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仮投下スレ

1名無しさん:2015/07/15(水) 00:22:03 ID:YFA/rTa20
作品の仮投下はこのスレでお願いします

2OP案&地図&企画名募集テンプレ ◆uRUD14no9o:2015/07/15(水) 00:31:36 ID:YFA/rTa20
■暫定オープニング募集テンプレ

アニメキャラ・バトルロワイヤル4th(二度目)のオープニング案を募集します。
以下をよく読んだ上でここのスレにオープニング案を投稿してください。
他の人の投下に割り込まないように気をつけて。
後に修正要求される可能性があるのでトリップをつける事をお勧めします。
企画の進行に問題がある内容の場合は修正要求されます。
問題の度合いによっては修正要求の前に破棄になる可能性もあります。
もし修正作業が修正期間までに間に合わないと自動的に破棄になるのでご注意下さい。


【募集期間】07/15(水)〜22(水)の7日間
      修正期間は07/23(木)〜24(金)の2日間です。
      修正期日から二日後の26日(日)にOP投票を行います。
      もし23日までに修正作業が終わりましたら25日(土)に前倒しで投票が行われます。
      1位になった作品がアニメキャラ・バトルロワイヤル4th(二度目)の
      オープニングとして採用されます。


■地図募集テンプレ
 バトルロワイアルパロディ企画 アニメキャラ・バトルロワイアル 4th 二度目(仮題)の
 舞台となる会場の地図を募集します。地図について特に指定ありません。
 施設やマス数、原作施設などはお任せします。
 候補作はオープニング投票とタイトル投票と同時に投票して決定いたします。
 作成した地図をアップローダーにあげていただき、下記の例のようにそのリンクアドレスを
 冒頭h抜きで記載しここのスレで投下していただければOKです。
 

【募集期間】7月15日(水)〜24(金)の9日間
      1位になった地図がアニメキャラ・バトルロワイヤル4th 二度目(仮題)の
      地図として採用されます。


・例
【会場MAP案】
ttp://

コメントがあればこの辺から


■タイトル募集テンプレ
 バトルロワイアルパロディ企画 アニメキャラ・バトルロワイアル 4th 二度目(仮題)の
 本編を始めるにあたって、正式なタイトル名を募集します。期日は7月24日(金)までです。
 明らかに問題のあるタイトル名は止めて下さい。
 避難所の雑談議論スレで下記の例のように投下していただければ立候補できます。


・例
『企画タイトル案』
【発案タイトル名】

コメントがあればこの辺から

3名無しさん:2015/07/17(金) 19:58:55 ID:2J3hrYTU0
オープニングを投下します

4オープニング 始まり-全選手入場- ◆vEJQzi1x36:2015/07/17(金) 19:59:49 ID:2J3hrYTU0
最強とは何か。
きっかけはそんな些細疑問だった。

それは格闘技で強いものをいうのだろうか。
それとも戦場での生存能力か。
もしくは数キロ先の人間を狙撃する技術か。
または人を魅了する魔性のアイドル性か。
はたまた常人なら奇跡と錯覚する魔術を行使する魔術師か。

答えなどないだろう。
誰もが最強であり最弱。
状況によっては最強の勝負師が、無敵を誇る闘士が、あっさりと幼子に完敗を喫することもある。
それが現実である。
なら、最強などは存在しないのだろうか。

それを否定するものがいた。
最強は存在する。
あらゆる状況をもひっくり返す可能性を持つ者が。
そしてその存在をこの目で見たいを思うものがいた。

 そして今、それは『バトルロワイアル』という形で実現する。




*********


とある地下にある一室。
そこには70の戦士が待機していた。
それは男性と女性が同じような数だけ存在する。

 この大会の意図は、最強の『生物』である。
 最強の雄ではない。つまり雌が勝つ可能性もあるということだ。
 実際この場にいる70の選ばれし戦士は、全員が大会の趣旨に同意して参加していたのだ。
 拒否権はもちろんあった。
 傷つくことを恐れたなら、棄権したら済むことだった。
 だがあえて参加に同意して自主的に集まっている。
 それぞれがそれぞれに遠慮の必要はない。
 ただ全力でぶつかるそれだけだ。

そして戦士たちはそれぞれが近づく戦いに向けて武器の調整、準備運動、簡単な精神集中などで時間をつぶしている。
時間になれば自分以外の69人は敵となる。
馴れ合いは不要。しかしそれを理解したうえで談笑に花を咲かす者もいた。
戦いなどいつものこと。無駄にピリピリする必要はないといわんばかりの態度を取るものも。

やがて時間になり、スタッフが合図を送る。
戦闘前に観客に挨拶をする。いわば入場行進である。

全員が順番に並ぶ。そして、先頭から順番に会場へと足を踏み入れる。


*********

5オープニング 始まり-全選手入場- ◆vEJQzi1x36:2015/07/17(金) 20:00:20 ID:2J3hrYTU0
会場は盛り上がっていた。
これから始まる入場行進に会場は期待があふれる。
そして今、会長があいさつを始める。

「地上最強を見たいかーーーー!!!」

「見たいぜー」
「早くー!!!」
「当たり前だー!!!」

 様々な声が響く。

「ワシもじゃー、ワシもじゃみんなーーー!!!!!!!」
「それじゃ行くぞー! 選手入場!!!!!!!」

会長の声、それと同時にアナウンサーの声が響く。

「全選手入場です!!!

 魔術師殺しの伝説は生きていた。更なる搦め手を増やし、今夜外道が暗躍する
 ご存知魔術師殺し 衛宮切嗣だーーー!!!

 真のバリスタ技術は私が完成させている!
 ラビットハウスの次期オーナー(予定) 香風智乃だーーー!!!

 見つけ次第占いまくってやる 
 タロット占いに長けるスクールアイドル 東條希だーーー!!!

 素手の殴り合いなら俺が負けるわけがない
 最強候補筆頭 範馬勇次郎っっっ!!!

 真の田舎暮らしを教えたい
 年齢以上に幼すぎる中二 越谷小鞠だぁ!!!

 麻雀なら長野最強だが、戦いなら世界最強だ
 高1天才雀士 宮永咲だーーー!!!

 紫外線対策は万全だ!
 吸血鬼DIOだーーー!!!

 神の言葉は私の中にある
 伝説の聖処女が来てくれた ジャンヌ・ダルクだーーーー!!!

 意志の強さはだれにも負けん
 伝説の生徒会長鬼龍院皐月だーーー!!!

 真のお調子者とは俺のこと
 賞金稼ぎ ファバロ・レオーネだ!!!

 就職活動はどーした? 
 破産も夜逃げも思いのまま! 長谷川泰三だっっっ!!!

 何でもありなら彼女が怖い
 海兵隊的毒舌スナイパー 入巣蒔菜だ!!!

 殺したいからここまで来た
 最凶のシリアルキラー 雨生龍之介だ!!!

 殺意溢れたキリングマシーン 
 残虐性なら彼女がやばい 針目縫だやってきたっ!!!

 私はスクールアイドル最強ではない。地上最強なのだ
 スクールアイドルナンバーワンμ`sのリーダー 高坂穂乃果が来てくれた!!!

 世界一になりたいから勇者になったのだ 
 あだ名はにぼっしー! 某マスコットは無関係 三好夏凜だーーー!!!

 熱いバトルがしたいからここまで来た
 覇王イングヴァルトの末裔 アインハルト・ストラトスの入場だ!!!

 世界最強とはセレクターの中にいる
 背徳と妖艶を併せ持つ 紅林遊月が来てくれたぞ!!!

 金がほしいからここに来た 
 万事屋のリーダー坂田銀時だーーー!!!

 入学祝いには世界最強の証を望む!
 大会最年少 宮内れんげだーーー!!!

 ファンの前なら私はだれよりも強くなれる。
 熱いファンサービス見せてあげる! 腹黒美少女モデル 蒼井晶がここに来たぞー!!!

 遠距離での狙撃戦なら私の技術がものをいう 勇者部広報
 東郷美森が車椅子に乗って入場だー!!!

6オープニング 始まり-全選手入場- ◆vEJQzi1x36:2015/07/17(金) 20:01:00 ID:2J3hrYTU0
 首なしデュラハンの伝説が今蘇る!
 渋谷を騒がす首なしライダー セルティ・ストゥルルソンがやってきたー!!!

 柔術は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦柔術!!
 本家日本から本部以蔵の登場だ!!!

 可愛い少女を愛でるためにここまで来た
 ラビットハウスの下宿人 保登心愛だーーー!!!

 タイマンの喧嘩なら絶対に勝つ!
 極制服に身を包み 纏流子の登場だーーー!!!

 説明など不用 騎士が強いのは当たり前 団長には内緒だ
 フィオナ騎士団の達人 ディルムッド・オディナ ランサー名義で参戦だーーー!!!
 
 最強。 それは不死のゾンビでしかありえない!
 ゾンビ美少女リタが来たーーー!!!

 四暗刻は見逃したが、最強の座は見逃さない
 風越の大将 池田華菜だーーー!!!

 眼鏡が本体とは言わせない
 万事屋突っ込み担当 志村新八だーーー!!!

 真の護身は私がすでに完成させた!!!
 護身術の達人かつサバイバルの申し子 天々座理世だーーー!!!

 一年の蟲蔵生活で味わった地獄の特訓の成果を見せてやる
 蟲魔術の使い手 間桐雁夜だーーー!!! 

 怒らせたらコイツが怖い
 渋谷の怪力王 平和島静雄だーーー!!!

 世界を救う勇者が強いのは当たり前
 勇者部所属 結城友奈がここに来たぞー!!

 マイペースなら自分に勝るものは無し!
 実はテニス部所属 満艦飾マコ!!! 

 技の美しさならトップクラス!!!
 エメラルドスプラッシュっっっ! 花京院典明が来てくれた!!!

 セレクターナンバーワンとは世界ナンバーワンの代名詞 まさか彼女は来てくれるとは!!!
 ご存じナンバーワンセレクター 小湊るう子が来てくれた!!!

 アイドルへの情熱とプライドなら誰にも負けない!
 熱いお笑い系アイドル 矢澤にこが来てくれたぞ!!!

 大食いバトルなら誰にも負けん!!!
 食欲旺盛な汚れ系新機軸ヒロイン 神楽だーーー!!!

 伝説の狂気再び 英雄と凶人を併せ持つフランス元帥
 ジル・ド・レィ キャスター名義で参戦だーーー!!!

 闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
 カナダのピット(ケンカ)ファイター ジャック・ハンマーだ!!!

 最強魔導士の名は私が継承する!
 偉大なる母の意思を継ぎ 高町ヴィヴィオがここに参上!!!

 全ては名家復興の為に!
 元貴族 カイザル・リドファルドがここに来た!!!

 愉悦とは何かを知りたい!
 神父 言峰綺礼が来たぞーーー!!!

 成人高校生がいて何が悪い!
 留年で得た成果を見せてやる 最強風紀委員 蟇郡苛だーーー!!!

 DIOを殺すためにここまで来た
 最強のスタンド使い 空条承太郎だーーー!!!

7オープニング 始まり-全選手入場- ◆vEJQzi1x36:2015/07/17(金) 20:01:36 ID:2J3hrYTU0
 マヨネーズの魅力を伝えたい!
 真選組副長 極度のマヨラー 土方十四郎!!!

 論戦なら誰にも負けん!
 渋谷のトリックスター 折原臨也だーーー!!!

 目標は歌手 等身大の中学生!
 勇者部の最年少 犬吠埼樹!!!

 全てはDIO様の為に 紫外線対策は大丈夫かー!
 亜空間の支配者 ヴァニラ・アイスだーーー!!!

 かつて渋谷を恐怖に陥れた通り魔とは私のことだ
 見た目は純朴な女子高生 園原杏里だーーー!!!

 バレエとアイドルダンスの融合を拝みなさい!!! ついに彼女が参戦だ!
 ロシアンハーフのスクールアイドル 綾瀬絵里だ!!!

 裏社会で磨いた暗殺技術が日本上陸!
 伝説の殺し屋 風見雄二だーーー!!!

 真のお嬢様になるためにここまで来た
 アルバイト量ならナンバーワン  桐間紗路だーーー!!!

 天界の堕天使がここに来た
 黒き羽を持つ男 アザゼルだーーー!!!

 必ず攘夷をなして見せる!
 ヅラじゃないぞ 桂小太郎だ!!!

 神を降ろしたら自分は世界最強雀士だ!
 真の神卸し麻雀を見せてやる 神代小蒔だーーー!!!

 都会と田舎 両方で生活した成果を見せてやる!
 小学生離れした色気だ 一条蛍!!!

 自分はギャグ担当という評価を覆してやる 剣を操ればスタンド最強!
 フランスの伊達男 ジャン=ピエール・ポルナレフだ!!!

 ゴーレム創成(クリエイト)の可能性を見せてやる! 
 若きゴーレムマイスター コロナ・ティミルだーーー!!!

 騎士王の名に懸けて引くわけにはいかない
 伝説のアーサー王! 真実の名はアルトリア 今回はセイバーの名で参戦だ!!! 

 ロシアからブロンドの美少女が上陸だっ!
 正体素性は一切不明 ヴァローナがここに推参!!!

 異次元のネーミングセンスが台風を巻き起こす!
 甘兎庵の店員 宇治松千夜の登場だー!!!

 宇宙最強の戦闘種族 夜兎のバトルを拝みやがれ!
 第七師団団長 神威が来てくれたぞ!

 戦場でアイドルが最強なのは当然! 私の歌を聴け!
 スクールアイドルμ`sから南ことりが参戦だー!!!

 銃弾の軌道を操りまくってやる
 スタンド使いのプレイボーイ ホル・ホースだーーー!!!

