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最近見た昔の映画、名画、Noir・・・

1stzz:2005/01/16(日) 16:44


2名無しさん:2005/01/16(日) 16:46

Maltese Falcon これで4度めくらいか?

Sabrina ・・・Billy Wilder 監督、最高 !

3名無しさん:2005/01/16(日) 16:48
東京在住 http://schubart.net/
I just saw “The Third Man” on video. Ebisu station on the Yamanote line is what inspired me to watch this great classic movie again. How so? For some reason, that station plays the zither theme from the film every time a train departs.

http://www.afcsat.com/mid/thirdman.mid

http://www.afcsat.com/mid/

4名無しさん:2005/01/16(日) 16:55
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1088406730/ 【黒澤明】生きる【志村喬】

13 :日守新二 :04/06/30 01:26 ID:4yUFjuEb
志村喬の葬式のシーンの役人たちの生態、学生のころは誇張されたカリカチュアと思っていたが、
いざ、自分が役所のはしくれに入ってみると、あれは、まったくのリアリズムなんだね。

14 :この子の名無しのお祝いに :04/06/30 01:43 ID:8PX9fwqm
この映画とゴジラ第1作見ると、菅井きんはほんとに芸歴長いなあとおもう。

15 : :04/06/30 02:57 ID:gHESMomr
大好きな映画だが、最近胃潰瘍気味なので怖くて観れない。

5名無しさん:2005/01/16(日) 17:00
「生きる」
最後、ジャングルジムの中をカメラが曲芸するのが嫌い。意味のない技巧。

同様な意味のない技巧が「Panic Room」(Jody Foster主演)にもあった。

6名無しさん:2005/01/16(日) 17:04
主人公が夕焼けの美しさに見とれる場面。
白黒なので私には全く美しく見えないのだが、この場面で画面に見とれる人もいるのだろうか?

7名無しさん:2005/01/16(日) 17:19
古びた木枠の窓からの外の風景。さりげなく胡椒のガラス瓶なんかが
置いてあったりして。
こんな白黒写真はカラーより美しい。

夕焼けは難しいね。

8名無しさん:2005/01/16(日) 17:22
東映華やかりし頃のオールスター競演忠臣蔵
多くの俳優今は亡く。

泣かせるように作ってある。そのとおりに泣いてしまって
我ながら可笑しかった。

9名無しさん:2005/01/17(月) 04:01
Citizen Kane は少し難しい

Singin’ In The Rain ・・・全く文句ない傑作

Bergmanベルイマン「夏の夜は三度微笑む」は Romantic Comedyの傑作
これ見たら、初めて Shakespaare Comediesの楽しみ方がわかった

10名無しさん:2005/01/17(月) 04:08
I thought I read that ...
Pretty Woman http://www.imdb.com/title/tt0100405/trivia
の宝石箱のシーン?は(または別のシーンは)is from
Sabrina http://www.imdb.com/title/tt0047437/trivia

11名無しさん:2005/01/17(月) 04:11
240 昔スコセッシが「生きる」のリメイクさせて、ってクロサワにたのんだら、
リメイクなんて意味がない、君自身の物語を語るべきだ、ってことわられたんだよね。 スコセッシは今回のリメイクをどう感じているのだろう・・・

247 トム・ハンクスは「ゴンドラの唄」の代わりに何を歌ってくれるのか?
「金髪のジェニー」や「アニー・ローリー」みたいなフォスターソングか?

251 >トム・ハンクスが志村の役をするリメイクってホンと?

