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銀魂小説書こうよ!

1グラ様:2009/01/23(金) 18:30:31 HOST:pdd4b14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
ここは、
銀魂の小説を書く場所です^^;(そのまんま

勝手なスレ主の趣味(?
で、
神楽がらみの小説希望ですノ★

ちなみに、
募集したいのは
神威×神楽(神神
沖田×神楽(沖神
でございます。

勿論、その他でも大歓迎です!!

2グラ様 ◆ODdP0u9uxU:2009/01/23(金) 18:37:32 HOST:pdd4b14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
トリップつけんの忘れてた;
みなさんも、
事故発生防止のためなるべく付けてください^^

3グラ様 ◆ODdP0u9uxU:2009/01/24(土) 14:31:30 HOST:pdd7a14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
「兄ちゃん!」

見慣れた後姿に、そう呼びかける。

「兄ちゃん!!」

けど、振り向いてくれない・・・。
どうして?
手を伸ばしても、
届かない。
ただただ、
大好きな兄は自分からとうざかって行くばかり。


「行かないでアル兄ちゃん!!」

やっと振り向いてくれた兄。
そして、もう一度名を呼ぼうとした。


「兄ちゃっ」

「弱いやつに用は無い。」


兄を呼ぼうとした瞬間、
兄は、ただそれだけ言って去って行ってしまった。


どうして、
どうして?

兄ちゃん!!


目が覚めたらいつもの押入れの中だった。
外をのぞいてもまだ夜中。
どうやら夢だったらしい・・・。

「夢アルか。」


兄が、いなくなってしまったときの夢だった。

あの時の兄の目は、いつもの優しい目ではなく、とても冷たい目だった。

あの時、もっと自分が強かったら、兄は、自分を見捨てなかったのだろうか。
それとも、
どっちにしろ、無理だったのか。

夜兎としての生き方が食い違ってしまう自分達では。

それでも、
また、昔みたいなちゃんとした笑顔が見たい。
今の兄の笑顔は偽者だ。
本物ではない。
その事が何故か異常に悲しい。

「兄ちゃん・・・・・・。」


知らぬ間に涙が落ちていた手の平を、握った__。




神威←神楽
的な^^;
まだまだ未熟なのでカナリ文がおかしかったりしますが、流してください-_-
なんというか、
シリアスなんだか違うんだか、よく自分でもわかんねー;;(オイ
オチも微妙だし・・・・。
自分で書いといてなんですが
まあ、
感想とか、アドバイスとかありましたらお願いします^^
中傷したい気持ちは非常に分かりますが、
結構ガラスの心なので、
まぢ勘弁してください´_`;

4:2009/01/24(土) 15:24:27 HOST:fw-fw-222.c-able.ne.jp
入って良いですか?
ていうか、入りますね^^(ぇ
面白かったです、小説。
個人的にも銀魂好きなんで、これからも読みたいと思います♪
>グラ様さん✝

5グラ様 ◆ODdP0u9uxU:2009/01/24(土) 15:53:27 HOST:pdd7a14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
どうぞどうぞ、
てか入ってください^^

いやいや;
こんな小説褒めて下さってどうもです。
>竜


6:2009/01/24(土) 15:58:32 HOST:fw-fw-222.c-able.ne.jp
有り難う御座います^^

私も気が向いたら小説書こうと思います♪
サド×神楽で…
>グラ様さん(タメで良いですか?

7グラ様 ◆ODdP0u9uxU:2009/01/24(土) 16:20:47 HOST:pdd7a14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
おお〜サド×神楽
ですか´ω`
私は難しくてなかなか書けないんですよね;
是非お願いします★
どぞ〜ノ
私もタメでいいっすか?
>竜

8グラ様 ◆ODdP0u9uxU:2009/01/24(土) 22:38:57 HOST:pdd7a14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
「神楽、寝ちゃった?」


小さな水溜りが所々にある泥道を、いつもの様に遊びつかれた妹をおぶって家までの道を歩く。

「・・・・・・・」

どうやら今日は、
おぶられながら寝てしまったようだ。

こんなに幼くて、自分の背中で寝ている妹も、
親や自分と同じ凶暴な夜兎。


もしかしたら、
自分だって、今はこんなにも可愛くてしょうがない妹に、
いつか、殺しかかろうとするかもしれない。
けっして、ありえなくはない事だ。

それが、夜兎の本能だから。

もし、本当に、
そんな日が来てしまうのかと思うと、恐ろしくてたまらなくなる。

横目で、自分の背中で寝ている妹を見る。
無邪気な寝顔に、いつも自然と心が和ませられる。

今は、そんな妹を見ていることが、
一番の自分にとって幸せだと思っている。

けど、
いつかは必ず壊れてしまうだろう幸せだ。
幸せなど、いつまでも続くわけが無い・・・・・。

だから、
今はその幸せを、忘れてしまわないようにちゃんと、しっかり味わっておこう__。


「・・・・っしょ」


妹を背負いなおして、また、家に向かって歩き出した。




なんだろう^^;
神神は、過去の方が書きやすい気がする;
ほとんど会話ぢゃなくてスイマソ-_-

9名無しさん:2009/01/24(土) 22:39:39 HOST:pdd7a14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
「神楽、寝ちゃった?」


小さな水溜りが所々にある泥道を、いつもの様に遊びつかれた妹をおぶって家までの道を歩く。

「・・・・・・・」

どうやら今日は、
おぶられながら寝てしまったようだ。

こんなに幼くて、自分の背中で寝ている妹も、
親や自分と同じ凶暴な夜兎。


もしかしたら、
自分だって、今はこんなにも可愛くてしょうがない妹に、
いつか、殺しかかろうとするかもしれない。
けっして、ありえなくはない事だ。

それが、夜兎の本能だから。

もし、本当に、
そんな日が来てしまうのかと思うと、恐ろしくてたまらなくなる。

横目で、自分の背中で寝ている妹を見る。
無邪気な寝顔に、いつも自然と心が和ませられる。

今は、そんな妹を見ていることが、
一番の自分にとって幸せだと思っている。

けど、
いつかは必ず壊れてしまうだろう幸せだ。
幸せなど、いつまでも続くわけが無い・・・・・。

だから、
今はその幸せを、忘れてしまわないようにちゃんと、しっかり味わっておこう__。


「・・・・っしょ」


妹を背負いなおして、また、家に向かって歩き出した。




なんだろう^^;
神神は、過去の方が書きやすい気がする;
ほとんど会話ぢゃなくてスイマソ-_-

10グラ様 ◆ODdP0u9uxU:2009/01/24(土) 22:43:08 HOST:pdd7a14.urawac00.ap.so-net.ne.jp
あ、名前入れんの忘れちゃった;
>9
私です。
てか、
文的に分かるかな^^;

11未幸 ◆tsQRBnY96M:2009/01/25(日) 16:34:06 HOST:actkyo111003.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
何か題材となる作品がある場合は、
二次創作小説掲示板で書くようにお願いします。

12桜夜:2010/01/28(木) 14:33:00 HOST:wb57proxy08.ezweb.ne.jp
初めまして^^
さよで御座います。

入って宜しいですか?

>皆様

13ゆりか:2010/03/29(月) 14:35:21 HOST:i60-43-14-47.s05.a009.ap.plala.or.jp
離れていても目立つ、桃色の髪。無意識に心が舞い上がる。
からかうように、話しかければ、ぶすっとした顔が可笑しくて、馬鹿にしたら、喧嘩になりかけた・・・。
ならなかったのは、神楽、と呼ぶ、銀髪のせいだ。(なんだ、もっと・・・。それから、)
自分だって神楽とよびたいのに。どこか誇らしげに、銀時に告げ口しているアイツが気に入らない。
面倒くさそうに聞いている銀髪を睨みつけ、いつか絶対に銀髪なんかよりも俺のほうを向かせてやるのだ。と、それから、神楽、と呼んでやる。
と今まで何度したかわからない決心をした。
一方、万事屋で寒気を覚える男が一人・・・。「んーだよ 気味わりぃなぁ。」

えー、沖神です。誰がなんと言おうと。すいません(汗)
お粗末さまでした。

14麗奈 ◆RPCh7f6d4s:2010/03/29(月) 14:44:05 HOST:189.net112138065.t-com.ne.jp
すいませんが、二次創作小説掲示板への移動をして下さい。
>>11で書かれているとおり、このスレは使わないでください。

