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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

213荷主研究者:2006/06/26(月) 00:56:59

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060529&j=0024&k=200605291983
2006/05/29 12:27 北海道新聞
函館−青森間 高速フェリー導入 リベラ、来夏にも 2時間に短縮

 東日本フェリーを吸収合併し、道内と本州間でフェリーを運航している海上輸送業のリベラ(広島県呉市)は二十九日、函館−青森間に来年夏にも双胴型高速フェリーを導入すると発表した。同路線の運航時間約三時間五十分は半分の約二時間に短縮される。

 導入する高速フェリーは波を切り裂くように航行する波浪貫通型双胴船と呼ばれるもので、上下動や横揺れを防ぐ機能が付いている。オーストラリアのインキャット社製で、総トン数は五五○○トン、全長百十二メートル、船幅三十一メートル。最高速度は現行の十七・五ノット(三十二キロ)の二倍の三十六ノット(六十七キロ)で走行する。二隻の建造費は約百六十億円になる見込み。最大人員八百人、車両約四百二十台(乗用車のみの場合)を搭載でき、現行船より飛躍的に大型化する。

 函館−青森間は現在四隻体制で一日九往復しているが、いずれも十年以上経過して船体の老朽化が進み、新型船導入について検討していた。一隻目は二○○七年六月、二隻目は○八年六月に完成。地元関係者によると就航は○七年七月とみられ、一日に何便運航するかなど詳細は今後詰める。

 高速フェリーは、会社更生法申請前の東日本フェリー時代に一九九七年六月から運航した実績がある。しかし、冬場の津軽海峡の気象条件が悪いため欠航率が高く、就航三年で撤退していた。

214とはずがたり:2006/07/23(日) 01:05:43

日本の海上物流の玄関口はすっかり釜山だよなぁ・・・。

四日市港:フランスのコンテナ船、初入港−−韓国・釜山航路、新規に開設 /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060721-00000100-mailo-l24

 四日市港と韓国・釜山港を結ぶ航路に、フランスのコンテナ船運航会社「CMA CGM」社が新規定期航路を開設し、20日、コンテナ船が四日市港に初めて入港した。
 入港したのは、オランダ船籍「CMA CGM SAMURAI」(8015トン)。定期航路は名古屋港や博多港などと釜山港を結んでいて、県内から豪州や欧州向け貨物の輸出が多く見込まれるため、四日市港にも立ち寄るようになった。これまではトラックで名古屋港まで運んでおり、荷主にとっては時間短縮や費用軽減の効果がある。同社の船の所有数は世界第3位で、日本からの貨物を、釜山で欧州や豪州向けの船に積み替える。
 この日、コンテナ船は午後0時35分に入港し、ゴム製品や石油化学製品などを積み込み、午後4時に出港した。名古屋、川崎、北九州、博多、釜山、神戸、四日市の各港の順で回る。釜山港に毎週月曜に入港し、四日市港には毎週木曜に入港する。四日市港では今年1月完成の北ふ頭の国際海上コンテナターミナルを利用する。四日市港のコンテナ定期航路は、1便増えて週18便になった。[中村宰和]
〔三重版〕

215荷主研究者:2006/07/23(日) 23:09:54

【浜田港−釜山港のコンテナ航路がシャトル便化】
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=652225006
'06/05/10 山陰中央新報
浜田−釜山港間のコンテナ航路がシャトル便化

 国際貿易港・浜田港と韓国・釜山港間に運航されている定期コンテナ航路が今月から、両港間を直接結ぶシャトル便となり、利便性が拡大している。国内の他港を経由して寄港していた従来の航路に比べて輸送時間が大幅に短縮され、関係者は同港の貿易拡大や地域経済の振興に期待を寄せている。

 浜田港の定期コンテナ航路は2001年3月に開設され、韓国の船会社・南星海運(本社・ソウル市)が週一便運航している。

 これまでは、釜山を木曜日に出港し、博多、下関を回り土曜日に浜田へ入港。翌日、釜山へ帰港する航路だったため、浜田港から釜山港への輸出は1日でできていたもの、輸入には3日かかっていた。

 この航路が今月から、月曜日に釜山を出港し翌朝、浜田に入港。水曜日に釜山へ帰港する両港のシャトル便に変更されたため、輸出入とも1日で可能になった。土曜日を挟まないため通関も最短で1日で済むようになり、利便性が飛躍的に向上した。

 航路変更に伴い、船もこれまでよりコンテナ(20フィート換算)を62本多い404本積める「ペガサス・パレード」(5833トン)に変更し輸送量が拡大した。

 関係者は、浜田港の利用計画がたてやすくなり、企業などの荷役拡大に期待。島根県などと連携してポートセールスを強化したいとしている。

216荷主研究者:2006/07/23(日) 23:16:22

【熊本港・八代港−釜山経由で上海へ】
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20060612200021&cid=main
2006年6月12日 21:15 熊本日日新聞
〔朝刊早採り〕航路延伸 県内から釜山経由で上海へ 高麗海運

 韓国・釜山港と熊本港や八代港間に就航する韓国「高麗海運」(ソウル)の定期コンテナ船が十二日、釜山港経由で中国・上海港へ延伸、運航を開始した。熊本県と中国との定期貨物船は、韓国の「興亜海運」(ソウル)が四月に八代港〜香港港間に就航しており、週二便体制となった。熊本港からの就航は初めて。

 高麗海運は、東アジアの国際拠点港となっている釜山港を軸に、熊本〜八代〜長崎各港を巡回し釜山港に戻る航路を運航していた。

 上海港には、釜山港からの延伸で、韓国・蔚山―光陽を回って上海港、寧波港に入り、釜山に帰港する。延伸に伴い、同社は四〇〇〇トン級のコンテナ船を一隻増やし、二隻体制にした。

 県港湾課によると、熊本港〜上海港間は、釜山港で別の中国航路の貨物船に積み替えていたため、一週間から十日間かかっていた。釜山港経由上海港の就航で、熊本県と中国間の所要日数は四日間に短縮。港湾荷役や倉庫代などの費用が削減され、荷主の負担が軽くなるという。

 県内企業の貨物輸出(重量ベース)は、博多港の利用が六割強を占め、熊本港と八代港の利用は2%程度。地場の三角海運(宇城市)は「中国への貨物で安定納期が見込めるなど利便性は増す。上海までの日数も博多港と変わらず、博多までの陸上輸送コストを考えると、熊本港や八代港を利用する新規需要も見込める」としている。

 上海との定期貨物船が就航している九州・沖縄の港湾は、ほかに博多、北九州、伊万里(佐賀)、大分、志布志(鹿児島)、那覇の六港。(川崎浩平)

217荷主研究者:2006/07/23(日) 23:17:40

【国際コンテナ混載輸送 苫小牧から集荷 横浜の業者、釜山経由で各国へ】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060616&j=0024&k=200606167158
2006/06/16 10:59 北海道新聞
国際コンテナ混載輸送 苫小牧から集荷 横浜の業者、釜山経由で各国へ

 【苫小牧】海上運送業の「セイノーロジックス」(横浜)は七月一日から、苫小牧港を起点に小口貨物の混載コンテナ輸送事業を始める。苫小牧−韓国・釜山の定期船を活用し、世界各地に輸送する。アジアを含む世界各国を対象に道内の港で国際コンテナの混載事業に参入するのは、同社が初めて。

 混載輸送は、コンテナ一個に満たない小口貨物が対象で、一つのコンテナに複数の荷主の貨物を入れる。貨物の詰め替え作業が煩雑なうえ、混載への荷主の抵抗感が強いため、国内では普及が進んでいない。

 同社は混載貨物輸送に実績のある韓国の輸送会社「MOLAX」と提携することで荷主の不安を解消。新潟、仙台、広島など全国の十二港で事業を始め、自動車部品や特殊紙、家電製品の部品などを扱っている。

 セイノーロジックスは苫小牧港が北日本最大の物流港で、苫小牧周辺では自動車産業が集積していることに着目。自動車部品などの小口荷物の需要が十分にあると判断し、事業化に踏み切った。

 M社が苫小牧などから届いた混載コンテナを釜山で集約。目的地別に積み替え、国際コンテナ船で最終地に輸送する。原則として毎週土曜、苫小牧港発の週一便でスタートする。

 同社は「苫小牧から国内の港を経ず釜山経由で直接目的地に運ぶため、輸送時間やコスト削減につながる」としている。

218荷主研究者:2006/07/23(日) 23:21:39

【金沢港から世界へ建機 コマツ粟津工場】
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060622001.htm
2006年6月22日 北國新聞
金沢港から世界へ建機 コマツ粟津工場 釜山経由で出荷5倍 今月末から、週3便活用

 コマツ粟津工場(小松市)は今月末から、金沢港発、韓国・釜山港経由のコンテナ船で世界各地へ建設機械を輸出する。韓国の大手海運会社と合意した。これまで、金沢港の利用は月一便の北米航路だけだったが、週三便の釜山航路が加われば、同港からの出荷量は最大で約五倍に増える。コマツが金沢港で建設しているのはプレス機の工場だが、同港から世界各国への輸出経路が確保できたことで、将来的に建機の生産拠点を構える可能性も出てきた。

 釜山港は世界各地への中継基地となる「ハブ港」として多くの国への航路を持つ。しかし、金沢港の釜山便には、建機を分解せずに積み込める「RORO船」がないため、粟津工場は八割以上を「RORO船」が就航している名古屋や神戸の港から輸出してきた。

 粟津工場は釜山港での現地調査で、建機をそのままコンテナ船に荷積みできる「スーパーラック」と呼ばれる特殊な運搬器具を、韓国の業者が取り扱っていることを確認。この器具を使えば、現在就航しているコンテナ船での輸送が可能になる。

 第一弾として今月二十九日、金沢港から釜山港を経由して北米へ向かう便で建機を出荷する。釜山港での積み替え作業で品質に問題が出ないかどうかを確認した上で、八月から北米への出荷を本格化。九月からは、欧州や東南アジアなど他の地域への出荷にも釜山便を利用する計画である。

 粟津工場が昨年度に金沢から輸出した建機は、全体の二割に満たない約七百台だったが、釜山港経由での輸出が本格化すれば、最大で年間三千五百台程度を金沢港から出荷できることになる。

 粟津工場にとって、金沢港からの輸出は名古屋や神戸と比べ、陸送コストを圧縮できる利点がある。コマツの坂根正弘社長は、ことし四月の金沢工場の起工式で「(釜山港行きの)船がいつでも出るなら、金沢港を建機の主力工場にすべきだというのは明らかだ」と述べており、現在週三便の釜山便がさらに拡充すれば、金沢港周辺での建機生産が現実味を帯びてきそうだ。

219荷主研究者:2006/07/23(日) 23:34:28

【金沢港:航路開設や拡充の動き加速】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060630001.htm
2006年6月30日 北國新聞
航路開設や拡充の動き加速 金沢港 コマツの釜山便利用機に

 金沢港の新航路開設と従来航路拡充を目指す動きが加速してきた。コマツ粟津工場(小松市)の出荷が本格化すれば同港の取扱貨物量は一―二割程度増えるとされ、ポートセールスの大きな武器になる。金沢港振興協会はさらなる集荷拡大に向け、来月中にも石川県内の輸出企業に同港の利用を促す懇談会を開催。県も千八百社を対象とした需要調査の結果を、早急にとりまとめる。

 二十九日午前、コマツが北米に輸出する建設機械を載せた高麗海運(韓国)のコンテナ船が、中継基地の韓国・釜山港へ向かった。名古屋や神戸の港まで運んで輸出するよりコストは圧縮されるが、目的地の埠頭からは北米便が出ておらず、別の埠頭まで陸送しなければならない。このため、コマツは同一港で建機を積み替えられる便の開設を求めている。

 とはいえ、コマツ単独の貨物だけでは新規航路の開設や増便は難しいとみられている。そこで、コマツの出荷を機に、輸出企業の貨物を金沢港に集めようという流れが強まってきた。

 金沢港振興協会が七月中に計画する懇談会は、石川県内の機械メーカーなど二十―三十社が対象。港の利用を促すとともに、輸送期間や積み替え時の破損の恐れなど荷主側の不安にも答える。金沢港の取扱貨物量は二〇〇五年、二十フィートのコンテナ換算で初めて二万個を超えた。同協会はポートセールス強化へ、まずは三万個を目指す。

 石川県は、北陸三県に岐阜、長野を加えた五県の千八百社を対象とした金沢港の需要調査結果を集計中で、並行して同港の利用促進に向けた行動計画を策定する。金沢港からの輸出量は増加傾向にあり、一層の需要を取り込む。

 近年は北陸の製造業による輸出が活発で、「航路の拡充は今が大きなチャンス」(金沢港振興協会)。金沢港は、日本海側の主要港としての地位を確立できるかどうかの岐路に立たされている。

220とはずがたり:2006/07/28(金) 00:21:22
日南市は富高と細島が核となって出来た市である。日南市駅も昔は富高駅であった。
旭化成はJR貨物のお得意様でもある。この記事とは逆に日南→東京をJR貨物が奪うのは難しいかな・・

川崎近海汽船:関東向け航路復活へ 貨物船が来月20日から細島に寄港 /宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060721-00000263-mailo-l45

 ◇油津―東京間の貨物船
 日南市油津―大阪―東京間で貨物船を運航する海上運送会社の川崎近海汽船(本社・東京)は20日、8月20日から日向市・細島港に週1便、寄港すると発表した。同社は主に王子製紙日南工場の紙製品を輸送しており、今後、細島で旭化成の繊維製品や地元農産物を積み込む。昨年6月に宮崎、日向―川崎間のフェリーが休止し、県が関東向け航路を誘致していた。
 同汽船の貨物船・南王丸(9832トン)は、王子製紙グループの王子物流(本社、東京)が荷主となり99年に就航。週2便運航している。積載するトラックの荷台126台分の貨物の8割を同製紙の製品が占め、残りのスペースなどを活用して細島で約10台分の積み荷を確保する。
 同汽船は近く関東運輸局に届け出る。田村周三・常務は「燃料代や寄港料金で新たな費用がかかるが、運賃収入によりプラスが見込める」と説明。村社秀継・県地域生活部長は「利用団体と連携して積み荷を安定的に確保し、今後の増便も期待したい」と述べた。[中尾祐児]
7月21日朝刊
(毎日新聞) - 7月21日18時1分更新

221とはずがたり:2006/08/04(金) 16:35:17
釜山からは遠いけどどこの航路が就航するのかな?アメリカ行き?

県がターミナル整備 大船渡港
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m07/d31/NippoNews_11.html

 大船渡市の大船渡港に本県初となる外国貿易コンテナ船の定期航路が開設されるのを受けて、県はコンテナの積み降ろしや一時保管の基地となる「コンテナターミナル」を同市の野々田埠頭(ふとう)に整備している。岸壁の補強や保安対策、電源整備などいずれもターミナルに不可欠な設備で、県は総額2億円を急ぎ予算化した。今秋の航路開設を目指す民間主導の取り組みを港の基盤整備で支援する。
 ターミナルとなる野々田埠頭は、先ごろ飛鳥Ⅱが接岸した東北最大級の長さ270メートル、水深13メートルの岸壁がある。
 前方のエプロン部分で可動式の荷役用クレーンが走行してコンテナの積み降ろしや荷さばきを行い、背後に積み荷の一時保管などを行うコンテナヤードを配置する計画だ。
 県が進めているのは、巨大なクレーンの走行に対応できるよう長さ168メートルのエプロン部分に鉄筋を敷く補強工事や、テロ対策などSOLAS(ソーラス)条約に基づいた国際基準を満たすための監視小屋やカメラ、フェンスなどを整備する保安対策など。
 冷凍・冷蔵コンテナを一時保管するための電源となる「リーファーコンセント」を16口整備することも計画している。
 いずれもコンテナターミナルには欠かせない設備で、昨年12月に民間企業の出資によってクレーンの設置が決まったのを受けて、県は他の港湾事業からの予算編入や補正予算などで工面した。異例の対応という。
 一部は3月末から工事が始まっており、今後本格的な工事に入る。完了は10月中旬ごろになる見通しだ。
 現在、県、市、クレーンの設置や管理運営を行う民間の大船渡国際港湾ターミナル協同組合(宮沢信平理事長)がコンテナ船を利用する企業へのセールスを行っている。クレーンは国の補助認定を受けており、発注は8月になるという。
 大船渡地方振興局土木部の若林治男部長は「定期航路開設に向けた地域自らの取り組みに対し、県も基盤整備でスピーディーかつ柔軟に対応した。これを契機に気仙地区全体の産業振興につながれば」と期待を込める。

223荷主研究者:2006/09/02(土) 23:32:47

http://www.job-nippo.com/news/details.php?t=&k=1175
2006年7月5日 新潟日報
新潟−ロシア間航路開設へ高まる機運

 ロシア・トロイツァ港(旧名ザルビノ港)と新潟を結ぶ航路開設の機運が高まってきた。国際フェリーを運航している東春フェリー(ソウル)が、新潟―トロイツァ港の運航に名乗りを上げ、日本、ロシア、韓国、中国の四カ国は、来春までにフェリーを運航させることを目指し、協力することで合意。八月には環日本海経済研究所(ERINA)などを調整役に、中、ロと協議に入る予定だ。ただ、多国間協力が前提となるだけに、各国の利害調整や運営面での資金調達など課題も多く、実現にはなお曲折が予想される。

 同航路は、港を持たない中国東北部と、同地域が国境を接するロシアの不凍港、トロイツァ港を経由した日本との物流ルートとして、対岸交流を担う有益な航路として構想された。しかし、関係国が多く、それぞれの思惑がからむ多国間協議の難しさなどから、実現することができなかった。
 開設に向けた動きが出てきたのは、経済発展がめざましい上海などでは物価が上がってきており、企業の中には採算性の観点から、東北部などへの進出を考えているところも見られるようになったためだ。
 一方で、経済発展が波及してきた東北部の企業の多くも、航路がないために大連から日本へ積み荷を輸送しており、同航路の実現を希望しているという。トロイツァ港は、中国東北部と地理的に近く道路網も整備されている。
 こうした中で、束草(ソクチョ)―トロイツァ港の国際フェリーを運航し、対ロビジネスのノウハウを持つ東春フェリーが、一定の需要が見込めるとして今年に入り新潟―トロイツァ港の運航に名乗りを上げた。課題の一つだった船舶の確保に見通しが立ったことから、実現に向けた計画が前進した。

