能やな
-
あとは1人か
-
亜里沙は走る!駆け抜ける!
大好きな雪穂を力いっぱいに抱きしめ、美しくも恐ろしい破壊の嵐が岩を砕いて撒き散らす中、脇目も振らずに走り続ける!
その迷いのなさは敵であるしずくをして、心の底から驚嘆してしまうほどに一途で、大切な人を守りたいという気持ちだけがそこにあった。
天使が感じ取るのは人の悪心だけではない。善心もだ。
あまりに献身的、無償の愛の輝きに…しずくは、寸時。
攻撃の手を止めてしまう。
しずく(人間には、こういう子もいる…)
雪穂「亜里沙…ありがとう」
亜里沙「雪穂っ…!?よかった!」
意識を取り戻したらしい雪穂が、小さな声で亜里沙へと囁く。
その声は弱々しく…いや、そうでもない。敵であるしずくへと自身の目覚めを悟らせないために潜めている。
そう、亜里沙が必死に追い打ちを防いだことにより、雪穂の重症はゆっくりと癒え、今は動ける程度の傷まで回復を見ている。
とはいえ背に脇腹と出血、腰骨の損傷に頭にも怪我と、満身創痍に近い状態ではあるのだが…
雪穂「矢はまだ射てる!!」
しずく「なっ…いつの間に回復を!?」
-
頼むぞ雪穂
頼むぞ俺らのコンマ運
-
雪穂は最速の動作で三矢を同時に番える。
簡単な計算だ。
相手が対の翼で矢を防ぐなら、三本放てばいい。
雪穂(って、四極の矢の完全劣化版なわけだけど…)
大掛かりな大気操作をするようなマナは残されていない。
今できるのは、海未と書物で読んだ昔ながらの射法の再現くらいのもの。
四射を同時に着弾させるような高等な技ではないが、幾度かの失敗の繰り返しは雪穂へと経験を積み重ねている。
雪穂(私はみんなみたいな天才じゃない。失敗を繰り返して、繰り返して…それでも諦めずに前を向くだけ!)
雪穂「当たれっ!!!」
梓弓から、三本の矢が同時に放たれる!!
コンマ
01〜33 攻撃成功
34〜00 攻撃失敗
判定
>>24
>>25
>>26
-
ハラッセオ!
-
バラバラに、拡散するように放たれた矢。
しかし三矢ともがしずくに当たる軌道を描いている!
翼が一、二本目を叩き落とす。
だが三本目!足へと矢が突き立てられ、天使の顔へと痛みの色が走る。
見事、狙い通りに一撃を着弾させられたことに雪穂は安堵する。
この技ならば四極の矢よりは圧倒的に消費も少なく放てそうだ。
本来であれば習得順が逆なのだが…ともあれ、習得できたのならば重畳。
雪穂「『射法・鼎』…とかって、名前だったっけ?」
そこへ!!!
亜里沙「はああああっっ!!!終わりです!!!」
しずく「こんな高さまで跳躍を…!?」
亜里沙が洗礼の剣を直上、思い切り良く振り翳している!!
その高度はしずくよりもさらに上から!
飛翔時に上から攻撃を受けることに慣れていない!
雪穂「亜里沙の暴食剣だ!行けええ!!!」
コンマ
01〜75 撃破
76〜00 回避される
判定>>27
-
大斬撃!!!
龍の器にも耐えうるだけの強靭性、怪物的な膂力。
王の勢力となるべく作り出された偽りの生命
。
けれど、亜里沙は力いっぱいに!
悩まずにいられるのは、ただ一人の肉親である絵里、優しい穂乃果たち、大好きな英玲奈。そして雪穂がいてくれるから!!
この命と力を捧げる先は愛すべき親友。
生きる目的となってくれる雪穂がいるからこそ!
亜里沙「私は、全力で生きる!!!」
しずく(……あなたたちは、運命を与えられるだけの心を有しているのですね)
斬撃を受けた水晶槍に亀裂が入り…微塵に砕ける。
そして亜里沙が振り抜いた剣は勢いそのまま、桜坂しずくの体を強撃!!!
凄まじい勢いで洞窟の地面へとその体を叩きつけ、めり込ませ、そして戦いは決着を迎える!!!
《決着ゥゥゥゥ!!!!!》
雪穂「亜里沙ぁぁあ!!!」
亜里沙「勝った…勝ったよ雪穂ー!!」
抱き合う二人を少しだけ離れた位置から見守りつつ、英玲奈は小さく微笑み。
二人が天使を撃破するまでに育て上げられたという喜びに、ほんの小さくガッツポーズを作るのだった。
-
戦闘フィールドの光景が元のスタジアムへと戻り、盛大な花火が夜空に。
加えて、大量の紙吹雪が英玲奈たちへと降り注ぐ。
離れた位置、向かい側にはかさねら三人の姿。
さて、問題はここからだ。戦闘によって三人のマナは消耗させた。
だが、ここはあくまで闘技場。天使らにも例外なく救命措置は施されていて、ある程度の負傷が癒えている。
自動で行われるのは応急処置だけ。
あとは医療スタッフたちの治癒魔術なわけだが、しかし早々に離脱したクリスティーナの治癒により、かさねとしずくもその傷を癒している。
雪穂が気付く。
雪穂「あれ?かえって不利になってない?」
亜里沙「んー…」
英玲奈「……そうだな、ここまでは考えていなかったぞ」
熱戦、華々しい決着。
人気選手である英玲奈たちの優勝にも、観客たちは静まり返っている。
闘技場へと強光が差し込み…
敵の指揮官、熾天使ウリエルこと先生が舞い降りてきたのだ。
-
プレデター2みたいな展開
-
連戦かそれとも・・・
-
ウリエルは英玲奈、雪穂、亜里沙と順に眺め、少し納得したとばかりに口元に手を当てて呟く。
「なるほど、これが高坂穂乃果の仲間たち…この魂の輝きよう、理事長がこだわるのもわかるかもしれないな」
英玲奈(………これは…)
雪穂(やばい、やばい…)
亜里沙(ハラッセオ〜…全然勝てなさそう)
英玲奈たちは息を飲み、動けずにいる。
上空にいた時よりも、間近に迫ってしまえばそのマナの恐ろしさがまざまざと理解できる。
厳かで冷たく…理事長と似ているが、大きく違うのはそこに火のマナも含まれていることか。
その気になれば、英玲奈たちを瞬時に浄化してしまうことも可能だろう。
英玲奈(たったの三人で対峙すべき相手じゃないぞ、こんなの)
英玲奈は力量差からの悪寒に背筋を凍らせつつ、まだ残している最強撃たる『フルバースト』を使うべきかと逡巡する。
だが、この相手では…
「やるだけ無駄だ。わかるだろ?」
英玲奈(…読まれている)
-
ウリエル、“先生”は英玲奈たちから一度視線を切り…
かさねたちへと歩み寄る。
かさね「……先生」
「支倉。最初に言っておくが、悪い戦いじゃなかったよ」
そう言って少しだけ、かさねたちへと優しい目を向ける。
なるほど、確かに教師の…それも、良い教師の目だ。
教え子たちを見守り、その成長に些細ながら一喜一憂できる。
英玲奈はそんな色を熾天使の中に垣間見る。
自身も即席ながら、雪穂と亜里沙と師弟関係を結んだからこそ理解できる感情だ。
「だが…」と、前置き。
「約束は約束。任務から外れた行動をした挙句に敗れたんだ。あっちに戻ってもらうぞ」
かさね「先生…、私は、まだ…!」
「言い訳はあっちで聞く」
ウリエルは手に炎を灯し、そしてかさねへと放つ!!!
英玲奈「な、何を!?」
-
かつてこれほどまでに山田先生が強キャラだったssなど存在しただろうか(反語)
-
天使(ジャージ着用)
-
高位生命体である天使は、受肉…
人としての肉体を得る事で、この世界へと現れることが許される。
肉体を得ることは天使の中でようやく一人前として認められたに等しい。
今ウリエルがかさねの肉体を焼くべく炎を放ったのは処刑などではなく、未だ未熟と判じ、再教育を施そうという判断だ。
ただし、再教育に要する時間は人間単位では測れないほどに膨大な時間なのだが。
かさね(私には、やりたいことが…!)
生命が終わるわけではない。だが、次に受肉したとして今の肉体に入れるわけではない。
肉体によって趣味嗜好、長い時間の経過にって考え方なども変化する。
再度の受肉は別人に生まれ変わるにも近い行動なのだ。
それは天使の基準では大した事ではないのだが、夢も希望も人間と変わらず有しているかさねにとっては死にも等しい。
迫る炎を前に、目を閉じて涙を流し…
クリス「かさねさん、夢を叶えてくださいね?」
しずく「私たちより…あなたが今を生きるべきだと思うから」
かさね「クリスちゃん!しずくちゃん!」
かさねの前に仲間の二人が立ち、身呈して熾天使の炎を防いだのだ。
二人の肉体は滅んでいき…
「お、おい…お前たち、何を?」
ウリエル、山田先生は困惑する。
かさねはともかく、付き合わされた格好の二人には送還すべき問題点はなかったのだ。
英玲奈「仲間に、仲間同士でなんという真似を…!」
「いや、これは人間の感覚で言えば補習授業を受けさせるぐらいの感じで…なんで私が悪者みたいになってるんだ?」
-
絵面がねぇ・・・
-
燃え落ちる二人に笑顔を向けられ、かさねはボロボロと涙を落として床に這う。
英玲奈に雪穂、亜里沙はかさねに同情心を抱く。
天使の感覚など知る由もない。三人にすれば無慈悲に部下を焼き殺したようにしか見えていないのだ。
実際、理解できるはずもない。
人と天使とでは、時間と生命に対する捉え方があまりにも違うのだ。
そして、あくまで人間の尺度で測るのならば、“熾天使ウリエル”青ジャージの山田先生は悪だと言える。
向けられる敵意に辟易しつつ…
山田先生は再び、掌へと炎を灯す。
「やっぱりお前は戻さなくちゃならないよ、支倉。お前は人間に憧れすぎている。それはとても危険なことなんだ」
かさね「私は、私は運命なんかに支配されたくない…!私たちだって負けないんだ、輝けるんだ…!」
かさねは右掌に小型の水晶槍、左手に十字大剣を顕現させる。
消滅の際、しずくとクリスがかさねへと力を遺したのだ。
山田先生は小さく溜息を吐き…
「一帯、まとめて浄化するか」
そう呟き、上空に極大!
灼熱の大火球を顕現させる!!
-
英玲奈「馬鹿な…」
雪穂「め、めちゃくちゃだよ…」
亜里沙「隕石みたい…」
それは夜空を埋める、およそ直径数百メートルにも及ぶほどの規模を有していて…
そう、亜里沙が喩えた通りにさながら巨大な隕石。
これが本当に質量を持つ隕石だったとすれば、世界が滅んでしまうほどの。
だが実際には浄化の炎の塊であり、質量による破壊や高熱による火災を巻き起こすことはない。
焼かれるのはかさねだけ。
ただ粛々と静かに、付近一帯の生命意思全てを浄化して無へと帰すのみだ。
「ちょっと雑だけど…まあ、理事長にちゃんと報告すれば大丈夫だろ」
その炎を落とそうとした瞬間、銃声!!!
「痛っ!?」
ウリエルの翼を貫き、側頭を一発の銃弾が捉える!!
それだけで大きな負傷を追うほどに柔ではない。
が、銃弾には短い時間魔力を封印する作用が秘められていて、上空の炎塊は霧散する!
同時に、闘技場全域を盛大な煙幕が包み込む!!!
-
雪穂「な、何これ!?」
亜里沙「わあ、なんにも見えない…」
英玲奈「雪穂!亜里沙!私から離れるな!」
警戒する英玲奈、その手を大人の女性の手が握りしめた。
不思議と、敵意がないことは瞬時に理解できた。
煙幕の中から現れた顔は、親友にそっくりで…
英玲奈「に、にこ?」
にこママ「の、母です。あなたは英玲奈ちゃん、よね?何度も、娘から手紙で聞いてたわよ」
英玲奈「あ、はい!にこから手紙で…そうだったんですね」
にこママ「娘の数少ない友達のピンチとなれば黙ってられない!ほら、逃げましょう?」
にこの母に手を引かれ、三人は煙幕に紛れて闘技場の出口へと駆け出す!
その逆の方向へ…
涙の跡をくっきりと頬に残したまま、かさねは逃げ出していた。
かさね「ピンチには助けが入る。それがキミたちの運命なんだね…」
かさねは運命を憎む。
自らの仲間、しずくとクリスが焼かれる瞬間に何の救済も与えてくれなかったこの世界を憎む。
人々の意思が消え、廃墟のようになった街の中…
息を潜め、どこかへと姿を眩ませるのだった。
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よし、おやすみ
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乙!
今日はたっぷりだったな
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乙!
娘の言ってた通り強いなにこママ
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乙
ほんとにどのキャラも魅力的ですごい(小並感)
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乙
かさねちゃんも救われて欲しい
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かさねちゃんは強敵になりそう
-
乙!
優勝商品とかどうなるんだろう?
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>>240とか見ると思うけど、そんなに楽勝ばっか見たいんかね
攻撃ターンが交互に回ってるだけだし、コンマが強めなのはボスなんだから当然だと思うんだけど
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英玲奈さんの起こす爆風は雪穂の力になり得ないのだろうか
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>>285
強敵が重症負ったら逆に強くなるのは盛り上げるために必要ってのは分かるんだけど
それなら味方が重症負ったら戦闘不能になるだけってのは変じゃね?
何か行動できたのは自己再生能力ある雪穂という例外だけじゃん
これじゃ負傷する可能性があっても強敵に攻撃する行動がリスクと釣り合ってないような
死亡リスク無しで何かイベント起きることあってもいいと思う
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攻撃の成功がメリットじゃないのか
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味方がピンチの時は度々救済措置っぽい展開あったし、その逆も多少はね
ってか結構は1の匙加減次第なんだし好きなように書いてもらうのが一番っしょ
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>>287
別にボスと完全対等である必要はどこにもないだろ
っていうか作者さんが優しいからって隙あらば難易度下げようとするのやめてくれない?
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毎度思うがたかが一般人の趣味創作にそこまであつくなるなよ
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たかが一般人が無償で楽しませてくれてるからこそ的外れな茶々を入れて欲しくないんだよ
そもそも向こうだって最初の一人は重症で動けなくなってたし、敵で一番メインのキャラが気力で動いたってだけじゃないの
ボスなんだから
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論破したがり大杉
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いつになったらこの不毛な議論終わるのかな
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まあシステムに口出す奴が悪いよ
上手くやってくれてるのに
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安価スレの宿命
相手するなとは言わないけど無限湧きだからさらっと流すしかないよ
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こっちでやれ
URLの頭にh入れてな
【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」感想スレ [転載禁止]���2ch.net
ttp://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1445954774/
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外野は静かにな
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にこの母に手を引かれ、三人は選手通用口から裏口の方向へと駆けていく。
彼女の纏っているマントはあちこちへと行き渡るほどに広がった煙幕に見事に溶け込み、さらに英玲奈ら三人の気配までをも煙に溶け込ませてみせる。
何かとても上等な装備なのだろう。
加えて、おそらく職としてはアサシン。それもとびきりに優れたアサシンだ。
二度、通路ですれ違った天使を音もなく仕留めてみせた身のこなしには恐ろしささえ感じるほど。
雪穂(すごい!私も、こんな風に…)
亜里沙(かっこいいです!)
英玲奈(にこの言っていた、かつて凄腕の傭兵だったという話は本当なのだな)
にこママ「上手く助けに入れるタイミングがあって良かったわ。敵の子が揉めてたおかげね」
英玲奈「本当に助かりました…ありがとうございます」
にこママ「あら、まだ切り抜けてないわよ?っと…そこ、景品置き場かしら」
-
なんておあつらえ向きな景品置き場。
怪盗の母も怪盗なのか
-
にこの母は小部屋を指差し、英玲奈たちが目を向けるよりも速く錠を弄って扉を開けてみせる。
凄まじいまでのピッキング技術。娘が義賊として名を馳せたのも血脈故か。
にこママ「あなたたち、決勝まで勝ち抜いたんだから貰えるものは貰っときなさい」
部屋の中には透明のケース内に景品が陳列されている。
にこの母は躊躇がない。緊急時だからとばかりケースへ発砲!が、傷が付かない。
と見るやいなや室内奥の端末を操作し、各回戦ごとのガラスケースを開け放ってみせる。
にこママ「色々複雑なロックが掛かってるわね…けど、正々堂々勝ち抜いたんだし報酬は貰っておきなさいね」
英玲奈「凄い!決勝の景品まで取れる状態に…!」
にこママ「各回戦ごとに一つ景品を取り出したら再ロックされるみたい。スタッフによる盗難防止かしらね?逃げるのも急がなきゃだし、急いで一つだけ選んでね」
-
火事場泥b……
おや、着信あり。番号は25252……
-
英玲奈「まずは三回戦景品か」
雪穂「迷ってる時間はないね!」
亜里沙「あ、お金にできるアイテムもあるんですね」
【交換できる品一覧】※現時点の装備よりも劣るものは表示されません。
[雪穂]
『狙撃者のマント』マント・ランク3
弓での攻撃成功率が8%上昇します。※防御効果はありません。
[亜里沙]
『白銀の剣』長剣・ランク3
闇属性への特効を持つ剣です。※魔術は使用不可
『カイトシールド』盾・ランク3
物理防御時に8%のコンマ補正が付与されます。
[その他]
『金の延べ棒』5000G相当の換金アイテムです。
安価下
-
カイトシールド
-
亜里沙「盾をもらってもいいかな?」
雪穂「オッケー!急ごう!」
英玲奈「次は四回戦景品、これも手早く決めてしまうぞ!」
【交換できる品一覧】※現時点の装備よりも劣るものは表示されません。
[英玲奈]
『ファンネルビット』重砲・オプション装備
戦闘中、敵味方を問わずあらゆるコンマ判定時、5の倍数が出た際に相手へと軽傷を与えます。
『抗魔式装甲』
魔術防御時15%補正。
[雪穂]
『影射ちの弓』弓・ランク4
威力はそこそこ、必中の弓です。
『黒森のマント』マント・ランク4
物理防御時5%補正。影のマントと同様に物陰に隠れやすくなります。
[亜里沙]
『竜牙の剣』長剣・ランク4
非常に威力の高い剣です。竜族特攻。魔術使用不可。
『アイスブランド』触媒剣・ランク3
洗礼の剣よりも威力の高い触媒剣です。
『竜鱗の盾』盾・ランク4
物理防御5%補正、ブレス防御50%補正。
『竜鱗の鎧』鎧・ランク4
物理防御10%補正、魔術防御15%補正。
先に2票集まったアイテムで
-
ファンネル!ファンネル!
-
ファンネル
-
雪穂「うーん、ファンネルだね」
英玲奈「なっ…!」
亜里沙「ファンネルにしよう!」
英玲奈「い、いいのか…!?雪穂、亜里沙…!愛してるぞ!」
思わず二人を抱きすくめようとする英玲奈。
横からにこママが苦笑いを浮かべつつ口を挟む。
にこママ「ほらほら、仲が良いのはいいけど急ぎなさい?天使来ちゃうわよ」
英玲奈「す、すみません」
雪穂「あとはこっちの…!」
亜里沙「決勝の景品!」
英玲奈「凄まじい品ばかり、どれも持っていきたいぐらいだが、一つ選ばなければ…!」
【交換できる品一覧】
[英玲奈]
『七星砲』
七の砲門を有し、あらゆる局面に対応できる最高峰の重砲です。
『マナリフレクター』
魔術防御25%。コンマ01〜15が魔術反射カウンターに変化します。※味方の補助魔術には適応されません。
[雪穂]
『岩融の弓』
最高クラスの貫通力を誇る弓です。障害物越しの狙撃が可能になります。
『殺戮者の夜衣』
暗闇や地形へ隠れる効果と、攻撃成功率に10%の補正が付く防具です。
[亜里沙]
『純白の聖剣』
剣としても高威力を誇る触媒剣です。治癒魔術の効果を高めることが可能です。
『超強化クロスボウ』
城壁をも破壊できる、バリスタに近いボウガンです。
『氷壁の盾』
物理10%、炎と氷に60%の耐性を持つ盾です。
『リザレクトアーマー』
全ての攻撃に15%補正。重症以上のダメージを一戦に一度だけ無効化します。
先に3票集まった選択肢で
-
殺戮者の夜衣で
-
アーマーかなぁ
アリサをガンガン暴れさせられそう
-
どれも欲しい…が、リザレクトアーマーで
-
純白の聖剣
でも全部欲しいすぎる
-
岩融の弓
-
岩融の弓を
-
殺戮者の夜衣かな
-
リフレクター欲しい
-
リザレクトアーマー
-
弓
-
闘技場の装備強すぎるな
-
7砲
-
純白
-
結局どれなんや
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アーマーだな
亜里沙には前衛頑張ってもらいたいし、かなり有用だな
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全部欲しいとかそりゃ当たり前な話なんだからいちいち書かんくてもええやろ
-
そーいや亜里沙って初期鎧のままだったっけ?
-
まあまあ、そのつまらん発言もいちいち書かんでええから
-
なんかレス内容で揉めてるのを多く見るから書いとくけど、基本的に誰がどんなレスをしてもオッケーってスタンスでよろしく
自治する気はないし、たかがSSスレなのにルールをガチガチに決めても殺伐とするだけだよ
-
>>327
気を使わせてしまって申し訳ない
-
この流れもはや様式美だな
-
英玲奈「お前たちが悪いんだぞ…可愛すぎるのがいけない」
自治厨「>>1が悪いんだぞ…面白過ぎるのがいけない」
-
英玲奈「どれも有用だが…よし、亜里沙の鎧を貰っておこう」
雪穂「リザレクトアーマーだね!」
英玲奈と雪穂が選び出した鎧、その表面には美麗な輝き。
冷ややかな質感の金属でありながら、どこか温かみのある風合いをしている。
内側には治癒に類する魔力術式が綴られているのが見える。着用者の危機にその魔力を解放してくれるのだろう。
亜里沙が身に付けるにはサイズが大きく見えるが、しかし体を入れると同時に程よいサイズへと変形する。
高価な鎧の類にはこの術式が用いられていることが多く、再調整などの手間が必要ないのだ。
しっくりくる大きさへと変化した鎧をカチャカチャと鳴らしつつ、亜里沙は満面の笑顔を浮かべてみせる。
亜里沙「この鎧、かっこいいです…!二人ともありがとう!」
かくして手に入れた装備は亜里沙にカイトシールドとリザレクトアーマー。
そして英玲奈に念願のファンネルだ!
にこママ「決まったかしら?あと、はいこれ。優勝賞金の30000Gよ」
さらりとそう言って、にこの母は英玲奈らへと大金を手渡す。
部屋の隅には開け放たれた金庫が口を開けていて…
英玲奈(これは泥棒…いや、ツッコミの時間はないな…)
-
外出でちょっと時間空くよ
-
らじゃー
-
亜里沙完全にメイン盾だな
-
なんとも言えない顔をしている英玲奈へ、にこママは大人の含蓄を纏わせた笑顔を見せる。
にこママ「労働の対価は遠慮せずに。きっちり受け取っておくのが大人よ?」
その笑顔はにこにそっくりなのだが、余裕と説得力は娘の比ではない。
なんとも頼り甲斐のある人だと。そして、この親にして矢澤にこありだな。と英玲奈は微笑む。
にこママ「それじゃ、急ぎましょ!」
先導され、三人は新たな装備と共に部屋を飛び出す!
通路の遠方から追ってくる天使兵の姿、しかしにこの母は慌てず!
どこかからかガトリング砲を取り出してみせて弾丸をばらまく!!
亜里沙「ハラショ!手品ですか!」
雪穂「ど、どこから出したんですか!?」
にこママ「主婦の収納術よ!」
-
主婦スゲー!!
-
毎秒百発にも迫ろうかという弾丸の雨が廊下を埋め尽くす。
ただでさえ広くはない通路にそれだ。
天使の羽であれば防げるだとか、そういうレベルを超越した弾幕、いや弾壁。
もちろん、単なる金属弾ではない。
英玲奈の重砲と原理はほぼ同一。マナにより生成された弾丸をひたすらに放ち続けていて、彼女のマナが尽きない限り弾切れの心配はないだろう。
重砲の中でガトリング砲はあまり位置付けの高くない汎用武器なのだが、にこの母のそれはマナの質が違うのか破壊的な威力!
と、にこの母は「伏せて」と一声。
背後へと爆弾らしき物を放り投げ、炸裂!!!
英玲奈「〜〜〜っ」
雪穂「耳が…」
亜里沙「ビリビリします!」
にこママ「そこ、穴が空いてるでしょ?飛び込んでね」
にこの母が指しているのは床だ。
そう、放り投げた爆弾によって床に大穴が開いている。
その穴の下には広い地下道のような物が広がっていて、英玲奈は二人を脇に抱えて颯爽、躊躇いなしに飛び降りる!
-
アサシンとは…
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職業:セガール
-
誰か助けて地下の裂け目に飛び込むのは矢澤家の伝統だったか
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このにこママどっかでは笑う女豹とかいう異名で呼ばれてるだろ
-
【悲報】またもや地下水脈
-
亜里沙「ここは…?」
雪穂「なんだろ、すごい広い地下道だけど…」
英玲奈「…うん?足元のこれは…レールか?」
薄暗い地下トンネルの中には延々、終わりなく続くレールが伸びていた。
一定距離ごとに薄暗い明かりだけが通路を照らしていて、無機質な物寂しさを感じさせる。
にこママ「地下鉄道。西の街に何かがあった時の逃走用に、お偉いさんたちが作ったみたいね」
上の迎撃に一区切りを付けたのか、にこの母がひらりと舞い降りてくる。
上の穴からはそれなりの高度なのだが、着地の際に無音なのは流石の技術。底知れない女性だ。
亜里沙「地下鉄…ここを電車が走るんですか?」
にこママ「そう。いつ戦争になるかわからない時代だから、逃げ道は大事よね」
軽やかにそう言うと、道先を見据えて時計を見る。
身を覆っているマントの下は戦闘服。懐から一枚の紙を取り出し、時計と見合わせる。
にこママ「うん、あと1分足らずで列車が通過する。あなたたちはそれに飛び乗って逃げなさい」
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俺も七星砲とリザレクトアーマーの二つで迷ったよ
でも「一戦闘に一回」「重症以上を無効化」記述はされていないけど回数は無制限、というチート性能に惹かれて決めさせて貰いました
-
にこママはにこが怪盗してるの知ってるんだっけ?
-
地下鉄道?飛び乗る?走っている列車に?
まあ、英玲奈の身体能力であれば可能だが、それよりも気になるのは…
英玲奈「あなたたちは…?にこのお母様、貴女ももちろん一緒に…」
にこママ「残念、そう甘くないわ」
上方の穴を白炎が薙ぐ!!
展開した煙幕を魔力によって打ち消したのだ。
雪穂「あの炎!“先生”とかいう天使の…!」
亜里沙「亜里沙も防具を手に入れたし、四人で戦えば!」
英玲奈「重砲を展開する。ファンネルの初陣だ!」
戦闘準備を始めようとする三人へ、にこの母は毅然と言い放つ。
にこママ「駄目よ。行きなさい」
英玲奈「……!」
その声には有無を言わせぬ圧がある。
元は百戦錬磨の傭兵、今は大勢の子供を育てる孤児院の母。
雪穂と亜里沙はもちろん、四騎士の英玲奈にさえ反論を許さず圧倒するだけの雰囲気を纏っている。
……ふと、微笑み。
にこママ「英玲奈ちゃん、私は嬉しかったの」
-
マジで死なないでくれ!!!
