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【四部マスSS】向井拓海はスジを通したい
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(短編ですが一応続きモノです 前作:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1462172164/l50)
億泰「それでよぉー、どーも飲みづれえと思ったら『塗り薬』だったらしくてよぉ〜」
幸子「ホント頭悪いですね億康くん!普通間違えませんよ!」
康一「ハハハ……あれ?」
ワーワー ギャーギャー
仗助「なんだあ、ケンカかあ〜?」
幸子「イヤですねぇ…近寄らないようにしておきましょう!絶対近づいちゃダメですよ!」
億泰「おい見ろよアレ」 ズケズケ
幸子「近づくなって言った矢先ですよッ!?」
拓海「ウラァ!」 バキィッ
不良A「どべぇ!!」
不良B「こ、このアマぁ〜〜〜かなり強いじゃねーか…」
不良C「シンちゃんが一撃でやられちまったべ!?」
拓海「弱ェーな、ガン首揃えてこの程度かッ!てめーらそれでも“男”かッよ!」
不良B「ぬぬぬぬ…コケにしくさって〜〜〜ッ!」
不良C「や、やっちゃらあーーーっ!」
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ドガッ ベキッ ボッコォォ〜〜ッ
康一「す、すごい…女の人なのにあんなに大勢相手に立ち回ってる…」
億泰「ほへェー…あのケリ、まるで『ストリートファイター』みてーだぜェ」
仗助「こりゃー手助けはいらなそーだなあ〜〜」
幸子「ほ…ほら、三人とも!大丈夫そうですから行きますよ!ここに居ると絶対厄介なことになる気がします!」
拓海「何見てんだテメーらッ!!」 ギロ
幸子「やっぱりィィィ〜〜〜〜っ!!」 ドギャーン
仗助「いや、単にスゲーなって思って見てただけッスよォー」
幸子「そ、そうですそうです!立派なワザをお持ちで…へへ…それじゃあボクたちはこれで」 グイグイ
仗助「おいおい押すなよ幸子…分かった分かった」
拓海「……待ちな!てめー…『東方仗助』だな?」
仗助「あ?」
幸子「じょ…仗助くんの名前を知ってる…ま、まさかッ!この『パターン』はッ!!」
拓海「『P』に聞いたぜ、うちの仲間が大層世話になったそーじゃねーか」
拓海「“スタンド使い同士は引かれ合う”…ッハ!まったくその通りだ!探し出す手間が省けたぜ」
康一「“『P』”、“スタンド使い”…この人はまさかッ!」 ドドドドドドドド
拓海「アタシは『向井拓海』、てめーはこの…『ライド・ザ・ワイルドウインド』が倒すッ!!」 ドギャン
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ワイルドウインド『ウラァッ!!』 ギュンッ
仗助(うおぉッ!?このスタンド、とんでもねー『スピード』だッ!)
仗助「クレイジーダイヤモンドッ!!」
クレイジーD『ドラァーッ!!』
グッパォン!
仗助「ぬおッ!?」
拓海「チィーッ!!」
康一「ク、クレイジーDのパンチと相殺したッ!?」
億泰「なんて『パワー』だ!あのスタンド、かなり強ェ〜ぞ!」
幸子「ひぃぃ〜〜!ふ、普通にいつも通り下校していただけなのにィーーー!」
仗助(くっそぉ〜〜…まるでスタープラチナと打ち合ってるみてェーじゃねーかよォー…)
拓海「アタシのスタンドは『何も』ねえ、変わったことは『何ひとつ』できねえ…ただ近づいてブン殴るだけのスタンドだ」
拓海「だがッ!ステゴロの勝負だけは誰にも負けねえ!クレイジーD、お前にもな!」
拓海「覚悟しな!東方仗助ッ!てめーにはアタシが引導を渡してやるぜッ!」
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ワイルドウインド『ウララララァーーーッ!!』
クレイジーD『ドラララララーーーーッ!!』
ドドドドドドドドドド
康一「ラッシュの速さも“互角”!むしろクレイジーDが押され気味だッ!」
億泰「嘘だろ仗助ェ!スタープラチナの次に無敵のクレイジーDがよォーッ!」
幸子「ふ、二人とも!見てないで止めてくださいよッ!」
クレイジーD『ドラァッ!!』 ボゴォッ
拓海「ヘ!安直な一撃ッ!ステゴロに関しちゃアタシのスタンドはこういう芸当もできんぜェー!」
ワイルドウインド『ウラァーッ!!』 ギャルンッ
仗助「何ッ!?」
仗助(クレイジーDのパンチを受けた前腕のタイヤパーツが高速回転ッ!!)