 勇者の喧嘩をとくとご覧!!!
 勇者部の部長 犬吠埼風の入場だー!!!

 ジャンヌの盟友が参戦だ!
 大ベテランのオルレアン副団長 ラヴァレイだーーー!!!

 ただ戦いたいからここに来た
 セレクターバトルの申し子 浦添伊緒奈だっ!

 
 若き王者が帰ってきたッ
 どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ
 俺達は君を待っていたッッッ範馬刃牙の登場だ――――――――ッ

 
 以上70名の戦士が遂に出揃ったー!!!
 それでは再び会長によるルール説明が始まるぞーーー!!!」

8オープニング 始まり-全選手入場- ◆vEJQzi1x36:2015/07/17(金) 20:02:12 ID:2J3hrYTU0
 会場は大歓声に包まれた。
選手一人一人が入場するたびに観客のボルテージは最高潮にまで燃え上がった。
 そしてその中で会長による最後の説明が行われる。

「よくぞ来た。それではこれより説明を行う。この大会。それはバトルロワイアル方式で行う!
 期間は5日間? その間に一人でも多くの相手を撃破するのじゃ。5日間終了時点でより多くのものを撃破したものが
 優勝者となり、世界最強の称号を手にできる! そして参加者はギブアップを宣言するか死ぬまで戦闘が可能となる。
 それぞれが思いのままに自分の得意とするフィールドに散っていく、相手を見つけたらその場で戦う。むろん1対1でもいいし、
 奇襲や不意打ち、狙撃や徒党を組んでの集団戦、麻雀やセレクターでのバトル。銃撃戦やアイドル勝負でも何でもありじゃ。
 そしてこの大会は武器の使用のすべてを認める。一切の遠慮なく他者を撃破する。それだけじゃ!」

 会長の説明は簡潔に纏められたもので、瞬く間に終了する。
 ようは、死ぬかギブアップ宣言をしない限りは戦い続けることが可能。
 戦闘スタイルは自由。それだけにいかに自分に有利な戦いに持っていくかで勝負が決まるわけである。

「ではみんな。会場の外に出てこれより1時間後に戦闘開始じゃ! やり残した準備があるものは急ぐのじゃ、
 それでは行くぞ! スタートおおお!!!」

 会長の最後の号令とともに、70人の戦士はオープニング会場から出ていった。
 時間は23時。試合開始の0時まで60分を切っている。
 

そして会場では新たな試みが始まる。

「それではこれより、この大会の解説を行う豪華ゲストを紹介します。
ゲストは、ピングブロンドの美少女アーミラ! 時計塔の神童魔術師ケイネス・エルメロイ・アーチボルト!
 そして田舎暮らしの達人、越谷夏海の三名だ!」

「初めまして!」
「ふん!」
「どうもー!」

「もうすぐ始まりますが、皆さんの予想はどうですか?」
「ファバロが勝つと思う!」
「魔術師が勝つだろう! だがキャスターは凶行が過ぎる。意外と高町の娘がやるのではないか。ランサーについてはコメントはせん!」
「姉ちゃんは詰が甘いからなー、フィールド選べば全然勝てると思うんだけど……まあ死ぬ前にギブアップした方がいいよね」

その後も、三人のコメンテーターが様々な大会の展望を予測するが、時間はあっという間に過ぎる。
そしてバトルロワイアルフィールド全土にメッセージが響く。

「開始十秒前です! 皆さん準備はいいですかっ! それではカウントダウン
10! 9! 8! 7! 6! 5! 4! 3! 2! 1! 試合開始っっっ!!!」

【バトルロワイアル START】

9オープニング 始まり-全選手入場- ◆vEJQzi1x36:2015/07/17(金) 20:02:48 ID:2J3hrYTU0
【主催】
【徳川光成@グラップラー刃牙】

[備考]
開催期間は120時間(5日間)
会場のライフラインはすべて生きている。
武器は全員没収されていない。
制限は無いがフィールドによる補正あり
例:アイドルキャラはステージ上では数倍強くなる(アイドル適性のないキャラは数倍弱くなる)
 :闘技場フィールドでは戦士キャラが圧倒的に強くなる。
 :魔術フィールドでは魔術の威力が劇的に上がる。
 といった具合になる。

10名無しさん:2015/07/17(金) 20:03:52 ID:2J3hrYTU0
投下終了です。

ご意見ご感想などがあればお願いします。

11名無しさん:2015/07/17(金) 20:32:49 ID:7z46b5Ns0
投下乙です
正直、「巻き込まれた」パターンじゃないと参加者に違和感が・・・?
命を落とすのではなくて全員がバーチャルワールドでやるというならともかく

12名無しさん:2015/07/17(金) 20:38:43 ID:QOzrNaMg0
投下乙です。
ルールを見る限りギブアップ有り(?)とはいえ
全キャラがロワに乗り気になっているというのはそれぞれの原作を考えても無理があると思います

13名無しさん:2015/07/17(金) 21:03:05 ID:???0
投下乙です
まさかOPで70人分の全選手入場をやってのけるとは……
ノリノリの御老公と解説役で笑った

ちょっと気になる点としては既に指摘されてる自主参加の部分と制限無し、武器没収無しってところがマズイかなぁと思います
見たところ首輪はなさそうだし普通に死なない参加者が出てきそう
あと自主参加とはいえ途中で帰宅出来ちゃうのも問題かと思います

14 ◆vEJQzi1x36:2015/07/17(金) 21:21:50 ID:2J3hrYTU0
死なない参加者については、一応説明通り「ギブアップ有」なので、
そういう特殊ルールで考えてもらえれば幸いです。

敗退者はゲスト解説に参加などアドリブで行われたら面白いと思いますし。
途中帰宅などは、会場の外周には警備員などがいて、外に出ると「ギブアップ扱い」
などで対処できるかと。

自主参加については、このOPの味として理解していただければ。
アイドルは知名度アップ狙い、チノとかはラビットハウス宣伝のためという感じで
各キャラの参加理由も想像を膨らませてもらえればと思っています。

15名無しさん:2015/07/17(金) 21:27:05 ID:nzPi4WIg0
ギブアップ有は流石に不味いと思いますよ
それ有りだと、大抵の参加者が殺されかかったらギブアップしまくって、緊張感も何も無いもはやバトル・ロワイアルでも何でもなくなるような気がするんですが

16名無しさん:2015/07/17(金) 21:32:32 ID:QOzrNaMg0
>>14
これはいくらなんでも登場話で理由付けできる範疇を逸脱しているのではないのでしょうか
笛ゼロのサーヴァント達とか、聖杯戦争でもないのに進んでロワ参加を志願して現界したとは考えにくいですし

あと、個人的にはフィールドルールについても不味いと思います
ステージに上れば超人勢とも戦えるようになるラブライブ勢とか、さすがにキャラ崩壊に踏み込んでるかと思いますし

17名無しさん:2015/07/17(金) 21:36:52 ID:nPeUUm9w0
というかOPがアレなのが愉快犯票で選ばれて破綻したからまともなロワをやるためにリスタートしたと思ってたんですが
天下一武道会がやりたいなら個人サイトでやってくれませんかね

18名無しさん:2015/07/17(金) 21:48:06 ID:???0
流石に過熱しすぎかと……

19名無しさん:2015/07/17(金) 22:07:16 ID:QOzrNaMg0
>>18
すみません、熱くなりすぎました
議論や修正の話し合いについても、これ以上は避難所ですべきですね

20名無しさん:2015/07/17(金) 22:25:27 ID:???0
一応避難所のURL貼っときます
ttp://jbbs.shitaraba.net/otaku/17220/

21 ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:13:50 ID:mSr3mi0k0
OP案投下します。

22OP ころしあいが始まった ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:15:26 ID:mSr3mi0k0
世の中には、大きな野望や変わった趣味を持った生き物がいる。
彼らは可能な限り、その野望、趣味に向けて行動しようとする。
今回のそれもまた、そういった『行動』における『犠牲』であった。

23OP ころしあいが始まった ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:16:26 ID:mSr3mi0k0
――彼ら、彼女たちは、その薄暗い部屋で目を覚ました。
何だここは、と口々にぼやく者たち、すぐ傍でまだ寝ていた身内を起こす者たち。
彼女はどちらかと言うと後者だった。
「ちょっと、夏海早く起きてってば!」
彼女――私立旭丘分校中学2年、越谷小鞠。目が覚めたら知らない場所で、
傍らで妹の夏海が寝ていたのだ。何が起こったか分からず不安なため、とにかく知っている人を起こそうとしていた。
「うーん…姉ちゃん今何時だと思ってるの・・・まだ暗い・・・って何じゃここはぁ!?」
眠い目を擦った夏海も、今いる場所の異常さに気づいて目が冴えた。
分からないわよ、と言いながら周囲を見回す。何人もの人がいる。50人、いやそれ以上か。少なくとも住んでいた田舎ではまず見かけない光景である。
そんなことを考えていると、やけに響く足音が部屋に響いた。音の主はどこだと探す途中で突如スポットライトがつき、音の正体が壇上に現れた。

24OP ころしあいが始まった ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:18:07 ID:mSr3mi0k0
「どうも、はじめましての人が多いようなので一応名乗っておきます。佐々木異三郎という者です。あと、こちらは信女。以後お見知りおきを」
その声に動揺する声がちらほら見かけられる。恐らくその男たちの知り合いなのだろう。そして、その男からとんでもない言葉が告げられた。
「皆さんには、これから殺し合いをしてもらうことになっています」
殺し合い、と聞いて冷や汗が走る。
「おっと、殺気立ててる人も居るようですが、とりあえず皆さんの首についてる「それ」を御覧なさい。爆弾です。そして、私たちはいつでもそれを起爆出来る状態にある、とだけ言っておきましょう」
言われて、ようやく自分の首に何かが巻かれていることに気づいた。これが、爆発する・・・。
「外そうとしても爆発するのでご注意を。さて、それでは殺し合いのルール説明に移りましょう」
信女、と一言異三郎が言うと、傍らにいた女、今井信女が話を繋いだ。
信女、と一言異三郎が言うと、傍らにいた女、今井信女が話を繋いだ。
「これから行われるのは『バトルロワイアル』という殺人ゲームよ。とにかく殺し合うことね、最後の一人になるまで。参加者は71名。ここでは今までの白も黒も忘れた方がいい。生き残れるのはたった1人だから。さて、ここから細かい説明に移るわ」
言うと、突如異三郎たちのいる壇上のモニターの電源が入り、何かが映し出された。
「まず持ち物はあなたたちに後で支給するデイパックが一つ。その中には全員共通で殺し合いの場となるエリアの地図、参加者たちの名簿、筆記具、応急処置用具、腕時計、乾パンと水。あと、全員ランダムで配布される武器やアイテムの支給品ね。

さっきも言ったけれど、このゲームは最後の1人になるまで終わらない。ゲームの途中経過は6時間おきの放送で話すわ。そしてここからが最も重要。モニターの地図を御覧なさい」
見ると、地図は縦横の線で区分けされている。
「区分けされたこの地図は、禁止エリアをはっきりさせる役目も果たしているわ。6時間おきの放送では、そこまでの死者と一緒に、次に禁止エリアになる場所を2つずつ伝える。伝えられたエリアは、多少の時間を置いて二度と入れなくなるわ。もし入ったら最後、首輪がボンよ。
いわばその首輪はあなたたちを縛る手錠・・・枷ね。ついでに、地図には自分の位置だけ知らせる特殊なマーキングが出ます、その首輪から出ている信号でね。このルール説明が終わり次第、あなたたちを地図上のどこかにランダムで飛ばします。その際に一緒にデイパックも配らせてもらいます。では異三郎」

25 ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:19:00 ID:mSr3mi0k0
失礼 9行目と10行目が被ってしまったのでそこは省いてください
続けます

26OP ころしあいが始まった ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:20:17 ID:mSr3mi0k0
「・・・っと。失礼、メールに夢中になっていたもので」
手元の携帯電話でどこかと連絡を取っていた異三郎は、信女に促されて最後の説明に入った。
「では、生き残った最後の1人に与える『権利』についてお話しましょう。まず生き残れば、望むならこの殺し合いの会場からあなたたちが元いた世界に戻してあげます。もう一つ、何か1つだけ願いを叶えて差し上げましょう。ただし、内容に関しては要相談、といった形で。これで大雑把にルール説明を終わりますよ」
質問は、と異三郎が言うか早いか、小鞠の横から1人の影が壇上へ向かって行った。
「お前ら、何考えてんだ!? 殺し合いだなんて、ウチの身内だって居るんだぞ!?」
「夏海、やめなさい!」
壇上に駆け上がった夏海は、小鞠の制止を無視して異三郎たちに食って掛かる。だが異三郎たちは意にも介さず、先ほどの台詞を繰り返す。
「言った筈よ、今までの白も黒も忘れなさいと。生き残れるのは1人なんだから、精々今生の別れを告げておくことね」
ペッ、と夏海が信女の顔面に向けて唾を吐いた。
「やなこった! こんなことやってらんないね。早く姉ちゃんたちと一緒に村に帰してくんないかな」
顔を拭きながら、信女は刀を鞘から抜こうとする。
「およしなさい信女。ちょうどいいものがあるじゃありませんか」
ボンッ。何かが破裂する音。
ブシャッ。何かが飛び散る音。
ドサッ。何かが倒れる音。