少し前にジャック・ニコルスンが「アバウトシュミット」で生きるをリメイクした映画があったのに・・・もう?
誰が監督するんだろう、ほんとにハリウッドってネタが無くなったんだなー、シャルウイダンス?もリメイクされたが評判悪いようだ。

12名無しさん:2005/01/17(月) 10:48
>>7 【古びた木枠の窓からの外の風景。さりげなく胡椒のガラス瓶なんかが置いてあったりして。こんな白黒写真はカラーより美しい。】

こんな白黒写真は、わざとセピア調にしてあるので

それが一種のカラー写真のようだ。

13名無しさん:2005/01/17(月) 10:50
>>8 【泣かせるように作ってある。そのとおりに泣いてしまって我ながら可笑しかった。】

「泣かせるように作ってある映画」といって 思い浮かぶのは
A Love Story
Titanic
幸せの黄色いハンカチ (日本の映画の方が多いと思う)

14名無しさん:2005/01/17(月) 15:04

「泣かせるように作ってある映画」 == manipulative melodrama

15名無しさん:2005/01/27(木) 03:06:58
Awards for Rebecca (1940) http://imdb.com/title/tt0032976/awards ヒッチコックは作品賞を受賞してるからそれで十分だ。

Most deserving directors never to have won an Oscar:
1. Alfred Hitchcock
2. Martin Scorsese
3. Stanley Kubrick
4. Ridley Scott
5. Tim Burton
6. Ingmar Bergman
7. Spike Lee
8. Mike Leigh
9. Howard Hawks
10. Roberto Rossellini

16名無しさん:2005/01/27(木) 03:11:15
http://www.filmscape.co.uk/features/oscars/director.html
2004 - Peter Jackson The Lord of the Rings: The Return of the King
2003 - Roman Polanski The Pianist
2002 - Ron Howard A Beautiful Mind
2001 - Steven Soderbergh Traffic
2000 - Sam Mendes American Beauty

1955 - Elia Kazan On the Waterfront
1954 - Fred Zinnemann From Here to Eternity
1953 - John Ford The Quiet Man
1952 - George Stevens A Place in the Sun
1951 - Joseph Mankiewicz All About Eve
1950- Joseph Mankiewicz A Letter to Three Wives

17名無しさん:2005/02/17(木) 08:30:57
"The Outlaw" 1943
produced and directed by Howard Hughes

18名無しさん:2005/04/05(火) 02:13:00

Viewing Daisy Miller alongside The Last Picture Show should be a standard part of the film school curriculum as it tends to debunk the auteur theory. Bogdanovich's career gives truth to the contention that film is an industrial process and each movie has many "authors," not just one (the director). If the auteur theory were true, Bogdanovich arguably would have returned to form eventually and produced more good films, if not another masterpiece.

19名無しさん:2005/04/07(木) 01:16:24
The Last Picture Show. It is Peter Bogdanovich's greatest film, and probably always will be. The comparisons with Welles' magnum opus Citizen Kane are both ironic and justified.

Bogdanovich tells the story of a conversation he had one time with Welles, where the great director was rhapsodizing over the late Greta Garbo, of whom he was a tremendous fan. Bogdanovich remarked, "You know, I agree with you, but isn't it too bad that she only made two really, really good pictures?" And Welles looked at Bogdanovich for a long time, finally replying, "Well, you only need one."

20名無しさん:2005/06/20(月) 09:25:50

39 Steps, Saboteur ---- by Hitchcock

21名無しさん:2005/07/05(火) 02:51:16
原題:Rebecca   監督:ヒッチコック

(ストーリー)身寄りの無い若い画家の”わたし”は、公爵夫人の付き添い役で行ったモンテカルロで、大富豪マキシムと恋におちる。
心からマキシムのことを愛しているが、マキシムはレベッカという美しく知性溢れる先妻を心の奥底で、まだ愛しているように思えてならない。
身分違いや生活様式の違いからくる気後れを全身で感じながら、いまだレベッカの絹ずれの音が聞こえるような屋敷で、”わたし”はマキシムを愛するあまりのレベッカへの嫉妬に身を焼きながら、暮らす。
マキシムは日に日に懊悩を深くし、二人の間に亀裂が入り始めるが・・。

