[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
最近見た昔の映画、名画、Noir・・・
21
:
名無しさん
:2005/07/05(火) 02:51:16
原題:Rebecca 監督:ヒッチコック
(ストーリー)身寄りの無い若い画家の”わたし”は、公爵夫人の付き添い役で行ったモンテカルロで、大富豪マキシムと恋におちる。
心からマキシムのことを愛しているが、マキシムはレベッカという美しく知性溢れる先妻を心の奥底で、まだ愛しているように思えてならない。
身分違いや生活様式の違いからくる気後れを全身で感じながら、いまだレベッカの絹ずれの音が聞こえるような屋敷で、”わたし”はマキシムを愛するあまりのレベッカへの嫉妬に身を焼きながら、暮らす。
マキシムは日に日に懊悩を深くし、二人の間に亀裂が入り始めるが・・。
不慮の事故で死んでしまった、マキシムにとても愛されていたというレベッカに嫉妬する”わたし”の心の動きは、とても共感する。レベッカは一体、どんな人なのだろう・・と、”わたし”は嫉妬にさいなまれながらも、知りたいと思う。
いろいろな人の口の端にのぼるレベッカ像は、これといって美人でもない、気の回らない自分とは比べ物にならない女性だ。
レベッカのお付の召使が、レベッカのことを知りたがる”わたし”に「下着をお見せしましょう」と寝室にいざない、瀟洒で繊細なレースの寝巻きをほおにあて「ほら
こんなに透けてみえる・・こんなの見たことないでしょう?」というシーンは、隠微。この召使は、レベッカを女神のように崇めているのだ。死んで尚。
・・が、そんな美しく教養溢れ。誰からも好かれたレベッカ像は、だんだんとブレ始め、ミステリーの匂いが濃くなってゆく。
『ジェイン・エア』によく似た話だなぁと
思っていたが、これは原作者デュ・モーリアが『ジェイン・エア』に影響されて書いたそう。
主役の”わたし”を演じるジョーン・フォンテーンはジェイン・エアを演じている。
ジェインエアを好きな人は、この話も好きだろうと思う。
マキシムは、ローレンス・オリヴィエ。当時の恋人ヴィヴィアン・リーを”わたし”役に強く押したようだが、却下され、かなり、ふてくされていた、という。
が、リーは、可憐な”わたし”役より、レベッカ。
レベッカは、身の周りのものに必ず刺繍された「R」という頭文字であらわされるのみ。
レベッカお付のデンバー夫人は、『ヤングフランケンシュタイン』のブルッハーを思い出してしまうのが辛かった。
パロディものを先に見ちゃっている罰(笑)。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板