仗助(やべえッ、『逸らされ』るッ!!)
拓海「ボディーがガラ空きだッ!!」
ワイルドウインド『ゥウラァッ!!』 ドッゴォッ
仗助「うごォッ!!」 ゴポッ
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拓海「今の一撃に耐えるのか…やるじゃねーか」
仗助「ハァー…ハァー…」
仗助(グ、グレートな『パワー』だぜ…マジにグレートだ…一瞬スタンドを防御に回していなければ腹をブチ抜かれていた…!)
仗助(と、とにかく『近距離戦』はヤバいッ!距離を離さなくてはッ…) ヨロッ
拓海「ハ!逃げるつもりか?ケッ、ガッカリだぜッ!」
拓海「少しはホネのあるやつかと思ったがとんだ見当違いだったな、東方仗助…」
拓海「威勢が良いのはその“時代遅れのロケット”みてーなダセェ頭だけかよ!」
プッツ〜〜〜ン
康一・億泰・幸子「あっ」
仗助「……おいてめー…今この髪型のことなんつった?」 ドドドドドドドドドドド
拓海「あ?」
仗助「俺のヘアースタイルが『宇宙戦艦ヤマト』みてェーだとォーーー!?」
拓海(な、なんだ…この“威圧感”はッ!!)
仗助「確かに聞いたぞコラァーーーッ!!」 ズン ズン ズン
拓海「ワ、『ワイルドウインド』ッ!!」 ドギャン
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前腕にタイヤパーツがあるってことはデザインはバイクっぽい見た目なんですかね
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ワイルドウインド『ウララララララーーッ!!』
クレイジーD『ドラララララァーーッ!!』
ドドドドドドドドドド
クレイジーD『ドラァッ!!』 ドォンッ
拓海「がッ…!」
拓海(や、やつはさっきと同じ『クレイジーD』なのかッ!?『パワー』も『スピード』もダンチだ!)
仗助「てめーは絶対にブッ飛ばす!!」 ズン ズン ズン
拓海「や…やれるもんならやってみやがれーーーッ!!」
康一「あ、あわわ…このままじゃマズイよ。仗助くん、完全にキレちゃってるよ」
億泰「ありゃあ、あの女…骨折の一本や二本じゃ済まんかも知れんなあ…クレイジーDで治して貰えるとは思うがよ」
幸子「ダメですよ!相手はヤンキーとはいえ女の子ですよ!変な風に治されちゃったらアワレすぎますッ!」
億泰「し…しかしよォー…ああなった仗助はもう俺らでも止められねえぞォ」
康一「もう承太郎さんを呼んでくるくらいしか方法が無い気が…」
幸子「ムキーッ!何もう“諦めムード”に入ってるんですかッ!もういいです!ボクがやります!」
幸子「『トゥー・マイ・ダーリン』ッ!!」 ギャン
億泰「お、おい!幸子ォー!おめーのスタンドって確かめちゃくちゃ弱ェーんじゃ…」
拓海「うおぁッ!!」 ドグァッ
仗助「『ガード』をこじ開けたぜ〜〜〜ッ、ボディーがガラ空きになったのはてめーの方だッ」
拓海(や…やられるッ!?)