不慮の事故で死んでしまった、マキシムにとても愛されていたというレベッカに嫉妬する”わたし”の心の動きは、とても共感する。レベッカは一体、どんな人なのだろう・・と、”わたし”は嫉妬にさいなまれながらも、知りたいと思う。
いろいろな人の口の端にのぼるレベッカ像は、これといって美人でもない、気の回らない自分とは比べ物にならない女性だ。
レベッカのお付の召使が、レベッカのことを知りたがる”わたし”に「下着をお見せしましょう」と寝室にいざない、瀟洒で繊細なレースの寝巻きをほおにあて「ほら
こんなに透けてみえる・・こんなの見たことないでしょう?」というシーンは、隠微。この召使は、レベッカを女神のように崇めているのだ。死んで尚。
・・が、そんな美しく教養溢れ。誰からも好かれたレベッカ像は、だんだんとブレ始め、ミステリーの匂いが濃くなってゆく。

『ジェイン・エア』によく似た話だなぁと
思っていたが、これは原作者デュ・モーリアが『ジェイン・エア』に影響されて書いたそう。
主役の”わたし”を演じるジョーン・フォンテーンはジェイン・エアを演じている。
ジェインエアを好きな人は、この話も好きだろうと思う。
マキシムは、ローレンス・オリヴィエ。当時の恋人ヴィヴィアン・リーを”わたし”役に強く押したようだが、却下され、かなり、ふてくされていた、という。
が、リーは、可憐な”わたし”役より、レベッカ。
レベッカは、身の周りのものに必ず刺繍された「R」という頭文字であらわされるのみ。
レベッカお付のデンバー夫人は、『ヤングフランケンシュタイン』のブルッハーを思い出してしまうのが辛かった。
パロディものを先に見ちゃっている罰(笑)。

22名無しさん:2005/07/05(火) 02:56:02
原題:Rebecca   監督:ヒッチコック (1940)

名前も与えられていないヒロインの女性像である。物語では初め彼女は両親を亡くしていて、有閑マダムの付き人をして生計を立てているというつらい境遇にあることが明らかにされる。彼女はそのマダムにいいようにこき使われていて、それに逆らうこともできずいつもおどおどしている。その姿には、不幸な生い立ちの女性という人物像を浮き彫りにすると共に、自己のアイデンティティを確立できないでいる未成長な、そして誰かにあるいは何かに頼っていかざるを得ないという未熟さをも象徴する。こういった女性像というのは、ヒッチコックはすでにイギリス時代において描いてきた。すなわち、「サポタージュ」においてはアメリカから不況を逃れて弟と二人だけでイギリスに移住してきた主人公、「第三逃亡者」では母親不在の家庭で弟たちの母親代わりをしなければならない主人公、彼女たちは、それぞれ厳しい境遇の中にいて自分を偽ってまでも何かに頼って生きていかなければならない。そういう女性がいかにして自己のアイデンティティを確立するかをサスペンスとして描いたのがそれらのイギリス時代の作品だった。つまり、「レベッカ」におけるヒロインもまたヒッチコックが描こうとしてきた女性像の典型なのである。

 やがてヒロインは、富豪ウィンターと運命的な出会いをし、まるでシンデレラのように彼と結婚しそれまでの惨めな境遇から脱出することに成功する。しかし、それは真に彼女にとっての幸せなのであろうか。突然訪れた幸運な結婚。だが彼女を迎えたマンダレーの豪邸はまるで幽霊屋敷のように生気がなく、そこはウィンターの前妻レベッカの生前の魂に支配されているようだ。レベッカの召使いだったダンヴァース夫人の冷たい視線が彼女を拒絶している。

23名無しさん:2005/07/21(木) 06:11:35

【映画】英国映画協会が「14歳で見ておくべき映画50本」を発表
1 :依頼188,189@ね( ゚Д゚)こφ ★ :2005/07/21(木) 04:24:17 ID:???0
英国映画協会は、「14歳で見ておくべき映画のリスト50」を発表した。

協会は「このリストの中の作品だけでなく、 映画についてもっと様々な議論が起こるべき」などとしている。

リスト(一部・順不同)
『オズの魔法使い』
『ファインディング・ニモ』
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『E・T』
『ロビンフッドの冒険』
『美女と野獣』
『自転車泥棒』
『素晴らしき哉、人生』
『キングコング』
『レイダース 失われたアーク』
『雨に唄えば』
『スターウォーズ』
『トイ・ストーリー』
『千と千尋の神隠し』