よろしくお願いします。

15名無し ◇vPGSxyaeQs:2010/04/06(火) 14:47:15 HOST:KD118157111057.ppp-bb.dion.ne.jp

私ゎ紗希といいます。
このまえ彼氏と初Hをしました(>ω<)↑↑
彼氏の家でしました〜。
初めてだったから最初ゎちょっと痛かった(汗)
んで!!彼氏が写メとったのッッ(>д<)
私、恥ずかしいんだけど・・見られるのゎ好きなんだっ♪
だから・・・みんなに見てほしいんだ〜(>A<)↑↑
でも、モロ見られるのゎ嫌だから、
この文章を5箇所に貼ってくれた人のみにみせようと
思いますっ♪
5箇所に貼れば、【★】←がクリックできるようになるの!
こんなのありきたりで誰も信じてくれないかもっ!と思うけど、コレゎ本当なんだよっっ!!!
ぜひ見たい人ゎやってみてねっ(>ω<)↑↑
なんかぁ〜すっごいエロいみたい!
もろアソコとか濡れまくりだった・・・(汗)

16神楽:2010/06/19(土) 12:10:08 HOST:i114-183-180-134.s42.a004.ap.plala.or.jp
書いていいアルカ:

17神楽:2010/06/19(土) 12:15:26 HOST:i114-183-180-134.s42.a004.ap.plala.or.jp
沖…田…   神楽ァすいやせん遅れやしたァ

18星羅:2010/06/19(土) 18:13:30 HOST:i58-89-65-226.s02.a033.ap.plala.or.jp
えと…こういう元のある小説は二次創作掲示板でお願いします。
ここは、オリジナルの小説を書く所なので…

私的に内容は面白いです!
なので、これを二次創作に書き直してみては…?

では…なんか口出しすいませんでしたぁッ><
失礼しました^^(orz

19FELLOW:2010/08/27(金) 23:31:17 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
突然の初参加ですが、書き込んでもいいですか。
銀魂ラブの読者歴3年(たったの・・・。)の、FELLOWでっす。

20FELLOW:2010/08/28(土) 00:45:47 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
登場人物は
銀時、新八、神楽、坂本、陸奥、高杉、また子、武市、万斉、神威、阿武兎
です・・・。

高杉と神威の過去もちょっとだけでてきます・・・。

21FELLOW:2010/08/28(土) 02:12:33 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
話は以下の十訓からなります。長編です。

01 気持ちイイ二日酔いなんてない
02 ブルーマングループって三人組だからもはやブルーメンでいくね?
03 夜の兎は我欲が強い
04 道を違うてこそ友なりけり
05 兎の瞳は血の色
06 傘って振り回したらすぐおれるよね
07 夜の兎は眠らない
08 血走った瞳では何も見えない
09 血の色は闇の色
10 獣は嵐の夜に群れる

22FELLOW:2010/08/28(土) 21:36:29 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
スナックスマイルにて
銀時「えっ、なに?用心棒?」
妙「そうなんです・・・。最近しつこい客が多いですから・・・。」
銀時「しつこいって・・・あのゴリラ?」

向こうの席にいた近藤がくるりとこちらを振り返る

近藤「お妙さぁぁああああああん!!それは、このゴリラ勲をストーカーではなく、
   一人前の客として、扱ってくれるってことですかぁあああ?!
   お妙さん、遅すぎますよ。わたくしはもうずっと前からあなただけのお客さんなんですからぁああ!」

近藤、お妙に殴り飛ばされる

銀時「いや・・・、いらねえだろ・・・。お前一人で充分だろ・・・。」
妙「わたしはいいんですけどね。お涼ちゃんがこまってるのよ・・・。」
銀時「お涼?あいつに付きまとってる客なんていたっけ?」

坂本「お涼ちゃああああああん!結婚してくれぇええええ!」

坂本、お涼に股間を蹴飛ばされ、撃沈

銀時「辰・・・馬・・・。」

<気持ちイイ二日酔いなんてない>

23FELLOW:2010/08/28(土) 21:37:22 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
銀時「いや・・・だから・・・いらねぇだろ・・・。
   すっかり、ニ匹のストーカー倒されちゃってるもの・・・。
   用心棒なんていらねぇよ・・・。」
妙「用心棒なんて勤まりませんもの。穴ならできますけど」
銀時「めったなこと言うんじゃねぇよ。打ち切りになんぞ、この漫画。
   これ以上、原作者をくるしめるなぁああああ。
   だいたい、百戦錬磨のキャバ嬢なんざ、一人で何でもやれんだよ・・・。」
妙「百戦錬磨のキャバ嬢よりも百戦錬磨のお侍さんのほうが強いでしょ?」
銀時「侍っつったって、こっちは隠居してんだよ。
   腰に差してんのなんて木刀だぜ?カレーのにおいのする木刀だぜ?
   そんなカレー侍なんかより、スナックで酒瓶ふりまわしてるアバズレのほうが・・・。」

お妙、ものすごい形相で睨みつけ、こぶしを鳴らしている

銀時「ヤベッ・・・。」

倒れていた坂本が起き上がる
坂本「お涼ちゃああああああん!結婚してくれぇええええ!」

坂本、お涼に股間を蹴飛ばされ、再び撃沈

妙「誰がアバズレだぁあああああああ!!!」
銀時「ぶべら!!!!」

銀時、殴り飛ばされ、坂本とともに倒れこむ
とそこに、新八と神楽が、銀時を迎えに来る

新八「銀さ〜ん、あんまり遅いから迎えに来ちゃいましたよ〜。」
神楽「こんなところで火遊びなんてしてたら承知しないネ!天パ!!」
新八「銀さ〜〜ん。あ・・・・。」

新八、倒れている二人を見つける

妙「あら、新ちゃん・・・。」
新八「あ・・・あ・・・あ・・・・、すいませんでしたぁああああああああ!!!」

24FELLOW:2010/08/28(土) 21:38:06 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
ところ変わって万事屋にて。
銀時が目覚めると、となりにもう一枚布団が敷いてあり、何故か坂本が寝ている。
銀時「俺・・・、いつ戻ったんだ・・・。
   なんで辰馬(こいつ)、俺んちで寝てんだ・・・?」

新八がふすまを開けて入ってくる。

新八「二人ともぉ、起きましたかぁ?」
銀時「子供は火遊びするなっつったろ。」
新八「あんまり遅いから迎えにいったら、ふたりとも倒れていたんじゃないですか。」
神楽「今さら言い逃れないネ!!
   毎晩毎晩遅くまで何やってるかと思えばキャバレーで火遊びなんて!!
   訴えてやるアル!慰謝料と養育費、酢昆布で支払ってもらうアル〜!!」
新八「神楽ちゃん、静かにして、坂本さんまだ起きてないから。」

坂本が目を覚ます
坂本「なんじゃ・・・。ここはどこじゃ・・・?
   なんかフカフカして気持ちよかのう・・・。
   飲みすぎたきに。二日酔いじゃ。アハ、アハ、アハハハハハッ!」
銀時「二日酔いが気持ちいいわけあるかぁあああ!!
   男はな!二日酔いの苦しみを知って初めて飲みすぎを反省するんだろうがぁああ!」
神楽「それじゃただのダメ人間アル・・・。」
坂本「ぬぉ?金時じゃなかか〜?久しぶりじゃの〜。」

坂本、銀時にボコられる

銀時「だ〜〜〜れが、銀時だぁああ!てめっ、何回まちがったら気がすむんだ!
   消してやろうかぁああ!?お前の存在を!原作からぁああ!」
新八「もう勝手にしてろよ。ダメ人間ども・・・。」

25FELLOW:2010/08/28(土) 21:38:46 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
突然インターホンが鳴る

新八「はぁーーいっ。」

玄関を開けるとそこにいたのは陸奥だった。

新八「陸奥さぁん!久しぶりじゃないですか。」
陸奥「すまんが、頭はおるかの・・・。」

坂本「いやぁーあ、すまんのう。すっかりお世話になってしもうたきに。」
陸奥「頭にはいい加減、ぷらつくのをやめてもらいたんじゃが・・・。」
坂本「しかし、せっかく泊めてもろうたのに何もせんではまずいのお・・・。
   そうじゃ、金時!!久しぶりに海援隊(わしら)のところへ来ぬか?
   でっかい船がいっぱいあるきに!!」
銀時「だから銀時だっつってんだろうが。たのむから帰ってくれよ。」
新八「いいじゃないですか。案内してもらいましょうよ。」
銀時「・・・・・・・・・・・・。」

こうして、万事屋一行は海援隊の船が停泊している港へと向かった。
坂本の上機嫌な案内のもと、一行は坂本ご自慢の船の中へ

新八「うわぁ〜あ、すごいですねぇえ。」
坂本「この前は満足に内装を見せられんだからのお。」

新八の背後で神楽と銀時が黒タイツに着替えている
すると今度は青い覆面をかぶって、船内のパイプを叩きだした

新八「なにしてんだぁあああああ!!!」
神楽「ブルーマンアル。」
新八「見ればわかるわぁああああああ!!何でブルーマンやってんだよ!!」
銀時「・・・・・・・・・・。」
新八「何でお前だけ忠実に無言でやってんだよ。腹立つんだよ。」
陸奥「船の中を荒らすでないぜよ。壊してしもうたら弁償じゃきに。」
坂本「ここが船の管制室ぜよ。」
新八「すごい!!甲板が丸ごと見渡せるんですねえ。」

