したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

経済・企業関連スレその12

2059名無しさん:2017/02/21(火) 08:18:44 ID:qyBlkDVA0
関西地銀3行統合へ、人口減・域内外の競争激化 再編の波再び
2017/2/21
http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD20HA2_Q7A220C1LDA000/

 関西アーバン銀行と、みなと銀行、近畿大阪銀行が経営統合する見通しとなった。関西最大のメガ地方銀行が誕生する。3行の地盤の大阪府と兵庫県では、人口減少が進む中で関西内外の金融機関を交えた競争が激しい。かねて関西の金融再編を主導してきた各行の親会社、三井住友フィナンシャルグループとりそなホールディングスが思い切った決断を進める。

 統合する3行はメガバンクのグループでありながら、それぞれ特色がある。三井住友FGの傘下にある関西アーバンは大阪府や滋賀県が地盤で不動産取引に強みを持つ。同じグループのみなと銀は兵庫県内に支店の95%を置く。神戸製鋼所や川崎重工業など地元大手メーカーの協力会社との取引に強い。近畿大阪銀行はりそな系列だ。信託機能を持つりそな銀行と連携して不動産取引が絡む中小企業の事業承継や、中小製造業との取引に力を入れる。

 ただ関西地銀が置かれた状態は厳しくなっている。最近の大きな要因は2016年2月に日銀がマイナス金利政策を導入したことだ。16年4〜12月期には主要9行のうち南都銀行を除く8行で、最終的なもうけを示す純利益が減少した。9行合計でも4〜12月期として5年ぶりの減益だった。

 今回の3行を見ると関西アーバンは6%減、みなと銀は3%減で近畿大阪は34%減った。いずれも銀行業務の中心である貸し出しによる利益が悪化している。日銀大阪支店によると16年末の関西の地銀による貸出金利は平均1.048%と、マイナス金利導入前の16年1月の1.180%から下がった。利ざやの確保が難しくなっている。

 実は10年代、関西の銀行業界ではメガバンクは強い存在感を残しつつも企業への融資を縮小、一方で穴を埋めるかのように地銀の貸し出しは伸びてきた。日銀によると海外に成長機会を求める大手行の貸出残高は15年4月から16年12月まで21カ月連続で前年同月より減ったが、地銀は66カ月間にわたって前年実績を上回っている。

 それでも収益が伸び悩んでいるのは人口や事業所が減っているところに、金融機関がもともとの地盤を越えて融資攻勢をかけているためだ。

 池田泉州銀行は3月に兵庫県伊丹市に出店するする。京都銀行は16年11月に堺市内2支店を設け「阪神間にも出店できる土地を探している」(同行幹部)という。南都銀行もここ数年、大阪府内に出店攻勢をかけてきた。店舗網を広げれば取引先に販路を紹介するなど銀行には事業の機会が増える。

 「金融の火薬庫」。バブル崩壊後に地銀の経営が軒並み悪化した関西はこう呼ばれた。かつてと違い現時点では財務体質に問題のある銀行はない。ただ16年4月には大正銀行が四国地盤のトモニホールディングス傘下に入ったばかり。銀行再編の波は再び動き出した。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板