そーす(詳しくはこちら)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/film/4699393.stm
機械翻訳 http://whatever.say.jp/program/snap_shot/site/11218810245529/
http://www.bfi.org.uk/education/events/watchthis/top50.php

24China Town:2005/07/22(金) 02:47:59
【海外】「大女優にしてやる」とモデルを誘惑=ポランスキー監督
1 :アザラシールφ ★ :2005/07/22(金) 00:47:41 ID:???0
【ロンドン20日】アカデミー賞映画監督のロマン・ポランスキー氏は妻の女優
シャロン・テートさんがカルト集団に惨殺された少しあと、レストランで
北欧のモデルの足をさすりながら「お前をシャロン・テートのような大女優にしてやる」と
誘惑したとの証言が20日、ロンドンの高等法院で行われた。証言したのは米国の文芸月刊誌
ハーパーズ・マガジンの編集者ルイス・レイファム氏。レイファム氏は、
ポランスキー監督の誘惑は無粋で悪趣味であり、驚いたと述べた。

証言はポランスキー監督が米雑誌バニティー・フェアー発行者たちを相手取って起こした
裁判の中で出てきた。同誌は2002年にレイファム氏を情報源として、ポランスキー監督が
妻の葬儀に向かう途中に女性を誘惑しようとしたと報じていた。ポランスキー監督は
文書による誹謗中傷だと訴え出ていた。

1969年8月、出産を控えていたシャロン・テートさんはカリフォルニア州のポランスキー監督の家で、
4人の友人とともに、カルト指導者で連続殺人鬼のチャールズ・マンソンに殺害された。
バニティー・フェアー側は20日、誘惑事件が起きたのが葬儀の前か後かで間違いがあったものの、
誘惑したのは事実だと主張した。レイファム氏は誘惑の現場で一部始終を目撃していたという。

公判初日の18日、ポランスキー監督は、同誌の記事は忌まわしい虚偽だと証言した。
ポランスキー証言はテレビ回線を使って行われた。同監督は77年に米国で13歳の少女とセックスしたとして
「法律上のレイプ」で米当局に手配されており、英国にくれば捕まって米国に引き渡される恐れがあったことから
テレビ回線で証言した。同監督は「戦場のピアニスト」で03年にアカデミー監督賞に決まったが、同じ理由で授賞式に出席できなかった。 (時事通信) - 7月21日17時39分更

ソース: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000087-jij-ent

関連スレ: 【映画】シャロン・テートさんの葬儀直前に美女口説く?ポランスキー監督の名誉毀損裁判
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1121777898/

25名無しさん:2005/08/02(火) 03:43:59
海外の、アメリカを中心とした映画監督にも影響を与え、ジョージ・ルーカスは代表作「スター・ウォーズ」の登場キャラクターを「隠し砦の三悪人」から着想したと述べており(そもそも「スター・ウォーズ 新たなる希望」自体のストーリーが「隠し砦の三悪人」に酷似しており、ファーストシーン・ラストシーンともそっくりである)、フランシス・フォード・コッポラの「ゴッド・ファーザー」のファーストシーンの結婚式の場面は「悪い奴ほどよく眠る」の手法を模したといわれる。また、「七人の侍」が米映画「荒野の七人」(ジョン・スタージェス監督)、「用心棒」が米映画「ラストマン・スタンディング」(ウォルター・ヒル監督)などに翻案された。だが、イタリア映画「荒野の用心棒」(セルジオ・レオーネ監督)のように盗作問題に発展したケースもあった。

26名無しさん:2005/08/20(土) 15:26:27
  題名/現金〜げんなま〜に体を張れ(The Killing) 公開日/1956年(83分、

前作『非常の罠』の製作中に知りあった、ハリスとコンビを組み、ハリウッドに乗り込んで作った、キューブリック実質的なのメジャーデビュー作品。

さすがに前作とは比べ物にならないほどしっかりできていて、安心して観ていられる。プロのスタッフを使い、ちゃんとした役者が演じているわけだから当然と言えば当然かもしれないが、そのかわり、映画の隅々までキューブリックがコントロールできた訳ではないらしい。