え・・・? 小鞠には、何が起きたのかさっぱり分からなかった。いや、その場に居た異三郎たち以外、誰もこの状況を理解できていないだろう。越谷夏海の首が、上からなくなって・・・。
「これで皆さんもこの首輪がハッタリではないとご理解頂けたでしょう。そして、私たちに逆らうとどうなるかも。では、そろそろバトルロワイアル、開幕です。あ、そうそう、中には異形の能力を手にしている人たちも居ますが、そういう人は多少なり能力に制限を掛けさせてもらいましたので悪しからず」
異三郎が手にしていた携帯電話で何かを操作すると、部屋中に催眠ガスが充満する。再び眠った参加者たちは、これからそれぞれ会場のどこかへワープさせられるのだ。
2人はガスマスクを着け、その場を後にする。

後には、誰も居なくなっていた。

こうして、アニメキャラ・バトルロワイアル4thが始まったのである。

【越谷夏海@のんのんびより 死亡】
【残り70人】

[備考]
・会場の各設備のライフラインは全て通っている。
・能力者たちは能力に制限アリ(書き手さんたちに任せますor要議論)
・禁止エリアは6時間の放送ごとに2つ

27 ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:21:26 ID:mSr3mi0k0
投下を終了します。感想、意見等ありましたらお願いします。
タイトルはのんのんびよりの各話タイトル風です

28 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:22:16 ID:LZCSUbNk0
OP候補投下します。

29 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:24:16 ID:LZCSUbNk0
それは唐突だった。
薄暗いコンサートホールのような場所で、彼等は目を覚ました。
彼等の中の誰一人として、このような場所に連れてこられた覚えはなかった。
故に、彼等の大半はたちまち混乱に陥り、ホール中がざわめきに包まれる。
混乱は人の口を軽くする。
親しい者を探す声。
知り合いを見つけて安堵する声。
知り合いを見つけて怒鳴り合う声。
様々な『声』がとびかった。
しかし、それもすぐに収まった。


「静まれ」


たいした大きさではないはずのその声。この騒がしい中では聞こえるはずのない声だ。
しかし、確かにその『声』は男も女も強者も弱者も、このホール中にいる者の意識を一つに纏めさせた。


「皆の者。心して聞くが良い」

いつの間にいたのか、声の主は舞台に立っていた。
服装は純白のスーツという簡素なものであり、背丈や体つきから判断すれば、男。
というのも、能面で顔を隠しており、『男』とは断定できないのである。
能面とスーツ。どう見てもミスマッチなその組み合わせ。そしてその出で立ちは誰がどう見ても『奇妙』だった

「皆に集まってもらったのは他でもない。やってもらいたいことがあるのだ」

能面の者は、淡々と言葉を発し続ける。
その声に、誰もが意識を集中させる。

「諸君らには、これから数日の間...生死をかけたバトル・ロワイアルを行ってもらう」

30 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:25:06 ID:LZCSUbNk0
『殺し合い』
その言葉に、ホール中に戦慄が走る。―――が、しかし。


「ふむ。流石に死線を潜ってきただけのことはある。いや、恐怖にかられて声が出せんというだけか」

会場中の反応は、能面の者の言葉の通り。
意味がわからない、と思考が停止している者。
意味を理解し、身を竦み上らせているもの
意味を理解しつつ、「はぁ?」と困惑した表情を浮かべる者。
いつものことだ、と涼しい顔をしている者。
これから起こることへの期待に、ニィ、と口角を釣り上げるもの。
反応は人それぞれであったが、ホラー・パニック映画のような悲鳴があがることはほとんどなかった。


「これはこれで都合がいいか...では、ルールを説明させてもらう。このバトルロワイアルは、これからそちらを送る会場内で最後の一人になるまで行われる。
行動や殺し方は自由。殴殺するもよし。配布する支給品で殺すもよし。集団で殺すもよし。とにかく、なんでもありだ。
ただし、一つだけ制限がある。皆の者、己の首を触れてみたまえ」

能面の者の言葉通りに、大半の者が己の首に触れる。

「わかってもらえただろうが、そちらには首輪が付けられている。この首輪には爆薬が含まれており、ある条件をひとつでも満たすと爆発する仕組みになっている。
ひとつは、首輪に強い衝撃を与えたとき。ひとつは、余が時間ごとに指定する禁止エリアに足を踏み入れたとき。最後に...」
「おじさん」

人混みの先頭にいたツインテールの少女が、説明を遮り能面の者に問いかける。


「ばとるろわいあるって、なんなのん?」
「人間同士で殺し合うことだ」
「ころしあう?」
「要は、この場にいる者たちで命を奪い合えということだ。...こんなふうに」


少女に突きつけられたのは、一丁の拳銃。
状況を理解できていないのか、少女は不思議そうに可愛らしく小首をかしげるのみ。
能面の者が引き金に力を込めたときだった。

31 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:26:04 ID:LZCSUbNk0
人波をかき分けて姿を現した、厳つい顔をした男の声が響き渡ると共に、頭部が鳥のような男が姿を現し、能面の者へと炎を放った。
能面の者が跳び退き炎を躱す。
それに少し遅れて厳つい顔をした男が、舞台へとあがり能面の者と対峙する。


「これ以上貴様の蛮行は許せん...呪うのなら、こんなバカげたことを考えた己を呪うことだな」
「な...なんだかよくわからねえが、真選組!あの能面野郎をひっとらえろ!...って、俺しかいねえのか!?」

チッ、と舌うちをすると共に、黒服の剣客が遅れて舞台へと駆け上がる。
戦況は2対1。いや、状況さえ理解できれば会場中の者全てが能面の男の敵と成り得る。
しかし、男は一切慌てる様子を見せない。


「...首輪が爆発する最後の条件。それは」


――――ピピピピピ

突如、アラーム音が鳴りはじめる。
アラーム音の出どころは、厳つい顔の男の首輪。
一瞬。ほんの一瞬だが、ギョッとした厳つい顔の男の動きが止まる。同時に


「余に明確な意思で逆らったときだ」


―――ボンッ


そんな音と共に、驚いたままの厳つい顔が空へと舞い上がる。
持ち主を失った身体がぐらりと揺れ、血を撒き散らしながら床に倒れる。
吹きとばされた頭部が、人波の中へと落ちる。
そして―――


「アヴドゥル―――――!」

ひとつの絶叫と共に

「きゃああああああああ!!」

今度こそ、悲鳴が会場中を包み込んだ。

32 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:27:27 ID:LZCSUbNk0
ホール中に悲鳴がとびかう中、能面の者が呆然と立ち尽くす剣客に尋ねる。

「...命が惜しければ、速やかに舞台から降りることだ。わかったな、土方十四郎」

剣客―――土方十四郎の腕が震え、刀の鍔がカチャカチャと音を立てる。

「...ああ。わかったよ」

土方は息を吐くとともに、全身から力を抜く。瞬間

「てめえが救いようのねえ外道だってことがな」

能面に、土方の剣が突き刺さる。
その突きの勢いを殺さず、そのまま能面の者を壁に叩き付けた。
否、叩き付けたはずだった。
土方が貫いたのは能面のみ。刺されたはずの能面の者は、能面に刀が刺さる寸前で消えていたのだ。
なぜだ?どこに?
その疑問に答えるかのように、背後から声が聞こえた。


「なお、この殺し合いにおいての詳しい詳細はそちらに支給される物に記しておく。万が一忘れた場合、それで確認するがいい」

男は、土方に背を向け、群集へと語りかけている。
なぜ躱されたのか?その答えを考える前に、土方は背後から斬りかかる。
しかし、能面『だった』者は、振り返りもせずに土方の剣を躱すと、土方に足払いをかけ、土方はそのまま人混みの中へとダイブさせられてしまった。

「んのやろっ」
悪態をつき、立ち上がろうとしたときだ。
能面『だった』者と土方の視線が交差した。

「......!」
「...最後に。優勝した者には、いかなる望みを与えよう。いかなる望みも、だ」


能面が剥がされればその素顔が露わになる。当然のことだ。
それを見た時、土方は叫んだ。否、叫んだつもりだった。

「――――――――――!!」

土方の叫びは誰にも届くことなく。ホール中の者たちの意識が闇へと堕ちた。

ホールに残されたのは、一人の男と首なしの身体、そして転がる一つの頭部だけだった。

【モハメド・アヴドゥル@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 死亡確認】

33 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:29:42 ID:LZCSUbNk0
「...ま、わるかねえんじゃねえの?」

頭上から男に投げかけられる声。
最初から潜んでいたのか、忍のような恰好をした男がヒラリと天井から舞い降りた。

「これなら上からとやかく言われることもねえだろ」
「...この者は」

男が、忍に背を向けたままアヴドゥルの身体を見つめている。

「誰よりもはやく、力無き少女を守ろうとした。混乱に陥っているあの状況の中で、躊躇わずにだ。本来ならそれは余の役目だというのに」
「あんたがこうするしかなかったことはわかってる。だから気にすんな...って言いてえところだが、あんたにゃ酷な話か」
「......」

忍の慰めにも、男は答えない。ただ無言で身体を震わせるだけだ。

「...耐えられなくなったらいつでもいいな。俺がその首落としていつでも為り代わってやる。なあに、汚れ仕事は慣れたもんさ」
「...だが、お前に全てを押し付けることはできぬ」

男は、血に塗れるのも躊躇わず、アヴドゥルの身体を両腕で抱きかかえた。

「重てえだろ?ただの命じゃねえ。あんたが生殺与奪の全てを握っている人間の命だ。一人でもそれなんだ。俺にゃ、お前さん一人で全員分の重さに耐えられるとは思えんがね」

忍が、アヴドゥルの頭部のもとへと降り立ち、傷つかぬように頭部を持ち上げる。

「埋葬、するんだろ。そんくらいはいまの俺にも手伝える」
「全蔵...」
「忘れんな。あんたが堕ちるときは俺も堕ちるときだ」
「...すまない」


忍―――全蔵の口元が僅かに緩む。


「そんじゃ、共に外道の道を歩むとするか。将軍...いや、茂茂よ」


【主催】

【徳川茂茂@銀魂】
【服部全蔵@銀魂】

【GAME START】

34 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:31:50 ID:LZCSUbNk0
投下終了します。修正点や感想などありましたらお願いします。

35 ◆DGGi/wycYo:2015/07/18(土) 11:34:20 ID:mSr3mi0k0
>>26に書き忘れてましたが
主催
【佐々木異三郎@銀魂】
【今井信女@銀魂】  です

36 ◆eQMz0gerts:2015/07/18(土) 11:42:49 ID:LZCSUbNk0
>>33
追記で
※支給品はランダム支給品1〜3、成人男性一日分の食糧と水、バトルロワイアルについての詳細が記述された説明書です。デイパックはなんでも入る仕様です。
※禁止エリアは6時間ごとの放送で、3エリアづつ発表されます。これも上記の説明書に記載されています。

37名無しさん:2015/07/18(土) 11:46:01 ID:F6y6LPWk0
お二方とも投下乙です

一番最初のOP案よりと比較すると素晴らしい出来だと思いますよ
やはりシンプル・イズ・ベストですね

38名無しさん:2015/07/18(土) 11:57:29 ID:O1AZ8o520
>>27
なっつーん!?一人だけ漏れちゃったからね…これはのんのん勢のメンタルが大変心配
そして主催は銀魂の原作的にもタイムリーな異三郎と信女さん
これは銀魂勢が大いに困惑しそうですね

>>36
これまた銀魂勢が主催者に……将軍かよおおおおおおおおお!
しかしどうやら本人としても苦渋の決断である様子が描かれていて、すごく不憫な主催だ…
アヴドゥルや土方の犠牲と奮戦に、OPを見たほかのキャラがどんな反応をするかも気になるところです

39 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:22:28 ID:A5kHgHJo0
みなさま乙です
OP案投下します

40OP案4「royaled」 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:23:18 ID:A5kHgHJo0
   

 広い部屋。

 洋風の部屋。

 ベッドが中央にあって、天窓からは光が差し込む、

 あそぶものだけがいっぱい置かれた、たったひとりの少女の為の部屋。
 
 少女はひとりきりだった。
 
 ひとりきりの部屋で、いま、少女は息絶えようとしていた。

「……」

 物心ついたときからずっと少女はこの部屋で暮らしてきた。
 どうしてなのかは、分からない。

 「お嬢様は生来病弱ですから」と、言われたことはあるけれど、
 確かに、よく気分が悪くなったり、体が熱くなったりはしていたけれど、
 誰とも比べることはできなかったけれど、それだけが理由じゃないんじゃないかって、なんとなく思う。

 だっておかしいから。

 メイドさんがひとりだけ付いて、彼女に食事や遊具を与えた。
 運ばれてきた絵本を読んで、少女部屋の外に無限の、夢限の世界が広がっていることを、
 そこにはひとりきりじゃない少女たちが幸せに暮らしていることを知った。
 
 自分にだってそうなる権利はあるはずなのに、それは許されなかった。
 
 たまに様子を見に来るこわい声の人は、彼女を「アレ」と呼んで生存確認だけをする。
 部屋に転がってる人形が汚れてないか確認するときみたいに。
 自分は人間じゃなくて、人形だったのだろうか? だから権利が無かったのだろうか?
 比べる対象をほとんど持たない彼女には、ついぞ分からないことだった。

「シロ……クロ……」

 名前をよぶ。
 友達のなまえを。
 友達は来ない。
 おかしい?
 いや、これはおかしくない。

 少女はひとりきりの世界で与えられた遊具を使って遊んでいた。
 その中になぜか対戦カードゲームがあって、それはひとりではできなかったので、
 彼女は彼女の頭の――部屋の中に、彼女の友達――娘たちをふたり、つくり出していた。

 良い子のシロと悪い子のクロ。

 彼女たちを使って、少女はたくさんたくさん、ゲームをした。
 カードを使えば、部屋の外の世界まで「彼女の世界」を繋げることができたから、
 外にいるはずのたくさんの幸せな少女たちを、幸せで失くすためのゲームをした。
 悪い子だとは分かっていたけれど、単純に彼女たちが妬ましかったから、
 願うことが、選ぶことができる彼女たちが妬ましかったから、彼女たちをたくさん地獄に突き落とした。

 友達が来ないのはその報いだ。
 悪い子のクロはいまも他の女の子の所で遊ばせているし、
 悪いことをしていた少女を良く思わなかった良い子のシロは少女自身が閉じ込めてしまっている。

 だから少女は誰にも看取られない。
 誰にも見られない。
 だれもかなしんでくれない。

41OP案4「royaled」 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:24:01 ID:A5kHgHJo0
 
「どうして……繭が死ななきゃ、いけないの?」

 他の子ではだめなの?

