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鉄道貨物輸送研究スレッド

1471荷主研究者:2012/07/25(水) 23:39:34

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120626_2
2012年6月26日 カーゴニュース 第4096号
JUKIとアシックスが鉄道を活用した共同物流をスタート

 JUKI(本社・東京都多摩市、清原晃社長)とアシックス(本社・神戸市中央区、尾山基社長)は、鉄道を活用した共同物流をスタートさせた。JR貨物の米子ターミナル駅を基点に、山陰アシックス工業(本社・鳥取県境港市、横石廣美社長)が輸入で使ったコンテナをJUKI松江(本社・島根県松江市、和田英昭社長)が輸出に使うスキームを構築。フォワーダー、JR貨物、船社の協力により海上コンテナのラウンドユースと鉄道輸送へのモーダルシフトを実現し、物流コストと二酸化炭素(CO2)を削減している。

 JUKIはJUKI松江で製造した製品の一部を神戸港から20ftコンテナ単位で輸出している。従来、JUKI松江近くの物流会社の倉庫で製品を保管し、トラックで神戸まで輸送。神戸の通関業者がバンニングし、通関後、コンテナヤード(CY)に搬入していた。ただ、JUKIでは特定輸出者(AEO輸出者)の承認を受けており、その特例措置(特定輸出申告制度)を活用した効率的な物流体制の構築を検討していた。

 アシックスでは、山陰アシックス工業で海外から大阪港を経由して輸入したパーツをアッセンブリングし、主に国内向けに製品を生産。LCL(小口貨物)について海外で貨物を集約してFCL(フルコンテナ)化(20ft単位)するなどの物流効率化を進めてきた。ただ、コンテナ単位での輸入が増え、工場から帰りのドレージが空輸送となっていたため、空コンテナを利用するパートナーを模索していた。

 JUKIとアシックスでコンテナのラウンドユースを検討するにあたって、当初はドレージによる実施を想定していた。ただ、「輸入と輸出のタイミングを合わせるためにコンテナを保管する場所が必要」、「両社が使っている船社が違う」という課題が浮上。JR貨物の米子ターミナル駅に一時コンテナを保管し、輸出入のタイミングを調整するというスキームにフォワーダーの郵船ロジスティクス、JR貨物、船社のOOCLが協力する形で、鉄道輸送を絡めたコンテナのラウンドユースを5月から開始した。

 具体的には、アシックスは輸入の実入りコンテナを大阪港から米子ターミナル駅まで鉄道輸送し、山陰アシックス工業にショートドレージで搬入後、空コンテナを米子ターミナル駅に返却。JUKIは輸出時に米子ターミナル駅から空コンテナをピックアップし、倉庫でバンニング(当面、通関はCY通関)。実入りコンテナを米子ターミナル駅に輸送し、神戸ターミナル駅まで鉄道輸送し、神戸港CYにショートドレージで搬入する。

 この新しいスキームにより、JUKIがコンテナの復路を利用することになるため、アシックスはドレージコストを削減。JUKIは、神戸の通関業者でかかっていた倉庫への搬入・搬出、バンニングが不要になり、その分のコストを抑えられる。JUKIでは「物流費を約2割下げられ、神戸〜松江間でCO2を排出量を大幅に削減できる」(縫製機器ユニット営業推進部・貿易業務グループ)としている。

(2012年6月26日号)


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