 日本側はERINAとNPO法人北東アジア輸送回廊ネットワークが中心となって現在、関係各国との調整を進め、六月末には韓国側との協議を行った。
 現段階の計画では、4カ国協力の下で運営を進めるため、4カ国による合弁会社を設立し、設立に当たって約300万ドルを拠出。最低でも週1便を運航し、年間取り扱い量で5000TEU(20フィートコンテナ換算個数)が目標。また、旅客も将来的には年間1万人ほどの輸送をみている。
 今後協議を進める中で、利害調整や合弁会社設立の資金調達が課題となる。これまで期待はされていたものの、話がまとまらず実現できなかっただけに、「本当に運航されるのか」という企業も多く、資金集めが難航するおそれがある。

 また、同航路は大連―東京、大阪などに比べて、海上輸送時間を短縮できるというメリットがあるが、新潟から首都圏など大消費地までの日本国内の輸送コストが割高のため、費用を抑える工夫も必要となる。
 ERINAで同航路を担当している三橋郁雄特別研究員は「利益が出る航路なので、時間はかかるが4カ国で協力できる。道をつくることで、日本と対岸諸国の交流に大きなインパクトになる」と話している。

224荷主研究者:2006/09/02(土) 23:47:52

【博多港:2005年コンテナ取扱量】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20060720/20060720_001.shtml
2006/07/20付 西日本新聞朝刊
05年博多港 コンテナ取扱量最高 福岡市まとめ 外国航路客数も

 博多港の2005年のコンテナ取扱量が20フィートコンテナ換算で66万7000個を記録。外国航路の利用客数も67万7000人に達し、ともに過去最高記録を更新したことが福岡市のまとめで分かった。市は「成長著しい中国との貿易拡大や韓国からの観光客の増加が要因」と分析しており、国の予算が重点配分される「スーパー中枢港湾」指定を視野に「港をさらに活性化させたい」と意気込んでいる。

 市が作成した同港の「港勢(確定値)」によると、05年のコンテナ取扱量は前年に比べて9.1%アップ。輸出が古紙など「再利用資材」の増加などで約3万個増え、輸入も安価な中国製の日用品や電気機械の需要が高まったことなどを背景に約2万個増加した。

 輸出貨物量について、国・地域別の割合をみると、21.6%の中国が前年に続きトップ。次いで、アメリカ(11.5%)、香港(8.1%)、韓国(5.9%)の順。

 中国への輸出は、貨物量で前年比60.7%増、シェアでも7.6%増と伸びており、飛躍的な経済発展を続ける中国への貿易依存度の高まりを示す結果となった。

 国内の貨物移出先では、完成自動車や輸送機械の7割以上を運んでいる愛知県が151万2000トンで最多。沖縄県が119万2000トンで続いた。

 外国航路の利用客数は前年比2.6%増。上陸客が33万9000人(前年比3.3%増)で、出発客の33万8000人(同2.0%増)をわずかに上回った。週休2日制を採用する企業が増えた韓国からのツアー客が、週末などを利用して日本でゴルフや温泉を楽しむケースが目立っているという。

 市は現在、博多港の「スーパー中枢港湾」指定を目指し、北九州港の指定を狙う北九州市と共同申請するための準備を進めている。同港湾に指定されれば、施設整備などで国からの予算が重点的に配分され、規制緩和も優先的に実施される。

 ただ、国は「年間100万個のコンテナ貨物を取り扱う見込みが必要」との見解を示しており、今後さらにコンテナ取扱量を増やしていくことが指定の課題となる。

225荷主研究者:2006/09/02(土) 23:48:18

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060724003.htm
2006年7月24日 北國新聞
金沢港、大水深岸壁が起工 08年10月暫定供用へ 産業機械の大量輸送が可能に

 金沢港大浜地区の大水深岸壁(水深一三メートル)の起工式が二十三日、行われ、物流機能強化に向けた整備が一九八七(昭和六十二)年の計画策定以来、十九年ぶりに動きだした。水深一二メートルで暫定供用される二〇〇八(平成二十)年十月には、約三万トン級の大型貨物船が入港可能となり、産業機械などを船舶で大量輸送できるようになる。

 事業費は約百六十七億円で、一五(平成二十七)年度の完成を見込む。岸壁は海中に設置した鋼管杭の上に底板を乗せる桟橋形式を採用。アクセス道路である臨港道路大浜御供田線や防波堤工事などを合わせると、総事業費約二百五十億円の大型プロジェクトとなる。今年度は約四十億円が投入された。

 大浜地区では四月、建機大手コマツ(東京)が大型プレス機械の生産拠点である金沢工場の建設に着手。建機生産も視野に入れており、今後は、岸壁整備促進に加え、北米、韓国航路の拡充や世界一周航路を展開するドイツの船会社誘致、港周辺への企業立地などが課題となる。

 起工式では、須野原豊北陸地方整備局長の式辞に続き、中尾成邦国土交通省港湾局長があいさつ。森喜朗前首相、馳浩文部科学副大臣、北村茂男代議士、岡田直樹参院議員のほか、谷本正憲知事、山出保金沢市長が祝辞を述べた。引き続き、杭打ち式やくす玉割りが行われた。

226荷主研究者:2006/09/02(土) 23:48:50

【伏木港貯木場を工業用地に 原木輸入が減少】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20060725001.htm
2006年7月25日 北國新聞
伏木港貯木場を工業用地に 原木輸入が減少

 富山県は二十四日までに、伏木港の能町整理場(高岡市米島)を埋め立て、工業用地として民間に売却する方針を固めた。能町整理場は貯木場として使われてきたが、原木の輸入量の減少で、近年はほとんど利用されていない。伏木港周辺では今年三月、伏木外港の多目的国際ターミナルが供用を開始したほか、来年度には東海北陸自動車道が全線開通するなど、新たな工場進出や規模拡大に伴う工業用地の需要が見込まれており、県は遊休施設の活用を進めていく。

 伏木港には能町、吉久の二カ所に木材整理場がある。能町整理場は伏木港大橋の上流約二百メートルの小矢部川右岸に位置し、水面部分の面積は約四・二ヘクタールとなっている。輸入原木などを保管する施設として一九六五(昭和四十)年に完成した。

 県伏木港事務所などによると、同港では、かつて百万トンを超す原木が輸入されていたが、最近は二〇〇四年に十八トンが輸入されただけで、〇二、〇三、〇五年は輸入されていない。

 県が管理する整理場、貯木場は陸上も含めて十七カ所あるが、県全体の原木輸入量は〇一年の百三万トンから〇五年には六十二万トンに減っている。一方で、製材の輸入は十三万トンから二十三万トンに伸びている。

 県によると、製材所が富山新港周辺に集中しているため、能町整理場を利用した場合、製材所へ陸送しなければならず、次第に同整理場が利用されなくなった。今後も急激な需要の増加は見込めず、富山新港、富山港の貯木場だけで十分に対応できるとして、能町整理場の埋め立てを決めた。

 能町整理場では既に測量調査が始まっており、今後、埋め立てに要する事業費などを算定する。同整理場に係留されている船舶は、今年度中に退去する方向で調整する。

 県港湾空港課は「遊休施設を効果的に利用するため、できるだけ早い時期に埋め立てて売却したい」としている。

227荷主研究者:2006/09/03(日) 00:10:00

【金沢港大水深岸壁:狙いは世界一周の大型船】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060730001.htm
2006年7月30日 北國新聞
狙いは世界一周の大型船 金沢港の大水深岸壁

 金沢港の大水深岸壁が起工し、航路誘致活動が本格化してきた。石川県や金沢港振興協会は現在、既存航路の増便に取り組んでいるが、最終的に狙うのは、三万トンを超える大型貨物船の世界一周航路。航路開設が実現すれば県外からの集荷に期待が高まり、「企業立地の起爆剤にもなる」(関係者)。大水深岸壁が十分な効果を発揮できるかどうかは、大型船誘致の成否にかかっている。

 今月二十三日、金沢港大浜地区で、大水深岸壁の起工式が行われた。出席者からはコマツ(東京)の金沢工場に続く企業立地を期待する声が相次いだ。その前提となるのが航路の充実だ。

 金沢港の国際便は、週三便の韓国(釜山)航路、週一便の中国(大連・青島)航路と、月一便の北米航路。大水深岸壁整備の直接の目的は、こうした既存航路の増便ではなく、これまでの水深では就航できなかった三万トンクラスの大型船の誘致である。

 大水深岸壁整備の機運が盛り上がった背景には、ドイツの船会社の動きがある。この船会社はかねて、世界を一周する三万トンの大型貨物船を寄港させる可能性を示唆している。県や振興協は、ほかにも複数の船会社に寄港を呼び掛けており、「大水深岸壁の整備が決まったことで、新規航路の開設は一気に現実味を帯びてきた」(振興協)。

 港が持つ航路の数は、貨物の取り扱い量と、ほぼ比例する。その点で、金沢港は”ライバル”である新潟港と伏木富山港に差をつけられている。

 北陸AJECのまとめによると、二〇〇五(平成十七)年の金沢港の国際コンテナ貨物取り扱い量は二万一千九十五個(二十フィートコンテナ換算)と初めて二万個を超えた。しかし、新潟港は約十万個、伏木富山港は約四万二千個と、いずれも金沢港を大きく上回った。

 しかも、その差は年々、開いている。貨物船の大型化で、船は貨物量の多い港で一気に集荷し、荷物の少ない港には寄らない傾向が強まっているからだ。

 厳しい情勢の中で”逆転ホームラン”となり得るのが、世界一周航路である。もし就航が実現すれば、「欧米に輸出するため太平洋側の港を利用している北陸や近隣県の企業が金沢に荷物を集め、出荷の利便性が高まることで企業立地の可能性も大きくなる」(関係者)。

 実際、二十六日に振興協が開いた金沢港利用推進に関する懇談会では、「航路が充実すれば、地元の港を使いたい」との意見が県内の輸出企業から相次いだ。石川県の福田涼一港湾活用推進室長も「(太平洋側から)荷物を取り戻すのが、最大の課題だ」と述べ、集荷力の向上で航路拡充を目指す姿勢を強調した。

 コマツが金沢港から産業機械や建設機械を出荷するまでには、水面下で金沢港と伏木富山港など他港との間で、貨物の激しい奪い合いがあったとされる。アジアとの貿易が活発化すれば荷物が多い港は航路を増やし、荷物が少ない港は航路廃止の恐れも出てくる。金沢港は今、勝ち組になるか負け組になるかの、岐路に立たされている。

228荷主研究者:2006/10/09(月) 03:03:34
【博多港など北部九州に大型物流拠点続々】
http://www.transport.jp/butsuryu/pastnews/h060801y.html#kiji1
●「輸送経済新聞社」'06.8.8更新
大型拠点 北部九州に続々 人気の博多港と福岡IC「港」と「購買力」が条件

 アジアとの連携を視野に、半導体や自動車産業が活気付く北部九州。最近では、ホームセンターやドラッグストアチェーンなど、流通系の進出も相次ぐなか、「物流」も熱を帯びている。昨年十月に施行された「物流総合効率化法」も立地促進を後押し。地方自治体を巻き込み、さらに効率的な物流体系のモデルを全国に示す時が来ている。(藤本尊正)
 福岡市内の博多、天神地区を中心に消費地の一極集中が加速する。産地の海外移転に伴い輸入貨物が増えるなか、物流拠点の立地条件で重視されるのは、-港-と-人-に近いこと。約八億トンある九州域内の貨物流動量のうち、約半分が北部九州で動く。海運の依存度も全国に比べ約二倍と高い。博多港周辺や九州自動車道の福岡IC付近での物流施設の集積が進む。平成十七年十月の「物流総合効率化法」(以下、効率化法)施行で、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業者や卸業者の進出も増えてきた。昭和四十八年にしゅん工した博多港湾での荷役の中枢的な役割を担う箱崎ふ頭(福岡市東区)。古い上屋や営業倉庫が軒を連ねる一角に、この数年で大型の営業倉庫が相次いで建設されている。

1万平米拠点を センコー稼働

 センコー(本社・大阪市、福田泰久社長)は昨年十月、港地区で述べ床面積約九千六百平方メートルの倉庫を既存施設の隣接地で稼働。化学製品などの輸入貨物を取り込み、九州一円に配送する拠点として活用している。ナカノ商会(本社・千葉県市川市、沼沢宏社長)は今年十二月をめどに、九州初の大型倉庫を同ふ頭用地で開設する予定だ。倉庫は四階建てで延べ床面積が約二万六千平方メートル。総事業費は約三十億円で、設立した特定目的会社(SPC)を通じ、銀行などから資金を調達する。同社はSPCから倉庫を賃借。自動車部品など、首都圏向けの海運貨物の中継基地とするほか、空いた庫内スペースを地元物流事業者にサブリーズする予定だ。
 そのほか、福岡運輸(本社・福岡市、島田隆士社長)が同地区内で倉庫の一部を賃借し、国際物流の拠点として利用する考えを明らかにしているほか、西肥名鉄運輸(本社・長崎県佐世保市、大戸巴社長)は、ふ頭周辺の既存拠点での営業を強化し福岡発の貨物の取り込み拡大を視野に入れている。「ひびきコンテナターミナル」など、北九州市でも港湾整備が進んでいるが、博多港周辺の䗪玄関口蟖としての存在感は当分、揺るぎそうにない。事業者の大方の見方は、「北九州から福岡市内までは四、五十キロの距離があり、陸との結節が悪い。一大消費地に近い博多港の優位性は高い」。

福岡IC、物流拠点が次々誕生

 福岡IC付近では、小売店向けなど、消費財の輸配送拠点が次々と稼働している。倉庫業のキョーワ(本社、福岡県柳川市、城野隆行社長)は、約二年前からホームセンターやドラッグストアチェーン向けの倉庫として三拠点を相次いで稼働。うち、ひとつの倉庫で効率化法の認定を受けている。今年十月から来春にかけても新たに二拠点を新設。大衆医薬品や日用雑貨品の3PLを手掛ける。周辺は、バブル期に大手特積み事業者のターミナルが多く進出した地域。ここ数年で再び物流拠点新設が相次いでいる。
 市街化調整区域の開発規制を緩和する効率化法の施行や財政問題を抱える地方自治体の方針転換が起爆剤となっている。ただ、今も農地が多く、千坪の土地に地主が何十人というケースも。「買い上げが難しく、進出の妨げになっている」(ある事業者)。将来、農地制度の抜本的改革が行われ、農地利用の規制緩和などが進めば、さらに建設ラッシュとなる可能性もある。

229荷主研究者:2006/10/09(月) 03:04:45
>>228
【博多港など北部九州に大型物流拠点続々】続き
プロロジスが初進出 「効率化法」活用でさらに加速 鳥栖IC、ファンドが拠点建設

 佐賀県鳥栖市。九州縦貫自動車道と九州横断自動車道が交わる鳥栖ジャンクションが近く、域内配送の利便性が高い地域だ。ここにも物流拠点建設が活発化している。米系の物流不動産ファンド、プロロジス(日本本社・東京、山田御酒・三木真人共同代表)の九州初進出に選んだのが鳥栖。同社は、二棟合計で延べ床面積約八万平方メートルの大型拠点を十九年末から二十年上期にかけて新設する。物流事業者など数社の入居を見込む。二棟は、佐賀県が分譲する流通業務団地「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」(総敷地面積約十八万三千八百平方メートル)内に建設する。すでに利用の引き合いがきているという。
 同団地には、ほかに三社の進出が決定しており、当初予定していた平成十九度からの分譲を前倒しした格好だ。国内ファンドのコマーシャル・アールイー(本社・東京、甲斐田啓二社長)は来年中をめどに、鳥栖から約十キロメートルの筑紫野市に複数顧客向けの拠点を稼働させる計画を進めている。 䗪九州のへそ蟖と呼ばれる同地域だが、主要港湾からは遠い。事業者からは、「輸入貨物が増えており、ドレー輸送で鳥栖まで引っ張ってくるのはしんどい」。「昨年、九州横断自動車道の大部分が四車線化し、交通アクセスの良い地域が広がった。鳥栖の優位性は薄れた」という声も聞かれる。

地方自治体の 理解が不可欠

 福岡、鳥栖を中心に大型拠点の立地が増えることが予想される九州だが、事業者が進出を決定する共通のキーワードは、港湾と消費地へのアクセスの良さだ。一方、共通する課題もある。ある事業者は、「九州で物流団地のような、構想や計画が進むとき、まず拠点の新設から。道路などのインフラは後回しになる」という。実際、農地用の道幅のまま倉庫が立ち並ぶ地域も多く、二十フィートコンテナのドレー輸送が困難な物流集積地も多い。
 効率化法が施行された時も、運輸局と地方自治体の対応に差があったという。国がうたう「スピーディー(迅速)で、シームレス(継ぎ目のない)な物流システムの構築」の実現には、今後、土地や道路の開発権限を持つ県や市町村などの理解や、より協力的な姿勢が欠かせない。

230荷主研究者:2006/10/09(月) 03:40:58

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060830&j=0024&k=200608307359
2006/08/30 07:07 北海道新聞
苫小牧−八戸 フェリー航路 リベラが撤退 川崎汽船引き継ぐ

 【苫小牧】東日本フェリーを運航するリベラ(広島県呉市)が十一月末で苫小牧−八戸航路の運航事業から撤退し、川崎近海汽船(東京)が運航を引き継ぐことが二十九日明らかになった。

 苫小牧−八戸間は現在、リベラが一日二往復、川崎近海汽船が同一往復、両社の共同運航船が同一往復の計四往復が運航されている。関係者によると、川崎近海汽船は十二月一日以降、共同運航便も単独運航に切り替え、四往復すべてを自社運航する。運航ダイヤは現行と変わらない。

 東日本フェリーは二○○三年に会社更生法を申請。再建スポンサー企業のリベラが昨年、吸収合併した。同社は当初、全航路を維持する方針を明らかにしていたが、今年三月には室蘭−八戸航路も休止している。

 今回の航路再編では、原油価格高騰などの影響で、これ以上の経営圧迫を避けたいリベラ側と、貨物取扱量を伸ばしている川崎近海汽船側の思惑が一致したとみられる。

231とはずがたり:2006/10/14(土) 00:38:06

世界最大400メートルのコンテナ船 名古屋港へ初入港
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000009-cnc-l23

[愛知県]世界最大のコンテナ船であるマースク・ライン社(デンマーク)の「EMMA MAERSK」(エマ・マースク=170、794トン)が9日、名古屋港へ初入港した。全長約400メートルと、名古屋駅前に完成したミッドランドスクエアにテレビ塔を継ぎ足したほどもある。

