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映画スレ

239korou:2021/01/19(火) 15:36:45
「セーラー服と機関銃」を鑑賞。

観る前までは、あの主題歌さえ聴けばいいと思っていた。
さらに「カ・・イ・・カ・・ン・・」のシーンも観れたら儲けものという程度だったのだが。
観終えた今
この不思議な魅力は何なのか、言葉にするのも難しい。
あり得ない設定はともかく
リアリズムを無視した無茶苦茶なシーンの連続なのに
観るものを納得させてしまうこの不思議な力は何なのか。
自分の流儀として
普通なら、もうそこで観るのを止めてしまうはずなのに
そういう一見雑な作りでありながら
最後まで観させてしまう力は何なのだろうかと思ってしまう。
撮影が特殊であることは間違いないし
俳優たちが完全に映画の世界に染まってそこに入り切ってしまっているのも(迫真の演技とはまた違うのだが)
そういう力を生んでいるのに違いない。
でも、間違いなく、この映画は
当時の薬師丸ひろ子の高まりつつあった人気など全くあてにせず作られ
そのことが彼女の人気をさらに高めたという相乗効果を生んでいる。
同じ角川映画でも
原田知世の魅力を最初に発見した大林監督が
その魅力に私は完全にハマっていますという姿勢を全く隠さずに演出した「時をかける少女」とは
監督の姿勢が全く正反対なのだ。
恐るべき相米慎二監督。
この監督と、当時の薬師丸ひろ子と渡瀬恒彦の魅力が合わされば
もうヒット映画になるしかなかっただろう。
懐かしさも相俟って、久々にぐっとくる映画を観てしまった。


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