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繊維スレッド

487荷主研究者:2016/09/29(木) 22:37:21

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160918/bsc1609180710001-n2.htm
2016.9.18 07:10 Fuji Sankei Business i.
不祥事に揺れる名門・住江織物 国会議事堂の赤絨毯など手掛けた実績

戦艦大和の艦長室に使われたカーペットを復元したもの【拡大】

 創業130年の名門企業が不祥事に揺れている。カーペット製造大手の住江織物は米国子会社で不適切な会計処理が発覚し、今年6月に就任したばかりの新社長がわずか2カ月で退任する異例の事態となった。本来ならば終えているはずの平成28年5月期連結決算発表も2度延期され、現在も公表できないままだ。その一方で、不祥事によって注目されることになった住江織物は、戦艦大和の艦長室のカーペットを手掛けたほか、国会議事堂の赤絨毯(じゅうたん)を供給し続ける実績を持つ。実は国内では、名だたる建造物や建築物には無くてはならない由緒ある企業なのだ。(大島直之)

■「戦艦大和」艦長室のカーペットに採用

 8月30日に開かれた定時株主総会の冒頭、吉川一三会長兼社長(70)は「今回の事態で株主の皆さまにご心配おかけしたことをおわび申し上げます」と陳謝した。吉川社長は6月の役員異動で、いったんは川端省三前社長に社長職を引き継いだ。ただ、不適切会計が発覚した米国事業に川端氏が長く関わっていたことから、吉川社長が再登板することになった。

 住江織物は現在の大阪市住吉区で創業し、歴史的に重要な建造物に絨毯やシート素材を提供してきた。

 明治24年に帝国議会議事堂にカーペットを納入して以降、現在の国会議事堂の「赤絨毯」にも採用され続けている。また、古くは戦艦大和の艦長室のカーペットも手がけた。艦長室のカーペットは会社創立100周年を記念して復元され、そのうち1枚は広島県の呉市海事歴史科学館大和ミュージアムに寄贈された。

 このほか、大正4年に帝国劇場の座席シートを納入し、その後の大改装でもシートに採用され、“芸術の殿堂”で座り心地の良さから舞台の感動を支えてきた。また、大正13年に兵庫県宝塚市に建てられた宝塚大劇場の3500席のシートと床のカーペットにも使われ、現在まで住江織物がすべて納入している。

■乗り物にも多く採用

 鉄道用シート材でも日本の草分けで、その後の新幹線にも使われるなど鉄道車両内装材のトップシェアを維持している。特に糸を織り込んで作る「モケット」は、その質感や耐摩耗性から鉄道、自動車、バスなどに同社製品が幅広く使われている。

 一方、住江織物には高品質と堅実な経営のイメージばかりでなく、新しいことに挑戦する企業精神もあった。

 昭和初期の日本の自動車産業(れいめい)期に自動車内装用カーペット、シート地を納入していたが、昭和30年には2シーターのオープンカーを自ら生産したこともある。当時、子会社で日産ダットサンの車体製造を手がけていた住江製作所が「フライング・フェザー」を発売。量産化には至らなかったが、リスクを恐れずに挑戦する精神はその後の時代の変化に対応した事業拡大に表れている。

■9月の米国の第三者委員会の調査結果に注目

 定時株主総会では、経営陣に対する不祥事の責任を問う声も上がった。それでも総会後の株主たちからは「昔から地味だけど丁寧なモノづくりをするイメージの会社なのに、なぜこんなことが起こったのか」「問題の経緯説明は誠実な対応だった。伝統ある会社だけに、しっかり立て直してほしい」と、擁護する意見も聞かれた。

 現在、一連の不正会計問題については、日米で第三者委員会を設置し調査を進めている。米国の第三者委員会が9月末に出す調査結果を受け、最終報告書をまとめる予定だ。名門企業の今後が注目される。


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