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名字の言 +α (代理人様専用)
206
:
代理人
:2009/07/24(金) 10:22:52
名字の言
勝負に挑む時の彼女の心境を一言で表すと「嬉しくてならない」だった。
800メートル走で銀メダルを取り、日本人女性初の五輪メダリストとなった人見絹枝である。
1928年(昭和3年)のアムステルダム五輪。“世界の壁”は高かった。
しかし彼女は「あれだけ努力し期待した事が、この調子ならいよいよ一週間とたたないうちに、
あのスタジオンで実現するのかと思うと嬉しくてならない」「私はベストを尽そう」。
弾むような足取りで、会場に向かった(人見絹枝『炎のスプリンター』)。
体格のいい選手、経験のある選手は、山ほどいた。
が、すべてをやり切った彼女は自信をもち、喜びをもって戦った。彼女は「世界のヒトミ」と仰がれた。
鎌倉時代、日蓮大聖人は、邪僧との言論闘争を控えた弟子の弥三郎を激励された。
「今まで生きながらえてきたのは、このこと(今回の法論)にあうためである」
「勝利して名を上げるか、敗れて名を下すかの境目である」と(御書1451ページ、通解)。
今月の座談会拝読御書の一節である。
ここ一番の大勝負。人生も、広宣流布の戦いも、何より「断じて勝つ」と腹を決めることである。
さあ、喜び勇んで打って出よう。「私はベストを尽くす!」と胸を張って。(09.07.24) (鉄)
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