 マースク・ライン社は現在、アジアと欧州を結ぶ定期航路を大型のコンテナ船9隻で運航中。そのうちの1隻が毎週月曜に名古屋港へ寄港している。

 エマ・マースクは9日昼すぎ、飛島村の飛島南コンテナターミナル94号岸壁に着岸。大型のクレーン3基をフル稼働させて約1000個のコンテナの積み降ろしを行った。これだけの巨大船でも乗組員はわずか13人。同日深夜には出港し、横浜港へと向かった。  (倉知哲也)
(中日新聞) - 10月11日11時32分更新

232とはずがたり:2006/10/14(土) 00:38:27

国際定期フェリー:広島―釜山便、航路復活へ 韓国・海運会社が手続き /広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061008-00000170-mailo-l34

 ◇県も積極的情報提供、早ければ来春にも
 広島と韓国・釜山を結ぶ国際定期フェリー航路が、運航会社が変わり、早ければ来春にも復活する。同航路は05年8月から運休しているが、韓国・ソウルの海運会社「興亜海運」(崔文欽社長)が新たに運航する予定。同航路は以前、別の会社が運航した際には利用者が低迷していたが、興亜海運は、フェリーにコンテナをより多く搭載するなどして黒字運航を目指し、県も長期的な運航に向けて積極的な情報提供などをする。【吉川雄策】
 県などによると、日本の国土交通省にあたる韓国海洋水産部が今年7月に同航路の事業者を公募したところ、3社が応募。採算性や会社の規模などを考慮し、同部が8月末に興亜海運を選んだという。同社は今後、運航に必要な「海上旅客運送事業者免許」を同部に申請し、フェリーの調達や出入国審査施設がある「広島国際フェリーポート」(南区出島2)などの使用契約を県と交わすなどの手続きを進める。手続きには半年程度必要で、県は運航再開の時期など詰めの交渉を急ぐ。
 同航路は、02年10月に「釜関フェリー」(本社・釜山)が「ウンハ(銀河)」を就航。10年以上の運航を約束して週に3往復運航(04年7月からは1日おきに出入港)していたが、1便(定員500人)あたりの平均乗船者数は約80人で、採算ラインの100〜150人を大きく下回っていた。そのため、05年8月のウンハの故障を契機に同社が運休を決め、同フェリーポートは休眠状態に。その後、今年6月に同社が同事業免許の廃業申告書を同部に提出していた。しかし、夕方に出発すれば朝に到着する便利さから潜在的な需要は大きく、これまで数社が同フェリーポートを見学するなどしていた。
 今回参入する興亜海運の担当者は「まだ交渉中の問題もあるが、週3便運航したい。(釜関フェリー撤退の経緯も踏まえて)県などに十分な支援をお願いして、県民にいいサービスを提供したい」と話しており、定員約600人で約20フィート(約6メートル)コンテナが約150個搭載出来る船を探している。ウンハは同コンテナが最大90個しか搭載出来ず、設備の老朽化も指摘されていた。
 県空港港湾部の塩崎正孝部長は「県としても重要航路として復活を期待している。復活すれば、乗船客に船の改善点を積極的に指摘していただき、県民とともに育てていきたい」と語り、ウンハでの反省点を生かして船の設備の助言などをする方針。
10月8日朝刊
(毎日新聞) - 10月12日14時57分更新

233荷主研究者:2006/10/26(木) 22:48:31

【室蘭と博多結ぶフェリー、金沢初寄港】
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060903003.htm
2006年9月3日 北國新聞
「平成の北前船」定期便化へ一歩 室蘭と博多結ぶフェリー、金沢初寄港

 北海道・室蘭港と福岡・博多港を結ぶカーフェリーが二日夜、金沢港に初めて寄港した。同フェリーの定期便化を目指す金沢商工会議所などの関係者五十一人と一般ツアー客四十人が乗船し、三日午前零時四十分、博多に向けて出発した。

 戸水埠頭(ふとう)に接岸したのは、海運会社のリベラ東日本フェリー(広島県呉市)が運航する「ニューれいんぼうらぶ」(全長百九十メートル、一一、四〇一トン)で、定員百五十人、トラック百八十台、乗用車百台が収容可能。同社は室蘭―直江津―博多間を週三便運航しており、県などの就航要請に対し、金沢港に立ち寄るコースを試験的に設定した。

 今回は室蘭発博多着の「南下コース」のフェリーが入港し、カップルや家族連れなどが次々と乗船。出港に先立ち、船内で金沢商工会議所の西盛祐吉郎常務理事から坂上幹朗船長に花束と記念品が贈られた。コマツ粟津工場(小松市)の油圧ショベル十三台も積み込まれた。同フェリーは四日午前5時半に博多に到着する。

 三日早朝には、博多発室蘭着の「北上コース」のフェリーが入港し、歓迎行事の後、同日午後に出港する予定。同コースには金沢商工会議所の西盛常務や金沢市、金沢港振興協会の担当者らで構成する訪問団七人を含む十二人が乗り込む。

 金沢港振興協会などは、かつて日本海を行き来した「北前船」のように、交流人口拡大や物流促進につながるとして、同フェリーの定期便化を働き掛ける。

234荷主研究者:2006/10/26(木) 23:24:25

【ひびきコンテナターミナル:初の物流倉庫】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/kitakyushu/20060905/20060905_003.shtml
2006/09/05付 西日本新聞朝刊
HCT初の物流倉庫稼動 北九州市 日通も支店を開設

 若松区のひびきコンテナターミナル(HCT)後背地となる同区響町に初の物流倉庫が完成し、今月から稼働を始めた。4日、物流大手の日本通運(本社・東京)も支店を倉庫横に開設。北九州市は、低迷が続くHCTの「集荷や路線誘致につなげたい」と期待を寄せている。

 昨年4月に開港したHCTは、初年度のコンテナ取扱量が目標のわずか6%。路線も荷物も集まらない理由の1つに、コンテナ荷物を保管したり、仕分けたりする倉庫がなかったことが挙げられていた。

 初めて完成した「ひびきポートランドR1号倉庫」は、平屋約3300平方メートル。市の第三セクター「ひびき灘開発」が総事業費約2億4000万をかけて建設した。建設費は、リサイクル資源を取り扱う施設への国の補助金約8000万円に加え、同市が新設した「港湾機能高度化施設整備事業補助金制度」から、4000万円の補助を受けた。

 1日に稼働を始めた同倉庫には、3社が入居。そのうち日本通運は4日、稼働に合わせ、これまで小倉北区日明にあった支店を移転し、「ひびき海運支店」として開設した。同社が集荷代理を務める海運会社も、これまで小倉コンテナターミナルに寄港していた便を、HCTに集約する。同社は「物流拠点としての将来を見込んで、移転を決めた」としている。

 HCTにはこれまで、中国・上海や韓国・釜山などを結ぶ計4航路が就航していたが、日通の移転で5航路に増える。

235とはずがたり:2006/11/05(日) 12:03:27
三井埠頭(三井系ではなくなっており経営危機を契機に太平洋系となる),桜島埠頭と民間埠頭会社は大好きである。北菱産業埠頭が三菱系埠頭会社として飛躍することを祈念。(瀬戸埠頭や国際埠頭など他にも三菱系埠頭会社は沢山あるが)

2006年11月04日
札幌の北菱産業と合併へ/釧路埠頭
http://www.news-kushiro.jp/news/20061104/200611041.html

  旧雄別炭砿の石炭積み出しを担った北埠頭(釧路港東港区)を民間資本で建設し釧路経済の発展に大きな役割を果たした釧路埠頭(本社釧路市海運町1、資本金9600万円、福田豐社長)が取締役会で合併を決議し、承認を求める株主総会を15日開催することが3日までに明らかとなった。合併相手は同じ三菱マテリアルグループの北菱産業(本社札幌市、資本金1億6135万円、同)で、合併後の社名は「北菱産業埠頭」を予定している。

236とはずがたり:2006/11/13(月) 02:07:52
輸送が増えてるのに撤退では納得が行かんわな・・

輸送量グラフ→http://0bbs.jp/tohazugatali/img15_11

さんふらわあ 人・車とも輸送増
運行会社撤退理由「上回る燃料高騰」
(10/19 07:21)
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=818

 来年3月末をめどに志布志港からの撤退計画が明らかになった、同港と大阪を結ぶカーフェリー「さんふらわあ」は、人員、車両とも輸送実績が増加傾向にあることが、運航会社のブルーハイウェイライン西日本(本部・大阪市北区)が鹿児島県に提出した資料で分かった。同社は撤退方針の理由について、「増加ペース以上に燃料の高騰ペースが上回っている」としている。
 資料によると、2005年度の旅客輸送人員は約16万3600人で、前年度比3.5%増え、過去4年で10%余り増加した。トラック台数は05年度が6万5700台で前年度比4.2%増、過去4年で36.8%の伸びとなっている。

 06年度に入ってもトラック台数はおおむね前年を上回って推移している。
 同社の長山哲哉管理部長は南日本新聞の取材に対し、トラックのフェリー利用が伸びていることについて「燃料が高騰していることや、過積載やスピードなどの規制が強まっていることが一因ではないか」と分析。しかし、「輸送実績を上回るペースで(さんふらわあの)燃料が高騰している」と、宮崎航路に切り替える計画の理由を話した。
 詳細な収支などは明らかにしていないが、説明を受けた志布志市によると、昨年度は5億5000万円の赤字という。志布志から宮崎に変更することで運航時間を片道約2時間短縮でき、燃料の節約につながるとしている。
 同社は県、志布志市に来春の航路変更計画を説明したほか、新たな寄港地になる宮崎側にもすでに説明したという。

さんふらわあ・志布志港撤退計画:国の規制緩和を批判−−知事 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061107-00000258-mailo-l46

 カーフェリー「さんふらわあ」の撤退計画問題で、伊藤祐一郎知事は6日、定例記者会見で、航路維持を会社側に働きかける意欲を改めて示す一方、「(県には引き留めの)何の権限もない。説得する以外にない」とこぼす一幕も。陸、海、空と相次ぐ民間事業者の撤退に、国の規制緩和に恨み節も漏れた。
 「さんふらわあ」維持のため、伊藤知事は、港湾使用料の減免や航路維持補助金などにも言及。また、会社側が「原油高騰に伴い、増えた」コスト約6億円への「一定の負担」の可能性にも触れた。だが、当面は、志布志港での集荷量を増やすなどが引き留め策となるのでは、と示すにとどめた。
 赤字路線バス、山川根占航路など、これまでの対策にも触れ「民が(維持)できなくなったところを、地方公共団体が、肩代わりか、参入で維持する構図。何のための規制緩和か」。参入、撤退を基本的に自由とした規制緩和を批判した。[神崎真一]
11月7日朝刊
(毎日新聞) - 11月7日16時1分更新

237とはずがたり:2006/11/15(水) 12:54:59
>>236-237
大隅線は志布志から垂水迄残して垂水のフェリー乗り場迄延伸して鴨池〜垂水港++++志布志で一環連絡して欲しかったねぇ。
志布志港開発は未だ巧く行ってたイメージだけどこれを宮崎に取られたら大打撃だよなぁ。志布志に発着というのが俺も気に入ってたから残念だけど・・
しかし志布志で宮崎の客は取れないけど宮崎なら志布志,宮崎,鹿児島の客が取れるであろうから妥当な判断とも云えるのか。東九州道でも作って貰わないと引き合わないか?志布志都城道路だけで十分やろけど。

さんふらわあ・志布志港撤退計画:市が航路存続の協力要請 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000214-mailo-l46

 ◇南九州総合開発協議会総会
 曽於・志布志地区、宮崎県の北・西諸県と南那珂地区の13市町でつくる南九州総合開発協議会の総会が18日、同県都城市であった。
 総会では、大阪―志布志間に就航しているカーフェリー「さんふらわあ」が来春、志布志港から撤退し、大阪―宮崎に航路変更する計画があるとして、志布志市が航路存続への協力を要請した。担当課長で構成する幹事会で取り扱いを協議する。

10月19日朝刊
(毎日新聞) - 10月19日15時1分更新

カーフェリー:さんふらわあ、志布志港撤退計画 大隅半島に衝撃 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000213-mailo-l46

 ◇鉄道、バスに続き海上交通までも
 ◇志布志市など存続へ全力「物流、観光に大きな問題」
 「バスだけでなく、海までも」「県経済の死活問題だ」。18日に明らかになった大阪と志布志を結んでいるカーフェリー「さんふらわあ」の来春の志布志港撤退計画は、バス路線廃止問題で揺れる大隅半島に衝撃を与え、関係者からは驚きや不安の声が上がった。[新開良一]
 18日午前、志布志市役所では助役、部課長ら約20人が対応を協議。“寝耳に水”の計画説明に驚きを隠さず、持冨秀明・市企画部長は「大隅半島と都市圏を直接結ぶ唯一の大動脈。ショックで声も出ない」。近く、市内の各種団体も交えた対策協議会を発足させ、大隅地域4市5町でつくる大隅総合開発期成会とも連携して航路存続を図っていく構えだ。
 大隅半島は岩崎グループの赤字路線バス廃止計画を受け、対象125系統のうち46系統の廃止が決まった。87年には旧国鉄大隅線も失った。「線路に続きバス、そして今度は海上交通。大隅地域の交通手段がどんどんそがれていく」――。怒りにも似た感情を抱く住民は多い。
 917人の会員を束ねる志布志市商工会の河本正男会長(61)は「県内の主要農畜産物を大都市圏に運ぶ航路。航路維持は県全体の経済発展の大前提で、その重要性を県はもっと認識すべきだ」と関係機関が連携した迅速な対応を求める。
 一方、外国人留学生を鹿児島、宮崎両県で受け入れるホームステイ事業を実施するNPO法人「からいも交流」の東幸治郎代表理事(48)は「これまでに約1600人の学生が同航路を利用して鹿児島入りした。交通費が安いので参加者募集がしやすく、また船内が学生同士の交流の場になっている」と残念がる。
 地元首長らも危機感を募らせる。大隅総合開発期成会の山下栄・鹿屋市長は「撤退によって大隅地域の物流と観光に大きな問題が生じる」。志布志市の本田修一市長は「撤退は予想外。なんとしても志布志港のシンボルを存続させたい」と話している。
 「さんふらわあ」は2隻就航し、いずれも旅客定員782人▽乗用車140台▽トラック175台を収容でき、大阪―志布志間を片道約14時間で結ぶ。
10月19日朝刊
(毎日新聞) - 10月19日15時0分更新

238とはずがたり:2006/11/25(土) 11:21:41
『茨城港湾』が新会社
ひたちなか都市開発
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20061123/lcl_____ibg_____002.shtml

 県出資団体の港湾管理会社「茨城港湾」(東海村)と常陸那珂港周辺の開発を手がける「ひたちなか都市開発」(ひたちなか市)は二十二日、合併することで合意し、水戸市内のホテルで合併調印式が開かれた。

 茨城港湾を存続会社とし、ひたちなか都市開発を吸収する。合併後の新会社名は「茨城ポートオーソリティ」、資本金二十九億四千七百八十万円。十二月二十日の株主総会で合併の承認手続きを経て、来年四月一日に新会社を発足させる。両社の社長を務める角田芳夫副知事が社長に就く。

 茨城港湾は、大洗、常陸那珂、日立の三港の運営と港湾サービスを提供し、ひたちなか都市開発は港周囲に広域商業施設誘致などに取り組んできた。ともに県が50%以上を出資しているが、県の第四次県行財政改革大綱や県議会特別委員会の提言の中で合併を求めていた。 (秦淳哉)

239とはずがたり:2006/12/03(日) 20:03:34
志布志だと大隅・姶良・鹿児島・日南・諸県地方からの集客が精々だが,宮崎港となればそれらの地域に加えて宮崎から延岡方面迄視野に入ってくる。

さんふらわあ志布志航路 存続訴え2000人決起 志布志市で大会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061130-00000018-nnp-l46

 カーフェリー「さんふらわあ」の志布志航路存続を求めて、志布志市内の関係団体などでつくる「『さんふらわあ』志布志航路存続協議会」(会長・本田修一同市長)は29日、同市の志布志港で決起大会を開催、約2000人が参加した。

 本田市長が「大会に集まった皆さんの熱意、うねりを運航会社に伝え、航路撤退を考え直してもらう」とあいさつ。大隅半島の4市5町でつくる大隅総合開発期成会長の山下栄・鹿屋市長は「さんふらわあは大隅地域が生き残るための生命線だ」と、同航路の重要性を強く訴えた。「さんふらわあの撤退が鹿児島県の産業界全体にもたらす影響は計り知れず、あらゆる手段を講じて断固阻止する」とする大会決議が採択された。

 大会には大隅半島だけでなく、宮崎県の串間市や都城市、南郷町から駆けつける人も。参加者たちは「志布志‐大阪航路の存続を」と書かれた鉢巻きを着け、停泊中の「さんふらわあ」を前に気勢を上げていた。

 大会後、本田市長ら約70人は「さんふらわあ」に乗船。30日、大阪でも、関西在住の県出身者ら約100人が参加し決起大会を開催。運航会社のブルーハイウェイライン西日本の大阪本部を訪れ、約3万3000人分の署名を手渡す予定。


=2006/11/30付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 11月30日10時11分更新

241とはずがたり:2006/12/24(日) 11:04:20

秋田港のコンテナ取扱、年間3万本突破へ 製材輸入増などが要因
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20061223b

 秋田船川税関支署がまとめた貿易概況によると、秋田港の今年1?10月の国際定期コンテナ航路の取扱本数は2万5760本(20フィートコンテナ換算)で、前年同期を16・1%上回った。このペースで推移すれば、初めて年間で3万本を突破する見通し。自動車部品の輸出や製材の輸入増が、全体を押し上げる要因となっている。昨年の取扱本数は2万7197本で、7年連続で過去最高を更新している。

 現在、秋田港?釜山港間のコンテナ船は週4便。同支署によると、1?10月の輸入本数は前年同期比18・0%増の2万493本で、金額は32・2%増の274億2500万円。

 金額ベースでコンテナ輸入の3割超を占める製材は、北欧などからの輸入が伸び、13・8%増の99億7300万円。次いで、衣類が30・8%増の25億6000万円。銅や亜鉛などの金属・金属製品も増えている。

