- 1 :名無しの囚人 :2025/01/26(日) 17:29:13 ID:IJm/JE0s0
- 雑談スレです
- 113 :名無しの囚人 :2025/07/28(月) 17:11:35 ID:R0vTjULs0
- 乱戦に巻き込んで殺すしか無い→巻き込める面子残って無さそう…
- 114 :名無しの囚人 :2025/07/30(水) 23:19:23 ID:pIY6zGfM0
- 102.正義
キングの前に正座させられてガチ説教されている感覚になる回。 ハヤトたちは青いなあと思いながらも応援していたので、なかなかショックだった。
全編、針の筵に座るような居心地の悪さがあるのですが、 どこが一番きつかったかといえば、ハヤトの言葉を聞く価値なしとして、「てめえら二人の物語は見定めた」と遮ってくるシーンですかね。 興味が失せたと分かる失望描写、叶苗が仕事を受けさせられたシーンに匹敵するレベルで未来が閉ざされたのだと分からせられてしまう。 一方で、キングはこれまでは利用しようとする相手に対して、自分から口に出さずに相手に自ら選ばせるようなやり方をとっていたのだけれども、今回はキングが判断をはっきりと口に出している。 そういうキングの態度の変遷からも、彼らが利用に値しないと結論づけられたという理解に辿り着く。 ハヤト、何も言わせてもらえないもんな……。
ハヤトの超力は地に足をつけて踏ん張ることでエネルギーを蓄積できるが、許容量を超えるとダメージを受けると記述があるけど、 地に足をつけられず、抱えきれないものを抱えて破滅に至るという顛末と彼の超力の記述がどことなくリンクしているのが味わい深いですね。
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- 115 :名無しの囚人 :2025/07/30(水) 23:26:41 ID:pIY6zGfM0
- 103.名前のない怪物(A)/名前のない怪物(B)/名前のない怪物(C)
一概念で複数人を繋ぐ技巧さが光る作者氏だけれども、今回も存分に発揮されている。 システム化された超力、AとBをAntiとBuildと定義し、C=Controlを引き出してくる知識の引き出し方に舌を巻く。 支配要素を持つ銀鈴と絡めて、秘匿受刑囚とシステム化を明確に紐づけてくる構成がうまい。 また、終わってしまった物語の先だとか、正しく終われなかった魂だとか、これまで使われてきた本条の弾丸たちへの形容だけれど、 似たような属性を持ったルクレツィアとソフィア、あとジェーンの状況にもうまく絡めてきたなあ、と思う。
たどたどしく、『ソフィア』と『恩返し』という言葉を紡ぎ続けるルクレツィア。 何も知らない人間からすれば悍ましい怪物でありながら、ソフィアからすれば終ぞ切り捨てられない存在になったのがとても好き。 ソフィアが『こちら側』に堕ちることを望んでいたルクレツィアが、ソフィアの方から真にそうあることを告げられて身体を震わせるシーン。 人間を悪の道に引きずりこんだ巨悪でありながら、感情を全身で表現する彼女を不覚にもかわいらしいと思ってしまった。 人からかけ離れた姿になっても、確かにルクレツィアとして接するソフィアとそれに歓喜するルクレツィア、 不純な動機から始まった友情が互いにとって本物へと変わり、一つの終着点へと到達したんだなと思うと感慨深い。 美しく終わることを否定して友のために醜く生き足掻いた結果、ノーマルエンドからトゥルーエンドへと切り替わったような感慨深さがある。 赤い樹木のような怪物となって暴れまわるルクレツィア、朱に染まった桜花の花弁と称されたソフィア、 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 116 :名無しの囚人 :2025/07/30(水) 23:33:06 ID:pIY6zGfM0
- 104.青龍木の花咲いていた頃
キング、銀鈴、神一郎と、ある種の突き抜けた傑物たちの話が続く。どの人も異なる方向に尖ってますねえ。 神一郎は安理に手を差し伸べ続け、理解しようとする姿勢を崩さず、決して自分の意見を押し付けず、安理の語るすべてをありのままに受け入れようとする。 穏やかな口調ながら、ロジカルな理論で寄り添い、踏み込み、嗜めるべきところは嗜める。 その姿勢は傾聴のお手本のようで、102話の雰囲気とは対照的。 彼の仕草一つ一つにとても安心できるんですよね。