-
ちなみに重箱の隅つつくようであれだが
ガンダムのアレが有名になりすぎて無人自動攻撃砲台全般がそう呼ばれがちだがファンネルという言葉は「漏斗」という意味ですお。
無人砲台全般なら「ビット」の方が適切かも知んない。
-
ちなみに俺は包茎
-
優しく、慈母の瞳が英玲奈を見据える。
そして彼女は語る。
片親、孤児院の経営者。にこには苦労ばかりを掛けてきたと。
いつでも自分の事よりも年下の子たちを気にかけ、面倒を見たり家事を優先してこなす子に育ててしまった。
年相応に友人を作る機会を奪ってしまった…
にこママ「それが突然旅に出て、手紙を送ってきて。
あなたと希ちゃんと真姫ちゃん。三人の事ばかり手紙に書いてあって。……嬉しかったのよ」
英玲奈「……そうだったんですね」
にこママ「こんな話をしたらにこは恥ずかしがるだろうけど…あの子の友達になってくれてありがとう、英玲奈ちゃん」
英玲奈「私は…にこの事を生涯の親友だと思っています」
にこママ「ありがとう。だから…あなたたちを助けさせてね」
にこの母は両手に銃を構え、ウリエルが降りてくるのを待ち構える。
その姿ににこを重ねた英玲奈は…弾けるように叫ぶ!
英玲奈「やっぱりダメだ…!死なせられない!」
雪穂「そうですよ!一緒に逃げましょう!」
亜里沙「みんなで戦えばなんとかなります!」
-
にこママがかよちんルートのおじいちゃんポジとは・・・
>>348
フィン・ファンネルとかCファンネルとかもあるし好みとかで好きに呼べばいいんじゃない?
今回のはファンネル・ビットだし
-
>>348
割とどうでもいい
-
英玲奈と、同調する雪穂と亜里沙。
三人へと少しだけ困ったように笑い、そしてにこの母は閃いたと提案を持ちかける。
にこママ「それじゃあ、こうしましょう?私はこう見えても伝説の傭兵…依頼を失敗した事は一度もないの」
雪穂「い、一度も…!」
亜里沙「ハラッセオ!」
にこママ「だから、あなたたちは私の依頼主になってちょうだい?」
英玲奈「それじゃあ、依頼です…!生きてください!私たちと一緒にここから…!」
にこママ「それじゃあ報酬は…」
言葉を切り、少しの含み笑いと共に三人の顔を眺め…
にこママ「英玲奈ちゃんはこれからもずっと。雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんは、もしよかったら…にこの友達になってあげてね?」
英玲奈「当然です!!!」
雪穂「わかりました!!」
亜里沙「私も!!だから逃げましょう!!」
警笛が鳴る。地下鉄のヘッドライトが小さく視界に映り、それが猛スピードで接近してくる。
頭上からゆっくりと、ウリエルが翼を広げ、掌に炎を灯して姿を現す。
英玲奈は雪穂と亜里沙の二人を抱え、高速で通過する列車の後尾へと腕を絡ませる!
その隣、跳躍の姿勢を見せていたにこの母は…飛ばす、ウリエルへと武器を向ける。
英玲奈「どうして…!どうしてですか!!」
にこママ「相手が相手よ。誰かが足止めをしなければ、列車だろうとすぐに追いつかれる」
-
今回先生さんの攻撃目標は別ににこママでもない以上
ここに長く留まるとかえってにこママの足手まといになる危険がありそ
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ワシャあ大人が次の世代に託す描写に弱いんじゃぁ……
-
しかし先生の格好がラフすぎて神聖感薄れまくりだなw
-
この世界モンペアだらけだな
-
列車は猛スピードで走り去る。
英玲奈の耳に一言、「また会いましょうね」とだけ言葉を残し、にこの母の姿はたちまちトンネルの暗闇に見えなくなった。
英玲奈が吠え、飛び降りようと振り返り、雪穂と亜里沙が必死に引き留める。
乗ってしまった以上は飛び降りても怪我をするだけ。犬死にさせるわけにはいかない…
雪穂「駄目だよ…行っちゃ駄目、英玲奈さん…」
亜里沙「い、行かせません…!う、う…ひっく…」
英玲奈「……う、あ…あ!!くそっ!!くそっ!!!」
泣きながらしがみついてくる雪穂と亜里沙。
二人の判断がよほど正しい。英玲奈は頭で理解する。
だが、心には…王宮地下。
真姫、希、にこの三人を助けられなかったあの瞬間が蘇り。
感情の行き場がわからず、ただひたすらに鉄柵を殴りつける。
にこの母は“熾天使ウリエル”と対峙しながら、静かに。
にこがする不敵な笑みに、年齢を経て得た経験の重みを乗じさせてさらに不敵。
絶望を前に、笑ってみせて呟いた。
にこママ「“生きてください”って依頼、承ったわよ」
『浄化の炎』
列車から遠く、遠く。炎がトンネル内を真っ白に染めて…
あとは静かに。英玲奈たちを追うものはなかった。
【西の街編をクリアしました】
-
にこママcvが三石だから場面的にミサトさん臭がするな。
-
【シナリオを選択してください】
1 故郷『オトノキ村』(ことり、凛、ツバサ)
2 遺跡都市『古騎士の街』(ヒデコ、あんじゅ)
下5レス多数決
-
1が最後にトリで2かな
-
2だな
-
最後のギャンブルなかったか…
オトノキ村最後に見たいから2で
-
1
-
2
-
2
-
2ね、了解
今日は区切りがいいからここまでで
-
2
-
おつでした!
たまには早く寝てねー
-
お疲れ様。
-
乙
-
乙!
ヒデコ編か…性騎士にならないように頑張らなきゃ!
-
最恐のレズ、再び
-
コキ士の街編…ゴクリ
-
次回もレズ堕ちバトルがくる…!?
-
乙
ジャージ天使への逆襲劇が今から楽しみ
-
天使側はわざわざ隅から隅まで浄化する必要があるのか
-
にこママはこれでも生き延びてそうな安心感がある
-
そりゃゴキ…にこのママですから
-
隠れ里コイズミではリリホワだかソルゲ組だかな洗脳組
こっちではジャージ天使
さてさて古騎士の街には何が来るやら
-
穂乃果ママ 大魔術師
真姫ママ 十二卿龍モルドレッド
花陽ママ 大召喚師
凛ママ 雷猫族の純血
にこママ 伝説の傭兵
ことりママ 熾天使
真姫パパ ガウェイン(笑)
親世代マジキチ
-
雪穂が母より似ているであろうパパがどういう人か気になる
-
ほのパパ「……」
-
最後のオトノキ村で出てくるじゃろて
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9時ごろから
-
乙乙、楽しみにしておりまする
-
>>380
最強のレズ師あんじゅさんの誘惑
-
国土最北端、烈風吹き荒ぶ寒冷地帯。
人はもちろんモンスターの影もなく、草木の一本も見えない一面の銀世界。
その只中に、古代都市の遺跡群が存在している。
石造りの建造物が並んでいて、その周囲にはぽつりぽつりと人影。
よくよく見れば建造物の入口付近には篝火が焚かれていて、風雪が青白く視界を染める中に人の営みを灯している。
物好きな考古学者たちを中心とした人々が棲みついて小さな街を形成し、かつての都市跡をそのまま再利用している格好だ。
都市の構造は寒冷な気候に合わせ、保温性を高めるために出入口は少なく。
そして内部は各所が細かく繋がっていて、例えるならば人造のアリの巣。
中へと入ってしまえば保温性はそれなり。凍え死なない程度の暖かさを得ることができる。
さて、そんな遺跡に住まう人々の数はおおよそ200人といない程度。
そんな住民たち共通の憩いの場、『PUB』と簡素な看板…というより壁面に記された文字。素朴なチョーク文字で示された酒場の中には暖を求める人々が集っている。
-
相変わらず情景描写も丁寧で分かりやすいね
-
遺跡は寒気を防ぐために明かり取りの窓などがほとんど存在していない構造だ。
そのため、どこもかしこもぼんやりと薄暗い。
もちろん視界を確保するため各所に火は灯されているのだが、換気性の低さもあってどこてもかしこでも明るく照らすというわけにはいかない。
だが、この酒場の中には最新式のマナによる暖炉が灯されている。
火の暖かみのある灯りでありながら、二酸化炭素を発生させないのだ。
その灯りはさながら誘蛾灯。
寒気に骨身を震わせる人々は、一日に数度はこの暖炉へと足を運ぶのが常だ。
人が集えば活気も生まれる。
アコーディオンの軽快な音色が鳴り響き、楽しげな談笑が交わされていて。
そんな酒場の暖炉の付近、ヒデコとあんじゅもテーブルで夕食を摂っていた。
ヒデコ「はぁ、今日もよく働いたね」
あんじゅ「ふふ…お疲れ様」
希のワープにより飛ばされた二人。
昼に学者たちの発掘作業の手伝いをすることでこの二ヶ月間の生計を立ててきた。
厳しい寒冷地、食わねばすぐに死んでしまう。
“ヒデコを聖騎士に!”とあんじゅが目標を打ち出したが、訓練よりもまず優先されるべきは稼ぎを得るための仕事だ。
-
そんな労働の昼を終え、二人の顔には緩やかな休息の色。
互いに何を語るわけでもない。
最初の一言を交わした後は料理が運ばれてくるのを待つ間、それぞれに黙々と本を読んでいる。
そこにぎこちなさや遠慮、愛想笑いなどは存在しない。
その様子は肩肘を張らない距離感を示していて、二ヶ月に渡る共同生活はヒデコとあんじゅの間に気の置けない友人関係を築かせたのだと窺い知れる。
やがて運ばれてきた食事はライ麦で作られた黒パンと肉入りスープ。
コンソメベースのシンプルなスープだが、寒冷地の作業で冷えた体にとっては体を温めるものが何よりのご馳走だ。
ライ麦の黒パンは硬いが、バターを付けてよく噛めば滋味のある味わいだ。
一般に黒パンよりも白パンが好まれる風潮があるが、食糧に乏しい北の地では貴重な栄養源。しっかりと噛みしめ、ありがたく味わう。
ヒデコ「うーん…やっぱ美味しい。ここのスープはいつ飲んでも間違いないね」
あんじゅ「ヒデコちゃん、それ取ってもらっていいかしら?」
ヒデコ「はいはい」
十を言わずと要求が伝わるのはお互い様。
ヒデコはあんじゅが求めている卓上調味料を手にとって渡す。
-
夫婦やんけ
-
極限の寒冷地で互いの名前を呼びながら身体を暖めあってる筈なのに…ナニが起こってやがる!?!
-
大人なふたりか…この雰囲気めっちゃ好きだ
-
あんじゅは軽く礼を言い、まずは蜂蜜。
コンソメベースのスープへとたっぷりの蜂蜜を投入する。
棒の先に溝が刻まれたハニーディッパーをくるくると回し、垂れた雫を指で一舐め。
次に小瓶に入ったピンク色の薬味、ミョウガの酢漬けを刻んだものだ。これもたっぷりと。
それに胡椒をパラパラ、パラパラ。もう一度パラパラと振りかけ、ようやく満足したように艶笑。
あんじゅ「ふふ、ヒデコちゃんもどうかしら」
ヒデコ「いやぁ…やめとくよ」
あんじゅ「そう?美味しいのに」
シンプルな黄金色のスープに蜂蜜のとろみが付いて、胡椒とミョウガが底に沈んで。
甘みと香味と辛味を満遍なく足されている。
過激に調味したそれをあんじゅがあまり美味しそうに飲むものだから、最初の頃に一度だけヒデコも同じ調味を試してみた。
この街で温かなスープを飲み干せずに残したのはその一度きりだ。
ヒデコ「正直、あんじゅちゃんは味音痴だよね」
あんじゅ「あら、美食は美食で好きなのよ?」
ヒデコ「ううん…」
-
あんじゅ「ちゃん」だと……!
-
そんな会話を交わしつつ。
食事を終え、二人は木のマグカップに入った温かな飲料を啜る。
酒場の女将からのサービス、白くてほのかに甘く温かな飲料。例えるなら甘酒、そこにシナモンを加えたような味だろうか。
多少の癖はあるが、とにかく体が温まる。
ヒデコ「落ち着くねえ…」
あんじゅ「そうねえ…」
突如この地へと現れたヒデコとあんじゅだが、街の人々からは概ね好意的に受け入れられていた。
北の僻地、住まうのは世捨て人ばかり。
家族との縁が切れたような人も少なくないためか、まだ子供の二人へとそれとなしに気を掛けてくれることが多い。
小さなコミュニティに外部から若い女性が現れると諸々のトラブルを招くケースも少なくないが、この街に住まう男性は枯れたような老学者がほとんど。
一部の若者もまともな人生を捨てて研究に百を捧げたような変わり者ばかりで、ヒデコとあんじゅが他人との関わりで厄介に巻き込まれるような事は一度もなかった。
二人は温かな飲み物をゆっくり胃に落とし込みつつ、静かに読書に耽る。
かつての大都市の跡地だけあり、店は現在の人口に大してとても広い。
食事を終えたからと慌てて移動せずとも、席はたくさんあるのだ。
-
この二人好きだわ
-
学者が多い土地柄か、書物は町中に溢れている。
共有スペースの本棚が至る所に置かれていて、そこから気になった本を抜き取っては読みの繰り返し。今や二人はすっかり読書の虫だ。
ヒデコ「ふう、読んでばかりも肩が凝る…」
首を上げたヒデコの目に留まったのは、向かいの椅子で本に目を落とすあんじゅの綺麗な横顔。
前へ髪が落ちないよう耳にかけ、掛けている眼鏡が知的な美しさを演出していて、暖炉の光がその相貌を幻想的に照らしている。
ヒデコ(綺麗だな…)
同性ながらにそう感じてしまい、見惚れる。
そんなヒデコの視線を感じ、あんじゅは顔を上げて優しげに微笑む。
掛けている眼鏡は視力の矯正用ではなく予防用。視力の低下を防ぐ魔術効果が秘められたもの。
プラス、魅力を高める魔力でも込められているのではないかと疑いたくなるほどだ。
あんじゅの麗しさにヒデコの胸は高鳴り…
-
アカーン!
-
ヒデコ(うん…本当に綺麗だ)
しかし、その感情に抗わない。
聡明なヒデコはこの二ヶ月で理解したのだ。
あんじゅの美貌は異性同性問わずに魅了するほどのもの。胸が高鳴ってしまうのはごく自然。
下手に(私はレズじゃないよ!)などと抵抗するのは却って相手への意識を高めてしまう下策に他ならず、美しいものは美しいと認めて受け入れるのが肝要。
そうすることが、レズ化しないための近道であるのだとヒデコは自身へ深く言い聞かせていた。
この雪原へ飛ばされた直後、あんじゅの態度は朦朧としていたヒデコにさえ身の危険を感じさせるものだった。
しかしこの二ヶ月間、意外にもあんじゅからの接触は緩やか。
同室で寝泊まりをしていて、夜になるとヒデコのベッドへと忍び込んでくるのには辟易するが…
穂乃果たちから間接的に聞いていたあんじゅの過去を、二ヶ月の間にヒデコも直接聞くことができた。
なので今は、そのスキンシップも人恋しさからだと理解できる。
そう理解してみれば、一つ年上だが可愛いものだ。
ヒデコを抱き枕か何かのように抱きしめてくるが、それ以上の事をするわけではない。
豊満な胸をはじめとして官能的な柔らかさのある身体、やたらに良い香り。
それが密着してくることに最初は戸惑いに眠れなかったが…
困惑を乗り越えてみれば、寒い北の夜を安眠するためには互いの温もりが何よりの暖だ。
-
>下手に(私はレズじゃないよ!)などと抵抗するのは却って相手への意識を高めてしまう下策に他ならず、美しいものは美しいと認めて受け入れるのが肝要。
レズを受け入れたか…
-
レズ化しないための近道とは一体…
-
それレズ
-
ぐぬぬぬっ!…アスモデウスさん!仕事の時間だッ!!
-
ヒデコ(だから私は慌てない。あんじゅさんを魅力的に感じるのはごく普通の事で、私はレズじゃない)
あんじゅ(じっと見つめて…ふふっ、可愛いわヒデコちゃん。順調ね…)
あんじゅはヒデコの視線に内心でほくそ笑む。
彼女の含みのある言動、その諸々の裏は概ね明かされた。
そこに悪意は存在せず、闇の術師でありながら善人であるのは以前に記された通り。それはもう揺らぐことのない事実だ。
だが!!
彼女が獰猛なレズであるのもまた一つの厳然たる事実なのだ!!
ノーマル。
穂乃果ら一行の中で最もノーマルな感覚を持っているのはこのヒデコだと、あんじゅは初対面の瞬間に見抜いていた。
とはいえ、少しずつ綻びは生じていた。
その大きな転換点は危うくクラーケンから逃げおおせたその日だったのだろうと、聞いた話からあんじゅは想像する。
そしてその想像は間違いではなかった。
そして偶然にも二人、ここへ飛ばされるに至り…あんじゅはヒデコを堕とそうと決意する。
それは悪ふざけの類ではない。ヒデコの素直で実直な人柄、快活な愛らしさに惹かれたのだ。
-
さすが最恐のレズ、一枚も二枚も上手だったか
-
1日目から飛ばしてんなぁ>>1ィ…。
-
遊びじゃなく本気ならレズでいいじゃん(いいじゃん)
-
あんじゅ(ああ…髪の毛から足元、声まで全部が素敵よ、ヒデコちゃん)
ヒデコ(ん、あんじゅちゃんも見てきてる…睫毛長いなぁ)
まあ早い話、あんじゅは同性に対して惚れっぽい。
しかし百戦錬磨のあんじゅはだからと言って、早々に強硬手段をとるような真似はしない。
あくまでゆっくり、ゆっくりと、ヒデコとの心の距離を縮めていく。
この寒さは手助けとなる。夜は寝床に滑り込んでお互いの体温を馴染ませつつ、自身の存在を刷り込んで行き…
遠慮がちなヒデコからの呼び名が“あんじゅさん”から、“あんじゅちゃん”へと変化した時は、内心に歓喜したものだ。
あんじゅ(そう、私のヒデコちゃん陥落計画は着実な進行を見せている。私から手を出すよりも…あなたから私を求めるほどに、作り変えてみせるわ?)
優木あんじゅ、そのレズ化の魔手は蜘蛛の糸が如くヒデコの肢体を絡め取っている。
ゆっくり、ゆっくりと迫り…
-
レズ怖いよお…
-
いつの間にか目的が聖騎士からレズ化に変わってた
-
今回のボス枠はあんじゅさんなのか…
-
あんじゅはヒデコの手の甲に、自らの掌を添える。
温もりが重なり…
柔らかく笑みかけ、口を開く。
あんじゅ「そろそろ部屋に戻りましょうか」
ヒデコ「うん、そうだね」
二人は席を立ち、自分たちが泊まっている宿の部屋へと戻っていく。
半歩後ろを歩くあんじゅの手は、ヒデコの死角から、その背へと愛しげに伸ばされ…しかし触れず。
あんじゅ(お楽しみは、まだお預け…)
ヒデコは知らない。横を歩く少女の肉食性を理解していない。
そんなヒデコを待ち受ける運命を暗示するように…灯されたランプが揺らめき、明滅してみせた。
-
さて、部屋へ戻ったヒデコとあんじゅ。
宿の部屋にはそれなりの広さがあり、二人での生活にも狭さを感じさせない。
寒冷地特有の乾燥を防ぐため、あんじゅが街の中の雑貨屋で見つけてきた加湿器を起動させる。
ミストが室内を潤すと同時、アロマの芳香も噴霧となって散布される。
あんじゅ「ユーカリを基調とした香りよ。集中を高めてくれるの」
ヒデコ「うん、良い匂いだね」
相槌を打ち、ヒデコは床へと着座して目を閉じる。
その頭へとあんじゅは掌をあてがい…闇の魔力を発する。
ヒデコ(うっ…)
あんじゅ「頑張ってね」
これは訓練の一環。
脳内、ヒデコのイメージ内へとあんじゅの魔力を潜入させ、闇の力を有した魔物との実践に近い戦闘トレーニングが行えるのだ。
闇の魔力とはいえ、あんじゅが完璧に制御しているため危険性はない。
が、間違ってもヒデコに悪影響を及ぼさないようにあんじゅの顔も真剣。今はレズタイムではなく真面目な時間だ。
-
レズタイムとは
-
おおよそ二ヶ月間、ただ真面目に労働の日々だけを過ごしてきたわけではない。
ヒデコを聖騎士とするため、必要なのは身体面の成長ではない。
あんじゅの見立てでは、既にヒデコの体力と戦闘技術は聖騎士の域へと達している。
育てるべきは魔力。触媒武器を有し、技と術とを兼ね備えてこその聖騎士だ。
戦闘トレーニングを通じて強力な魔力へと触れ、ヒデコの中のマナ回路を拡げる作業。
そしてもう一つ、育てるべきは精神面。
クラーケンとあわや交戦しかけた時にその一端を垣間見せたように、ヒデコの内面では自らの優先度が低い。
穂乃果たちに比べて、自身は脇役だと…そんな弱味を未だ根深く抱えている。
あんじゅ(自覚はないみたいだけど…それでは駄目)
聖騎士はパーティーの支柱。誰よりも自分を強く持っていなければならない。
そんなヒデコの“弱さ”を打ち消すための修行の、これが一つ目の壁。
ヒデコは未だ、あんじゅが操る脳内の魔物に一勝もできていない。
これに勝てたその時、聖騎士への道の真の修行が始まるのだ。
-
oh…
no lestime
no life
-
>>418
oh… miss spell
No leztime, no life
-
暖炉の薪が爆ぜる。
加湿器の音、時計の針音。それ以外は静寂。
そして…
しばらくの後、身を動かしていないにも関わらず汗だくになったヒデコがゆっくりと目を開ける。
あんじゅ「……!」
ヒデコ「………勝てた…!」
二人の顔に、同じ喜色が浮かぶ。
あんじゅにも戦闘の経過は委細伝わっている。
闇の波動を掻い潜り、斧の一撃で見事に闇を切り伏せてみせたのだ!
あんじゅの喜びようは、あるいは本人以上だったかもしれない。
衝動的に両腕を広げ、ヒデコの体を抱きすくめる。
あんじゅ「偉いわ、ヒデコちゃん…」
ヒデコ「ひゃっ…み、耳元で囁いちゃダメだよ!」
あんじゅ「あら、ごめんなさい?うふふ…」
-
はいレズ
-
負けても慰めるために抱きしめてた気がするのは気のせいだろうか・・・
-
完落ち間近
-
第一段階の修行が終わり、ヒデコの斧は触媒武器へと変質している。
雪穂に与えたナイフもその一環だが、あんじゅは武器の複製や変質、エンチャントの類も得意としているのだ。
ヒデコ「わ、キラーアクスが変わった…?」
あんじゅ「ええ、私の魔力を刻んで触媒武器に変えておいたわ。『泥塑の斧』…とでも名付けておこうかしら」
ヒデコ「でいそ…って、どんな意味だっけ」
あんじゅ「泥人形って意味よ。床を叩いてみて?」
言われるがまま、ヒデコは刃先で床を軽く叩く。
すると床の岩質が砂塵へ、砂塵から泥へと変化。集まり、泥の人形が立ち上がった。
それもただの人形ではない。ヒデコの意思に従い、ひどく大雑把にではあるが歩き、拳を繰り出すことさえ可能なのだ。
ヒデコ「こ、これって召喚…!?」
あんじゅ「だと、良いんだけど…それほどのものではないわ。出来損ないのゴーレムね」
そう言ってあんじゅはデコピンの要領、中指の先で泥人形の額を弾く。
するとたちまち泥へ、砂へ戻り、そして元の床石へと戻ってしまった。
あんじゅ「ね?とても脆いのよ」
ヒデコ「なるほど。でも何か使い道はあるかも…」
戦術意識の高いヒデコは泥クズの雑兵であっても利用価値を見出そうとしてみせる。
戦術考に目を輝かせるヒデコの姿に、あんじゅはくすりとかすかに笑みを浮かべる。
-
お?ようやく土属性の登場か?
-
ヒデコのマナは土に類している。
主に防御と補助に優れた属性だが、才能如何では攻撃に転ずる事も可能。
上手く伸ばせば最高の戦力になるだろう。
ヒデコ「それにしても凄いね、あんじゅちゃんは。私の土のマナに合わせた武器まで…」
あんじゅ「私のマナは闇だけれど、土の性質も持っているの。泥濘奈落とか…泥を操るのは得意だから」
ヒデコ「ははあ、なるほど」
あんじゅ(属性の似た者同士、きっと相性も良いわ?色々と…ね)
内心にアスモデウスもかくやの黒笑を見せるあんじゅ。
ヒデコはそんな魔女の眼光に気付くことなく、装いを変えた斧を気に入ったようで、軽やかに素振りを繰り返す。
室内なため全力の振撃ではないが、それでも威圧感を感じさせる見事な斧捌きだ。
恋愛感情を抜きにしても、あんじゅはヒデコの斧の取り回しを眺めるたびに惚れ惚れとさせられる。
あんじゅ(時間を掛ければ四騎士級になれるだけの資質を秘めている)
育て上げる。
そしてそのための第一段階が今終わりを告げた。
あんじゅ「明日から、修行の本段階へと入るわ」
ヒデコ「うん!何をすればいいのかな?」
-
神モブってすごい。ボクはあらためてそう感じた。
-
焦らないで?とばかり。
ヒデコの唇へと人差し指をあてがったあんじゅは、悪戯っぽく笑んだままに口を開く。
あんじゅ「私と、あなたを除く15人」
ヒデコ「ん?除くって何の?」
あんじゅ「穂乃果、海未、ことり。花陽に凛、真姫、にこと希、絵里」
一人一人、指折り数えながら名を挙げる。
挙げられた面子には、ほぼ面識のない人物も含まれている。
困惑したままのヒデコに構わず、あんじゅの読み上げは続く。
あんじゅ「フミコ、ミカ。ツバサに英玲奈、雪穂と亜里沙。これで15人」
ヒデコ「……あの場にいたメンバー、だよね?」
あんじゅ「そう。西木野王との対峙…あの時、宿命は定められたの」
曖昧な言い回しを好むのはあんじゅの癖にして趣味。
だが、ヒデコは説明を受けずとも直感的に理解していた。
自分たちは世界の命運をかけた戦いの最中にいる。滅びに抗うための仲間たちが、きっとこの17人なのだろうと。
理解を得たことを理解し、あんじゅは真剣な眼差しでヒデコに告げる。
-
今んとこ一国の中で物語すすんでるね、ハガレンみたいなもんか
-
もともと感じてたがこんだけキャラ多いのを確認すると益々FF6感強まってくる
-
あんじゅ「聖騎士は民草の盾。肩を並べる者たちの盾。けれど仲間を守るためには、仲間の誰より強くあらねばならない」
ヒデコ「誰よりも…四騎士や、穂乃果よりも?」
ふと漏れたさりげない言葉に、あんじゅはヒデコの本質を見る。
高坂穂乃果。
彼女の強い強い太陽の輝きを、海未やことりのように家族ではなく親友として見ながら育ってきている。
あんじゅ(それで、自分を脇役のように捉えてしまっているのね)
ヒデコという少女にとって高坂穂乃果は深い絆で結ばれた愛すべき親友であると同時、越えなければならない高い高い心理の壁なのだ。
それなら、この修行はお誂え向きじゃないかしら…とあんじゅは微笑む。
あんじゅ「古騎士の街。ここには、聖騎士を目指す者のための『試練の間』がある」
ヒデコ「試練の間…」
あんじゅ「そこで、仲間の15人と戦ってもらう。もちろん幻影よ。負けても死ぬことはないけれど…」
8人。
あんじゅが提示した必要勝利数はそれだ。
あんじゅ「勝負は時の運。全勝しろ、だなんて熱血な事は言わないわ。趣味じゃないもの」
ヒデコ「8人かぁ…」
過半数に勝てば良いと…易く見えるが、その中には四騎士の3人も含まれている。
仲間の強さをよく知るヒデコはその難しさをすぐさま感じ取り、そして一声!