「どうして……繭が願っちゃ、いけないの?」

 わたしはそんなにとくべつだった?
 天窓から見える空に問いを投げかけても、答える人などいないから、雲に吸い込まれていくだけだった。
 震える身体は熱くて、寒くて、じとりとしていて、乾いていた。
 口から吐くのは魂の温度をした熱っぽい息で、見える景色は万華鏡みたいに回転して、
 だんだんとぼうっとしてきた少女の頭は、自分の身体の震えさえ、心地よく感じてきてしまう。

 ああ。
 これが死か。
 消えてなくなる、寸前の、景色か。
 
 動かすと痛みすら感じたけれど、それでも手を伸ばさずにはいられなかった。
 越えられない天窓、何度も何度も夏の太陽を見て、何度も何度も冬の雪を見て、
 そのたびに外に出たいと思わされ、願わされ、すがりつかされ、裏切られてきたその空に、
 少女は最後の最後になって、それでも手を伸ばさずにはいられない。

「死にたく、ない……」

 夢の限りに。

「もっと……もっと……もっと……もっと……もっと……もっと!」  

 少女は、選ばせてほしいと、願った。

「もっと、遊びたい! もっと、呪いたい! もっと、もっと、繭は――生きたいっ!!!」
 

 
   
 ――「    」。




「え……?」

 叫んだ少女に返ってきたのは、死神の鎌ではなく、人の声だった。
 『良いよ』という意味の言葉が、少女の耳に届いた。
 声の元を見れば、普段開くはずのない部屋の扉が開いていて、
 見知らぬ人が立っていて、
 優しく笑っていて。

 本来ならばそこで死ぬはずだった少女は――延長戦を、許された。



 
 ――少女は、自由を与えられる。
 ――少女は、世界を見せられる。
 ――少女は、その呪いは、許諾される。




********************** 



 だから。――ゲームは始まった。



**********************

42OP案4「royaled」 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:24:42 ID:A5kHgHJo0
 



 白い部屋。

 無機質な部屋。

 ステージが前方にあって、壁の窓にだって手が届く、

 あそばれるものだけがいっぱい連れ去られた、たったひとりの少女の為の部屋。
 
 少女はひとりきりだった。
 
 しかし少女はいま、70人以上の人間たちを見下ろしていた。


「ルールを説明してあげる」

 群れ惑う彼女の遊び相手達を黙らせて、灰色の少女がゲームのルールを説明する。

「これからあなたたちには、この部屋の外にある世界で殺し合いをしてもらうの。
 なんでもありの、バトルロワイアル・ルール。制限時間は72時間。
 最後のひとりになるまで、武器も、知恵も、作戦も、全部使って戦って、生き残りなさい。
 生き残った、たった1人の良い子には――報酬。どんな願いでも、叶えてあげる」

 楽しそうに笑いながら片腕を曲げ、顔の近くに持っていった。
 そしてもう片方の手で、腕を指差しながら続ける。

「腕輪がついているのは、確認できているでしょう?」

 70人弱の遊び相手も自分たちの腕を確認する。
 そこには確かに、騎士の手甲に似た幅広の腕輪が嵌められている。
 さらに、その腕輪にはめ込まれている、
 「白色の、イラストのないカード」の存在も、全員が確認できていた。

「そこに嵌められている「白」の「マスターカード」に、いろんな情報を表示するわ。
 ルールの確認がしたいと願えばそこに出てくるし。
 時間の確認をしたいと願えば、そこに表示される。
 参加者の確認も、暗い所を明るく照らすのだって、自由自在にできるの。
 自分がどこにいるのか分からなくなっても、願えば地図と現在位置を表示してあげる。
 脱落した子が何人いて、誰なのか――6時間ごとに放送するけど、そのカードでも確認できるの。すごいでしょう?」

 「マスターカード」は腕輪から外すことはできない、とっても大事なカードだから、
 大事にしなさい――――そう少女は追記した。
 続いて、懐から黒、赤、青のカードを取り出して、ステージ下へと見せびらかす。

 黒のカードには「?」マークが白文字で大きく刻まれている。
 赤のカードにはショートケーキのイラストが描かれている。
 青のカードには水滴のイラストが描かれている。

 これらはそれぞれが特別なアイテムを召喚する、「アイテムカード」だと少女は言う。
 
「黒のカードは、ランダムカード。『出てきて』って願ったら、武器とか、道具とかの、アイテムが出てくる。
 このカードだけ、出したものをカードに戻して持つことができちゃうの。何が出てくるか、お楽しみ」

 「黒」は最低1枚、最高3枚。
 何枚あって何が入っているかは、運で決まる。

「赤のカードは、食べ物のカード。『あれが食べたいな』って願ったら、その食べ物が出てくる。
 青のカードは、お水のカード。『あれが飲みたいな』って願ったら、その飲み物が出てくる」

43OP案4「royaled」 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:26:04 ID:A5kHgHJo0
 
 「赤」と「青」は必ず1枚ずつ。呼び出したものは戻せない。
 ケーキから、お肉から、オレンジジュースから、お酒まで、自由に呼び出せるけれど、
 左下に書かれている使用回数「10」は使うたびに減っていき、「0」になるとカードが消えてしまう。
 実際に赤のカードからリンゴを、青のカードからペットボトルを、少女は召喚して見せる。
 マジックにも似たその現象にざわめく者、驚く者、警戒を深めるもの、それぞれいたが、

「あなたたちに与えられるのは、マスターカードと、この3種類のカード。
 これらを上手く使って、ゲームを勝ち抜いて。
 いっぱい願って、いっぱい選んで、いっぱいいっぱい……あはは、争いなさい!!」


「――ふっざけてんじゃねーぞこのモジャモジャ女!!」


 高笑いして命じた少女に対し、真っ先に非難の言葉を浴びせたのは猿めいて甲高い男の声だった。
 少女が不機嫌顔で見下すと、西洋風の冒険者服を着た赤いアフロの男。顔が濃い。
 その隣に、神秘的なオーラを発し、露出度の高い格好をした桃色の悪魔が、彼を庇うように控えている。美人であった。

「モジャモジャ……? あなたのほうがモジャモジャじゃない」
「うるせぇ! あのなあ、いきなり連れ去られたと思ったらカードを使って殺し合えだぁ?
 子供のままごとじゃねーんだからそんな道理が通るわけねーだろうが! こちとら忙しいんだよ!」
「そう。ヘルヘイムに行くのに忙しい」
「お、おうそ、そうだ! アーミラ、やっちまえ!」
「うん!」

 どこか腰が引けている男の号令に素直に従い、桃色の黒魔が灰色の少女に牙を剥く。
 とん、と白い床を蹴るとすでに高速で滑空しており、蝙蝠に似た艶のある黒翼が大きく羽ばたいていた。

「あなた……じゃま!!」

 弓矢の速度も砲弾の速度も置き去りにする加速直線運動で近づき、勢いのままに回転。
 少女めがけて体幹を伸ばした流星蹴りを繰り出すさまに、躊躇は一切ない。
 悪魔が必ずしも悪魔らしい姿をしているわけではないことを知っていたのか、あるいはただ純粋すぎる故か。
 真っ直ぐすぎるその攻撃は――しかし届かない。

「だぁめ。いまは繭のターンだもの。相手ターン中に攻撃なんて、ルール違反は――悪い子よ?」
 
 魔族の少女の脚を止めたのは、「竜の手」だった。
 繭(まゆ)と名乗った少女の翳した黒いカードから、赤い「竜の手」が召喚され、少女を止めていた。
 そのまま手は桃色悪魔の脚を掴み取り――ぎちぎちと締め付ける。

「う……あぁああああああああ!!」
「アーミラ!!」
「アーミラ嬢!!!」

 アーミラと呼ばれたそれは明らかに致命的な絶叫をする。
 アフロのみならず、リーゼントの貴族風の男が人ごみをかき分け、それを助けんと駆けつけようとした。
 だが魔族の速度に比べればそれはあまりにも遅い。

「やっちゃえ! 『バハムート』!!」

 「竜の手」はカードから腕までを出し、大きく振りかぶって――投げた。



 動作からわずか一拍。
 衝撃音が響き、煙が晴れると、アフロ男のそばには擦過傷でずたぼろになった桃色悪魔が倒れていた。

「あ、アーミラ」
「ふぁ……ば……」

 アフロ男、ファバロ・レオーネは冷や汗をたらりと流して固まる。
 掴まれた脚が捻じれ、ちぎれかけていた。
 腕は折れてあらぬ方向に曲がっていた。
 頭から血が流れていた。明らかに致死量のそれが、嘘みたいな勢いで広がって水たまりを作る。

「アーミラァっ!!」

44OP案4「royaled」 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:28:01 ID:A5kHgHJo0
 
 駆け寄って手を取るが、その手は冷たくなり始めている。
 なぜ。この数奇なる同行者は、並みの悪魔なら一撃でのしてしまう強さを持っているはずだ。
 それがなぜ。わずか一合。一撃で。
 あの少女が言っていたのは何だ。あの腕は。『バハムート』?

 ――『バハムート』と言ったのか?


「ファバロオオオオオオオッ!!! アーミラ嬢はッ!? あ、アーミラ嬢オオオオオオオッ!!??」

 遅れてリーゼントの男がその場に到着し、煩い叫びを上げる間にもファバロは思考の渦の中にいた。
 ありえない。封印されているはずだ。
 どころかその封印を解かせないために色々と作戦を練っていたのでは?
 なのに――――だとしたら――それは、あまりにも――最悪だ。


 だが一端の賞金稼ぎの想像する最悪など、連鎖する最悪の始まりに過ぎなかった。

「ルール違反の悪い子には、おしおき」

 灰色の少女が冷たく告げる。
 ファバロとリーゼント男、カイザルが見守る中、桃色少女が力尽きようとしていたそのとき。
 そのからだが淡い光に包まれて、徐々に薄くなり――消えた。

「なっ」
「にぃ!?」

 カランカランと。
 全ての「参加者」に平等に嵌められている腕輪だけがその場に残る。
 そして、その腕輪はある一部分が変化していた。

 白紙だった「マスターカード」にイラストが描かれている。
 動かぬ絵となったそれは――

「アーミラ嬢が……カードにぃいいいいい!!??」



「あははははっ。これが最後のルール。
 繭に逆らったり、刃向かったりしたら、あなたたちはマスターカードに閉じ込められちゃうの。
 それだけじゃないよ? 死んじゃっても同じ。不死だろうと何だろうと、死んだらみんなカードの中。
 出せるのは繭だけ。でも、出してあーげない。弱い子は、永遠に暗くて寒い所で、暮らす運命。そう、運命!」

 繭は両手を広げる。
 病人らしきその青白い細腕に、漲っているのは呪いだ。

 少女を憎む思い。
 大人を憎む思い。
 世界を憎む思い。

 思いは呪い。呪いはまじない。
 まじないは魔法となり、少女は世界を創造する。
 ここは彼女の世界、羽化できない繭の、彼女だけの為の世界。
 演出も、設定も、規律も倫理もぜんぶぜんぶぜんぶ、彼女の思い通りなのだから。



「――選択、しなさい。
 たくさん殺して生き残るか。
 殺されて永遠にカードの中で暮らすか――ふたつに、ひとつ!!」



********************** 



 それ以外の選択肢は、ない。



**********************

45OP案4「royaled」 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:28:51 ID:A5kHgHJo0
 

 
 説明は終わり、部屋はもう要らないものになった。
 地響きとともに白い部屋の床は崩れゆく。ステージを除いてひび割れる。
 悪魔の少女との戦闘跡も消える。
 動けなかった者、動かなかった者、動きたかった者、困惑も焦燥も恐怖も愉悦も、
 破壊されゆく部屋と共に、すべてが下に控えていた巨大なワームホールに飲みこまれていく。

「ち……ちくしょぉおおおおッ!!」
「ファバロォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

 赤髪のアフロ・ヘアーは崩れる足場に手を伸ばし、寸での所でアーミラの腕輪を掴む。
 リーゼントの騎士は戦友の名を叫びながら落ちて行き、ワームホールへと吸い込まれていった。
 遅れてアフロヘアーも宙へ投げ出される。
 逆さまになった視界の中で、青年は絵だけになってしまった同行者を見た。

「……」
 
 物言わぬカードとなったそれに、道具にされてしまったそれに、
 いつもひょうきんな表情の青年は、真剣に向かい合う。


「……選択……か……」


 そして平等に吸い込まれる。
 向かう先は、繭の世界。
 バトルロワイアル・ゲームのために造られた、いびつな少女の、ゲーム・マップだ。

 すべての参加者はそこで選択する。
 生きるか、死ぬか、殺すか、助けるか。
 叶う願いはひとつだけ。選ばれる選択肢は、ひとりだけ――。



【ゲームスタート】



【主催】

【繭@selector infected WIXOSS】
【???@???】


【4種類のカード】
白:マスターカード
 腕輪に嵌まっているカード。
 地図ナビ、時計、名簿、脱落者の確認、点灯などいろいろ行えるカード型端末。
 死んだり主催に刃向かったりしたら、このカードの中に封印されて喋ったり動いたりできなくなる。
 基本腕輪から取り外せないが、死んでカードに封じられた後は取り外しできる。
黒:ランダムカード
 つまりランダム支給品。出したものをカードに収納できる。
 一回出してからカードに再収納すると効果欄が浮かび上がって詳細が確認可能。
赤:フードカード
青:ウォーターカード
 食料と飲料。任意のものが出せる。1回につき1人前までで、10回まで。
 一度出したものは元には戻せない。

46 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 02:32:49 ID:A5kHgHJo0
投下終了
書き終わった後に
もしかして:セレクターって1期だけ と思ったけどもう書いてたので…
禁止エリアは触れてないけど仮に放送行ったらそこで触れればいいよね

せっかくだからデイパックと退場周りをカード化したけどノーマルルールの方がいいって声が多かったら考えます
ほか何かあれば

47名無しさん:2015/07/19(日) 14:02:18 ID:???0
投下乙です
ひええ、バハムートまで抱えてるのか……
支給品を全てカードで補ってるのも面白そうだけど、死者もカード化してしまうのはゾンビ化能力持ちのリタとかがいるので難しいところ

ウィクロスは2期も含まれていると思うので心配ないかと

48名無しさん:2015/07/19(日) 14:03:22 ID:65OV/Qz20
投下乙です!
流石に二期込じゃね?w>ウィクロス
カードで支給とかカードになるとか面白かったし、バハジェネのノリ全開で楽しかったです
ファバロオオオ!

