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重工業・造船・航空機スレッド

170チバQ:2009/11/14(土) 18:47:56


誤算はJAL

 昨秋の米国発の金融危機と新型インフルエンザのダブルパンチで、世界の航空会社の業績は軒並み悪化している。その中でも、運行効率を格段にアップできる50〜100席クラスのリージョナルジェットへの需要は旺盛だ。

 今年9月末時点の受注機数は、予約金などにより仮押さえする「オプション契約」を含め約5500機に上る。内訳は、カナダのボンバルディアが2772機、ブラジルのエンブラエルが2248機と、“2強”が独走している。

 さらに中国の官民メーカー、COMACが開発を進める「ARJ21」が来年にも就航する。「2強はMRJよりARJ21をライバル視している」(業界関係者)という強敵だ。

 三菱航空機では、今後20年間で約5千機の需要があるとみており、江川社長は「1千機は取りたい」と意気込む。

 「これまでの研究開発費などを考えると、採算ラインは500機」(松本康宏・新生証券アナリスト)といわれており、何としても、その半分はクリアする必要がある。

 誤算は、経営危機に陥っている日本航空だ。「日本のエアラインに買ってもらえないのは、海外に売り込む際に大きなハンデになる」(滝川部長)というのが三菱航空機の本音だ。

 だが、再建計画は迷走気味で、高効率の最新機種の導入が再建にも不可欠とはいえ、発注を決められるような状況ではない。

 業界では「国内の受注は100〜200機にとどまる」(松本氏)との見方がもっぱらだ。

 それだけに、ライバルがひしめく海外市場の開拓が重要になる。

 「YS−11」以来40年ぶりの国産旅客機であるMRJは、敗戦で開発を制限されてきた日本の航空産業全体の悲願だ。初号機の納入が予定されている26年1〜3月まで残すところ約4年。営業部隊の奮闘は続く。(那須慎一)


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