クレイジーD『ドラァーーーッ!!』 グオッ
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幸子「ひぃっ!?」
仗助「な、何ィーーーッ!?止まれ、クレイジーダイヤモンドッ!」
ビッタァァァ〜〜〜ッ
シィーーーーーン
仗助「お、おい幸子コラァ!!急に攻撃の進路上に飛び出してくるんじゃあねえッ!危うくブン殴っちまうトコだったぞッ!」
幸子「え…いや…あの…」
康一「ち、違うよ仗助くん…幸子ちゃんが進路上に飛び出したんじゃあないよ…」
億泰「お、おめーが『突然振り返って』幸子を攻撃しようとしたんだぜェーッ!?」
仗助「何だとォォォ〜〜〜?」
トゥー・マイ・ダーリン『ピキッ!』 ドドドドドドドドドド
仗助「ひょっとしてそれが幸子の……」
康一「スタンド能力……ってこと……?」
幸子「こ、『攻撃を引きつける』スタンドって……そんなのアリですかーーーーッ!?」
拓海「……おい!アタシを無視してんじゃあねーッ!」
仗助「あ、悪りぃ、そういやケンカの途中だっけ」
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拓海「ったく……せっかくアツいケンカだったのに場がシラけちまったぜ」
億泰「そぉかあ〜?幸子が止めに入らなきゃ決まってたように見えたけどよォー」
拓海「う、うっせえダボがッ!あそこから逆転するケーサンだったんだよッ!」
拓海「…とにかく今日のところはカンベンしといてやるぜッ、東方仗助!」
仗助「うげェ〜…『今日のところ』ォー?またかかってくるつもりかよォ〜〜〜」
拓海「たりめーだ、アタシは何事も『キッチリ決着』つけねーと気が済まねえタチなんだよ!『A型』だからなッ」
拓海「それと…そこのガキ!」
幸子「うひゃい!?ボボボ…ボクですかぁ?」
拓海「てめーが勝手に作った『借り』も絶対ェ返すからな!そこもキッチリしとかねえと気が済まねえからよッ」
幸子「ええっ!?い、いりませんあげます!返さないでいいですから!」
拓海「そういうワケにもいかねーんだよッ!じゃ、次会う時を楽しみに待ってやがれ!」 ブォン!ブロロロロロ…
康一「いっちゃった…」
億泰「なんか『敵』の割にはあんましワルそーなやつじゃなかったなあ〜、『憎めない』っつーかよォー」
仗助「あのなあ〜、戦ってないからそういうこと言えんだろーけどヘヴィーな相手だったんだからなあ〜ッ」
幸子「あわわわ…『借り』を返すって一体何されちゃうんでしょう…ボクのスタンドじゃ絶対に勝てませんよあの人」
仗助「ま、幸子には別に危害加えるつもりはねーと思うがよォー…」
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ヘイトを幸子に向けて攻撃を受け止めてクレイジーDで即治す肉盾コンボが出来ますね・・・
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一方、仗助たちから50mほど離れた車内…―――
「『向井拓海』…やはり彼女では東方仗助を倒すことは不可能でしたか」
「もっとも最初から期待はしていませんでしたが…」
「それよりも『気になること』ができてしまったようですね」
「『輿水幸子』…『矢』で射た時は失敗したものとばかり思っていましたが…まさかスタンド使いになっていたとは…」
「誤算でした、あの時“スカウト”しておくべきでした」
「それにあのスタンド…おそらくはまだ成長の余地を残しているハズ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「もう一度“オーディション”を受けて頂く必要がありますね」
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To be continued
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スタンド名-『ライド・ザ・ワイルドウインド』
本体-向井拓海(18歳)
破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - D / 持続力 - D / 精密動作性 - D / 成長性 - B
近距離パワー型のスタンド。バイクパーツ状の鎧を装着した人型。
これといった能力は特にない代わりにパワーとスピードに優れ『正面から叩き潰す』ことに特化している。
また身体の各部のバイクパーツを駆動させ「前腕部を高速回転させる」「肩から煙を噴き出す」などの小技も可能。
(元スレ:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/20196/1462419878/-100)
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嘘だゾ、そのうちバイクに変形したりするゾ
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ネタを拾ってストーリーに再構築するのいいゾ〜これ
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ガッシュのテッドみたいにギアあげていくと性能も上がっていきそう
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>>6
仮面ライダードライブとアクセルを足したような感じかも
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幸子のスタンドはそのうち絶対不壊の耐久性を身につけそうですね・・・
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囮役兼絶対回避だとグラブルでの立ち回りそのままですね
相手がどこに潜んでいるかわからないとなると
「釣り」役もこなせそうです
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あのスレの続きとはたまげたなあ…
能力なしの直球の強さが実にらしくてすき、その内バイクに変形して拓海と合体しそう
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>>10
発想が卑劣様並で草
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http://i.imgur.com/Msak74v.jpg
これ想像した
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乙倉君!ここのホモの兄ちゃん達の四部マスSSレベル高くてほんとすき
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スジでいやらしい事しか浮かばなかった僕を死刑にしてください!
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成長性Bいいゾ〜これ
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電童みたいな感じかな?