49名無しさん:2015/07/19(日) 14:31:47 ID:L3JsfHic0
投下乙です
繭主催のOPを待ってました
やっぱり繭は主催映えする
いろんな世界があると知ったらこういう事を真っ先に思いつく性格してるからなぁ
デイパックのカード化は問題無いと思います
死体のカード化に関しては物議をかもすところですが
僕はこのままでもいいと思います
カードにして持ち歩けることで何か面白いことが起こりそうなので

50名無しさん:2015/07/19(日) 17:19:46 ID:ilykv0B.0
投下乙です
ファバロオオオオオオオオオが完全にカイザルの声で脳内再生されましたw
支給品のカード化や首輪爆破の代わりにカード化というのも面白いと思います

死体のカード化に関しては、リタのように死体を使って戦うキャラや
死体を使った展開(埋葬話だとか、死体を見て動揺したり殺害者を分析したり)に影響があるかもしれませんが、
そのあたりは書き手さんの見極めしだいでいいと思います
逆にカード化によってできることがあるかもしれませんし

51 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 19:49:14 ID:tvJiYulY0
感想ありがうございます!
リタちゃんのゾンビ化能力は完全に失念してました…
参加者(アイドルとか)をゾンビ兵にしてしまうリタちゃんは見たいような見たくないような気もするけど
死体が残るVerも書いたので投下します

>>43まではOP案4と一緒です

52OP案4-2 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 19:50:55 ID:tvJiYulY0
 
 駆け寄って手を取るが、その手は冷たくなり始めている。
 なぜ。この数奇なる同行者は、並みの悪魔なら一撃でのしてしまう強さを持っているはずだ。
 それがなぜ。わずか一合。一撃で。
 あの少女が言っていたのは何だ。あの腕は。『バハムート』?

 ――『バハムート』と言ったのか?


「ファバロオオオオオオオッ!!! アーミラ嬢はッ!? あ、アーミラ嬢オオオオオオオッ!!??」

 遅れてリーゼントの男がその場に到着し、煩い叫びを上げる間にもファバロは思考の渦の中にいた。
 ありえない。封印されているはずだ。
 どころかその封印を解かせないために色々と作戦を練っていたのでは?
 なのに――――だとしたら――それは、あまりにも――最悪だ。


 だが一端の賞金稼ぎの想像する最悪など、連鎖する最悪の始まりに過ぎなかった。

「ルール違反の悪い子には、おしおき」

 灰色の少女が冷たく告げる。
 ファバロとリーゼント男、カイザルが見守る中、桃色少女が力尽きようとしていたそのとき。
 そのからだが淡い光に包まれて、そこからまるで魂が抜け出るような光の奔流が、線状のアーチを描いて伸びた。

「あ……アアアアアアアアアアアアッ!!」
「――なっ」
「――にぃ!?」

 悪魔のまさに断末魔の叫び声と共に、
 光の線は全ての「参加者」に平等に嵌められている腕輪へと吸い込まれていく。
 そして光が全て吸い込まれたその後、腕輪からカードが剥がれ落ちた。

 ファバロとカイザルは瞠目する。
 白紙だった「マスターカード」にイラストが描かれている。
 動かぬ絵となったそれは――

「アーミラ嬢……アーミラ嬢が……カードにぃいいいいい!!??」



「あははははっ。これが最後のルール。
 繭に逆らったり、刃向かったりしたら、あなたたちの「魂」はマスターカードに閉じ込められちゃうの。
 それだけじゃないよ? 死んじゃっても同じ。不死だろうと何だろうと、死んだらみんなカードの中。
 出せるのは繭だけ。でも、出してあーげない。弱い子は、永遠に暗くて寒い所で、暮らす運命。そう、運命!」

 繭は両手を広げる。
 病人らしきその青白い細腕に、漲っているのは呪いだ。

 少女を憎む思い。
 大人を憎む思い。
 世界を憎む思い。

 思いは呪い。呪いはまじない。
 まじないは魔法となり、少女は世界を創造する。
 ここは彼女の世界、羽化できない繭の、彼女だけの為の世界。
 演出も、設定も、規律も倫理もぜんぶぜんぶぜんぶ、彼女の思い通りなのだから。



「――選択、しなさい。
 たくさん殺して生き残るか。
 殺されて永遠にカードの中で暮らすか――ふたつに、ひとつ!!」



********************** 



 それ以外の選択肢は、ない。



**********************

53OP案4-2 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 19:52:22 ID:tvJiYulY0
 

 
 説明は終わり、部屋はもう要らないものになった。
 地響きとともに白い部屋の床は崩れゆく。ステージを除いてひび割れる。
 悪魔の少女との戦闘跡も消える。
 動けなかった者、動かなかった者、動きたかった者、困惑も焦燥も恐怖も愉悦も、
 瓦礫と化していく部屋と共に、すべてが下に控えていた巨大なワームホールに飲みこまれていく。

「ち……ちくしょぉおおおおッ!!」
「ファバロォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

 赤髪のアフロ・ヘアーは崩れる足場に手を伸ばし、寸での所でアーミラのカードを掴む。
 リーゼントの騎士は戦友の名を叫びながら落ちて行き、ワームホールへと吸い込まれていった。
 遅れてアフロヘアーも宙へ投げ出される。
 近くを落ちるアーミラに手を伸ばすが、すでに魂のないそれは青年の手を握り返さなかった。

「……!」

 そして少女もまたワームホールへと消える。
 逆さまになった視界の中で、青年に残されたのは、絵だけになってしまった同行者のカードだけだ。
 物言わぬカードとなったそれに、道具にされてしまったそれに、
 いつもひょうきんな表情の青年は、真剣に向かい合う。


「……選択……か……」


 そして平等に吸い込まれる。
 向かう先は、繭の世界。
 バトルロワイアル・ゲームのために造られた、いびつな少女の、ゲーム・マップだ。

 すべての参加者はそこで選択する。
 生きるか、死ぬか、殺すか、助けるか。
 叶う願いはひとつだけ。選ばれる選択肢は、ひとりだけ――。



【ゲームスタート】



【主催】

【繭@selector infected WIXOSS】
【???@???】


【4種類のカード】
白:マスターカード
 腕輪に嵌まっているカード。
 地図ナビ、時計、名簿、脱落者の確認、点灯などいろいろ行えるカード型端末。
 死んだり主催に刃向かったりしたら、このカードの中に魂が封印されて喋ったり動いたりできなくなる。
 基本腕輪から取り外せないが、死んでカードに封じられた後に剥がれ落ちる。
黒:ランダムカード
 つまりランダム支給品。出したものをカードに収納できる。
 一回出してからカードに再収納すると効果欄が浮かび上がって詳細が確認可能。
赤:フードカード
青:ウォーターカード
 食料と飲料。任意のものが出せる。1回につき1人前までで、10回まで。
 一度出したものは元には戻せない。

54 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 19:59:42 ID:tvJiYulY0
以上です
「死んだら」の基準は致命傷を受けて心臓が止まったら、くらいの感覚で
それこそリタとか流子ちゃんとかの死んでも蘇れる勢へのメタって感じです

55名無しさん:2015/07/19(日) 22:11:58 ID:???0
投下乙です
OP投票には死体が残るVerが立候補って感じでいいですかね?

56 ◆..N2cWeukk:2015/07/19(日) 23:27:32 ID:35jWjk4k0
>>55
そうですね、その方向でお願いします

57名無しさん:2015/07/21(火) 23:23:03 ID:???0
【会場MAP案】
ttp://i.imgur.com/Yh4LXh8.jpg

多ジャンルロワの地図を参考に製作しました
あとから弄ることも可能なのでなにかあればどうぞ

58名無しさん:2015/07/21(火) 23:39:48 ID:aWZLP3c20
会場を通ってる鉄道は高架、地上、地下のどれですかね・・・?

59名無しさん:2015/07/21(火) 23:44:44 ID:???0
>>58
自分のイメージでは地上ですね

60名無しさん:2015/07/21(火) 23:50:05 ID:MFdMiQSE0
>>57
完成度たけーなおい

61名無しさん:2015/07/22(水) 00:00:29 ID:Ipy0m31.0
>>57
おお、色々施設があって面白い
ひとつ提案ですが、映画館はシネマサンシャイン60(および60通り)とかにしてみては?
デュラララ絡みの施設があっても良いかなぁと思ったので

62名無しさん:2015/07/22(水) 00:07:52 ID:BWRJS7Aw0
ウィクロスから出すなら、通称テトリス棒が入りそうなビルかな
正式名称が分からん

63名無しさん:2015/07/22(水) 00:15:02 ID:ldGU9l8s0
鉄道っていうとどうしても高架のイメージがあるな
そもそも電車のタイプどうするか

のんのんびよりに出てきたようなタイプ?

64名無しさん:2015/07/22(水) 10:29:25 ID:WCo4Y5OQ0
これだけ広い街の中で公園は一つか…
本部は結構きつい制限をかけられたな

65 ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:43:17 ID:4o4hrOic0
地図製作乙です
OP案投下します

66宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:43:55 ID:4o4hrOic0
―――彼女は一人だった。

外に出る事を禁じられ、自室にある本と天窓から見える景色しか世界を知らなかった彼女は
自分の思い描いた空想の友達と遊ぶことが唯一の心の拠り所だった。

外に出て色んな事を知りたい。
沢山の友達を作りたい。
数えきれないぐらいの思い出を作りたい。

なのに……なのに、なのになのになのに、なんで私はずっと閉じ込められないと駄目なの?
なんで私はこんな目に合わないと駄目なの?
私が何か悪いことをしたの?

許せない……。私がこんな苦しい思いをしてるのに、のうのうと暮らしている人たちが……
私の苦しみを少しでも皆に受けてもらわないと気が済まない。
みんな苦しめばいい。私だけ苦しむなんて不公平でしょ?誰にも私を責める資格なんて無い。
だってこんなに苦しんでる私を誰も助けようとしてくれなかったんだから。



彼女の憎悪によって生まれたカードの存在によりセレクターバトルという
悲劇の連鎖を繰り返す呪われた争いが続いた。

そんな悲しい物語を終わらせるためにセレクターとなった少女、るう子との出逢いが彼女を変えた。
憎しみに囚われた心は浄化され、彼女の魂は無数の蝶となり消えた。

セレクターバトルに参加していて全ての少女は解放され
それぞれ平和な日常の世界へと戻っていった。


だが、それで悲劇は終わらなかった。
何者かの存在により彼女の魂は再び現世へと引き摺り下ろされた。

67宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:44:26 ID:4o4hrOic0
『……さあ起きなさい』

―――誰?

『私は貴女を救いに来たのよ』

救いって、どういうこと?

『このまま貴女が消えて終わるなんてとっても悲しいこと、それじゃ救われないわ
 だから私が貴女を蘇らせる為に、強力してあげる』

……必要ないわ。
私はるう子に抱きしめてもらった……それだけで十分幸せよ。

『フフフ……アーッハハハハハハ!!!遠慮する事なんて無いわ!!
 さあ、私と一緒に楽しみましょう!!この快楽をッこの溢れ出る幸福感をッ!!』

――!?いやっ私の中に入ってこないでぇ!!こんなこと私は望んでっああああ!!
ああっ……染まっていく……私の心が……黒く、塗りつぶされて……いやあああああ!!!!