ヒデコ「やってみせる…!私ならやれるはず!」
あんじゅ(そして何よりも、穂乃果ちゃんに負けては駄目。その壁を乗り越えることであなたは真の強さを手に入れられる)
ヒデコは瞳に決意の火を。
あんじゅは見守る温もりを宿し、夜を越し…
そして翌日!
ヒデコはあんじゅと共に、試練の間へと足を踏み入れる!
-
ゲーム的にも面白いバトルだな
-
【現在のステータス】
●ヒデコ
職業:戦士
装備:泥塑の斧(触媒武器。泥人形を生成できます)
炎波の盾(物理防御5%、氷80%補正)
輝星の鎧(物理魔法に15%、闇属性に30%補正)
スキル:スマッシュ改(鎧、機械を突破)
クロスブレイク(アンデッド特攻の二回攻撃)
ファイアガード改、アローガード
ステータス:戦術眼
●あんじゅ
職業:呪術士(四騎士)
装備:黒泥の魔導書
理のローブ(あらゆる攻撃に20%補正)
スキル:呪式・縛、呪式・緋色、呪式・詠、呪式・深泥、禁式・泥濘奈落、禁ノ弍・天地玄黄
ステータス:告死天使、フラタニティ、召喚士の素養、レズ
-
>>433
途中送信ミス
【現在のステータス】
●ヒデコ
職業:戦士
装備:泥塑の斧(触媒武器。泥人形を生成できます)
炎波の盾(物理防御5%、氷80%補正)
輝星の鎧(物理魔法に15%、闇属性に30%補正)
スキル:スマッシュ改(鎧、機械を突破)
クロスブレイク(アンデッド特攻の二回攻撃)
ファイアガード改、アローガード
ステータス:戦術眼
●あんじゅ
職業:呪術士(四騎士)
装備:黒泥の魔導書
理のローブ(あらゆる攻撃に20%補正)
スキル:呪式・縛、呪式・緋色、呪式・詠、呪式・深泥、禁式・泥濘奈落、禁ノ弍・天地玄黄
ステータス:告死天使(4の付くコンマが即死判定へ変化します※ごく一部の敵には無効)
フラタニティ(ダメージを受けた際に再度コンマ判定を行い、01〜50で回復が発動します)
召喚士の素養、レズ
-
【試練の間の説明】
相手を選択し、ヒデコ単独での戦闘となります。
勝利すれば対戦相手に学び、高確率でスキルを習得できます。
仲間の能力は最後に会った王宮地下の状態のため、隠れ里コイズミや西の街での強化は反映されません。
戦う順番を上手く選択し、極力多くの勝利を収めましょう。
-
これって15連戦だときついよね
途中で回復とか試練の間から出ることできるんだろうか
-
説明不足だったね
ちょっとルール書き足すよ
-
【試練の間の説明】
相手を選択し、ヒデコ単独での戦闘となります。
勝利すれば対戦相手に学び、高確率でスキルを習得できます。
ただし、一人ごとに戦闘は一度きりです。
一戦ごとに体力は回復します。それなりの時間が掛かるため、数日掛けてのイベント進行となります。
仲間の能力は最後に会った王宮地下の状態のため、隠れ里コイズミや西の街での強化は反映されません。
戦う順番を上手く選択し、極力多くの勝利を収めましょう。
-
試練の間はいかにも遺跡然とした雰囲気、広々とした石室の間だ。
その中央には一つ、丸石が置かれた台座が配されている。
その台座へと歩を進めたあんじゅが石に魔力を注ぎ込むと、部屋の全体が不気味に輝き始める。
あんじゅ「戦闘は一対一よ。勝てる相手から挑戦してね」
ヒデコ(誰からかな?四騎士はやっぱり後回しがいいよね。あと、穂乃果は…後にしよう)
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 海未
4 花陽
5 凛
6 真姫
7 希
8 にこ
9 絵里
10 フミコ
11 ミカ
12 雪穂
13 亜里沙
14 ツバサ
15 英玲奈
相談レスを含めて安価>>445
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今日はここまでで
-
乙
-
乙
初戦は神モブか雪穂あたりがいいのかな
-
補足ありがとう
四騎士以外だとリリホワ組とかよちんが強そうかな
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まきちゃんか雪穂じゃない?
雪穂は四極覚えてないし
まきちゃんはこれといってスキルもないし
-
まずは雪穂で
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雪穂の次はスキル的に相性のいい真姫ちゃんかね
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真姫はコンマによって対炎スキルつくかもだし試行回数考えて余裕を持って相手したいかも
まずことり、フミコ、ミカ、希あたりと戦ってスペック上げとくのは?
-
技がないけど身体能力がバケモノな亜里沙と弱点のコンマ運がない園田さんは中盤��係緘晶蕕疂佞蠅諒�がいいかな?
-
>>447
ヒデコはもうファイアガード改を持ってるぞ
ことりは最後に会ったタイミングだと天使覚醒済みだから怖い気が
鎧に闇耐性があるし希は行けないこともないかな?
-
ことりちゃんは天使化を考えなくても縫われたら一方的に殴られるから飛び道具のないヒデコだと分が悪そう
-
何気にヒデコの奮闘次第でツバサさんの弱体化具合がわかるかも知れないのか・・・
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氷耐性でエリチに圧勝できたりして…1回戦に選ぶのは怖いけど。
-
遠距離攻撃や術の対抗できるようにゲッターロボよろしく、トマホークブーメランみたいなスキル習得できたら旨いな
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とりあえず今後の対戦相手選択は雪穂戦を見て戦闘からスキル修得までの流れがどういう感じか把握してからやね
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対遠距離のスキルが習得できるといいな
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勝てそうな順に挑んで技を覚えて戦力増強して次戦へって流れはロックマン的な
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エリーマンが倒せない
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たとえ幻想でも体がゆっくり肉塊にされたら発狂しそうなあんじゅ戦
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>>452
相性の善し悪し程度で圧勝されるようじゃ四騎士なんてつとまらんと思うのよ
-
>>459
龍討伐の時めっちゃ相性の問題出てたから結構重要だと思うけどなあ
-
「 四騎士でさえも――私が守護らねばならぬ 」
-
しゅごキャラ本部は寝てろ
-
>>461
この馬鹿ぁ!
-
全員相手の組手ではなく8人抜きで終了
選択人数が多すぎる格闘ゲーム方式にちょっとだけクスリときた
-
聖騎士になるって事は、黄金の鉄の塊でできたヒデコになるのか。
憧れちゃうな〜
-
光と闇があわさって最強になる、なお西木野王がなろうとすると死ぬ
-
8人抜きじゃなくて勝った相手の人数に関係なく15戦するんじゃないの?
-
>>467
それで合ってるよ
-
ヒデコ「最後に会った時の状態なら…雪穂ちゃんから行くよ!」
あんじゅ「わかったわ。頑張ってね?」
ヒデコが宣言し、あんじゅが頷き。
すると、室内の光が激しく明滅した。
それは失明するのではないかというほどに激しく、思わず目を閉じ…
目を開くと、光景が変化していた。
ヒデコ「これは…なるほど、あんじゅちゃんとやった修行の延長だね」
ヒデコは一目で状況を理解する。
なぜなら、眼前の景色はしばらく前の記憶。ワイバーンの群れと戦った、王都近郊に広がる農場だったからだ。
広々とした農場にはあの日と同じ小雨。昼にしては薄暗く、あちらこちらに大量の枯れ草が積まれて山を成している。
ヒデコは少し考え…
ここが雪穂の初陣である事を思い出し、対戦相手本人の意識に残っている場所が舞台になるのかな?と当たりを付ける。
-
コレ、一人につき一度っきり
しかも、四騎士込みで事実上四人しか負けられない
つまり3戦の内1回しか負けれないって事になるよね?
慰めレズ待った無し!
-
光闇の精神系がきついかな
-
そしてヒデコと向き合う立ち位置。
およそ20メートルほどの距離を置いて、雪穂がぽかんとした顔で立ち尽くしていた。
手にはコンポジットボウ、腰にはあんじゅのナイフ。影のマントを羽織り、困惑した面持ちでヒデコへと手を上げる。
雪穂「あ、おーいヒデコちゃん」
ヒデコ「雪穂ちゃん。えーっと、今がどういう状況か、とかってわかるかな?」
雪穂「ううん、さっぱり…」
眉を下げて小首を傾げる表情は、昔から何度も目にした仕草。
姉の穂乃果に困らされた時などにする、本人の表情そのものだ。
高坂家の面々とは少し感覚は違うが、同年代の少ないオトノキ村で二つ年下の雪穂はヒデコにとっても妹のようなもの。
幻影ではあるが、久々に顔を見れば懐かしく、ヒデコは少しだけ口元に笑み。
仕草や表情を見るに、幻影であれど意思ははっきり当人のもの。
どうやら狂戦士と化し、会話も成立しない状態で襲ってくるわけではないらしい。
と、雪穂は微妙な表情のままに弓を構える。
-
装備だけ見ると物理耐久あんまないねぇ
凛ちゃんが鬼門になりそう
-
雪穂「なんだかよくわからないけど、ヒデコちゃんと戦わなきゃいけない気がするんだよね…」
その戸惑いようにはあまり好戦的でない雪穂らしさがよく現れている。
幻にも性格が現れるものなんだなぁ、と穏やかな感慨を抱きつつ、ヒデコも斧盾を構える。
ヒデコ「うん、多分それでいいんだと思うよ。お互い、精一杯やろうか!」
雪穂「むむ…勝てる気しないなぁ」
どうにものんびりとした雰囲気だが…開戦!
雪穂は矢を番え、素早くピリリと弦を張り詰める。
気乗りしているかはともかく、所作は実戦時の鋭いそれだ!
ヒデコも同時に思考し、自身の行動を選んでいる。
ヒデコ(雪穂ちゃんはまだ技に恵まれてないけど、しっかり考えて戦える子だ。さて…)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 一気に接近、短期決着を狙う!
2 まずは距離を置いたままに様子見だ。
3 うーん。泥人形を召喚してみる?
安価下
-
3
-
これには戦術眼発動しないの?
安価下
-
戦術眼書くの忘れてたわ
ちょっと訂正
-
雪穂「なんだかよくわからないけど、ヒデコちゃんと戦わなきゃいけない気がするんだよね…」
その戸惑いようにはあまり好戦的でない雪穂らしさがよく現れている。
幻にも性格が現れるものなんだなぁ、と穏やかな感慨を抱きつつ、ヒデコも斧盾を構える。
ヒデコ「うん、多分それでいいんだと思うよ。お互い、精一杯やろうか!」
雪穂「むむ…勝てる気しないなぁ」
どうにものんびりとした雰囲気だが…開戦!
雪穂は矢を番え、素早くピリリと弦を張り詰める。
気乗りしているかはともかく、所作は実戦時の鋭いそれだ!
ヒデコも同時に思考し、自身の行動を選んでいる。
ヒデコ(雪穂ちゃんはまだ技に恵まれてないけど、しっかり考えて戦える子だ。さて…)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 一気に接近、短期決着を狙う!
2 まずは距離を置いたままに様子見だ。
3 うーん。泥人形を召喚してみる?
【戦術眼】
枯れ草の山、なだらかな地形の起伏。隠れられる場所が多いね。
影のマントで隠れられたら厄介…様子見はなしかな。
>>475すまん
一応もう一回安価下で
-
3
-
ヒデコ「泥塑の斧よ…出てこい泥人形!」
ヒデコは早速新たな武器の能力を試してみることに。
幸い、雨に土がぬかるんでいるためか生成速度が速い。
宿の室内で試した時よりも多く、三体の泥人形が畑から立ち上がった。
使い勝手が今ひとつ把握できていないが、とりあえず二体を雪穂へ向けて歩かせてみる。
ゆっくり、ゆっくり…
ぎこちない動き、牛歩の速度で二体の泥人形は雪穂へと向かっていく。
ヒデコ(うん、面白い…けど遅いなぁ)
雪穂「なにそれ!?えーいっ!当たれ!」
雪穂は少し慌てた様子でヒデコへと矢を放った。
しかしヒデコはアローガード、矢を高確率で防御できるスキルを有している。
落ち着いて盾を構え…
ヒデコ「受ける!」
コンマ
01〜10 軽傷
11〜90 回避 ※防具とスキル合計60%補正
判定
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1447413754/
>>230
-
(こちらは安価じゃないよな)
>>467
ごめん間違えてた全員組手か
-
91〜抜けてるよ
まぁコンマと関係ないけど
-
かき込めなかった
俺に田中の資格はないらしい
-
俺も書き込めなかった
-
選ばれし伝説の田中
-
俺が…俺たちが田中だ!
-
そもそも俺は田中ではないし
結婚して名前変わっても南だから仕方がない…
-
南ァ!
-
ヒデコ「問題なし…と」
使い慣れた炎波の盾を飛来する矢尻に合わせ、無難に叩き落としてみせる。
泥人形は雪穂までの間合いの三分の一を詰めたかと言ったところ。
ヒデコ「お、遅い…残り一体も前進させとこうかな」
ヒデコの意思に従って3体目も雪穂への前進を開始する。
雪穂「ちょっ、こっち来てる…怖い怖い」
雪穂に動揺を与えることには成功しているようだ。
焦りを深めたか、雪穂は苦し紛れに泥人形へと矢を放つ。
すると、軽く射抜かれただけで人形はその形状を崩して泥へと戻ってしまった。
あまり戦闘力があるわけでなく、衝撃にも脆い牛歩の泥人形。
使い道がないように思えるが…
ヒデコ(気を引きたい場合の陽動と、深読みをしがちな相手へのここぞでのブラフ。あとは、もっと接近で。使い方はそんなとこかな…)
斧の能力に考察を深めるヒデコ。
対して雪穂は泥人形の脆さに平静を取り戻したらしい。
ヒデコが泥人形の崩壊にほんの一瞬目を離した隙に、雪穂の姿は忽然と消えている。
どうやら影のマントで枯れ草の山の影へと隠れたらしい。
ヒデコ(しまった…けど、あの位置から隠れられる草山は限られてる)
ヒデコは足早に、雪穂が隠れているであろう草山の裏へと駆けていく!
コンマ
偶数 雪穂発見
奇数 攻撃を受ける
判定>>233
-
>>487
そ、そんな・・・まさか貴様が俺の結婚相手・・・!?(たまたま苗字がことりちゃんと一緒だった)
-
素早く回り込んだ枯れ草の陰には雪穂!
ヒデコ「見つけた!」
雪穂「ぎゃああ!見つけるの早すぎだよ!?」
雨模様で少しばかり暗いが昼、屋外で隠れる場所も限定されている。
それほど雪穂に有利に働くフィールドというわけでもなさそうだ。
ヒデコに見つかり素っ頓狂な声を上げる雪穂。
手にはあんじゅのナイフを握り、とっさの応戦姿勢を見せているがそれほどにヒデコは甘くない!
ヒデコ「接近したからには早めに決めさせてもらうよ!『クロスブレイク』!!」
コンマ
01〜75 攻撃成功
76〜00 回避される
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
天国板が重いからこっちで
二連撃
>>3
>>4
-
圧倒的じゃないか
-
これはちょっと雪穂が可愛そうだな
-
相撲みたいだな
序盤の取りこぼしをなく
上位にできるだけ勝つと言う
-
美少女だらけの相撲大会
-
肩口から縦へ一撃!
返し、腹部へ横払いの二撃目を!
見事な十字軌道、連撃を受けて雪穂は倒れ伏す。
見るも無残な血みどろ、内臓がはみ出るスプラッター…というわけではなく、雪穂の体からはマナの燐光が溢れ出している。
雪穂はそれを見て、「ああ、そういう感じ…」と、自身が幻影の類であることを理解する。
だが特に悲観している様子でもない。
自我がある仮初めの存在というのは不思議な感じだが、ヒデコの腕前にお手上げとばかり両腕を上げてみせる。
雪穂「ううん…やっぱ強いや、ヒデコちゃんは」
ヒデコ「いや、そんなことないよ。相性が良かっただけかな」
雪穂の口調から尊敬の色を感じ取り、ヒデコは少し困って苦笑い。
買い被られている。私はそれほど凄い人じゃないんだけどな…と。
-
さすがに実戦寄りの訓練だし部位欠損描写とかはないよね…?
もっと操り人形的な状態の相手と戦うと思ってたから緊張感あるな
-
上位職への特訓として申し分ないね
-
雪穂の口調から尊敬の色を感じ取り、ヒデコは少し困って苦笑い。
買い被られている。私はそれほど凄い人じゃないんだけどな…と。
まともな人間なら致命の傷。
だが、雪穂はゆらりと立ち上がる。幻影体にもあんじゅのナイフの治癒作用は働いているようで、傷口は少しだけ修復して辛うじて立てる状態に。
雪穂は年下らしく悪戯に、してやったりの笑みを浮かべてナイフを構える。
雪穂「へへ、会話で時間稼ぎしちゃった」
ヒデコ「はは、したたかだね」
ヒデコは再び武器を構え直す。
ほんのわずかに癒えたとはいえ、雪穂の状態は重症に変わりない。次の一撃を与えた時点で決着だろう。
止めを刺すべく集中を高めるヒデコへ…
雪穂「尊敬してるのは本当だからね、ヒデコちゃん」
ヒデコ「ありがとね。でも手加減はできない…よっ!!」
二人の刃が交錯!!
コンマ
01〜85 ヒデコ勝利
86〜00 負傷
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
>>5
-
圧勝だな
-
改めてヒデコのインファイトの強さを実感だな。
補正が頼もしすぎ
-
クロスブレイク強いな
-
さすヒデ
-
雪穂のナイフを盾が弾き、
胸元へと重刃が叩き込まれ、そのまま両断!!
ずる、と力なく雪穂が崩れ落ち、大量のマナが空中へと流失する。
痛みなどはないようで、動かなくなった体に悔しそうな顔を見せる。
雪穂「うーん、やっぱ…勝てないか」
ヒデコ「まだまだ。二年早いよ」
雪穂「次会う時、本当の私は成長してるはず!見ててね!」
そして笑顔を交わし、手を振りあい…
ヒデコの視界は元の試練の間へと戻っていた。
あんじゅ「ふふ、勝てたみたいね」
ヒデコ「初戦から負けるわけにはね」
あんじゅからハンカチを手渡され、額に浮かんだ少しの汗を拭う。
ふと、自分の中に新たな魔力が宿ったのを感じる。
雪穂の体が癒えるのを目にした時、自分の中に魔術の力が宿った感覚を得たのだ。
力の実感を胸に…
ヒデコは次の戦いへと心を向ける。
【ヒデコが『アースヒール』を習得しました】
※自らにのみ使用できる回復術です。
-
万能の極みだな
-
地属性魔法+斧ときたらやっぱ上位スキルは大地震みたいなのを期待しちゃうな
-
あんじゅ「使い勝手のいい術をおぼえられたみたいね?」
ヒデコ「うん、回復は欲しかったからいい感じだよ」
控えめながら素直に顔を綻ばせるヒデコ。
その表情に、あんじゅは(可愛いわぁ…)と内心に愛情を燻らせつつ、良き指導役の顔を保って言葉を続ける。
あんじゅ「今みたいな感じで、勝てば学びを得られるわ。それも踏まえて挑戦順を決めるといいかもしれないわね」
ヒデコ「ううん?でも、誰に勝てばどんな系統の技術を覚えられるかはわからないし…」
あんじゅ「ふふ。あくまで参考程度にね」
ヒデコ「難しいなぁ…」
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 海未
4 花陽
5 凛
6 真姫
7 希
8 にこ
9 絵里
10 フミコ
11 ミカ
12 亜里沙
13 ツバサ
14 英玲奈
現在1勝
相談レスを含め、安価>>510
-
堅実に行くなら真姫ちゃんか?
-
火ガードあるし真姫ちゃんいいかもね
-
まきちゃん
-
まきちゃん
-
まきちゃん
-
まきちゃん
-
患者出てきた
-
相性が良いとはいえまきちゃんってかなり強い部類だよね?
マナ量は規格外っぽいし
-
まきちゃん倒せば後がかなり楽になりそうだね
-
まきちゃんはチョロさをうまく利用すれば…
-
ヒデコは少し考え、面識のあるメンバーばかりが頭に浮かびがちなところを切り替える。
一応、名前と顔は一致している。
まず、真姫は王国の姫。
誰でもが知っている有名人だ。穂乃果は知らなかったが。
希は怪しげな方言と成金スタイルの組み合わせで大金をプレゼントしてくれたため、割と記憶に鮮烈だ。
そして小柄なツインテール、にこ。
落下した穂乃果と真姫を追い、ポーズを決め、絶叫しながら大穴へと落下して行ったのは忘れようもない。
ヒデコ(三人とも濃いなぁ…)
面識が少なくても忘れようのない面子だった。
この中から挑むのであれば…
戦闘スタイルをはっきりと見てはいないが、大型の剣と炎のマナを有していた真姫だろうか。
長らく箱入りだった姫君。素質はあれど、まだ経験はそれほどでないはず。
ヒデコ「それじゃあ…お姫様に挑もうかな」
あんじゅ「わかったわ。始めるわね?」
室内が発光!
再び、ヒデコはどこかへと意識を飛ばされていく…
-
剣を交える度に好感度上がりそうww
-
>>519
チョロロローン
-
本物まきちゃんは今頃好感度がチョロロロしてるんだろなぁ
-
にこの扱いが相変わらず酷いwwww
-
まきちゃんスマッシュ改ももってたよね
盾を持ってても要注意
-
ヒデコ「さて、知らない場所だ」
相手との面識が少なく、相手の印象に残っている場所が戦場となる以上、それはヒデコの知らない場所となる。
ヒデコが飛ばされたのは田舎味溢れる一軒の家の中だ。
簡素だが、隙間風はしのげる程度の造り。暖炉には赤々と薪が燃えていて、テーブルの上には四つのマグカップが置かれている。
よく見るとそれぞれに希、にこ、真姫、英玲奈の名前が記してあった。
ヒデコ「王宮を脱走した後、しばらく行方知れずだったよね。ここに潜伏していたのかな?」
誰へとでもなく呟いたヒデコの耳へ、なんとも頓狂な少女の声が飛び込んでくる。
真姫「ヴェェエェ!?不審者ぁ!」
ヒデコ「うわっと!?」
ブン!と振り回された大剣。
身を捻ったヒデコの鼻先を掠め、そのまま剣先を床へと食い込ませる。
ヒデコ「お、落ち着いて!」
真姫「落ち着けないわよ!あなた誰!?」
ヒデコ「ええと、穂乃果の友達!ヒデコって言います!」
真姫「え、穂乃果の?……あ、そういえばあの子の仲間にいたわね」チョロッ
-
早速ちょろい
-
おいっ!www
-
ヒデコじゃなく真姫の記憶を再現するって凄い魔術だな
世界中の人とシステムがつながってんのかな
-
穂乃果の名前を出した途端に表情と態度が軟化した。
穂乃果が「お姫様の真姫ちゃんと友達になったんだ!」と話していたのは事実だったらしい。
穂乃果を追って地底に身を投げたのも見ているため疑っていたわけではないが、この手のひらの返しようを見るに抱いている好感はなかなかの物だ。
その真姫姫、ヒデコの素性がわかったことで興味が他へと移ったらしく、キョロキョロと見回しては訝しげな顔をしている。
真姫「で、なんで私はここにいるのよ。希、にこちゃん、英玲奈もいないし…」
ヒデコ「ええと、今はちょっと私の修行に付き合ってもらってるような感じで」
真姫「あなたの修行に?私が?なにそれ、イミワカンナイ」
半目、髪の毛をくるくると弄る真姫。
戦わない事には練習にならないため、どうにか説明をしようと試みるが…
真姫は大剣を軽々担ぐ。
真姫「でもまあ、言われてみればあなたを斬らなきゃって…そんな気もするわね」
ヒデコ「む…負けませんよ、真姫姫様」
真姫「そういう固い口調はいらないから!!」
大剣が振り下ろされる!!!
ヒデコは盾を受けに出すも、思い直して刃を回避!
床に転がり距離を置き、考察。
ヒデコ(私の技と同質、重みを活かして防御を突破するタイプだ。盾や鎧を過信しないように…)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 速攻を!近距離で一気に仕掛ける!
2 距離を置いて隙を狙うべきかな…?
3 泥人形を出してみるかな
【戦術眼】
木造の屋内、泥人形はあんまり有効じゃないかもね。
安価下
-
1
-
ヒデコ「一気に!」
ヒデコは泥塑の斧を握りしめ、一息に彼我の距離を詰める。
近寄る以上は最接近を。向こうの大剣に比べ、こちらの斧のリーチは短い。
半端な間合いこそ最も死を招くとヒデコの経験が語っている。
と、リーチの差に先んじて真姫の突きがヒデコを襲う!
これはあくまで牽制撃。次の一断に備えたものだが、受けてしまえば体制が崩れる。
ヒデコ(これは盾受けできる!)
コンマ
01〜20 軽傷
21〜00 回避 ※防具20%補正
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
>>9
-
盾の面を切先に併せ、斜めに逸らすようにして突きを回避!
この辺りは流石の技術、牽制程度を避け損じるヒデコではない。
しかし真姫の剣技も成長している。
前にこの家屋で人狼と戦った時のように、戦場把握ができずに屋根へと剣を叩きつけてしまう姿はない。
周囲の広さは既に把握済み。思い切り振れる!
迫るヒデコへと向け…
真姫「やあああっ!!『スマッシュ改っ』!!」
ヒデコ「避けながら斬る…!『クロスブレイク』!!」
真姫の大剣を前に鎧は効果を成さず、盾受けも不可!
真姫は軽装、ヒデコはスマッシュよりも手数を狙う!
コンマ
ヒデコの防御
01〜25 重症
26〜55 負傷
56〜00 回避
ヒデコの攻撃
01〜65 攻撃成功
66〜00 回避される
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
防御
>>10
攻撃
>>11
>>12
-
なんというヒデコのコンマ運
-
さすヒデ
-
強すギィ!
-
受ければただでは済まない真姫の重斬。
だがヒデコは怯まず!盾に頼らずとも勝機は見出せる。
眼を見開き、刃を見据え…身を翻して回避!!
真姫「う゛ぇぇぇ…!?」
ヒデコ「今だ!」
間合いは絶好!
タイミングを見逃さず、すかさず刃を振るって返す!
圧倒の二閃、クロスブレイクが見事に真姫を活断してみせ…
治癒手段を持たない真姫に次の手はなし。決着だ!
真姫「……別に痛くはないけど、腹立つわね」
ヒデコ「ご、ごめんなさい姫様…」
真姫「姫とか様とかいらないわよ」
ヒデコ「じ、じゃあ真姫…ちゃん?」
真姫「そう、それでいいわ」
幻影とはいえ姫を相手に斧を叩き込み、おまけにちゃん呼び。
小市民的なヒデコにとっては一連の出来事がなんとも心臓に悪い。
……真姫は、じっとヒデコを見つめている。
本質を見透かすように見つめ…口を開く。
-
真姫「ねえ」
ヒデコ「あ、うん」
真姫「あなたのこと、ほとんど知らないけれど…自信を持ちなさいよ」
ヒデコ「……じ、自信?」
真姫「謙虚な姿勢は悪いことじゃないけど、自己評価が低すぎるのは勿体無いわ」
ヒデコ「ううん、そうなのかな…?」
真姫「私が世界、私が掟。そんなマッキーを瞬殺しておきながら自信を持たないのはもはや不敬罪だわ」
ヒデコ「ふ、不敬罪…」
王族らしい気高さに触れ、ヒデコが目を開くと試練の間へと戻っていた。
あんじゅ「お疲れ様。格好良かったわ?」
ヒデコ「あはは、ありがと。真姫ちゃん、面白い子だったな…」
素早い決着には流石と言う他なし。
そして真姫の武器重量を活かす剣技から、ヒデコは自らの斧技の新たな可能性を見出すことが出来た。
見事に二連勝を達成だ。
【ヒデコがスキル『大強撃』を習得しました】
※あらゆる敵に対し、40%の可能性で大ダメージを与える事が可能な技です。
-
西木野家の家訓使い勝手いいなw
-
次の相手は亜里沙かフミミカあたりがいいのかな?
