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Yahoo!知恵袋 名Q&A集
693
:
Hart Bel
:2025/07/03(木) 11:44:34
Q:
鳥になりたい」と言えば、ロマンチックに聞こえるかもしれませんが――なってみたら意外とニワトリだった、なんてこともあるんです。空を自由に飛ぶつもりが、朝4時にコケコッコー。
そんな落とし穴を踏まえつつ、「If I were a bird」の“鳥”がどんな鳥かをめぐる、言語の大喜利がここに始まります。
ところで、現代では 英語は全ての日本人にとって 初めての、そして、半数強の人にとっては 唯一の外国語ですが、江戸時代は外国語と言えばオランダ語が主流だったのは みなさんご存知かと思います。
それで、福沢諭吉は江戸時代にオランダ語を学び、明治になって 英語に乗り換えた啓蒙思想家としても有名ですね。 当時はパソコンやネットはおろか、カセットレコーダーのような音響機器も存在せず、英語を覚えるのにも現代とは比べ物にならないくらい不便な時代でした。しかし、それでも、諭吉は英語の前にオランダ語を学んでいて、オランダ語は英語に最も近い言語ということもあって、英語に対する抵抗も少なく、これは 私たちが逆立ちしても享受することのできない大きなアドバンテージだったはずです。そして、最初のうちは オランダ語の知識を駆使したと思われます。そこで、例えば、とあるサイト(makki-english.moo.jp/5subjunctive1.html )から英文を拝借しました。
"If I were a bird, I could fly to him."
諭吉なら 次のように 日本語よりも オランダ語に訳した方が 分かりやすかったでしょう。
“Als ik een vogel was, zou ik naar hem toe kunnen vliegen.”
ところが、明治になると オランダ語は急激に下火になり、代わって 英語が最初の外国語として学ばれるようになりました。そうすると、諭吉の手法は使えませんから、和訳するしかありません。そのサイトでは「今」を挿入しています。
「もし私が今鳥であったなら、私は今彼の所に飛んでいけるのになあ。」
という「イマイマしい」訳ですが、
この「今、今」コンビもどんな災難をもたらすか、怖いです。
仮定法過去完了だと、
"If I had been a bird, I could have flown to him."
「もし私がかつて鳥だったら、かつて彼の所に飛んでいけたのになあ。」と
とんでもなく勝手勝手な訳になります。
これがもしも仮定法未来であれば、
"Should I be a bird, I could fly to him."
「もし私が近々鳥になれれば、近々彼の所に飛んでいけるのになあ。」と
耳がキンキンしそうな訳になります。
もうお気づきと思いますが、
この様なテクニックを用いた訳は、訳のみが毒を含んでるのみならず、
翻訳依頼者も、その翻訳を読む人間にも、毒が回るんです。
こんな訳を見てて、まだなにかあるぞ!絶対にタダでは済まんぞ!と
思ってると、ここでいう「鳥」が「ニワトリ」であった、なんて
アンチクライマックスがついてたりもするんです!(笑)
そこで質問ですが、あなたならこの仮定法の「鳥」、いったい何の鳥だと思って訳しますか? ハトですか?ワシですか?それとも…やっぱりニワトリ? そして、訳すときに「今」や「かつて」などの時間マーカーをどこまで許容しますか?
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11317001866
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