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近畿・大阪の産業世界戦略02

1941名無しさん:2017/09/14(木) 08:08:42 ID:qyBlkDVA0
【ビジネスの裏側】
神戸空港はセレブ御用達に? ビジネスジェットで描く成長戦略
2017.9.12
http://www.sankei.com/west/news/170912/wst1709120002-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/170912/wst1709120002-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/170912/wst1709120002-n3.html

 関西国際空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポートなどが来年4月から神戸空港も運営することが決まり、関西の3空港一体運営がスタートする。ただ、神戸空港には1日当たりの発着枠30往復という制限があり、定期便の誘致による事業拡大は難しい状況。このため関西エアは、制限の対象外となっているビジネスジェットに注目している。(藤原直樹)

元ドイツ代表が搭乗

 7月6日、1機のビジネス機が神戸空港に着陸した。搭乗していたのはサッカーJ1・ヴィッセル神戸に今夏加入した元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手だ。

 6月までトルコのリーグでプレーしていたポドルスキ選手は神戸と推定年俸6億円の複数年契約を結んだ。ドイツ代表では通算130試合に出場して49得点。W杯にはドイツが優勝した2014(平成26)年のブラジル大会まで3大会連続で出場した実績を持つ。ポドルスキ選手は旅客便で関空に到着後、ビジネス機で神戸空港まで移動。約800人の熱烈な歓迎を受けた。

 ポドルスキ選手のために用意されたのはプロペラ機だが、これは近距離の移動だったため。企業トップや有名人は、ジェットエンジンを搭載したビジネスジェットを使うことも多い。

ビジネスジェットに商機

 神戸空港の発着枠は旅客便でほぼ埋まっており、関西エアや神戸市など地元自治体は、国に枠の拡大を求めていく考えだ。ただ、当面は利用者を伸ばすには1機当たりの搭乗率を高めるか、機材を大型化するしかない。このため、発着数にカウントされないビジネスジェットの存在価値は大きい。

 現在神戸空港を運営する神戸市は、21年にビジネスジェット専用の格納庫を整備するなどしてきたが、便数はそれほど伸びていない。市空港事業部の江尻勝也推進担当課長は「関西エアによる民間の知恵で誘致が進むのでは」と期待する。

 ただ、ビジネスジェットは国土の狭い日本ではあまり利用が進んでおらず、昨年末時点での保有機数は米国が1万9153機なのに対し、日本は57機にとどまっている。これはインド(243機)や中国(157機)をも大きく下回る。

 このため政府は、羽田空港で昼間時間帯の発着枠の制限緩和や申請手続きの簡略化に踏み切るなどして、ビジネスジェットの利用拡大を促している。ただ、首都圏の空港は時間帯によっては、一般の旅客便で発着枠が埋まってしまうことが多い。

 そこで注目されているのが完全24時間運用可能な関空だ。関西エア幹部は「海外のVIPがお忍びで関空を利用していることも少なくない」と明かす。

上昇気流

 昨年1年間の関空を中心とした関西圏のビジネスジェットの発着回数は1763回。首都圏の羽田、成田両空港の計4324回には水をあけられているが、2年前よりは200回以上伸びている。

 ビジネスジェットは機体の市場も拡大している。

 ホンダの小型ビジネスジェット「ホンダジェット」の29年上期(1〜6月)出荷数量は前年同期比約2・7倍の24機。同社は30年度末までに生産量を現在の月産4機から7機程度にまで増やす方針だ。国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の開発が遅れるなか、ホンダジェットは快調に飛行している。

 こうしたことを背景に、関西エアは神戸空港の事業計画にビジネスジェットの誘致拡大を盛り込んだ。同時に神戸空港の制限緩和も目指すが、こちらは関西の財界と自治体でつくる「関西3空港懇談会」で地元合意を得た上で、国に緩和を要望していく予定。

 当面は現状の制限のもとでの運営が求められるため、ビジネスジェットの重要性は高まりそうだ。


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