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鬼和尚の経典解説まとめ

211避難民のマジレスさん:2025/01/19(日) 10:43:37 ID:QFMRtrbU0
<解説・ブラフマンの法>

http://onioshyou.blog122.fc2.com/blog-entry-176.html

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解説・ブラフマンの法

投稿日:2018-07-02 Mon


  ブラフマンの法とは元はヴェーダに記載されていた法なのじゃ。
 肉体をどこまでも広がっていくイメージをすることで、意識を拡大していくのじゃ。
 そのようにイメージすると実際に拡大された空間に自らの意識を感じることができるのじゃ。

 集中の行を実践していると意識が際限なく広がる識無辺処定に入るが、その境地を直接に目指すのがこの法なのじゃ。
 密教に伝えられている法と同じなのじゃ。
 ヴェーダによって伝えられているのは、体が広がるイメージなのじゃ。

 集中して座っている自分の体がどんどん大きくなっていくとイメージするのじゃ。
 体が部屋一杯に広がり、更に広がっていくのじゃ。
 部屋からもはみ出していって、どんどん大きくなっていくのじゃ。
 山川海空の全てに体が広がり、全ての空間を満たすようにイメージするのじゃ。

このようにイメージして行くと、ただのイメージではなく、空間に意識が感じられるようになるのじゃ。

 
 お釈迦様は三明経等で感情を使うブラフマンの法を説いているのじゃ。
 ブラフマンと同じ境地になる法としているのじゃ。

 心の中で慈悲を感じる対象を想い起こし、慈悲の感情を起こすのじゃ。
 その感情が体中に広がっていくとイメージするのじゃ。
 更に体から外にまで慈悲が広がっていくとイメージするのじゃ。
 今座っている部屋一杯にまで広がっていくのじゃ。
 そして部屋からも広がって、慈悲がどこまでも大きくなるようにするのじゃ。
 慈悲がどこまでも広がり、大地も空も埋め尽くすほどに大きくなっていくとイメージするのじゃ。
 地球とか宇宙とかの知識として知っている全ての空間を埋め尽くすのじゃ。

 集中が途切れてきたら、その感情が少しずつ小さくなり、自分の体に収まるとイメージして行を終えるのじゃ。

 そのようにイメージしていくのがお釈迦様の教えられたブラフマンの法なのじゃ。
 これも同じように日々続けているとただのイメージではなく、空間に実感が在ることが感じられるのじゃ。

 元々意識は全てに繋がり、空間にも在るものであるが個我の観念があればそれは感じられないのじゃ。
 肉体の感覚だけが自分の感覚と認識するからなのじゃ。
 そして自分の肉体と感覚以外に自分は無いと認識するのじゃ。

 このブラフマンの法を行えば、観念を超越した空間の意識が感じられるのじゃ。
 それを感得することで、肉体や感覚だけが自分であるという観念が薄れ、無辺の境地に至ることが出きるのじゃ。
 未だ悟りに至らなくとも、無辺の意識に到達しただけでも死という肉体の消滅によって全てが消滅するという観念は無くなるじゃろう。
 そして死の恐れも超えることが出来るのじゃ。

 死を恐れる者、更なる集中の境地を求める者、真実の意識を確かめたい者はこの法を日々修業するとよいのじゃ。


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