銀時、神楽、覆面を取り、管制室からの眺めに見入る

坂本「どうじゃ。国歌らの眺めは最高じゃろ〜。」

坂本、ふと何げなくついた手で、スイッチを押してしまう。

坂本「の?」
銀時「え、今、なんか・・・おさなかった?」
神楽「何かゴゴゴって聞こえるアルね。」
新八「坂本さん、も、もしかして・・・今押したのって・・・。」
坂本「銀時ぃ、すまん。テイクオフじゃ。」
一同「え、え、えええええええええええええええええええっ!!!!!」

一行を乗せた船はいざ、宇宙へ! つづく

26FELLOW:2010/08/28(土) 21:39:55 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
<ブルーマンって三人組だからもはやブルーメンでいくね?>
ボボボボボン ボボボボボボボボ ボボボボボン ボボボボボボボボ 
↑銀時、神楽が青い覆面をかぶって船内のパイプを叩いてる

新八「ブルーマンはもういいわぁあああああああああっ!!
   なに先週から引っ張ってブルーマンやってんだよ!
   何が言いたいの?何がやりたいの?あんたら?」

銀時、神楽、覆面を取る

銀時「いや、だって、少しでも気を紛らわせとかないと・・・
   ホームシックになりそうじゃん・・・。」
新八「どんだけメンタル弱いんですか!あんたら!!こっちの気が散るわ!!
   坂本さん、江戸に着陸できるまであとどのくらいかかりそうですか?」

坂本、エチケット袋を構え、すでに虫の息

新八「坂本さぁああああああんッ!!もう船酔いしてんですか!
   あんた以外にだれがこの船操縦するんですか!!」
陸奥「大丈夫じゃ、舵はわしがもっとるきに。もう少し、離れてから旋回せんと
   江戸を外れてしまうきに。なに、もう少しの辛抱じゃ。」
新八「よかったぁあ・・・。銀さん、もう少しだそうですよ。」

新八が振り返ると、二人はしゃがみこんで震えていた。

神楽「ぎ・・・銀ちゃん・・・。早くウチに帰りたいアル。」(涙目)
銀時「お、オレもぉおおおお・・・。」
新八「何でだぁああああああ!!何でもうホームシックなってんだよ!!
   どんだけメンタル弱いんですか!!」
銀時「ぱ・・・ぱっつぁん・・・。イチゴ牛乳持ってきてくれない?」
神楽「あたし酢昆布がいいネ。酢昆布の匂いで郷愁に浸りたいアル。」
新八「もういいよ・・・。面倒くせえよ。お前ら・・・。」

坂本、エチケット袋に顔を突っ込み、もだえている。

坂本「う・・・うぷっ・・・。」
新八「お前もいいわぁあああああああっ!!」

27FELLOW:2010/08/28(土) 21:40:47 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
一方、船の操縦をまかされた陸奥だが、レーダーに突如として巨大な影がうつる。
しかし、前方には何もない。
陸奥「うん?なんじゃ?これは・・・。おかしいのう。前には何もな・・・。」

突如として、前方に巨大な戦艦が現れる

陸奥「こやつ、ワープしてきおったかぁ!!伏せろ!!皆の者!!!
   回れぇええええ!回るんじゃぁああああ!!!」

陸奥の健闘むなしく、船は選管に向かって正面衝突。
船首が丸ごと突き刺さってしまった。

一方、そのころ戦艦の中では

高杉「揺れたな・・・。事故か?」

また子と武市が双眼鏡であたりを見回している

また子「武市先輩・・・何か見えるッスか?」
武市「あれは・・・海援隊の船ですねぇ・・・。船首が丸ごと突き刺さってます。
   防護扉が閉まってますから空気の漏れはないですが、ざっと八つくらい
   船室がおじゃんになりましたね・・・。」
また子「晋助様、どうしますかぁ?」
高杉「戦いから身を引いたものに興味はねぇよ。放っておけ。」
万斉「待て、晋助。新入りが見当たらぬでござるよ。」
高杉「夜兎(うさぎ)が逃げたか・・・。」

廊下を歩く阿武兎と神威

阿武兎「やめとけって・・・団長・・・。どさくさにまぎれて事故現場見に行くなんざ。」
神威「細かいことは気にするなよ。面白そうじゃん。ま、少々骨は折れるかもしれないけどね。」
阿武兎「そう言ってこの前は一人と腕一本なくなっちまっただろうが、すっとこどっこい・・・。」
神威「そんなに怒んないでよ。またお侍さんに会えるんだよ。」
阿武兎「海援隊には、団長が喜ぶような猛者はいねぇって言ってんだ。」
神威「猛者じゃないよ。侍は侍だよ。天人 (あまんと)からすれば脆弱な存在・・・。
   聞けば、海援隊と春雨は犬猿の仲じゃそうじゃないか。
   春雨(オレたち)の宇宙(うみ)で己に組する天人どもと勝手に商売をしている。
   それにその頭は、高杉(あの人)のお友達・・・こんな面白い話、めったにないよ。」
阿武兎「そんな話、誰から聞いたんだ・・・?」
神威「全部、オレたちのお侍さんからですよぉ。」

高杉「神威(あいつ)は気にいらねぇが、面白いやつだ。神威(あいつ)は天人でありながら、随分と
   侍にご執心だ・・・。神威(あいつ)は侍(オレ)の全てを知るために俺に近づいたのさ・・・。
   特に攘夷戦争時代の話を聞いたとき、奴の目はとりわけ光ってやがった。まるで本物の兎みてぇに
   真っ赤にな・・・。」

28FELLOW:2010/08/28(土) 21:41:33 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
事故現場にて
阿武兎「あり、空気が漏れてないな・・・。」
神威「よっぽど衝突の衝撃が大きかったんだよ。壁がすき間なくめり込んで空気の逃げ道がふさがってる。
   まあ、この方が仕事はやりやすいけどね。」
阿武兎「仕事・・・。厄介事のまちがいだろ・・・。」
神威「阿武兎ぉ・・・。ビジネスチャァアアアアンス!!」
阿武兎「あん?」
神威「手伝ってよ・・・、中の人、春雨(オレたち)の船に招待しようよ。」
阿武兎「おいおい・・・。冗談よせよ。そんなことして何するんだよ。」
神威「何だ。てつだってくれないんだ・・・。ま、いいや。一人でできるよ。こんなぐらい。」
阿武兎「・・・・。」

神威は、船から5人(坂本、陸奥、銀時、新八、神楽)を運び出し、廊下に置いた。
さらに背中に坂本を負ぶり、どこかへ行こうとする。

阿武兎「おい・・・。どこに行くつもりだ?坂本(そいつ)連れて・・・。」
神威「決まってるだろ、高杉(あの人)への土産だよ。」
阿武兎「ついでに銀時(こいつ)釣り上げる餌だろ。3人鉢合わせにして、また高みの見物する気だろ。
    まったく我欲の強い野郎だ・・・。」
神威「あはははっ、正解正解。その4人が起きたら適当にあしらっておいてよ。
   ただし、銀時(そいつ)は生かしといてね。大好物のオカズなくなっちゃうから。」
阿武兎「あんたの妹はどうするんだ・・・?」
神威「言ったろ・・・。もう関係ないって・・・。殺していいよ。」
阿武兎「・・・・・・・・・・。共食い・・・・か・・・・。」

<夜の兎は我欲が強い>

29FELLOW:2010/08/28(土) 21:42:15 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
銀時が目を覚ますと、見知らぬ船内の廊下に倒れていた

銀時「こ、ここは・・・?」

銀時の目の前に傘を構えた阿武兎が立つ

銀時「お前は・・・」
阿武兎「おはようございまぁああああああすっ!!!」

阿武兎、傘で四人をまるごとなぎはらう。放り出され、転がる四人を阿武兎は嘲笑で見降ろす。

阿武兎「寝起きバズーカ、ご協力ありがとうございますってか。
    まったく、団長のおかげでとんだビジネスに巻き込まれちまった。
    いや、むしろトラブルか。でもまあよしとするかね。」
銀時、阿武との背後に回り込み、木刀で殴りかかる

