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第三外典:無限聖杯戦争『冬木』

92名無しさん (ワッチョイ 3fd5-f3da):2020/04/01(水) 02:28:10 ID:N1M.zHcY00

「これ。きのうの、柘榴と、セラフィと、ミラから」

「……はぁ?」

「だから、あの娘達がお礼にくれるって言ってたの。だから、ほら」

差し出されるそれに、凱音は困惑の瞳を向けた。
彼女が何を言っているか分からない。あの子供達……が、キーを……何処かで拾ったとでも言うのだろうか。
そして何故、自分がそれを受け取らなければならないのか、思考が全く、上手くまとまらない。

「な……何言ってんだ? あんなの全然大したことないしっ!
 それに俺はもうキーを2枚揃えてんだよね、魔術師として、お前とは格が違うっていうの?
 だからさ、情けのつもりならやめてくれない? 寧ろ命拾いしたんじゃないの、良かったじゃん、せめて戦いの場に……」

「そういうと思ってた」

「ひぃ!?」

バン、と強く、机の上にキーが叩き付けられる。凱音の身体がびくりと震えた。
他に図書館を利用していた、聖杯戦争の参加者とNPC達がこちらに目を向けて、すぐに各々の作業へと戻っていく。


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