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これが正面戦士ちゃんですか
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前腕が回転ってあれだ
ワムウの神砂嵐
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数日後…―――
幸子「いいですか仗助くん!あの向井拓海って人に絡まれても絶ッ対に戦っちゃいけませんよ!」
仗助「っつってもよォー、向こうからいきなり襲ってきたらどうすりゃいいんだよォー」
幸子「それはないでしょう。ああいうタイプの人はまず相手の了承を得てから戦闘を………って、あら?」
仗助「ん?俺の学ランに何かついてっかあ〜?」
幸子「いえ、逆です。ボタンが取れかかってますね。こないだのケンカの時に取れたんでしょうか?」
仗助「お、マジだ。そんじゃあクレイジーダイヤモンドで……」
幸子「ていっ」 ブチッ
仗助「あっ!何しやがるッ!」
幸子「フフーン、なんでもかんでもスタンドに頼ってちゃあいけませんよ!これはボクが直します!」
幸子「『裁縫』するボクもきっとカワイイ!こういう日々の努力が絶対の『カワイさ』につながるのですッ!」
仗助「メンドーくせえなあ〜〜〜お前よォーーー」
黒スーツの男「あの…すみません、ちょっとよろしいでしょうか…?」
幸子「はい?ボクですか?」
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正妻力が高すぎる
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黒スーツの男「私は芸能関係のスカウトをしている者でして…輿水幸子さん、貴女に光るものを見つけました」
黒スーツの男「『アイドル』に興味はありませんか?」
幸子「ええッ!?ボクがッ!?『アイドル』にーーーッ!?」
黒スーツの男「はい、貴女ならば必ず『トップアイドル』になれると確信しています」
黒スーツの男「少々…お話の時間を頂けませんか…」
幸子「えへ…えへへ…ア、アイドルですかあ…今まで考えたこともなかったですねえ…」
仗助「おい幸子ォー、まさかおめー…マジに信じてるんじゃあねーだろーなあ〜?」
幸子「えっ?ボクがアイドルですよ?素晴らしいことではないですか?」
仗助「いくらなんでも『唐突』すぎるだろーがよォー!道歩いてたら偶然当たりの宝クジ拾うくれー都合のイイ話だぜッ」
幸子「ははーん、さては仗助くん。ボクがアイドルになって疎遠になってしまうのを心配してるんですね?」
幸子「ダイジョーブですよッ!ボクがどれだけ有名になっても仗助くんとは友達でいてあげますからッ!」
仗助「おめー…『脳みそお花畑』なこと言ってんじゃねーッスよォー!」
黒スーツの男「……ここでは何です、向こうに我がプロダクションの車が停めてあります」
黒スーツの男「事務所へ移動してこのお話の続きをさせて貰いたいと思うのですが…」
仗助「待ちなよ、そんなら俺も付いていくぜ。こいつ一人じゃどーも危なっかしいからよォー」
幸子「すみませんねぇ、この人…一度言いだしたら聞かないもので…」
黒スーツの男「……………」 フー…
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黒スーツの男「『東方仗助』、申し訳ありませんがあなたを連れて行くワケには参りません」
仗助「な、何ッ!?アンタ、俺の名前まで…!まさかッ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドド
黒スーツの男「私は『P』、少女たちを舞踏会へと連れて行く者…」
P「魔法の対象者は『輿水幸子』のみ……」
P「あなたには『離席』して頂きます、東方仗助」
仗助「てめえ〜〜〜ッ!クレイジーダイヤモンドッ!!」
ズギャン
仗助「かはッ…!」 ヘタッ
仗助(い、今何をされたッ!?『スタンド攻撃』!?クレイジーDを出すヒマもなく…)
仗助「さ、幸子ォッ!逃げ…―――」
トランクに詰められる幸子「モゴッ!?モゴゴーーーッ!?」 ジタバタジタバタ
P「…車を出してください」
運転手「はい…」
ブロロロロロロ…
仗助「な、何やってんだコラァーーーーッ!!」
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やべぇよやべぇよ…
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やべぇよやべぇよ
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ザッ
拓海「東方仗助ッ!こないだの続きをしに来たぜ!ケリつけよーじゃねーか!」
仗助「向井拓海!悪りーが今おめーに構ってるヒマはねえーッ!」 ダダダッ
拓海「お、おい!?逃げんのか!“男らしく”ねーぞッ!!」
仗助「幸子が『誘拐』されちまったんだよッ!!」
拓海「な、何ッ…あの子が…?」
仗助「幸子を取り返したらいくらでも相手してやっからよォー!今は邪魔しねーでくれよな!」 ダダダッ
拓海「…………」
仗助「クッソぉ〜ッ!走って車に追いつくのはやっぱ無理かッ!」
仗助「どっかにバイクでもありゃあよォーッ!!」
ブォン!ブォォン!ブォォン!