阿武兎「暴れられんならよぉおおおおっ!!」

阿武兎、傘を手放し銀時の木刀をひっつかみ、投げ飛ばそうとするも、神楽に足元をすくわれ、崩れる。

阿武兎「なっ?」

新八「ズルァアアアアアアアアアッ!」

新八、阿武兎に突進し、刀で突き通す。

阿武兎「グハッ・・・。フッ・・・。たかが人間風情がこの俺に傷負わせるたぁあ・・・。
    吉原んときより少しは強くなったか・・・。
    だが、見くびるなよ・・・。片腕で夜兎だぁあああああっ!!!」
新八「ぶろぉおおおあああああああっ!」

新八、阿武兎に腹部を蹴り飛ばされ、床に倒れこむ。
立ち上がり傘を引きぬこうとする阿武兎の右手を突如としてブラスターが貫通し、傘もふき飛ばされる。

阿武兎「んにゃ?」
陸奥「おいっ!一人忘れてるぞ!
   頭を、頭を、どこへやったんじゃぁああああああああっ!!」

30FELLOW:2010/08/28(土) 21:42:41 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
一方、船室では神威が坂本を縛り付け、監禁していた。坂本はそんな自分の置かれた状況を知る由もなく
目を覚ます。

坂本「こ、ここは・・・。」
神威「気付いた?珍しいね。お侍さんがこんなの持ってるなんて・・・。」

神威の手には坂本のブラスターが握られていた。

坂本「そ、それはわしのじゃ!!」

坂本、もがくが自分の手足を縛られていることに気づく。

神威「安心してよ。危害は加えない。君に、会わせたい人がいるんだ。」
坂本「会わせたい人・・・?」

坂本、神威の背後にいる高杉と目が合う。

坂本「た、高杉・・・。」

阿武兎「これは驚いた・・・。一人は完全に殺ったとおもったのに・・・
    まさか、四人とも生きていたとは・・・。全員団長に紹介したいねぇ。
    ま、新しく紹介するのは一人だけか・・・。」
神楽「バカ兄貴もここにいるアルか・・・。」
阿武兎「団長なら、海援隊の頭連れて人質にしてるよ。高杉と面会させるするつもりらしいぜ。
    人生は重要な選択肢の連続っていうがね。今回はババは二枚までだってのに、
全員ひいちまったようなもんだ・・・。」
銀時「高杉の船かここは・・・。」
阿武兎「ようこそ春雨(オレたち)の船へ・・・・。」

つづく

31FELLOW:2010/08/28(土) 21:43:38 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
陸奥の脳内を過去の映像がよぎる。
頭の安否を心配して、だまって突いていった彼女は闇の中で鬼のように人をバッタバッタと斬る高杉を見つけてしまう。すると、そのとなりに誰かが近づいていく、月明かりに照らされたその姿はなんと坂本だった。

<道を違うてこそ友なりけり>

高杉「辰馬・・・、見てたのか・・・。」
坂本「幕裏の役人十三人も殺ったがか・・・。」
高杉「そいつに生かしておく価値なんざねぇ・・・。」
坂本「いや、わしも恨んでおった事には変わりはないからのお。」
高杉「お前・・・。何しに来た・・・。」
坂本「わしは人が歩む道を邪魔立てはせんぜよ。ただ、これだけは言っておく。
   目の前に転がる死体・・・。いくら、それが増えようがこの世界は変わりはせんぜよ。」
高杉「道を違うてこそ友なりけりと言うだろ。俺の道に口をはさむな。
   去れ。辰馬・・・。でなきゃお前も斬り捨てる・・・。」
坂本「高杉・・・、ぬしは戦う相手を間違っておる・・・。
   戦いはもう終わったんじゃ・・・。これからは、他の誰でもない
   自分(てめー)と戦っていかねばならん。」
高杉「黙れっ!」

高杉は刀を引きぬき、坂本をぶった斬った。

高杉「お前が何をしようが、どこで生きようが勝手だ。だが、俺の道に立てば斬り捨てる。」

去っていく高杉。倒れこむ辰馬のもとに陸奥が駆け寄る。幸い、彼は命を取り留めたものの
重傷を負った。

32FELLOW:2010/08/28(土) 21:44:24 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
そんな記憶から陸奥にはある直感がよぎった。そう、頭を高杉に会わせれば、頭は殺されてしまうと

陸奥「か、頭をあいつに会わせてはならんのじゃ・・・。」
阿武兎「それは正解だ。可哀そうに。今頃は屍になってるかもなぁ・・・。」
新八「た、辰馬さんが・・・。」
銀時「んなわけあるかよ。あいつがそう簡単に死ぬかよ・・・。」

銀時、死角から阿武兎の正面に飛びだし顔面を薙ぎ払う

銀時「辰馬は死なねぇよっ!!」
阿武兎「ぐおおおっ!!」

阿武兎、床に転がりおちる。

銀時「陸奥!!早く辰馬のところへ!!」
神楽「銀ちゃん、わたしも行っていいアルか?
   バカ兄貴との決着付けてくるアルね。」
銀時「わかった!ぱっつぁあん!うしろ、頼むぞ!!」
新八「はいっ!!」

坂本が閉じ込められている船室へと向かう陸奥と神楽。
阿武兎を迎えうつため、銀時と新八はたがいに背中を預け、気配をうかがうのであった。
ところが、すでに坂本は高杉と面会を果たしてしまう。

坂本「高杉・・・、高杉じゃなかか!!何でこげぇなとこおるきに・・・。」
神威「さあ・・・、長年来の再会だ。思う存分話してよ。感謝するんだよ。君たち二人を会わせたのは
   この逢わせ屋神威なんだからね・・・。」
高杉「話すことなんざ何もねぇよ・・・。」

高杉、坂本めがけ、刀を振り下ろすが、神威が間にはいり、受け止める。

神威「再開のご挨拶が乱暴だよ。せっかくの坂本(えさ)が死んじゃうでしょ。」
高杉「最初からてめぇの遊びだってわけかい・・・。フッ・・・、興が冷めた・・・。
   俺は帰る・・・。後は勝手にしてろ・・・。」
神威「あれれ〜、怒っちった・・・。」

去っていく高杉を見つめる神威。だが、彼は高杉の後をつけ始めた。船室に一人取り残された坂本はただ
助けを待つのみだった・・・。

33FELLOW:2010/08/28(土) 21:44:50 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
阿武兎「さあて、久しぶりに問題だ?敵はどこからくる?
    前か、後ろか?答えは・・・・、
    真横からだぁああああああああっ!!!」

不意をつかれ、わき腹を蹴り飛ばされ、銀時と新八は放り出され床に転がる

阿武兎「楽しいクイズショウの始まりだよ〜。」
銀時「クイズショウなんざ興味はねぇよ。俺ぁ、パーチーがやりてぇんだ。
   なぁあ、ぱっつぁん・・・。」
新八「銀さん、いつでもいいですよ!!」
銀時「うぉおおおおおおおおっ!!」

新八が返事した途端に、銀時は真正面から走りこみ、阿武兎の顔面に木刀を撃ち込むが右手で、引っ掴まれ
振り上げられる、そこに新八が刀を振りかざし、突進する。

阿武兎「その手はよめてるよっ!」
銀時「ぱっつぁああんっ!今だぁあ!」
新八「はいっ!」

次の瞬間、新八は体をひらりとひるがえし、床にあおむけに倒れこみ、銀時に刀を手渡した。
突進してくる新八に集中していた阿武兎はまんまと不意を突かれてしまったのだ。

阿武兎「しまった・・・!」
銀時「いつも同じパターンと思うなよぉおおおおおおおおっ!!」
阿武兎「ぐぉおおおおおお・・・・。」

銀時と、新八の抜群のコンビネーションによって阿武兎は腹部をバッサリと切られ倒れこんだ。
勝利をおさめた銀時と新八は、坂本のもとへと急ぐ。

つづく

34FELLOW:2010/08/28(土) 21:46:16 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
坂本のもとを去った高杉は、鏡で自分の顔を見つめていた。不意に包帯に手をかけ、ほどいていく。
現れた左目には顔が変形するほどの大きな傷がついており、左目は開くことさえままならないのであった。
自分の傷を見つめる高杉の目に、背後で腕を組み立っている神威が飛び込んでくる。

神威「へぇ〜え、包帯のしたってそうなってたんだぁ・・・。」
高杉「俺をおちょくっているのか・・・。」
神威「ちょっと楽しんでるだけだよ。俺のまわりにいる色々な人間をこうして観察しているんだ。
   自分と必死に戦うやつ、自分から必死に逃げるやつ、ただ自分に流されるままに生きるやつ・・・。」
高杉「で・・・、お前は自分を持っていないやつか・・・?」
神威「あははっ、察しがいいや。左目はただの傷ものだったけど。千里眼はあいかわらずだね。」
高杉「これ以上、つきまとうな・・・。俺の道に立てば叩き斬るぞ・・・。」
神威「お侍さん、もう一人の友達には会わなくてもいいの?」
高杉「この左目の傷以外の過去は全て捨てたさ・・・。お前も、妹(あいつ)のことなんか斬り捨てたくせに。」
神威「違いないね・・・。」

