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東洋系の呪術を語る

1管理人1★:2012/12/08(土) 22:32:13 ID:???
インド以東のアジア諸国で行われていた、そして国によっては今でも行われている
呪術について語るスレです。
魔除け、まじない、加持祈祷、調伏、易占、陰陽道、シャーマニズム、
鎮魂帰神法など、文化人類学的な話から、実技にいたるまで自由に語ってください。

81Anonymous:2013/01/24(木) 11:22:43 ID:Eeh3Ou9.0
87 :世界@名無史さん:2013/01/20(日) 21:16:34.96 0
呪術は人間が文字を得る遥か前からあったそうだけど、アフリカには
色濃く影響が残り、欧米では消え去った
その違いは一体何故なのか


88 :世界@名無史さん:2013/01/20(日) 23:27:30.73 0
欧米では絶対的に強力な呪術、科学が他のものの存在を許さなかったから。


97 :世界@名無史さん:2013/01/21(月) 23:35:56.62 0
>>94
>結局呪術をどう定義するのかに尽きる気が。

Aという行為をやることで、Bという結果が得られるという考え方があって、
その背景には、その因果関係を保障する合理的な体系があることが求められる。
(全てを神にゆだねて祈るのは、合理的な体系が裏に無いから宗教。)

そして上記定義のうち、現代科学に基づく術を、特に除外したものが呪術と呼ばれる。

82Anonymous:2013/01/24(木) 11:24:19 ID:Eeh3Ou9.0
100 :世界@名無史さん:2013/01/22(火) 09:38:55.19 0
>藁人形に釘を打つ人のどれくらいが、理論的体系を持っているだろう?

各個人に知識があるかどうかは関係ないんだよ。

>また、「善行を積めば天国にいける」と信じている人がやる慈善は呪術だろうか?

それは宗教だから、違うって書かれてるだろ。

>ちゃんとした科学では否定されているが、実践している本人たちは
「現代科学に基づいている」と信じている場合はどうだろうか?

だから、そこがヨーロッパ人の定義の突っ込みどころなんだよ。
厳密に言うと、現代科学を合理的に除外するのは難しい。


102 :世界@名無史さん:2013/01/22(火) 11:33:56.55 0
>縁起担ぎと呪術も結構あいまいだよな

験担ぎについては、個人的なものか、ある社会的集団で共有されているものかを
分ける必要がある。
ある個人が、あるうまくいった経験を再現するために、その時着ていた服の色を
また着る、といった純粋に個人的なものは、呪術とは言わない。

社会的集団で共有されているものの場合、そのベースにその社会におけるなんらかの象徴的
ロジックがあって、その論理・力がことの成就に直接的に関わっているかどうかがポイント。

また、個人的なものから社会的なものへの過渡的な験担ぎも、当然あると思う。

83Anonymous:2013/01/24(木) 11:26:05 ID:Eeh3Ou9.0
110 名前:世界@名無史さん 投稿日:2013/01/22(火) 22:07:07.87 0
>>89
科学と呪術、というより、「科学と魔術は同じものだ」というのは、常識に属すると思うんだけどなあ。
呪術・魔術のうち、数学を使って、定量的に徹底的に合理化・定型化され、
因果性を、完全に自動的に扱って良いところまで、方法論を純化させたものが、自然科学。
だが、魔術全般というより、確かに呪術の一種と捉えたほうが正確だろうね。
魔術・宗教一般は、因果性と関係ない考え方も、沢山含んでいる。

日本人は、2000年来の伝統として、哲学音痴というか、極度の形而上学音痴で、
特に占星術(東西問わず)について顕著であって、何度聞いても、何度古典が輸入されても、
誰も彼も、全く理解できないという民族なのだが、昔から、呪術は得意だった。
そして、自然科学と数学だけは、抽象論でも得意だ。理論物理学でノーベル賞をとれるし、フィールズ賞も取れる。
形而上学音痴と、科学が得意との間は矛盾しそうだが、自然科学は呪術だ、と考えると謎が解ける。