仗助「『排気音』!バイクか!?」
拓海「仗助ッ!後ろに乗りやがれ!どの車を追えばいいか『ナビゲート』しろ!」
仗助「拓海…おめー……」
拓海「勘違いするんじゃあねーぞッ!てめーに手を貸すんじゃあねえ!アタシがあの子に借りがあるからだッ!!」
仗助「へッ……グレートだぜ!」
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(展開が)アッツゥイ!
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昨日殴りあった相手と共闘するとか王道を往くっっつーんですか?
グレートですよこいつはぁ・・・
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一方、車内…―――
P「手荒な真似になってしまいましたが…仕方ありませんか」
P「我がプロダクションの『計画』、誰にも邪魔させるワケにはいきません…」
P「そう、『空条承太郎』にも『東方仗助』にも…」
ブォォォーーーーン!
運転手「『P』…東方仗助が追ってきているようです」
P「やはりそうですか…」 チラッ
P「それに『向井拓海』…裏切ったようですね、やれやれ…」
P「電話を…」
運転手「はい、お使いください」
トゥルルルルッ トゥルルルルッ ガチャッ
P「もしもし…『ちひろさん』ですか?」
P「『ガチャ』を…回したいのですが…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
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事件の影にやっぱりちひろ
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仗助「おい拓海、あの『P』のスタンドの正体は何なんだッ!?」
拓海「知らねえよッ、アタシも仲間も『P』のスタンドは見たことがねーんだ!」
拓海「ただひとつ…『只者じゃあねえ』ってことぐれーしか分かんねーのよォ!」
仗助「ってこたあ『反撃』してくる可能性も大ッてことか…」
ブロロロロロロ…
拓海「いたぞッ!あの車だな!?」
仗助「ああ!幸子は後ろのトランクに詰められたッ!トランクをブッ壊して『奪還』する!」
拓海「よーし、加速すんぜッ!」 ブォォォン!
仗助「おおッ!………ん?」
仗助(なんだ…?窓が空いて…『何か』出て来るぞッ!)
Rバッドカンパニー『敵発見!攻撃開始!』
ドガガガガガガガッ
仗助(なッ、何ィ〜〜〜〜ッ!?ありゃあ億泰の兄貴のスタンドッ!!)
仗助「ク…クレイジーダイヤモンド!銃弾を弾くッ!」
クレイジーD『ドララーッ!!』 キィン キィン キィン
Rバッドカンパニー『殲滅失敗!撤退!』 シュン
仗助(き…消えちまったッ、消えちまったが今のは確かに虹村形兆の『バッドカンパニー』!)
仗助(どうなってやがる…!?一体どういうスタンド使いなんだッ!?)
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引いたスタンドを使えるガチャとか強すぎぃ!
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引いたスタンドのカードかなにかを自分が使えるってことか
インチキすぎぃ!
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ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
P「『ちひろさん』の『ソーシャル・ゲーム』は恐ろしいスタンドです」
P「『回線』を媒介して記録にあるすべてのスタンド能力を『再現』することができる…」
P「そしてそれはレアリティが上がるごとに精度を増して行く…『SSR』を引けば完全再現も可能…」
P「若干、『アタリ』率が低いのと…『魂の残高』を奪われてしまうのが“珠に疵”ですが…」
P「さて…もう一度『ガチャ』を回すとしましょう」
ブォォォーーーーン!
