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チュン(・8・)チュン にお仕置きするスレPart5
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「これはこれはXX社長、お早いお越しで」
「特別早くもないだろ。ま、今日もせいぜい楽しませてもらうぜ」
「ご面倒とは思いますが、念のために会員認証の合言葉をお願いします」
「わーってる。真姫ちゃんかわいいかきくけこ。これでいいんだろ?」
「ご協力感謝いたします。ではこちらへ」
ったく、毎度のことながらけったいな合言葉だぜ。黒服にカジノ会員であることを示す合言葉を告げた俺はフロアに案内された。今にも潰れそうな雑居ビルの地下にこの裏カジノは隠されている。贅を凝らしたフロアには普段よりも客が多い。そう、今日は月1回のビッグイベントがある日だ。そして俺はこのイベントに文字どおり人生を賭けていた。そのイベントこそチュンチュンレースだ。
ルーレットがカジノの女王でバカラが王様なら、さながらチュンチュンレースはカジノの暴君だ。定石も必勝法もない予測不可能な展開に、他のゲームとは比較にならないレートの高さ。一度はまってしまえば勝ち続けるか文無しになるしかないとまで言われる危険なゲームだ。チュンチュンレースとはチュンチュンに特定のコースを走らせて、どの個体が勝つかを予想するゲームで、ルール自体は至極単純明快だ。ORDERと呼ばれるタイプは競走用に調教されたチュンチュンを使うため、室内型競馬とも言えそうだ。
しかし、俺が挑むのはORDERではなくCONFUSEDと呼ばれるタイプだ。恐らく今日ここに来ている客のほとんどもこちらに挑むはずだ。CONFUSEDでは競争用調教をまったく施されていないチュンチュンを無作為に選出してレースが行われる。ただでさえ気まぐれなチュンチュンを何の準備もなく競走させることで、レース展開は全く予測不可能となる。これがCONFUSEDのキモであり、まさしく無秩序、カオスなゲームとなるのだ。俺の手持ちのカネは会社の帳簿をいじりにいじって捻出した2000万円。こいつを一発勝負でドカンと増やしてやる。大丈夫だ、今日は勝てる。いや、勝たなきゃ俺の人生はここで終わりだ。
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