84Anonymous:2013/01/24(木) 11:26:43 ID:9dviHq8g0
111 名前:世界@名無史さん 投稿日:2013/01/22(火) 22:59:42.58 0
アンダマン諸島でのフィールドワークを元に、フレーザーを批判したマリノフスキーの立場は如何に。

土人は呪術を信じてるけど、現代人が”科学的”と呼ぶような知識や技術も豊富に持っていて
しかも、それと呪術を別カテゴリーとして扱っている、として
科学・技術の原始形態として捉えるフレーザーの理論を批判した。
二十世紀も前半のことだ。


112 名前:世界@名無史さん 投稿日:2013/01/22(火) 23:20:00.27 0
>>111
マリノフスキーの理解は、すでに危ういと思うけどなあ。
アンダマン諸島の習俗は知らないので、日本人にわかりやすい、次の例を考えてみる。

事例:甲さんが、Pという名の重い病気にかかって寝込んでしまった。村の長老乙氏は、一体何をするか。
A:P病は、陽の気が足りないのだ、として、陽の気を増すための呪文を、甲さんに唱えかける
B:陽の気を補充する効果があるとされる、薬草Qをキセルに燃やして、甲さんに吹きかける
C:陽の気を補充するため、薬草Qを煎じて、甲さんに飲ませる
D:P病に効果があると臨床結果のある科学物質Rを含む、薬草Qを含む薬を、甲さんに飲ませる
E:化学物質Rを含む、西洋医学の薬Sを購入して、甲さんに飲ませる
F:乙さんは医師で、大学でRがP病治癒に効果を持つ機序を研究していて、その上で薬草Qを煎じて飲ませる
G:乙さんは医師で、Rの機序を知っていたため、薬Sを処方して、甲さんに飲ませる

一体、どこまでが呪術で、どこからが科学なのだろうか?

85Anonymous:2013/01/24(木) 11:27:28 ID:Eeh3Ou9.0
117 名前:世界@名無史さん 投稿日:2013/01/23(水) 03:28:10.70 0
>>108
>「善行を積めば天国にいける」ってのはこの場合呪術になるぞ。

魂を天国に連れて行く力が、神のものであれば宗教ってことだろ。
人間が、善行という「操作」を行って、自分を天国へ移動させているわけではない。

あくまで神という超越者が、死者の魂の行き先を選別するという
考えがあって、 善行を行うというのは、その選別に合格するための
テスト対策のようなものに過ぎない。


118 名前:世界@名無史さん 投稿日:2013/01/23(水) 03:56:58.49 0
それだと丑の刻参りも呪術じゃなくなるな

86Anonymous:2013/01/24(木) 11:28:41 ID:Eeh3Ou9.0
119 名前:世界@名無史さん 投稿日:2013/01/23(水) 07:14:11.50 0
だから、味噌も糞も一緒にするなって

まず呪術の特徴は、その文化に特有のコードがあって、そのコードというのは象徴体系とほぼ同じもの。
例えば藁人形に釘を打つのは類感魔術であって、呪いたい相手と
象徴的に同一視される人形の急所に武器を打ち込むことで、相手に
ダメージが与えられるとする発想。

実施者がその呪術の仕組みの詳細を知らなくても、作法を一通り
真似すれば象徴的に術を実施したことになる。
なぜ象徴である必要があるかというのは、本人の潜在意識・無意識
に直接繋がり影響するのが象徴的言語だから。
また、共同体ともその象徴的言語で繋がっている。

結局、呪術でポイントなのは実施者と対象の無意識とが、共同体の
文化コードに乗っている結果象徴的言語で繋がりが生まれること。
なんで日本人がヨーロッパ人を呪おうとして、藁人形を作って釘を打ち
込んだ場合、相手がその類感魔術のロジックをいくら説明しても分から
ないような文化的に隔絶した人間だった場合、効果は無いということになる。

日本人同士の場合、ぐだぐだ説明しなくても、なんか知らないうちに
そのロジックを分かってしまっている。


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