ハリウッドでは組合の力が強いため、カメラを覗けなくなったキューブリックは、ベテランカメラマン、ルシアン・バラードとかなりの軋轢を起こしたようだ。例えば、競馬場の外観も、

27名無しさん:2005/08/20(土) 15:40:23
こんな昔の映画をビックリする程たくさんの人が観てる!

http://jtnews.pobox.ne.jp/movie/database/treview/re1804.html
以前テレビで何気に見たのですがこれは面白い。キューブリックの作品でこれはもっと有名で良いはず。細かく巧みな次々に繰り広げられる仕掛けにまたまた尊敬の念が。二転三転とはこれ。【

馬を撃つスナイパーの人はその後、刑事コロンボがよく行く食堂のマスターになってましたな。

キューブリックのフィルム・ノワール。全く分かりにくいことがなく、キューブリックの才能を誰でも感じれます。後タランティーノが「ジャッキー・ブラウン」で模倣している体験主観のオンパレード。とにかく手に汗握りますよ。【プリン】

28名無しさん:2005/08/20(土) 15:45:04

映画産業界の「レッド・パージ」は、1991年の米国映画『真実の瞬間』が我が身の罪を自ら告発しましたなあ。これだから米国映画ファンは止められません。米国の「赤狩り」はチャップリンを英国に追い返し、国内でのチクリ合戦の傷を残しました。有名な話では、スターリング・ヘイドンがその時に仲間を売った罪滅ぼしに、傑作『博士の異常なる愛情』で核戦争を始める発狂将軍を熱演しました。

29名無しさん:2005/08/20(土) 15:54:57
http://www.esquire.co.jp/scenario_i/scenario_26.html 1951年4月23日、カザンの友人の俳優ジョン・ガーフィールドが召喚される。

ラリー・パークスとスターリング・ヘイドン、この二人の俳優を召喚し、首尾よく共に協力的証言を引き出したのも偶然とは思われない。ヘイドンは共産党員だったパラマウント映画時代に、彼等のリーダーと目されていたのがポロンスキーであったことを告白し、「ハリウッド・ナインティーン」の一人であったパークスは、4年越しで実現することになった聴聞で「ハリウッド・テン」のような証言拒否でなく、証言に応じながら自身の立場の正当性を弁ずるという軌道修正方針を採る中で心ならずも協力証言者となっていた。彼の喚問が1947年に実現していたとしたら当然「ハリウッド・テン」の戦略に同調していただろうから、やはり「テン」と同じく業界を追放されていたにしても後年「密告者」呼ばわりされることはなかっただろう。HUACの年次報告書でヘイドン等と共にその「勇気」を讃えられたパークスは、ブラックリストには載せられなかったにも関わらず、喚問以後ほとんど映画での仕事を得られないまま世を去っている。協力者も非・協力者も孤立していた、というのが第二次喚問の典型的様態である。

30アスファルト・ジャングル:2005/08/20(土) 16:00:02
1950

ジョン・ヒューストン監督のフィルムノワールの傑作ハードボイルド。

宝石強奪を計画実行したドクを演じたサム・ジャフェが落ち着いた紳士ぶりで印象に残る演技でした。ベネチア映画祭主演男優賞を受賞したのも納得です。主演のスターリング・ヘイドンは不敵な面構えでならず者を演じています。6年後にスタンリー・キューブリックの「現金に体を張れ」に主演していますが、これも面白い映画でした。

31アスファルト・ジャングル:2005/08/20(土) 16:09:24
http://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=6532
この手の作品は (仏のフィルム・ノワールも含め) 枚挙に暇がないくらいに量産されて今日に至るが、詰まるトコロ名画のステイタスを獲得できた僅かな作品群に共通するのは描写の緻密さとキャラクターの活写である。

本作を例に採れば、並みのカントクなら多彩な登場人物全員を捌くのは到底無理で精々ディックスとドク辺り止まりだっただろう。しかし流石はヒューストンだけあって弁護士エメリックや運転手ガス、金庫破りルイに競馬ノミ屋コビー、ハーディ署長に汚職警部補ディトリックに至るまで徹底的に人物像を掘り下げて物語に深みと厚みを加えることに成功している。