 一方、輸出は9・1%増の5267本で、金額ベースでは56・5%増の121億9200万円。構成比で3割超を占めるトップの輸送用機器は、前年同期比約2倍の44億4600万円。次いで、亜鉛・亜鉛合金の22億3000万円で、素材価格上昇などで前年比2倍超となった。

(2006/12/23 09:44 更新)

242荷主研究者:2006/12/31(日) 10:54:24

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200609220014.html
'06/9/22 中国新聞
上組が福山港に物流センター

 上組(神戸市)は12月、福山市箕沖町の福山港国際コンテナターミナルに隣接する「箕沖物流センター」を開設する。福山港の貨物取扱量の増加やコンテナバースの2バース化に向けた動きに対応。鉄骨2階建て(延べ約1万300平方メートル)。温度管理をしない普通倉庫、クレーン倉庫、屋根付きの荷さばき場で構成。県箕沖産業団地の敷地約2万800平方メートルに約20億円をかけ11月末までに建設する。

243荷主研究者:2006/12/31(日) 10:58:18

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20060926000092
2006/09/26 09:32 四国新聞
トラック運賃昼間便3割引に−ジャンボフェリー

 ジャンボフェリー(神戸市)と地元自治体、荷主企業などでつくる「神戸―高松間フェリー航路活性化委員会」は二十五日、同航路の昼間便のトラック運賃を三割引にする実証実験を行うと発表した。期間は十月一日から一カ月間。積載率が低調な昼間便の利用促進や新規顧客の獲得、陸上からフェリーへのモーダルシフトを図る。

 活性化委員会はジャンボフェリーのほか、香川県、神戸市、加ト吉などで構成。昨年七月に設置され、国の公共交通活性化総合プログラム事業を活用して同航路の利用促進に取り組んでいる。

 割引対象は、高松発が午前五時半、同十時半、神戸発が午前六時、同十時半の上下計四便。割引運賃は片道で、十トントラックが一万六千二百四十円(通常二万三千二百円)、四トントラックが一万八百十円(同一万五千四百三十円)などになる。

 実験後は利用者アンケート調査を行い割引効果を見極めた上で運賃改定の必要性などについて意見をまとめる。

247とはずがたり:2006/12/31(日) 15:10:00
>>246
これは至急やるべきだね。名称は「阪神港」か?
そもそも「尼崎西宮芦屋港」ってのがある時点で笑止。

248荷主研究者:2006/12/31(日) 16:47:46

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20061011/20061011_003.shtml
2006/10/11付 西日本新聞朝刊
6万トン級貨物船着岸可能に 水深15メートルの岸壁着工 福岡市の人工島

福岡市東区の人工島で開かれた国際海上コンテナターミナル整備事業の着工式

 大型貨物船が着岸できる福岡市初の水深15メートル岸壁を備えた「国際海上コンテナターミナル」整備事業が9日、博多湾に浮かぶ人工島で始まった。水深15メートル岸壁は全国でも少なく、九州では北九州市に続いて2番目。福岡市ではコンテナ貨物輸送が急増しており、本格的なターミナル増設によって、博多港を九州最大級のコンテナ基地とすることを目指す。

 人工島では現在、新ターミナルに隣接する深さ11メートルと14メートル岸壁が稼働中だが、6万トン級の大型貨物船は水深不足で着岸できない。また、荷降ろしするコンテナ船で混雑が続いており、貨物船が沖合で順番待ちしている状態という。

 新岸壁は延長350メートル、奥行き500メートルで、6万トン級の大型コンテナ船舶が接岸可能。ガントリークレーン2基を設置予定で、2008年春に暫定供用開始、10年度末の完成を目指す。完成すれば20フィートコンテナ換算で、年間20万個から25万個のコンテナが新たに取り扱いできるようになる。総事業費は約339億円。

 この日の着工式には、事業を進める国土交通省九州地方整備局や福岡市などから約200人が参加。安全祈願祭に続いて、あいさつした山崎広太郎市長は「博多港におけるコンテナ取り扱い施設はフル稼働の状況。コンテナターミナルは必要不可欠」と強調した。

 博多港のコンテナ取扱量は、10年前の約25万9000個から昨年度は約2.4倍の約62万1000個に増加。本年度も70万個を超える見通し。新しい岸壁が本格稼働すれば、年間100万個を取り扱えるようになる。

249荷主研究者:2006/12/31(日) 16:58:22

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20061017&j=0024&k=200610179391
2006/10/17 07:21 北海道新聞
東日本フェリー苫小牧−大洗航路 商船三井引き継ぎへ 来年早々にも

 東日本フェリーを運航するリベラ(広島県呉市)が来年早々にも苫小牧−大洗航路を運休し、共同運航している商船三井フェリー(東京)に引き継ぐ方向で検討していることが十六日分かった。現行の便数は維持する。

 苫小牧−大洗のフェリー航路は日曜日を除く毎日、リベラ所有船一隻、商船三井所有船三隻を使い一日二往復体制で共同運航している。関係者によると、来年早々にもリベラが所有する一隻を商船三井に貸し渡し、商船三井の単独運航に切り替える計画。リベラは同航路の運航権を残したまま運休し、商船三井は増便する形を取る。リベラ側の船員は商船三井の指揮下で乗船し、商船三井からは用船料が入る。

 リベラは来年夏にも函館−青森航路に双胴型の新型高速フェリー二隻を導入するが、苫小牧、大洗の支店経費などを圧縮し、経営資源を同航路に集中投下する方向だ。既にリベラは、今年三月に室蘭−八戸航路を休止。苫小牧−八戸航路は、今回と同様の手法で十二月から運航を休止し、共同運航する川崎近海汽船(東京)に運航を引き継ぐ予定だ。

 相次ぐ路線の見直しでリベラの運航経路は函館−大間、函館−青森、室蘭−青森、室蘭−新潟・直江津−福岡・博多の五航路となる。

250荷主研究者:2006/12/31(日) 16:58:47

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20061019&j=0024&k=200610199896
2006/10/19 07:40 北海道新聞
石狩湾新港 設備投資が活発化 4−9月150億円 目立つ冷凍食品

 【石狩湾新港】石狩湾新港地域の造成・分譲を手掛ける第三セクター、石狩開発(石狩)は十八日、本年度上半期(四−九月)に工場や倉庫などの新増設へ着手した企業の設備投資額が約百五十億円と過去五年間で最高だったことを明らかにした。業績回復で設備投資への意欲が一段と活発化していると言えそうだ。

 石狩湾新港地域に取得済みの工場用地で新増設に着手した企業は二十四社で、昨年度一年間に並んだ。投資額は昨年度まで年間約七十億円で推移したが、上半期だけでそのほぼ二倍に達した。さらに二、三社が増設を計画、設備投資額も二百億円に近づくと見込まれるなど、年間では「バブル期以来の高水準」(石狩開発)となりそうだ。

 業種別では、冷凍食品の積極姿勢が目立つ。ニチレイ(東京)は今月下旬、延べ床面積一万五千平方メートル、保管能力一万三千トンの「石狩物流センター」を稼働させる。総投資額は二十億円。東洋水産(同)も十七億円を投じ、既存の冷凍倉庫と同じ敷地に延べ床面積一万千百平方メートル、保管能力一万五千トンの冷凍倉庫を建設中だ。

 このほか約一万六千平方メートルの用地を取得した自動車部品製造の徳重(とくえ)(愛知県名古屋市)は来年四月の稼働を目指し、延べ床面積五千平方メートルの工場を建設。苫小牧埠頭(ふとう)(苫小牧)は十三億円かけ灯油貯蔵タンク五基を増設する。

 石狩開発は「ゼロ金利解除で金利上昇前に設備投資する企業が増えているのでは」と分析。道は「消費地の札幌に近く、港湾機能が充実してきていることも背景にあるのでは」(産業立地課)とみている。

251荷主研究者:2006/12/31(日) 17:03:54

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061016/ftu_____thk_____000.shtml
2006.10.16 中日新聞
名古屋港に新コンテナターミナル 岸壁総延長1050m、国内最大級

新コンテナターミナルの増設工事で据え付けられる巨大な鋼管製の「ジャケット」=名古屋港飛島ふ頭で
 世界最大級の超大型コンテナ船が満載のまま接岸できる新コンテナターミナルの増設工事が、2008年末の供用開始を目指して、愛知県飛島村の名古屋港飛島ふ頭南側コンテナターミナルで進んでいる。

 同ターミナルは、横浜港本牧ふ頭に次いで国内2例目となる日本最大の水深16メートルの岸壁を持つ。国の予算が集中的に投じられるスーパー中枢港湾に指定された名港の目玉事業で、長さ400メートルの第1ターミナル岸壁は昨年末に完成。現在進められているのは、その西側の350メートルの第2ターミナル岸壁だ。

 すべてが完成すると、東隣の水深12メートル岸壁と合わせて総延長1050メートルにもなる国内最大級のコンテナターミナルが誕生。年間のコンテナ取り扱い能力は約110万個、コンテナヤードの保管量は約2万個にも達し「モノづくり中部」随一の海上物流拠点となる。

 第2ターミナル岸壁では、岸壁の一部となる「ジャケット」の据え付け工事が報道陣に公開された。ジャケットは、鋼管で組み立てられた大型の立体構造物。長さ50メートル、幅40メートル、高さ18メートル、重さ約600トンのジャケットは大型起重機船で持ち上げられ、海面下66メートルの海底地盤にまで打ち込まれた複数のくいの上に、すっぽりかぶせる格好で取り付けられた。

252荷主研究者:2006/12/31(日) 17:05:07

http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20061026/lcl_____mie_____011.shtml
2006.10.26 中日新聞
コンテナ10・6%増 四日市港、大型船用岸壁など要因

 四日市港の霞ケ浦北埠頭(ふとう)国際コンテナターミナルがことし1月に供用開始して以降、同港での1−9月のコンテナ貨物取扱量が20フィートコンテナ換算で約11万8000個に上り、前年同期比10・6%増となったことが明らかになった。

 佐藤清副管理者は25日の同組合議会定例会で、コンテナ取扱量が増えた要因として、同ターミナルに大型コンテナ船が入港可能な水深14メートルの岸壁を開設したことなどを指摘。現在の増加率で進むと、コンテナの年間集荷量は16万個になると予想し「前年比で1万5000個程度増加する見通し」と述べた。

 同組合は昨年6月から北米をはじめとした新規航路の拡大にも向けて、同港に寄港する船会社に対して経費を一部補助する制度を始めたが、まだ適用した例はない。佐藤管理者は「(一寄港につき)最大100万円の補助制度は船会社へのインパクトが大きい。今後もこの制度を活用し、北米航路の誘致につなげたい」とした。 (神田要一)

253荷主研究者:2006/12/31(日) 17:05:53

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/10/20061030t11031.htm
2006年10月29日日曜日 河北新報
宮城県、仙台塩釜港計画改定へ 岸壁改修など柱

 宮城県は本年度、1996年度の策定以来10年間を経過した仙台塩釜港の港湾計画改定に着手する。船舶の混雑、大型化に対応する岸壁の改修や低迷する塩釜港区の活性化が焦点になりそうだ。県は県民の意見を聞いた上で2年程度かけて計画素案をまとめ、2009年度の改定を目指す。

 学識経験者らによる検討委員会を07年1月に発足させるのに先立ち、県民や港湾利用者に意見を募る。具体策として11月末まで郵送や電子メールなどで意見を募集。物流だけでなく、環境や防災、観光、まちづくりなど幅広い視点で考える懇談会も年内に5回開き、計画づくりに役立てる。

 仙台塩釜港の貨物量は05年、3817万トン(うち仙台港区3533万トン、塩釜港区284万トン)。仙台港区は3年連続で上昇したが、塩釜港区は減少傾向が続いている。

 仙台港区は中野埠頭(ふとう)を中心に岸壁が混雑し、現在の勢いで貨物量が増えると、埠頭やコンテナターミナルの容量不足が懸念される。船の大型化も進んでいることから、岸壁の数を減らして長さを確保したり、岸壁の水深を深くしたりできないか検討する。

 塩釜港区は塩釜市の港奥部埋め立てや七ケ浜町東宮浜地区の人工島計画について、実現性や規模などを再検討する。1100隻に及ぶ放置プレジャーボートについても、港の安全や景観を損ねていることから、収容施設の整備などを検討する。

 07年春の仙人峠道路(釜石市―遠野市)の開通で、完成自動車の積み出しなどをめぐって予想される釜石港との競争激化にも対応する。

 釜石港は、トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が完成した1993年以来、完成車の積み出しが行われている。金ケ崎―釜石間は現在、2時間20分かかるが、仙人峠道路開通で35分短縮され、冬場の安全性も大幅に向上する。

254荷主研究者:2006/12/31(日) 18:38:55

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20061110001.htm
2006年11月10日 北國新聞
大水深岸壁基礎が着工 08年暫定供用へ

 石川県の金沢港大浜埠頭(ふとう)で十日、大水深岸壁の基礎工事が始まり、多目的国際ターミナルの本格的な整備が動き出した。岸壁の桟橋を支える巨大な鋼製の杭(くい)を海底に打ち込む作業が順次進められ、今年度中に百二十本を施工する。来年度には桟橋本体の工事に取りかかり、二〇〇八(平成二十)年十月に水深一二メートルでの暫定供用を目指す。

 延長二百六十メートル、幅二十七メートルの桟橋は百三十五本の杭で支えられる。作業船のクレーンでつり下げた長さ十九―二十四メートルの杭に震動を与え、高圧の水を噴射して地盤を緩めながら十―十二メートルの深さにまで打ち込む作業が行われた。

 暫定供用を開始する〇八年以降は海底の浚渫(しゅんせつ)を進め、二〇一五(平成二十七)年度には、岸壁などと合わせ、延長二・五キロの航路についても水深一三メートルでの整備を完了させる。

255荷主研究者:2007/01/01(月) 22:55:41

http://www.kentsu.co.jp/chubu/news/p02295.html
建設業界ニュース中部版
【愛知】コンテナターミナルへ貨物鉄道引込を検討(12/19)

■  伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会で組織する伊勢湾シー&レール物流戦略部会は、伊勢湾スーパー中枢港湾のコンテナターミナルへの貨物鉄道の引き込み可能性についての検討結果をまとめた。四日市港の三岐鉄道への引き込みを例に、既存ストックが活用可能と仮定した場合、年間片道5000個程度のコンテナ貨物量で可能となることが確認された。また、国際海上コンテナの輸送では、内陸部で鉄道貨物駅に近接したインランドデポ(内陸部における国際物流拠点)の併設も必要とした。これら検討結果はきょう19日に開催する第3回伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会で報告する。
 同部会は、伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会の鉄道物流部門の検討部会で、日本貨物鉄道、四日市市、名古屋港管理組合、四日市港管理組合、国土交通省中部地方整備局と中部運輸局で構成する。昨年10月の協議会で委員から「伊勢湾における鉄道のターミナル引き込みについて検討すべき」との意見を受けて、検討を進めていたもの。
 海外では、多くのコンテナターミナルで鉄道が引き込まれており、伊勢湾では日本政策投資銀行東海支店が「四日市港−今後の発展に向けた課題」(06年5月)の中で、コンテナターミナルへの鉄道の引き込みを提案している。また、内陸部では鉄道輸送と連携したインランドデポ設置の検討が進められ、滋賀県米原市の「滋賀統合物流センター」(SILK)構想によるJR貨物のターミナルと連携した効率的な製造・物流統合システムの実現に向けた取り組みが進められているなどの背景がある。
 こうした背景を踏まえ、同部会では、三岐鉄道や四日市商工会、愛知県などもオブザーバーとして参画してもらい、検討を進めてきた結果、機関車などのストックや人的なコスト負担を除いた専用線だけを用いた場合、年間20フィートコンテナ換算個数で片道5000個の貨物量で運用が可能であることを確認した。イメージ図は三岐鉄道の駅から専用線をコンテナターミナルに敷いた場合の想像図で、延長約2㌔程度(可道橋あり)の引き込み線を想定している。概算事業費は数十億円。
 協議会には、このほかコンテナターミナルへの鉄道のみならず、既存の貨物駅との間をトラックで結ぶ一般的な鉄道貨物輸送形態も検討した上で、既存の貨物駅が移転する際などには国際海上コンテナの取り扱いに対応した施設整備の検討の必要性も報告することにしている。
 同部会では今後、港湾と鉄道とのシームレスな連携の実現に向けて、鉄道を利用した国際海上貨物輸送に対する荷主などのニーズや、国際海上コンテナの鉄道輸送の効果や課題の把握に引き続き努めることにしており、その一環として荷主などからの相談窓口を設置する。
(2006/12/19)

256荷主研究者:2007/01/02(火) 11:56:17

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061221/ftu_____thk_____001.shtml
2006.12.21 中日新聞
名古屋港、5年連続日本一確実 総取扱貨物量2億トン

 名古屋港管理組合は20日、名古屋港の2006年の総取扱貨物量が、国内の港湾で初めて2億トンの大台を突破したと発表した。02年から5年連続の日本一は確実で、貿易額も6年連続で日本一になる見込み。

 同組合の推計によると、今年の総取扱貨物量は、前年比10・1%増の2億600万トン程度になる見通し。トヨタ自動車を中心とした完成車や自動車部品の輸出が好調で、輸出全体では9・2%増の5100万トンを記録。輸入も液化天然ガス(LNG)や鉄鉱石などが好調で7・7%増の8100万トンとなる見込み。

 このほか、内国貿易貨物も、完成車を中心に移出、移入とも好調で13・5%増の7400万トンとなる。

 名港が1億トンを突破したのは1977年。1億5000万トン台に到達した2000年からわずか6年でさらに5000万トンを上積みした。

 2位は千葉港、3位は横浜港の見通し。世界的には約4億トンのシンガポールがトップで、名港は10位前後とみられる。

 一方、財務省貿易統計によると、貿易額も1月から10月まで名港が全国1位となっている。

257荷主研究者:2007/01/02(火) 12:14:39

http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20061216/lcl_____fki_____000.shtml
2006.12.16 中日新聞
福井港への外航船入港数が倍増 中ロ関係軸に伸び期待

 関税法上の開港指定を昨年4月に受けた福井港への外国航路船舶(外船航)の入港数が、今年に入って激増している。県の集計によると、1月から11月末までに入港した外航船は176隻を数え、昨年同期(91隻)のほぼ2倍に達している。好調な中古車輸出などの恩恵も受けたが、うち91隻が福井港への直接入港で、開港指定のメリットが入港実績に結びついたことを裏付けている。