<兎の瞳は血の色>

坂本「・・・・。」

坂本の閉じ込められている部屋がノックされる。聞こえたのは陸奥の声だった。」

陸奥「かしらぁあ、無事か!!」
坂本「陸奥、そこにいるがか?!助かったぜよ。そこのドア開けてくれるがか?!」
陸奥「駄目じゃ、ビクともせん・・・。」
神楽「むっちゃん・・・隠れてるネ・・・。」
陸奥「・・・・!」
神楽「匂いがするアル。夜兎の・・・、バカ兄貴の匂いが・・・。」

二人の目の前に神威が現れる。

神威「やぁあ、久しぶりだね・・・。」
神楽「むっちゃんは下がってるネ・・・。」
神威「そこをどいてよ・・・。今開けてやろうと思ったのに・・・。」
神楽「いやアル・・・。その鍵、わたしに渡すネ・・・。」
神威「駄目だよ。お兄ちゃんの言うことは聞かないと・・・。」

睨みあう二人の間に一本の傘が飛んでくる。

神威「これは・・・阿武兎の・・・?」

阿武兎「団長・・・どうやらまた、手加減が過ぎたらしいい。傘・・・、取られちった・・・。」

阿武兎の傘を見て表情を変えた神威はまっすぐと廊下の先を見つめた。
足音が近づいてくる。

銀時「待たせたなぁあああ。」
神楽「銀ちゃん!」
銀魂「逢わせ屋銀ちゃん、兄弟げんか仲裁に来たぜ!!」

35FELLOW:2010/08/28(土) 21:46:44 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
銀時の姿を見るや、神威はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

神威「来た・・・。ついに来た・・・・。
   待ってたよ・・・。お侍さん・・・。
   この時をずっと・・・。」
銀時「神楽ぁああ!そいつから鍵を奪えっ!」

銀時に見とれていた神威の手からするりと鍵が抜けおちた。

神威「あらら、取られちった・・・。でもまぁ、これでお互い両手が空いてるね。
   じゃあ、早速この第二の夜王と決闘してもらいましょうかぁあああああっ!」

神威の一撃で銀時が吹き飛ばされる。遅れて新八がかけこんできた。

新八「銀さんっ!!」

銀時、腹を押さえながら、何とか立ち上がり、歩きだす。

神威「阿武兎、殺ったんだってね。随分骨があるじゃないか・・・。
   正直、想像以上だよ・・・。」
銀時「夜兎を殺るなんざ、上等なマネ、できねぇよ。
   かっぱらってきただけだ・・・。」

銀時、壁に突き刺さった傘を引きぬき、構える。

銀時「この上等なもんをなぁあああっ!来い・・・、夜王っ!!」
神威「そうこなくっちゃ・・・。」

つづく

36FELLOW:2010/08/28(土) 21:47:25 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
戦艦の管制室にて、監視カメラの映像を見つめるまた子と武市。

また子「あ〜あ〜、随分、派手にやってるっすネ。とんだ悪ガキ抱えこんぢまいましたよ。
    武市先輩。先輩?ちょっと聞いてんすか?」

武市、神楽に見とれている

武市「あれは・・・、あの娘は・・・あのときの・・・
   輝いている。さらに輝いているよ!!
   うつくしぃいいいっ!君はうつくしぃいいいいいっ!!!」

武市、また子に蹴り飛ばされ、壁にめり込む。

万斉「それにしても、本当にあのままで放っておいて良いのでござるか。
   夜兎が二人も暴れまわっては船がメチャメチャになるでござる。
第一、 クーデターの一件を今後一切の失敗を起こさぬという条件で元老から見逃してもらってるという
ときにこんなことが知れたら大事でござるよ。」
高杉「止めたければ、てめーらで止めて来い。
   俺は、辰馬(あいつ)の顔なんて二度と見たくねぇんだよ。」

そう言って高杉はどこかへと去って行った。

万斉「晋・・・助・・・。」

<傘ってふりまわしたらすぐ折れるよね?>

37FELLOW:2010/08/28(土) 21:47:51 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
銀時「ずぉおおおおおおおおおっ!!!」

銀時、傘を振り回し、攻撃しようとするも、全て神威によけられる。

神威「どうしたの?慣れない傘なんてふりまわすから、スキだらけだよ・・・。」
銀時「そう言うわりには、てめぇも守りばっかで打ってこねぇじゃねぇか!」
神威「へぇ〜え、じゃあ、打ってもいいんだ。バァアアアアアアアンッ!!」

神威、銀時を殴り飛ばす。

銀時「ブ・・・・・。グハッ・・・。」
神楽「銀ちゃんっ!!」
銀時「神楽ぁあ!早く鍵を開けろ!!」
神楽「今やってるネ!鍵がいっぱいあっ
てどれがどれだか・・・。あ、合ったアル!!

坂本の閉じ込められていたドアが開く。

神威「あれれ、お兄さん、何か弱くなってない?それでよく鳳仙のだんなを倒せたね。」
銀時「ほざけよ・・・。弱くなってなんざいねぇよ・・・。
   てめぇも気付いてんだろ・・・。
   俺は強くなんかねぇ・・・。ただ・・・。
   独りじゃねぇってだけだ・・・・。」

突然、神威体をブラスターが貫く。

神威「・・・・・・!!」
坂本「陸奥ぅ・・・、チャイナ・・・、助かったぜよ。
   銀時、礼を言うぞ。
   海援隊が頭領、坂本辰馬。ここに見参じゃあああっ!」

神威、5人(銀時、新八、神楽、坂本、陸奥)に周りを取り囲まれる。

神威「同じだ・・・。同じだよ・・・。あの時と・・・。
   炎(オレ)を取り囲むか細き灯火の群れ・・・。
   お兄さん・・・。本当に君の火種はとっておきなんだね。
   面白い、本当に面白いよ。君は・・・。」

つづく

38FELLOW:2010/08/28(土) 21:48:43 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
<夜の兎は眠らない>

睨みあう神威と、銀時たち。

神威「でも、君は勝てると思っているの?
   俺は鳳仙みたいな老いぼれじゃないし。だいいち、ここじゃ俺を日の下にさらすこともできない。
   それとも何か秘策があるのかな・・・?」

神威、傘をさやから取り出し、構える。

銀時「そんなものねぇよ。俺は何も考えちゃいねぇ。
   チャンスがあれば、そこを打つだけだ。」
神威「じゃあ、とらえられるかな。この俺を・・・。」

神威、銀時の頭部を蹴りこむが、しゃがみ込んでよけられる。浮き上がった体制になった神威を上から
神楽が傘で叩きつけようとするも、するりとよけ彼女の腹を殴り飛ばす。そこにブラスターを撃ち込んだ陸奥も、
銃撃を傘で防がれたあげく、神威に突進され、押し倒され、踏みつけられる。さらに背後から斬りかかってきた
新八を傘で薙ぎ払った後、ブラスターを撃ち込んできた坂本目がけ傘を投げ、腹部を貫き通し、重傷を負わせる。

坂本「ぐ、ぐおおおおっ」
陸奥「頭ぁああああ!」
銀時「辰馬ぁあああああっ!」
坂本「何をやっとるんじゃ!今じゃ!叩きこめ!!」

すると、坂本のブラスターによって打たれた傷が開き、神威が崩れ落ちた。
千載一遇のチャンスとばかりに、銀時は傘を叩きこむ。

銀時「うおおおおおおおっ!!!」

しかし、左手で傘をつかまれる。今度は神楽が背後から傘で殴りかかる

神楽「うおりゃぁああああああああっ!!」

だが、彼女の一撃も右手の傘で受け止められる。だが、神威の方もこれで両手がふさがれてしまった。
そこを狙って、新八が斬りかかるも、今度は右手の傘に体の重心を移動させ、そのまま新八の腹部に回し蹴りをうち込み蹴り飛ばした。だが、踏みつけていた陸奥が真上に向かってブラスターを連射した。

陸奥「くらえぇええええええええっ!!!」

銃撃によってバランスを崩し、床に転がり落ちる神威

陸奥「やったか!!」
神楽「あんなんじゃバカ兄貴は倒れないアル。」

神威は神楽の言葉通り、ものの数秒でむくりと起き上がった。

神威「なかなかやるじゃないか・・・。上等だよ。君たち・・・。
   これでやっと本気を出せるね・・・。
   ね、お侍さん・・・。」

39FELLOW:2010/08/28(土) 21:49:15 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
一方、管制室では万斉、また子が監視カメラに映し出される銀時らの死闘ぶりに見入っていた。
武市はまだ壁にめり込んだままである。