『フフフフフ……この子はもう、私たちの同志になった。
 これから次の段階への移行を始める』

静かに消える筈だった彼女の魂はドス黒く染め上げられ、精神は歪に歪められた。
それから新たな惨劇が繰り広げられる夜が始まるのはそう遠くなかった。

68宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:45:00 ID:4o4hrOic0
そこは白い部屋だった。

床も壁も窓も天井も全てが白一色。

いつの間にかそんな異常な部屋に連れてこられていた。

周囲には見知らぬ人達が狼狽え、ざわめき、泣き出しそうになっているのもいる。
自分と同じ、知らない内に連れてこられた状況なのだろうか。

「皆さん お静かに」

服も髪も真っ白な少女が姿を現す。

「皆さんには、あるゲームをしてもらうために集まってもらいました
 そのゲームの内容は簡単に言えば『殺し合い』最後の一人になるまで生き残ったら勝ちのゲームよ」

「ま、まさか……『バトル・ロワイアル』をさせるつもりか!!」

浮浪者のような小汚い風貌の男が声を荒げる。
少女の言う殺し合いゲームを知っているようだ。

「知ってるのかおっさん!?」

「うむ。正式には戦闘実験第六十八番プログラムと呼ばれ、日本政府によって選ばれた中学3年の1クラスに武器を与え
 最後の一人になるまで殺し合わせるという忌むべき実験だった……。
 もう二度と起こりえないと思っていた悪夢が、こんな所で目の当たりにするとは……一体何の目的があってこんな事をするッッッ!!?」

「それは命よ……争い、傷つき、苦しみ、悲しみ、絶望したあなた達の魂があれば私は再び生き返る事が出来るのよッ!!」

「ふぅざけるなァ!!こぉのガキがァァァ!!!!
 私ならともかく、DIO様の命を欲するとは許さん!!許さんぞォォォォッ!!!!」

「―――――ッ!!」

白い少女の発言にレオタードのような服装をした男が激怒した。
今にも蹴り殺してきそうな勢いの中、何処からともなく刀剣が飛び出し
激怒した男の足元に突き刺さり、歩みを止めた。

「相変わらずですねヴァニラ・アイス、DIO様の事になると冷静さを失い、怒りで我を忘れる」

刀剣を投擲した人物が空中を滑空するように移動して現れた。
それはレオタードの男ヴァニラ・アイスをよく知る人物。

69宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:45:44 ID:4o4hrOic0
「貴様は……テレンス・ダービーッ!!」

「お久しぶりです。DIO様、ヴァニラ・アイス、再び会える日を楽しみに待っていました」

「なぜ貴様がここにいる!?」

「私は、このバトルロワイアルの監視役兼、繭様の世話係としての役割を与えられたのです。
 バトルロワイアルを運営する主催者様達の力を目の当たりにした私は心の底から忠誠を誓ったのです」

「つまり……DIO様を裏切ったのだなァ!!」

「現在、この場所ではあなた達の特殊能力は封じてあります。ヴァニラ・アイス、あなたのスタンドもね
 ……つまりあなたでは私ですら倒すのは不可能です」

アイスの振り下ろされた拳をテレンスは片手で難なく受け止めた。
吸血鬼化して人間を超えた力を持つアイスの拳を涼しげな顔で。

「ば、馬鹿な!!貴様如きに……」

「言い忘れていました。我が主様から貰いうけた特注の服のおかげで私の力は格段に強化されているのです
 元々、小道具を作るのは得意な方でしたが、おかげでこのような芸当も出来る様になりました」

テレンスの右手から一瞬にして刀剣が生成された。
先ほどアイスの足元に投げたのも、同様に生み出した武器であった。

「もうよい、下がれアイスよ」

「しかしDIO様!!」

「テレンスのその力、この特殊な空間を作り出す能力。
 私の元を離れて、新たな主として従いたくなる程の存在が彼の背後にいるのだろう。
 ここは大人しく従ってみようではないか」

「分かりました……DIO様」

「エフッ エフッ エフッ ククク ハハハハハハハッッッ!!!!
 どいつもこいつも相手が怖くて僕逆らえませんってかぁ?
 だったら俺がぶっ潰させてもらうぜぇッッッ!!」

豪快に笑う赤毛の男が闘気を発しながらテレンスに向かって駆け出す。

70宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:46:24 ID:4o4hrOic0
パンッ

「ッッッ!!!!」

赤毛の男の頭上に大網が投げ降ろされ、俊敏性を封じられる。
その直後、銃声が大量に鳴り響き、男の身体に撃ち込まれる。

「ぬおおおおおおおお!!!!ぐっ……」

「無駄ですよ。一発で巨象を眠らせる麻酔弾を大量に撃ち込まれて耐えられる人間はいません
 ハンターの皆さん。ご苦労様でした」

「では説明を続けさせてもらいます
 これからあなた達を、ある島に送るのでそこで殺し合いをしてもらいます。
 島と言っても、そこは繭様の生み出した空間ですので、島の外に逃げても無意味になります。
 またどんな道具を使い、どんな殺し方でも自由ですが
 指定された進入禁止エリアに1分以上入ったり、無理に首輪を外そうとしないでください。
 おっと、一部の参加者には首以外に付けられてますが同様に外そうとしないでください。
 首輪が爆発してあなた方の命が消える事になります」

「進入禁止エリアに付いてですが0時、6時、12時、18時と1日4回、6時間毎に行われる放送で指示させていただきます。
 うっかり忘れて命を落とす事の無いようメモを取ることをお勧めしますよ。
 それと放送では死んでいった参加者の報告も行いますのでお忘れないように」

「今説明させていただいたルールはこれから島に飛ばす際に渡す支給品の中のルールブックに書かれていますので
 後で確認するといいでしょう。ゲームをするのに説明書を読むのが大事ですからね
 では質問のある方は…………おりませんようなのでバトルロワイアルを開――」

テレンスが言い終えかけた時だった。
金髪の少女が会場を駆け抜け、テレンスの眼前にまで近づき
首を切り落すべく斬りかかった。

「フフフッ……勇ましいですねぇ。だがそれは愚かな選択です。セイバー」

ピッ……ピッ……ピッ……

「夏海!!く、首輪が……」

「あれ?姉ちゃん、なんで私の首輪が?」

夏海と呼ばれた少女の首輪が点滅していた。
点滅速度は徐々に速くなっていく。

71宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:47:02 ID:4o4hrOic0
「下郎がぁ!!いますぐそれを止めろ!!」

「フッフッフ……セイバー、貴女のせいですよ。
 貴女が余計な事をしたせいでここで一人死ぬんです」

「貴様ァ!!」

「もう一度抵抗しますか?いいでしょう。その時は新たに一人、誰かが犠牲となるでしょうが」

「くっ……」

「そうです。ここは素直に従うのが聡明な判断です」

セイバーはテレンスを睨み付けながら剣を下げた。
相手への憎しみと何もできない己の無念さを合わせたような表情で
テレンスはセイバーのその姿を見て、笑みを隠しきれないでいた。

ピッピッピッピッ

「やだ……いやだよ、助けてぇお姉ちゃん……」

「夏海!夏海ぃぃ!!」

ピピピピ

「死にたくないよぉ!!お姉ちゃん!お姉」

パァンッ!

「な……つみ……?」

夏海の首は小毬の目の前で吹き飛び、頭部を失った夏海の身体から噴水のように溢れ出す鮮血が小毬を赤く染め上げた。

「やあああああああああ!!!!夏海ぃぃぃぃ!!!!いやあああああああああ!!!!」

「大切な家族が目の前で無残に殺される。ああ、とても悲しい事ですね
 ですが心配しないでください。まだ彼女は死んではいませんよ」

72宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:47:55 ID:4o4hrOic0
テレンスは繭に頼み、自分が利用している棚を出現させると
棚の中から人形を取り出し、小毬に向けてみせた。
人形は夏海そっくりの姿をしている。

『……お姉………ちゃん……』

「夏海……?」

「そうです。貴女の妹さんの魂は人形の中で生きています。
 良い出来でしょう?制服も髪型も本物そっくりに似せて作りました」

『動けないよ……苦しいよ……お姉ちゃぁ……うわああ!!』

「夏海ぃ!!」

「助けたいですか?ならば優勝を目指すことです。優勝すれば再び会える事が出来ますから
 もちろん、皆さんの分の人形も用意しています。
 ですから安心して殺し合い、殺され合ってください」

「では始めましょうか『バトルロワイアル』を!!!!」

「絶対に許さんぞ!!お前のような下種は必ず私が――」

参加者達の姿が次々と消えていき、白い部屋にはテレンスと繭が残った。

「お疲れ様です。繭様」

「悪いわね。説明を殆ど任せてしまって」

「繭様は多数の人達と接した経験が無いのですから仕方のないことです。
 むしろ、初対面の人間にこれだけ見つめられて冷静でいられた繭様は十分立派な方です」

「あ、ありがとう……ねえテレンス、これから一緒にF-MEGAで遊ばない?」

「構いませんよ。それと繭様、私にもWIXOSSのやり方を教えてくれませんか?」

「いいわよ♪ゲームマスターの私がしっかり教えてあげる♪」

「ありがとうございます繭様」

73宴の始まり  ◆IXB73G6vLY:2015/07/22(水) 11:50:23 ID:4o4hrOic0
テレンス・ダービーはジョースター家との戦いに敗れリタイアした。

その後、ジョースター家によりDIO、ヴァニラ・アイス両名の死亡を知り
主を失った配下達は、ある者はジョースター家への復讐を誓い
ある者は以前の生活へと戻り、散り散りになって去って行った。

テレンスは復讐を選ばなかった。
それほどDIOへの忠誠心が厚くなかったテレンスはわざわざ危険な橋を渡る気にはなれなかった。
スタンド能力があれば楽に生きていくことなど造作もない。
しばらくはスタンド能力を悪用して気ままに暮らしていた。

ある日、テレンスは彼らと出会った。
彼らの持つ超常的な技術を知ったテレンスは彼らこそ従うべき相手だと確信した。
極制服という特殊な服装を手に入れたテレンスは身体能力及びスタンド能力が格段に強化されていくのを感じた。
テレンスは思った。自身ですらこれだけの力を得られるなら彼らの力は世界……いや宇宙規模まで支配出来るのではないかと。

彼らがバトルロワイアルを企画するのを知った頃、同志として繭が加わった。
繭は肉体を持たない亡霊のような特殊な力を持っていた。
それは繭の想像から世界を構築する力を持ち、とても凄まじく
外部によって邪魔されることのない空間を生み出せるほどであった。

繭は初めは、テレンスを警戒して近づくだけでも拒否反応を示していた。
テレンスに敵意が無い事をしると少しずつ打ち解けていき
そこで趣味であるゲームを見せていくと物凄く食い付いた。
繭はゲームが大好きなようだ。

テレンスは繭と一緒にゲームで遊ぶ事で充分に信頼を得る事が出来た。
それでもあまりスキンシップを図ると嫌がられるので少し距離を置いた接し方が必要だった。
逆に距離を置きすぎると、寂しいのかゲームの催促をされて連れていかれる。
まるで猫みたいな少女だ。


(それが現状の私と繭との関係だ。私としては非常に楽しいじかんだ。
 なにせ彼女はとても脆くて危うい存在だ。彼女の生を望む願いの強さは
 この世界に呼ばれた参加者と比べても一番だろう)

(もし彼女の願いが打ち砕かれ、絶望に打ちひしがれた時
 彼女はどんな表情を見せてくれるでしょうか……。
 私は彼女や参加者達の苦しむ姿を拝めるだけで彼らに従う価値が有ったと心の底から思えます)

【みせしめ】

【越谷 夏海】


【主催】

【繭@selector infected WIXOSS】
【テレンス・T・ダービー@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】
【???@???】

会場は繭によって想像された箱庭の世界です。
死んだ参加者の魂はテレンスの能力によって人形に封じ込められる為に成仏が出来ません。

74名無しさん:2015/07/22(水) 11:51:00 ID:4o4hrOic0
投下終了です

75名無しさん:2015/07/22(水) 11:54:29 ID:ldGU9l8s0
投下乙です 
ただ夏海は小鞠のことを「お姉ちゃん」でなく
「姉ちゃん」呼びだったハズなのでそこだけ修正かな

76名無しさん:2015/07/22(水) 14:37:57 ID:oqg04NfU0
投下乙です
コミュ力低すぎて説明を他人に任せるアレが可愛すぎる…アレは本当に可愛いなあ
魂繋がりでダービー弟、バトロワに詳しい本部とか色んな作品出てて賑やかでわくわくするOPでした

77名無しさん:2015/07/22(水) 15:15:25 ID:BangyYyI0
乙です
読みやすくキャラ同士のやり取りがらしくて面白かったです
ヴァニラの参戦時期や夏海以外の死んだ参加者の魂の行方は、あえてぼかした方が展開に幅ができていいような気がします

78 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:17:24 ID:0abp7gyY0
OP案投下します

79鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:20:31 ID:0abp7gyY0
意識が覚醒した間桐雁夜の目に入った光景は一面に広がる白。
ホワイトガーデンとでも言うべき白い部屋であった。
辺りを見渡すと老若男女問わず大勢の人々。彼ら、彼女らの首には金属製の首輪がはめられていた。

「首輪があるのは……俺もか」

そこでようやく雁夜は自らの首にも首輪がつけられていることに気付く。

「一体、どうなってるんだ。聖杯戦争の最中だってのに」

聖杯戦争を勝ち抜き聖杯を臓硯に渡すことで桜は解放される。
そのために雁夜はこれまで辛い魔術の修行に耐えてきた。
たとえ聖杯戦争の勝者となったとしても、最終的に雁夜は命を落とす。
即席での魔術会得は体に膨大な負担をかけるため、雁夜の余命は長くなかった。
それでも、それでも禅城葵の娘である桜を解放するためならばと、雁夜は聖杯戦争への参加を決意したのだ。

「誰の仕業だ。臓硯か? 俺に嫌がらせをするためにこんな真似を」
「お集まりの皆さん。ごきげんよう」

現れた人物を目にした雁夜は犯人が臓硯ではないことを理解せざるを得なかった。
しかし、その人物とは雁夜にとって臓硯と同じかそれ以上に憎むべき対象である。

「お前の、お前の仕業か……遠坂、時臣ッッッ!!!」

赤い洋服を身にまとい、手に握っているのは先端に宝石のついたステッキ。その優雅な仕草はまさに生粋の貴族そのもの。
雁夜に殺意を向けられてなお、それを平然と受け流す男の名は遠坂時臣である。

