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生態
317
:
言理の妖精語りて曰く、
:2018/08/09(木) 05:57:47
【魔眼蟲】(まがんちゅう)は、魔界にのみ生息する眼球状の蟲だ
これは、かなり警戒心が強い生物ではあるが、捕まえること自体は簡単である
この蟲は、ひたすら一点をみつめたがるだけでなく、自分の視界だけがこの世の全てだと思いたがるフシがあるので、それを利用するのだ
まず【魔眼蟲】に人差し指を突きつけ、渦を作るように指を回しながらその瞳孔へ近づけてゆく
そうして瞳孔へとたどり着いたら、今度はリズミカルに上下左右に人差し指を動かすのだ
このとき、人差し指をあまり大きく動かさないのがポイントだ
大きく動かし過ぎると、最後の手順に影響が出るのである
そして最後に、人差し指を不規則に動かして蟲の注意を惹きつけながら、残りの指で一気に【魔眼蟲】を捕まえるのだ
【魔眼蟲】は、ほとんど視ることしか能力を持たない上に、一度捕まえられるとパニックに陥ってしまう
そのため、こうなればもう逃がす心配はほとんど無い
やがて落ち着いた【魔眼蟲】は、『最初から自分は捕まっていたし、これが自分にとって自然な状態なのだ』と自分に言い聞かせようとするであろう
それこそが、この蟲の悲しき特性なのである
【魔眼蟲】は、多くの異能を持ち、単純な魔力一つをとっても本来は容易く捕まえられる相手ではない
けれども、こうして特性であるプライドの高さと精神の脆さを利用してしまえば、実にあっさりと捕まえることができる
これこそが、現状を見直し新しい未来への理想と道筋を修正することが出来ないモノの、末路であると言えよう・・・
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