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文殊菩薩(マンジュシュリー)
8
:
近藤 貴夫
:2006/07/06(木) 20:15:34
まず、菩薩名マンジュシュリー(文殊師利)ですが、マンジュ(maJju)は
「愛らしい・美しい・魅力的な」などの意味、シュリー(zrii)は「富・
繁栄;高位・栄光・威厳;美・光輝」などの意味を持ち、それら両要素の
合成名詞です。多義的ですが要は「マンジュなシュリーを持つ者」ですね。
漢語に訳して「妙徳」「妙吉祥」などとされます。
実は、-ii語幹の男性名、というのはとても珍しく、何も知らずにこれだけ
聞いたら、女性の名前のように聞こえます(シュリーは女性名詞)。
これの文字表記ですが、最初のマの字は問題ないでしょう。この字の左下の
クルッと曲がるところの形が、中に空洞が空こうが潰れようが、「角が
しっかりあるんだよ」と示せていれば大丈夫です。
次のンジュの字は、ニャの字の要素とジャの字の要素が、上下に並ぶか、
左右に並ぶかのバリエーションがまずあります。上下の方が、どちらかと
言えば古風で優勢だと思いますが、母音のウが下に付くので微妙です。
どちらでも良いですが、文字列の天地幅を抑えたい場合は左右に並べて
ください。
続いて、上下の場合、上に来たニャの字の要素が、その上を走る長い横線
(シローレーカーという)を切るか切らないか、というバリエーションが
あります。
三文字目のシュリー。これもあまり形の差はないでしょう。
問題は、単数の主格・或は呼格であることを示すための、ヴィサルガ(右
側のコロンのような点)を付けておくかどうかで、これを付けますと、
「マンジュシュリーヒ」のように読みます。辞書の見出しなどでは付いて
いませんが、実際の文中では、見出しのままの形では用いられません。
「文殊を」なら「マンジュシュリヤム」、「文殊のために」なら「マンジュ
シュリイェー」、「文殊によって」なら「マンジュシュリヤー」などと
変化をするのです。
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