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バトル・ロワイアル 〜狭間〜
215
:
偽りの王VS鏡の巨人featクリプトン人
◆j1W0m6Dvxw
:2020/08/10(月) 14:48:58 ID:lEVuIGWw0
☆☆☆
「ハァッ・・・ハァッ・・・」
『グギャアアアアア!!グギャアアアアアアア!!!』
巨大怪獣の歩幅は人間の何倍も大きく、とうとう京太郎は湖の畔へとおいつめられてしまった。
「く、クソゥッ!!!」
『グギャアアアア!!』
悔しそうに顔を歪ませる京太郎を嘲笑うように、怪獣は翼を広げて雄叫びをあげる。
まさに万事休す・・・その時だった。
「!」
湖の水面が月の光を反射して淡く輝くのを京太郎は見逃さなかった。
京太郎はすぐさま両腕を広げてミラー・アクションを取った。
「ミラー・スパーク!!!」
叫びとともに京太郎の体は光へと変化し、水面へと飛び込んだ。
そして次の瞬間・・・
「デアッ!」
湖面から銀色を基調に緑と黄色のアクセントを施した巨人が飛び出してきた。
これこそ、二次元人と地球人のハーフである鏡京太郎のもう一つの姿、『ミラーマン』である!
「デアッ!」
『グギャアアアアアア!!』
しばしにらみ合うミラーマンと三つ首の怪獣。
ミラーマンの身長は最大40メートル。
対する三つ首の怪獣の身長は158.8メートル。
人間で言えば子供と大人・・・どころか、赤ん坊と大人程の身長差だ。
だが・・・ミラーマンは怯みも恐れもせず、怪獣に向かっていった。
「ミラーナイフ!」
先手を打ったのはミラーマンだ。
怪獣に向けて伸ばした手刀の先から、白く光る楔型の光線が発射され、
怪獣の胸部に命中すると同時に怪獣の体に爆発が起こった。
『グギャアアアアア!!!』
怪獣は怯むことなく、口から光線を吐き出した。
「ディフェンス・ミラー!」
すかさずミラーマンは空中をなぞるように手を振って透明な光の壁を出現させ、
怪獣の光線を反射させる。
続けざまに空中高くジャンプすると・・・
「ミラクル・キック!」
足先を赤く発光させながら怪獣めがけてキックを放ち、
3つある怪獣の首の内、右端の首をちぎり飛ばしたのだ。
『グギャアアアアア!!!』
首の一つを千切られ、怪獣は悲痛な叫びをあげた
ミラーマンはその隙を逃さず、額と腰のバックルに手を添える。
「シルバークロ・・・」
ミラーマン最大の大技が繰り出されようとした時・・・怪獣が反撃に出た。
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