また子「しっかし、ほんと、化け物っスね。夜兎っつのは・・・。」
万斉「いや、白夜叉も負けてないでござる・・・。」
また子「どうするんスか。奴らのせいで、もう船ん中は荒れ放題ッスよ。」
万斉「奴らを江戸に帰すとするでござるか・・・。」
また子「マジっすか?あん中、止めに入るんすか?」
万斉「これ以上騒がれては、元老に鍵付けられるでござる。」
阿武兎「その通りだ・・・。」

阿武兎が管制室に入ってくる。

阿武兎「こんなこと元老にばれたら、団長どころか、俺の居場所までなくなっちまう。
    あのすっとこどっこい止めんなら、手伝うよ。
    だが、てめぇら、夜兎の本当の姿見ることになるぜ・・・。」

つづく

40FELLOW:2010/08/28(土) 21:50:26 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
手を構え、銀時を一点睨みする神威。

神威「じゃあ、そろそろ行くよ・・・。」

神威が目を閉じ、次に見開いた瞬間、大きくひんむいたその目は、
充血し、瞳が真っ赤な血の色で染められていた・・・。

銀時「・・・・・・!」
神楽「銀ちゃん・・・。気をつけるアル・・・。
   あれはもう・・・兄ちゃんでもバカ兄貴でもないネ・・・。
   夜兎の・・・わたしたちの最も悲しい姿アル・・・。」

<血走った瞳では何も見えない>

神威「クヒ、・・・ヒヒ・・・、ハハ・・・、」

首を左右にゆらりゆらりと振らせ、瞬きひとつせず見開かれた真っ赤な瞳。
誰の目にも分かった。正気じゃないと・・・。

銀時「どうした・・・?自分を見失っちまったか?
はっ・・・・!!」

神威が銀時めがけ、ものすごい速さで飛びかかり、頭部を蹴り飛ばした。
血を吐き、舞い上がり、崩れ落ちる銀時。

銀時「ぐおおおらぁあああっ!」
新八「銀さんっ!!」
神威「クハ、アハ・・・・アハハハハ・・・・。」

神威は、不気味な笑いを浮かべながら新八に近づいていく。動きは速くないが、そのあまりにも恐ろしい狂気に
新八は腰が抜けてしまい、動くことができない。

新八「同じだ・・・。あのときの神楽ちゃんの瞳と同じだ・・・。
   完全に自分も、心も殺し・・・
   ただ目の前にいるものを殺そうとする・・・夜兎の本性・・・。」

神威の背後から傘で殴りかかる

神楽「バカ兄貴ィィっ!目ぇえ覚ますアルうぅううううっ!」

しかし、傘をつかまれた上に、突進され、彼女の体は壁に深くめり込んでいく。

神楽「あがああああああああっ!!!」

神威は、目の前にいるのが自分の妹であることなど意にも介さず、彼女が持つ傘の柄を彼女の腹部にめり込ませていく・・・。

新八「神楽ちゃぁああああんッ!!」
陸奥「何をやっとるきに。おびえるんじゃなか!
   相手が何だろうが、頭を傷つけたもの、許さんぜよッ!!」

陸奥、ブラスターを神威に向け連射するも、彼の表情はけほども変わらない。

陸奥「な・・・!」

神威は次の瞬間、神楽の傘を引っ掴み、陸奥に向け投げつけた。
右胸を着き通され、吐血し、舞い上がる陸奥

陸奥「ぐぼぉおおおおおっ・・・」
新八「陸奥さぁああああああんっ!!!」

41FELLOW:2010/08/28(土) 21:50:52 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
神楽「新八・・・、逃げるアル・・・。
   ここにいたらみんなやられちゃうアル・・・。」
新八「でもっ、神楽ちゃんを置いてなんか行けないよっ。」
神楽「あたし一人で充分ネ!!
   兄妹げんかは、兄妹だけで解決しなきゃならないアル・・・。
   だから逃げるネ、新八ぃいいっ!」
??「おいっ!!」

突然、傘が飛んで来て、神威の腹を貫通する。あまりにもの突然のことに目を見開く神楽と新八。

銀時「無視してんじゃねぇよ・・・。
   クソガキども・・・。まだ大人(こっち)はひとりも倒れてなんかいねぇよ!!」

倒れていた坂本も陸奥も起き上がる。

新八「銀さんっ!!」

銀時「さぁあ、一斉攻撃開始だぁああああああっ!」
坂本「陸奥ぅうっ!連射じゃぁああああああっ!」
陸奥「おおおおおおぉぉうっ!」

神威、ブラスターを大量に浴び、徐々にひるんでいく・・・。

銀時「新八ぃいいっ!突進するぞぉおおおおっ!」
銀時&新八「おおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

神威の腹部に銀時の木刀と、新八の刀が突き刺さり、神威はその衝撃で、のけ反り、舞い上がる。
神威の背後に傘を持った神楽が現れる

一同「行けぇええええええええええっ!神楽ぁあああああああああっ!!
   兄妹げんかの決着、ここでつけてやれぇええええええええええっ!!!」

神楽の一撃で吹き飛ばされる神威

神威「ぐろぉぉぉあああああっ!!!」

42FELLOW:2010/08/28(土) 21:52:07 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
<血の色は闇の色>

神楽の一撃をうけ、舞い上がる中、神威は少しずつ自分の意識を取り戻していく。
そんな彼の脳内に響いたのは、自分の生まれた地を打つ雨の音だった・・・。

神楽「兄ちゃん、また行ってしまうアルか・・・。」
神威「・・・・・。」
神楽「うち、パピーもいない、兄ちゃんもいない。いるのあたしとマミーだけネ。
   兄ちゃんはマミーのこと嫌いあるかぁ?そばにいてあげられないアルかぁ?」
神威「病の一つや二つですっかり倒れこんじまう母親・・・。
   家族の一人や二人、自分でどうにもできないでいる父親・・・。
   家族の一人や二人いなくなるぐらいで泣きわめく妹・・・。
   だから嫌なんだよ。この家にいるのは・・・。
   弱い奴らと・・・一緒にいるのは・・・。」
神楽「マミーは弱くなんかないアル!!
   マミーもパピーも戦ってるアル!! 
   マミー、どんなに苦しくても涙ひとつ見せないネ!ずっと笑っているネ!
   パピーもどんなに傷ついても家に帰るときは優しい顔してくれるネ!」
神威「そんなしみったれた強さなんて俺はいらないんだよ・・・。」
神楽「兄ちゃん、間違ってるネ・・・。
   本当に強いってのは心が強いことアルね。  
   体が強くても、力が強くても、心が強くないと
   本当の強さじゃないネ。」

神威、非情にも、神楽を蹴り飛ばす。

神威「妹に説教される義理はないよ・・・。それに今ので分かったろ・・・。
   役に立たないじゃないか。心だけ強くても・・・。」
神楽「今は・・・、弱いかもしれないアル・・・。
   でも、いつか大きくなって心も力も体も・・・
   強くなったら・・・
   仕返ししてやるアル・・・。
   教えてやるアル・・・。 
   本当の強さは心の強さってこと・・・。」
神威「そんな必要ないよ。興味ないんだ・・・。」

神威「弱い奴には要はない。」

神楽「に・・・兄ちゃん・・・。」

去っていく自分を見つめる神楽の目を思い出して、神威は安らかな笑みを浮かべた。

神威「こころ・・・か・・・・。」

43FELLOW:2010/08/28(土) 21:52:46 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
床に倒れている神威に神楽が歩き寄る。

神楽「分かったアルか・・・・。約束の意味・・・。」

神威「兄が妹に説教されるとはね・・・。
   でも、事実戻れなくなるかと思ったよ・・・。 
   闇の中から・・・。
   でも、それでもいいと思ってた・・・。
   目の前の敵を倒せるなら・・・。それが夜兎の本性ってやつだから・・・。
   悔しいけど・・・、今はそんなのただの言い訳に聞こえてきたよ・・・。
   今は見える・・・。自分の中の心(ひかり)が・・・。
   どうやら俺はまだ修行不足らしい・・・。」

