したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チュン(・8・)チュン にお仕置きするスレPart5

134名無しさん:2015/05/11(月) 23:47:38 ID:RcpgyVys
「それでは本日のチュンチュンレースを開催いたします。参加されるお客様はお早目にディーラーへ賭け金をお告げください」
 
 アナウンスとともに、他のテーブルにいた客たちが一斉に特設コースの近くへ集まってきた。開始5分前にはレースに使うチュンチュンを見ることができるためだ。

「プワーオ。ヨクネタチュン」

「ポンチュンスイタチュン」

「ピュアピュア〜♪」

「ウンチュンデルチュン…」

 大金を賭ける俺たちのプレッシャーなどどこ吹く風で、チュンチュンたちは能天気だ。まったく、見ていて腹が立つ。こちとら人生が懸かってんだぞ…。いかんいかん、今はレースに勝てるチュンチュンを見定めなくちゃな。気を取り直して俺はレース用チュンチュンたちを一通り眺めてみた。レースには全部で12羽のチュンチュンが参加する。マヌケ面でお歌を歌っているやつ、こいつはダメだ。ボケっと座り込んでるやつも期待薄。隅っこで糞をたれてるのは論外だ。何だなんだ、今回のチュンチュンどもはロクなやつがいねぇな…。ため息をつく俺の目に、ふと黄緑のリボンをしたチュンチュンが映り込んだ。

「こいつ…勝てるか?」

 黄緑リボンのチュンチュンはうろうろと歩き回っていた。だが、気になったのはその脚だ。わかりにくいが、他の個体よりややあしゆびが大きく感じる。走り合いになったら有利かもしれない。そんなことを考えていると、ベッド終了の時間が目前に迫っていた。

「…こうなったらおまえに賭けるぞ。おい!黄緑リボンのに2000万!」

 俺は自身の運命を決めるベッドコールを行った。その直後にベッドが打ち切られた。やれやれ、ぎりぎりまで悩まされたもんだ。そうこうしているうちにオッズが開示された。俺が虎の子をつぎ込んだ黄緑チュンチュンは意外にも人気が低く、勝てばとんでもない額を期待できそうだ。勝てば、の話だが…。いや、こんなところで弱気になっても仕方ねぇ。俺は固唾を飲んでレースの開始を待った。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板