-
装備貧弱な亜里沙辺りやろなぁ…
そういえばマナの属性の有利不利ってどうなってるんだろ
-
二戦を終え、ヒデコは部屋の片隅に腰掛けてインターバルを入れている。
現実に負傷のリスクはなくとも、死線を潜った。
時間的には瞬殺の域だが、精神的な疲労はあるのだろう。
あんじゅが水筒に入れてきたお茶をゴクゴクと飲み、ふうと一息をついている。
あんじゅはその様子を眺めながら、少しずつ自分の実力を見直せているかしらと笑みを向ける。
この試練の間は本来、聖騎士となるべく修行を積む者の傲慢を正すための場所なのだ。
というのも、聖騎士を目指せるだけの実力を有する者は往々にして自尊心を膨れ上がらせていることが多い。
故に、その者が肩を並べて戦う者たちとの実戦訓練を経ることで仲間の実力、優れた面へと目を向けさせる。
さらに仲間たちからその人物に対する印象や欠点などを聞かせる事によって、優れた者に自身を見つめ直させる…
あんじゅ(そんな場なのだけれど…ヒデコちゃんの場合は真逆ね)
ヒデコは聖騎士を目指せるだけの実力を有しながらも、自己評価が低い。脇役意識が強い。
しかし反面、人望と信頼は篤い。
なので、仲間たちの強さを乗り越えつつ正当な評価や信頼を聞く事によってヒデコの精神を高めようと、それがあんじゅの考えだった。
あんじゅ「さあ、そろそろ次の戦いに移ろうかしら?」
ヒデコ「うん、お願いするよ」
-
相手がスキル使用してくるとわかったから、あとはステータスだな
ほのにこのサバイバーが発動するなら複数回コンマ成功させる必要がありそう
-
フミミカが良いと思う
あの時点でも亜里沙のスペックはコンマ運次第でこわい
装備が悪いのが救いだけど
-
ヒデコ好きだなあ
ワイバーン戦からぶれずにずっとガンバってるもんね
-
ヒデコは深呼吸をしつつ、次の対戦相手を検討する。
ヒデコ(まず四騎士は論外として…穂乃果もまだ、だね)
ヒデコ(ことりちゃんも厳しい…今のところ、正直勝ち線が見えない。『魅了』や『白の聖縫』を決められれば終わりだし、それだけじゃない…)
ヒデコ(凛ちゃんも怖いな、先行で動かれてそのまま…なんてことも。花陽ちゃんのデュラハーンやおばけナイトも厳しいし、うーん、みんな強い…)
ヒデコ(それ以外で選ぶべき、かな?)
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 海未
4 花陽
5 凛
6 希
7 にこ
8 絵里
9 フミコ
10 ミカ
11 亜里沙
12 ツバサ
13 英玲奈
現在2勝
安価>>547
-
亜里沙ちゃんかのう
-
9
-
3
-
フミコで
-
海未ちゃんね、了解
今日はここまでで
-
乙〜
-
敵に回った園田はいやらしく強いんだよなぁ…
-
対戦相手選択にも戦術眼が発動してるな
一緒に行動してないのぞにこはどう見るべきかな?
-
乙
海未ちゃんのコンマが楽しみ
-
園田のコンマなら大強撃40%で倒せそう
-
>>551
最後にあった時の状態だからどうだろね…
コイズミの里の時は鬼畜だったけど
-
あの時はコンマ運が全然なかったからなー
-
瞬殺されるまきちゃん可愛すぎ
-
園田は泥人形で判断力マイナスを誘えるね
-
なるほど、賢いな
-
ヒデコ「海未ちゃんに挑んでみようかな」
あんじゅ「ふふ、わかったわ。頑張ってね?」
あんじゅの艶やかな笑み、強い光に目を閉じる。
そして前の二戦と同じく、瞼を開ければ既に光景は変化している。
ヒデコ「また知らない場所…?いや、これは多分」
石造り、空気の流れに乏しい地下通路。
そして海未の中で印象に残っている場所、おそらくは…
海未「闘技場地下。私にとっての転機となった場所です」
ヒデコ「海未ちゃん」
海未「お久しぶりです、ヒデコ」
海未はふわりと落ち着いた笑みをヒデコへ向け、そして周りをゆっくりと見回す。
一部の床が一直線に焼け焦げている。そこを見やり、記憶を反芻するように目を閉じる。
海未「穂乃果が暴走して、敵を消し炭にした時の焦げ跡です。今思い起こせば龍皇の力だったのですね」
ヒデコ「話には聞いてたけど、こういう場所だったんだね」
海未「ええ。ちょうどヒデコが立っている辺りにことりが。天使として覚醒しかけていました。
二人を信じ、二人を助ける。私の戦う理由が明確になった場所…」
-
そんな園田、現在厨二発症
-
一番の問題児なんだよなぁ…
-
海未はそう言って懐かしむような顔を見せ、再度ヒデコへと視線を戻す。
腰の刀へと手を置き、左手に脇差、浦島虎徹を抜き取ってひらりと手慰みに取り回す。
海未「ふむ…記憶が不自然に途切れています。今の私は思念体のようなもの。そう考えてよろしいでしょうか?」
ヒデコ「流石は海未ちゃん、理解が早い」
海未「ふふ…これはヒデコの修行と言ったところですか」
迅速に状況を認識してみせ、そして海未は二刀をすらりと抜き放つ。
ゆったりと力感なく身構える姿には隙が少ない。
雪穂、真姫の二人とは違い上級職。侍たる海未の実力は高い。
海未はヒデコへと敵意を向け、しかしもちろん悪意は混ざらず。
さあ、純粋に戦いを楽しみましょうとばかり口元を笑わせる。
海未「前衛同士、ヒデコとは幾度も肩を並べて戦ってきましたね」
ヒデコ「うん、お互いにある程度手の内は知れてるね」
海未「その通り。そして、一度本気で手合わせをしてみたいと考えていました」
ヒデコ「お、そうだったんだ。海未ちゃんからそう思われるなんて光栄だな」
海未「ええ、ヒデコは私の知る限りで最高の前衛ですから」
-
この二人連携組めるし何気に仲いいよね
-
海未の意識に弓を使う選択肢はない。
ヒデコの矢への防御技術を正しく把握しているからだ。
一刀ではなく二刀。その構えは防御に意識を寄せている。
ヒデコも思考を研ぎ澄ます。
勢い任せに戦える相手ではない。読み合い、間隙を見出しての戦い。
ヒデコ(純粋な直接戦闘では、きっと海未ちゃんが上だ。けど、こっちに回復があるのはアドバンテージ…)
加え、地下道には見た限り水気がない。海未の十八番である瞬間移動からの斬撃は使えないだろう。
盾と斧を構え、そして開戦だ。
まずはお互い安易に動かず、空気がピリリと張り詰める。
【ヒデコの行動を選択してください】
1 小細工は抜き、正面から攻撃を仕掛けよう。
2 二刀構えに長期戦は分が悪い。大強撃で一発狙いだ!
3 ここは見。海未ちゃんの仕掛けを待ってみようかな。
4 泥人形を出してみるか…?
【戦術眼】
上級職だけあって、バランスが良くて隙が少ない。
ペースを握られるのは避けたいし、先に仕掛けて行きたい…かな。
安価下
-
4
-
2
-
ヒデコ(ここは…よし)
ヒデコは斧を握りしめ、前へ出る。
海未は待ちの体勢。迫る斧撃へ、小太刀で受けて菊一文字で切り払うという基本戦術を決めるべく眼光を尖らせ…
ヒデコ「出てこい泥人形!」
海未の間合いの少し外、ヒデコは立ち止まって石床へと斧を叩き付ける!
斧先が砕いた石片を突端として変質、変形が始まり、秒と少しで泥の人間が立ち上がる。
雪穂戦で移動速度の遅さは学んだ。ならばある程度の近距離で召喚すべき!
そしてヒデコの狙いは見事に嵌まる。泥人形に期待したのは攻撃ではない。
海未「な、なんですそれは!?」
海未の顔色に動揺が生まれ、秒足らずの逡巡…
二刀の構えを一度解き、海未は後方へと退する。
ヒデコ(狙い通り!)
海未は頭の回る少女だが、故に考えすぎる癖がある。
それは判断力の低下を招き、当人のハイスペックぶりからはあり得ない不利を招く事がある!
さして戦闘力のない泥人形を過度に警戒し、必勝の姿勢を崩した海未をヒデコは追う。
そして斧を振り上げ…
ヒデコ「先手はもらった!」
コンマ
01〜37 攻撃成功 ※海未に23%補正
38〜00 回避される
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
>>13
-
人形は相手の踏んでる地面に出せないのかな
-
やったぜ
-
コンマ勝てたけど23%補正は恐るべしだなぁ
-
>>564
ヒデコ「黙れレズ!」
-
海未はバックステップを踏みつつ、自身の判断を悔やむ。
泥人形の動きは鈍く、構造も脆いように見える。おそらくはハッタリの類。
迎撃の姿勢を崩して退がるよりも、まずは切ってみるべきだったのだ。
海未(判断力が低い。自覚はあるのですが…矯正は難しいものです)
ヒデコは歩幅も大きく踏み込み、海未へと斧で切り払う!
追いながら、姿勢を整えられる前にと急ぎで放った一撃。
技を繰り出すには不十分だが、相手は魔物でなく人間の海未。通常の斬撃を当てるだけでもダメージはそれなり!
迫るヒデコに、海未は受けからのカウンターという選択肢を脳内から排除する。
思考を防御のみにシフトし…
迎の太刀。
侍が誇る技能の一つであり、相手の攻撃を自刃にて正確に打ち払う集中の域。
海未(受けます!)
ヒデコ「はぁあっ!!」
-
断!!
受けの刀を弾き、ヒデコの斧が海未の左脇下へと創傷を刻む!
深くはないが、浅くもない。
海未は傷口から漏れ出るマナに少しばかり顔をしかめ、脇差を払って追撃を防ぎ、そのまま後退を続けてヒデコと距離を置く。
そして短く呼吸を整え、二刀の構えへと再び移行…
海未「……やはり、貴女は一筋縄では行きませんね」
ヒデコ「ふっふ、先制させてもらったよ」
立ち止まって構えを作るヒデコの横を通り抜け、泥人形がゆっくり海未へと迫って行く。
海未は忌々しげにそれを見つめ、しかし無視。
今度はペースを乱されることなく、ヒデコ本人の攻撃を待ち構える。
ヒデコ(……完全な待ち?なら、次撃は…)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 ここは一気呵成、クロスブレイクを狙うよ。
2 大強撃は相手の防御を無視できる。狙ってみる?
3 もう一体泥人形を出してみようかな…?
【戦術眼】
泥人形が脆いのは看破されてるみたいだけどね。
安価下
-
2
-
いいんじゃないか
-
ワンチャンあるな
-
ヒデコ(ここは…真姫ちゃんとの戦いで覚えた新技、行ってみようか!)
海未の目に警戒が宿る。
ヒデコの構えに今までにない力の漲りを感じたのだろう。抗するように、静かに気を昂らせている。
見据え、駆ける!
まさに泥のような前進を見せる人形を追い抜き、斧を握り。
大強撃。その技はシンプルかつシンプルに。
斧の特性は先端に重心の置かれた重量バランス。
威力、攻撃性にばかり着目されがちだが、突き出しての攻防一体の打突、刃と柄の境目に相手の武器を引っ掛けての妨害など、それなりにテクニカルな動きもできる武器なのだ。
それを全て捨てる!!!
高々と振り上げて、ただひたすら重みにて相手を豪断するための一撃!!!
ヒデコ『大強撃!!!』
同時に海未も斬撃を放つ!
瞬時に、ヒデコの豪断は受けが不可と見切って回避態勢を取りつつ、避けざまの二刀による斬撃を狙う!!!
コンマ
攻撃
01〜40 攻撃大成功
41〜00 回避される
防御
01〜30 重症
31〜60 負傷
61〜00 回避
判定
攻撃
>>14
防御
>>15
-
このシーン絵にしたら絶対かっこいい
-
実際シグルイめいている
-
断撃!!!!
仔細を無視して豪快に振り下ろされた斧は、圧倒的な破壊力で空気を裂く!!
海未はその縦斬りに明確な死のイメージを視て…しかし身を躱す事に成功する!
ヒデコ(くっ、駄目か!)
海未(恐ろしい…が、避けてしまえばこっちのものです!)
海未の刀がヒデコへと鋭く迫る!
左手の盾がそれを防ぐ!
大振りの直後、すぐさま防御へと意識を傾けられる対応力の高さ。それは間違いなくヒデコの強みだ。
だが終わらない!
海未「まだですっ!!」
ヒデコ「っ、もう一撃来る!」
侍の技能が一つ、追の太刀。
攻めに転じれば一太刀に終わらず、受けられた直後に追撃のもう一斬。
菊一文字の斬軌道をなぞるように、脇差虎徹の剣閃がヒデコへと迫る!
コンマ
01〜30 重症
31〜60 負傷
61〜00 回避
判定
>>16
-
終わりかな?
-
重症でまともに動けたことないし終わりだね
-
崖っぷちやな
コンマ判定みるにやや格上って感じか
-
盾は一斬目の防御で位置がずれている。
故にヒデコは斧を掲げ、その大振りな刃で海未の斬撃を受けようと試みる。
海未の眼光が輝き…!
瞬撃!!
海未「………まずは、一斬」
ヒデコ「ぐ、はっ…!」
この場面に限れば、海未の技量は明確にヒデコを上回っていた!
連斬の強みを完全な形で活用、腕を畳んで脇差の短い刀身をさらに短く、一撃目に比べて小回りを利かせた斬撃でヒデコの脇腹から胸元へ掛けてを斬り抜けてみせたのだ!
ヒデコはよろめき、焦燥しつつ自身の傷を確認する。
肋骨の隙間を刃が抜けて、鳩尾付近で刃が引かれたようだ。
長刀なら即死だったろう。リーチの差で辛うじて生き延びている。
-
通常戦闘では常に足を引っ張り
ボス戦では美味しい所だけを頂き
穂乃果・ことりを護るとか吐かしつつ護れた事など一つもない上に
手前勝手に自爆に巻き込まれに進んで出ては無様に洗脳された挙句
何の罪もないお爺ちゃんの村を身の丈以上に蹂躙し
ヒデコの成長の妨げまでやり遂げるとは…
ホント園田ゴミキャラだわ
-
痛みはかなり薄い。
血は出ておらず、今までに倒した二人と同じく、マナが煌めきながら漏れ出している。
自分も思念体であるのは同様なようだ。
体がまともに動かず、がくりと膝を付いてしまう。
傷を癒せば、辛うじてまだ立ち上がれるが…
海未「念入りに。止めを刺させていただきます」
海未は甘くない。
刀を構え直し、油断なくヒデコへと迫る。
ヒデコ「まだ…っ!豊穣の力よ…『アースヒール』」
海未「…回復を?流石です、ヒデコ。ですが!」
駆け寄ろうとした海未、そこへ残っていた泥人形が襲いかかる!
ゆっくりとした動作ではあるが、殴りかかってきている物を無視もできずに海未は斬撃!
たちまち泥芥へと戻すも、その間にヒデコは自らをわずかに回復させている。
雪穂の場合もそうだが、回復があると土壇場での一踏ん張りが変わるのだ。
もちろん完治ではない。
変わらず深い傷、しかし辛うじて立ち上がれる。
ヒデコ「来いっ…海未ちゃん!」
海未「終わらせます!」
【ヒデコの行動を選択してください】
1 ここは得意の…クロスブレイク!
2 一打逆転に賭ける!大強撃!
安価下
-
1
-
2
-
1
-
二刀に応戦するなら、こちらも二斬を放てばいい。
そんなごくごくシンプルな思考、戦術家のヒデコでも土壇場になればそういうもの。
根性で競り勝つしかない!
とはいえ、理に適っていない訳ではない。
海未の『追の太刀』はあくまで追撃の斬撃。ヒデコのクロスブレイクは連動、立て続けに二斬を放つ攻撃がため、動作のタイミングではこちらが速い。
海未の斬撃を回避し、二撃のどちらかを当てれば海未の姿勢が崩れて追撃は不能。
ヒデコ(そこに賭けるしかない!)
そして海未が迫る!
両者が間合いへと踏み込み、互いに斬撃を放つ!!
コンマ
攻撃
01〜42 攻撃成功 ※海未23%補正
43〜00 攻撃失敗
防御
01〜50 敗北
51〜00 回避
判定
攻撃
>>17>>18
防御
>>19
-
完敗やな
-
海未ちゃん……
-
あーこれは痛すぎるな
元々不利な相手ならともかくこれはね
重要なスキル撮り損ねた可能性大だし
聖騎士はほぼ無理になったね残念
-
お、久しぶりだな煽り
-
敵になった海未の強さは異常
なお味方の時は
-
上級職なれないから武具買い与えるのはこれから控えよう
-
>>596
敵の時は園田さんのコンマないからね・・・
-
次合流する時には園田は人知れず西木野王に消されてて欲しい
-
ヒデコの斬撃は空を切る。
海未はその間隙を掻い潜り…
ヒデコ「はぁ…勝ちたかったなぁ」
海未「ふふ、上級職ですから。ヒデコ、貴女が転職したらと思うと…」
斬撃!!
左から、逆袈裟の斬撃がヒデコの体を抜けた。
実体ではない、痛覚は極度に鈍っている。
だが…自分を刃が通り抜けるのを見るのは中々に嫌な光景だ。
呻き、崩れ落ちるヒデコ。
海未が刀を収めながら、安堵した様子で一つ溜息を吐いた。
海未「是非、またやりましょう。ヒデコが上級職になるのが楽しみです」
ヒデコ「……次は勝つから!」
……再び、試練の間へ。
ヒデコは仰向けで倒れ伏していた。
ダメージを負えば精神に負担が掛かるのか、嫌な汗と疲労感が全身を包んでいる。
ヒデコ「やっぱり、負けると悔しいね」
あんじゅ「お疲れ様。完敗だったわね?ふふ…」
-
それではここで2期3話の穂乃果の台詞をどうぞ
-
んーフミコかミカ行きたいな
-
気付けば、あんじゅの顔は上から覗き込んできている。
後頭部に柔らかな感覚、膝枕をされている。
優しい手付きでヒデコの額に浮かんだ汗を拭ってくれている。
あんじゅが上体を屈めると、豊満な胸の感覚がヒデコの顔に。
体温の温もりと甘い香りにヒデコは思わず、くらりと…
ヒデコ「あ、ありがとうあんじゅちゃん!」
あんじゅ「あら?もう少し休憩していても良かったのに…うふふ」
跳ね起きたヒデコに、あんじゅは微笑を見せる。
危うく引き込まれそうになっていた。
ヒデコは自分の頬をパシンパシンと張り、正気を引き戻して奮い起つ。
ヒデコ「やっぱり負けるのは悔しいね。次をお願い!」
あんじゅ「ええ、いいわよ。誰にするかしら?」
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 花陽
4 凛
5 希
6 にこ
7 絵里
8 フミコ
9 ミカ
10 亜里沙
11 ツバサ
12 英玲奈
現在2勝1敗
安価>>606
-
2
-
2
-
ありさ
-
2
-
9
-
ID変えて連発してるやろw
-
隙有らば堕とそうするあんじゅさんすき
-
疑わしきを罰せられないのが歯がゆいなぁ。ID変えて連投したやつ。
-
607は俺だから多分連投じゃないと思う
-
ヒデコは少し考える。
海未への敗北を経て、やはり警戒すべきは上級職だ。
諸々の付加能力がかなり厄介に働いてくる。
となれば、次に挑むべきは。
ヒデコ「亜里沙ちゃんにしておこうかな」
あんじゅ「亜里沙ちゃんね。承知よ」
あんじゅの頷きを目に、ヒデコはゆっくりと目を閉じる。
二勝一敗、次は必勝のつもりで挑まなければ。
集中を高め…
目を開くと、そこは薄暗い夜の路地。
場所の検討はすぐに付いた。
王都のスラム地区、穂乃果と雪穂が襲われている時、半狂乱の亜里沙が助けに入ったという場所だろう。
ヒデコはその場に居合わせてはいなかったが、亜里沙にとっての転換点と呼べるのはまず間違いなくここだ。
背後、ザリ…と足音。
振り向けば、亜里沙が相変わらずの可愛らしい顔で剣盾を握っている。
-
場所がマズイwww
-
604と605がもう一回同じIDで書き込まないと607が前2人と別人であることは証明できないんだなぁ。
-
焦らなくても全カードみれるんじゃね?
-
ロックマン方式か
-
>>612
まじかよ
疑ってすまんかった
-
>>618
ピュアライバー
-
>>615
それもそうだな まぁすまんかった
>>618
ぴゅあっぴゅあかよ
-
亜里沙の顔はやたらに険しい。
ヒデコへと真剣な眼差しで、大口を開けて吠える。
亜里沙「がおー!」
ヒデコ「あ、亜里沙ちゃん?」
亜里沙はなにやら、ぶんぶんと剣を振っている。
そして切先をヒデコへと向け、なにやらやる気が高い様子だ。
亜里沙「ヒデコさん!亜里沙は何故か今、とっても戦いモードなんです!」
幻影体が無意識下に戦いへと駆られるのは他の面々にも同様だ。
だが、状況に疑問を呈したりもせずに受け入れて戦いの姿勢…というのは、今のところ亜里沙だけ。
素直な亜里沙らしいな、と。ヒデコは思わず笑顔になる。
ヒデコ「ふふ、なんで吠えるの?」
亜里沙「よくわからないけど、モンスター的な気分なんです!ヒデコさんをやっつけちゃいますよ!」
ヒデコ「よーし、負けらんないね!」
ヒデコは斧盾を手に、亜里沙を見据えて開戦だ!
-
>>620
素直に認めすぎワロタ
-
ヒデコ(注意すべきは…)
まず盾を手に、亜里沙の出方をゆっくりと窺う。
今までの相手と違い、安易には攻め込む選択肢は無し。
何と言っても身体能力が優れすぎている。
亜里沙「亜里沙は勝ちますよ!」
ヒデコ(今のところ亜里沙ちゃんも様子見…?剣を振ってはいるけどかかってこない)
が、安心はできない。
その気になれば一跳びに間合いを詰められるだけの能力を有しているのだ。
この戦闘に限れば選択肢は二択。
亜里沙は素早すぎて泥人形は意味をなさない。思考はシンプルなタイプなので、海未のように深読みを誘う効果も望めない。
ヒデコ(こっちから近寄って攻めるか、出方を待ってミスを誘うか)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 先に攻めよう!
2 まずは待つんだ。
安価下
-
1
-
ヒデコ「行くよ!」
亜里沙「むむ!」
ヒデコが駆け出す!
亜里沙が攻め込まずにいたのは剣とボウガンの択一に悩んでいたがため。
だが、ヒデコから来るならば悩む必要はなし。剣盾で迎え撃つまで!
亜里沙「斬っちゃいます!」
ヒデコ(亜里沙ちゃんの傾向は…)
ヒデコは考える。
亜里沙は酷く素早いが、反面その動きは読み易い。
加えて、装甲も見た目ほどには厚くない。
だが、警戒すべきは我を失した亜里沙だ。
いつもであれば雪穂や仲間の窮地に発揮される力、今は単独での戦闘だが、あの狂乱状態になるとすれば…
ヒデコ(追い込んだまま野放しにすると危ない。攻めるなら速攻で決めないと!)
急速に間合いが詰まる!
ヒデコは万全の状態で攻めるため、まずは亜里沙の攻撃を受ける事を選択する!
コンマ
01〜10 負傷
11〜40 軽傷
41〜00 回避 ※20%補正
判定
>>21
-
亜里沙「えいやああああっ!!!」
ヒデコ「おっ…と!」
亜里沙の豪快な斬撃!
ヒデコは盾でそれに応じるが、勢いに押されてわずかに受け損ねる。
結果、剣が半端に逸れてヒデコの左腕にごく軽い切傷。
それ自体はさほどの問題ではないのだが、受け損ねた事で亜里沙の体勢を崩しきれていない。
ヒデコ(どうする…今の状態だとクロスブレイクは打てない。単発の斬撃か、一か八かの大強撃か。
もしくは数歩引いてからもう一度仕掛ける…仕切り直しの形かだ)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 堅実に、このまま斬撃に移行する!
2 どうせなら一発狙いだ!大強撃!!
3 仕切り直そう。亜里沙ちゃんの攻撃ならある程度の確率で防御できる。
【戦術眼】
亜里沙ちゃんに半端な手傷を負わせるのは避けたい…
やるなら一気に。やらないなら仕切り直すべきかな。
安価下
-
今日は駄目だな、クソコンマ弱い奴が出娑婆って自動的に負けに繋がるわ。
-
3
-
1
-
3
-
3
-
3
-
誰だよ海未ちゃん選んだやつ
-
呼んだ?
ハイハイ俺が悪かったよさーせーんー
-
にこは上級職でもなさそうだし名前挙げて警戒されてないけどスキル強いよなあ
あと残り同格っぽいのは神モブくらいか
-
何でも悪者決めないと気が済まないのか
-
ヒデコはにこの戦闘スタイルをよく知らんからな
-
カウンターとサバイバー持ってるからめっちゃ強そうだな
即死バレットは雑魚にしか効かないらしいが
-
ヒデコは仕切り直しを選択。
ト、ト…と軽やかに三歩を下がり、わずかに亜里沙との距離を置く。
亜里沙の方は初撃で手傷を負わせたのに満足しているようで、追わずにそのまま構えを維持している。
ヒデコ(狙うべきは完全回避からのクロスブレイク)
狂乱させないよう、一息に戦闘不能までを狙うべきなのだ。
呼吸を整え、再び見据える。
ヒデコ(さて…行くよ!)
両者が再接近、先ほどと同じ行程を繰り返し…
亜里沙の剣が振られる!
コンマ
01〜10 負傷
11〜40 軽傷
41〜00 回避 ※20%補正
判定
>>23
-
狂乱って表現だとモンハンみたいだなw
アヤセアリサ討伐クエ
-
亜里沙「うわ、あ!?」
ヒデコ(よしっ、崩した!)
王宮地下での戦いの頃の亜里沙は、動作に無駄が多く隙が生まれやすいという弱点を有していた。
実際の彼女は西の街での鍛錬と装備の強化によってそれを克服したのだが、ヒデコが今対面しているのはかつての亜里沙!
強斬を流され、勢い余って無防備に晒された胴体。
ヒデコはそこへ、ちょっと可哀想だな…という意識を捨て払って斧の交差撃を打ち込む!
ヒデコ『クロスブレイク!!!』
姿勢は完全、普段よりもさらに確実な形での二連撃だ!!
コンマ
01〜80 攻撃成功
81〜00 回避される
判定
>>24
-
>>641ミス
安価は>>24と>>25ね
-
あれ判定は一回?
-
入れ違いで修正されてたゴメン
-
ザク、ザクと二撃。
見事に亜里沙の体へと斬撃が与えられ、斧の二断を受けては流石の亜里沙も倒れ伏す!
亜里沙「うう、まだほとんど何もしてない…」
悔しがふ素振りを見せ、そして握り拳が地面へと食い込み炸裂!!
