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493NAME:2021/12/02(木) 06:31:27
「息子はね、玄関で亡くなりました」中年ひきこもりの息子を支えた"母親の後悔"
NHKスペシャル取材班
2021/11/30 11:15
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e6%81%af%e5%ad%90%e3%81%af%e3%81%ad-%e7%8e%84%e9%96%a2%e3%81%a7%e4%ba%a1%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f-%e4%b8%ad%e5%b9%b4%e3%81%b2%e3%81%8d%e3%81%93%e3%82%82%e3%82%8a%e3%81%ae%e6%81%af%e5%ad%90%e3%82%92%e6%94%af%e3%81%88%e3%81%9f-%e6%af%8d%e8%a6%aa%e3%81%ae%e5%be%8c%e6%82%94/ar-AARhmdf

家族が自室にひきこもり、行政などの支援を頑なに拒んでしまう場合、どうすればいいのか。NHKスペシャル取材班の著書『NHKスペシャル ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実』(宝島社新書)より、亡くなる直前までひきこもりの息子を支え続けた母親のエピソードを紹介しよう――。(第2回)

「息子はね、ここで亡くなりました」 岐阜県美濃加茂市。ダムへと続く山間の細い道を上っていくと、古い平屋の一軒家があった。道沿いには数軒の民家が並んでいたが、ほとんど車の往来もない。とても静かな場所で、聞こえてくる音といえば、民家の裏手を流れる小川のせせらぎや、鳥のさえずりくらいだった。

ここで「ひきこもり」の息子と二人で暮らしていたかと思うと、その孤独は想像するにかたくない。築40年になるという木造住宅の軒先には物干しがあり、男性ものとおぼしきトレーナーが3枚、風に揺られていた。 

まったく人気(ひとけ)はないのだが、玄関越しに声をかけてみる。 「ごめんくださーい。いらっしゃいますか?」 するとまもなく、背中の丸まった小柄な女性が出てきてくれた。

「あらま、どうしたん?」 息子を看取った実母、美濃羽(みのわ)千枝子さんだった。75歳の千枝子さんは、自宅を訪問した私を、不思議そうな顔で見つめていた。聞けば、人が訪ねてきたのは1週間ぶりだという。自己紹介とともに取材の趣旨を伝えると、ニコッと優しい笑顔をつくり、「そうか、んじゃ入ってよ」と淡々とした口調で自宅に招き入れてくれた。 そして、私が足を踏み入れた途端、驚くことを口にした。

「息子はね、ここで亡くなりました」 「えっ!? ここですか?」 思わず、聞き返してしまった。「ここ」とは玄関である。千枝子さんが、ぼそっとつぶやいた。 「もう、ここしか仕方がなかったもんで……」 諦めとも後悔ともつかない、複雑な感情が入り交じった言葉だった。私は息子さんが息を引き取った場所で手を合わせ、お宅に上がらせてもらった。


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