 県によると、外航船が福井港に入港する場合、昨年3月までは敦賀港など開港指定港で「不開港への入港手続き」を経る必要があった。しかし、2005年月に関税法上の開校指定を受けたのに伴い、現在は直接入港が可能になった。

 その結果、輸送日数やコストが削減され、開港初年の05年も入港数101隻のうち、約半数の51隻が直接入港だった。今年の直接入港数は、昨年同期の総入港数にほぼ並ぶなど、開港の効果が数字となって着実に表れている。

 県港湾空港課によると、品目別ではロシアへの中古車輸出が92隻で最も多く、韓国で加工後に中国に出荷されるとみられる金属スクラップ船が28隻となっている。一方、輸入では、工業団地・テクノポート福井に立地するアルミ圧延メーカー工場向けのアルミインゴットを積んだ外航船が、45隻でトップだった。

 また、12月1日からは、テクノポート福井で木造住宅用建材メーカーが稼働を開始し、今後は同社がロシアから木材を輸入する船が毎月2隻ほど入港する見通しという。

 中国経済の活況などの影響もあり、同課は「さらに入港実績は伸びていくのではないか」と期待を寄せている。

 (畑結樹)

258とはずがたり:2007/01/02(火) 14:02:15
社説:能代港の整備 資源循環の国際拠点に
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20061226az

 海運をめぐる動きが活発化している。国土交通省が能代港をリサイクルポート(総合静脈物流拠点港)に指定したほか、秋田港から極東ロシアのウラジオストク、ボストーチヌイ両港を結ぶ定期航路の開設が、早ければ来春にも実現する可能性が高まった。両港とも環日本海の物流拠点として存在感を増すことになるが、とりわけ能代港はアジアを組み込む形で資源循環の国際拠点となる期待も膨らむ。

 リサイクルポートは国交省の港湾行政の柱の一つ。環境に優しい海運を使って循環資源を広域的に集め、資源循環型社会の形成と港湾地域の活性化を図る狙いがある。今回、能代港と同時に舞鶴(京都)、三島川之江(愛媛)が指定され、全国で計21港となった。

 能代港の指定は、米代川流域の9市町村と県による県北部エコタウン計画を推進する上で重要な意味を持つ。後背地の大館市や小坂町では、長年培ってきた木材加工や製錬技術を生かしたリサイクル、廃棄物処理施設が集積。新たな基盤産業として育ちつつあるが、これまで計画エリア内に肝心の物流拠点がなかった。また、リサイクル産業の集積がなかった能代市にとっても、指定により関連施設の立地が見込まれ、エコタウン計画への本格参入の道が開けることになる。

 非鉄金属大手のDOWAホールディングスが100%出資する子会社で、県北地区のリサイクル産業の中核的存在の小坂製錬は、リサイクル原料に対応した国内初の新型炉を建設中だ。来年3月の完成時には年間の処理能力が現在の約5万トンから20万トン以上へと飛躍的に拡大する。同社がその原料として想定しているのが、アジア諸国で大量に廃棄、排出される携帯電話などの廃電子基板だ。

 製錬の原料となる鉱石はブラジル、ロシア、インド、中国(ブリックス諸国)などの経済成長に伴い、慢性的な品薄状態。同社が鉱石に代わる原料として着目しているのが、貴金属やレアメタルの含有率が高い廃電子基板や、電気・電子部品の製造過程で排出される端材である。その最大の輸入先となるのが東アジアや東南アジア諸国だ。

 多くの製造拠点が立地するアジアの国々では、世界貿易機関(WTO)加盟により廃棄物の適正処理が求められながら、それに振り向ける余力がないのが実情という。DOWAは、将来的には中国をも視野に入れた形で輸入拡大に意欲をみせている。小坂を拠点にした資源循環が軌道に乗るならば、受け入れ港としての能代港の重要度は飛躍的に高まることになろう。

 リサイクルポートの指定に伴い、国はリサイクル産業の新規立地促進や、貨物の積み替え・保管施設の整備補助などの各種支援を行うことになる。DOWAは金属とプラスチックを分類するなどの前処理施設や倉庫が必要だとしており、県と能代市も、能代港への原料の保管施設整備や、それを行う第三セクターの設置などの協議を始める予定だ。産業基盤が脆弱(ぜいじゃく)な能代市にとっては、木材産業と並ぶ新たな産業基盤づくりのチャンスが生まれた。官民挙げて盛り上げたい。

(2006/12/26 09:07 更新)

259とはずがたり:2007/01/22(月) 16:54:35

中小海運業が共同管理会社
業界再建へ国交省が支援
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007012100068&genre=A1&area=Z10&mp=

 船の老朽化や船員不足が深刻な内航海運業界を立て直すため、国土交通省は21日までに、中小事業者が共同出資で管理会社を設立し、船舶整備や船員育成を効率化できるよう支援することを決めた。

 事業者ごとに行っていた船の補修や点検を管理会社が一括することでコストを削減できるほか、グループ化による事業者間の信用補完で、新船の建造資金なども調達しやすくなると期待される。船員育成も共同で効率的に行うことができるようになる。
 生き残りのための会社合併と違って個々の事業者が存続できることなどから、国交省が約2000社を対象に昨年実施したアンケートでは、前向きな回答が75%を占めた。(共同通信)

260とはずがたり:2007/01/31(水) 15:39:30

さんふらわあ対策協が存続へ支援策
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000701310003
2007年01月31日

 志布志と大阪を結ぶカーフェリー「さんふらわあ」の志布志港撤退問題で30日、県の航路存続対策協議会が県庁で開かれ、港湾施設使用料や水道料の減免、利用促進のための助成ツアーなどの支援策をまとめた。2月16日に伊藤祐一郎知事が、運航会社の親会社である商船三井(東京都)を訪ね、芦田昭充社長と直接協議する。
 県や志布志市、トラック協会をはじめとする経済界でまとめた支援策で、港湾施設使用料と水道料の減免▽助成ツアーや修学旅行などでの利用促進▽一定の範囲内での運賃引き上げ、など。
 いずれも運航会社のブルーハイウェイライン西日本が、撤退計画を撤回することを前提に実施する。港湾施設使用料は現在年間2700万円、水道料は同500万円だが、具体的な減免額については明らかにしなかった。
 ブ社は、志布志から宮崎に航路を変更することで燃料代など年間約3億円を節約できると、撤退理由を説明している。
 一方、県は01年度から志布志航路のトラック輸送台数は年々増えており、今年度は7万台を超えるとみている。伊藤知事は「単純に2千円値上げすればそれだけで、1億4千万円の増収になる。交渉に一定の希望を持っている」と述べた。
 また、志布志市の本田修一市長は「会社側にとってもある程度納得できる内容ではないか。実現可能と思っている」と話した。
 ブ社は当初、今年3月いっぱいで志布志港を撤退し、4月から宮崎〜大阪間に航路変更するとしていたが、施設整備に時間がかかるとして10月からに計画を延期した。

261荷主研究者:2007/02/13(火) 00:17:45

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200701010073.html
'07/1/1 中国新聞
周南に初の7万トン級貨物船

 最大積載量7万トン級の大型貨物船が9日、周南市の徳山下松港に入港する。周南コンビナートの2社が県営晴海埠頭(ふとう)を活用し初めて挑む。同クラスは水深14メートルが必要。埠頭は整備されているが、航路は水深12メートルしかなく、水位の上がる満潮時を利用して航行し接岸。自家発電の燃料となる石炭を荷揚げする。2社は今後、年間約70万トンの石炭を、7万トン級貨物船で輸送する考えだ。

【写真説明】<左>初めて7万トン級の大型貨物船が入港する周南市の徳山下松港。官民連携による機能強化に期待がかかる<右>荷降ろしのため、晴海埠頭14メートル岸壁に民間業者が設置した移動式クレーン

262荷主研究者:2007/02/13(火) 00:25:50

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061227/ftu_____thk_____005.shtml
2006.12.27 中日新聞
RORO船が入港 伏木富山港にロシアの船会社の定期便

 ロシア極東の船会社「トランス・ザルビノ」(ザルビノ)のRORO船(自走式積み降ろし船)の第1便が26日、伏木富山港に入港した。

 年明けから週1便の定期として就航し、中古自動車などを同港からウラジオストクへ輸出する。将来は便数を増やし、寄港地を広げる考えだ。

 日本側代理店の協栄船舶(大阪市)によると、当初は300台が積み込める船を配置し、中古自動車を中心に中古建機・トラックを輸出する。運航の曜日はまだ決まっていない。伏木富山港は日本製中古車の日本最大の輸出基地。年々輸出量が増加していることに対応した。

 RORO船は、クレーンを使わずに直接荷物(車)の積み降ろしができる貨物専用船。

 大量輸送と荷役作業の効率化で物流コストが軽減できるメリットがある。

 協栄船舶は福井など日本海側の港への寄港を計画しているだけでなく、横浜港や神戸港など太平洋側への就航も視野に入れている。

264荷主研究者:2007/02/13(火) 00:35:42

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070109302.htm
2007年1月9日03時38分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢港利用、5割超す コマツ粟津工場 先月、北米向け建機輸出

 コマツ粟津工場(小松市)の北米向け輸出建設機械のうち、金沢港の利用割合が十二月、初めて50%を突破した。同港の北米行きRORO船の利用に加え、同工場は「六月から特殊コンテナを使って始めた釜山経由の輸出が軌道に乗ってきた」としている。
 金沢港の北米行きRORO船は月一便で、建設機械を走らせて荷積みできる。これに対し、週三便の釜山行きはコンテナ船であるため、従来は建機をそのまま積むことができなかったが、六月から特殊コンテナ「スーパーラック」の活用で金沢―釜山便を経由した輸出が可能になった。

 このため、北米向け建機の出荷港は名古屋などが減り、二割未満だった金沢港の利用割合が六月から徐々に上昇、十二月は50・2%になった。

 粟津工場の海外向け出荷台数のうち、北米はほぼ半数を占め、地域別では最も多い。

 粟津工場は、釜山経由による出荷地域について昨年始めた北米、欧州、東南アジアに加え、今年は中近東、アフリカ、中南米を順次加える方針。同工場は出荷地域の拡大により、輸出建機全体に占める金沢港の利用割合を二〇〇七年度に三割、将来的には七割程度に高める目標を掲げている。

265荷主研究者:2007/02/13(火) 00:45:01

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20070113/20070113_003.shtml
2007/01/13付 西日本新聞朝刊
コンテナ取扱量過去最高を更新 06年博多港速報値 外国航路も75万人突破

 福岡市が発表した博多港の概況速報値によると、2006年の国際海上コンテナ貨物の取扱量が71万TEU(20フィートコンテナ換算)、外国航路の船舶乗降者数も75万1000人に達し、ともに初めて70万台を突破して過去最高を更新した。市は「博多港は経済発展が著しい中国に近く、東アジアの玄関口として物流需要が高い。韓国人の乗降も大幅に伸びた」としている。

 コンテナ取扱量は05年(66万7000TEU)に比べ、6.5%増加。1‐9月分の内訳集計をみると、相手国は輸出入ともに中国、韓国、米国の順だった。前年同期に比べ、中国との取引は古紙の輸出、日用品や衣類の輸入が伸び、輸出入ともに1万TEU以上増えた。輸入では05年1‐9月にトップだった韓国を中国が抜いた。

 主な輸出品はタイヤなどゴム製品(全体の41%)、古紙など再利用資材(同12%)。輸入品は牧草など動植物性製造飼肥料(同13%)、家具装備品(同10%)。05年1‐9月に比べ、再利用資材の輸出、動植物性製造飼肥料と日用品の輸入が増えた。

 国別の乗降者数では「韓流ブーム」が一段落した影響などで、日本人が前年比約16%減の27万4000人にダウン。一方、韓国人は同約36%増の46万1000人に膨らんだ。全体に占める割合では05年は日本人(約48%)と韓国人(約50%)がほぼ同率だったが、06年は韓国人(約61%)が日本人(約37%)を初めて大幅に上回った。

 市は韓国人の利用増の理由について(1)円安ウォン高(2)短期滞在者のビザ免除(3)韓国での週休2日制定着(4)ゴルフや温泉など九州観光の関心高まり‐などを挙げる。

 吉田宏市長は「九州と韓国の近さが観光面で実証され、物流でも日本と東アジアを結ぶ役割が評価された。スーパー中枢港湾指定の目安となる100万TEUも視野に入る伸びだ」としている。

266荷主研究者:2007/03/23(金) 00:17:24

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/01/20070123t42033.htm
2007年01月22日月曜日 河北新報
貨物定期航路、秋田港―ロシア開設へ 今夏にも

 秋田港と極東ロシアを結ぶコンテナ定期航路が開設される方向で、調整が進んでいることが22日までに分かった。国内とロシアの海運数社が検討中で、近く秋田県に対し、正式に開設の意向を伝える見通し。早ければ夏ごろにも就航するとみられる。現在、東北とロシアとの間に定期航路はなく、唯一の海運航路として注目されそうだ。

 秋田港の外貿定期航路は現在、1995年に開設した韓国・釜山港のみ。99年に北朝鮮に近いロシアのポシェット港との間で航路ができたが、貨物量の低迷で2003年に廃止された。

 今回、極東航路の開設の動きは、釜山航路のコンテナ取扱量が年々増加の一途で、経済発展が著しい極東地域から釜山経由で輸出入される品目も増えているためとみられる。

 県商業貿易室によると、ロシア政府と、国内とロシアの大手海運会社が、ウラジオストク、ボストーチヌイ両港と秋田港との定期航路の可能性を検討している。定期航路の新設は、現在の釜山経由に比べ、運航にかかる日数とコストが大きく縮減される。

 現在、日本からは中古車や自動車部品、紙など、ロシアからは木材や原油、亜鉛などの貨物需要がある。同貿易室は「ポシェット港は、交通体系などインフラが悪かった。ウラジオストク、ボストーチヌイは国際港であり、安定した貨物輸送が望める。自動車産業が東北にさらに張り付けば、秋田港から極東地域に向けた輸出入の将来展望も開けるのではないか」と話している。

267荷主研究者:2007/03/23(金) 00:21:13

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200701260107.html
'07/1/26 中国新聞
福山港国際ターミナルを増設

 広島県福山港地方港湾審議会は25日、福山市内で会議を開き、箕沖町の福山港国際コンテナターミナルに水深12メートルの岸壁を1バース増設するなどとした港湾計画の変更案を県の原案通り承認し、藤田雄山知事に答申した。同ターミナルは今後、3バース体制を目指す。新たに増設するバースは3万トン級の貨物船が接岸できる。第2バース南側の海面を埋め立てるなどして、5.2ヘクタールのふ頭用地を確保する。

268荷主研究者:2007/03/23(金) 00:26:40
>>255

http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20070123/lcl_____mie_____000.shtml
2007.01.23 中日新聞
四日市港埠頭に貨物鉄道構想 船荷積み降ろし全国へ

鉄道が引き込まれた港を描いたイラスト(中部地方整備局など作製)

 四日市港にまで貨物鉄道を敷き、埠頭(ふとう)で荷物を積み降ろしする全国初の構想実現に向け、関係機関が協議を進めている。トラック輸送から切り替えられれば、コスト削減だけでなく、道路の渋滞緩和や二酸化炭素の排出削減など環境面での利点も多い。国は事業化に必要な貨物取扱量を試算するなど課題をまとめ終えた。今後、荷主のニーズ把握に乗り出す。

 鉄道を使った貨物輸送は、欧米など内陸部が広い大陸で発達。国土交通省中部地方整備局の担当者は「コンテナターミナルに貨物鉄道が引き込まれている港は世界に多い」と話す。

 名古屋港と四日市港の在り方を検討する伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会の2005年10月の会合で「鉄道のターミナル引き込みについて検討すべきだ」という意見が委員から出され、同整備局が実現可能性の検討に着手した。

 鉄道は輸送コスト自体はトラックに比べ安いが、貨物の積み降ろし込みにコストがかかる。このため「輸送距離が片道400キロ以上なければトラックよりもコストが高くなる」(同整備局)とされ、狭い日本では敬遠されてきた。

 しかし、埠頭内に線路を引き込めば、貨物の積み降ろしのどちらかのコストはほとんど省くことができるのでは−という発想だ。

 鉄道事業者を交えた検討の結果、年間のコンテナ貨物取扱量が20フィート(1フィートは約30センチ)コンテナ換算で約5000個あればコスト的に事業が成り立つことが判明した。四日市港の年間集荷量は約15万個前後で、わずか3%が転換すればいい計算だ。同整備局の担当者は「関係者が一堂に会して『可能性がある』と合意した。前向きな話だ」と手応えを感じている。

 今のところ正式には、四日市港を前提にした話し合いにはなっていない。具体的にどの程度の環境負荷を削減できるかの精査もこれから。しかし、同港の霞ケ浦地区北埠頭からJR関西線の富田駅までは約2キロの近さ。線路を敷設するにも少ない投資で済み、同整備局は「地の利はある」と認めている。

 一方で、実現性に慎重な意見も。「レールは造ったが利用がない、では困る」と、四日市港管理組合の担当者。鉄道がトラックに価格競争で勝てる400キロ以上もの遠方の荷主がどれほどいるのか−。同組合は楽観的な予測を立てられないでいる。

 (加藤益丈)

269荷主研究者:2007/03/23(金) 00:28:28

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070130101.htm
2007年1月30日03時13分 北國新聞■石川のニュース
臨港地区に19ヘクタール編入へ 金沢港の機能強化 道路整備など、県が計画変更

新たに19ヘクタールが臨港地区に編入される粟崎地区(中央)=北國新聞社ヘリ「あすなろ」から

 石川県は新年度、金沢港周辺でコマツや関連企業などの集積を図るため、港湾計画の変更に着手する。金沢市粟崎地区の県、市有地など約十九ヘクタールを臨港地区に編入し、臨港道路の整備などで進出企業の利便性を高める。合わせて御供田コンテナターミナルの改良や、東部工業用地の利用計画策定も進めるなど、大浜地区でのコマツ新工場稼働を受け、港湾機能の総合的な強化を狙う。新年度当初予算案に計画変更に向けた調査費を盛り込む。

 新たに臨港地区に編入されるのは、金沢市が工業用地として整備することが決まっている市有地約十ヘクタールと、県有地約二・七ヘクタール、民有地約六ヘクタールの計約十九ヘクタール。県有地については市有地と隣接しており、今後、市と連携し、工業用地への造成を検討する。民有地には既に物流、建設関連企業が立地している。