超絶なる膂力が石床を砕き、蜘蛛の巣状のヒビを走らせ…
しかしそこまで。体の力がなくなったらしく、亜里沙はパタリと両腕を下ろした。
速度や腕力には長けているが、素の防御力に関しては常人よりも少し優れている程度に過ぎない。
クロスブレイクは決着を付けるには十分の斬撃だった。
ヒデコ「あ、危ない…早めに勝ててよかった」
亜里沙「むむ…ヒデコさん、他のみんなともやるんだよね?」
ヒデコ「うん、もう海未ちゃんには負けちゃったけどね…」
亜里沙「海未さんはすごいなあ…でも、ヒデコさんも同じぐらいすごいですから!頑張ってくださいね!」
-
ヒデコ「ありがと、亜里沙ちゃん」
亜里沙「ヒデコさんはハラッセオです!」
なんとも言えないやりとり。屈託のない励ましを受けて、三勝目だ。
ヒデコは試練の間へと舞い戻る。
戻るたび、体に疲労が蓄積されてきている。
幻影体での戦闘に影響はないのだが、あまり疲れを溜めすぎるのも好ましくない。
あんじゅ「今日はあと一戦、ってところかしらね?」
ヒデコ「うん、そうだね。ふう、亜里沙ちゃんに勝ててよかった…」
勝利に安心しつつ、ヒデコは亜里沙の拳が地面を砕いた光景を思い出す。
素手であんな風に…とは人外の技だが、ヒデコも斧を使えば地面にヒビを入れる事は可能だ。
今持っている泥塑の斧は触媒斧。少しずつマナ操作の感覚は掴めてきている。
ヒデコ(斧で地面を叩いた威力を、マナ操作で遠くへ伝播させたらどうだろう)
おそらくは可能。次の戦いで機会があれば試してみよう。
そんな手応えを得て、ヒデコは今日最後の五戦目へと臨む。
【ヒデコがスキル『ランドスパイク』を習得しました】
-
使い方によっては相手の足場を不安定に出来そうな技やね
-
人形で奇襲とかできそうだね
-
貴重な遠隔攻撃!
-
ヒデコ(さて、4戦終えて3勝。悪くないペースではあるよね)
残る相手には四騎士もいるが、遠距離攻撃の手応えを得られたのは大きい。
応用も効きそう…となると、戦える相手も増える。
ヒデコ(堅実に行くべきなんだろうけど…意外に行けるって相手もいるかも?)
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 花陽
4 凛
5 希
6 にこ
7 絵里
8 フミコ
9 ミカ
10 亜里沙
11 ツバサ
12 英玲奈
現在3勝1敗
安価>>654
-
4
-
ksk
-
踏み台
-
8
-
>>654
ナイス!
段階的にいけば今まで勝てないであろう相手も倒せるかも…
-
これは期待
-
フミコミカの真価は近距離ショットガンだからなぁ…
-
ヒデコ「よし、ここは堅実に。よく知ってる相手で…フミコにしよう」
ヒデコの指定を受け、あんじゅは首を縦に振る。
やはり勝ち星を重ねていくのは大切だ。戦術が増えれば戦える相手も増える。
大親友の片割れ、フミコならある程度手の内はわかる。
旅立ってからはしばらく離れていたためわからない部分ももちろんあるが、何より彼女のベースは治癒術師。
であれば、直接戦闘はヒデコに分がある。
ヒデコ「油断は禁物だけどね…!」
あんじゅ「うふふ、本日ラスト。頑張ってね?」
疲労が溜まってきている。
保温性のある遺跡の中ではあるが、忍び入る冷気は着実に体を冷まして行っている。
ベッドが恋しくなり、ヒデコはあんじゅに抱きしめられている光景を連想し…
ヒデコ(ダメだダメだ、なんで横になりたいなってだけなのにあんじゅさんが…)
あんじゅ(ふふっ…私の存在の刷り込みは順調みたいね?)
あんじゅの稚気と痴気を秘めた瞳に見つめられ、ヒデコは慌てて瞳を閉じ…開く。
光景が変化し、五戦目のスタートだ。
-
順調だな、色々と
-
>>659
ああ、冬月…
-
ヒデコ「ここは…懐かしい!オトノキ村の酒場だ!」
酒場とは言っても狭い村だ。
王都などの都会のそれとは異なり、店内は木造、暖かみのあるこじんまりとした造り。
大人が酒を飲むだけの場所ではなく、村人たちの集会場だったり子供たちが全員で昼食を食べに来たりと生活に根付いた場だ。
フミコはこの店の娘であり、諸々の冒険の発端もこの場所。
彼女の印象に残っているのがここなのは不思議ではない。
フミコ「あれ、ヒデコ?」
ヒデコ「やっ、久しぶり」
フミコはカウンターの内にぽつりと立っていた。
自分は何故ここにいるんだろうと困惑していたようだが、ヒデコの顔を見て表情を和らげる。
そして安心はお互い様。
ヒデコにとってフミコとミカは、顔を見るだけで安心できる得難い親友なのだ。
-
ランドスパイク試したいけど木造…使えるのかな
-
実際はどうかわからないけど
斧の威力だったら床ぶち抜いて伝わせることは不可能ではないような
-
フミコ「まま、お茶でも」
ヒデコ「お、サンキューフミコ」
ヒデコはカウンターに腰掛け、差し出されたお茶をズズと啜る。
何を語り合うわけでもないが、互いに顔を突き合わせ、ほう…と一息。
フミコ「ミカがいれば完璧なんだけどねえ…」
ヒデコ「うんうん」
相槌を打ち、ヒデコはフミコの格好を観察する。
そう、思い出した。
パーティーの窮地に颯爽と現れたフミコとミカ、二人の格好は狩猟部隊の戦闘服に、背にはショットガンだ。
隣には治癒術師用のメイスが置かれていて、それは打撃力を増す効果を有している。
中距離は論外、接近しても油断は禁物。
遠距離なら…新技を試してみる?
戦いの算段を立て始めたヒデコの思考を察したか、フミコは優しげな笑顔を浮かべてマナを練る。
フミコ「これはヒデコの修行なんだね?」
ヒデコ「ま、そんなとこ。負けてくれると助かるなぁ」
フミコ「そうは…いかないよっ!」
フミコはカウンターを飛び越え跳躍!
振り向きざま、ヒデコへと椅子を蹴り飛ばして距離を取る。
フミコ「さ、戦おっか?」
-
だんだん自信がついてきたのか、相手がフミコだからなのか、ほどよく軽口を言えるようになってきてるいい傾向。
-
ヒデコ(身のこなしが鋭くなってる…!)
それもそうかと納得。
初任務で早々に裏切りこそしたが、あの狩猟部隊で実戦へと投入されるほどの訓練を積んできたのだ。
それなら少し厄介。店内の勝手を知り尽くしているのはフミコだ。
椅子にテーブルを挟んでおよそ3メートルと少し。
睨み合っている状態だが、フミコはショットガンと魔術の二択で逡巡しているようだ。
幸い店内には遮蔽物が山ほどある。
弾丸を撃たれたとして、身を隠すことは可能だが…
【ヒデコの行動を選択してください】
1 一気に接近!近距離戦に持ち込んで倒す!
2 まずは防御を意識、距離を置いてみようか。
3 泥人形…使ってみるかな?
【戦術眼】
どの選択も無しではないけど…
接近するには一度弾丸か魔術を防御しなきゃいけないかも。ハイリスクハイリターンかな。
安価下
-
2
-
泥人形の経験値貯めたいなぁ
-
ヒデコ「でやあっ!!」
フミコ「うわっ!?」
ヒデコが先んじた。
斧を下から上へと振り上げ、手近にあった机を微塵に砕いてフミコの方向へと飛ばしたのだ。
細かな破片を飛ばしただけ、攻撃というほどのものではない。
だが、緊張高まる戦闘の中で牽制とするには十分。ヒデコはその隙に後退!
「あ、待て!」と声を上げてフミコがショットガンを発砲する!
バリバリと木造の店内が散弾に噛み砕かれる中、
ヒデコは力任せに机を立てて椅子を倒し、簡易のバリケードを作りつつ物陰に逃げ込む。
ヒデコ「ふー、危ない危ない」
フミコ「実家の中で銃を撃つってのはなんだかなぁ…」
接近戦を嫌うのはもちろんフミコも同様、無駄追いはしてこない。
ヒデコが机を立て並べた隙間から様子を窺うと、ショットガンが火を噴く!!
ヒデコ(こりゃ迂闊に動けないね)
そして膠着。
互いに呼吸を整える中、再びヒデコは思考する。
【行動を選択してください】
1 隙を見て上手く接近してみる?
2 ここは戦いにくいね、どうにか場所を移そう。
3 ここは泥人形で陽動を。
4 ランドスパイク…試してみるかな?
安価下
-
4
-
3
-
新技を!
意を決したヒデコは、泥塑の斧…触媒斧へと自身のマナを込める。
ヒデコ(これって魔術なのかな…?)
ヒデコは首を傾げる。
だが、マナを介して現実と乖離した物理現象を引き起こすのだから間違いなく魔術だ。
アースヒールこそ使っているが、自身を治癒するシンプルな治癒術とではまた趣旨が異なる。
どうにも自分が魔術の類を使用する実感はないのだが…詠唱。
ヒデコ「漂砂揺籃、逆柱。迸発せよ我が斧撃!」
仲間がやるのを見てはいたが、自分が口にするとなんとも気恥ずかしい。
が、これで行けるはず!
ヒデコは机に身を隠したまま斧を振り下ろし、フミコの位置へと力を送り込む!!
ヒデコ『ランドスパイク!!』
コンマ
01〜20 攻撃大成功
21〜40 攻撃成功
41〜80 隙を作る
81〜00 回避される
判定
>>27
-
新技決めておいたよ!
-
ほい
-
ヒデコは猛然と床へ、そして下の地面へと斬撃を叩き込む!
と同時にマナを伝達、位置を捉えているフミコへと一撃の威力を走らせ。
ヒデコ「行けっ!!」
フミコ「え?…って、嘘ぉ!?」
驚き、叫び!
突如足元の床が破れ、地面が弾けると同時にフミコの体へと伝播した衝撃が襲いかかる!!
そして、あまりに見事。
机でヒデコの姿が隠れていたのと、手の内を知っているからこそフミコが魔術の可能性を排していたのも有利に働いたのだろうが…
地から噴き上げた魔術は最適の位置でフミコへと噛み付く!
単なる衝撃ではなく、斬撃の威力を残したままの攻撃がフミコの体へと深いダメージを刻んだ。
腰から大腿部へ、千切れんばかりの一撃にフミコは崩れ落ち、流出するマナに回復術で抵抗を試みるが…
歩み寄ったヒデコは笑顔で、フミコへと斧を突き付ける。
ヒデコ「私の勝ちだね!」
フミコ「う…まさか魔術を使うなんて」
フミコはもう一度驚いてみせ、そしてヒデコへと握手を求める。
フミコ「やっぱりヒデコは最高だよ。再開したら、ミカと一緒に頑張ろうね!」
ヒデコ「ふふ、楽しみにしてるよ!」
…
あんじゅの声が耳に届く。
「自信は付いてきたかしら?」と問い。ヒデコはまだ目を閉じたまま、あまり迷わずに首を縦に振った。
【ヒデコのアースヒールが強化されました】
※回復力が上昇。先掛けによる回復予約が可能となります。
-
今日はここまでで
-
乙乙、ノルマ達成まであと4勝か
-
乙
-
煽りレスして申し訳なかった
反省します
-
モブなのに強くなりすぎだな
FFでネタキャラが最強みたいなもんか
-
ヒデコ四騎士抜いて最強じゃね?
-
海未に負けたのを除いてずっとコンマ運いいから強くもなるよ
-
あらゆる攻撃を防ぎ、ガード不能の斬撃を使い魔法で遠距離もこなし自己回復魔法も習得
そして情報収集も得意
・・・弱点はなんだろ
-
>>683
・・・対空攻撃?
-
精神撹乱系?
-
スピードはそんなにないイメージ
-
仮に聖騎士の最高峰と言われるエリチを倒したらヒデコが聖騎士の頂点ってことでいいの?
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弱点はコンマだよ
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アースヒールの先がけは、穂乃果みたく癒しの炎かけといて突っ込むみたいな戦術が使えそうだね。
疑問はリジェネみたく時間経過で漸次回復なのか、指定タイミングになったら回復量分一気に回復するのか。後者っぽいけど。
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戦闘前に使っておけないのかな
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文字のみの表現なのに相変わらずの美麗な戦闘描写
感服いたします
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回復強化いいね
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予約回復は、ワンアクションワンターンなこのSSの戦闘システムだと、仲間の連携が前提になりそう?
穂乃果の癒しの炎はどんなかんじだったっけ?
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整理しよう。
現在4勝1敗
合格まであと4勝
残りの対戦メンバー
穂乃果・ことり・凛・花陽・にこ・希・絵里・ミカ・ツバサ・英玲奈
の9人
ラスボスの穂乃果には必ず勝利したいので、あと3勝
撃破困難の絵里(ランスロット)で1敗はほぼ確定
次に厳しいのは
おばけナイトさんやデュラハーンさんなど強力な護衛が居るかよちん
魔術は封印されたが、体術だけでよゆーでマケミにしたレズツバサ
近接特性もちゃっかり持っているダブルディーラー賢者の希
の3人
パワーアップ次第で何とか勝てそうなのは
天使化してる可能性がある(^8^)
六門封印されてるけど狼モフかわいい英玲奈
上級職ニンジャのリン=サン
>>1の扱いが酷い(褒め言葉)サバイバーにこ
の4人
技量的にフミコちゃんと同じのボーナスゲーム
ミカちゃん
この中から4勝しなければならない
特に真ん中4人に過半数勝てなければダメという厳しめ設定
◇備えよう◇
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くっさ
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こうやって見るとまだ全然厳しいな
まとめ乙
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絵里はまだ龍化前でないの
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西木野王に覚醒させられたから龍化後
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エリチに敗北確定だとか決めつけが入りすぎ…
まとめに主観は入れない方がいいと思うの
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ことりちゃんは早期に間合いをつめればあるいは!と言う感じもする
凛ちゃん結構糸口見つからない
希ちゃんはスキルがもっと身に付いたら互角かも
エレナは対策思いつかないけどコンマ次第では…
かよちんはお化けナイト・デュラハーンゼッタイ召還阻止二千年
にこにーは、うーん、コレもコンマ次第で5分くらいかな
負け試合でも何かつかめるかなー?
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今さら感あるけど直接飛んでくるブレスとかじゃなくて、ことりの聖縫やあんじゅの呪術みたいなんどうやって防ぐんだろ
青のマナで魔術打ち消しは今まであったけどない人多いし
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>>701
指定されているであろう座標から逃れる、かな?
詠唱を小技でつぶすのもありかと思うけどできる手段ないよね
とにかく、楽しみです
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根性とか
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泥人形にかけちゃうとかかね?
聖縫には破壊効果はないっぽいし
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全てはコンマ次第なんだからあーだこーだ言っても仕方ない
できるだけ戦闘中に最良の選択肢選べるよう頑張るしかない
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泥人形を表明に形成して身代わりの術!みたいに発展してくれれば、後々の試練も有利になりそう
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>>705
ですね
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といってもことりは飛んでるワイバーンを縫ったしなあ
コンマ判定だから確実には決められないだろうけど対策ないときつそうやな
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訓練の初日を終え、ヒデコとあんじゅはいつもの酒場で少し遅めの夕食を食べていた。
なんとも変わり映えしないが、少人数のコミュニティでは食事処は限られている。
もう二軒店があるのだが、味はここが一番安定しているのだ。
前日のスープとパンとは異なり、今日はお腹に溜まる肉っ気を。
昼の仕事に夕からの鍛錬、ヒデコの体に蓄積された疲労は同時に空腹を招いていた。
白い平皿にはブツ切りにされた太めのソーセージが大量に盛られている。
味付けはシンプルにカレー粉とケチャップ。カリーブルストというやつだ。
隣には揚げたてのポテトフライが添えてあって、ソーセージの油との相性は言うまでもなし。
もう一皿、申し訳程度の野菜サラダと合わせれば夕食には十分だ。
ヒデコ「うーん美味しい…」
あんじゅ「はい、あーん」
隙あらばスキンシップ。あんじゅはポテトフライをフォークに刺し、ヒデコの口へと差し伸べてくる。
-
ヴルストとポテトペーストの相性は凄まじい
ご飯と豚の生姜焼きくらいに凄まじい
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爪の先にまで手入れの行き届いた美しく手、握られた銀のフォーク。
見つめ、ヒデコはほんの少し逡巡するが…
ヒデコ(別に友達同士、これくらいは普通普通…)
パクリと食べて笑顔。あんじゅもまた笑顔。
あーんと食べさせる行為、それ自体は親しげではあるが、ごく他愛もないスキンシップだ。
が、あんじゅはほくそ笑む。捕食者の罠に、一重で構成された単純なものなどありはしないのだ。
あんじゅ(ノーマルとアブノーマルの境界線。ギリギリのスキンシップを数多く繰り出す。ヒデコちゃんは人が良いから、迷いながらも概ねを受け入れてくれるわ)
そして境目の行為を繰り返すことで、ヒデコのボーダーを少しずつ“こっち側”へとずらしていく。
こう言ってしまえば明快な戦略なのだが、あんじゅのそれは酷く巧妙だ。
ヒデコの四肢は既に蜘蛛の巣へと絡め取られつつあり…
ヒデコ「あんじゅちゃん、私はホットチョコレート飲むけど、どうする?」
あんじゅ「うふふ…私ももらおうかしら」
-
この雰囲気いいな
-
デザート代わりに体を温める飲み物を。
温めた牛乳に上質なチョコレートを溶き、シナモンやナツメグなどのスパイスで風味付けをしたものだ。
吹き冷ましながら啜り、一息。
ヒデコ「あったまるねえ」
あんじゅ「本当ね」
あんじゅは自身のカップに何やら諸々の独特の調味を施していたが、いつもの事なので突っ込まない。
とにかく、温かくて甘いものと言うのは心を落ち着けてくれるものだ。
両手でカップを包むように持ち、あんじゅがぽつりと呟く。
あんじゅ「絵里が大喜びしそうね…」
さりげない一言だが、心配しているんだな、とヒデコは感じる。
昔からの仲間である四騎士。複雑な関係性ではあったが、端から見ただけではわからない強い絆で結ばれている。
-
凶悪なまでに旨そうな飯描写
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十二卿龍と化してしまった絵里。
マナを封印されてしまったツバサ。
自らの出自がわからなくなった英玲奈。
羅列すれば不安要素だらけだ。けれど。
ヒデコ「きっと大丈夫だよ、みんなね」
あんじゅ「……ふふ、そうね。ありがとうヒデコちゃん」
ヒデコの言う“みんな”は、あの場にいた全員を指している。
他の四騎士たちも、奈落へ消えた穂乃果たちも、ワープで飛ばされた面々も、残されていた海未たちも。
きっと自分たちなら乗り越えられると、ヒデコは確信している。
その瞳には強い確信が宿っている。
試練の間における一人一人との戦いを通じ、彼女らの強さを再認識しているからこそ生じた思いなのだろう。
一つ年下からの励ましに心を温められ、あんじゅは他意なくヒデコの頭を撫でるのだった。
-
寝室、暗闇に静寂。
ベッドの中、疲れ切ったヒデコはすやすやと寝息を立てている。
あんじゅは同衾、寝顔を隣で見つめていて、婉美な表情でヒデコの頬を撫でる。
西の街で無意識に英玲奈を落としてみせた雪穂や亜里沙、あれはピュアがために為せる技。
策を弄するタイプのあんじゅは夜を安易な攻めには使わない。
ただ安眠に寄り添い、相手にとっての自分を安心できる人間として刷り込んでいく。
……指先にはマナの黒光。
それをヒデコの額へと軽くあてがう。
あんじゅ(マナで、少しだけ悪戯はするけれど…)
寝顔、唇を見つめ…少女のような溜息。
痴気ではなく、恋。優木あんじゅはつくづく惚れっぽいのだ。
パジャマの胸元へと顔を埋め、小さく息を吸う。
肺腑の隅にまでたっぷりとヒデコが纏う空気を取り込み、満足気に唇を緩める。
あんじゅ「……行ってくるわね?」
あんじゅはするりと、起こさぬように無音でベッドを抜ける。
時計が示す時刻は深夜の2時、こんな時間に一体どこへ行くというのか。
息を潜め、足音を忍ばせ。
闇に溶け込み、影が滑るように。
不穏の気配を残し、あんじゅは寝室から姿を消した。
-
トイレかな?
-
朝だ。
雪国の遺跡の中、穏やかな陽光や小鳥のさえずりはない。
無機質なアラーム音がヒデコの眠りを打破し、良質な目覚めは望むべくもなし。
ただ、今日はよく眠れた。
8時間と少し、たっぷりの睡眠にヒデコの頭はそれなりに冴えている。
体に疲労も残っていない。
肉体よりも精神疲労が主だったせいか、眠りによってすっかり回復したらしい。
しかし、ヒデコは言いようもない寂しさを覚えて周囲を見渡す。
ヒデコ「……あんじゅちゃん?」
そう、いつも寝起きに感じる添い寝の体温がないのだ。
刷り込みとは恐ろしいもので、もう10年ほど一人で寝る習慣だったのにも関わらず、あんじゅの姿がないことに寂しさが込み上げる。
まだ朝だというのに、あんじゅはどこへ姿を消したのだろうか…?
-
急展開?
-
重いのかな?
-
ヒデコ「どうしたんだろう…」
と、不安げなヒデコの耳に「ううん…」と寝言のような声が届く。
その声はベッドの脇、床から。
慌ててヒデコが床を見ると、そこにはあんじゅが寒そうに身を屈めて眠っていた。
ヒデコ「うわ、風邪引いちゃうよ…」
あんじゅ「寒い…」
寒さに眠りが浅かったのか、あんじゅはヒデコの声にも目覚めずに虚ろな声を返すだけ。
おそらく、寝返りを打って転げ落ちたのだろう。
よほど疲れていたのだろうか?
隙のないあんじゅにこんな無防備な姿は珍しい。
ヒデコは思わず、くすりと笑いを漏らす。
ヒデコ「可愛い…」
ベッドから降り、あんじゅの体を優しく抱え上げてベッドへと横たえる。
掛け布団を被せ、苦笑しながら寝顔を眺める。
-
>>>721
-
あんじゅ式洗脳塾
-
あんじゅ式洗脳塾
-
>>722-724
落ち着けw
-
ヒデコ「なんでだろう、いつもより余計に綺麗に見える」
ヒデコは誰へともなく呟く。
あんじゅの容姿の美しさは今に始まったことでないのだが、今朝はやたらに艶めいて見える。
……そういえば、なにやら夢にあんじゅが出てきた気がする。
なにか、暖かくて、気持ちの良い…
ヒデコ「……思い出しちゃいけない気がする」
【レズ堕ち判定】
現在ヒデコが有しているノンケ値は200です。
選択肢やあんじゅの行動などで数値を削られ、一定値に達した時点でレズへと堕ちてしまいます。
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
マイナス値>>29
-
あっ
-
これはこれは
-
さすあん
-
これコンマ運いいっていうんだろうか…
-
SAN値(じゃないけど)ピンチ!
-
これはさすヒデw
-
ヒデコ「あ、あっ…うああ…!」
ヒデコは全てを思い出した。
昨夜の夢を、あんじゅと二人、互いの体も心までもを貪り合うめくるめく淫夢の全てを。
声、瞳、指先、唇。
柔らかな肌と、その内側にまで、五感があんじゅで満たされ、融け合って…
ヒデコ「うああああ…!私は、私は…なんて夢を、私はレズじゃ…!」
頭を抱え、ヒデコは愕然と膝を折る。
わなわなと手を震わせ、自身の脳内にそんな願望があったという事実にショックを受ける。
声は定まらず、視界は明滅し、あまりに鮮烈で衝撃的な夢の記憶にヒデコは打ちのめされる。
……実のところ、あんじゅが寝ているヒデコへと自身のマナを利用して意図的に見せた淫夢なのだが。
昨日は訓練の疲労もあり、効果が覿面に現れすぎた。
ああ、ヒデコは優木あんじゅという泥沼へと既に片足を踏み込んでしまった。
修行の日々はまだ続く。
残る期間、果たしてレズの魔手から逃げ切ることができるのだろうか…
-
身を任せちまえば楽になるぜ(にっこり
-
レズはつよい(確信
-
すいませーん。レズの聖騎士さんって、いらっしゃいますかー?
-
今回のラスボスはレズの誘惑かぁ(多分違う)
-
英玲奈さんですら堕ちた道だからな…
-
安眠したにも関わらずげっそりとした様子のヒデコ。
対してあんじゅはどこか楽しげ、ツヤツヤとした笑顔。
その表情はヒデコの様子に反比例していて、昨夜仕掛けた夢が効果を奏した事を察して大満足といった様子だ。
さて、どんな睡眠を経ようと修行は続けなければ。
二人は夕刻、再び試練の間へと訪れていた。
あんじゅ「それじゃあヒデコちゃん、続きを始めましょうか?」
ヒデコ「……よし、切り替えて頑張ろう!」
あんじゅ「あら?何を切り替えるのかしら…?」
あんじゅの掌が背を撫でる。
背から脊椎を登って頭部へ、下りて脚部へ。ぞくぞくと奔る快感に「ひぁ…!」と嬌声を漏らしてしまい、誤魔化すように斧を手に取り気勢を上げる!
ヒデコ「が、頑張るぞ!!」
あんじゅ「くすくす…」
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 花陽
4 凛
5 希
6 にこ
7 絵里
8 ミカ
9 ツバサ
10 英玲奈
現在4勝1敗
安価>>742
-
7
-
8
-
8!
-
2
-
ちょっと時間空くよ
-
ヒデコが選択したのはミカだった。
昨日の五戦目、フミコに続いて愛すべき親友の一人。
あんじゅ「堅実ね。いいと思うわよ?」
ヒデコ「手の内は知ってるからね」
そんな表面的な理由に加え、自身のブレを親友との会話で正したいという意思もあったのかもしれない。
このままではレズになる、間違いなくなってしまう。
本能のベクトルが狂ってしまうという根源的恐怖。
ヒデコはそれほど恋愛願望が強い方ではないが、それでもいずれはどこかの誰かと結婚して子を成して…そんな人生をぼんやりと想っていた。
レズでは色々と駄目なのだ!
ヒデコ(私はノーマル私はノーマル)
あんじゅ「始めるわね?」
部屋の中央、起動装置たる台座の丸石から光が迸り、ヒデコの視界を埋め尽くす!
-
こりゃ深刻ですね…
-
かんっぜんにペース崩してる
-
ほぼレイプ
-
マナでおにんにん生やしたら子作りも可能やろ
-
目を開いたヒデコの足元には微震。
無機質な直方体、真白な空間の中にヒデコは立っていて、真正面にはミカの姿があった。
幼馴染にして親友、ミカはヒデコの姿を認識するや否や、二つ結びの髪をふさりと揺らして驚いてみせる。
ミカ「きゃあああ!?ひ、ヒデコ?なんでここに?」
ヒデコ「うわビックリした!目の前でいきなり大声出さないでよ」
ミカ「驚いたのはこっちよ、いきなり現れたりして…って、私もどうしてここに?」
ミカは首を傾げる。
昨日と同じ、個人差はあれど幻影体は記憶にあやふやな面がある。
気の置けない仲であるミカには諸々の手間を排し、自分の修行中なのだと状況を手短に伝えた。
ミカ「ははぁ、そんな事になってるんだ…」
ヒデコ「地下で私たちを助けてくれたまでは記憶あるんだよね?」
ミカ「うん、希さん…だっけ。あの人のお札?みたいなので逃してもらったところまでね」
-
行ってくるわねが気になってしゃーない
-
でんきにじめんは強い
-
それなら、みんなの状態は私が最後に見た瞬間って考えればいいのかな?