SRエコーズ ACT3『S・H・I・T!追撃を諦めなサイッ!』 ギャン
仗助「うげえッ!コ…コイツは康一の『エコーズ』ッ!?」
拓海「何だ!?そいつはどんな能力を持ってやがんだッ!?」
仗助「『物を重くする』能力だ!接触するなよ拓海ッ!潰されちまうぞッ!!」
SRエコーズ ACT3『エコーズ 3 FREEZE!』
拓海「うおおおッ!?」
ドガァッ
仗助「し、しまったァーーーッ!!狙いは『バイク』かッ!!」
グッシャアアア〜〜〜ッ
拓海「ち、畜生〜〜〜ッ!アタシの愛車がハエ叩きでブッ叩かれたハエみてーにッ!!」
仗助「クソッ!バイクがなきゃ車には追いつけねーってのによォー!『万策尽きた』ッてやつかあ〜っ!?」
拓海「…チッ、仕方ねーッ!『ワイルドウインド』!スピードキングだ!」
ワイルドウインド『ガッチャ!』 ガキョン
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仗助「な、なんだあ?ワイルドウインドが『バイク形態』になっちまったぞッ!」
仗助「おめー…『何ひとつ』変わったことができねえ、ッて言いながらこんな隠し玉持ってたのかよォー!」
拓海「るせーッ!騙したワケじゃあねえぞ!『成長』したんだッ、てめーとのケンカで!」
拓海「『スピードキング』はてめーとの戦いに取っておくつもりだったってのによォー!」
拓海「とにかくコイツで追跡続行だッ!乗れ、仗助ッ!」
仗助「おおッ!」
ブォォォォォン
P「……まだ追ってきますか…しつこいですね」
運転手「『P』…あのスタンドバイク、かなりの速度です…この車では振り切れません」
P「やれやれ…では『これ』を使うしかありませんか…」 ドドドドドドドドドド
拓海「追いついたぞッ、仗助!トランクを破壊しろッ!」
仗助「おう!クレイジー…―――」
SRスタープラチナ『オラァッ!!』 ズギャン
仗助「な、何ィィィーーーーーッ!?」
P「『SRスタープラチナ』…性能はお察し、オリジンの50%と言ったところですね」
P「ですが『能力』は使用可能…“0.5秒”ほどですが時も止められるでしょう…」
P「それだけあれば『十分』…パンチを一発ずつあなたがたに叩きこみ、このバカげた追走劇を終わりにしましょう」
P「スタープラチナ・ザ・ワールドッ!時は止まる!」
ドーーーーーン
仗助・拓海「………」
P「さようなら、東方仗助」
SRスタープラチナ『オラッ!オラァーーーッ!!』
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ドッガァァァ〜〜〜ッ
P「な、何ィッ!?SRスタープラチナがッ、『トランク』を攻撃したッ!?」
P「バカな!そのような操作は……―――ハッ!」
ドドドドドドドドドド
トゥー・マイ・ダーリン『ピキッ!』
幸子「カワイイボクをいつまでもこんな所に閉じ込めておくんじゃあねーですよッ、このスカタンッ!」 キッ
P「こ、輿水幸子のスタンド…まさかこのような『使い方』をするとは…」
P「ハッ…!『スタープラチナ』!彼女を捕えなさいッ!」
仗助「させるかよッ!こっちは『トランクが開いた』…それだけで『十分』なのよォーッ!」
仗助「クレイジーダイヤモンド!幸子が今持っている『俺の学ランのボタン』を直すッ!」
クレイジーD『ドラァッ!!』
幸子「うわわわッ!?」 フワッ
ズギャンッ ガッシィィ〜〜〜ン
幸子「フギャッ!」
仗助「『奪還成功』だぜェーーーッ!!」
拓海「やるじゃあねーかッ!仗助!」
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そのためのボタン、あとそのための幸子
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サンドバック能力をこういう使い方するのがすごいジョジョっぽくていいゾ〜これ
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ブロロロロロロ…
運転手「…どうしますか?車を停めますか?」
P「…いえ、少々目立ちすぎました…長引けば東方仗助の仲間たちが集まってくるでしょう」
P「このまま『帰社』してください」
運転手「かしこまりました」
P(素晴らしい…『輿水幸子』、あの強い意志…“シンデレラ”に相応しい方です…)
P(今は自由にしておきますが…必ずお迎えにあがりますよ…)
仗助「フー…ヘヴィーなカーチェイスだったぜェー…助かったぜ、拓海」
拓海「だから言ってんだろ!アタシはその子に『借り』を返しただけだ!おめーのためじゃねえッ!」
仗助「それでもだ、それでも『ありがとよ』」
拓海「フ…フン!」
幸子「仗助く…うっ…ふぐっ…」
仗助「オ…オイオイ、泣くなよ幸子ォー…怖かったッてのは分かるけどよォー…」 ヨシヨシ
幸子「ふぐぅ……」
幸子「おえぇぇ〜〜〜〜ッ!!」 オロロロロロ〜ッ
仗助「ぎゃあああ〜〜〜〜〜ッ!!さ、幸子がゲロったァァァ〜〜〜ッ!!」
幸子「し、仕方なッ…あんだけ…振り回されたら…おごッ」 オロロ〜ッ
仗助「ひぃぃぃ〜〜〜ッ!!やめてえ〜〜〜ッ!!俺のズボンがゲロまみれだァーーーーッ!!」
仗助「た、拓海ッ!」
拓海「『借り』は返したぜ、じゃあな」 ブォォーーーン!