「喚くな雁夜、その優雅さに欠ける仕草は見るに堪えない。同じ御三家としてもう少し品格のある振る舞いをとってくれ」
「黙れ、黙れ、黙れッ!! 貴様かッ! 時臣! 俺を拉致したのは」
「だから喚くなと、はぁ。もういい。君のような落伍者に品格のある振る舞いを期待したのが間違いだった。
 それで拉致したのが私か、だったか。その通りだよ雁夜」
「何が目的だ! 時臣、一体何の目的があってこんな」
「話を遮らないでくれ。貴様のような落伍者に問われずともちゃんと説明する。
 君たちをここに集めたのは目的は一つ、それは殺し合いをしてもらうためだ」
「な、何だとッ!!」

宝石付きステッキを右、左、右、左と交互に持ち替えながら優雅な仕草で時臣は語る。

「殺し合いと言っても聖杯戦争ではない。バトル・ロワイアル。それがこの殺し合いの正式名称だ。
 最後の一人になるまで殺し合い、優勝者はどのような願いでも叶えることができる」

80鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:21:41 ID:0abp7gyY0
「つまり、この大人数で聖杯戦争をやるってことか」
「バトル・ロワイアルは聖杯戦争とは異なりサーヴァントは使用しない。あくまでも個人の戦いだと思ってくれていい」
「サーヴァントが、なしッ、だと! それじゃあ、俺は一体なんのために魔術を」
「無駄ではないさ、雁夜。ここに集まったものたちの大半は魔術師ですらない無力な一般人だ。女、子供であればお前の付け焼刃の魔術でも容易に殺害することができる」
「ふ、ふざけるなよ、ふざけるなよ、時臣ッ!!」

そして今度こそ、雁夜の怒りは爆発した。
成程、確かに会場を見渡してみれば時臣の言う通り、女子供がいる。
桜と変わらぬ年頃の少女が何人もいた。

「それを殺せというのか。外道が……やはり貴様は外道だ、時臣ッ!!」
「落伍者の戯言は聞くに堪えないな」
「こ、このッ! それで貴様は高見の見物かッ! 安全な場所から見てるだけか」
「私はバトル・ロワイアルの参加者ではないのでね。今回はあくまでも監督役のような立ち位置だ」
「ふざけるな、俺は、俺は聖杯戦争で貴様を殺すと決めている」
「君の戯言は聞き飽きたよ」

「それはこちらの台詞だな」

ここで第三者の声が上がった。

「ほう。貴方はロード・エルメロイですか」
「遠坂時臣だったか。よくも私にこのような下賤な遊技を強要してくれたな。
 魔術師同士の競い合いでもない、このような野蛮な行為にこのケイネス・エルメロイ・アーチボルトが参加すると思うかッ!」

81鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:22:46 ID:0abp7gyY0
「ふむ、あなたを見せしめにするのは勿体ない。時計塔のロードはこの遠坂時臣が自ら倒すことにしよう」
「はっ! 私と決闘しようというのかね、遠坂。島国の魔術風情が、このロード。エルメロイを倒す?」
「その通り、第三者の介入がなく、不正の入り込む余地のない一対一の決闘です。どちらが優れた魔術師かここで決めるとしましょう」
「私も舐められたものだな。身の程を弁えないとどうなるか、直々に教えてあげよう。
 ――Fervor,mei,sanguis(沸き立て、我が血潮)」

自慢の礼装、月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)を起動すべく、ケイネスは詠唱を行う。

「な、何故だ、何故私の月霊髄液が起動しない」
「無駄ですよ。その首輪がある限り貴方はこの空間で魔術を使うことができない」
「な、何だと、そんな馬鹿なッ!」

時計塔のロードであるケイネスにとって、それは決してあってはならないことだった。
このような首輪で自身の魔術が阻害されるなど、ロードとしてのプライドが許さない。
しかし、現実は残酷なもので、首輪がある限り白い部屋の中では魔術を始めとした一切の異能の力は封じられ、人間離れした身体能力なども制限されているのである。

「先手はそちらに譲りましたが、今度はこちらが攻めさせてもらうことにしましょう。
――Intensive Einascherung(我が敵の火葬は苛烈なるべし)」

宝石付きステッキから噴き出した炎はあらゆるものを燃やし尽くす魔の焔。
魔術による防御も行えず炎に包まれたケイネスは成すすべもなく火達磨になった。
時計塔のエリート魔術師の断末魔が白い部屋に響き渡る。

【ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero 死亡】

82鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:24:03 ID:0abp7gyY0
「き、貴様ァ! よくも我が主を」

ケイネスを主と呼ぶ、この男は聖杯戦争における槍の英霊、ランサーのサーヴァントである。
魔術師ではサーヴァントには勝てない。それは魔術師ならば誰もが知っている常識だ。
だが時臣は狼狽するでもなく、優雅な仕草でステッキを右、左、右、左、と交互に持ち替える。

「何も怒ることはあるまい、ランサー。これから行われるのが聖杯戦争でないことは説明したはずだ。
 その男もまた君の願いの邪魔になる存在でしかなかった。それが減ったのだから感謝するべきだろう」
「黙れ、外道が。俺に願いなどなかった。ただ主のために忠義を尽くせればそれでよかった」
「理解に苦しむな。まあいい。とりあえず、動かないでおいてもらおうか」
「なッ!」

パチン、と時臣が指を鳴らすとランサーが硬直した。
どれだけ力を籠めようとも一切動けず、自慢の槍で眼前にいる主の敵を貫くこともできない。

「さて、あとは首輪の効力を見せるための見せしめだが……ふむ、不要となったホムンクルスにしようか」

もう一度、時臣が指を鳴らすとまるで人形のように白い肌をした美女の首輪が爆ぜた。

【アイリスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/Zero 死亡】

83鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:25:05 ID:0abp7gyY0
「ア、アイリスフィールッ!!!」

甲冑を纏った騎士が声をあげる。

「もう聖杯戦争をやらない以上、その人形は不要だからね。どうせ短命なんだ。それを見せしめに選んだのは、私から君たちへの善意のようなものだよ」

「き、貴様、よくもアイリスフィールを」
「セイバーのサーヴァントか。君もランサーと同じような反応をする。
 まったく騎士という人種の言動は理解に苦しむな」

指を鳴らしてセイバーの動きを封じた時臣は説明を再開する。

「禁止エリアに入ったり、我々に刃向うような真似をすれば、そこの人形と同じ末路をたどることになる。
そして今までの会話を聞けば分かったかもしれないが、この会場には人間離れした力を持った者たちが複数いる。
一般人への配慮として支給品を用意した。強い支給品を引き当てれば魔術師でなかろうとも、そこの落伍者ぐらいは容易に倒せるかもしれないな」

雁夜をステッキで指しながら小馬鹿にした口調で時臣が言う。

「食料と水、それから会場の地図も含めて全員に配布しよう。それでは君たちの健闘を期待している」

左、右、左、と持ち替え、再度右手にステッキ握った時臣は、その先端を優雅な仕草で床につける。
同時に白い部屋に集まっていた参加者たちは次々と会場となる島へと移動させられ始めた。

「遠坂時臣ッ! 俺は絶対に貴様を殺すッ!!」

強制移動させられる寸前、鬼の形相で時臣を睨み付けなら雁夜はそう宣言した。

84鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:26:18 ID:0abp7gyY0
「説明は終わったのね」

参加者が全員会場へと移動させられるのを見計らってから時臣の前に一人の女性が現れた。
女性の首に金属製の首輪はなく、つまり彼女も時臣と同様に主催者側の人間であることが分かる。

「そちらの準備もできたようだね、入巣清香」

この若干ロリっぽい三十路の女性こそ大企業アイリス・グローバルの社長、入巣清香であった。
年齢にそぐわぬ美人である女だが、正直なところ時臣は清香を快く思っていない。
清香は自らの娘である入巣蒔菜をバトル・ロワイアルに参加させていた。
同じく娘を持つ親として、それは許容し難い行為である。
時臣は確かに娘の桜を養子に出したが、それは桜のためを思ってのこと。
間桐の娘にすることが、桜にとっては最善だったからに他ならない。
一方、清香は娘の蒔菜に対しての愛情は皆無であり、今回の参加者選抜で娘が選ばれた時も一切反対しなかった。
その様子を間近で見ていた時臣は清香に対して不快感を覚えると共に、この女が不要になった時は自らの手で罰しようと心に決めていた。

「一体何人があの出まかせを信じるかしら」
「雁夜なら案外、真に受けているかもしれないな」

参加者たちにはああ言ったが時臣には始めから勝者の願望を叶える気などなかった。
優勝者が決定してこの部屋に招かれた瞬間、優勝者の首輪を爆破。願いを叶えるエネルギーを横取りする算段である。
弟子である言峰綺礼が参加者に入ってしまっていることは残念だが、代行者である以上、死は覚悟の上だろうと割り切る。
聖杯戦争と違い自分がリスクを負うことなく根源に至る手段を得られる。
つくづく彼女の協力者になって良かったと時臣は思う。
彼女というのは入巣清香でのことではなく――

「揃っているわね、二人共。計画は順調かしら?」
「無論だ、繭君」

この繭というカリフラワー頭の少女こそ、バトル・ロワイアルの発案者であり、時臣が最も信頼している協力者でもある。

85鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:27:08 ID:0abp7gyY0
魔術師でもない入巣清香とは異なり、繭はこの固有結界にも近い白い部屋を展開できる程の実力者だ。
対等な協力者としての資格は十分に満たされている存在なのである。

「何の問題なくバトル・ロワイアルは進行しているよ。
 彼らは自分たちが道化に過ぎないことも知らずに殺しあうだろう」
「そう。それならいいわ」
「私は部屋でワインでも飲みながら観戦させてもらうとするよ。繭君も後で私の部屋に来るといい。魔術における芸術性について語り合おうではないか」

そう言って時臣は繭に背を向けて自らの個室へと向かう。
繭の口元がにんまりと歪んでいること、その手には一枚のWIXOSSのカードが握られていることに最後まで彼は気付かなかった

繭の手に握られているのは毒牙属性のカード『アイン=ダガ』
場からトラッシュに置くことで相手シグニのパワーをマイナスする黒のカードである。
カードをダガーナイフへと変化させた繭は、無防備に背を向けて部屋へと戻る時臣の心臓にナイフを突き立てた。

「え……?」

おそらく時臣は最後まで何が起こったか理解できなかったであろう。
協力者に裏切られた哀れな魔術師は、瞬く間に動かない肉の塊へと変貌を遂げた。

【遠坂時臣@Fate/Zero 死亡】

86鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:27:48 ID:0abp7gyY0
「殺してよかったの?」
「ええ問題ないわ。彼の役目はここでおしまい。あとは貴方と『あのお方』がいれば十分だもの」

『あのお方』とは時臣には知らせていなかった最後の協力者であり、バトル・ロワイアルの真の発案者、そして繭が最も信頼している人物である。

「……そう」

人が死ぬのを直接見るのは慣れていない清香が時臣の死体から目を逸らす。
そんな清香に配慮したのか、単なる気まぐれか、繭は時臣の死体を消し去った。

「ふふふ、それじゃあ、始めましょう。楽しい、楽しい、ゲームの始まり」

セレクターバトルすら超越した死のゲームの開幕を繭は高らかに宣言した。


【ゲームスタート】


【主催】

【繭@selector infected WIXOSS】
【入巣清香@グリザイアの果実シリーズ】

【黒幕】

【???@???】

87 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/22(水) 23:28:44 ID:0abp7gyY0
投下終了です

88名無しさん:2015/07/22(水) 23:47:44 ID:BangyYyI0
乙です
何人かのキャラに上手く因縁を持たせていい感じですね
そしてあっさり殺される時臣はよい原作再現でした

89 ◆DGGi/wycYo:2015/07/23(木) 00:11:56 ID:NYcE8IAs0
「OP ころしあいが始まった」の修正版を投下します

90 ◆DGGi/wycYo:2015/07/23(木) 00:12:50 ID:NYcE8IAs0

*     *     *

世の中には、大きな野望や変わった趣味を持った生き物がいる。
彼らは可能な限り、その野望、趣味に向けて行動しようとする。
今回のそれもまた、そういった『行動』における『犠牲』であった。

――彼ら、彼女たちは、その薄暗い部屋で目を覚ました。
何だここは、と口々にぼやく者たち、
すぐ傍でまだ寝ている身内を起こす者たち。
彼女はどちらかと言うと後者だった。
「ちょっと、夏海早く起きてってば!」
彼女――私立旭丘分校中学2年、越谷小鞠。目が覚めたら
知らない場所で、傍らで妹の夏海が寝ていたのだ。
何が起こったか分からず不安である以上
とにかく知っている人を起こすしかなかった。
「うーん…姉ちゃん今何時だと思ってるの・・・
 まだ暗い・・・って何じゃここはぁ!?」
眠い目を擦った夏海も、今いる場所の異常さに気づいて目が冴えた。
分からないわよ、と言いながら周囲を見回す。
何人もの人がいる。50人、いやそれ以上か。
少なくとも住んでいた田舎ではまず見かけない光景である。
そんなことを考えていると、やけに響く足音が部屋に響いた。
やがてスポットライトが点灯し、2人の影が壇上に現れた。