神楽「・・・・・・・。」

阿武兎「団長、なに笑ってんだ?負けたくせに。気持ち悪いぞ。」

廊下の奥から登場したのは阿武兎だった。

銀時「お前・・・・・。」

神威「負けてなんかいないよ。夜兎にとって負けとは死を意味するって言うじゃないか。」
阿武兎「いや、それ意味違うから・・・。」

阿武兎、神威を背中に負ぶる。

阿武兎「悪いが、兄妹げんかもここまでにしてくれ。
    お前らの船も乗れる状態にしてる。さっさと帰んな。」
銀時「お前・・・、何故、そこまでして・・・。」
万斉「元老がうるさいからでござるよ。」
また子「阿武兎ぉ、夜兎の本当の姿ってなんスか?」
新八「鬼兵隊っ!!」
阿武兎「もうちょい早けりゃ、見れたんだがね。来島ぁ、残念だったな。」
また子「チッ・・・、言っとくけど別に助けに来たわけじゃないッスからね。
    いいから、早く帰るっス。胸くそ悪くなるっスから・・・。」
銀時「そうかい、高杉によろしく言っといてくれや。
   新八ぃい。神楽、陸奥、辰馬、帰るぞ・・・。」
つづく

44FELLOW:2010/08/28(土) 21:53:32 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
<獣は嵐の夜に群れる>

自分の勝手な行動で大騒ぎを起こしてしまった神威は、牢屋に押し込められてしまった。
牢屋越しにこちらの姿を見やる高杉の姿が彼の瞳に映る。

神威「やぁあ、お侍さん・・・。また会ったね・・・。」
高杉「負けたのか、妹に・・・。 
   やつら、何事もなかったかのように帰って行ったが・・・。」
神威「やっぱり、あんたは弱いよ・・・。
   あれだけの騒ぎを起こしたこの俺を
   ただ、力が強いって理由だけで自分の傍に置いておくなんて・・・。」
高杉「相変わらずひょうひょうとしてやがる・・・。
   負けようが、勝とうが、人は変わらんってわけか・・・。
   で・・・、見つかったのか・・・、妹が言う心って奴は・・・。」

神威「悔しいけど少しね・・・。
   正直おどろいたよ。強くなっていたよ、あいつは・・・。」

神威「もういいだろ。そろそろ出してよ。体がなまっちゃうじゃないか・・・。」

高杉「・・・・・。」

神威「どうやら俺もまだ弱いらしい。
   いくら妹に叩きのめされようと、自分より強い者を求めてさまよう夜兎(じぶん)の血に
   あらがえないでいる・・・。
   わかるかい?俺はまだ春雨(ここ)にいたいんだ。
   俺には、まだ高杉(あんた)が必要なんだ・・・。
   この手で妹(あいつ)を倒すまではね・・・。」

高杉「同じ獣同士仲良くしろというわけか。来い。」

高杉、神威の牢屋を開ける。

高杉「嵐の夜になるぞ。」

高杉はそう言って神威とともに闇に溶けていった・・・。

45FELLOW:2010/08/28(土) 21:53:55 HOST:199.239.210.220.megaegg.ne.jp
一方、江戸へ帰る船の中では・・・。

ボボボボボン ボボボボボボボボ ボボボボボン ボボボボボボボボ 
↑銀時、神楽が青い覆面をかぶって船内のパイプを叩いてる

新八「何でブルーマンやってんだぁああああああああっ!!!」

銀時、神楽、覆面を取る。

銀時「いや、だってもうすっかり何週にもわたってシリアスやったじゃん。
   早めにボケておかないと、ギャグ漫画に戻れないじゃん・・・。」
神楽「そうネ!ヒロインが酢昆布食べたりゲロ吐いたりできなくなるアル!」
新八「ヒロインがゲロとか言うなぁああああ!
   つーか、あと一人のブルーマン誰なんだよ!!」

ブルーマン、エチケット袋を覆面の前に構え、虫の息。


ブルーマン「う・・・・うぷっ・・・・。」
新八「辰馬(おまえ)かぁあああああああああいっ!!!
   復路構える前に覆面取れよ!!
   なに二重にボケかましてんだぁあ!面倒くさいわぁああ!!」

陸奥「相変わらず、騒がしいのお・・・。」
新八「あ、すいません・・・。陸奥さん・・・。」

陸奥「まったく、頭が船酔い持ちとは・・・
   海援隊が聞いてあきれるぜよ・・・。
   ひょうひょうとしてとらえどころがない・・・。
   ちゃらんぽらんでおまけにドがつくほど天然・・・。
   こんな鳥の巣頭になぜ今までわしはついてきてしまったんじゃろうか・・・。」

新八「僕もそう思うときありますよ・・・・。
   でも、それでも何か感じたものがあったから・・・
   自分を引きつけるなにかがあったから・・・ 
   ここまでついてきちゃったんじゃないですか・・・。」

陸奥「そうじゃな・・・。」

おわり

46フジ:2011/08/16(火) 23:34:51 HOST:P211018235082.ppp.prin.ne.jp
初めてですが、小説を書かせて頂きます。よろしくお願いします!

47フジ:2011/08/17(水) 01:32:01 HOST:P211018232174.ppp.prin.ne.jp
 ドS王子沖田総悟の     真選組編        パート1     〜真選組に入るのはまさかの女!?ここから始まる2人の関係!?〜                   私…○○○は試験を合格し、真選組に入ることになった。          近)ええ…皆も知ってると思うが、真選組に初の女が入ることになった。○○○さんだ。皆、仲良くするんだぞ。           ザワザワザワ…   土)近藤さん…     近)どうした?トシ…?  土)何故、この男だらけの真選組に女が入るんですか…?          近)それが…近頃真選組の人数が減っていてなぁー。どうしても人数が足りないんだー。        沖)それで、仕方なく女を入れたんですかィ?   近)総悟!そんな言い方はないだろー。      沖)でも、女1人で真選組に居すわるなんて危険じゃありやせんかィ?ねぇ…土方さん。        土)ああ。近藤さん、誰か信用のあるヤツをつけといた方がいいんじゃないか?近)そうだなー。トシ、できるか?        土)何で俺がそんなメンドクセーことを…。    沖)まぁ、土方さんは女の扱いはからっきしですからねィ。ちょうどいいやー俺が引き受けまさァ近藤さん。           近)おお。助かるぞ総悟!○)あの、沖田隊長。よ、よろしくお願いします! そして私は毎日沖田隊長と仕事をするようになった。            沖田隊長と私は廊下を歩いていた…すると     土)総悟…どういうつもりだ。          沖)何がですかィ?   土)とぼけるんじゃねー。お前、俺をおとしいれるためにその女利用するつもりだろ。         沖)そんなつもりはありやせんぜィ。ただ、こんなムサイところじゃー誰だって女といたくなるでしょー?土)……。        沖)でもまぁー少しは利用しるかもしれやせんねィ。           土)お前…。      沖)じゃー行きやしょうか○○○…。       ○)あっ…はい…。   (私を利用するってどういうことだろー?)    私は歩きながらずっと考えていた。        ○)沖田隊長…。    沖)何ですかィ?    ○)あの…私を利用するって…どういうことですか!沖)そのまんまの意味でィ。土方コノヤローをおとしいれる武器でさァ。       ブチッ     ○)武器って何ですか!私は物じゃありません!  私は怒って沖田隊長を睨み付けた。        沖)あれ?怒ってんですかィ?          ○)当然でしょー。人を物あつかいするなんて…!しかも、土方さんをおとしいれるとかっ…!     沖)まぁ…そんなに嫌がるんだったら仕方ねェ…これからは普通に接してやりまさァ。         ○)何故上から目線!?  沖)そんなに怒らねェでくだせェ。それに俺ァ上司なんだからそんな口きいていいんですかィ?     ○)そっ…それは…。  沖)ほらっ言いなせェ「ごめんなさい沖田隊長」って!           ○)なっ////……ご…ごめんなさい……沖田…隊長っ……。        沖)聞こえやせんぜィ。もっと大きな声で言いなせェ。           ○)///////……ごめんなさい!沖田隊長!!!    沖)フッ○○○はおめしれェーや。最初は武器として使おうと思っていやしたけれど気が変わりやしたァ。これからよろしくたのみますぜィ○○○!     ○)はいっよろしくお願いします沖田隊長!!       ポンポン     沖田隊長は私の頭をポンポンと撫でてくれた。   ○)//////////    振り向くと沖田隊長は珍しく笑顔で私を見ていた。

48さき:2011/12/03(土) 19:17:46 HOST:p34165-ipngn2601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
はじめまして。沖神小説書かせていただきます。

