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新・鉄道綜合スレ

361チバQ:2016/01/24(日) 20:09:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160124-00050032-yom-soci
北陸新幹線に時間短縮の壁…速度制限や減速区間
読売新聞 1月24日(日)17時34分配信

北陸新幹線に時間短縮の壁…速度制限や減速区間
最高速度260キロ運転の北陸新幹線W7系車両(富山駅で)
 北陸新幹線は3月、延伸開業後初のダイヤ改正を行うが、「かがやき」の最速所要時間は東京―富山2時間8分、東京―金沢2時間28分のまま据え置かれる。

 時間短縮が難しいのは、運転速度の上限が時速260キロに規定され、減速走行区間もあるためだが、識者からは「技術的にスピードアップの余地はある」との声が出ている。

 台湾に続き、インドでも導入が決まった日本の新幹線。最高時速は、東北新幹線(宇都宮―盛岡間)320キロ、山陽新幹線300キロ、東海道新幹線285キロなどとなっている。東海道・山陽、東北のいずれも、開業当初は時速210キロだったが、技術革新でスピードアップを実現してきた。

 ところが、北陸新幹線は、東海道より約50年後に開業したにもかかわらず、時速260キロにとどまっている。その理由は、北陸が1970年に作られた全国新幹線鉄道整備法(全幹法)に基づく整備新幹線として建設され、上限速度が整備計画で規定されたからだ。東北(盛岡―新青森間)、九州、今年3月開業の北海道(新青森―新函館北斗間)も時速260キロで横並びになっている。

 国土交通省幹線鉄道課によると、整備新幹線が時速260キロとされたのは、全幹法制定当時の車両の加速性能やブレーキ性能、乗り心地、周辺への環境や騒音などを考慮したためだ。線路設備も時速260キロ運転を前提に建設されている。この基準が40年以上見直されずに来たため、東海道・山陽などの新幹線がスピードアップする中、見劣りする形になっている。

 北陸新幹線には、随所に速度制限区間も存在する。JR東日本、西日本両社によると、最高速度の時速260キロで走行できるのは、東京―金沢間(約450キロ)の半分程度に過ぎない。

 このうち、東京―大宮間、大宮―高崎間は、旧国鉄が東北・上越新幹線を建設した際、騒音対策で沿線自治体などと交わした約束に基づき、それぞれ最高速度が時速110キロ、240キロに抑えられている。

 高崎駅(群馬県)近くの北陸・上越新幹線の分岐ポイントを通過する際は、同駅に停車しない最速型「かがやき」も減速しなければならない。軽井沢駅(長野県)近くの急カーブは、時速110キロの速度制限区間になっている。

 このほか、碓氷峠トンネル(群馬・長野県境)や飯山トンネル(長野・新潟県境)などでは1000メートル走る間に高低差が30メートルある急勾配区間があり、下り坂で車両ブレーキ装置への負荷を軽減するため、時速210キロに制限されている。

 北陸新幹線の最高速度を向上させる場合は、線路設備や沿線の騒音対策などで設備投資が必要になる。

 JR東西両社はいずれも、現在の運行ダイヤについて、「最高速度やブレーキ性能の車両条件、勾配や曲線などの線路条件などを考慮して所要時間を算出しており、現在設定している時分が最適」という見解だ。

 東京―富山・金沢間は、現状の所要時間で航空機に対する競争力がある点も、JR側の「現状維持」判断につながっているとみられる。

 北陸の観光関係者からは、所要時間の短縮を求める声が出始めている。

 金沢市内の旅行会社の担当者は「新幹線の運賃が割高のため、開業ブームが落ち着いてきた中で、飛行機と宿泊がセットのパック商品に回帰する客が増えている印象がある」と分析し、「新幹線の優位性を保つには、所要時間の短縮や、新たな割引運賃の導入が必要ではないか」と話す。


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