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『水面鏡に映るうたかた(薮翔)』
1
:
遥貴:★
:2013/06/21(金) 15:29:51 ID:pA9spepo
こんにちは
『風の導き』というお話をスレでお世話になっている遥貴です。
今日から新し話しを書く事にしました。『風の導き』の続きのお話に
なっています。
細かい説明とかは話を書いていきながらさせていただきますので、
もしお時間がおありならお付き合い頂けたら幸いです。
ではでは、どうど!
115
:
遥貴:★
:2013/11/14(木) 22:53:42 ID:MJgdWKnY
折り返し地点まで戻ってみたけど、星野君もほかの人もいない。
「どっかで迷ってるのかな?」
注意深くあたりを見回していると誰かの声が聞こえてきた。
「……この声女の人だよね?誰かいるんですか?いたら出て来て下さい。いるんでしょ?」
声のする方へ歩きながら何度も声をかけるけど、全然出てきてくれる様子も返事に答えてくれる様子もない。
「何でだ?えっ!」
116
:
遥貴:★
:2013/11/14(木) 22:54:30 ID:MJgdWKnY
〜翔央サイド〜
玲央がサッサと行ってしまうので仕方なく全部チェックしながら折り返し地点へと戻る俺たち。
「翔央いたか?」
「全然ダメ。そっちは?」
「こっちも全然。ってもう着ちゃったね。お〜い玲央、みつかった?」
この距離なら聞こえているはずなのに返事がない。
「おかしいな?そのまま入り口行って出たのかな?」
「いやそれはないと思うよ。玲央だし」
「そっか」
117
:
遥貴:★
:2013/11/14(木) 22:55:05 ID:NUeVR8Ds
懐中電灯で照らしながら歩いていて、丸い鏡のある辺りを照らした。すると前で頭を抱え蹲っている玲央。
「れ、玲央どうした」
急いで駆け寄り玲央の隣に跪き、方に手を置いて気づいた。身体が酷く冷たい。
「玲央!」
「……翔央あれ見て!」
「えっ?あ……これは……」
鏡の中に引きずり込まれている星野の姿。そして向かいに置かれている鏡にはここに入る前太陽が見せてくれたシャメに映っていた佐々田君が映っていた。
118
:
遥貴:★
:2013/11/14(木) 22:55:07 ID:MJgdWKnY
懐中電灯で照らしながら歩いていて、丸い鏡のある辺りを照らした。すると前で頭を抱え蹲っている玲央。
「れ、玲央どうした」
急いで駆け寄り玲央の隣に跪き、方に手を置いて気づいた。身体が酷く冷たい。
「玲央!」
「……翔央あれ見て!」
「えっ?あ……これは……」
鏡の中に引きずり込まれている星野の姿。そして向かいに置かれている鏡にはここに入る前太陽が見せてくれたシャメに映っていた佐々田君が映っていた。
119
:
遥貴:★
:2013/11/14(木) 22:55:50 ID:MJgdWKnY
「どうなってんの?」
「……えっ?玲央?」
何か言ってる。口元に耳を近づけてようやく聞き取れた。「違う違うt」と何度も呟いていている。
「玲央?」
「翔央!」
「えっ?直哉!」
急いで風を操ろうとしたが、それに気づいた様俺に髪の毛を矢の様向けてきて投げ飛ばされ鏡に激突。
「翔央!くそ放せ!あっ玲央!」
「……」
直哉の声が聞こえる。動きたいのに身体が動かない。
ちくしょ……。
120
:
遥貴:★
:2013/12/01(日) 22:54:23 ID:MJgdWKnY
〜薮サイド〜
「そろそろ翔央たちが入って30分か。太陽向こうはどうだった?」
「雪野に電話してみたけど、あっちからも誰も出てきてないって」
「そっかどうする?」
電話越しに雪野訓も交えて中に入るかもう少し待ってみるか相談していると、フッと証明が消えた。
「な、何だ?えっ、雪野!」
「太陽?」
「電話がきれた。かけ直そうとしてるんだけど、画面が動かないんだ」
121
:
遥貴:★
:2013/12/01(日) 22:56:01 ID:MJgdWKnY
光がケータイを貸そうとしたが光の方は電源が入らない。いや光と太陽のケータイだけじゃない。俺やみんなのケータイも動かない。
「……光、太陽」
「うん!」
中へ入ろうとした瞬間ガシャーンという大きな音。
「えっ?ちょ、三樹矢!」
「お前らはここにいろ!」
「大和!クリス!健太郎!ちょゴーディ放せ!」
三人を追いかけようとしたが、ゴーディにこれほど静かに止められては留まらざるえなかかった。
122
:
遥貴:★
:2013/12/01(日) 22:57:02 ID:MJgdWKnY
〜クリスサイド〜
音を頼りに進んでいくと、気を失っている翔央。
「翔央!」
「下田先生頼む!」
「わかった」
健太郎が俺の隣に座る。
123
:
遥貴:★
:2013/12/01(日) 22:57:49 ID:MJgdWKnY
「大和ちょっといいか?」
「なんだ?」
二人が何かコソコソと話しているのに気付きそっちへ行こうとした時健太郎から気を失っているだけと、伝えられる。それを聞き二人もこっちへ来る。そんな時だ。
ふっと空気が変わる。
それと同時に三樹矢が素早く健太郎に何か耳打ちすると健太郎が一つ頷く。
「三樹矢さっきから何なんだ」
「まあクリスは気にしなくていいから。……ほら来るよ!クリスは絶対に翔央ちゃんから離れるな!」
124
:
遥貴:★
:2013/12/01(日) 22:58:35 ID:MJgdWKnY
すっと健太郎が立ち上がり三樹矢から一本のペットボトルを受け取りキャップを開ける。
それと入れ替わるように大和が隣に座り、翔央を支え起こし背負う。
「……来た」
「行け二人とも!」
「なっおい!」
鏡から大量の髪の毛。それに面喰っているとグイっと腕を捕まれ引っ張られる。
「大和!」
「いいから走れ!」
二人からどんどん離れていく、そして二人の声。
「二人を見捨てるつもりかよ!」
「その二人からお前を無事に逃がすように言われてたんだよ、黙って走れ!」
絶句していると大和は全て話してくれた。
本当なら俺がここに一緒に来るとは思っていなかったらしい。ゴーディが必ず止めるだろうと。
本当なら翔央と俺連れていく役は三樹矢本人がやりたかった様子だが、それではいけない理由がある。だからしぶしぶ大和に託したと言う。
「それからこうも言っていた。ゴーディのそばにいてやって欲しい。と。俺にはできない事だから出来るお前はそうしていろ。そう言っていた」
三樹矢の言いたい事が何かを理解した様な気がした。
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