 臨港地区に編入することによって、地区内の道路を国の補助事業で臨港道路として整備することが可能となり、一般車両の交通を規制し、港湾貨物輸送の円滑化にもつながる。工場などの進出計画時は、港湾管理者である県への届け出が必要となるため、県は港湾機能に支障があると判断した場合は進出を規制することができ、港湾活用型の企業に絞った誘致が展開できることになる。

 御供田コンテナターミナルの利便性向上に向けては、荷揚げ用のクレーンの配置を見直し、設備の充実を図ることで、コンテナ取扱量の増加に対応。ターミナルに隣接する東部工業用地の用途については、コンテナ関連企業の誘致やターミナルとしての一部転用も検討する。

 県は新年度に「ものづくり産業クラスター構想」(仮称)を策定し、県の基幹産業である機械製造業を集積することで国際競争力の底上げを図る。構想では金沢港の国際物流拠点化はハード面の中核的な施策に位置付けられることとなっており、県は「物流拠点化に向けた立地環境整備を積極的に進める」(土木部)としている。

270荷主研究者:2007/03/23(金) 00:39:39
伊万里港の取扱量。九州で3位は意外に多いというか、他港が少ないということだろう。福岡や北九州は100万個を目指すレベルのはずだから2位と3位に差がありすぎる。しかし熊本や大分は伊万里より少ないのかねぇ。
>コンテナ取扱量が急増。05年は福岡、北九州に次いで九州で3位
>コンテナ取扱量が初めて3万個を突破し、3万873個となった

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070201/20070201_001.shtml
2007/02/01付 西日本新聞朝刊
伊万里港に新クレーン 1日稼働2基態勢に 荷役能力不足解消へ

伊万里港コンテナターミナルで積み降ろしの試運転をする新クレーン

 伊万里港の荷役能力が不足している問題で、県は同港コンテナターミナル(伊万里市黒川町)に新たにクレーン1基を設置し、31日、実際に貨物船からコンテナを降ろす試運転を行った。2月1日から本格稼働に入る。これでクレーンは2基態勢となり、積み降ろし時間が最大4割短縮され、能力不足の解消にめどが付いたという。

 新クレーンのつり上げ能力は既設クレーンと同じ36.5トン。県が民間企業から年2184万円で賃借した。少なくとも2010年度まで使用する。

 同ターミナルに国が造る水深13メートル岸壁(工期は07‐11年度中)の完成に合わせ、県は11年度からさらに能力の高いコンテナ専用クレーン(ガントリークレーン)を設置する予定で、今回の新クレーンはそれまでのつなぎ役となる。

 伊万里港は現在、韓国・釜山、中国・上海など両国向けの4航路で週4便が運航しており、コンテナ取扱量が急増。05年は福岡、北九州に次いで九州で3位だった。一方で、荷役に丸1日かかる場合もあり、船会社から「他港に比べ不便。航路廃止もあり得る」との不満が上がり、市や荷役業者が県にクレーン増設を要望していた。県は「新クレーン設置を受け、港を売り込み、取扱量を毎年1割ずつ伸ばしたい」としている。

 県は31日、同ターミナルの06年の中身入りコンテナ取扱量が初めて3万個を突破し、3万873個となった、と発表した。

271荷主研究者:2007/04/30(月) 21:39:34

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20070301&j=0024&k=200703019142
2007/03/01 07:16 北海道新聞
中国−小樽港 定期コンテナ航路週1便から2便に

 【小樽】海運会社「神原汽船カンパニー」(広島県福山市)は二十八日、現在週一便運航している小樽港と中国を結ぶ定期コンテナ航路を、三月の最終週から週二便に増やすことを決めた。対中貿易が輸出入とも順調に伸びており、荷主のさらなる需要を見込めると判断した。

 同航路は二○○二年九月、道内の寄港地を苫小牧から小樽港に変更して就航し、同港にとっては唯一の定期コンテナ航路。○二−○六年の五年間でコンテナ数は約十八倍の一万五千個に増加。これに伴い、対中国の貿易額(速報値)も、輸入が五・○倍の九十六億一千万円、輸出は五・五倍の五十二億六千万円と劇的に増えている。

 中国では欧州向けの加工用サケの需要が急増しており、輸出はサケやスケソウなどの海産物が中心。輸入はホームセンターなどで売られているプラスチック容器や家庭用品が主体となっている。

272荷主研究者:2007/04/30(月) 21:44:27

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070316105.htm
2007年3月16日03時35分更新 北國新聞■石川のニュース
◎金沢港御供田埠頭コンテナヤードを2万平方メートル拡張へ 県が新年度に計画策定

 県は新年度、金沢港御供田埠頭(ふとう)コンテナヤードの拡張計画を策定する。国際コンテナ貨物量の増加に対応するためで、将来的に、隣接する県有地約二万平方メートルを整地する計画である。今後、具体的な拡張時期の検討に入るとともに、荷役作業の効率化を目的とした荷役施設の整備やコンテナスペースの見直しを進め、同港の国際物流機能を強化する。

 御供田埠頭で扱う国際コンテナは主に中国や韓国、東南アジア向けで、昨年の取扱量は二十フィートコンテナ換算で二万三千百二十六個となり、二〇〇二(平成十四)年から五年間で約一万個増と大幅に伸びている。

 韓国航路の船舶大型化や中国・上海航路の週二便化が決まったことに加え、昨年十二月にコマツの大型プレス機工場が稼働した大浜地区では、近接する粟崎地区でも大型建設機械の新工場が建設される計画が浮上。県では今後も海外向けの貨物取扱量の増加が見込めるとして、将来的なコンテナヤードの拡張が必要とみている。

 現在のコンテナヤードは約七万三千平方メートルで、計画では、北側の県有地約三万平方メートルのうち、二万平方メートルを拡張部分とし、残る一万平方メートルは大浜地区につながる臨港道路(県道大浜御供田線)の将来の四車線化に向けた用地として確保する。

 荷役作業の効率化に向けては、現状は、コンテナを三段まで積み降ろしできる荷役機械を使用しているが、三段以上の多段積み降ろしが可能な機械の導入効果を検証し、コンテナスペースの集約化も検討する。

 金沢港の国際物流拠点化に向けては、谷本正憲知事は先月二十七日の県議会二月定例会の代表質問などで、今後、国際物流(大浜)、コンテナ(御供田)、フェリー(戸水)、客船(無量寺)と、埠頭間の役割分担で港湾機能を高めることが重要との見解を示している。

273荷主研究者:2007/04/30(月) 22:05:32

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070318103.htm
2007年3月18日05時12分更新 北國新聞■石川のニュース
◎増便コンテナ船初寄港 金沢港、日中間新航路で週2便

週2便化で初寄港した新航路のコンテナ船=金沢港

 金沢港と中国・上海などを結ぶ国際定期コンテナ航路が週一便から二便に増便され十七日、今回開設された新航路のコンテナ船が金沢港に初寄港した。既存航路と組み合わせて使うことで、上海への輸出が四日間短縮され五日間に、上海からの輸入も二日短い三日間となり、貨物量の拡大が見込まれる。

 金沢に寄港する定期航路は、神原汽船(広島県福山市)が昨年九月、週一便で就航した。石川県などが北陸三県の企業に利用を呼び掛けた結果、貨物量が伸び、週二便の採算ラインを越えたことから増便が実現した。

 新航路は寧波―上海―金沢―伏木富山―新潟―小樽―寧波を二週間かけて回る。この日寄港したコンテナ船は、二十フィートコンテナ換算で十七個分の雑貨品を荷揚げし、十四個分の荷物を積み込んだ後、伏木富山港に向け出港した。

 既存航路も三十日の金沢到着便からルートが再編され、以後は毎週金、土曜に金沢に寄港する。

274とはずがたり:2007/05/08(火) 12:51:17

三井傘下なのにダイアモンドとはこれ如何に。

商船三井傘下の2社が合併
http://www.asahi.com/business/update/0507/SEB200705070011.html
2007年05月07日20時44分

 商船三井は、ともに子会社で大分―神戸のフェリーを運航するダイヤモンドフェリー(大分市)と鹿児島・志布志―大阪を運航するブルーハイウェイライン西日本(鹿児島市)を7月1日付で合併すると発表した。新社名はダイヤモンドフェリーで、本社は大分市。両社の航路に変更はない。

275とはずがたり:2007/05/08(火) 19:20:51
>>270
同じ佐賀県内に唐津があろうに,更に九州内には貿易港長崎とか工業港大分とかがあるのに伊万里が3位とは凄いねぇ。
石油化学工業地帯の大分港,歴史ある貿易港かつ造船業の街の長崎港は何してるんだ?

277とはずがたり:2007/05/22(火) 14:23:26

志布志港:新若浜地区、来秋にも供用開始 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000179-mailo-l46
5月17日15時1分配信 毎日新聞

 志布志港の新若浜地区について、県は16日、来年秋に供用開始する方針を明らかにした。当初計画より半年遅れとなる。県庁であった同港のポートセールス推進協議会総会で示した。
 県空港港湾課などによると、新若浜地区は5万トン級の大型コンテナ貨物船寄港を目指し、埋め立て整備中で、岸壁はほぼ完成した。だが3月、国土交通省発注の「水門談合」で大手鉄鋼メーカーが軒並み指名停止処分になったことに伴い、港のクレーン工事の入札が白紙となっていた。
 今後、6月県議会で補正予算案を計上。工事の再入札を実施する方針という。
 また総会では、大阪・志布志航路のカーフェリー「さんふらわあ」について、航路存続のため、利用促進を図ることで一致。大阪市でポートセミナーを開催することを決めた。【神崎真一】

5月17日朝刊
最終更新:5月17日15時1分

278とはずがたり:2007/05/29(火) 13:28:37
苫東の開発はむつ小川原と同様オイルショックの亡霊である。むつ小川原の方は核リサイクルで動き出したが苫東の方はどうするのかねぇ。高速が最近延びてインフラも整いつつある。臨海鉄道が廃止されてしまったのは禍根をのこすんちゃうかw

苫小牧東港への移転 時期一向に決まらず
http://www.tomamin.co.jp/2007/tp070528.htm

 2008年度に苫小牧港の国際コンテナターミナルを西港区から東港区に移転する問題で、具体的な移転時期が一向に定まらない。苫小牧港管理組合が事務レベルで提案している08年10月末までの移転完了を、利用者側が了承するか注目されているが、苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合(栗林成光理事長)の理事会は「未解決の問題が多い」とし、結論を見送っている。
 コンテナ事業協組は苫小牧栗林運輸、ナラサキスタックスなど5社で構成。苫小牧港・西港入船国際コンテナターミナルを運営している。
 狭あい化するコンテナターミナルを、広大な背後地を持つ東港区に移転することは官民共通の認識。ただ、移転費用やタグボートの常駐、東西両港区間の交通アクセス、コンテナ検査体制、安全対策など諸問題が山積し、移転時期「(08年10月までという)一応のめどを立て、諸問題の何がいつどう解決するかの論議を進めてきた」(港運業者)。
 諸問題の解決には民間が取り組むことと官がやることがあるが、今月23日開いたコンテナ事業協組理事会後の意見交換会では、出席者の1人が「官がやることのうち、明確ではないことがたくさんあり過ぎる」と主張。「08年10月移転は目標であって約束ではない。その辺に誤解が生まれそうな気配がある」とし、さらに慎重な議論を重ねるよう求めた。
 別の出席者は「移転に伴うコスト増になるのも心配だが、それ以上に船会社が気持ち良く来てくれるのか」と懸念。「港内の静穏度も、港湾管理者は東港区が安全な港であることを名実ともに明らかにしてほしい」と、早期の安全宣言を望む。
 8月にも港管理組合から安全を担保するデータが示される見通しで、その時が焦点となりそうだ。
 移転には約半年の期間が必要とされ、来年10月末までの移転完了には来春早々に動き出だすことが必要。現地での事務所増築や設備の発注もあり、「来年10月移転計画案」には早くも黄色信号が点灯している。
 顧客、船会社にとって安全でコストが安く、使い勝手の良い港を造ろうというのが官民共通の目標だが、これ以上運営当事者の話し合いにこう着状態が続けば、苫小牧港のイメージはますます悪化する。就航船社、代理店は移転スケジュールを見守っており、港湾管理者には説明責任が求められている。

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 14:44:55
金沢港と富山新港争奪戦 日平トヤマの貨物 石川はコマツ「応援」、富山は荷主助成武器
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070621301.htm

 日平トヤマ(南砺市)の輸出貨物をめぐり、石川、富山両県が争奪戦を繰り広げている。石川県が同社筆頭株主のコマツ(東京)の応援を受けて金沢港利用を促すのに対し、富山県は大型船入港の実績や新たな荷主助成制度を武器に「地元の富山新港の利用を」と応戦。日平トヤマは週平均百十便の海外定期便が就航する横浜港を主要積出港としており、「富山新、金沢両港とも船便数がまだ少ない」と慎重な姿勢だ。
 日平トヤマは現在、南砺市内の工場で生産している自動車産業向け工作機械や航空機産業向けの産業機械などを輸出する場合、横浜や神戸、名古屋港などを利用し、金沢港と富山新港は使っていない。

 日平トヤマの二〇〇七年三月期海外売上高は、前期比34・6%増の四百十九億四千二百万円と大幅に増加。今後も増加基調が続くとみられるだけに、石川、富山両県は「日平トヤマを取り込めば、港の集荷量が一気に増える」と見込む。

 折から日平トヤマ側への接触のタイミングを図っていた石川県にとって、金沢港の利用拡大に取り組むコマツが日平トヤマの筆頭株主となり、提携したのは「千載一遇の好機」(港湾活用推進室)。昨年十二月に石川県幹部がコマツ関係者とともに日平トヤマ役員と面談し「南砺から金沢港、富山新港への距離に大差はない」「重量貨物取り扱いのノウハウもある」と説いた。

 コマツは金沢港周辺で建設機械の新工場を建設する計画で、「金沢港の取り扱い貨物量が増えれば、海外定期便の増便や新たな航路就航につながり、港の利便性が高まる」(関係者)との考えだ。

 一方、富山県は日平トヤマに対し、伏木富山港でコンテナ貨物を前年比20%以上増やす荷主に、一個につき一万円を助成する制度の創設や、金沢港に比べて多い海外定期便の就航状況を説明。さらに「コンテナ船で金沢港の二倍以上、混載船で五万トンクラスの積載量の船が入港できる」(立地通商課)と富山新港の利便性を挙げ「地元の港を使ってほしい」との要望活動を本格化させている。

 富山新港を含む伏木・富山港は〇六年度、富山県内の主要企業の47%が輸出に利用したが、富山県は国際物流拠点港化に向け、県内企業のさらなる囲い込みを進めている。来秋に金沢港の大水深岸壁が暫定供用し、大型貨物船の入港が可能になる石川県にとっても、「今が売り込みの好機」として、県内、県外を問わずに金沢港の利用呼び掛けに力を入れている。 横浜港を主に利用する理由について日平トヤマは「海外発注元の意向で特注機械に急な調整を施すことがあり、積み出しが遅れることもある。一日に何便も海外定期便が就航する港を使わねば、納期に遅れる」(幹部)と説明。両県の要請には「納期や運送コスト、製品の種類に応じて今後、検討を重ねたい」とするにとどめている。

280荷主研究者:2007/08/04(土) 02:55:27

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/03/20070331t32008.htm
2007年03月30日金曜日 河北新報
大船渡港に韓国定期航路が就航 海産物や加工食品輸出

国際貿易コンテナ定期航路第1便(後方)の就航を祝う関係者=30日午前、大船渡港

 大船渡港と韓国・釜山港を結ぶ岩手県初の国際貿易コンテナ定期航路の第一便が30日就航し、発着場所の大船渡市の野々田埠頭(ふとう)で記念式典が行われた。

 式典には、甘竹勝郎市長や船を運航する韓国・興亜海運、日本総代理店三栄海運(東京)の代表ら約200人が出席。甘竹市長は「国際港湾都市を目指す市にとって就航実現は無上の喜び。今後は荷物の確保に向け全力を傾注したい」とあいさつし、関係者らとテープカットして就航を祝った。

 第1便は同日早朝に大船渡港に入港した。この日は式典向けの入港のため積み荷はなく、荷役用クレーンを使って船からコンテナを積み降ろす作業の様子が披露された。

 定期航路は4月20日から本格的に運航する。当面は週1便。釜山を出発後、小名浜、大船渡、仙台を経由して釜山に戻る。市内や県内陸部の荷主32社が、航路を利用して海産物や加工食品、工業製品を輸出する意向を示している。

 大船渡市は航路開設に向け、2002年から船会社と交渉を始めた。航路開設を後押しするため地元企業など16社が昨年、協同組合を設立、荷役業務用クレーンの設置・運営を始めた。

281荷主研究者:2007/08/04(土) 03:26:50

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/20173.html?_n1040=46&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=4
2007年04/12 14:12 北海道新聞
東港区を国際拠点に 苫小牧港管理組合 「長期構想」を発表

 苫小牧港管理組合(管理者・岩倉博文市長)は十一日、今後三十−四十年間の苫小牧港の針路を定める「苫小牧港長期構想」を発表した。発展著しいアジア経済を見据えた上で、東港区を「国際総合物流ターミナル」とする一方、西港区を食料などの国内輸送の拠点とする位置付けた。

 長期構想は、今後十年間の港の事業を策定する苫小牧港港湾計画の基礎になる基本計画で、港湾関係者や官公庁、市民団体などを交えて二年半にわたり、検討が続けられてきた。双方とも十年ごとに見直され、同港湾計画も本年度、改訂される。

 今回の長期構想で特に重点が置かれているのが、東港区の国際総合物流ターミナル。○八年度中に行われる東港区への国際コンテナターミナル移転の延長線上にある構想で、流通管理などの拠点や商社も含めた総合的な国際物流拠点を東港区に構築する方針が示された。背景には、急速に成長する東アジア経済や、集積が進む自動車産業の進展に対応し、北海道経済の競争力を高める狙いがある。

 西港区については、北海道が将来的に食料供給基地としての役割を強めると予測した上で、フェリーやRORO船(フェリータイプの貨物船)を集約し、国内の輸送機能の充実を図る。

 また、観光面の充実も盛り込まれ、魚港区付近を観光拠点として、水揚げ日本一のホッキをはじめとした水産物をアピール。船と海を眺められる名所の整備も進め、市民や観光客に港の存在を売り込んでいく。(広田孝明)