91 ◆DGGi/wycYo:2015/07/23(木) 00:13:23 ID:NYcE8IAs0
「どうも、はじめましての人が多いようなので一応
 名乗っておきます。佐々木異三郎という者です。
 あと、こちらは信女。以後お見知りおきを」
その声に動揺する声がちらほら見かけられる。
恐らく男たちの知り合いなのだろうか。
そして、その男からとんでもない言葉が告げられた。
「皆さんには、これから殺し合いをしてもらうことになっています」
殺し合い、と聞いて冷や汗が走る。
「おっと、殺気立ててる人も居るようですが、
 とりあえず皆さんの首についてる「それ」を御覧なさい。
 爆弾です。そして、私たちはいつでもそれを
 起爆出来る状態にある、とだけ言っておきましょう」
言われて、ようやく自分の首に何かが巻かれていることに
気づいた。これが、爆発する・・・。
「強引に外そうとしても爆発するのでご注意を。さて、
 それでは殺し合いのルール説明に移りましょう」
信女、と一言異三郎が促すと、傍らにいた女、今井信女が話を繋いだ。

「これから行われるのは『バトルロワイアル』という
 殺人ゲームよ。とにかく殺し合うことね、最後の一人になるまで。
 参加者は71名。ここでは今までの白も黒も忘れた方がいい。
生き残れるのはたった1人だから。さて、細かい説明に移るわ」
そう言うと突如異三郎たちのいる壇上の
モニターの電源が入り、何かが映し出された。

92 ◆DGGi/wycYo:2015/07/23(木) 00:14:09 ID:NYcE8IAs0
「まず持ち物はあなたたちに後で支給するデイパックが
一つ。その中には全員共通で殺し合いの場となる
エリアの地図、参加者たちの名簿、筆記具、
応急処置用具、腕時計、乾パンと水。あと、
全員ランダムで配布される武器や道具の支給品ね」

「さっきも言ったけれど、このゲームは最後の1人に
 なるまで終わらない。ゲームの途中経過は、
6時間おきの放送で話すわ。そしてここからが
 最も重要。モニターの地図を御覧なさい」
見ると、地図は縦横の線で区分けされている。

「区分けされたこの地図は、禁止エリアをはっきりさせる
役目も果たしているわ。6時間おきの放送では、そこまでの
死者と一緒に次に禁止エリアになる場所を3つずつ伝える」

「伝えられたエリアは、多少の時間を置いて二度と入れなくなるわ。
 これは人数が減ることで他者との遭遇率が下がることへの対策。
もし入ったら最後、首輪がボンよ。いわばその首輪はあなたたちを
縛る手錠・・・枷ね。ついでに、地図には自分の位置だけ知らせる
特殊なマーキングが出るわ、その首輪から出ている信号でね」

「このルール説明が終わり次第、あなたたちを地図上の
 どこかにランダムで飛ばします。その際に一緒に
 デイパックも配らせてもらいます。では異三郎」
「・・・っと。失礼、メールに夢中になっていたもので」
手元の携帯電話でどこかと連絡を取っていた異三郎は、
信女の一言で最後の説明に入った。

「では、生き残った最後の1人に与える『権利』について
お話しましょう。まず生き残れば、望むならこの殺し合いの会場から
あなたたちが元いた世界に戻してあげます。もう一つ、何か一つだけ
願いを叶えて差し上げましょう。ただし、内容に関しては要相談、
といった形で。これで大雑把にルール説明を終わりますよ」
質問は何かありますか、と異三郎が言うか早いか、
小鞠の横から1人の影が壇上へ向かって行った。

93 ◆DGGi/wycYo:2015/07/23(木) 00:14:49 ID:NYcE8IAs0
「あんたら何言ってるんだ!? 殺し合いだなんて、
ウチの身内だって居るんだぞ!?」
「ちょっと夏海、やめなさい!」
壇上に駆け上がった夏海は、小鞠の制止を無視して
異三郎たちに食って掛かる。だが異三郎たちは
意にも介さず、先ほどの台詞を繰り返す。
「言った筈よ、今までの白も黒も忘れなさいと。
 生き残れるのは1人なんだから、
 精々今生の別れを告げておくことね」
ペッ、と夏海が信女の顔面に向けて唾を吐いた。
「やなこった! こんなことやってらんないね。
 早く姉ちゃんたちと一緒に村に帰してくんないかな」
顔を拭きながら、信女は腰の刀を鞘から抜こうとする。
「およしなさい信女。ちょうどいいものがあるじゃありませんか」
異三郎が手元の携帯電話で何かのボタンを押す。

――ピッ。何かが作動する音。
――ボンッ。何かが破裂する音。
――ブシャッ。何かが飛び散る音。
――ドサッ。何かが倒れる音。

え・・・? 小鞠には、何が起きたのかさっぱり分からなかった。
いや、その場に居た異三郎たち以外、誰もこの状況を理解
できていないだろう。越谷夏海の首が、上からなくなって――

「これで皆さんもこの首輪がハッタリではないと
ご理解頂けたでしょう。そして、私たちに逆らうとどうなるかも。
では、そろそろバトルロワイアル開幕です。あ、そうそう。
中には異形の能力を手にしている人たちも居ますが、そういう人は
多少なりと能力に制限を掛けさせてもらいましたので悪しからず」

異三郎が携帯電話でまた何かを操作すると、部屋中に
催眠ガスが充満する。再び眠ってしまった参加者たちは、
これからそれぞれ会場のどこかへワープさせられるのだ。
「さて、我々も行きましょうか」
2人はガスマスクを着け、その場を後にする。
異三郎はメールで誰かと連絡を取りながら。信女は黙々と。

94 ◆DGGi/wycYo:2015/07/23(木) 00:15:23 ID:NYcE8IAs0
後には誰も居なくなっていた。

こうして、アニメキャラ・バトルロワイアル4thが始まったのである。

*     *     *

From さぶちゃん
Sub  ルール説明完了
用件は済んだお C= (-。- ) フゥー
これからそっちに戻るね ≡≡≡ヘ(*--)ノ



主催
【佐々木異三郎@銀魂】
【今井信女@銀魂】
黒幕
【???@???】

【越谷夏海@のんのんびより 死亡】
【残り70人】

【GAME START】

[備考]
・会場の各設備のライフラインは全て通っている。
・能力者たちは能力に制限アリ(書き手さんたちに任せますor要議論)
・禁止エリアは6時間の放送ごとに3つ

95 ◆DGGi/wycYo:2015/07/23(木) 00:16:06 ID:NYcE8IAs0
修正版の投下を終了します

96 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/23(木) 00:48:42 ID:0c4AF2Fg0
誤字、脱字あったので修正版を投下します

97鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/23(木) 00:50:54 ID:0c4AF2Fg0
意識が覚醒した間桐雁夜の目に入った光景は一面に広がる白。
ホワイトガーデンとでも言うべき白い部屋であった。
辺りを見渡すと老若男女問わず大勢の人々。彼ら、彼女らの首には金属製の首輪がはめられていた。

「首輪があるのは……俺もか」

そこでようやく雁夜は自らの首にも首輪がつけられていることに気付く。

「一体、どうなってるんだ。聖杯戦争の最中だってのに」

聖杯戦争を勝ち抜き聖杯を臓硯に渡すことで桜は解放される。
そのために雁夜はこれまで辛い魔術の修行に耐えてきた。
たとえ聖杯戦争の勝者となったとしても、最終的に雁夜は命を落とす。
即席での魔術会得は体に膨大な負担をかけるため、雁夜の余命は長くなかった。
それでも、それでも禅城葵の娘である桜を解放するためならばと、雁夜は聖杯戦争への参加を決意したのだ。

「誰の仕業だ。臓硯か? 俺に嫌がらせをするためにこんな真似を」
「お集まりの皆さん。ごきげんよう」

現れた人物を目にした雁夜は犯人が臓硯ではないことを理解せざるを得なかった。
しかし、その人物とは雁夜にとって臓硯と同じかそれ以上に憎むべき対象である。

「お前の、お前の仕業か……遠坂、時臣ッッッ!!!」

赤い洋服を身にまとい、手に握っているのは先端に宝石のついたステッキ。その優雅な仕草はまさに生粋の貴族そのもの。
雁夜に殺意を向けられてなお、それを平然と受け流す男の名は遠坂時臣である。

「喚くな雁夜、その優雅さに欠ける仕草は見るに堪えない。同じ御三家としてもう少し品格のある振る舞いをとってくれ」
「黙れ、黙れ、黙れッ!! 貴様かッ! 時臣! 俺を拉致したのは」
「だから喚くなと、はぁ。もういい。君のような落伍者に品格のある振る舞いを期待したのが間違いだった。
 それで拉致したのが私か、だったか。その通りだよ雁夜」
「何が目的だ! 時臣、一体何の目的があってこんな」
「話を遮らないでくれ。貴様のような落伍者に問われずともちゃんと説明する。
君たちをここに集めたのは目的は一つ、それは殺し合いをしてもらうためだ」
「な、何だとッ!!」

宝石付きステッキを右、左、右、左と交互に持ち替えながら優雅な仕草で時臣は語る。

「殺し合いと言っても聖杯戦争ではない。バトル・ロワイアル。それがこの殺し合いの正式名称だ。
 最後の一人になるまで殺し合い、優勝者はどのような願いでも叶えることができる」

98鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/23(木) 00:51:54 ID:0c4AF2Fg0
「つまり、この大人数で聖杯戦争をやるってことか」
「バトル・ロワイアルは聖杯戦争とは異なりサーヴァントは使用しない。あくまでも個人の戦いだと思ってくれていい」
「サーヴァントが、なしッ、だと! それじゃあ、俺は一体なんのために魔術を」
「無駄ではないさ、雁夜。ここに集まったものたちの大半は魔術師ですらない無力な一般人だ。女、子供であればお前の付け焼刃の魔術でも容易に殺害することができる」
「ふ、ふざけるなよ、ふざけるなよ、時臣ッ!!」

そして今度こそ、雁夜の怒りは爆発した。
成程、確かに会場を見渡してみれば時臣の言う通り、女子供がいる。
桜と変わらぬ年頃の少女が何人もいた。

「それを殺せというのか。外道が……やはり貴様は外道だ、時臣ッ!!」
「落伍者の戯言は聞くに堪えないな」
「こ、このッ! それで貴様は高見の見物かッ! 安全な場所から見てるだけか」
「私はバトル・ロワイアルの参加者ではないのでね。今回はあくまでも監督役のような立ち位置だ」
「ふざけるな、俺は、俺は聖杯戦争で貴様を殺すと決めている」
「君の戯言は聞き飽きたよ」

「それはこちらの台詞だな」

ここで第三者の声が上がった。

「ほう。貴方はロード・エルメロイですか」
「遠坂時臣だったか。よくも私にこのような下賤な遊技を強要してくれたな。
 魔術師同士の競い合いでもない、このような野蛮な行為にこのケイネス・エルメロイ・アーチボルトが参加すると思うかッ!」

99鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/23(木) 00:53:02 ID:0c4AF2Fg0
「ふむ、あなたを見せしめにするのは勿体ない。時計塔のロードはこの遠坂時臣が自ら倒すことにしよう」
「はっ! 私と決闘しようというのかね、遠坂。島国の魔術師風情が、このロード・エルメロイを倒す?」
「その通り、第三者の介入がなく、不正の入り込む余地のない一対一の決闘です。どちらが優れた魔術師かここで決めるとしましょう」
「私も舐められたものだな。身の程を弁えないとどうなるか、直々に教えてあげよう。
 ――Fervor,mei,sanguis(沸き立て、我が血潮)」

自慢の礼装、月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)を起動すべく、ケイネスは詠唱を行う。

「な、何故だ、何故私の月霊髄液が起動しない」
「無駄ですよ。その首輪がある限り貴方はこの空間で魔術を使うことができない」
「な、何だと、そんな馬鹿なッ!」

時計塔のロードであるケイネスにとって、それは決してあってはならないことだった。
このような首輪で自身の魔術が阻害されるなど、ロードとしてのプライドが許さない。
しかし、現実は残酷なもので、首輪がある限り白い部屋の中では魔術を始めとした一切の異能の力は封じられ、人間離れした身体能力なども制限されているのである。

「先手はそちらに譲りましたが、今度はこちらが攻めさせてもらうことにしましょう。
――Intensive Einascherung(我が敵の火葬は苛烈なるべし)」

宝石付きステッキから噴き出した炎はあらゆるものを燃やし尽くす魔の焔。
魔術による防御も行えず炎に包まれたケイネスは成すすべもなく火達磨になった。
時計塔のエリート魔術師の断末魔が白い部屋に響き渡る。

【ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero 死亡】

100鮮血の開幕 ◆DbK4jNFgR6:2015/07/23(木) 00:53:57 ID:0c4AF2Fg0
「貴様ァ! よくも我が主を」

ケイネスを主と呼ぶ、この男は聖杯戦争における槍の英霊ランサーのサーヴァントである。
魔術師ではサーヴァントには勝てない。それは魔術師ならば誰もが知っている常識だ。
だが時臣は狼狽するでもなく、優雅な仕草でステッキを右、左、右、左、と交互に持ち替える。

「何も怒ることはあるまい、ランサー。これから行われるのが聖杯戦争でないことは説明したはずだ。
 その男もまた君の願いの邪魔になる存在でしかなかった。それが減ったのだから感謝するべきだろう」
「黙れ、外道が。俺に願いなどなかった。ただ主のために忠義を尽くせればそれでよかった」
「理解に苦しむな。まあいい。とりあえず、動かないでおいてもらおうか」
「なッ!」

パチン、と時臣が指を鳴らすとランサーが硬直した。
どれだけ力を籠めようとも一切動けず、自慢の槍で眼前にいる主の敵を貫くこともできない。

「さて、あとは首輪の効力を見せるための見せしめだが……ふむ、不要となったホムンクルスにしようか」

もう一度、時臣が指を鳴らすとまるで人形のように白い肌をした美女の首輪が爆ぜた。

【アイリスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/Zero 死亡】


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