32stzz:2007/09/07(金) 07:52:49
http://d.hatena.ne.jp/merubook/20041204/p3 ◆ドナルド・リチー(山本喜久男訳)『小津安二郎の美学−映画のなかの日本−』社会思想社、1993年3月

蓮實重彦の『監督小津安二郎』では、批判の対象として取り上げられていた本だが、それはおそらく批判の対象とすることができるぐらい、優れた小津論であったからだ、と思う。

>>> 映画の時制はつねに、そしてもっぱら(フラッシュ・バックというものがあるにしても)現在形であり、これが映画の永遠の魅力の一つである。それが疑いもなく今であるかぎりにおいて、私たちは観客席に喜んで座り、何でも見るだろう。しかし、それが単なるフラッシュ・バックや何かの説明や要約であった時、私たちは苛立ちを感じる。私たちのこの感想は正しい。なぜなら、感じることが可能なのは、今しか、この現在の瞬間しかないからである。それ以外はすべて推測である。おそらく小津が、どんな形にせよ〔芸能の上演という形にせよ、仕事の遂行という形にせよ〕"規定された行動の遂行"というものを好んだのは、この理由によるのだ。小津はこの二つの意味での"規定された行動の遂行"を強調するからこそ、俳優の存在を強調し、彼らを引きたたせ、画面のなかでいちばん目立つものにするような絵画的構図に人一倍固執したのである。(p.201)

33stzz:2007/09/07(金) 07:57:07
http://d.hatena.ne.jp/xiaogang/20070717 小津安二郎のまなざし
貴田庄 ----- 晶文社 : 1999/05

>>> この本は、出た直後に読み始めてなんとなく挫折した本。考えてみれば、小津の批評本はけっこう持っているが、吉田喜重のもドナルド・リチーのもデヴィッド・ボードウェルのも佐藤忠男のも読んでいない。端から手をつけていないものと、読み始めて挫折したものとが半々くらい。

小津映画の特徴に関わるテーマを16取り上げて映像を分析しながら、「フェイドはいつからなくなったのか」とか、「カーテン・ショットはいつから始まったのか」とか、「移動がないと言われているが、ないことないわ」とかいったことを論じていて興味深い。

34stzz:2007/09/07(金) 07:59:58
http://documentary-campaign.blogspot.com/2007/05/yesterday-521-special-preview-of.html

昨日(21日)、外国特派員協会で『選挙』の試写会があった。あの映画批評家ドナルド・リチーさんが試写の前にイントロをしてくださった。小津や黒澤を西洋に紹介した人物として名高いリチーさん。彼の名著「小津安二郎の美学」は、僕も何度読み返したか分からない。そのリチーさんが『選挙』を大変気に入ってくださり、特派員たちへの紹介役を買って出てくださると聞いたとき、にわかには信じられなかった。が、「これから非常に重要なドキュメンタリー作品をご覧いただきます」という出だしでイントロは始まった。完璧な解説だった。これほどの理解者を得た僕は、本当に幸福である。

35stzz:2007/09/07(金) 08:05:27
http://feature.movies.jp.msn.com/interview/070611_b_1.htm 『選挙』想田和弘 監督 インタビュー

想田:今まで僕はTV用のドキュメンタリーを50本くらい撮ってるんですが、

http://www.laboratoryx.us/campaignjp/

http://senkyo-yama.seesaa.net/

36Detour:2007/09/24(月) 06:30:28
371 :名無シネマさん:2006/06/11(日) 雨ですな。だもんで、ノテノテと引きこもって、引き続き2作品ほど鑑賞。

「恐怖のまわり道」(Detour/1946) ノワールっぽく回想形式で話が進む作品。ふとした発端から主人公がズルズル 深みにはまりこむ構造は「流砂」なんかと同じなんだけど、こっちは1時間あまり しか上映時間のない小品。評価が高いのは、尺とストーリーがあっているからかも。

なんでも6日間で撮影されたというだけあって、ほとんど「会話」によって話は展開していくのだけど、これが成立したのはアン・サヴェイジの魅力に負うところが大き いと感じた。いやもう、「女はこの世でもっとも怖い獣だ」という登場人物のセリフの まんまでGJ。

「The Scar」(1948) 英タイトルがこれで、米タイトルは「Hollow Triumph」。 ..............


