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チュン(・8・)チュン にお仕置きするスレPart5

136名無しさん:2015/05/11(月) 23:51:10 ID:RcpgyVys
 これでライバルは紺色リボンとピンクリボンに絞られた。その差はあまりないが、このまま詰められずに進んでしまうと後がつらい。まずいな、他にトラップはないか…。そんなことに頭をめぐらせていると、思いもしないことが俺の目の前で起こった。

「オトモチュン、イマタスケユチュン!」

なんと紺色リボンが自ら落とし穴に入って瀕死の赤リボンを救出しようとしたのだ。

「サァ、ツカマユチュン。ヂュンッ!?」

しかし、友情パワーもばら撒かれたガラス片には通用しないようだ。紺色リボンも身体を次々とガラス片に貫かれて身動きが取れなくなってしまった。哀れ、紺色チュンチュン。しかし本当に哀れなのはこいつに賭けた客たちだ。

「ふざけんじゃねぇッ!俺の掛け金どうしてくれんだあぁああぁッ!」

 先ほどの中年オヤジが顔を真っ赤にして怒鳴っている。まるでゆでだこだ。いくら賭けたのかは知らないが、恐らく500万はくだらないだろう。ともあれ、これでまたライバルが脱落したわけだ。いいぞ、追い風が吹いてきてる。

「うっし!後はあのピンクリボンだな…」

 ピンクリボンは黙々とゴールに向かって歩んでいる。黄緑リボンもトラップを回避してついては来ているが、いかんせんその差は縮まらない。まずいぞ、このままじゃレースが終わっちまう。何か、何か逆転の目はないか…。

「ピギャアアァ!?」

頭をかかえる俺の耳に届いたチュンチュンの悲鳴。トラップか?そう思って顔を上げた俺の顔には信じられない光景が広がっていた。

「えへへ…もう終わりだァ。俺の人生おしまいだぁ…」

 なんと客の一人がいつの間にかコースに乱入して先頭を進むピンクリボンのチュンチュンを踏み潰していたのだ。よく見るとさっき叫んでいた黄色リボンに賭けていた客だ。負けが確定して気が触れたのだろう。すぐさま黒服たちに取り押さえられて奥に連れて行かれた。

「おいおい、どうすんだよこのレース!」

「こんなんちゃんちゃらおかしーぜ!」

 ピンクリボンに賭けていた客たちが口々に不満をこぼし始める。しかし、ピンクリボンに賭けた客には返金と詫び金がされることでレースは続行された。よし、いいぞ!俺の望んだ展開になってきた!黄緑リボンは順調にゴール近くまで進んでいる。後はトラップの類は見当たらない。他のチュンチュンたちには大幅なリードをとっている。もらった!このレース俺の勝ちだ!俺は人生を賭けたゲームに勝ったんだ!ゴールまであとわずか。俺は飛び跳ねてガッツポーズを決めようとうずうずしていた。

「ウ、ウマレユチュン…」

 は?いま、なんつった?




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