ヒデコはそう考察し、そして周囲を観察する。
まるで見覚えのない場所だ。共にいなかった間にミカが訪れた場所なのだろうが、見当が付かずに尋ねる。
ヒデコ「ここってどこ?」
ミカ「王宮から地下へのエレベーターよ。広いでしょ、ここに狩猟部隊がズラーッと並んでたの」
ヒデコ「なるほど、助けに来てくれる直前かぁ…知らないわけだ」
納得し、少しおかしみを覚える。
フミコは実家の酒場、ミカは初陣前のエレベーター。
マイペースなフミコと若干緊張するタイプのミカ、二人の性格の違いが表れているように感じたのだ。
そして久々の再会を果たした親友との会話はヒデコの感覚をチューニングしてくれた、そんな気がしてならない。
ヒデコ「ねえミカ、私は大丈夫だよね?」
ミカ「へ、何が?よくわからないけど、ヒデコはいつでも大丈夫だと思うよ!」
親友からの太鼓判。これほど心強い物はない!
自分は常識人。過去も今も、未来も!
そんな決意を胸に、ヒデコは斧と盾を手に握る。
ミカは笑い、触媒の杖を手にヒデコと向き合う。
ミカ「勝負よヒデコ!」
ヒデコ「負けないよ!」
-
レズ値マイナス判定して、どうぞ
-
ミカはゆっくり、油断なく杖を構えた状態で後歩する。
対してヒデコ、間合いを変えないよう、等速でミカへと躙る。
エレベーター内は極めて無機質、金属製の空間で、どこかへと延々の下降を続けている。
夢の中で永遠に降り続けるエレベーター。そう言えばどこかホラーじみているが、実際にはミカの記憶には下りている時間が鮮烈だったということなのだろう。
この戦場、広いとは言ってもエレベーターにしてはという話に過ぎない。
安ホテルの一人部屋よりは少し広い…その程度だろうか。
金属質の床では泥人形という選択肢はなしだ。作り出せるかわからない。
対してランドスパイクは力の伝達。大地ではないためマナの力は減衰するだろうが、使えないことはないはず。
ヒデコ(どうする…)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 せっかく狭いんだ、一気に接近して終わらせよう!
2 このまま距離を保つよ。まずは様子見だ。
3 ランドスパイクを撃ってみるかな…?
安価下
-
1で
-
ヒデコ(突っ込む!!)
ヒデコは突撃を選択。
近距離戦に適さない術師のミカへと近付いて有利に、一挙に仕留めてしまおうという狙いだ。
この狭さはとにかく戦術を狭める。
先掛けできるようになったアースヒールも、かえって隙を見せかねないとヒデコの選択から除外されている。
ミカはショットガンではなく杖を握っている。故にそれは有効な判断。
だが、ミカには得意の魔術がある。
相手に当てる事も留めることも可能、マナコントロールに長けたミカが誇る特殊な大技。
直接当てることを狙わなければ素早く繰り出すことも可能!
ミカ『プラズマボム!!』
ヒデコ「出たね大技!これを避ける!」
真っ直ぐに突っ込むヒデコの眼前に雷球、プラズマボムが浮遊機雷の如く設置される!
不意打ちめいたタイミングでの出現だが、戦術は理解している。避けられないものじゃない!
コンマ
01〜15 負傷
16〜00 回避 ※15%補正
判定
>>30
-
片足で強引にサイドステップを踏み、眼前の雷球から身を逸らし、わずかに角度を変えてミカへの直進を続ける!
プラズマの不気味な発光に斧の刃先が鈍く輝き、そして振り翳す!
ミカ「く、さすがヒデコ…!」
ヒデコ「初見じゃないからね!」
ミカの杖、魔術師の膂力では斧を受ける事は不可。
狩猟部隊で訓練を積んだミカは非力ではない。
が、魔術師という職は身体のマナ回路を腕力補強へと割り振っていない。
戦士であるヒデコの、それも重い斧での攻撃を受けられる道理はない。
そうなれば当然、ミカは完全回避を狙ってくる。
フミコと共通、彼女たちが纏っている狩猟部隊の戦闘服はそれなりに優れた防御術式が施されている。
だが関係ない!当ててしまえば素早く戦闘不能へと追い込めるのが斧という武器の強みだ!
ヒデコ「ここは…!クロスブレイクっ!!」
コンマ
01〜65 攻撃成功
66〜00 回避される ※ミカの防具で10%上昇
判定
>>31
-
>>758訂正
判定
>>31>>32
-
刃がミカの体へと一撃を刻み、しかし二斬目は空を切る。
左腕を切り落とされながら、それでも横へ転がり連撃を逃れてみせる親友の根性にヒデコは舌を巻く。
ヒデコ「やるね…ミカ!」
ミカ「まだまだ終わらないわよ!『プラズマボム』!!」
二発目の雷球が闇雲に放たれ、ヒデコはそれを避けるも空間に留まる。
狭いエレベータールーム内に二つの雷弾が浮かぶ様は異様。
移動には気を使わなければならないだろう。
ヒデコ(これは…長期戦にはしたくないな)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 もう一度、突っ込んでみようか!
2 念を入れて、アースヒールを使っておこうかな…?
3 ランドスパイクでミカのペースを崩そう。
【戦術眼】
回復を使っておきたくなるけど、速攻で長引かせない方がいい気もするね。
安価下
-
1!
-
1
-
速攻、速攻速攻!!
ヒデコは斧の柄を取り回し、ブンと一つ空を薙いでからミカへと駆け出す!
ミカ「一気に来る気ね、そう甘くない!」
ミカのプラズマボムは二つ、少し離れた位置に浮遊しながら発される電気が相互に干渉し合っているように見える。
サンダーボールにプラズマボム。ミカの魔術はこれだけ…
そう見せて、実のところ発展性がある。
マナ消費が少なく弾速の速いサンダーボールが射出される!
その対象はヒデコではなく片方のプラズマボム!
電撃を受けて増幅した雷球は…弾ける!!
空間に激しく電弧を描き、もう一つのプラズマボムと相互に作用し合って激しく雷を撒き散らす!!
ヒデコ(来た、ミカの連鎖式…!)
ミカ『プラズマボム・ウェブ!!』
新魔術などではなく、既存の所有術のあくまで応用系。
しかし空間へと無軌道に放たれた雷の網は恐るべき速度で一帯を灼く!
ヒデコ(避けるっ!!)
コンマ
01〜15 重症
16〜40 負傷
41〜65 軽傷
66〜00 回避 ※15%補正
判定
>>34
-
四方八方、縦横無尽に広がる雷の網。
それをヒデコは見事に切り抜けてみせる!!
ミカ「嘘ぉっ!!」
目視で見切れる物ではない。
雷球が弾けても速度を緩めない思い切りの良さ、室内を荒らしまわる電撃の嵐にも臆さない勇気。
無傷での突破は運でも偶然でもなくヒデコ自身の資質に他ならない!
軽傷であれ手傷を負っていれば、万全での攻撃は放てなかっただろう。
だが、ミカを攻撃圏へと捉えてヒデコの状態は五体満足。
そして二度目!
再びの交差斬撃をミカへと向けて繰り出す!!
ヒデコ「これで終わりだぁあっっ!!!」
コンマ
01〜65 ヒデコ勝利
66〜00 回避される
判定
>>35
>>36
-
ヒデコ有能
残り9人中3勝だけど残りは強いメンツ揃いやな
-
一撃目、渾身の縦振りが回避される!!
ミカは片腕を失した状態ながら、紙一重で斧の断撃を見切ってみせたのだ。
二撃を躱せばまだ逆転の目はある!
ミカはショットガンへと攻撃を切り替える算段を立て、片腕で取り回せるかと思考を巡らせ始めるが…それまで。
ミカ「はぁ、負けちゃったなあ」
ヒデコ「勝負あり…ってね」
ヒデコの二斬目、横に切り払う刃はミカの胴体を確実に捉える軌道を描いていた。
脇腹に刃先が当たり、そのままヒデコが力を込めていれば見事に上体と下半身が両断されていた。
しかしヒデコはたとえ幻影だろうと親友への過度の仕打ちをよしとせず、刃を寸止めにしている。
フミコの場合は回復術を所持しているため決着を付ける必要があったが、ミカにその手の術はないのだ。
ミカ「私との戦いは参考になった?」
ヒデコ「うん、バッチリね。トラップ型の術ってのは面白いなって」
ミカ「そっか、なら嬉しいかな!また今度会ったらその術見せてよね!」
ミカが降参の意思を認めたことで、ヒデコは六戦目にも勝利を収める。
これで5勝目、残るは3つだ!
【ヒデコのランドスパイクが強化されました】
※地雷のように仕込んでおく事が可能となります。
-
あんじゅ「とってもいいペースね」
意識を元に戻したヒデコへ、あんじゅから労いの声が掛けられる。
実際、自分でもなかなかのものだと思っていた。
ここまでの敗北は海未にのみ。今のところは胸を張れる戦績だろう。
ヒデコ「けど、ここからだ」
今までに倒した相手は経験に浅かったり、フミコとミカのように後衛専門に近いメンバーたちだ。
だが、残る相手は四騎士を含めて強者に曲者揃い。
今までに増して、より一層相手の選択が重要となるだろう。
ヒデコ(さあ、どうしよう)
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 花陽
4 凛
5 希
6 にこ
7 絵里
8 ツバサ
9 英玲奈
現在5勝1敗
安価>>770
-
今日はここまでで
-
乙!
安価ならにこで
-
おつおつ
トラップ型スキル大好きよ
安価なら6
-
サバイバー…
-
順調だけど残ったメンバーがな…
ヒデコンマに期待
-
クロスブレイクでサバイバー一気に二回削れるなら結構相性いい相手かもね
-
なぜだろう…今回の闘いも「に゛ごおおおおおおっ゛っ゛!!?」 って断末魔を上げてるような気がする
-
だがヒデコみたいな堅実タイプは変化球に弱いってのが鉄則だからなぁ
-
どちらが勝つにせよ個人的にタイマンではにこの戦闘スタイルが一番カッコいいから楽しみ
-
後はアーマーナイトタイプの鉄則として
重装だとどうしても速度が劣るため追撃に弱いとかもか
-
割と戦闘がサクサクしてるのは15戦やるからなのか、タイマンだからなのか
-
残りは9人、ここでヒデコの脳裏に浮かんだのは小柄なツインテール…矢澤にこ!!
に゛ごぉぉぉぉ!!!?と、穂乃果と真姫を追いかけての鮮烈な落下姿は忘れようもない。
…が、ヒデコは迷う。
ヒデコ(強いのかなぁ…?)
そう、ヒデコはにこの戦闘スタイルを一切見ていない!
希らが現れたのは西木野王との戦いが終わったタイミングであり、狩猟部隊との戦闘前ににこは地底へと落下した。
真姫もその点は同様なのだが、大型剣と目立つ武器だったために目にしていた。
が、にこの場合は双銃を手にしていなかったため、ヒデコは腰のホルスターをちらりとしか見ていない。
銃使いにも色々な種類がいる。
遠距離から淡々と攻め立ててくるタイプ、近距離へと潜り込んで体術と併せた戦術を得手とするタイプ。
判別のしようがないが…
ヒデコ「ええと、にこさんで」
あんじゅ「了解よ」
未知の敵は早期にこなしておくべき。
そう判断したヒデコはにこを選択。そして戦場へと意識を飛ばす!
-
GuHuにこちゃんの実力や如何に
-
ヒデコ「変な場所に飛ばされたな…」
ヒデコは周囲を見回す。
薄暗い空間にはライトが乱れ、重低音の振動が臓腑へと響く。
室内にはカウンターが配されていて、奥の棚には酒瓶が並んでいる。
ヒデコは訪れた事がなかったが、これは王都のクラブかな?と考える。
悪名高い盛り場だ。その中央には円形のステージ。
にこはそこへ佇み、両手に銃を弄んでいる。
ふと顔を上げ、ヒデコを目にして憮然と問いかけてくる。
にこ「アンタ、確か高坂穂乃果の仲間よね?」
ヒデコ「うん、私はヒデコ。よろしくね」
にこ「ふぅん?ほぼ初対面でにこに対して“さん”呼びとは、わきまえてるじゃない」
ヒデコにとっては知る由もないが、このクラブはにこが希の策略によって宿命の渦へと引きずり込まれた場であり強く印象に残っているのだ。
が、そんな感慨よりも“さん”付けで呼ばれた意外性がにこの心を捉えているらしい。
にこ「どいつもこいつも初対面では“ちゃん”付けで呼ぶのよね…
このにこにーから溢れるスターたるオーラの威圧を感じ取れないのかしら。にこ“様”と呼ばれて然るべきよ」
ヒデコ「そ、そうなんだ」
にこ「その点アンタはにこさんって呼ぶだけマシな方ね」
奇妙なこだわりだが、こだわりやコンプレックスの類は得てして本人にしかわからないものだ。
そこで音楽が切り替わる。スタッフの類はいないのだが、夢にも近い空間だ。細かい事を気にしていても仕方がない。
にこ「なんでこんな場所にとか、色々な疑問はあるけど…ま、アンタをぶっ飛ばすのがにこの仕事ってだけはわかるわ」
にこは双銃を抜き放ち、不敵に笑み。
ヒデコは斧を手に応え、七戦目の開始だ!!
-
\にこぷり♡にこにこ♡/
-
ヒデコはクラブ内の空間を視認し、把握。
暗さが空間を狭く見せているが、よくよく見ればそれなりに広い。
走り回れる程度の面積はあり、天井の高さもなかなかのもの。
ヒデコ(そして武器はやっぱり双銃。なにか隠し球はあるかもしれないけど…どう戦うべきかな)
完全な室内、泥人形の生成には期待しない方がいいだろう。
銃弾の射線を遮れる遮蔽物はそれほど多くはない。
取れる選択肢は四つか。ヒデコは瞬間に脳の思考を駆け巡らせる。
【ヒデコの行動を選択してください】
1 一も二もなし、銃相手なら接近戦だよ!
2 戦術を見極めないと。物陰に身を隠してみるかな。
3 物理より魔術。開幕ランドスパイクで仕掛ける!
4 アースヒールを使っておく?
【戦術眼】
予備知識のない状態、先手を与えるのは危ない気もするね…
安価下
-
4
-
ここは1か3じゃね
-
先手与えちゃってるね……
-
ヒデコ『アースヒール!!』
先掛けの回復を施しておくという戦術を選択。
アースヒールはヒデコが負傷するのをトリガーに発動する、そこそこの治癒力を有した回復術へと進化している。
フミコと戦い、彼女のマナと触れることにより術式か進化したのだ。
これで、少しばかり余裕を持ってにこの攻撃を見極めることが可能となる。
対してにこ、「回復使えるわけ?厄介ね」と呟きながら片腕を背面斜めに掲げる。
それはヒデコとは逆方向。ヒデコの方を視線で牽制したまま…
にこ「一対一、ほどほどの広さの部屋。全ての条件がバッチリよ!」
叫んで袖口から射出したのは突起付きの鎖!落下の最中に穂乃果と真姫を絡め取ってみせたラブにこチェーンだ!
鎖の先端、突起が壁面への楔と打ち込まれ、仕込まれていた巻き取り装置が作動。そしてにこは宙を舞う!!
ヒデコ「飛んだぁあ!!?」
にこ「文明の利器!立体戦闘が可能となる…けど酔うわね…!!」
勢いよく宙を舞いながら、にこはもう片腕で自身へ回復を掛けたばかりのヒデコへとマナの弾丸を撃ち放つ!!
にこ「まずこれよ!!『ラブにこバレット!!』」
ヒデコ「…っ、強い!」
続々降り注ぐ弾丸の嵐。にこはヒデコへと向け、無慈悲にも攻撃を浴びせ続ける。
先んじる余裕を与えたのはまずかったか、その勢いは怒涛の如し。
上からの攻撃への対応に、ヒデコは早くも苦慮し始めていた。
-
流石にこね
-
ほんとにね
-
空間を三次元に利用しての戦闘。
かなり特殊な技能であり、数々の戦いを経てきたヒデコは高低差が生む有利不利をよく理解している。
その理解の通り、にこの攻撃は圧倒的だ!!
ガンガンガンと連続する発射音と銃口の明滅。
放たれる弾丸にはにこの有するピンク、無属性のマナが纏われていて、ヒデコが回避に駆けずり回るその後ろの床をドリルのように削り飛ばしていく。
上からの射撃、かと思えばチェーンの長さを調整して振り子のように床際を滑り、低所からの弾丸も織り交ぜてくる。
にこ「くぅぅうっ…一方的な展開っ!これぞ世界のにこにー様の真骨頂よね!」
ヒデコ「ちょ、ちょっと待った!うわっ!」
にこ「待つわけないでしょ?弾丸の嵐に沈みなさい!『ラブにこストーム』!!」
鎖を左右交互に放って壁から壁へ。
自在無尽に飛び回るにこはその間断、空中で真下を向き、体を錐揉み状に回転させながら地上へと雨霰と弾丸を降らせる!!
大技だ!
しかし図に乗っているため隙もある!
ヒデコ(これを避ければ反撃のチャンスがあるかも…!)
コンマ
01〜15 重症
16〜40 負傷
41〜70 軽傷
71〜00 回避
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
>>37
-
さすがお姉さま!
-
完全にレインストーム
-
まさに嵐。にこが撒き散らした弾丸は2秒と少しの間に三十余発にも達していた。
それが上空から、螺旋回転に軌道を捩じらせながら迫ってくるのだ!
たとえヒデコであれ、簡単に見切れるものではない。
ヒデコ「痛っ…ぅ!」
にこ「いよっし!浅くないわね!」
にこの言う通り、ヒデコの負った傷はそれなりの物だ。
左肩に一射が貫通、マナの螺旋にふとももをわずかに抉られ、跳弾が脇腹を掠めている。
しかし、この場面でこそ先掛けのアースヒールが効果を発揮する!
ヒデコ(肩と足、その二箇所を優先的に!)
ヒデコの意思に従い、大地に属する癒しの力がまず肩の傷を修復する。
そして足の傷を全治と行かずも、動きに大きな支障がない程度にまで回復させ、そこまで。
悪くない回復力だ。およそ二割ほどのマナを消費してしまうが、それでも使っておくだけの価値がある魔術だと言える。
にこ「んなっ!?かなりの回復を…器用な奴ね!!」
ヒデコ「器用ついでに撃ち墜としてあげるよ!」
一斉射の反動に、にこの体はわずかにふわりと滞空。
せっかく得た優位性を失うまいと、次の鎖の射出先とする壁に視線を巡らせている。
そしてにこの視線が一箇所を見捉える。ヒデコから近い位置の壁面だ。床からまっすぐに伸びた壁、遮蔽物などはなし。
ヒデコ(力の伝達も可能かな…?)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 ジャンプ攻撃で叩き落とそう!
2 斧を投げつけて狙ってみよう!
3 ランドスパイクを使ってみる!
【戦術眼】
ジャンプ…は、どうだろう?
頑張れば届く可能性もあるとは思うけど…
安価下
-
3
-
3
-
GJ!
-
ヒデコ「はああっ!!」
床へと斧を叩き付け、衝撃を伝導させる得意の魔術『ランドスパイク』!
地面から直角に続いているような形状であれば、ある程度の距離で壁にも力を奔らせることは可能。
そしてにこが鎖を放ち、移動の基点となる箇所に突端を固定させた瞬間を見計らい!
ヒデコ「弾けろ!!」
にこ「ちょっ…!?ぬぁにすんのよ!!!」
鎖を打ち込んだ箇所の壁が弾け飛び、体重を支える物を失ったにこは真っ逆さまに落ちる!!
にこおおおお!!?とお馴染みのコミカルな絶叫と共に落ちてくるにこ。
ヒデコは落下点へと駆け込み、斧を掲げ…絶好の角度で刃を撃ち下ろす!当てれば死に至る一撃だ!!
にこ「……シルバーバレット!」
ヒデコ「!?」
降るにこ、待つヒデコ。
瞬間、ヒデコの方向へと向き直ったにこの手には双銃が握られている…!
双眸が煌めき、両者が立体に交錯する!!
コンマ
01〜80 攻撃大成功
81〜00 カウンター(負傷)
判定
>>38
-
さすヒデ
-
ヒデコ「せああっ!!!」
にこ「ぐぎゃっ!?」
一瞬の攻防!
眼光鋭くカウンターの射撃を狙うにこ、その弾丸を撃たせるよりも寸前、ヒデコの斧がにこの体を捉えて弾き飛ばしたのだ!
ヒデコは手応えを感じ、宙を舞って転がったにこへと視線を移す。
胴を深々と裂けるほど、会心の斬撃だった。
ましてや相手は小柄なにこ、見事に両断に成功している可能性も…
にこ「うぐぐぐぐ…アンタ、やってくれるわね!!」
ヒデコ「な、なんで!軽傷で済んでる…!?」
サバイバー発動!
にこはヒデコの斬撃を受けるタイミング、ギリギリで強引に体を捻っての回避に成功していたのだ!
そして刃先に服の端を引っ掛けられ、スイングの勢いままに床へと盛大に投げ出されていた。
頭からゴロゴロと転がり、それにより軽い怪我を負いはしたが、それのみ。
常軌を逸した生存力こそがにこの真価だと言える!
ヒデコ(七人目、そう簡単じゃないか…!)
-
さすごき
-
あと3回攻撃を成功させるかつ回避し続けなければな
やっぱりにこちゃん強いじゃないか…
-
どっち応援しているのかわからなくなってきたw
にこ推しってわけでもないのに
-
初手の攻防はヒデコが一手上回ったと言えるだろう。
にこは銃を構えたままにゆっくりと平行移動、ヒデコとの間合いを一定に保っている。
大股に五、六歩ほど。踏み込みから近接へと持ち込める距離だ。意図してこの間合いを保つという事は…
ヒデコ(接近メインの銃使いなのかな)
対して、にこもヒデコへの警戒を深める。厄介な相手だと。
防御は重装。斧で近接は言わずもがな、遠距離への小技と回復魔術を使いこなすヒデコ。
にこ(ったく、メンドくさいったらないわね〜)
一度落ちてしまった以上、一旦チェーンでの移動は頭から排する。
そもそも体に負担の掛かる行動だ。連続して使いたい技ではない。
両者は見合い…
双方、次の手へと思索を巡らせる。
【ヒデコの行動を選択してください】
1 ここは虎穴を。踏み込んで仕掛ける!
2 距離を置いて、ランドスパイクを中心に組み立てよう。
3 もう一度アースヒールを使っておこうかな。
【戦術眼】
残りマナは七割くらい。回復には約二割のマナが必要。
短期決戦を狙うのでなければ、ランドスパイクの乱発は避けるべき…かな?
安価下
-
3
-
ヒデコ「ここは…『アースヒール』」
唱えると同時、足元から全身へと光が昇る。
まず残っていた軽傷が癒され、そしてオーバーフローした治癒の力が回復の予約として残される。
なるほど、こういうシステムね…と納得するヒデコ。対照的に、にこはその様子に小さく舌打ちをする。
にこ「チッ…しぶといわね…!」
ヒデコ「お互い様じゃないかな」
回復動作を目にしながら、にこが射撃を仕掛けられなかったのにはそれなりの理由がある。
ラブにこチェーンによる空中移動。
あれは小柄なにこの体に四方八方からの負荷を掛ける技であり、悟らせないようにはしているが息切れ状態なのだ。
が、そろそろ呼吸も整い…
にこ「ぶっ倒す!」
ヒデコ「来いっ!」
双銃を向け、引き金を引くのではなくチェーンを射出!!
「なっ…!」と思わず驚いたのはヒデコ。銃弾との対峙ばかりが頭にあった。だが、硬質な壁を射抜いて固定してみせる威力。人に撃てば当然狂気となる!
にこ「にこのスペシャルな美技を見せつけてあげるわ!」
ヒデコ「避けなきゃっ!!」
コンマ
01〜25 負傷
26〜50 軽傷
51〜75 回避
76〜00 掴む
判定
>>39
-
コンマよければすべてよし…
-
チェーンの先端には尖形の分銅。もろに受ければ体を抉り、繋いで固定されてしまうだけの威力がある。
けれどヒデコはそれを受けるほどに甘くはない。
不意を打たれたとはいえ銃弾よりは低速。見てからの回避で間に合わせてみせる!
にこ「ちっ、掠っただけ…!」
ヒデコ「そう簡単にはやらせないよ!」
アースヒールによる回復予約が発動。
今の傷が癒やされて、ヒデコはそのまま前進して距離を詰める!
にこにとっても近接での戦いは得手。両者は腕を伸ばせばお互いを掴めるほどの位置で向き合い、そして相互に攻撃を繰り出す!
ヒデコの斧が突き出される!
厚みのある刃は斬撃だけでなく、突きなどで鈍器としての威力を出すことも可能なのだ。
突き、柄での殴打をにこは立て続けに回避。
首を逸らし、肘打ちで勢いを差し止め、合間に軽やかな跳躍からソバットを放つ。
盾でそれを受け流したヒデコの眼前には二丁の銃口!
見て、とっさに身を沈めて下段に斧を振り払う!
斬、射、突、拳、蹴蹴、殴、断断射撃!!!
二人の織り成す攻防は徐々にその速度を増し、他社の介在しない一対一の戦場には銃弾と気勢、金属のぶつかり合う音だけが発されている。
-
やがて、お互いに同じ間。
それぞれの隙を見出すに至る。
ヒデコ(ここだ!クロスブレイクを!)
にこ(ここ!無色の弾丸をお見舞いしてやるわ!)
にこが鋭く回し蹴りを放った。
それをヒデコが盾で払った瞬間、二人の体勢がそれぞれに崩れる。
そこを見計らい!!
二人はそれぞれに技を繰り出してみせる!!
コンマ
攻撃
01〜70 攻撃成功
71〜80 回避される
81〜00 カウンターを受ける
防御
01〜40 負傷
41〜70 軽傷
71〜00 回避する ※15%上昇
判定
攻撃
>>41>>42
防御
>>43
-
熱戦やな
-
ベストバウト!
-
ヒールはまだ使えるし、サバイバー剥いだからあと一押しやね
-
ヒデコ『クロスブレイクッッ!!』
にこ『ラブにこバレットぉぉ!!』
ほぼ同時に繰り出される十字をなぞる交差斬。
にこは小柄な体を滑り潜らせるようにして間隙を抜い、二斬を掠らせるのみ。
二度、そして三度目の神業めいた回避を見せ、軽傷へと留めてみせる!!
同じタイミング、にこが渾身のマナから繰り出した銃弾がヒデコの脇腹を貫いて鮮血を撒き散らした!!
苦痛に呻くヒデコだが、アースヒールの回復予約は治癒力を残していた。脇腹の傷をわずかに塞ぎ、ヒデコはまだ継戦可能!
両者の攻撃が見事に交錯し、そしてヒデコはアースヒール、にこは生存力。
お互いを守っていたヴェールが消え失せ、戦いは最終局面へと移行する!
【ヒデコの行動を選択してください】
1 このままだ!!このまま攻め続ける!!
2 冷静に…アースヒールの掛け直しだ!
3 ここは一度距離を取って、ランドスパイクで攻める!
【戦術眼】
回復なら回復、攻めるなら一挙に。半端は避けるべきだね!
安価下
-
2
-
1
-
1
-
2
もうちょっと二人の闘いが見たい
-
あれ?コンマ攻撃成功じゃない?
