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チュン(・8・)チュン にお仕置きするスレPart5
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練習を終えて穂乃果が帰宅したのは既に夕刻だった。傷だらけで本の下敷きになっているうみうさを見つけた穂乃果は驚愕し、慌てて真姫へ電話をかけた。うみうさは既に穂乃果の家族同然だったため、病院へ搬送しようと思ったのだ。
「もしもし、真姫ちゃん!?うちのうみうさちゃんが大怪我をしちゃったの!真姫ちゃんのところの病院に連れて行ってもいい!?」
「うちは動物病院じゃないわよ…。けど、その様子だとかなりひどそうね。わかったわ、パパの知り合いの獣医さんを紹介するわ。待ってて、いまうちから車を出してもらうから」
「ありがとう、真姫ちゃん!」
真姫の計らいでうみうさは西木野グループ系列の動物病院へと搬送された。傷は深かったものの、常日頃規則正しい生活を送っていたうみうさは体力があったため、無事一命を取りとめた。後遺症になる傷もなかったものの、心の傷は相当なものがあったのだろう。意識が戻ってからしばらくは話すことさえできなくなっていた。
うみうさの無事に穂乃果は涙を流して喜んだが、一方で怪我の不自然さにも気づくことになった。本の下敷きになったにしては明らかに傷が多すぎるのだ。担当医は何か別の生き物に襲われたのではないかと見解を示していたが、穂乃果にはすぐ心当たりが見つかった。無論、チュンチュンである。爪やくちばしの跡はくっきりと残っており、そもそも穂乃果の部屋にはうみうさ以外にはチュンチュンしかいなかったためだ。帰宅した穂乃果はすぐさまチーズケーキを貪っているチュンチュンを問いただした。
「チュンチュン、うみうさちゃんが怪我したときに一緒にいたよね。何があったか説明してくれる?」
「シラナイチュン。ソンナコトヨリ、ハノケチェンイッショニアソブチュン!」
チュンチュンはあくまでしらを切り通し、穂乃果の足許にじゃれついてきた。まだ事の真相がばれていないと思っているのだろう。
「もう一度だけ聞くよ。チュンチュン、本当に知らないの?」
穂乃果はできるだけ穏やかに話そうとしていた。チュンチュンのやったことは許されるものではないが、そうさせてしまった原因の一端は自分にもある。うみうさに構い過ぎて嫉妬してしまったのだろう。心の優しい穂乃果はそう責任を感じていた。もしチュンチュンが自分のしたことを素直にわびたのであれば許してやろうと穂乃果は心に決めていた。
「ソウイエバオモイダシタチュン。アイツ、ハノケチェンノヘヤヲアラソウトシテジブンカラホンダナニブツカッタチュン。マッタクマヌケチュン」ピヒヒ
しかし、チュンチュンの答えは到底穂乃果を納得させるものではなかった。自分のやったことから目をそらし、あまつさえうみうさを悪者扱いしたその傲慢さにとうとう穂乃果の堪忍袋の緒が切れた。
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