単純に若者に感情移入しがちなだけなのかもしれないが、神一郎なら大丈夫じゃないか、みたいな安堵がある。 神一郎は独善さを併せ持った、悪と判定された人間なのに安堵があるんですよね。 実際、安理はだいぶ早い段階で神一郎を信頼している。 キングとは異なる手法ながら、彼もまた人を見る目に優れていて、人の心を理解するエキスパートなのだと思い知らせてくれる。
穏やかに笑いかけている印象を持っていたからこそ、
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- 117 :名無しの囚人 :2025/08/06(水) 22:34:53 ID:vCxP.ijk0
- 105.Re'Z
オリロワZ、あらためて懐かしく思う。 終わってからまだ一年経ってないのに歴史って感じがしますね。
女王の主観インストール、意外とフラットであった。 茶子ならもっと藤次郎をメタメタに下げた改竄情報をインストールしそうだけど、永遠の山折村に満足したのだろうか。 それとも、タチアナがだいぶ穏当に話したのだろうか。 本当に聞くかと念押しに念押しを重ねてたから後者の線もあるかもしれない。 少なくとも茶子をヤクザに売ったのはインストールしてそうだし……。
村の歴史はだいぶ血生臭いのだが、 タチアナがあっけらかんとしてるのに加えて、征十郎が突飛な展開について行けなくなるのが要所要所で見えて、だいぶコミカルみが強くなっている。 おかげであの複雑すぎる歴史も、掛け合いみのほうが強くなって読みやすくなってると思う。まあしっかり読むとやっぱ複雑なのだが……。 そして、Z未読者も征十郎と同じ反応するんだろうなと思うとくすりと来る。 魔王はビビりましたね……。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 118 :名無しの囚人 :2025/08/06(水) 22:40:51 ID:vCxP.ijk0
- 106.Deep eclipse
残り時間、刑務への取り組み、叶苗の態度、ありとあらゆる事象に正反対の二つの思いを抱く日月。 この世の葛藤を煮詰めに煮詰めたような彼女の独白は、だいぶ心にキリキリきますね。 常に岐路に立ち続け、半端に残った善性と未練との狭間で延々と苦しむ日月というキャラクター、 刑務所という裁きと赦しの舞台に映えるキャラクターだ。
対話で日月の悩みを的確に撃ち抜いてくる叶苗。精いっぱい強がりを演じる日月。 この対話、噛めば噛むだけ味が出てきますね。 話せば話すだけ全部自分にダメージが転化される日月、この子実は悪党向いてないのでは? 強がりが遂に八つ当たりに転じて、めいいっぱいワルモノになるところなんてとてもオイシい。 悪そうな顔で叶苗を嘲笑う仮面を着けながら、その下では瞳を震わせながら嘔吐している、そんなイメージ図がぱぱっと浮かび上がってくる。
叶苗は日月に悪意ある二択を突き付けられても、日月に寄り添うことを貫く。 ジャンヌと叶苗が一本槍のような志を持ち合わせるのと対比して、どっちつかずの日月の板挟み感が浮かび上がる。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 119 :名無しの囚人 :2025/08/06(水) 22:48:11 ID:vCxP.ijk0
- 107.愛おしき報い
キングの強さが底知れない。 あれだけ暴れてきたジルドレイにもまだ余裕を持って勝利している。 キングは力、技量、精神の三本柱を持ち合わせていて、前回は精神だけでハヤトたちを圧倒し、 今回ジルドレイでさえ技量一本で圧倒しているという事実。 こいつどう倒せばいいんだと圧倒される。
フレゼアとジルドレイはやはり近似点がいくつもあって、これらは間違いなく意識して描写されているのだろうなあ。 ジャンヌの信者であり、氷炎で対称的な二人は最後まで互いを引き立て合うような関係性だったと思う。 死ぬ間際に己の過ちに気付いたり、激情から解放されて逝ったり、肉体が灰となって散っていったり、フレゼアのいろんな要素がジルドレイにも散りばめられている。 一方で死に際の感情については明確に逆方向を向いていて、 フレゼアははじめて誰かを助けた時の気持ちを知り、ジルドレイははじめて誰かに助けられた時の気持ちを知るんですよね。 人は誰でも第二のジャンヌになれるという言葉。 ジルドレイを最も怒り狂わせたこの言葉を、最初に証明していたのが他ならぬジルドレイであったというのが切ない。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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