-
あー、成功で軽症ってことねすまん
-
攻撃成功だけど2、3回目のサバイバー発動(神業めいた回避)してるからにこはダメージを軽傷に済ませてる
ただサバイバーは使いきったので実質あと
一撃かな
-
パイセンの戦闘はいつも文章にスピード感あるな
-
ヒデコはにこの体を盾で押す。俗に言うシールドバッシュだ。
これで傷を負わせられるほどに甘い相手ではないが、タイミングは絶好。にこはバックステップを踏んで距離を置く。
その間を見計らってヒデコも後歩、寸時の間を付いて自身へと三度目のアースヒールを施す。
ヒデコ「豊穣の力よ…回復っ!」
にこ「この…!前衛の脳筋バカは突っ込んでくる場面でしょ!」
ヒデコ「あはは、じゃあ脳筋バカではないのかもね」
にこ「……実際、いい感じね。アンタの戦いは」
ヒデコ「うん…ありがとう!」
にこの褒め言葉には、彼女にしては珍しく素直な賞賛が込められている。
そしてヒデコはその賛辞をまっすぐに受け止めた。
自分の力を認め始めている。精神的な壁を乗り越えようとしている。
にこは捻くれた性格に見せて面倒見が良い。
一人の人間が殻を破りかけているのを眼前に、それを手助けしたいと内心に考える人の良さを持っている。決して口には出さないが。
双銃を構え直し…重心を低く。
奇跡的な回避能力を見せてきたにこの集中力にも、限界が見え始めている。
この戦いの終止符は近い。ならば、全力での決着を。
にこ(精一杯でアンタの挑戦に応える。それが強敵への礼儀よね)
超絶の斉射、『ラブにこストーム』の構えだ。
ヒデコはそれを目に…斧を構え直す。
ヒデコ「……行くよ!」
コンマ
攻撃
01〜70 攻撃成功
71〜80 回避される
81〜00 カウンターを受ける
防御
01〜15 重症
16〜40 負傷
41〜70 軽傷
71〜00 回避
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
攻撃
>>44
>>45
防御
>>46
-
勝負ありか?
-
有能
-
やったか?!
-
かなりのベストバウト候補と言える
-
今更だけど斧で二回攻撃って有能すぎる
-
にこ「くらええっ!!『ラブにこストームっ』!!!」
ありったけのマナを!!
弾丸の暴嵐が空間を支配する!!!
その銃弾は一斉に店内の天井床壁、ステージに柱にガラスにカウンター、その奥の酒瓶と棚に音響機材を発破微塵と砕き割って破壊蹂躙の限りを尽くす。
下級職の銃士とは思えない火力だ!
そのセンスは母譲りと考えるべきか…
にこの手当たり次第の爆発的射撃を経て、しかし!ヒデコはその弾幕を乗り越えている!!
にこ「あの至近で避けたですってええ!!?」
ヒデコ「盾があるからね!!」
そう、ヒデコは絶望的な弾丸の嵐を前に、自らの守備技術を発展させてみせたのだ。
使い親しんだ炎波の盾を掲げ、そしてほぼ完璧に銃弾を防御するという神技!
ふくらはぎに一箇所弾が掠めているが、それだけならば残されている予約治癒の力で充分に癒える!
ヒデコは踏み込み、そして斧を翻す。高速の二断だ!
一撃目が空を裂く!!
にこが伏せて躱したのだ、こちらもまた圧倒の生命力。
そしてヒデコへと、すかさず銃口を向け…!
にこ「……フン、やるじゃない」
ヒデコ「終わりだっ…!『クロスブレイク』!!!」
二の断!!!
脇下から横へ傷が刻まれ、小柄なにこの体躯を止めるにはそのダメージで充分に過ぎた。
まだ辛うじて動ける。
ぐらりとよろけ、たたらを踏み…そこへヒデコが斧を突き付けた。
ヒデコ「勝ち…で、いいですか」
にこ「あー、もういいわよ。疲れた…」
にこが大の字に伸び、ヒデコは静かに高々と。自身の勝利を祝するように左腕を突き上げた。
6勝目だ!!
-
ヒールとスパイク覚えてから戦術の組み立てに幅が出てきたね
-
ノーリスクリレイズ(最大五回)
擬似ダブルディール
防御無視攻撃、会心攻撃
bad選択肢回避
まごうことなき神モブ
-
やはりサバイバー相手は時間がかかるな
-
あまり「とりあえずヒール!」でいくとこの先勝機失うかもしれないけど
そこは見極めたいね
しかし、強敵相手に勝利!あと2勝!!これは嬉しい!!!
残りは強敵だらけだけど何とか勝ち越したいね
-
サバイバーきつかったけど希のダブルディールも敵で発動されるんかな
攻撃も防御も2回判定して悪い結果採用とか勝てる気が…
-
戦いの始終は遺跡装置を起動しているあんじゅへも流れ込んでくる。
ヒデコが弾幕を踏み越え、激戦からの勝利を掴んだ瞬間には、思わず「やった…!」と小声で呟いてしまった。
柄にもないリアクション。誰に見られたわけでもないが、あんじゅは一人でかすかに赤面する。
そしてヒデコの意識が戻り…
ヒデコ「やったよ、あんじゅちゃん」
静かにそう告げるヒデコの頬には充足感がはっきりと宿っていた。
にことの別れ際、「アンタと一緒に戦える日が楽しみよ」とにこ。
その言葉はヒデコにとって相当に嬉しく、また自信を抱かせるに足る物だった。
あんじゅは彼女の精神に起きるべきブレイクスルー、少なくともその一段階目は突破しかけていると確信を得る。
それはとても嬉しい事で、けれど気恥ずかしいので静かに。
あんじゅ「ええ、素敵だったわ?」
そう声を掛け、二人は柔らかくハイタッチを交わした。
【ヒデコの『アローガード』が『ショットガード』に進化しました】
※矢だけでなく銃弾、砲弾への耐性が上昇します。
-
滅入る情報で落ち込んでいるときに
この安定の面白さ、作者さんに感謝ですわ
臭い話で悪いけど
-
英玲奈相手する前にこれは嬉しい
-
これは英玲奈戦での勝機が少し見えたか
-
ロックマンのクリア画面みたいだ
-
次の相手で対戦は折り返し。
ここまでわずかに1敗、かなりの強者であるにこにも勝利を収めた。順調という他ない。
「次はどうしようかな…」と。
少し迷い、あんじゅへの相談のつもりで口にしたヒデコは、そのあんじゅの顔色が優れない事に気が付く。
ヒデコ「あんじゅちゃん…?大丈夫?体調が悪いんじゃ」
あんじゅ「え…?ああ、大丈夫よ。気にしないでね」
ヒデコ「いや、気にするよ。もしかして、この部屋を動かすのって相当辛いんじゃ…」
あんじゅ「ううん、そんなことはないのよ。うふふ…まだ半分も残ってるのに、サボろうとしちゃダメよ?」
ヒデコ「な!そんなサボろうだなんて!って、軽口利けるなら大丈夫…かな」
あんじゅ「大丈夫。そんなに心配なら…そうね、今夜はいつもとは逆。ヒデコちゃんが私を抱きしめてね?」
ヒデコ「しゅ、修行の続きをお願い!」
あんじゅ「くすくす…可愛い」
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 花陽
4 凛
5 希
6 絵里
7 ツバサ
8 英玲奈
現在6勝1敗
安価>>843
-
5ののんたん!
-
うーん、ここはやはり英玲奈かな?
-
今日はここまでで
>>834
finalだとか色々あるけど淡々とやってくから、まあ気休めに楽しんでね
-
8で
-
希
-
かよちん
-
外野が荒れてもファイナル騒動あってもぶれない鋼の精神力の1さん本当に感謝
-
乙!
-
毎日の更新乙!
希さんかぁ
闇魔法は使わないっぽいけど、消と斥の対策が必要だよね
囮も障害物にも有効なら相当ややこしい
-
なんでだろう、なんか涙出てきた
>>1の対応も最高だし、ここにたどり着いたのもμ'sのおかげって思うともう...
ここでする話じゃなかったな、すまない
これからも更新楽しみにしてます
-
>>847
戦術眼あるのが救いだね
-
ダブルディールって敵になっても有効ならなかなか困りものだけど闇落ち戦ではなかったよな
まあ普通の状態じゃなかったし、にこのサバイバーみたいに普通に使ってくるから持ってそうね
-
コンマ判定の厳しさの度合いから判断すると海未ちゃんは格上だったけどにこは既に格下だったっぽいな
希がにこと同格ならいける
-
職関係とか?
-
いつもお疲れ様です
こんな状況だからこそ本当に生きる希望になってます
-
のんちゃん口八丁手八丁で戦闘回避するかもわからんぞ!
-
話の流れ的にはにこにーに勝って欲しかった、にこ推しだからかもだけど
-
むしろ最初は派手だが最後はどうも締まらないのが
にこイズムを突き詰めた結果ではないかと思うんだ
-
にこに続き、ヒデコが選択したのは希だ。
この選択には理由がある。
ヒデコ(真姫ちゃん側、あっちのパーティーは装備が整ってない)
そう判断したのだ。
事実、王都を中心に戦い、金を稼ぎ、装備の刷新を続けてきたヒデコたちと違って希組は田舎から人里離れたルートでの転戦。
人のいる場所には物資が集まる。それは逆も然り。
財宝の洞窟へも寄らなかった事もあり、防具などは初期装備。気休め程度の廉価品でしかない。
海未とにこ、共に強者の二人との対戦は敗北と勝利という二つの結果。
そこに時の運以外の理由を求めるとすれば、武具に見出すのが妥当だろう。
とりわけ海未の菊一文字に浦島虎徹は共にかなりの上等品。
対してにこの拳銃はジャンク品の中から見つけ出した“マシな品”でしかない。
装備品の重要性を認識し…それは希も同じはずとヒデコは判じる。
あんじゅ「彼女は私と同系統、闇の力も持っていたわ。頑張ってね?」
ヒデコ「ありがと、なんとかしてみるよ」
目を閉じ、戦場へ赴く。
-
早いね
-
恐ろしく早い更新…
俺でなきゃ見逃しちゃうね
-
少しの間。そして目を開けたヒデコは、自身の居場所に少しの意外を覚える。
ヒデコ「ここって…王都の屋台街だよね?なんでこんな場所に」
希「んーそれはきっと、ウチが穂乃果ちゃんと出会った場所だからやろね」
ヒデコ「うわ!ビックリした!」
希「やあやあヒデコちゃん。のぞみんの思い出ワールドへとようこそ」
ヒデコ「え、思い出ワールドって…もう状況をわかってるの?」
希「ふふ、スピリチュアルやろ?」
柔和さと茶目っ気をハーフ&ハーフの笑顔。希のそんな表情は人へと安心を与える。
状況をすっかり理解した様子なのは不思議だが、稀代の占い師ならそんなものなのかなとヒデコは納得する。
王宮地下が初対面ではない。武器屋で成金モードの希から大金を貰い、一品限りで入荷されていた炎波の盾を購入した事があった。
ヒデコは長らく使っている盾を手に、希へと礼を述べる。
ヒデコ「希さん、この盾で何度も助けられてるんだ。幻影だけど…一応、お礼を言わせてね。ありがとう!」
希「ふふ、気にしなくていいんよ?真姫ちゃんから巻き上げたあぶく銭やったし、役立ててもらえたなら嬉しいな」
-
人のいない屋台街というのも不思議なものだ。
鍋には火が掛けられていて、調理途中の炒め物が油の音を立てている。
たちまち火事になりそうなものだが、その様子はないのは夢現の狭間がためか。
希は長包丁を手に、一軒の屋台に吊るされたケバブ用の肉の塊を削ぎ切りにして一口味見。
希「ん、美味しい。ヒデコちゃんも食べる?」
ヒデコ「うーん、じゃあちょっとだけ…」
ぱくりと一口。
香辛料のよく効いた赤身の肉だ。確かに美味しい。
瓶ジュースの栓を抜いて飲み、口をさっぱりとさせて、「ま、この世界で飲み食いしても意味ないんやけどね」と希が笑う。
両手を上に、ググ…と伸び。
胸を張った格好になり、ゆるりとしたローブ越しでも豊満さがわかり、ヒデコは前戦のにことの比較に格差社会を見る。
希「さてと。もっとヒデコちゃんとお喋りしたいところやけど…」
希は護符を手に数枚、不敵に笑顔を浮かべる。
ヒデコも武器を手にそれを受け、そして戦いの気が場に満ちる!
-
……臨戦体制。
だが、このタイミングで希は特有のマイペースを発揮。
懐からタロットの束を取り出し、ぱらぱらと繰っている。
おもむろに一枚抜き出し、絵柄は星。
希「星…うーん、ヒデコちゃんのその鎧が厄介なんよねぇ」
ヒデコ「あ、輝星の鎧ね。貴族さんの宝物庫から貰った物なんだ」
希「貴族の人のお宝かぁ、道理で上等な品やね。闇を祓う魔力が刻まれてる」
王宮地下、戦いの最終盤の狩猟部隊との戦いで希が闇の魔術を使う場面をヒデコは目にしている。
その点、闇に耐性を有しているのは優位とも取れるが…
だが、敢えて自身の不利を明確にしていく希の姿勢は謀略家の雰囲気を纏っている。
ヒデコ(いかにも闇は使いませんみたいな口ぶり…信じるのは怖いね。隙を見せれば…)
鎧が耐性を有しているとはいえ、完全遮断できるわけではない。
仕掛けてくる可能性から外すのは論外…
と、こうやって考慮すべき事項を増やし、ヒデコの混乱を招くこと自体が既に希の狙い通りなのだろう。
ヒデコ(ううん、このまま会話を続けてるとどんどん不利にさせられそうだ…こっちから仕掛けよう!)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 まずは近付いて、軽めに攻撃を仕掛けてみよう。
2 いきなり決めに行く!クロスブレイクだ!
3 接近は怖いね。ランドスパイクを使ってみるかな?
4 とりあえず、アースヒールを使っておこう。
【戦術眼】
相手の出方がわからない以上、いきなり全力攻撃!ってのは怖さがあるね。
安価下
-
3
-
近寄らずに仕掛けられるという点でランドスパイクは優秀だ。
多少のマナ消費はあるが、まずは初撃。様子を見るには悪くない行動だろう。
泥塑の斧を振り上げ、打ち下ろす!
ヒデコ『ランドスパイク!!』
力が地中を走る!
噴出するまでは不可視、だが高い魔力を誇る希はその軌道を見て慌てる。
希「うわっ、魔術まで使えるん!?」
ヒデコ「弾けろっ!」
希「ひええっ!!」
希は自身へと貼り付けようとしていた『式符・消』を懐へしまって飛び退く!!
コンマ
01〜35 攻撃成功
36〜70 隙を作る
71〜00 回避される
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
ダブルディール発動
>>47
>>48
-
ダブルディールやべぇな
-
ヒデコ「捉えたっ!!」
希の足元の敷石が砕け、足元を巻き込んで転ばせるには充分の一撃!
希「ところがどっこい!」
ヒデコ「な…っ!?」
希はまるで運命を捻じ曲げたように、見事にヒデコの一撃から逃れてみせる。
危ない危ないとばかりに冷や汗を抜い、そしてヒデコへと一言。
希「スピリチュアルやろ?」
ヒデコ「くっ、厄介な…!」
そして希は符を放つ!
希の戦線を支える『式符・炸』、基本の攻撃を牽制とばかりに投げる!
ヒデコは盾を構え、その衝動から逃れるように駆ける。
単発ではそれほどに怖い攻撃でない。が、ヒデコは背筋に寒いものを感じる!
ヒデコ(また!運命が捻じ曲げられるみたいな!)
コンマ
01〜15 負傷
16〜45 軽傷
46〜00 回避
判定
ダブルディール
>>49
>>50
-
危い
-
ひええ
-
よくかわせたな...
-
符が弾ける!!
実戦仕様、威力調整を最大に高めた魔力の炸裂が立ち並ぶ屋台をなぎ倒し、爆風を巻き起こす中をヒデコは走り抜ける!
弾けたのは間違いなく一度。だが、二度炸裂が起きたような感覚をヒデコは抱く。
ヒデコ(錯覚?錯覚、だよね…)
片足でザッとブレーキを利かせて立ち止まり、反転。
不敵に佇む希と向き合い、これで一度ずつの攻撃を放った状態だ。
希「いやいや、ヒデコちゃんは引き出しが多そうで怖いなぁ」
ヒデコ「…そっくりそのままお返しするよ」
希「ま、スピリチュアルでマジカルな希ちゃんは当代きっての技のデパートやからね」
そう嘯くと、希は自身へと一枚の符を貼り付けて『式符・消』と呟く。
見事に姿を眩ませ…ヒデコは焦る。
ヒデコ「一対一でそれは反則でしょ…」
【ヒデコの行動を選択してください】
1 一旦開けた場所へ移動しよう…!
2 このまま、屋台の密集地帯で迎え撃つ。
安価下
-
2
-
2
-
>>1の書くのぞみんとあんじゅの闇組ほんとすこ
-
広所へ移動する?
いや、四方開けた位置へと動くのは危険だ。
少しでも攻撃の方向を限定するべき。
そう判断したヒデコはそのまま、屋台街で希の行動を待ち受ける。
希(さてさて、ここからどう仕掛けるかやね)
希は物陰に息を潜め、ヒデコの様子を窺っている。
隠れている状態は絶対有利。だが、仕掛ければ位置を気取られる事に繋がる。
闇術を除けば、希は基本的にサポートに寄った術師だ。
仲間との連携がない場合は攻め手に乏しい面がある。
ヒデコ(仕掛けてこない。迷ってる?なら、私から動くかな…?)
【ヒデコの行動を選択してください】
1 適当に屋台を叩き壊す。破片が希さんに当たれば場所がわかるはず!
2 いや、このまま希さんの攻撃を待とう。仕掛けてくれば場所はわかる。そこへカウンターを!
安価下
-
時間あるうちにヒールもしたいし2
-
ヒデコ(よし、集中して待ち構えるんだ)
待つと決めれば新たな二択が生まれる。
周囲の気配、足音はもちろん空気の流れにさえ警戒しつつ、その中でも取れる行動が二つ。
アースヒールの先掛けか、泥人形を生成しておくかだ。
幸い、足元の敷石の下は土。一挙に二体ほどの人形を生成することは可能だろう。
魔術ではなく斧の効果なため、マナの消費もごく小さい。役に立つかは未知数だが…
もしくは、堅実にアースヒールを。
いつどんなダメージを受けるかわからない現状、回復予約はある程度の安心感をもたらしてくれる。
建物の壁を背に、攻撃が来る向きを三方向に限定。そしてヒデコは考える。
【行動を選択してください】
1 泥人形を作っておこう。
2 アースヒールだ!
安価下
-
チャドー・フーリンカザン、そしてチャドーだ
-
1
-
ヒデコ「出てこいっ!」
斧を打ち付けて敷石を砕き、立ち上がる二体の泥人形。
少し離れた位置からそれを目に、希は前衛職らしからぬヒデコの多芸に驚く。
希(ありゃ、面倒やね)
ヒデコは壁を背に、左右には泥人形を立たせている。
なるほど、これでは少し攻めにくい。
式符の炸をばら撒いての攻撃を目論んでいたが、泥人形の性能がわからない状態でシンプルな攻撃を仕掛けるのは避けたい。
そこで希は趣向を切り替える事にする。
希(ま、闇やろね)
立ち並ぶ屋台はたくさんの影を作り出している。マナを這わせ、影を集めて練り上げて。
ヒデコ「!?そっちか!」
希「遅いで!『紫罰』!」
コンマ
01〜20 麻痺
21〜50 負傷
51〜00 回避
判定
ダブルディール
>>51
>>52
-
すまん。やっちまったorz
-
ダブルディール相手に完封できるわけ無いしキニスンナ
-
敵に回るとなんつーチートスキル
-
ヒデコ「うっぐ…!?」
希「捉えたっ!!」
足元から膨れ上がった闇がヒデコの体を縛る。
『紫罰』、希の得意とする闇の魔術は隠れ里コイズミでフミコにミカ、ボールスを戦闘不能に陥らせてみせたのと同様、ヒデコの四肢を見事に痺れさせてしまった。
さらに魔力を注げば奪命さえ可能な術なのだが、制御を失う可能性があるため希はそれを好まない。
魔力の質としては、デュラハーンの視線による拘束と酷似している。
ヒデコは倒れ伏し…
アースヒールが発動するが、あくまで傷を癒すだけの効果であり麻痺を癒すことはできない。
麻痺に止めを刺すため、希がゆっくりと近付いてくる。
姿は依然消えているが、足跡が徐々に近付いてくるのが麻痺に寝そべっているとよくわかる。
このまま完全に近寄られれば敗北。が、集中を見出せば体の自由が戻るかもしれない。
コイズミの里に現れた本体の希と違い、こちらの希は闇術との親和性を高めていない状態だ。
ヒデコは生成していた泥人形二体へと指示を念じ、希へと攻撃を仕掛ける!
コンマ
01〜25 攻撃成功
25〜50 集中を乱す
51〜00 回避される
判定
ダブルディール
一体目
>>53
>>54
二体目
>>55
>>56
-
前みたくダブルディール買うイベントあったらヒデコに付けてえな
-
一体目、二体目。
いずれも惜しいように見えた。が、結果としては式符・炸を受けて弾け飛ぶ!
泥屑へと還った人形の横をゆらりと歩み、そして地に伏したヒデコの額へと符をペタリ。
希「ふふふ、これを炸裂させればウチの勝ちやね♪」
ヒデコ「つ、強いなぁ…手も足も出なかった」
お手上げだ。
運命操作、まさにスピリチュアルな力を目の当たりに、ヒデコは悔しい気持ちさえ浮かばないほどの完敗を喫する。
相性もある。
例えば、高速移動を得意とする凛を紫罰で捉えるのは困難。
例えば、穂乃果ならば『焔』の面攻撃を用いて希が隠れようがお構いなしの攻撃が可能だったろう。
例えば花陽であれば、本人が麻痺しても召喚獣で…と、近接戦を得意とするヒデコにとってはかなり相性の悪い相手だったわけだ。
希は符を炸裂させない。
ヒデコが負けを認めている以上、特に止めを刺す必要もない。
隣に腰を下ろして、世間話の調子で口を開く。
-
そこは誰でもつうのか
とりわけコンマ運の悪いほのうみのほうを優先じゃね
-
キョンシーかな?
-
おや、一体目で集中乱せてないのか
-
一体目コンマ14と43だし集中乱してるんじゃないの?
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DD強すぎィ!
-
次みんながヒデコと会ったときは修行のことって覚えてるの?
-
2体とも成功しなきゃダメってことだと思ってた
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あ、見間違えて>>54から>>57を見てたわ
>>885は取り消しで、まだ戦闘続くよ
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2ヴァージョン見れて嬉しかったりw
-
風呂入るからちょっと時間空くね
-
>>1ありがとう
-
スキルのせいで四騎士より強いんですが
-
希「おおっと!?危ないなぁ!」
泥人形の一撃が希を掠める!
動きが存外に速かったようで、紙一重で躱しつつも希の集中に隙が生じ…
ヒデコが跳ね起きる!!
ヒデコ「動けるっ!」
希「やば…!」
寸時の隙を突く!
斧だけでなく盾をも振るい、斬撃と殴打を交互に繰り出す様はまるで旋風の如し!
アッパーの要領で盾を突き上げ、鳩尾を狙って斧の柄を繰り出し。
突然、意図外の猛攻に希は目を白黒させて逃げ回る!
希「アカンアカンアカン!ウチは接近戦も得意なんよ〜って言っても斧は無理や!」
ヒデコ「喋りながら動くと舌噛むよ!」
希「ひいっ!?『斥』や!!」
ヒデコが大上段に斧を振り下ろしたのに応じ、希はしゃがみ込みながら頭上に斥力のバリアを発生させる!
バリリ!と激しい衝突音が響き、ヒデコの斧が弾かれたと同時に希は四つ這いでバタバタと退避する。
ヒデコ「むむ、バリアも使えるのか…」
-
紫罰は人狼村で使ったヤツより威力は控えめなんのかな
-
装備物の差じゃね?
-
あそっか闇耐性持ってたなすまんこ
-
戦況は一旦仕切り直しだ。ヒデコは素早く脳を回し、現況を再確認する。
まず、ヒデコのアドバンテージはアースヒールの回復予約が継続中であること。
先ほど『紫罰』を被弾した際に一度発動しかけたが、外傷があったわけではないため回復量はそのまま残されている。
次いで泥人形。
一体は希の回避時に『炸』で破壊されたが、希に攻撃を掠めさせた二体目が残っている。
一度闇術を受けこそしたが、輝星の鎧の闇耐性も依然優位な点と言えるだろう。
ヒデコ(希さんは…)
ヒデコが目にした行動はここまでに炸、消、斥の各種符。そして紫罰。
気を配るべきは事象を有利に捻じ曲げているとしか思えないその雰囲気。
ただ、戦前の予想通りに装備品は貧弱だ。
ヒデコの斧を防げる行動はあのバリアに限られるだろう。
ヒデコ(接近戦だ!)
【行動を選択してください】
1 クロスブレイクで行く!
2 大強撃で一発狙い…!
3 ランドスパイクを起点に攻めこもう。
4 まずは影攻撃に備えて、泥人形を増やしておこう。
【戦術眼】
あの運の良さ、大強撃が当たるとは思えないね。
安価下
-
1で
-
2
-
クロスブレイクは4回判定があることになるんかな?
-
>>903
GJ
-
ヒデコは決断的に駆け出す。
斧を上段に掲げ、希へと突進する!
それを目に、希は待ちの体制。
符を手に身構え、勝利への算段を立てている。
希(斥で弾いて、その隙にもう一度消や!)
ヒデコ(と、考えてると見た!)
ヒデコの戦術眼は希の目論見を看破している。
前方に集中をしている希、その真横から泥人形!!
希「なっ、『斥』!…って、しまった!」
ヒデコ「隙ありっ!!」
力の壁が泥人形を弾き飛ばす。が、希が本当に防御すべきはそっちではない!
前方から迫るヒデコが希へと二撃を繰り出す!
それは正しい選択だった。
わずか瞬撃の二断、その二撃目にまでは運命力が及ばない!
ダブルディールは自動で発動するが、魔力による運命操作のようなもの。あくまで神や悪魔の超常の力ではない。
ごく短時間で繰り出される二撃にはマナの反応が間に合わないのだ。
が、希も反撃!とっさに炸の符を数枚繰り出す!
希『三連式・炸や!!』
ヒデコ『クロスブレイクッッ!!』
コンマ
攻撃
01〜40 攻撃大成功
41〜80 攻撃成功
81〜00 回避される
防御
01〜45 重症
46〜70 負傷
71〜00 回避
判定
ダブルディール
攻撃一撃目
>>58
>>59
二撃目
>>60
防御
>>61
>>62
-
相打ちか?
-
ヒールがあるからいけるっしょ
-
ダブルディールが連続で発動しないとは意外な事実やな
-
申し訳ないんだが、誰かしたらばのスレ一覧のページを貼ってくれないか?
-
三枚、炸裂が連鎖して大炸裂!!
暴風と砂塵、またしても屋台が粉々に吹き飛ばされる。
食べ物や油、熱湯に木材、ありとあらゆる物が八方へと弾け飛び、砂煙が立ち込め…
そこから、ヒデコが現れる。
一歩、二歩と歩み、倒れ伏す。
三連符が巻き起こした力の渦に巻かれ、全身はズタボロ。体が動かない。
四肢に頭骨と損傷し、おそらくは内臓も痛めているのだろう、息がまともに吸えない。
ヒデコ「う、ぐ…」
希「効くやろ?三連の炸裂は」
希が現れ、ヒデコへと語り掛ける。
地面へゆっくりと腰を下ろし、その体には二線。前身に縦傷と、脇腹から一閃。
横の大斬撃の痕が。
『癒』の式符を取り出し、少し見つめるが…放り投げた。
希「これは回復は無理やね」
ヒデコ「っ…う、いたた…」
ヒデコがゆっくりと身を起こす。
アースヒールの回復予約が発動したのだ。その身に刻まれた重症が癒え、どうにか身を起こせる程度にまで復元する。
戦いに終止符だ!