49さき:2011/12/03(土) 19:54:00 HOST:p34165-ipngn2601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
※神楽総受けっぽいです。    <正月 年賀状>
新「銀さーん。あけましておめでとうございます。」銀「んー。あけおめ」
新「つーか、ポストに沢山年賀状入ってましたよ!」{どっさり}
銀「うわっ!人んちのポスト漁ったの〜?新八、泥棒〜。」神「最悪アルナ。
  新八。」新「何なんですか。あんたらは新年早々。」神「本当の事を言ったまでネ。」
新「{ムカッ…!!がさ×2}[※年賀状の山漁ってます](にやり)へー。
  いいんですか?神楽ちゃん。沖田さんから  年賀状来てますけど。」
神「!!貸すヨロシ!!!」新「あっ…。」銀「どれどれ(._.)」
 『チャイナ、あけましておめでとうごぜーやす。今年は喧嘩だけじゃなく、遊びに行ったりもしやしょうねぃ。』
神「ふぉぉぉぉぉ!銀ちゃん、新八!!サドから年賀状来たネ!」銀「そうだねー。(棒読み)」神「何アルカその反応は!!」
銀「だってどーでもいいしぃ」{ボコォン!}
神「あっ!銀ちゃんたちにもサドから来てるアルヨ!真選組4人から着てるネ」※沖田、土方、近藤、山崎
銀「何この娘。普通に2行前に自分がやったことスルーしてるよ。こんな娘に育てた覚えは、ねーぞ。」
新「そりゃ育ててねーだろ。てか、新年早々喧嘩しないでください。早く読みましょうよ」
銀「まず沖田君から。俺宛は…。」
 『旦那、あけおめでさぁ。これからもヨロっつーことで。後、チャイナに手ェ出したら殺りに行くんで覚悟しといて下せぇ☆』
銀「やってみろやごらぁ!つーか何この☆ムカつくんだけどぉぉ!」
新「まぁまぁ。僕のは…。」
  『旦那にも書きやしたがチャイナに何かしたら死ね。抹殺しに行きまさぁ。ちなみに秒殺でぃ。』
新「何なんだこの人。このシスコン警察が。」

50さき:2011/12/03(土) 20:02:33 HOST:p34165-ipngn2601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
神「次はゴリネ。」
 『酢昆布食いすぎ注意!!』
神「どこの母ちゃんネ」
新「僕のは、(何か嫌な予感しかしないけど)」
 『兄弟共々よろしくね。義弟よ』
新「予感的中。誰が義弟だぁぁぁ!」神「新八が怒ったネ」
銀「俺のはぁ…。」
 『総悟とトシが迷惑かけるけどよろしくな。』
銀「かけるって、分かってんなら止めろよ。」

51さき:2011/12/03(土) 21:31:57 HOST:p34165-ipngn2601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
新「ハハハ。えーと、土方さんは。」
  『あけましておめでとう。今年もよろしく。ツッコミガンバ。』
新「土方さんはやっぱりまともですね…ん?小さく何か。」
  『マヨネーズ最高』
銀「まともじゃないだろ。」神「トッシーらしいネ。私のは…。」
 『あけましておめでとう。お互い、仕事がんばろうぜ。』
神「おうヨ!!」
銀「あーーーーーーー!!こいつムカつくぅぅぅぅ!!」2「!?」新「どうしたんですか?銀さん」
銀「お前らは挨拶されてんのに俺のはなぁぁぁ!!」
 『とっとと死ねよ。万事屋。一応あけましておめでとう。』
銀「こんなん、年賀状の意味ねぇだろ!」新「でも、あけましておめでとうって…。」
銀「こんなの書いてもらわねぇ方がいいわ!」
神「確かに、これじゃあ書いてもらってももらわなくても一緒アルナ。」

52さき:2011/12/03(土) 21:46:01 HOST:p34165-ipngn2601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
新「山崎さんは、っと…」
『これからもよろしくね。新八君』
皆「…。」銀「お、俺のは…。」
 『これからもよろしくお願いします旦那。』
皆「…」神「私のはぁ…。」
 『今年もよろしくね。チャイナさん。風邪引かないでね?隊長と副長も心配するから。今度ミントンしようね』
新「皆、神楽ちゃんに対してだけ反応違いますね。」
神「そうアルカ?」

53さき:2011/12/03(土) 22:02:09 HOST:p34165-ipngn2601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
銀「おっ。ヅラからも来てんじゃねーか。何々?」
  『銀時!あけおめでことヨロだ。今年こそ、攘夷志士に入ってもらうからな!ハーッハッハッハッ(笑)」
銀「何こいつ。ハーッハッハッって言ってんのに(笑)っていらないよね?何してんのこいつ?」
新「えーっと…。」
  『あけおめ。ことよろ。』
新「…。沖田さんの次にひどいですね。桂さん。」
神「書くことがなかったんダロ  {ぼそっ 地味で。」
新「聞こえてるからね!地味関係ないでしょ…?」銀「何で疑問形?」
神「私のは…。」
 『あけましておめでとう。リーダー!風邪をひくなよ?俺も攘夷運動を頑張るが、リーダーも万事屋をがんばってくれ!銀時を頼む」
神「だって アル。」
新「皆、なんなんだヨークシャーテリアァァァ!」

54さき:2011/12/03(土) 22:02:55 HOST:p34165-ipngn2601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
はい。終わりました。
駄文をこんな長く書いてしまいすいませんでした。

55銀子:2012/02/18(土) 15:56:08 HOST:KD118155143218.ppp-bb.dion.ne.jp
とーじょーじんぶつ

銀ちゃん(万事屋・旦那・銀さん・アホの坂田・白夜叉・天パ・ダーリン)
新八(ダメガネ・ぱっつあん)
神楽(チャイナ・チャイナ娘・激辛チャイナ娘)

━攘夷
ヅラ(ヅラ子・キャプテンカツーラ・家政婦のエヅラ子)
エリー(江連・エリザベス)
辰馬
陸奥
高杉(晋助・愛すべき170センチ)
また子
万斉
変平太(ロリコン・先輩・変態・フェミニスト)
似蔵

━真選組
土方(トッシー・マヨラー・副長・バラガキ・フォロ方十四フォロ)
沖田(総悟・サド・サディスト・サド王子・総ちゃん)
近藤(ゴリラ・ストーカー・局長)
山崎(ジミー・ザキ)

━見廻組
異三郎(サブちゃん)
信女

━その他
さっちゃん
九兵衛
柳生四天王
茂茂(茂ヶ・将軍)
そよ姫
盛ヶ
全蔵
才蔵
神威
阿伏兎
幾松
月詠
鉄子
鉄矢
(松陽)

定春
ハタ皇子(バカ皇子)
フミ子
星海坊主
お登勢
キャサリン
たま

ほか

56銀子:2012/02/18(土) 16:04:46 HOST:KD118155143218.ppp-bb.dion.ne.jp
【万事屋大騒ぎ・前篇】

銀時「な、な、なんじゃこりゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
桂「おお、銀時。起きたか」
銀時「おお、じゃねえよ!なにやってんだよ!」
新八「どうしたんですか銀さん... て、ええええええええぇぇぇぇぇ」
銀時「どーしたもこーしたもねーよ!宇宙船が突っ込んじゃねえか!」

ウーウー

土方《そこの宇宙船ー。何やってんだー。逮捕するぞー》
沖田《土方死ねー》
土方《早く出ていきなさーい》
沖田《土方死ねー》
土方《総悟、てめぇ...》

桂「やばいぞ!撤収だ!エリザ... あれ?エリザベス?」

土方《なぞの宇宙生物確保!!》

桂「エリザベスーーー!!!」
土方《ん?あ!桂小太郎確認!追え!》
《うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ》

桂「くそッ!さらば、銀時ー!」

57月詠 ◆yrsvRYM4DY:2012/03/01(木) 21:17:27 HOST:p7903b98f.aicint01.ap.so-net.ne.jp
じゃあ書かせていただきます
3zのいじめ 沖神です
キャラ崩壊…かもしれない
登場人物
銀魂メンバー(手抜きですみません)

オリキャラ
芯萄 苓花(しんどう れいか)
一言でいえば 豚
自分大好き 自分世界一 ぶりっ子
悪い人です
じゃあスタート

58怜奈:2013/09/14(土) 09:42:12 HOST:pw126214244040.1.panda-world.ne.jp
始めまして!さっそく、小説を書こうと思います!
沖神中心の、ギャグ入りにしたいと思います!
~登場人物~
万事屋・真選組(近藤・土方・沖田・山崎)・桂・月詠・さっちゃん・お妙・九兵衞


……他にも出てくるかもしれませんが…(´・_・`)

59名無し:2013/09/14(土) 21:06:49 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
関係のない投稿すみません。一つ注意したいと思います。
ここは自作の小説を投稿する場所で銀魂などのアニメの自分で
作った小説を投下する場所ではありません。もし、そう言うのを
書きたい場合は二次創作小説の方に行ってください。ここは自分で
作ったオ・リ・ジ・ナ・ル小説を投下する場所です。勝手と思いますが
どうかご理解してください。


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