282荷主研究者:2007/08/04(土) 03:35:33

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704260115.html
'07/4/26 中国新聞
国際コンテナ貨物が60万個超

 中国地方の主要11港で2006年、国際コンテナ貨物の取扱量が初めて60万個を超えたことが25日、中国地方整備局などの調べで分かった。整備局は、景気回復に加え、韓国などアジアの港を結ぶ定期コンテナ航路の利用が定着してきたとみている。整備局と下関市の速報によると、11港での合計取扱量は前年に比べ2%増え、60万5287個となった。取扱量が最も多いのは広島港で、前年比6%増の15万7014個だった。

283荷主研究者:2007/08/04(土) 03:38:35
幡生の操車場跡地に北九州タ並みの最新鋭貨物駅を整備し、公共臨港線を廃止してしまうような下関駅での貨物扱いは廃止か!?
>市は鉄道貨物ターミナルの整備も計画し、船と鉄道輸送の結節点として拠点性を高め

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704260129.html
'07/4/26 中国新聞
下関人工島の施設整備本格化

 下関市垢田沖の響灘に市と国が建設を進める下関港沖合人工島で、2009年春の一部の利用開始に向けて施設整備が本格化してきた。市は鉄道貨物ターミナルの整備も計画し、船と鉄道輸送の結節点として拠点性を高め、利用促進を狙う。09年春に利用できるのは、10年代半ばの完成を目指す第一期整備区の7.2ヘクタール。3万トン級のコンテナ船が停泊できる水深12メートルの多目的バースを備える。

【写真説明】2009年春の一部利用開始に向けて、上屋建設の始まる下関港沖合人工島

284荷主研究者:2007/08/06(月) 01:17:41

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070518/CK2007051802017112.html
2007年5月18日 中日新聞
御前崎港もっと使って 荷主企業関係者らに現地PR ポートセールス実行委

あいさつする石原茂雄・御前崎市長=御前崎市の御前崎グランドホテルで

 県や御前崎市、港湾関連企業などでつくる「御前崎港ポートセールス実行委員会」(委員長・石川嘉延知事)は17日、県中西部を中心とした荷主企業関係者らを対象に御前崎港の利用促進を図る見学会を開いた。

 自動車部品などの製造業を中心に約170人が参加し、コンテナを積み込む多目的国際ターミナルを見て回った。実行委は御前崎港が県中西部の物流拠点、国際物流の窓口として十分役割を担うようにセールス活動を推進していくと強調した。

 ターミナルは2004年から供用を始め、昨年のコンテナ貨物取扱数は前年比45%増の約4万5000TEU(20フィートコンテナに換算した単位)と飛躍的に伸びている。

 外国貿易の定期コンテナ航路では、昨年夏から休止していた韓国航路が今月下旬にも再開することが伝えられた。4月に新設した中国航路と、既存の東南アジア系2航路と合わせて4航路が就航し、利用促進に拍車をかける。

 見学後、御前崎市内のホテルで開かれた意見交換会では、御前崎港をPRするDVDを上映。定期コンテナ航路を初めて利用する荷主企業を対象とした助成事業なども紹介された。参加者は、さらに富士山静岡空港建設地の見学も行った。

 実行委副委員長の石原茂雄・御前崎市長は「富士山静岡空港や金谷御前崎連絡道路などインフラ整備が進められ、御前崎港が有機的に結びつくことで陸海空のネットワークが構築され、国際的な交流の場として発展していくと確信する」と語った。(中野吉洋)

285荷主研究者:2007/08/27(月) 01:01:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200706130118.html
'07/6/13 中国新聞
関門海峡1メートル掘り下げ
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 下関市沖の関門海峡で、積載重量3万トン級のコンテナ船が航行できるよう、しゅんせつ工事が進んでいる。全長約45キロの関門航路を1メートル掘り下げ、水深13メートルにする。工事を進める国土交通省九州地方整備局は、2014年度の完成を目指している。関門航路は、下関市の六連島の西から宇部市の南まで伸びる「S」字型。最大時速20キロ近い潮流が流れ、1日平均約700隻が航行する。

【写真説明】関門航路の海底の土砂をすくい上げるしゅんせつ船(下関市の六連島沖)

286名無しさん:2007/08/27(月) 09:23:47
業種を絞り込むとすると、博多港はどんな荷主向きですかね?

287とはずがたり:2007/08/27(月) 18:40:13
う〜ん,西日本最大の都市博多を後背地に控えて,専門港湾というよりはやはり綜合港湾志向が強いんではないでしょうかねぇ?

288こーわん:2007/08/28(火) 13:49:48
鳥栖に逃げた貨物が、やっぱし港に帰ってきたいって話を聞きました。
家具屋だったような。

289とはずがたり:2007/08/29(水) 11:12:01
鳥栖から発送の鉄道貨物にしたけど矢張り海コンで海上輸送が良いということですか?
何処向けの発送ですかね?

290こーわん:2007/08/30(木) 16:31:12
輸入モノだし、北部九州を中心とした関西までの配送なら、
わざわざ鳥栖までドレイジしない方がベターってことじゃないですかね。
九州域内部品サプライヤってアジア向けの博多港の使い込みを
どう考えてるんでしょうね?
昭和シェルの太陽電池輸出、期待してます。

291荷主研究者:2007/10/15(月) 02:24:24

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/economics/20070728/20070728_005.shtml
2007年07月28日02時12分 西日本新聞
下関─蘇州・太倉間 来月27日から旅客も輸送 国内初、週1往復 上海下関フェリー

 上海下関フェリー(山口県下関市)は27日、下関市と中国の蘇州・太倉市を結ぶフェリー航路で、8月27日から旅客輸送を開始する、と発表した。日本から同市へ向かう旅客フェリーは初めて。

 同社は2005年6月から下関‐上海間で貨物フェリーを運航。06年9月からは、中国側の寄港地を上海から蘇州市郊外の太倉市の蘇州太倉港に変更し、中国当局に免許申請をするなど旅客輸送の準備を進めていた。

 週1往復で、下関を月曜正午に出港し、太倉に火曜日午後5時入港。帰りは太倉を火曜日午後10時に出港、下関入港が木曜日午前8時半。運賃は2等B室が片道1万5000円、往復2万7000円。1等は片道1万9000円、往復3万4200円。旅客定員は475人。問い合わせは上海下関フェリー=0832(32)6615。

=2007/07/28付 西日本新聞朝刊=

293荷主研究者:2007/11/25(日) 02:38:16
JR貨物ニュース2007年11月1日号4面に記事あり。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070908/CK2007090802047216.html
2007年9月8日 中日新聞
CO2やコスト低減へ 四日市港から鉄道でコンテナ輸送実験

http://0bbs.jp/tohazugatali/img15_14
貨車に積み込まれる海上コンテナ=四日市港千歳第一埠頭の引き込み線で

 二酸化炭素(CO2)排出量の削減や物流コストの低減を図るため、港に船で運び込まれた海上コンテナを、従来のトラックではなく、鉄道網を使って全国に輸送する社会実験が七日、四日市市の四日市港千歳第一埠頭(ふとう)で始まった。国土交通省中部地方整備局や愛知、三重両県などでつくる「伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会」のチームが十月末まで実施。来年一月に開催予定の協議会で結果を報告する。

 チームには、四日市市、四日市商工会議所、JR貨物東海支社などの物流企業や港湾関係団体が参加。港湾内にある引き込み線でコンテナを貨車に載せ、十月末まで計三十本以上を宮城、福岡県など全国七地域に輸送する。コストや所要時間、CO2排出量を検証、コンテナを置く荷置き場の設置の必要性など、鉄道のインフラ整備などの課題も探る。

 実験初日の七日は、中国から輸入された国際海上コンテナ一本と四日市市内のメーカーの国内JRコンテナ五本を貨車に積載した。八日朝、鉄道で茨城県内の荷物倉庫などに運ぶ。

 四日市商工会議所によると、四日市港からは昨年、約六万八千本のコンテナがトラックで国内輸送された。今年四月から一定量以上の輸送量がある物流業者に環境への取り組みを義務づけた改正省エネ法が施行されたこともあり、トラックと比べCO2排出量の削減が期待できる鉄道での輸送を実験することにした。

 同商議所の小菅弘正会頭は「環境、コスト面のメリットを明らかにし、将来は全国のネットワークを整備して利用企業を増やしたい」と実用化への期待を述べた。

 (山田浩平)

294荷主研究者:2007/11/25(日) 02:53:51

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200709130294.html
'07/9/13 中国新聞
福山港のコンテナ貨物増加
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 福山港(福山市)の国際コンテナ貨物取扱量の伸びが著しい。06年は前年度比7%増の7万9019個で、10年前の約10倍。中国地方全体の伸び率を大きく上回る。全国16位の国際貿易港に成長した陰には、脱酸素材製造のドレンシー(浅口市)など民間主導のコンテナ需要開拓と、福山税関支署が05年、時間外の輸出入手続きに必要な臨時開庁手数料を半額にしたなど官民連携による機能強化があった。

【写真説明】中国航路のコンテナ船が寄港し荷役作業が行われる福山港国際コンテナターミナル(福山市箕沖町)

295荷主研究者:2007/11/25(日) 03:03:32

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/09/20070926t72023.htm
2007年09月26日水曜日 河北新報
東北の港湾利用増促す 日銀仙台支店が試算

 日銀仙台支店は、東北の港湾の利用を促す報告書をまとめ、トラック輸送など高コストの陸運を減らし、港から貨物船で運ぶ低コストの海運を増やせば、東北全体で4000億円近い輸送費が削減されると試算した。「港湾利用は、企業誘致を促進するなど経済波及効果が大きい」と、港湾輸送機能を充実させる必要性を指摘している。

 報告書は(1)東京に集中する企業の物流部署を東北に移管する(2)仙台港(仙台市)に東北の港湾機能を集約する(3)戦略的な物流システムの活性化計画を策定する―ことを提言し、港湾の利用増を促している。

 全国の地域ブロック別の港湾利用率はグラフの通り。東北は36.2%で、全国平均(85.0%)を大きく下回る。東北の貨物トラック1台の走行距離は277キロで、全国平均(232キロ)の約1.2倍あり、陸運の比重が高い。

 陸運と海運のコストを比較する試算では、仙台市の企業が大型コンテナ1台を輸出する場合、仙台から京浜地区(東京港・川崎港・横浜港)までトラックで輸送すると33万円かかり、船で運ぶと半分の17万円で済む。

 2004年度の東北6県の運輸コストは約2兆3000億円と推定され、全国平均並みに港湾を利用すると、3830億円の削減効果がある。

 安永隆則支店長は「東北は陸上輸送の依存度が高く、原油価格上昇の影響を受けやすい。企業が立地先を決めるのに最も重要視するのは交通の便であり、物流構造を海運重視に変えないと、東北経済の発展を妨げる可能性がある」と話した。

296荷主研究者:2007/11/25(日) 03:26:57

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=2912
新潟日報 2007年10月5日
国際コンテナ取扱量過去最高

 2007年度の県内港(新潟東、直江津)の国際コンテナ取扱量が、過去最高だった06年度を上回るペースで増加していることが4日、県の調査で分かった。4―8月の取扱量は、20フィートコンテナ換算(TEU)で前年同期比0・8%増の7万6811TEU。一方、佐渡汽船と、新潟空港の利用者数は減少した。ただ、全日空が08年4月の運航廃止を届け出た福岡線の利用者は4・4%増え、約5万8000人と健闘した。

 コンテナは、中国航路の取扱量の伸びなどが寄与。輸出が1・6%増えた。貨物の入った「実入り」のコンテナでは、輸出が9・1%増、輸入が0・9%増だった。

 港別では、取扱量の約9割を占める新潟東港で1・7%増の6万8979TEU。県港湾振興課は「7月以降、釜山航路が中国へ延伸されたので、さらに増加が期待できる」とする。

 しかし、直江津港は中国航路廃止の影響で、6・1%減の7832TEUにとどまった。

 一方、佐渡汽船の1―8月の利用状況は、3航路合わせ前年同期比7・4%減の128万6668人。中越沖地震が起きた7月と翌8月の2カ月は前年同期を10・2%下回った。

 航路別では、新潟―両津7・8%減、寺泊―赤泊7・4%減、小木―直江津は5・3%減だった。

 新潟空港の4―8月の利用状況は、国内線が前年同期比1・7%減の42万677人。国際線は6・0%減の9万4443人だった。

297荷主研究者:2007/11/25(日) 03:27:30

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1793
新潟日報 2007年10月6日
新潟・直江津−天津・大連航路のコンテナ船初入港

 中国とのコンテナ貨物の取り扱い増加を受けて、新潟・直江津−天津・大連間を結ぶコンテナ航路が新設され5日、新潟市北区の新潟東港に、同航路のコンテナ船が初入港した。

 入港したのは天敬海運(本社・ソウル)のコンテナ船「スカイプライド」。東港では初入港を記念して式典が開かれ、県港湾事務所の伊藤芳広所長が、同社の黄龍奎船長に記念の盾を贈呈。ポートクイーンの坂上麻衣さんが船員に花束を手渡した。黄船長は「東港には以前に入港したことがある。懐かしい感じがします」とあいさつした。

 2006年度の新潟、直江津両港のコンテナ取扱量は、統計が始まった1995年から12年間で最高を記録。新潟港単独での取扱量は、中国などへの再利用資材の輸出増加などで02年度からの5年間に41%増加した。

 今回の航路新設で、直江津港では06年9月から休止していた中国航路が復活することになる。伊藤所長は「(中国への直行航路開設で)距離が短縮できるので、海難などに遭う危険性が減る。荷主の信頼にますます応えてほしい」と期待を寄せていた。

298荷主研究者:2007/12/27(木) 22:20:00

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071013200020&cid=main
2007年10月13日 23:07 熊本日日新聞
八代港、水深14メートルに 2012年度完成

 八代市新港町の八代港に五万五千トン級の船舶が接岸できるように水深を深くする、国土交通省の八代港多目的国際ターミナル整備事業の着工式が十三日、現地で行われた。完成後は、海外と結ぶ船舶の利用増が期待される。

 同港の現在の最大水深は一二メートルで、常時入港可能なのは三万トン級の船舶まで。物流業界では輸送コストなどを抑えるために大型船の利用が進んでいるが、同港では他港でいったん小型船へ積み替えて入港するなど非効率な運航を強いられてきた。

 同事業では、岸壁(長さ二百八十メートル)、航路(長さ十一キロ、幅二百二十メートル)、船の泊地(三十一万平方メートル)の水深を、一二メートルから一四メートルに掘削。常時五万五千トン級貨物船が接岸可能となる。総事業費は約九十四億円。二〇一二(平成二十四)年度に完成予定。現在九州で水深一四メートル以上の岸壁を備えているのは、北九州、博多、大分の三港。

 着工式には、地元の経済関係者など約百五十人が出席。国交省九州地方整備局の小原恒平局長が「八代は九州のほぼ中心にあり、陸揚げ後の交通の利便性もいい。事業が八代地域の活性化につながることを期待している」とあいさつ。

 八代港ポートセールス協会長の坂田孝志八代市長ら出席者二十四人と、八代ひかり保育園の園児約八十人による地盤改良マシンの起動式もあった。(内田裕之)

299荷主研究者:2007/12/27(木) 22:24:07
>利用率低下の原因の一つはテレビの形態の変化
日本電気硝子で生産されていたブラウン管のことと思われる。敦賀港駅〜宇都宮タ駅で30ftコンテナで行われていたブラウン管輸送も数年前に姿を消している。

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20071011/CK2007101102055412.html
コンテナ利用が急下降 国際貿易港・敦賀港
2007年10月11日 中日新聞

 県内唯一の国際貿易港・敦賀港のコンテナ貨物量が近年、大幅に減ってきている。薄型テレビの普及に伴い、中国向けの輸出入が落ち込んでいるのが要因とみられる。県が十日公表した調査結果で明らかになった。

 県のまとめによると、敦賀港の二〇〇六年の取扱貨物量は約千七百万トンで、日本海側の主要十港湾の中では新潟港に次いで第二位にある。しかし、現在の国際貿易の主流となっているコンテナ貨物は全体の2%の十四万七千トンしかない。コンテナ貨物量は〇五年から〇六年の下げ幅が約30%と深刻で、このまま推移すれば、衰退に向かっていくとみる関係者も多い。

 利用率低下の原因の一つはテレビの形態の変化。敦賀港では、国内で生産したブラウン管を中国・大連に輸出し、現地生産した製品が送り返される貿易が主流だったが、液晶化に伴って大幅に需要が減った。さらに、道路状況が良くなるに従って、県内企業の貨物の多くが阪神や中京の大都市港湾に流れ、新規の顧客獲得も難しい状況になっている。

 敦賀港の現在の国外定期コンテナ航路は、週二便の韓国航路のみ。石川・金沢港は韓国航路が週三便と中国航路が週二便、富山・伏木富山港は韓国週五便、中国週二便に加えロシア・ナホトカにも週一便が運行する。

 県は敦賀港に建設中で一〇年から利用開始予定の鞠山南国際ターミナルに活路を見いだしたい考えで、週二便の中国航路を開拓した場合、十年後のコンテナ貨物量が現在の三倍の約四十四万二千トンとなると試算している。

 (谷悠己)

敦賀港にできる新ターミナルの利用法を話し合った検討委員会=福井市の県民会館で
◆新ターミナルに期待 活用検討委が発足

 県は十日、敦賀港に建設中の鞠山南ターミナルの活用法を探るため、海運業者や行政、有識者による検討委員会をつくり、福井市の県民会館で初会合を開いた。

 同ターミナルは金ケ崎防波堤付近で現在、埋め立て工事中。二〇〇七年度中に日本海側では初となる水深一四メートルの岸壁が完成し、五〇、〇〇〇トン級の船舶が一〇年から入港可能になる予定。

 会合で、委員からは「中京、阪神の緩衝地帯にある滋賀や岐阜の企業からの利用を取り付けるべきだ」「県だけが動いても荷物は集まらない。民間の活力を利用しないといけない」などと具体的な提言が出された。

 (谷悠己)

300荷主研究者:2007/12/27(木) 22:29:18

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=440891006
'07/09/01 山陰中央新報
浜田−ベトナム間の航路開通

 浜田港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ船を運航する南星海運(ソウル市)は、一日から釜山港とベトナム・ハイフォン港を結ぶ航路を新設する。これにより、浜田−ベトナム間は最短十三日間で貨物輸送が可能。輸送コストが抑えられるメリットもあり、関係者は対ベトナム貿易の開拓に期待を寄せている。

