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新・鉄道綜合スレ

141チバQ:2015/09/29(火) 23:32:09
自治体間で綱引き

 与党の検討委は小浜ルートの建設コストや経済効果を検証する作業から始め、2年以内をめどに結論を出すことにしている。だが、JR西の独自案浮上したことで、ルートの絞り込み作業がより難しくなるのは必至だ。しかも関係自治体間のさや当ても激しさを増してきた。

 小浜ルートを「国の整備計画で定めた唯一の公式ルート」として早期確定を求める福井県は今月、小浜ルートでは敦賀-大阪の運賃・特急料金が米原ルートより3千円ほど安くなるとの試算をまとめるなどアピールに躍起だ。JR西の独自案にも「小浜ルート案の一つに見える」(西川一誠知事)と一定の理解を示す。

 これに対し、米原ルートを推す滋賀県の三日月大造知事は「米原ルートが一番良いと言ってきた。引き続きその方針で議論したい」と強調。JR西の独自案についても「(従来案の)小浜ルートよりも長い。建設費はどうなるのかという問題もある」と否定的だ。

 富山、石川両県が求めるのは「大阪までの早期フル規格整備」で、ルートよりも開業時期を重視。北陸新幹線開業で経済効果に沸く石川県内の政財界や自治体では「現実的で有力な選択肢」とみて、工期が短く、工費も安い米原ルートを求める声が高まっている。

 京都市の門川大作市長はJR西の独自案を歓迎したうえで、「関西広域連合では米原ルートが最適と合意しているが、状況変化があり、検証しなければならない」と指摘し、議論のやり直しに含みを持たせる。

 新幹線の開業は旅行客の増加などを通じて沿線地域に大きな恩恵をもたらす。北陸新幹線でも在来線でつながっていたときの2〜3倍もの利用客が北陸に足を運んでいる。それだけに、ルート選びは地域のエゴがぶつかりあい、意見の集約は難しい。富山県の石井隆一知事は「いろいろなことをにらみ合わせた適切な案を政府が責任を持って決めてほしい」と訴えている。

 経済の地盤沈下が続く関西にとっても「北陸新幹線の大阪延伸は早期に実現すべき課題」(大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭)だ。関係自治体の意見対立などによるルート選定の遅れは、関西経済の立て直しに悪影響を及ぼす恐れがある。


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