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チュン(・8・)チュン にお仕置きするスレPart5
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視線の先にある窓ガラスには、くたびれた中年男が映る。
四十路に差し掛かるもいまだ定職を得られず、月手取り10万円の非正規雇用でかろうじて食いつなぐ日々。
しかも何のスキルアップにもつながらない鳥の在庫管理を任された、つまるところ雑用にすぎない。
妻子も無ければ友人もいない。親類とも勘当同然の状態だ。
楽しみも希望もない人生。最後に笑ったのはいつだったろうか……
「アシタハナニシテアソブチュン?」「オママゴトガイイチン!!」「パタピヨ!!パタピヨ!!」
チュンチュン達の談笑が絶えず耳に入ってくる。
家族に囲まれて楽しく談笑するチュンチュン。友人達との邂逅を待ち望むチュンチュン。
連日の過重労働により心身ともに摩耗していた俺は、チュンチュンという種に元来備わっている「能天気さ」にさえ苛立ちを覚える。
「ひょっとして、こいつらの生のほうが充実しているのでは?日々絶望して過ごす俺は、実験動物未満の存在なのでは?……」
ふと頭をよぎった疑問を払拭すべく、給餌を再開する。チーズケーキとマカロンとミネラルウォーターと……
「ドウシテヒトイデイユチュン?」
先のチュンチュンが首を傾げたまま話しかけてくる。作業の邪魔だから黙っていてくれ……
「マーピヨネーピヨ!タノピヨ!」
やめろ。やめてくれ。
「オトモチンハドコチン?サミシクナイチン?ヒトイエヤユヨリ、ハヤクテラクチンチン!!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながら放たれたヒナチュンの一言により、俺は確信に至った。
俺は寂しい。チュンチュン達の絆が羨ましいと同時に、妬ましい。
そして……実験動物に嫉妬し、憐れまれる自分が何とも情けなく、憎い。
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