 新航路は往路が土曜日に釜山港を出港し、翌週金曜日にハイフォンに到着。復路は金曜日に出発し、翌週の土曜日釜山に戻るというスケジュール。浜田−釜山間の定期コンテナ船は現在、毎週木曜日に浜田港に入出港しており、新航路と組み合わせると浜田−ハイフォン間の輸送日数は最短で、輸出が十五日、輸入は十三日になる。

 また、同港の荷役業務を担当する浜田港運によると、以前は浜田港−ベトナムの輸出入の場合、複数の船会社を利用するため輸送コストがかかっていたが、今後は同じ会社のコンテナ船を使うことになり、コストが削減され、積み替え作業もスムーズに進むという。

 神戸税関浜田税関支署によると、二〇〇六年の管内のベトナムとの貿易額は、輸出入を合わせて約二百四十万円。小倉信行島根県国際物流アドバイザーは「新航路をポートセールスに生かし、対ベトナム貿易も開拓できれば」と話した。

301荷主研究者:2007/12/27(木) 22:47:00

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070929/20070929_002.shtml
2007/09/29付 西日本新聞朝刊
人工島供用開始 大型客船が入港 鹿児島市沖

 鹿児島市沖で鹿児島県が進めていた人工島「マリンポートかごしま」の1期一工区(10.3ヘクタール)が完成し、28日、大型客船「サファイアプリンセス」(116、000トン)の入港とともに供用を開始した。1期工事(二工区含め計24ヘクタール)は総事業費269億円。長さ340メートル、深さ9メートルの大型客船用岸壁、桜島を臨む展望スペースなどを整備した。今後、ヘリポートなども備え、防災拠点としても活用できるよう整備する計画。

 歓迎式典で伊藤祐一郎鹿児島県知事は「さらなる整備を進め、有効活用に努めたい」と述べた。

 人工島は、当初、1、2期工事計67ヘクタールを埋め立て、国際会議場なども建設する計画だったが、市民団体が「環境破壊や県の財政悪化につながる」として提訴。その後計画は見直され、2期工事は凍結されている。

2007年09月29日00時26分

302荷主研究者:2007/12/27(木) 22:51:59

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/10/20071023t22011.htm
2007年10月22日月曜日 河北新報
青函航路、脚光再び 高速船就航1カ月、乗客倍増

ナッチャンReraから青森港ターミナルに下りる乗客=10月13日

 かつて本州と北海道をつなぐ海の動脈だった青函航路が再び脚光を浴びている。東日本フェリー(北海道函館市)が9月1日、青森―函館間を1時間45分で航行する高速船「ナッチャンRera(レラ)」を導入したからだ。就航1カ月の乗船率は同社の予想を下回ったものの、高速船をツアーに組み込む旅行会社も増えている。東日本フェリーにとっては再建の切り札、地元にとっては観光の起爆剤として“平成の青函連絡船”への期待が高まる。(青森総局・佐藤克弘)

<「日帰りできる」>
 青森市郊外の青森港フェリーターミナル。ユニークな海の生物のイラストが船体に描かれたナッチャンが接岸すると、後部出口に架けられた可動橋を渡って観光バスや旅行カバンを持った乗客らが続々下りてきた。

 小学4年の長女を連れて20年ぶりに青森を訪れたという北海道七飯町の主婦(37)は「乗ってみると速いし、揺れないので快適。船内を見回っている間に着いた」と驚く。十和田湖・奥入瀬渓流の観光ツアーに参加した函館市の無職男性(68)は「青森県内なら日帰りでも無理なく見て回れる」と話す。

 東日本フェリーによると、ナッチャン就航1カ月の乗客数は4万640人。一便当たりの乗船率は29%にとどまったが、乗客数は同社の在来船4隻を合わせた前年同月の2倍以上を記録した。

<イメージを一新>
 ほかのフェリー会社を合わせた青森港の乗客数は9万4606人で42%増加した。フェリーターミナルを管理する県フェリー埠頭(ふとう)公社の倉内一長理事長は「夏の観光シーズンが一段落してからの数字だから、導入の効果は大きい」と顔をほころばせる。

 船内にはカフェや航空機のファーストクラスに相当する座席もあり、これまでのフェリーのイメージを一新した。東日本フェリーの古閑信二社長は「貨物中心だったフェリーを観光目的に目を向けてほしかった」と導入の狙いを語る。

 同社は2003年、経営に行き詰まり会社更生法の適用を申請。海運中堅のリベラ(現リベラホールディングス、広島県呉市)の支援を受けて昨年再出発した。この際、利用者に行ったアンケートで高速船を望む声が7割に達したという。

<ツアー商品好評>
 船の高速化だけでなく、乗船手続きも簡素化するなどして、乗船、下船を合わせた所要時間は約2時間と従来の3分の1になった。移動時間の短縮はツアーにとって魅力的。各旅行会社は、ナッチャンの乗船を組み合わせた商品を扱うようになった。

 岩手県北観光(盛岡市)は今月、函館などを巡る2種類のバスツアーを売り出し、両方とも完売した。同社の相馬高広営業企画部長は「高速船そのものが(ツアーの)売り物になっている。11月以降もカニ食べ放題ツアーなどを企画したい」と意気込む。

 岩手県北バス(盛岡市)など3社で運行する盛岡―青森間の高速バスも、先月から一部の便をナッチャンの到着に合わせて青森港に乗り入れている。

 「北東北と道南は観光資源が豊富。ナッチャンを通じてこれらを組み合わせた広域観光を提案していきたい」と、東日本フェリーの古閑社長。青函航路浮揚は同社だけでなく、観光業者、行政が一体となった取り組みが鍵だ。

[ナッチャンRera]東日本フェリーが約90億円かけてオーストラリアで建造。全長112メートル、幅30.5メートル。総トン数約10、000トン。時速67キロで航行する。乗客は約800人、車は約350台まで搭載可能。青森―函館間を一日3往復する。船名は、船体のイラストを描いた小学生の愛称と、アイヌ語で風を意味する「レラ」を組み合わせた。運賃は片道大人エコノミー5000円。来年春に2隻目が導入される予定。

303荷主研究者:2007/12/30(日) 16:48:48

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=444482006
'07/10/20 山陰中央新報
出雲の河下港5000トンバース完成

21日に供用開始される河下港の5000トンバース=出雲市河下町

 島根県が一九九七年度から整備を進めた出雲市平田地区の河下港の五千トンバースが完成し、二十一日に供用開始する。二〇〇五年の貨物取扱量は三十九万トンだが、今後は風力発電事業の建設資材の搬入や大量輸送に伴うコスト削減により、県の試算では、沖防波堤が完成予定の一八年には約五十八万トンに増える見込み。出雲圏域の物流拠点として、地域経済への波及効果が期待される。

 同港の整備は、国が港湾整備計画に盛り込み、〇〇年に特定地域振興重要港湾に指定。整備費を優先的に配分してきた。

 完成したのは、同港南側(垂水地区)の延長百三十メートルの耐震構造岸壁や、面積二・四八ヘクタールの埠頭(ふとう)など。湾内を水深七・五メートルまでしゅんせつし、延長百七十メートルの護岸や港湾内の道路も設けた。

 本年度までの総事業費は四十七億円。来年度以降も防災用の緑地や、港内の静穏度を高める延長三百十メートルの沖防波堤を整備することにしている。

 同港は戦後、国内有数の石こう産地の積み出し港として栄え、現在は石材の積み出しなどに利用。東側(小津地区)の工業団地には、液化石油ガス(LPG)の配送基地や石炭灰の中継サイロがある。

 地元では、今回の完成に向け、出雲圏域の自治体が結成した整備促進期成同盟会や、経済団体や企業でつくる河下港利用振興協議会が、周辺整備やポートセールスなどに取り組んできた。

 同港利用振興協議会会長を務める大島治・平田商工会議所会頭は「完成は喜ばしいが、沖防波堤やアクセス道路の整備など、課題が残っている。早期整備を働きかけたい」と話した。

 二十一日は、現地などで供用開始式典やシンポジウムが開かれる。

304荷主研究者:2007/12/30(日) 17:04:55

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20071107/20071107_002.shtml
2007/11/07付 西日本新聞朝刊
日向−釜山間コンテナ航路増便 細島港に1番船入港

 日向市と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ貨物船の増便を決めていた韓国の船会社「長錦(シノコー)商船」の増便一番船が6日、同市の細島港に入港し、歓迎式が行われた。

 県内で定期国際コンテナ航路が就航しているのは細島港と日南市・油津港の2カ所。日向市によると、今回の増便で細島‐釜山間の定期航路は週3便から同4便になったほか、金、日曜に集中していたコンテナ貨物船の入出港日が火、水、金、土曜の各1便に変更され、利便性が高まったという。

 増便に併せて長錦商船が投入したシノコー・ウルサン号(5、356トン)は、コンテナ積載容量が255TEU(1TEUは長さ約6メートルのコンテナ1個)。6日の歓迎式にはウルサン号の金繁煥(キムブンファン)船長らが出席し、日向市の京野邦生副市長が「増便は企業誘致の観点からも大変ありがたいこと。貨物の集荷に努め、本航路の定着に積極的に取り組みたい」と述べた。

2007年11月07日00時34分

305荷主研究者:2008/01/03(木) 00:38:39

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/65492.html?_n1040=45&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2007年12/12 14:21 北海道新聞
苫小牧港 国際物流拡大へ コンテナ専用クレーン搬入 東港区

 来年十月に苫小牧港西港区から国際コンテナターミナルが移転する予定の同東港区に十一日、二基目の「ガントリークレーン」(コンテナ専用の橋型大型荷役機械)が搬入された。

 クレーンは高さ七十九・三メートルで、クレーン部分の長さは三十七メートル。JFE環境ソリューションズ(横浜市)が製作した。○五年三月に設置された一基目とほぼ同じ仕様で、一時間当たり三十五個のコンテナを積み降ろしができる。

 二基体制になることでコンテナを迅速に処理できる。

 十三日に設置作業が行われる。試験運転などを経て、来秋のコンテナターミナル移転に備える。(広田孝明)

306名無しさん:2008/01/08(火) 22:11:56
北東アジアとの物流拠点に 舞鶴港・和田埠頭の整備着々(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080103-00000006-kyt-l26

中国、韓国、ロシアなど北東アジアとの物流拠点を目指す舞鶴港で、多目的国際ターミナル「和田埠頭(ふとう)(仮称)」の整備が最終段階に入った。国や府が2010年春の運用開始に向けて造成を進め、すでに大型コンテナ船が接岸できる岸壁部分など約9割が完成。京都市など京阪神からの利用増に期待が膨らむ。

■10年春運用へ 造成9割完成
日本海側最大級のコンテナ拠点を目指し、総事業費約500億円で1992年にスタートした。舞鶴市下安久の沖合約100メートルの埋め立て地に、長さ280メートル、水深約14メートルの岸壁がほぼ完成。国道27号や175号方面と埠頭を結ぶ臨港道路の一部「みなと安久トンネル」の貫通工事も完了した。

現在は埠頭から陸に架かる「舞夢みなと大橋」の架設などが急ピッチで進んでいる。

5万トン級の大型コンテナ船が接岸できるようになり、ゆったりと荷作業ができるコンテナヤードも確保。輸送時間の短縮やスムーズな荷役など利用者のコスト削減が見込め、府などでつくる舞鶴港振興会では「神戸や大阪港よりも北東アジアに近い」との利点も積極的にアピールしていく。

307とはずがたり:2008/01/08(火) 22:38:23
>>306
鎮守府として栄えた舞鶴ですので戦後は沈滞ムードが否めませんでしたが復活成りましょうかね。
境港・敦賀・富山伏木・新潟・秋田・石狩湾新港辺りの競合相手とどのように棲み分けして行くかが課題ですね。
京阪神に近いと云うメリットがもろに競合する敦賀がとりあえずのライバルか。

308荷主研究者:2008/02/29(金) 00:20:07

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080116301.htm
2008年1月16日03時42分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢港航路拡充、定期会合で調整 港関係者と船会社 金沢会議所など訪中団

 【上海15日=坂野洋一】金沢港の航路拡充に向け、金沢港関係者と船会社で定期会合を開くことになった。金沢商工会議所、金沢港振興協会の訪中団が十五日、上海市内で船会社の現地幹部に増便などを要請したのに対し、船会社からは逆に金沢港の荷役サービス拡充を求める声が上がった。金沢港の国際化への課題が浮き彫りとなり、今後、双方で意見交換し、調整を進めていく。

 船会社との懇談は上海市内のホテルで行われ、訪中団の一行と、高麗海運上海事務所、興亜船務有限公司、神原汽船船務有限公司の代表が出席した。

 冒頭、深山彬金沢商工会議所会頭(金沢港振興協会長)がコマツの工場進出や大水深岸壁の暫定供用などに触れ、「地理的条件、港湾機能、背後の市場圏域の点から、日本海側で最も優れた港湾になると自負している」と金沢港の将来性を売り込んだ。

 石川県の福田涼一港湾活用推進室長は、神原汽船に運航便のダイヤ変更、高麗海運に寄港船の大型化、興亜船務には増便を求めた。

 神原汽船船務の小森博文董事長は「日本海は冬に荒天が多く、年末年始も元日以外は積み荷作業をしてもらいたい」と要望。金沢港運の石橋利宏社長は「今年は一月四日から始めた。できる限り要望にこたえられるよう検討したい」と応じた。

 また、興亜船務の金泰河董事長が「天候が悪い季節に、二十四時間作業できるようになれば、地方便を利用しやすくなる」と指摘し、石橋社長は「地方港で二十四時間は厳しいが、最近は夜中の二時、三時までと、少しずつ夜間荷役を延長している」と答えた。

 操川由一城西運輸機工会長が東海北陸自動車道の全線開通で金沢港の集荷が増える可能性をただすと、小森董事長は「アクセスが良くなれば、船会社にも十分メリットが出てくる」との見方を示した。

 引き続き、同じホテルで、現地の荷主、港湾、進出企業の関係者ら百二十四人が出席し、金沢、上海の「経済交流・港湾振興懇談会」が開かれた。

 北村哲志金沢商工会議所副会頭のあいさつに続き、深山会頭が講演し、北陸新幹線、高速道路、金沢港、小松空港の四つのインフラの効果を示しながら金沢の現状を紹介した。

 県の福田室長が金沢港の概要を説明し、金沢市の君塚明宏産業局長が「ぜひ金沢に観光に来ていただきたい」と売り込んだ。続く懇親会で、出席者は交流を深めた。

 この後、訪問団は、上海市の沖合にある洋山深水港を視察した。上海市とは三十二キロの東海大橋で結ばれた海上の大規模なコンテナ港で、一行は「金沢港と比較にならない」「ガントリークレーンの数がすごい」などと語り合い、その威容に圧倒されていた。

309荷主研究者:2008/03/23(日) 23:23:58

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200801200231.html
'08/1/20 中国新聞
コンテナ搬出入情報一本化
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 広島港の国際コンテナターミナル(広島市南区)で21日から、コンテナの搬出入情報の窓口を一本化し、運送作業の効率化を図る新システムの運用が始まる。作業時間の短縮によって船会社側にも係船料軽減のメリットがあり、広島県は「近隣港との競争力が高まる」と期待する。専用サーバーをターミナル事務所に開設。船の入港やコンテナの積み降ろしや保管などの状況をインターネットで確認できるようにする。

【写真説明】荷役作業の効率化の一環として広島港国際コンテナターミナルに設置されたゲート

311荷主研究者:2008/03/31(月) 00:20:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802150084.html
'08/2/15 中国新聞
中国定期航路に大型船投入
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 ツネイシホールディングス(福山市)の神原汽船カンパニーは14日、福山や広島など瀬戸内海の地方港と中国を結んでいる中国定期航路に、従来より高速で大型のコンテナ船2隻を投入すると発表した。日中間の貨物取扱量の増大を背景に、定期航路の安定運航を確保する狙い。就航するコンテナ船は全長144メートル。運航速度は従来船の14ノットから18ノットにアップする。積載能力は1万トン。

【写真説明】中国定期航路に投入するコンテナ船

312荷主研究者:2008/03/31(月) 00:41:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080222t42015.htm
2008年02月21日木曜日 河北新報
秋田港 コンテナヤード移転拡張 取扱量増加に対応

 秋田県は新年度、秋田港(秋田市)の大浜地区にあるコンテナヤードを移転し、外港地区に拡張整備する方針を固めた。輸入を中心にコンテナ取扱量が増加し、大浜地区のヤードでは収容しきれなくなった。今後も自動車部品の輸出など、取扱量の増加が見込まれるため、ヤードの収容量を広げて、秋田港の拠点性を高める狙いがある。

 秋田港のコンテナ取扱量は2006年、5万1000TEU(20フィートコンテナ換算の取り扱い個数)を突破した。現在は貨物積載分を大浜地区のヤード(約5ヘクタール)に収容し、空コンテナは外港地区の一角で保管している。

 計画では、新ヤードは外港地区の北側(約14ヘクタール)に整備する。同地区は最も海側にあり、岸壁へ押し寄せる波が高い。入港した船が揺れるのを防ぐため、県は本年度から対策工事に着手している。新年度は新ヤードの施設計画や運営計画を策定し、着工は09年度を目指している。

 新ヤード整備で、秋田港のコンテナ収容量は11万TEUとなり、現在の2倍以上に増加する。工業用地を挟んで北側にある飯島地区の岸壁工事も進め、将来のヤード拡張にも対応できるよう準備する。

 トラックごと輸送するフェリー貨物の取扱量も増えており、ターミナルの中島埠頭(ふとう)の機能強化も図る。大浜地区のヤードには、秋田港内に収容場所が点在する砂利、鉄くずなどのバルク貨物を集約する。

 秋田港の貨物取扱総量は製材輸入の好調などにより、コンテナは10年前の5倍以上に増加し、フェリー貨物は5年前の2倍以上に伸びている。

 仙台港(仙台市)との鉄道輸送ルートを確立し、首都圏や中京圏から自動車部品などを秋田港へ集める「環日本海シーアンドレール構想」も実現へと動きだし、コンテナ取扱量のさらなる増加が期待されている。

 県港湾空港課は「新たなヤードには、コンテナの迅速な積み替えが可能な体制を整えたい。秋田港の利便性が向上すれば、ロシア貿易の拠点性も高まる」と話している。


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