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本のブログ(2013年から新規)

604korou:2021/01/01(金) 18:56:29
「全著作 森繁久彌コレクション 1 自伝」(藤原書店)を読了。

600p余もある大部な本で
面白い内容にもかかわらず
(年末年始という時期でもあり)読了するのに結構時間がかかった。
第1部が「私の履歴書」で、すでに第2部を世に出していた森繁さんが
日経のそのコーナーに書いたのは、自らの出自と満州へ渡るまでの半生の出来事。
第2部が、昭和37年に50歳のときに書いた「森繁自伝」で
これが今の自分の出発点であることは間違いないところ。
第3部と第4部は、文筆家でもあった森繁さんが
折に触れて雑誌などに書いた文章をまとめたもので
第3部「満州」は、第2部の自伝の内容と重なるところが多く
ここが一番読んでいて難しいところだった(飛ばし読みしたいのだが、うまく“飛ばせ”ない)。
第4部「わが家族」は、森繁一家の日常エピソードをまとめたもので
このあたりは始めて知る事実が多く、奥様がこれほどの冒険家(シュヴァイツァーに憧れ
単身で会いに行く。日本女性初の南極訪問など)だったとは知らなかった。

こうしてみると、やはり第2部「自伝」の面白さは格別で
今となっては
若い頃にこの本に出合った幸運を喜ぶ他ない。
他にもいろいろ感想は多いのだが
今回はあまりぐだぐだと書くことは止めておこう。
余韻にも浸りたいので。
2021年最初の読了本です。


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