372 >>371 報告GJ。「恐怖のまわり道」、観たいなあ。 この監督の映画、たまにテレ東やBOWOWでSFとかやるけど、 全体の出来はいびつでも、部分的に本当に鋭い演出するよね。 この人の評価の高い作品なら、ぜひ観てみたいよ。

373 >>372 エドガー・G・ウルマーっすね。 この人もラングなんかと同じく、ナチス・ドイツからの亡命組ですね。 ハリウッドに渡ってからも、波乱万丈というか不遇というか運がないというか、 「人生いろいろ」だったみたいですが。

IMDbで「恐怖のまわり道」関連のデータ調べてて初めて知ったんだけど、 主演のトム・ニールは自分の嫁を撃ち殺して刑務所に入ったんだねー。 実生活からしてフィルム・ノワールですな。

37Killer Bait:2007/09/24(月) 06:33:51
377 :371:2006/06/19(月) むう、なんか忙しくてDVDを観る時間がない……とボヤきつつ「詰め合わせ」
から2作品鑑賞。残った作品が「ストレンジャー」と「都会の牙」なので、これでこのセットは制覇。

「Too Late for Tears」(1949) 別タイトル「Killer Bait」 リザベス・スコットが「金のためなら夫も殺す」悪女の若妻を迫力たっぷり
に演じております。「呪いの血(The Strange Love of Martha Ivers )」では
蓮っ葉だけど根は純情な女を演じてたけど、そのときに比べてなんか悪人面になってて驚いた。これは演技なのか、はたまたメイクのせいなのか(w

残念ながら、ストーリーはちょっと冗長。その割にスコット演じる若妻の 心理がイマイチうまく伝わってこない。特にメキシコに辿りついてからの話は
完全に蛇足でしょ……にしても、このころの映画の犯罪人は、みーんな メキシコに逃げるなあ(w

38D. O. A.:2007/09/24(月) 06:38:41
362 :名無シネマさん:2006/06/03(土) PD CLASSICから出てるやつだったら「都会の牙」が素晴らしいね
ノワールとしてもサスペンスとしても傑作 --- 裁かるゝジャンヌや生きるべきか死ぬべきかのルドルフ・マテ監督作

363 「都会の牙」は傑作ですね。 昨今の作品だと違った結末になるんだろうけど、そうならないのがノワール。

39stzz:2007/09/25(火) 01:21:50
アメリカで [Film-Noir] と言えば、普通、ハリウッド製の映画のことしか意味しない。面白いもんだ。

日本語のトップ10等のリストを検索したが見つからなかった。知ってたら教えてください。

http://www.listsofbests.com/list/30451
Vanity Fair's Top 10 Classic Noir Films

1. The Maltese Falcon  by John Huston
2. Out of the Past  by Jacques Tourneur

3. Double Indemnity  by Billy Wilder
4. Kiss Me Deadly   by Robert Aldrich

5. Sunset Boulevard  by Billy Wilder
6. The Big Sleep  by Howard Hawks

7. Vertigo  (ヒッチコックの「めまい」)
8. Laura   by Rouben Mamoulian

9. The Lady from Shanghai
10. The Big Heat  by Fritz Lang

二つくらい見てないのもあるが、「9. The Lady from Shanghai」 はそんなに良くなかったと思う。 「Touch of Evil」も面白くない。 オーソン・ウェルズだとオマケが付くのか?

http://www.ericenders.com/noir25.htm
http://www.amazon.com/Best-Film-Noir/lm/3Q0JG7B4NOTKM
http://www.amazon.com/Best-Film-Noir-Movies-Time-order/lm/8YL77XCDIPHZ


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