最終的に、希の装備の貧弱さが物を言う結果となった。
ヒデコは深呼吸をし、希の隣に大の字で転がる。
ヒデコ「……勝ち、かな!」
危うくも7勝目だ!
-
連撃は二撃目はWディールが発生しないなら
例えば凛ちゃんの四連撃なら三回は発生しないと言う事か
-
凛ちゃんに108マシンガン習得させなきゃ…(使命感)
-
まあダブルディールと連続攻撃の相性やばいし多少の調整はね
>>914
めっちゃ懐かしいな
-
やったー!王手だよっ!
>>911
これでいいのん?
ラブライブ!ss総合【転載禁止】
ttp://jbbs.shitaraba.net/anime/10627/
-
戦術を駆使して、強者を打破してゆくの展開は見ていて楽しい
-
希「さてさて、決着も付いたことやし。帰る前に少しだけウチとお話してこうよ」
ヒデコ「え、あれ?希さん、傷が治って!?」
希「さん、やなくて、ちゃんでええよー」
フレンドリーに話しかけてきた希の体にはまるで傷が残されていない。
ヒデコは慌て、怪我を押して立ち上がるが、希はへらりと笑ってそれを制する。
希「や、もう戦いはおしまい。夢に近い空間やからね、コツさえ知ってればある程度の傷とかは思い通りになるんよ」
ヒデコ「ええっ、じゃあ手加減してくれたってこと?」
希「んー。現実ではこうはいかないし、不死身のウチと戦っても練習にならないし…手加減ってのとは違うかな。ヒデコちゃんの勝利は実力だよ」
ヒデコ「そっか…うん、ありがとう希ちゃん」
希「ちなみに、この空間での出来事って本人の記憶にも薄っすらリンクしてるんよ。明確に覚えてるわけやないけど、なんとなくのイメージが残る」
ヒデコ「へえ…!そうなんだね」
希「だから、現実で会ったら気軽に希ちゃんって呼んでくれてええよ♪」
ヒデコ「うん、そうさせてもらうね!」
-
そんな調子、希と二人でとりとめもない会話を楽しむ。
今までの戦いでは決着すれば現実へと強制帰還が発生していたが、そうならない辺りは希のテクニックなのだろう。
曰く、あんじゅの闇のマナを礎に作り出された空間のため、同じく闇のマナを有する希が干渉しやすいのだと言う。
と、希がヒデコへと顔を近付けて声をひそめる。
希「あんじゅちゃんに気をつけてあげてね」
希から出た思いもよらない台詞に、ヒデコは意表を突かれる。
ヒデコ「気を付ける…って?」
希「ウチは面識はほとんどないけど、この空間を形成してるマナでわかる。あの子、とってもがんばり屋さんやろ?」
ヒデコはしっかりと頷く。
あんじゅ自身は頑張りを気取られるのを嫌うが、頑張り屋であることは近くにいればわかる。
希は笑みを返し、言葉を続ける。
希「細かい事情はわからないけど…ちょっと、色々無理してる状態かもしれない。
ヒデコちゃんなら支えてあげられると思うから。お願いしておくね」
ヒデコ「……うん、任せて。大切な友達なんだ」
希「ヒデコちゃんはいい子やね。せっかくやしお近付きの印に…ワシワシ行っとこか」
ヒデコ「え?ワシ…?いや、ちょっ、やめ…いやああああ!」
長い悲鳴が屋台街に響き渡る。
「ボリューム不足やね、にこっちほどやないけど」と屈辱的な言葉を耳に残し、そしてヒデコは元の世界へと送り返された。
-
>>916
ありがとう!
-
あんじゅ「お帰りなさい。頑張ったわね?」
ヒデコ「ありがとう。いやあ、途中までは勝ち筋が全然見えなくて焦ったよ…」
あんじゅ「うん、勝てて良かった…。それにしても不思議な子ね、希ちゃんは」
言葉通り、あんじゅの顔には不思議の色。
幻影にも関わらず、空間に干渉してみせる。そんななんでもありな様子に面白さを感じたようだ。
そしてヒデコへと問う。
あんじゅ「あの子、最後の方ではジャミングみたいな事をしてきたのよ。だから様子がわからなかったのだけど…お話でもしていたのかしら?」
これに関しては希から言い含められていた。
あんじゅは自身の置かれている何らかのトラブルに、正面から問うたところで答えるタイプではない。
だから、希からあんじゅに気を配るように告げられた事は伏せるようにと。
ヒデコ「うーん、世間話かな。あの空間での印象が相手にうっすら残るって話とか」
話した内容について適当に教え、寛容の部分についてははぐらかした。
あんじゅはそれを信じたようだ。ヒデコが嘘を付くとは微塵も思っていないような顔をしている。こう見えて、割にピュアなところもある。
ヒデコは軽い罪悪感を覚えるが、嘘も方便だと飲み込む。
あんじゅ「それで、何か技のヒントは掴めたかしら?」
ヒデコ「ああ、そうそう。私の能力で何か参考にできる部分がないか直接教えてもらえたんだ。
新魔術、その名もシンプルに…『重力増加』ってね!」
【ヒデコがスキル『重力増加』を習得しました】
※空間の重力を増幅させ、相手の行動を阻害することができます。
-
重力操作とか強キャラの特権をさらっと・・・
-
レズの魔の手が…
-
残りの大半にぐっと有利になったな
相変わらず対ことりはきつそうだけど
-
重力増加は近接確定のツバサ、近接高速戦闘が主軸の凛によく刺さりそう
ショットガードも含めれば英玲奈戦にも光明がかなり見えてきた
-
今度は凛ちゃん相手に便利そうな
-
ヒデコの得た重力増加の能力は、相手を圧殺するような大それた物ではない。
そもそもの保有魔力がそれほど多くないため、相手に負荷を掛けて移動速度を低下させられる程度。
加えてマナの消耗が激しい。およそ四割といったところか。
お世辞にも使い勝手の良い術とは言えない。
だが、戦術に長けたヒデコにとっては選択肢が増えるだけでも大きな強化と言えるだろう。
あんじゅ「今の戦いで折り返し。8人と戦い終えて7勝。うふふ…流石ね」
ヒデコ「我ながら、中々かもね?なんちゃって…」
照れ笑い。
自信を付け始めてもこの反応な辺り、謙虚さは生来の性質という部分も大きい。
ともあれ、残り一勝!
無心に勝ちを求めるだけだ!
【戦闘相手を選択してください】
1 穂乃果 ※まだ選択できません。
2 ことり
3 花陽
4 凛
5 絵里
6 ツバサ
7 英玲奈
現在7勝1敗
安価>>930
-
物理屋と闘いたい
-
ことりちゃんでいけるかな?
-
7
-
かよちん
-
とうとう四騎士か
-
英玲奈は近接メインの頃だから4門重砲やファンネルが無い
輝剣エクセリオンが捌けるかどうか
-
凛ちゃんよりかは弱そうだ
-
連戦の中で、ヒデコはゆっくりと、急速に。自信を身に付けてきた。
そして折り返し地点にして、ついに一つの選択を下すに至る。
ヒデコ「英玲奈さんに…挑んでみるよ」
あんじゅ「……!」
遂に、一つの殻が破られた。あんじゅは喜びに声を失う。
格、肩書き。四騎士である統堂英玲奈はその点において最上に近い。
王宮地下で再会した時は砲を欠いていたが故に最善の状況ではなかったが、それでも新たな人狼の力を手にし、自らの“姉妹”であるE-ナンバーズ。
そして西木野王の片腕を斬り飛ばす活躍を見せた。
そんな統堂英玲奈へ、ヒデコは挑戦を表明したのだ。
自信を低く評価し、世の中心に自身はいないと考えていたヒデコが!
育成者としての喜び、友人としての喜び。
その二つからの感動に襲われながらも、あんじゅは歓喜を包み隠してあくまで平静を装う。
小さく、にこりと笑んでヒデコの手を握る。
あんじゅ「英玲奈は強い。けど、勝ち目がないわけではないはずよ。頑張ってね」
ヒデコ「精一杯、挑戦してみるよ!」
あんじゅが中央の台座へとマナを注ぎ込む。
飛ばされる際にヒデコは彼女の顔色を窺うが、今のところ苦しそうな様子などはない。
希の忠告は気に留めるべきだが…
ヒデコ(今は戦いに集中だ!)
意識を飛ばす。英玲奈の待ち受ける戦場へ!
-
英玲奈「やあ、ヒデコ。ここは…さしずめ、あんじゅの怪しげな術か」
ヒデコ「お久しぶりです、英玲奈さん!」
すらりとした立ち姿はいつものように。
美しい相貌は麗人と評するのが相応しい。腰には一門だけの砲。
片手は軽く腰の剣に掛けられていて、顔には涼しげでいて優しい笑みが浮かべられているが、いつ何時でも戦いへの意識は崩さない。
これこそが四騎士、統堂英玲奈。
希たちといる時や、雪穂に亜里沙といる今は割に抜けた面も多く見せている。が、本来はこっちのキリリとした姿が本領なのだ。
ヒデコと英玲奈は過去に一度パーティーを組んでいる。
旅の始まり、ワイバーン退治にヒデコも同行していたため、希側にいた他の三人とは異なりそれなりの面識はあるのだ。
そして、英玲奈はヒデコに秘められていた実力もしっかりと見抜いていた。
今、自身の中に昂ぶる闘争本能はヒデコの訓練のためと理解していて、その上で力試しとばかり、好戦的な瞳をしてみせる。
英玲奈「王宮の地下、成長した君を見た。そして今、機会を得た。全力での手合わせを!」
ヒデコ「の、望むところです!」
場所は真姫の部屋から伸びる、王族用の隠し通路。
長い長い階段を下りる、その途中にある広い踊り場だ。
希の説得により、英玲奈が真姫の後を追い、全ての運命が大きく変わった場所。
だが、今は純粋な闘争の時!
英玲奈は耳を生やす、尻尾も生やす。
それは普段であれば英玲奈が秘めている愛らしさを強調する装飾となるが、戦いへの意識を剥き出しにしている今、ヒデコの目には屈強な獣が牙を剥いていると。そう映る!
輝剣エクセリオンが抜き放たれ…薄闇に光る。
英玲奈「統堂英玲奈、参る!」
-
英玲奈が宣戦の声を上げるより数秒を遡り、ヒデコは高速の思考で初手からのプランを練り上げていた。
場の環境はおそらく地下。
平坦な踊り場の周囲には篝が灯されているが、それなりの薄暗さは感じる。
だが、それ以外はかなりオーソドックスな戦闘の場だと言える。
ざっと見渡し、周囲に遮蔽物の類はなし。広さもそれなりにある。
足場は固められているが、一枚剥がした下には土のマナを感じる。泥人形の生成も二体ほどが可能だ。
徹底的な正面戦闘、地力の勝負というわけだ。
ヒデコの知る英玲奈は六門の砲台による徹底的な砲火を浴びせる、人間要塞とでも呼ぶべき少女だった。
だが今は人狼の力を含め、そのスタイルは近接へと大きく寄っている。
一門残された砲をどう使ってくるか…考えどころだ。
【行動を選択してください】
1 前に出る。正面切って切り結ぶ!
2 開幕、ランドスパイクから組み立てていこう!
3 まずは泥人形を作り出してみようか?
4 はっきりと強敵だからね、アースヒールで保険を掛けるよ。
5 いきなり新技!重力増加を受けてもらう!
【戦術眼】
泥人形は脆いから砲撃の余波だけでも保たないだろうし、あの運動神経の高さじゃ攻撃も当たらないだろうね。
安価下
-
5で
-
5ね、了解
今日はここまでで
-
おつ
-
乙
-
おつおつ
-
あれ?主人公ヒデコだっけ?
-
終盤にパーティー分割とかあるかもしれないし、ヒデコは割とリーダーの器
-
修行の記憶はうっすらとだが残るのか
色々妄想できる
-
つまりヒデコはみんなの人気者に、ヒデハーくるで。
-
しかし、ヒデコは闇レズの虜に…
-
これもしかして穂乃果からしたらダブルNTR?
-
新術、重力増加を放つ。
ヒデコが瞬断、そう決するとほぼ同時。「参る!」の声と共に英玲奈が駆け出している!
その動作は恐ろしく俊敏、亜里沙のような素直な直線軌道ではない。
強靭な両脚で走りつつ、尾で激烈に地を叩いて真横へと変化。
接近戦の経験値を積み重ねてきたヒデコであれど、英玲奈の動きを読むことができない!
英玲奈(割に負けず嫌いでね。万全を期させてもらう)
ヒデコ(安易には攻め込んでこない。そういう訳だね)
攻防、両者がタイミングを見計らう。
英玲奈はとにかく疾い!
ヒデコの周囲をアクロバティックに駆けて円を描き撹乱。
高速の前進!仕掛けてくるかと思えば尾で後背へ跳躍、まさに人外の挙動で徐々に円軌道を狭めてくる。
ダダ、ダ、たん、たんたんと刻まれる不規則なステップ。
闇に輝くエクセリオンの刃は明確に鋭い。受けるわけにはいかない。その意識が徐々に精神へと圧を掛けてくる。
だが、斧も威力では負けていない。
まともに捉えさえすれば人狼であれど倒せる。
ならば、まずは動きを鈍らせる!!
-
n角関係…
-
一夫多妻夫婦の嫁同士が恋人関係になってるみたいなもんでしょ
-
重力増加してやっとトントンかよ…恐ろしいな
-
ハノケに一勝出来るなら、もう全敗でも構わない
しかしハノケ(龍皇モード?)に勝つ為には、これ以上に強力な技・魔法を習得したい所
ベスト尽くすべし!
-
ヒデコ「四道西令、宿星に虎門。畝り軋れ、黒檀の御船」
斧盾を油断なく構えたまま、口早に詠唱を紡ぐ。魔術にもそろそろ慣れ、呪文にも照れはなし。
マナの四割を消費する大技だ。だが、消費に見合うだけの効果を有している。
操るのは大地に根ざした力、重力!
空間に蓋をするイメージで、盾を持った左手を縦に振り落とす!
ヒデコ『重力増加!!』
英玲奈「…!?」
英玲奈の超感覚は鋭敏に異変を感じ取る。
その術が誇る効果範囲の広さを発動よりも先んじて察し、素早く背後へと飛び下がる!しかし!!
ヒデコ「効果範囲だけは自信があるよ!!」
術者であるヒデコを中心に、重力の力場がドーム状に広がる!!
コンマ
01〜12 負傷 ※英玲奈の防具で8%補正
13〜33 軽傷
34〜00 速度低下
判定
ttp://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1448879442/
>>63
-
龍皇モードだと厳しすぎる。サバイバーあるから長期戦は必至だし4騎士よりきついのかもな
-
英玲奈「く…これはっ!?」
闇の中に膨れ上がり滾る地のマナ、重力塊が英玲奈を捉える!
ただ力が掛かるという話ではない。その魔力が重力である以上、受ければ英玲奈自身の重みが増加する。
いかな身体能力、いかな超感覚を有していれど、突然に体重が増加してしまって挙動を保てる道理はなし。
今までの怪物的な瞬動とは見違え、英玲奈は負荷と不自由に顔をしかめながら、それでも速いが捉えられない速度ではない!
ヒデコ(問題は、私もここから動きにくいって事だね)
『重力増加』による過重の力場は中心点である術者にのみ適応されない。
ただ、この場から数歩離れてしまえば術が乱れる。そうなればヒデコ自身も重力に巻き込まれてしまい意味がない。
遠距離から攻撃の可能な仲間と連携するのが最善の術なのだが、一対一ではこちらにも多少なり動きに制限が掛かる。
だが、斧と盾を有するヒデコであれば待ちの戦術が可能。あとは英玲奈の仕掛けを待つばかりだ。
ヒデコ(で、この状況になれば当然…)
英玲奈(機動を削がれたならば、砲撃を起点に接近へと持ち込む!)
左腰に一つ、まだ威力に乏しかった頃の砲口を英玲奈は起動させる。
それを向けられ、しかし慌てない!
ヒデコ(銃弾だって砲弾だって、今なら防ぐ自信がある!)
英玲奈(盾を構えて…ほう、受けると?面白いじゃないか!)
銀色の魔力が大気中のマナと結合、砲口へと集い弾丸を成し、砲火!!
ヒデコへと向けて放たれたそれを、盾と身一つで待ち受ける!!
ヒデコ「止めるっ!!」
コンマ
01〜15 軽傷
16〜00 回避 ※防具とスキルで60%補正
判定
>>64
-
爆炎と衝撃!
それを盾で受け、絶妙のタイミングで腕を払って跳ね除ける!!
完璧、納得の防御だ。
体制を崩されることもなく、その様子に英玲奈は笑う。
英玲奈「やるじゃないか!」
ヒデコ「悪くないですよね、我ながら!」
駆け寄ってきている。
重力が効いていてキレは落ちているが、それでも迅速な接近は見る間にヒデコとの距離を詰め、そして身を沈める。
エクセリオンを下段に、尾を振り上げ…必殺の構えをそこに見る!
だがヒデコも盤石、その接近を待ち構えていた!
ここで取り得る選択肢は二つ。迫る交錯を前に、秒以下での決断を迫られる!
【行動を選択してください】
1 全力だ!必殺技には必殺技をぶつけるよ!
2 まずは一撃を凌ぐ。防御に専心、直後にカウンターを!
安価下
-
2
-
二つの選択、どちらにも理がある。
ヒデコの戦術眼をしても判断は難しく、運次第にも思える。
ならば瞬時の閃きに身を委ねるまで!
ヒデコ(防御を優先だ!)
対して英玲奈に選択肢はない。
重力操作によってペースを握られている以上、選択肢は一つ。
英玲奈「攻めて、この術を解くまで!」
三本目の脚、尾が土を叩き、勢い鋭く刃が上へと振り上げられる!
ヒデコ「速いっ!?」
英玲奈『牙狼斬!!!』
受けを重視した構えはその斬撃への反応をわずかに速める。瞬きの攻防だ!
コンマ
01〜20 重症
21〜55 軽傷
56〜00 回避
判定
>>65
-
紙一重!ヤッター!!
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ヒデコに主人公補正かかり始めたな!
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剣光が奔る!
二人の眼光が交差、生死を交わすその一瞬に万の思考が巡るような錯覚を抱き、火花が光り!
英玲奈「馬鹿な!」
思わずそう口にしたのは英玲奈だ。
数々の強敵を屠ってきた英玲奈特有の剣撃である牙狼斬。
それを辛うじてで躱された事はあったが、しかしどうだ!盾で見事に受けられているではないか!
対してヒデコは間一髪に息を飲む。
英玲奈からすれば受けられたのは驚愕だが、ヒデコ自身も感覚としては盾が当たってくれただけ!
ヒデコ(危ない危ないっ…!)
内心に動揺を抱きながらも、返す斧をすかさず翻す!
防御に集中したが故、クロスブレイクなどの技は放てないが素の振りでも威力は大。
向こうは技を放った直後、わずかにバランスを崩している。
そこを付く!英玲奈の腹部へと目掛けて叩き込む!!
コンマ
01〜10 攻撃大成功
11〜30 攻撃成功
31〜65 隙を作る
66〜00 回避される ※英玲奈のスキルで15%補正
安価下
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あ、ミス
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>>962訂正
剣光が奔る!
二人の眼光が交差、生死を交わすその一瞬に万の思考が巡るような錯覚を抱き、火花が光り!
英玲奈「馬鹿な!」
思わずそう口にしたのは英玲奈だ。
数々の強敵を屠ってきた英玲奈特有の剣撃である牙狼斬。
それを辛うじてで躱された事はあったが、しかしどうだ!盾で見事に受けられているではないか!
対してヒデコは間一髪に息を飲む。
英玲奈からすれば受けられたのは驚愕だが、ヒデコ自身も感覚としては盾が当たってくれただけ!
ヒデコ(危ない危ないっ…!)
内心に動揺を抱きながらも、返す斧をすかさず翻す!
防御に集中したが故、クロスブレイクなどの技は放てないが素の振りでも威力は大。
向こうは技を放った直後、わずかにバランスを崩している。
そこを付く!英玲奈の腹部へと目掛けて叩き込む!!
コンマ
01〜10 攻撃大成功
11〜30 攻撃成功
31〜65 隙を作る
66〜00 回避される ※英玲奈のスキルで15%補正
判定
>>66
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いーじゃん
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馬鹿な!…西木野王フラグですよ。
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輝剣エクセリオンは細身の剣。切断力には優れているが、受けには適さない。
故に英玲奈の防御は見切り、回避に特化している。
ヒデコの攻撃が間近に迫る、迫る、迫る……!
瞳に雷迅!
紙一重で斧を回避した英玲奈は次の戦術へと移行しかけるが、ヒデコの攻めはもう一の手を残していた!
ヒデコ「まだっ!!」
英玲奈「盾で殴るか!っ、避ける!!」
続けて回避!
だが、予期外の一撃は英玲奈のバランスをわずかに崩した。
もう一度、ヒデコへと攻撃の機会が訪れる!
ヒデコ(ここで一撃を浴びせておきたい…!
英玲奈さんの目には別の戦術の光があった。その前に手傷を。あわよくばここで!)
クロスブレイクには万全の準備が必要。この攻防の合間に撃てる技ではない。
となれば二択!考慮すべきは、一撃目よりは英玲奈の姿勢が整っている点か。
【行動を選択してください】
1 今と同じ、堅実に当てに行く!
2 ここは一発狙い…大強撃だ!!
下3レス多数決
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1
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思い切って2
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1
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2かな
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ヒデコ(欲張るな。少しでもいい、傷を与えるんだ!)
大振りは避ける。
初撃をなぞるように、盾の殴打により重心を後ろへとずらしている英玲奈へとコンパクトな斬撃を放つ!
受ける英玲奈、人狼化による恩恵は膂力に速度ばかりではない。
よろけたような姿勢でありながら、その動作にはまだ自由を残している。
体幹の強さもまた野生だ。
二斬目を躱し、もう一つの剣技へと移行せんと虎視…否、狼視眈々と狙う!
ヒデコ「食らえっ!!」
コンマ
01〜10 攻撃大成功
11〜25 攻撃成功
26〜55 軽傷を負わせる
56〜00 回避される
判定
>>68
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2
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きついな…
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重力無かったら詰んでたなこれ…
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蓋を開けてみれば、大斬撃(40%重症)の方が良かった罠
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まだ慌てる時間じゃない
残マナ60パーあるし!
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ヒデコ「せあっ!!」
英玲奈「……見切った!」
本当のギリギリ、体へと刃が食い込む寸前。
英玲奈は斧の重刃の真横へと左掌を添え、押し込むような仕草と同時に体を横捻り。そして一撃から逃れてみせる!
ヒデコ(やられた…!)
有利な形成からの脱出を許した事に歯噛みしつつも、ヒデコは不思議と悔しさを覚えない。
あまりにも華麗、見事な回避動作は曲芸めいた見せの趣さえ感じてしまう。
そのまま、近接の間合いを保ったままに二人は斬断を交わす!
英玲奈が剣を振るう!
盾で受け、右斧で突く!払う!打ち下ろす!
後歩して躱され、警戒すべきは刃だけではない。
しなやかな肢脚が足刀として上段を薙ぎ、避けたと思えば狼の尾が追ってもう一閃!
鎧の籠手で凌ぎ、受けた動作から流れて斧の柄先で殴打!
瞬きの間すら隙となりかねないほど!めくるめく攻防。
重力場を未だ保てているのはヒデコの腕前があってこそだ。
と、英玲奈が三歩を下がる。
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三歩、それは双方の刃を届かせるために余分の踏み込みが必要となる境界線。
ヒデコは考える。
秒を惜しみ、できる限りの極限へ思考を加速させる。
まずは見る。相手を観察する。
英玲奈は麗しく口元を和らげ、闘争の愉悦と駆け引きの冷静の双方へと身を浸している。
ここまでの戦線に、ヒデコは改めての確信を得る。
四騎士、紛れもない強者だ。
戦いの内容は互角に運べている。が、大きな差異が一つ。
ヒデコ(楽しんでる。このピリピリするような接戦を!)
数知れずの死線に身を置いてきた経験の重み。
それがなければ、あの余裕は生まれない。
さあ、英玲奈は択一を迫っている。
踏み込むか、待つか。早急に判じなければ状況は悪化する!
【行動を選択してください】
1 攻め込む!クロスブレイクだ!
2 いや、冷静に…ここはアースヒールを。
3 ランドスパイクで変化を付けていこうかな?
4 えーいっ!大強撃だああああ!!!
【戦術眼】
まあ冷静に考えれば、大強撃は怖いよね…
当たれば大きいけどさ。
安価下
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2かな
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アースヒールを。
ヒデコはあくまで冷静に、行動へと保険を掛ける。
勢いには飲まれず。
ペースを保つ様子に感心したように一つ呼吸を深め、そして英玲奈は両手で握っていた剣から左手を離す。
片手でも両手でも、軽さが故にどちらにも対応しているのがエクセリオンの優秀な点の一つだ。
主に、走り回りつつの素早い戦闘では片手で。
牙狼斬と、この時点では習得していないが偃月刃のような必殺剣を放つ時は両手でと使い分けている。
王宮地下の時期の偃月刃を習得してはいないが、思考は同一。
ヒデコとの戦いの中に似た閃きを得て、踏み込んでくれば受けの剣閃で首を刎ねてやろうと待ち構えていた。
だが、来ないのならば再び攻め立てるまで。
英玲奈「幸い、この重力にも少しばかり体が馴染んできたところだ」
ヒデコ「はは、怖いですね……」
ハッタリを言うタイプではない。事実なのだろう。
そう、彼女の運動神経を以ってすれば、いずれ重力にアジャストしてくる。動きにくいなりの挙動を見出してくる。
ヒデコはそれを最も危惧していたのだ。
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サ、サイヤ人・・・
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重力解除して元の重力にしたら動きづらいとかあんのかな?
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むしろもっと素早くなったりして
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しっぽを握るとどうなるんですかねぇ?(ゲス顏)
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トン、トンと二つ跳ね。
英玲奈はその身を低く低く、地を四脚で這うが如く沈めて睨み。
その姿は正に狼。
英玲奈が狙うは重力の負荷と体への負担を無視し、周囲を円と駆け抜けながらの高速連斬。
新技というわけではない。普段の戦闘では有り得ない、ヒデコが術の発動で定位置に留まらざるを得ないがため、今だけ使える戦術ど。
対し、ヒデコの戦術眼は英玲奈の狙いをおおよそで看破している。
英玲奈(生き残られれば好機を与える事になる)
ヒデコ(だけど、英玲奈さんは必ず仕掛けてくる)
英玲奈(向こうには重力が掛かっていない。体力が削られていくのはこちらが先)
ヒデコ(間違いない。長期戦を嫌って決めに来る、そこを凌げばチャンスが舞い込む!)
呼吸、呼吸、呼吸。
深く、昂りを静め…
英玲奈(斬るっっ!!!)
コンマ
偶数 負傷
奇数 回避
判定
>>69
>>70
>>71
>>72
>>73
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ええええ!!!
なにその連続攻撃!!??
こええええ
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意外と回避したなw
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そろそろ次スレに移行で
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/anime/10627/1449582479/l30
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ミリオンフリッカーか
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殺陣が目に浮かぶなあ
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>>1乙!
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埋め
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うめ
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BB2Cからうまく飛べないので誰かタスケテー(l30無しのURLください)
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ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/anime/10627/1449582479/
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んーだめだな
>>916から飛べるよ
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うめ
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うめ
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うめ
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