仗助「ま…待てコラァーーーッ!!せめて何か拭くものを…」
幸子「おぇぇぇ〜〜ッ」
トゥー・マイ・ダーリン『ピキ〜〜〜…』 ヤレヤレダゼ
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スタンド名-『ソーシャル・ゲーム』
本体-???
破壊力 - ? / スピード - ? / 射程距離 - A / 持続力 - E / 精密動作性 - ? / 成長性 - E
『回線』を媒介し、『ガチャ』を回すことでデータ上にあるすべてのスタンドを『再現』するスタンド。
『再現』対象となるスタンドは完全ランダム(本体論)で決定し、抽選したレアリティにより再現度が上下する。
(Rは25%程度、SRは50%程度、SSRは完全再現)
『ガチャ』は回した者の『魂の残高』を消費し『魂の残高』がゼロになった時、スタンドに命を奪われてしまう。
なお本体は『ガチャ』を回すことができないため、直接戦闘には向かないスタンド能力である。
(元スレ:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/20196/1462084777/-100)
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スタンド名-『トゥー・マイ・ダーリン ACT1』
本体-輿水幸子(14歳)
破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - E / 精密動作性 - E / 成長性 - A
『攻撃』を引きつける小型スタンド。左に悪魔のような翼、右に天使のような翼を持つデザイン。
一瞬、相手の標的を強制的に自分側へと向けさせることができる。(物理法則を無視することはできない)
なお本体とスタンドの戦闘能力はゼロに近い。
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能力の使い方が巧みすぎて話に引き込まれましたねぇ!
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輿水大リバースに草
熱い展開で読み応えありますねぇ!
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いいゾーこれ
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ちょっと面白すぎと違う?
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今まで他のスレで出た小ネタを拾ってさらに上手く調理するとか誇らしくないのかよ?
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独自解釈で拾ったからスレ主の考えてたスタンドとはちょっと能力が違うかも知れないけどそこはカンベンしてくれよなあ〜ッ
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安定のゲロイン
プロ級の伏線誇らしくないの?
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>>56
解釈が拡がった方が面白いからヘーキヘーキ
そもそも原作のスタンド設定がガバガバやし(暴言)
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はえ〜すっごい力作…
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すげえ面白い
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>ACT1
あっ(察し)
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原作並みの熱い展開
すき(告白)
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なんて素晴らしい作品なのだ(ハム太郎)
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一矢報いる幸子が熱過ぎィ!たくみんもバイク変形がイメージぴったりで格好いい
奪還方法も伏線と能力の面白い使い方で気持ちよかった
そしてソーシャルゲームはやはりヤバい(確信)
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>そしてソーシャルゲームはやはりヤバい(確信)
DIOのザ・ワールドも当初は全てのスタンドを使えるって予定だったんですよね
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まさか思いつきで立てたネタスレが拾って貰えるとは思わなかったゾ
正直ガチャのスタンドって以外何も考えてなかったので好きにしてくれていいゾ
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ソーシャルゲームの対価が『魂の残高』なら『P』はどんだけ強い魂を持っているんですかね…
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ちひろの支援型スタンドとPのスタンドが別短編のアレだったらとしたら
ちょっと凶悪すぎるコンビでしょこれ
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魂の残高が減るって疲れやすくなるとかですかね
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これでまだPのスタンドもあるんだからグレートなラスボスですよこいつは……
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作画担当はエロくない薄い本にする作業あくしろよ(他力本願)
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>>完全ランダム(本体論)
あのさぁ…
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>>69
寿命じゃない?
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>>73
命を奪い取れる能力があれば実質無敵ですね
吸血鬼かな?
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オシリス神とコンボできそう
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一見デメリットしかないスタンド能力を逆手に取る幸子の機転いいゾ〜これ
スタンドバトルにいよいよ原作四部的な頭脳戦の面白味が出てきましたね
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能力の使い方が巧みで凄いと思った
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たくみんのスタンドが男のロマンすぎるから紙面でやってたら人気出てそう(小並感)
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